JP5170754B2 - コンベア装置 - Google Patents
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またコンベア装置が大型である場合は、複数の電源器が設置され、当該電源器に近い位置のモータに個別の電源器から電力が供給される。
また、本発明であれば、それぞれの電源器の容量を縮減した場合(小型の電源器を使用した場合)であっても、電源器に過大な負荷が掛かると他の電源器と並列接続状態となり電流値が平均化するため、過大な負荷が掛かった電源器の負荷を解消することができる。言い換えれば、電源の並列接続により重い且つ/又は多い被搬送物を搬送する複数のゾーンであっても円滑に被搬送物を搬送することが可能となる。つまり、並列接続により実質的な容量アップが図れるため、コンベア装置全体に設けられた電源器の容量を縮減することができ、コスト削減を実行することができる。
本発明によると、並列に接続した電源器のパーティに属する前記駆動用モータのいずれか又は全てを停止させるので、少なくとも先に過大電流が流れたパーティについては過負荷状態が解消される。
すなわち本実施形態では、複数のゾーンを1組としたパーティに1つの電源器11を設けており、原則として1つの電源器11は、支配するパーティの駆動用モータ14に対してのみ電力を供給する。ただし、本実施形態の特徴として、一定条件の下、それぞれの電源器11同士が並列接続に切り替わる回路構成である。またこの回路には、電源器11の出力電流を検知できる電力監視手段12が設けられている。
さらに、ゾーンコントローラでは、一斉搬送モード、分離搬送モードに切り替えることが可能である。なお、これらのモードについては、本発明には直接関係しないので説明を省略する。
図2は、図1に示すコンベア装置に採用される電源器の接続を示す説明図である。図3は、電力監視手段12Bが過大電流を検知した場合の電流の流れを示す回路図である。図4は、電源器を並列状態にしても電力監視手段12Bが過大電流を検知している状況が解消されない場合の電流の流れを示す回路図である。
図2に示す回路は、3個の電源器11A,11B,11Cを備え、各電源器11A,11B,11Cの出力電流を検知する電力監視手段12A,12B,12Cが設けられている。
そして1つの上位制御手段13に3つ電流監視手段12A,12B,12Cが接続されており、1つの電源器11には1パーティ(各電源器11によって電力が供給される駆動用モータ14の組)の駆動用モータ(ゾーン内に一個ずつ設けられたモータ内蔵ローラ4a内のモータ)14が接続されている。さらに、本実施例の回路は、各電源器11が並列接続可能な構成であり、各電源器11間にリレースイッチ15が設けられている。
また、1パーティに含まれる駆動用モータ14は、1又は2以上の数であり各パーティは同数であるとは限らない。本実施例では、電源器11が3個であるためにパーティ数は3である。そして各パーティ30,31,32の駆動用モータの数は、上流側の電源器11Aが支配する第一パーティ30が7つ(7個のゾーンA,B,C,・・・を構成する7つのモータ)であり、電源器11Bが支配する第二パーティ31は6つ(6個のゾーンA,B,C,・・・を構成する6個のモータ)であり、電源器11Cが支配する第二パーティ32は7つ(7個のゾーンを構成する7つのモータ)としている。
STEP1では電流監視手段12によって過大な電流が検知されるとSTEP2へ進む。またこのとき、電流監視手段12が過大な電流を検知しなければ再びSTEP1に戻り、各電源器11の電流監視が続けられる。要するに通常運転を維持し、各電源器11のパーティは電気的に独立し、1つの電源器11は、それぞれが支配するパーティにのみ電流を供給する。
その結果、図2の実線で示す回路に電流が流れる。すなわち電源器11Bと上流側の電源器11Aが並列接続され、電源器11Aが支配する第一パーティ30と電源器11bが支配するパーティと第二パーティ31に、電源器11Bと電源器11Aから電流が供給される。
すなわち過大な電流が流れた第二パーティ31に電流を供給する電源器の容量が実質的に増大する。そして、STEP3ではその並列接続状態が一定時間維持される。このとき、駆動用モータに供給される電流が増大するので、駆動用モータの機械的出力が増大し、被搬送物は円滑に搬送されるはずであるが、被搬送物の量などによってはそうでない場合もある。そのためSTEP4では、並列接続された各電源器11の電流が引き続き監視される。
その結果、先に過負荷状態であった中央の電源器11Bの負荷が減少し、電源器11Bが支配する第二パーティ31に供給される電流が増大する。つまり搬送方向下流側が優先され、下流側の被搬送物がさらに下流側に送られる。詳しくは、下流側を優先的に搬送することで、搬送ラインの中途で被搬送物が衝突し、詰まることを防ぐためである。そしてSTEP6に進み、第一パーティ30に属する駆動用モータ14を停止した状態を一定時間維持する。一定時間経過後、STEP7に進み、再び並列接続した電源器11Bの電流を監視し、過大な電流値が検知されるとSTEP6に戻る。STEP7で過大な電流が検知されなければ、STEP5’に進み、電源器11の並列状態が解消され、再びSTEP1からの動作が行われる。
上記した実施例1では、電源器11を並列接続した後であっても過負荷状態が続く場合に、上流側のパーティに属する駆動用モータ14を停止する制御回路を採用したが、駆動用モータ14を停止する制御方法を採用するか否かは任意である。
実施例2の回路は、前記した図2と同一であり、3パーティを有する。
上記した実施例では、いずれも各パーティに常時接続されている電源器11同士を並列接続する構成を開示したが、予備の電源器を用意し、この予備の電源器を並列専用に使用する構成も可能である。
図7に示す電気回路図を参照する。
この回路では、1つのPC(パーソナルコンピュータ)10に3つ電流監視手段12が接続されており、各電流監視手段12にそれぞれ1つずつ電源器11が接続されており、また1つの電源器11には1パーティの駆動用モータ14が接続されている。さらに本実施例は、既存の電源器11とリレースイッチ15を介して並列接続可能とした新たに設けた電源器35を有する回路構成としている。なお、本実施例に示したPC10は、P.L.Cで構成される上位制御手段13であっても構わない。
例えば、実施例1,2の構成に実施例3に設けた新たな電源器35を設けた構成であっても構わない。しかし、そのような構成にすると、既存の電源器11同士で並列接続できるうえ、新たに設けた電源器11Zとも並列接続されるため過度に電流が流れる懸念がある。
例えば、図2におけるリレースイッチ15を設けない回路構成であっても構わない。(実施例4)この場合、各電源器11同士は常に並列接続状態であり、一定条件の下、パーティに属する駆動用モータ14が制御される。詳しくは、いずれかの電流監視手段12が過大な電流を検知した場合、その電源器11の搬送方向上流側のパーティに属する駆動用モータ14のいずれか又は全てが停止する。つまり、被搬送物は搬送方向下流側が優先的に搬送されることになる。
このような構成とすることで、上記した実施例と同様に、搬送ライン上全てに被搬送物が積まれ、電流が不足する状況に陥っても、搬送方向下流側が優先的に搬送されるため、被搬送物がラインの中途で衝突することなく、円滑な搬送ができる。つまり、各電源器11の容量を縮減することが可能で、コスト削減を実行することに繋がる。
例えば、2パーティや4パーティ以上であっても構わない。
10 PC
11 電源器
12 電流監視手段
13 上位制御手段
14 駆動用モータ
15 リレースイッチ(接続手段)
30,31,32 パーティ
35 電源器
Claims (4)
- 搬送方向に並ぶ複数のゾーンに区分され、各ゾーンには少なくとも1つの駆動用モータが設けられ、前記駆動用モータを駆動する複数の電源器を有し、各電源器はそれぞれ1又は2以上の前記駆動用モータに対して電力を供給する回路構成を備えたコンベア装置であって、
各前記電源器からの出力電流を監視する電流監視手段を備え、
いずれかの前記電流監視手段が前記電源器の過大な電流を検知した場合に、当該電源器と他の少なくともいずれか一つの電源器とを並列接続状態とすることを特徴とするコンベア装置。 - 電源器によって電力が供給される駆動用モータの組を1パーティとし、電源器と他の少なくともいずれか一つの電源器とを並列接続状態とした後、所定の条件下、並列に接続した電源器のパーティに属する前記駆動用モータのいずれか又は全てを停止させることを特徴とする請求項1に記載のコンベア装置。
- 各前記電源器によって電力が供給される駆動用モータの組を1パーティとし、前記電流監視手段が過大な電流を検知した場合には、当該電源器は搬送方向上流側のパーティに電力を供給する電源器と並列に接続され、搬送方向上流側の前記パーティに属する前記駆動用モータのいずれか又は全てを停止させることを特徴とする請求項1に記載のコンベア装置。
- 搬送方向に並ぶ複数のゾーンに区分され、各ゾーンには少なくとも1つの駆動用モータが設けられ、前記駆動用モータを駆動する複数の電源器を有し、各電源器はそれぞれ1又は2以上の前記駆動用モータに対して電力を供給する回路構成を備えたコンベア装置であって、
前記電源器のいくつかは他の1又はそれ以上の電源器と並列に接続されており、
各前記電源器からの出力電流を監視する電流監視手段を備え、
各前記電源器によって電力が供給される駆動用モータの組を1パーティとし、
いずれかの前記電流監視手段が前記電源器の過大な電流を検知した場合に、当該電源器と並列に接続された電源器であって当該電源器よりも搬送方向上流側の電源器のパーティに属する駆動モータのいずれか又は全てを停止させることを特徴とするコンベア装置。
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