JP5169183B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム Download PDF

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Description

この発明は画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムに関し、特に、カラー画像を形成する、複数の現像器を切換えて現像を行なう現像装置を備えた画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムに関する。
4サイクル方式のカラー画像形成装置(MFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンタなど)が存在する。カラー画像形成装置は、複数色に対応する現像器を含むトナーカートリッジを有している。トナーカートリッジは、回転支持体に固定される。フルカラーの画像を印刷する場合は、4種類の現像器を回転支持体を回転させる事により切換え、4色のトナーを感光体に順番に供給する。
モノクロの単色印刷を行なう場合には、黒色の現像器に切換えて黒トナーを感光体に供給する。
2色カラーの画像を印刷する場合は、フルカラー画像印刷と同様に、4色の現像器それぞれの位置への切換えを行ない、必要な2色のみのトナーを供給する。3色カラーの画像の印刷の際も同様である。
下記特許文献1は、カラー画像形成装置において、現像器切換時に感光ドラムや中間転写体の移動速度を減速し、低コストで印字速度の向上を図る技術を開示している。
特開2003−76099号公報
上述の従来の技術において、2色および3色のカラー画像印刷工程では、フルカラー画像印刷工程と同様に、全現像器に対する切換え作業が行なわれる。このため、トナーを供給しない現像器に切換えたときにも、感光体を回転させる工程が行なわれる。これにより、部品劣化を早めるという不具合が発生する問題、および余分に回転させる事により不必要に印刷時間が長くなるという問題があった。
また、トナー供給をしない現像器を切換え時に飛ばして、必要な2色または3色のみの現像器切換えを行なうことも考えられる。この場合、現像器の切換えの際の回転支持体の回転角度が大きくなる為に、回転支持体を回転させるモーターの高速化が必要になり、装置の価格が上昇し、装置のサイズが拡大してしまうという問題がある。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、簡易な構成で、複数の現像器のうちの一部の現像器を用いて画像形成を行なうことができる画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、画像形成装置は、カラー画像を形成する画像形成装置であって、複数の現像器と、複数の現像器を支持する回転支持体とを含み、複数の現像器を切換えて現像を行なう現像装置と、複数の現像器の全てを用いて画像形成を行うモード、または、複数の現像器のうちの一部の現像器を用いて画像形成を行なうモードを設定する設定手段と、設定されたモードにおいて現像器を切換える際の切換え時間から、複数色での現像工程の時間と現像器切換の時間とを含む印刷開始から印刷完了までの時間において一定に保たれるシステム速度を複数の速度の中から決定する決定手段と、現像器を切換える際に回転支持体を、複数の現像器の全てを用いて画像形成を行うモード、及び、複数の現像器のうちの一部の現像器を用いて画像形成を行うモードにおいて、同一速度で駆動する回転支持体駆動手段と、決定されたシステム速度で装置の駆動を行なう駆動手段とを備える。
好ましくは現像装置は、複数の現像器を支持して回転する回転体を含み、回転体を回転させる事により、複数の現像器を切換えて各色のトナーを供給し、決定手段は、設定されたモードにおける回転体の回転角度から、切換え時間を求め、求められた切換え時間からシステム速度を決定する。
この発明の他の局面に従うと、画像形成装置は、カラー画像を形成する画像形成装置であって、複数の現像器と、複数の現像器を支持する回転支持体とを含み、複数の現像器を切換えて現像を行なう現像装置と、複数の現像器の全てを用いて画像形成を行うモード、または、複数の現像器のうちの一部の現像器を用いて画像形成を行なうモードを設定する設定手段と、設定されたモードにおいて現像器を切換える際の切換え時間から、システム速度を決定する決定手段と、現像器を切換える際に回転支持体を、複数の現像器の全てを用いて画像形成を行うモード、及び、複数の現像器のうちの一部の現像器を用いて画像形成を行うモードにおいて、同一速度で駆動する回転支持体駆動手段と、決定されたシステム速度で装置の駆動を行なう駆動手段とを備え、決定手段は、複数の現像器の全てを順に切換えていく場合の印刷時間と、システム速度を落とした上で、複数の現像器の一部の現像器を順に切換えていく場合の印刷時間とに基づいて、印刷時間が短かい方の現像器の切換え方法を採用し、その切換え方法におけるシステム速度を採用する。
この発明の他の局面に従う画像形成装置の制御方法は、カラー画像を形成する、複数の現像器を切換えて現像を行なう現像装置を備えた画像形成装置の制御方法であって、現像装置は、複数の現像器と、複数の現像器を支持する回転支持体とを含み、制御方法は、複数の現像器の全てを用いて画像形成を行うモード、または、複数の現像器のうちの一部の現像器を用いて画像形成を行なうモードを設定する設定ステップと、設定されたモードにおいて現像器を切換える際の切換え時間から、複数色での現像工程の時間と現像器切換の時間とを含む印刷開始から印刷完了までの時間において一定に保たれるシステム速度を複数の速度の中から決定する決定ステップと、現像器を切換える際に回転支持体を、複数の現像器の全てを用いて画像形成を行うモード、及び、複数の現像器のうちの一部の現像器を用いて画像形成を行うモードにおいて、同一速度で駆動する回転支持体駆動ステップと、決定されたシステム速度で装置の駆動を行なう駆動ステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従う画像形成装置の制御プログラムは、カラー画像を形成する、複数の現像器を切換えて現像を行なう現像装置を備えた画像形成装置の制御プログラムであって、現像装置は、複数の現像器と、複数の現像器を支持する回転支持体とを含み、制御プログラムは、複数の現像器の全てを用いて画像形成を行うモード、または、複数の現像器のうちの一部の現像器を用いて画像形成を行なうモードを設定する設定ステップと、設定されたモードにおいて現像器を切換える際の切換え時間から、複数色での現像工程の時間と現像器切換の時間とを含む印刷開始から印刷完了までの時間において一定に保たれるシステム速度を複数の速度の中から決定する決定ステップと、現像器を切換える際に回転支持体を、複数の現像器の全てを用いて画像形成を行うモード、及び、複数の現像器のうちの一部の現像器を用いて画像形成を行うモードにおいて、同一速度で駆動する回転支持体駆動ステップと、決定されたシステム速度で装置の駆動を行なう駆動ステップとをコンピュータに実行させるためのものである。
これらの発明に従うと、簡易な構成で、複数の現像器のうちの一部の現像器を用いて画像形成を行なうことができる画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムを提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態におけるカラー画像形成装置について説明する。
カラー画像形成装置は、4サイクルシーケンスのカラー画像印刷装置であり、トナー消費量の削減等を目的とした2色および3色カラー画像モードを用意している。画像形成装置は、2色または3色のカラー画像モードで印刷する際には、その色の現像器のみを用い、現像、転写工程のシステム速度を変更する。これにより、印刷時間が最小化される。
カラー画像印刷装置は、カラー印刷する際に、4色の現像器をラックを回転させることにより切換える。従来、フルカラー印刷では、現像器を3回切換えてフルカラー画像を作像するが、2色または3色カラーモードの場合も、同じ4サイクルシーケンスを行なっていた。この為、作像色数が減っているにもかかわらず、印刷速度を上げる事ができなかった。
本実施の形態では、4サイクルシーケンスのカラー画像印刷装置の印刷速度を上げる為に、現像、転写のシステム速度を落として、ラック切換時の時間を稼ぐ事により、2色または3色カラー印刷時の現像器の切換え回数を削減するものである。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける4サイクル画像形成装置の全体構成を示す図である。
ここでは画像形成装置は、MFP1である。MFP1は、スキャナ、複写機、プリンタ、ファックスなどの機能を有する複合機である。
MFP1は、複数のキー11a、当該キーに対するユーザの操作による各種の指示や、文字・数字などのデータの入力を受付ける操作部11、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像に関する情報などの表示を行なうディスプレイ12、原稿を光学的に読取って画像データを得るスキャナ部13、画像データに基づいて記録シート上に画像を印刷するプリンタ部14、用紙を搬送するADF17、画像形成を行なう用紙を収容する給紙トレイ18、および排紙トレイ19を備える。
また、マシン内部には各エレメントに供給するDC電源電圧をAC電源から変換する電源部16、およびマシンを制御するための演算、記憶機能を搭載したコントローラー部23が備えられる。
図2は、図1の画像形成装置の内部構成を示す図である。
図を参照して画像形成装置は、中間転写ベルト32と、感光体33と、中間転写ベルトクリーナ35と、クリーナブレード対向ローラ36と、感光体クリーナブレード37と、1次転写ローラ38と、露光装置39と、給紙部40と、タイミングローラ41と、2次転写ローラ42と、定着部43と、排紙ローラ44と、現像器を備える4色分のトナーカートリッジ45と、帯電装置46と、環境センサ47と、濃度センサ(画像濃度検出センサ)48と、排紙トレイ31とを備えている。
本画像形成装置は、所謂4サイクル機であり、作像部の現像ラックにはカートリッジ45が4つ装着可能である。現像ラックを反時計回りに回転させることで、Y→M→C→Kの順に、順次カートリッジを感光体33に向かい合う現像位置に移動して現像を行なう。
カートリッジ45は、トナーとトナーを現像する現像部とから構成される。感光体33の周囲には、感光体33を帯電する帯電装置46、および画像パターンを露光する露光装置39が設けられ、1色ずつ順に帯電、露光、現像のプロセスにより感光体33上にトナー像を形成する。トナー像は、中間転写ベルト32に転写される。カラープリントであれば中間転写ベルト32で4色のトナー像が重ね合わされる。
4色のトナー像を重ね合わせる間は、中間転写ベルトクリーナ35および2次転写ローラ42は、中間転写ベルト32から離間している。
4色のトナー像が重ね合わされた後、トナー像の先端が2次転写部に到達するまでに2次転写ローラ42を中間転写ベルト32に圧接させる。これにより、搬送する用紙にトナー像を転写する。
また、4色のトナー像の後端が中間転写ベルトクリーナ35を通過したところで中間転写ベルトクリーナのブレードを圧接して、残トナーを中間転写ベルト32から掻き取る。2次転写ローラ42でトナー像を転写した用紙は、定着ローラ43でトナー像が定着されて排紙ローラ44から排出される。
中間転写ベルト32付近には画像濃度検出センサ48が取り付けられている。画像濃度検出センサ48は、中間転写ベルト面にLED光を照射してその反射光を検出し、中間転写ベルト面のトナー隠蔽率を測定して、それを中間転写ベルト上のトナー濃度として検出する。
従来の技術では、モノクロ画像を印刷する場合はカートリッジ45の切換えは行なわず、1サイクルで画像作像を行なっていた。2色カラー、または3色カラー画像を印刷する際は、4サイクルのカートリッジ切換動作を行ない、必要な色のトナーカートリッジのみ現像工程を行なっていた。
図3は、画像形成装置の構成を示すブロック図である。
図を参照して画像形成装置は、制御部56と、操作ユニット51と、駆動ユニット52と、センサユニット53と、HVユニット54と、AC電源入力部55と、コントローラ部59とを備える。
画像形成装置は、パソコンやサーバPなどと接続され、パソコンやサーバPから送られた画像データに基づいて印刷を行なう。
画像形成装置は、AC電源入力部55により、制御部56に供給するDC電源を作成する。制御部56は、マシン動作の演算および制御を行なうCPU57と、ROM、RAM
等のメモリ部58とから構成される。
制御部56は、操作ユニット51からの入力情報を読み取り、マシン動作制御を行なう。また制御部56は、センサユニット53からマシン駆動部の動作状況を検出し、マシン駆動を行うエレメントの制御、現像部の移動、現像ローラーの回転駆動、紙搬送等の駆動ユニット52の駆動制御を行なう。あわせて制御部56は、画像作像用の高圧出力を行うHVユニット54の出力制御を行なう。
コントローラ部59は、パソコン等からの印刷指示および印刷画像データを受取るIF(インタフェース)部62と、コントローラ部59の制御を行なうCPU60と、ROM、RAM等を含むメモリ部61とにより構成される。
図4は、中間転写ベルト32の周長とその割当てを示す図である。
図4に示されるように、ベルトの周長は380mmである。そのうちA4画像の作像部分が297mm(約300mm)である。現像器切換時の画像等への影響を防止する為、作像後の14mmにおいては、現像器切換を禁止する。これにより現像器切換可能部分は69mm分の長さになる。
従って、フルカラー印刷のシステム速度を138mm/Sとした場合に、現像器移動に与えられる時間は500mS(69mm÷138mm/S)になる。このため、フルカラー印刷の場合は現像器切換時間を500mSに設定する。なお、システム速度とは、用紙の搬送スピード(および中間転写ベルトの移動スピード)を示す。
図5は、画像形成装置の実行する現像器切換え時の画像形成シーケンスを説明するための図である。
フルカラー印刷のシーケンスでは、現像器切換に500mSが必要となり、1色の現像時間に2254mS((297mm+14mm)÷138mm/S)が必要となる。図5(A)に示されるように、現像器切換工程を4回繰り返す事により、フルカラー印刷を行なう場合には、第1現像工程(第1の色での現像工程)で2254mSが必要であり、現像器切換えに500mSが必要となる。それを第4現像工程まで行なうため、印刷開始から印刷完了迄の時間は、11.0S((2254mS+500mS)×4)となる。なお、第1現像工程は、イエロー(Y)色での現像工程、第2現像工程は、マゼンタ(M)色での現像工程、第3現像工程は、シアン(C)色での現像工程、第4現像工程は、ブラック(K)色での現像工程であるものとする。
フルカラー印刷を行なう場合には、工程間の現像器の回転角度は90度であり、90度の回転の完了を、500mSの間に行なう必要がある。現像器の停止は、4色分の4回(4サイクル分)行なわれる。
図5(B)に示されるように、従来の方式で2色カラーの印刷を行う場合において、例えば第1現像工程のイエローと第3現像工程のシアンの2色の画像を選択したときは、上述のフルカラー印刷のシーケンス同様に、印刷開始から印刷完了迄の時間は、11.0Sとなる。
必要とされない第2(マゼンタ)、および第4(ブラック)の現像工程では、現像バイアスを高圧電源より出力せず、現像器の位置切換えのみを行ない、ラックを空回転させていた。図5(B)の従来の技術では、90度の現像器の回転移動の完了を、500mSの間に行なう必要があった。この場合でも、現像器の停止は、4色分の4回(4サイクル分)行なわれる。
図6は、90度の現像器の回転移動に要する時間を示す図である。
回転移動開始時に、停止待ち時間として75mSが必要であり、回転移動の完了前に、移動後の振動停止待ち時間として100mSが必要である。また、移動速度のスローアップ、スローダウン時間として、それぞれ160mSの時間が必要であり、定速の移動時間として、5mSが必要である。それぞれの時間を合計すると、500mSとなる。
図5(C)に示されるように、本実施の形態での2色カラー印刷のシーケンスについて説明する。
本実施の形態では、2色カラー印刷の現像工程を2サイクル(第1現像工程と第3現像工程のみ)で行う。本工程では、現像器の切換えの際、第1から第3現像工程への切換えとなる。この為、従来の移動角度90度より大きい180度のラックの回転移動が必要となる。現像器の停止は、2色分の2回(2サイクル分)でよい。
図7は、図6と同様のハード構成で、180度の現像器の回転移動を行なう際に要する時間を示す図である。
回転移動開始時に、停止待ち時間として75mSが必要であり、回転移動の完了前に、移動後の振動停止待ち時間として100mSが必要である。また、移動速度のスローアップ、スローダウン時間として、それぞれ160mSの時間が必要であり、定速の移動時間として、205mSが必要である。それぞれの時間を合計すると、700mSとなる。
500mSの間に、180度の移動を実現する為には、1.6倍(525mS÷325mS)以上の現像器の移動速度が必要となる。この為、システム速度がそのままであるならば、駆動モーター等の仕様・サイズ・電流値等をランクアップする必要がある。
本実施の形態においては、Nサイクル(1<N<4)での印字を行なう場合には、システム速度を落とす事としている。これにより、現行のハード構成でNサイクルへの対応を満足させている。
つまり、現像工程を2サイクル(第1現像工程と第3現像工程)のみで行う場合には、図7の700mSの現像器切換時間を満足させる事ができるシステム速度である99mm/Sに変更して、2サイクルの工程を行なう。
すなわち、図5(C)の2色カラー印刷のシーケンスでは、2サイクルの工程においてシステム速度を99mm/Sに設定する。システム速度が落ちても、第2および第4工程にかかる時間を節約することができる。このため、図5(C)の2色カラー印刷のシーケンスでの印刷時間は7.7Sとなり、従来の印刷時間より約30%削減することができる。
図5(D)は、3色カラー印刷のシーケンスとして、第1(イエロー)、第3(シアン)、および第4(ブラック)の3色の現像器の切換えを3サイクルで行なった場合を示している。
この場合、現像器の最大移動角は、第1現像工程から第3現像工程の180度となる。システム速度を99mm/Sに設定すると、印刷時間は11.5Sとなる。このケースでは、従来の4サイクルでの対応の方が印刷時間が短かくなる。この為、このような3色カラー印刷の場合は4サイクル方式を選択する。
図8は、選択可能なカラー印刷モードを示す図である。
図に示されるように、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、およびK(ブラック)のそれぞれの色のうち、1色を用いるモードは、単色カラーモードと呼ぶ。
2色を用いるカラー印刷モードには、YとMとを用いるもの、MとCとを用いるもの、CとKとを用いるもの、YとCとを用いるもの、MとKとを用いるもの、およびYとKとを用いるものがある。
3色を用いるカラー印刷モードには、YとMとCとを用いるもの、MとCとKとを用いるもの、YとCとKとを用いるもの、およびYとMとKとを用いるものがある。
4色を用いるカラー印刷モードは、フルカラー印刷モードと呼ばれる。
図9は、各カラー印刷モードにおける現像サイクルの選択表を示す図である。
本表では、図8の各カラー印刷モードについて、現像器切換えの際のラックの最大移動角と、最大移動角を基にして算出されたシステム速度と、サイクル数とが記録されている。また、各カラー印刷モードにおける印刷時間が算出されている。この選択表は、制御部56内のメモリ58に記憶され、制御部56内のCPU57により読み出される。
各カラー印刷モードの印刷時間と、従来の4サイクル印刷の印刷時間とを比較し、短かくなる方のサイクル方式が選択される。
図9の場合、Y−C−KまたはY−M−Kの3色カラー印刷モードについては、4サイクルを選択する方が印刷時間が短かい。このため、このカラー印刷モードを実行するときには、従来通りの4サイクルの印刷を行なう。それ以外のカラー印刷モード(フルカラーを除く。)を実行するときには、3以下のサイクル数での印刷を行なう。
なお、図9の表は一例であり、マシンの駆動構成・システム速度等により、各サイクルモードの印刷時間は変動する事が想定される。このため、マシンに合せて現像サイクル選択表は設定される。
以上のようにして、印刷モード(フルカラー/3色カラー/2色カラー/モノクロ)に合わせて、ラック回転角度が制御され、かつ現像・転写等の全工程のシステム速度が変更される。
図10は、サイクル方式の選定を行なう処理のフローチャートである。
このフローチャートでの処理は、制御部56内のCPU57によって実行される。
ステップS1において、印刷動作がスタートすると、ステップS2において、印刷指示のあったカラー印刷モードの読込みおよび設定を行なう。
ステップS3において、図9に示されているカラー印刷モード選択表よりサイクル数およびシステム速度を決定する。このとき、4サイクルで印刷する方が早ければ、従来通りのシステム速度とサイクル数を設定する。
ステップS4において、ステップS3で選択したモード(サイクル数、システム速度)の設定で印刷動作を行なう。ステップS5において、印刷を完了する。
以上のようにして、カラー画像の印刷が行なわれる。
[変形例]
なお、図9のようなテーブルを装置に保持するのではなく、選択されたカラーモードに基づいてラックの回転角を求め、それからシステム速度やサイクル数を算出することとしてもよい。
図11は、変形例におけるシステム速度とサイクル数の決定処理を示すフローチャートである。
このフローチャートでの処理は、制御部56内のCPU57により実行される。
ステップS101において、用いるカラーモードが選択される。ステップS103でカラーモードに応じて、サイクル数、およびラックの最大回転角(90度、180度、270度のいずれか)を算出する。また、その角度において現像器の切換えを行なうために必要となる時間を算出する。
ステップS105において、ラックの最大回転角の回転を行なうことができるシステム速度を算出する。ステップS107において、算出されたシステム速度での印刷時間を、サイクル数を考慮して算出する。印刷時間は、(中間転写ベルトの周長)×(サイクル数)÷(システム速度)で計算される。
ステップS109において、計算された印刷時間と、4サイクルで印刷を行なった場合の印刷時間との比較により、時間が短い方のサイクルを採用する。その後、印刷を行なう。
なお、ステップS107およびS109の工程をなくしてしまい、ステップS101〜S103での処理で求められたシステム速度およびサイクル数で現像器を駆動することとしてもよい。
また、図11のフローチャートにより、各カラーモードでのサイクル数、ラックの最大回転角、システム速度、および印刷時間を制御部56内のCPU57が演算し、それに基づいて図9のテーブルを作成し、制御部56内のメモリ部58に保存することとしてもよい。
[実施の形態における効果]
上述のように4サイクルシーケンスのカラー画像印刷装置は、予め、所望の2色・3色カラー印刷モードに対して、必要な現像器に切換えを行なう場合の現像器切換え時間を算出する。そして、切換えが間に合う為の現像・転写速度を含むシステム速度を算出し、算出結果にあわせてシステム速度を変更し、4サイクルの工程を2サイクル、3サイクルに変更する。
これにより、2色、3色カラー印刷モードの画像印刷を行う際に、駆動系のモーターの価格・性能・サイズを上げる必要がなく、かつ画像印刷の速度を上げる事ができる。また、切換え回数を削減することにより、余分に現像・転写の部材を動かす必要がないので、駆動部品の劣化を防止することができる。
[その他]
本発明はMFP、ファクシミリ装置、複写機などの画像形成装置に対して実施することができる。
また、上述の実施の形態における処理は、ソフトウエアによって行なっても、ハードウエア回路を用いて行なってもよい。
また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
なお、上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態の1つにおける4サイクル画像形成装置の全体構成を示す図である。 図1の画像形成装置の内部構成を示す図である。 画像形成装置の構成を示すブロック図である。 中間転写ベルト32の周長とその割当てを示す図である。 画像形成装置の実行する現像器切換え時の画像形成シーケンスを説明するための図である。 90度の現像器の回転移動に要する時間を示す図である。 図6と同様のハード構成で、180度の現像器の回転移動を行なう際に要する時間を示す図である。 選択可能なカラー印刷モードを示す図である。 各カラー印刷モードにおける現像サイクルの選択表を示す図である。 サイクル方式の選定を行なう処理のフローチャートである。 変形例におけるシステム速度とサイクル数の決定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 4サイクルカラー画像形成装置
11 操作部
11a パネルキー
12 ディスプレイ
13 スキャナ部
14 プリンタ部
16 電源部
23 コントローラー部
32 中間転写ベルト
33 感光体
38 1次転写部
39 露光装置
40 給紙部
42 2次転写部
43 定着部
44 排紙ローラ
45 カートリッジ(現像器)
46 帯電装置
51 操作ユニット
52 駆動ユニット
53 センサユニット
54 HVユニット
55 AC電源入力部
56 制御部
57 CPU
58 メモリ部
59 コントローラ部
60 CPU
61 メモリー部

Claims (5)

  1. カラー画像を形成する画像形成装置であって、
    複数の現像器と、前記複数の現像器を支持する回転支持体とを含み、前記複数の現像器を切換えて現像を行なう現像装置と、
    前記複数の現像器の全てを用いて画像形成を行うモード、または、前記複数の現像器のうちの一部の現像器を用いて画像形成を行なうモードを設定する設定手段と、
    前記設定されたモードにおいて現像器を切換える際の切換え時間から、複数色での現像工程の時間と現像器切換の時間とを含む印刷開始から印刷完了までの時間において一定に保たれるシステム速度を複数の速度の中から決定する決定手段と、
    現像器を切換える際に前記回転支持体を、前記複数の現像器の全てを用いて画像形成を行うモード、及び、前記複数の現像器のうちの一部の現像器を用いて画像形成を行うモードにおいて、同一速度で駆動する回転支持体駆動手段と、
    前記決定されたシステム速度で装置の駆動を行なう駆動手段とを備えた、画像形成装置。
  2. 前記現像装置は、前記複数の現像器を支持して回転する回転体を含み、前記回転体を回転させる事により、前記複数の現像器を切換えて各色のトナーを供給し、
    前記決定手段は、前記設定されたモードにおける前記回転体の回転角度から、切換え時間を求め、前記求められた切換え時間からシステム速度を決定する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. カラー画像を形成する画像形成装置であって、
    複数の現像器と、前記複数の現像器を支持する回転支持体とを含み、前記複数の現像器を切換えて現像を行なう現像装置と、
    前記複数の現像器の全てを用いて画像形成を行うモード、または、前記複数の現像器のうちの一部の現像器を用いて画像形成を行なうモードを設定する設定手段と、
    前記設定されたモードにおいて現像器を切換える際の切換え時間から、システム速度を決定する決定手段と、
    現像器を切換える際に前記回転支持体を、前記複数の現像器の全てを用いて画像形成を行うモード、及び、前記複数の現像器のうちの一部の現像器を用いて画像形成を行うモードにおいて、同一速度で駆動する回転支持体駆動手段と、
    前記決定されたシステム速度で装置の駆動を行なう駆動手段とを備え、
    前記決定手段は、前記複数の現像器の全てを順に切換えていく場合の印刷時間と、システム速度を落とした上で、前記複数の現像器の一部の現像器を順に切換えていく場合の印刷時間とに基づいて、印刷時間が短かい方の現像器の切換え方法を採用し、その切換え方法におけるシステム速度を採用する、画像形成装置。
  4. カラー画像を形成する、複数の現像器を切換えて現像を行なう現像装置を備えた画像形成装置の制御方法であって、
    前記現像装置は、前記複数の現像器と、前記複数の現像器を支持する回転支持体とを含み、前記制御方法は、
    前記複数の現像器の全てを用いて画像形成を行うモード、または、前記複数の現像器のうちの一部の現像器を用いて画像形成を行なうモードを設定する設定ステップと、
    前記設定されたモードにおいて現像器を切換える際の切換え時間から、複数色での現像工程の時間と現像器切換の時間とを含む印刷開始から印刷完了までの時間において一定に保たれるシステム速度を複数の速度の中から決定する決定ステップと、
    現像器を切換える際に前記回転支持体を、前記複数の現像器の全てを用いて画像形成を行うモード、及び、前記複数の現像器のうちの一部の現像器を用いて画像形成を行うモードにおいて、同一速度で駆動する回転支持体駆動ステップと、
    前記決定されたシステム速度で装置の駆動を行なう駆動ステップとを備えた、画像形成装置の制御方法。
  5. カラー画像を形成する、複数の現像器を切換えて現像を行なう現像装置を備えた画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記現像装置は、前記複数の現像器と、前記複数の現像器を支持する回転支持体とを含み、前記制御プログラムは、
    前記複数の現像器の全てを用いて画像形成を行うモード、または、前記複数の現像器のうちの一部の現像器を用いて画像形成を行なうモードを設定する設定ステップと、
    前記設定されたモードにおいて現像器を切換える際の切換え時間から、複数色での現像工程の時間と現像器切換の時間とを含む印刷開始から印刷完了までの時間において一定に保たれるシステム速度を複数の速度の中から決定する決定ステップと、
    現像器を切換える際に前記回転支持体を、前記複数の現像器の全てを用いて画像形成を行うモード、及び、前記複数の現像器のうちの一部の現像器を用いて画像形成を行うモードにおいて、同一速度で駆動する回転支持体駆動ステップと、
    前記決定されたシステム速度で装置の駆動を行なう駆動ステップとをコンピュータに実行させるための、画像形成装置の制御プログラム。
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