JP5170812B2 - 加工機の集塵装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、飛散防止用カバー内における限られた領域において上昇気流のみで集塵する場合、飛散防止用カバー内部の場所によっては塵埃の除去残りが生じることがある。例えば、テーブル等の陰になって気流が流れにくい場所などでは、加工によって発生する砥粒や粉塵等を巻き上げる気流が弱くなり、その結果、塵埃の一部は巻き上げられずに残ってしまう場合がある。
請求項1に記載された発明は、加工機の加工室を粉塵等の飛散防止用カバーで覆い、このカバー内部に圧縮空気を送り込んで渦流を発生させる渦流発生手段を備えることを特徴とする。
この発明によれば、渦流発生手段により、飛散防止用カバー内部に渦流を発生させることができ、この渦流により飛散防止用カバー内部で発生する塵埃を渦流に巻き込んで効率よく集塵できるようになる。
また、前記飛散防止用カバーが、前記加工室を囲む平面視矩形をなす壁面を備え、前記渦流発生手段は、前記飛散防止用カバー内部に設けられた圧縮空気の吹き出し部を複数備え、これらの吹き出し部はそれぞれ前記飛散防止用カバーの角部に配置され、圧縮空気を前記飛散防止用カバー壁面の延在方向へ吹き出すものを含むことを特徴とする。
これによれば、圧縮空気の吹き出し部を飛散防止用カバー内の角部に配設し、壁面に沿って送風することにより、飛散防止用カバーで囲まれた空間内部に送り込まれた圧縮空気は、前記吹き出し部から前記飛散防止用カバー壁面の延在方向に吹き出されるので、飛散防止用カバーで囲まれた空間内に渦流を発生させることができる。
さらに、前記複数の吹き出し部のうちの一部を、吹き出し方向が前記飛散防止用カバー壁面と平行せずに所定の角度を持って前記飛散防止用カバーの内部を指向するように設けたことを特徴とする。
これによれば、一部の吹き出し部における吹き出し口をその吹き出し方向が前記飛散防止用カバー壁面と平行せずに所定の角度を持って飛散防止用カバーで囲まれた空間内部を指向するように設けられるので、渦流を速やかに排出ダクト側へ送り込むことができる。
この発明によれば、一部の吹き出し部における吹き出し口を、飛散防止用カバーの中央方向を向くように設定しているため、渦流を排出ダクト側へ押し込む流れを発生させることができる。
この発明によれば、飛散防止用カバーの高さ方向に延在する吹き出し部に、複数の吹き出し口を高さ方向へ配列させることで、飛散防止用カバー壁面の高さ方向においても均等に圧縮空気を送り込み、飛散防止用カバーで囲まれた加工室内の高さ方向全体に渦流を発生させる。
この発明によれば、飛散防止用カバーに設けられている排出ダクトが、直近における前記渦流の方向と対向する方向に開口しているので、発生した粉塵は渦流と共にスムーズに排出口に導かれる。
また、吹き出し部を飛散防止用カバーで囲まれた空間内の角部に配設して、圧縮空気を飛散防止用カバー壁面の延在方向に吹き出すようにしたので、飛散防止用カバーで囲まれた空間内に渦流を発生させることができる。しかも簡素な装置で確実に渦流を発生させることができる。
飛散防止用カバー壁面の延在方向に吹き出す圧縮空気の流れに対して、飛散防止用カバー壁面に沿わず飛散防止用カバー壁面と角度を持って飛散防止用カバーの内部へ向かう圧縮空気の流れが生じる。その結果、渦流を排出口へ押し込むので、より効率の良い集塵が可能となる。
飛散防止用カバー10は図1の平面視において、矩形をなして加工室Rを囲む4つの壁面を備える。平面視における飛散防止用カバー10の四隅をなす角部には、渦流発生手段をなすエア噴出ポールとして構成された4本の吹き出し部11,12,13,14が立設保持されている。
例えば、モータにより回転駆動されるターボファンフィルタ等が収容されており、ターボファンの作用で吸引された飛散防止用カバー10内の空気がフィルタを通過する過程で空気中に含まれる微粒子状の粉塵をフィルタに吸着させて分離処理する。
ブースター27はさらに増圧して配管28へ増圧空気を送る。
供給ライン28は飛散防止用カバー10へ至り、4本の端末パイプに枝分かれてそれぞれ4つの吹き出し部11,12,13,14へ均等に圧縮空気を分配する(図5参照)。
なお、図5において各吹き出し部の吹き出し口Nを指示する線は、煩雑を避けるためそれぞれ一部のみを支持している。
なお、図4・5では排出口32は一つだけ示されているが、図3に示すように、ダクト管20a,20bを上下方向へ複数接続する場合には、ダクト管の数に応じて排出口32の上下方向へ複数設けるようにすることもできる。
吹き出し部11の吹き出し口Nは,空気の吹き出し方向Aが左壁面W1と平行するように開口方向を指向して配置されている。
図5中の符号Gは渦流発生手段によって発生した渦流を示し、各吹き出し部11・12・14が壁面に沿って順方向へ空気を吹き出すことにより、飛散防止用カバー10内に竜巻状の渦流Gが発生する。
例えば、吹き出し部13において、一部の吹き出し口Nを吹き出し方向Cを形成するように開口させ、他の部分を右壁面W3の壁面に沿う空気流Dを形成するように開口させ、吹き出し方向がCとDとなる2種類の吹き出し口を混在して設けることができる。この場合の中央へ向く吹き出し口Nと背壁面W4の吹き出し部14へ向く吹き出し口Nの数はそれぞれ任意である。なお、吹き出し部13の吹き出し口NのうちD方向を指向さするものの数を増やせばD方向の空気の流れをより強く形成できる。なお、吹き出し部13の中央へ向く吹き出し口Nは、必ずしも設ける必要はなく全ての吹き出し口NをD方向に向けてもよい。
その結果、飛散防止用カバー10内部で渦流に巻き込まれた粉塵等は、渦流Gの外側部分が排出ダクト30へ至って排出口32から排出するに伴い、この排出される渦流に乗って排出口32から排出され、集塵処理部16へ効率良く吸引されて処理される。
また、渦流を水平断面で回転する流れとするばかりでなく、垂直断面内で回転する流れとすることもできる。さらに、適用対象の加工機はマシニングセンターに限らず、集塵すべき塵埃が発生する各種加工機に適用できる。マシニングセンターに適用する場合でも、テーブル可動型や逆にテーブルが固定で主軸が動く形式のいずれにも適用できる。
Claims (4)
- 加工機の加工室を塵埃の飛散防止用カバー(10)で覆い、この飛散防止用カバー内部に圧縮空気を送り込んで渦流(G)を発生させる渦流発生手段を備え、この渦流により前記飛散防止用カバーの壁面(W4)に設けられた排出口(32)から加工室内の塵埃を集塵する加工機の集塵装置において、
前記飛散防止用カバー(10)は、前記加工室を囲む平面視矩形をなす壁面(W1・W2・W3・W4)を備え、
前記渦流発生手段は、前記飛散防止用カバー内部に設けられた圧縮空気の吹き出し部(11〜14)を複数備え、
これらの吹き出し部(11〜14)はそれぞれ前記飛散防止用カバーの角部に配置され、圧縮空気を前記飛散防止用カバー壁面の延在方向へ吹き出すものを含むとともに、
前記複数の吹き出し部のうちの一部(13)を、吹き出し方向(C)が前記飛散防止用カバー壁面(W3)と平行せずに所定の角度を持って前記飛散防止用カバーの内部を指向するように設けたことを特徴とする加工機の集塵装置。 - 前記吹き出し部(11〜14)は圧縮空気を吹き出す吹き出し口(N)を備え、
所定の角度を持って前記飛散防止用カバーの内部を指向する前記吹き出し方向(C)へ吹き出す前記一部の吹き出し部(13)における吹き出し口(N)が、前記飛散防止用カバーの中央方向を指向していることを特徴とする請求項1に記載の加工機の集塵装置。 - 前記吹き出し部(11〜14)は、前記飛散防止用カバーの高さ方向へ間隔を持って配列された複数の吹き出し口(N)を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の加工機の集塵装置。
- 前記飛散防止用カバー内に前記排出口(32)を覆う排出ダクト(30)を備え、
この排出ダクトの開口(34)を直近における前記渦流の方向(E)と対向させて開口させたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の加工機の集塵装置。
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