JP5168997B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体であるプレートをドラムに巻き付け、レーザ光を照射して画像記録を行う画像記録装置に関するものである。
平版印刷用の印刷版を形成するために、表面部に感剤をコーティングしたアルミプレートを外周部に巻き付けて固定したドラムを回転し、このプレートにレーザ光を照射して画像を記録(露光)する装置がある。
このような画像記録装置において、ドラム上に巻き付けられたアルミプレートへの画像の記録は、レーザ光をオン/オフして、必要なパターンを露光することにより行われる。一方高速に回転するドラムに対して設けられたレーザヘッドを基台のスケール上を移動させることにより、副走査を行っている。
ところで、このような画像記録装置においては、ドラムや基台のスケール等の部品は、画像記録時に画質への影響が少なくなるように構成されると共に、レーザ光の照射位置等を変動分に対応して補正するものがある(特許文献1参照)。
特開2002−98925号公報
従来の画像記録装置は、光記録ヘッドを基台のスケール上を移動させる副走査を伴う構成であるが、その副走査移動の距離を少なくするために、光記録ヘッドに組み込まれるレーザユニットの数も増加傾向にある。
そして、近年では、副走査移動を殆ど伴わない構成の光記録ヘッドも開発され、各レーザユニットのばらつきを抑えるために、各レーザユニットがAPC(オート・パワー・コントロール)により、個々に光量調整ができるようになっている。
しかしながら、APCに際して、戻り光(レーザユニットから出力されドラム側で反射されたレーザ光)により、最適な光量調整が行えないといった問題があった。
すなわち、APC処理は、環境温度などによって起こるレーザパワーの低下を抑えて、このレーザパワーを調整するものであり、レーザユニットのレーザパッケージが出力するレーザ光の一部を受光して、この受光量が所定の値となるようレーザパワーを調整している。
図12に示すように、レーザパッケージ12は、LD(レーザダイオード)であるレーザチップ12aからのモニタ光12bの光量をPD信号(フォトディテクタ信号)に変換する受光素子であるフォトディテクタ14を備えており、レーザチップ12aより、ほとんどの光がガラス15側にレーザ光として出射される。モニタ光12bは、その反対側に微弱な光として出射される。
しかしながら、記録媒体であるプレートが巻きつけられるドラムは、プレートを凹凸なく巻きつけるため全周に亘って鏡面のように磨かれており、プレートを巻き付けても、ブランキング部分として残るところがある。従って、図12に示すように、ブランキング部分に反射した戻り光Bがある場合には、そのエネルギーをPkとすると、フォトディテクタ14は、モニタ光12bのエネルギーPmと戻り光BのエネルギーPkの和に比例した電流Imを発生する。
Im=b×(Pm+Pk)(bは定数)
従って、Pkが外乱要因となって、正確なAPC処理ができなくなるという問題が生じていた。
本発明は、このような問題を解決するものであって、その目的とするところは、多数のレーザユニット間のレーザパワーのバラツキを抑える目的からAPC処理等のレーザパワー調整を行う場合で、レーザユニットに対峙する位置にドラムなどレーザ光を反射する部材が配置されている場合でも、ドラム表面でのレーザの反射光による干渉がなく、確実にAPC処理を実行でき、正確にレーザパワーを調整することができる画像記録装置を提供することである。
本発明の画像記録装置は、画像が記録されるプレートが巻き付けられて装着され且つ回転制御されるドラムと、このドラムに対峙してプレートに画像を記録するためのレーザユニットから成る光記録ヘッドを備える画像記録装置であって、レーザユニットと対峙する位置へ移動可能に設けられ、レーザユニットが出力するレーザ光を拡散する光拡散手段と、光拡散手段の位置を検出する位置検出手段と、レーザユニットが出力するレーザ光のモニタ光を受光するモニタ光受光手段と、位置検出手段により光記録ヘッドと対峙する位置に光拡散手段が移動したことを検出したときのレーザ光のモニタ光をモニタ光受光手段により受光してこの受光量に応じてレーザパワーを調整する制御手段を有するものである。
本発明の画像記録装置によれば、レーザユニットが出力するレーザ光を光拡散手段により拡散させることにより、レーザ光のドラムでの反射光による干渉がなく、制御手段は、必要とするレーザ光のモニタ光を受光することができてオートパワーコントロール処理を確実に実行でき、正確にレーザパワーを調整することができる。
請求項1に記載の本発明に係る画像記録装置は、画像が記録されるプレートが巻き付けられて装着され且つ回転制御されるドラムと、このドラムに対峙してプレートに画像を記録するためのレーザユニットから成る光記録ヘッドを備える画像記録装置であって、前記レーザユニットと対峙する位置へ移動可能に設けられ、前記レーザユニットが出力するレーザ光を拡散する光拡散手段と、前記光拡散手段の位置を検出する位置検出手段と、前記レーザユニットが出力するレーザ光のモニタ光を受光するモニタ光受光手段と、前記位置検出手段により前記光記録ヘッドと対峙する位置に前記光拡散手段が移動したことを検出したときの前記レーザ光のモニタ光を前記モニタ光受光手段により受光してこの受光量に応じてレーザパワーを調整する制御手段を有するものである。
前記構成により、レーザユニットが出力するレーザ光を光拡散手段により拡散させることにより、レーザ光のドラムでの反射光による干渉がなく、制御手段は、必要とするレーザ光のモニタ光を受光することができて、例えば、オートパワーコントロール処理を確実に実行でき、正確にレーザパワーを調整することができる。
請求項2に記載の本発明に係る画像記録装置は、画像が記録されるプレートが巻き付けられて装着され且つ回転制御されるドラムと、このドラムに対峙して前記プレートに前記画像を記録するためのレーザユニットから成る光記録ヘッドを備える画像記録装置であって、前記ドラムの表面の、前記プレートが巻き付けられないブランキング部分に、前記ドラムの軸方向に沿って設けられ、前記レーザユニットが出力するレーザ光を拡散する光拡散手段と、前記光拡散手段の位置を検出する位置検出手段と、前記レーザユニットが出力するレーザ光のモニタ光を受光するモニタ光受光手段と、前記位置検出手段により前記光拡散手段が前記レーザユニットに対峙する位置にあることを検出すると、前記光拡散手段に向けて前記レーザ光を出力させ、前記光拡散手段により前記ドラムからの反射光のない状態において前記レーザ光のモニタ光を前記モニタ光受光手段により受光してこの受光量に応じてレーザパワーを調整する制御手段とを有するものである。
前記構成により、レーザユニットが出力するレーザ光を光拡散手段により拡散させることができる。このために、レーザ光のドラムでの反射光による干渉がなく、制御手段は、必要とするレーザ光のモニタ光を受光することができて、例えば、オートパワーコントロール処理を確実に実行でき、正確にレーザパワーを調整することができる。
請求項3に記載の本発明に係る画像記録装置は、請求項1又は請求項2に記載の画像記録装置において、光記録ヘッドが複数のレーザユニットから構成されるラインヘッドである
前記構成により、光記録ヘッドが複数のレーザユニットから構成されるラインヘッドであっても、レーザ光のドラムでの反射光による干渉がなく、制御手段は、必要とするレーザ光のモニタ光を受光することができて、例えばオートパワーコントロール処理を確実に実行でき、正確にレーザパワーを調整することができる。
請求項4に記載の本発明に係る画像記録装置は、請求項1または請求項2に記載の画像記録装置において、位置検出手段が出力するドラムの回転位置の位置信号を得て光拡散手段の位置を検出し、この位置検出に合わせて、レーザユニットを作動させるレーザドライブ電流値を変化させて、レーザパワーを所定の値にするオートパワーコントロール処理を実行するようにしたものである。
前記構成により、制御手段は、ドラムの回転位置を検出する回転位置検出手段が出力する位置信号を得て光拡散手段の位置を検出し、この位置検出に合わせて、レーザユニットを作動させるレーザドライブ電流値を変化させて、環境温度などによって起こるレーザパワーの低下を抑えて当該レーザパワーを所定の値にするオートパワーコントロール処理を実行してレーザパワーを調整することができる。
請求項5に記載の本発明に係る画像記録装置は、請求項4に記載の画像記録装置において、前記オートパワーコントロール処理の終了後に、レーザユニットを駆動するレーザドライバーを作動させて、光記録ヘッドによりプレートに画像を記録させるものである。
前記構成により、オートパワーコントロール処理の終了後に、レーザユニットを駆動するレーザドライバーを作動させて、光記録ヘッドによりプレートに画像を記録させることができる。
請求項6に記載の本発明に係る画像記録装置は、請求項4又は請求項5に記載の画像記録装置において、オートパワーコントロール処理は、レーザユニットが出力するレーザ光の一部を受光して、この受光量が所定の値となるようレーザドライブ電流値の補正を行い、このレーザドライブ電流値に基づいてレーザ光を出力させる処理であり、所定の値は時間の経過に従って徐々に大きくなるよう傾き補正を行う。
前記構成により、制御手段は、レーザユニットが出力するレーザ光の一部を受光して、この受光量が所定の値となるようレーザドライブ電流値の補正を行い、このレーザドライブ電流値に基づいてレーザ光を出力させることで、レーザパワーを所定の値に保持するオートパワーコントロール処理を実行し、レーザパワーを所定の値に保持し、さらに、所定の値は時間の経過に従って徐々に大きくなる傾き補正を行うことで記録濃度を一定にすることができる。
請求項7に記載の本発明に係る画像記録装置は、請求項1に記載の画像記録装置において、光拡散手段は光拡散部材を有しており、この光拡散部材を、光記録ヘッドとドラムとの間にレーザ光の進行方向に対して直交するようにして介在させるようにしたものである。
前記構成により、光拡散部材でレーザ光を拡散させることができる。このために、レーザ光のドラムでの反射光による干渉がなく、制御手段は、必要とするレーザ光のモニタ光のみを受光することができて、オートパワーコントロール処理を確実に実行でき、正確にレーザパワーを調整することができる。
請求項8に記載の本発明に係る画像記録装置は、請求項1または請求項2に記載の画像記録装置において、制御手段は、ドラムの複数回転毎にレーザパワーを調整するものである。
前記構成により、制御手段は、ドラムの複数回転毎に光拡散部の位置を検出し、この位置検出に合わせて、例えば、レーザユニットを作動させるレーザドライブ電流値を変化させて、環境温度などによって起こるレーザパワーの低下を抑えて当該レーザパワーを所定の値にするオートパワーコントロール処理を実行してレーザパワーを調整することができる。
以下、本発明に係る画像記録装置の実施例を、図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る画像記録装置の斜視図、図2は光拡散部材の斜視図、図3はドラムの斜視図、図4は本発明に係る光記録ヘッドのユニット本体の斜視図、図5は同ユニット本体の正面図、図6は同ユニット本体に設けられたレーザユニットの配列を示す説明図、図7は同ユニット本体を複数配列した状態の正面図、図8は同光記録ヘッドの側面図、図9は図8のD−D線に沿う拡大断面図、図10はヘッド本体とドラムの位置関係の説明図である。
図1に示すように、本発明に係る画像記録装置Gは、記録媒体であるシート状のプレート4(アルミプレート)が巻き付けられるドラム5と光記録ヘッドHを備えており、ドラム5は主走査制御手段であるサーボモータ6により主走査方向Xへ回転され、また光記録ヘッドHは、副走査制御手段であるリニアモータ7(図13参照)により主走査方向Xと直交する副走査方向Yへ往復動するようにしてある。また、サーボモータ6の回転軸には、ドラム5の回転位置を検出する回転位置検出手段であるエンコーダ70が接続してある。
また、ドラム5は、プレート4を凹凸なく巻きつけるため全周に亘って鏡面のように磨かれており、図1に示すように、ドラム5には、プレート4が巻き付けられた状態でもブランキング部分5Aとして残る部分がある。このブランキング部分5Aには、光拡散手段としての光拡散部材50が設けてあって、光拡散部5Bを構成している。
すなわち、図2に示すように、光拡散部材50は部材本体50Aを備えており、この部材本体50Aは、ドラム5の軸方向である副走査方向Yに長い短冊形状を呈しており、その長さ寸法はブランキング部分5Aの長さ寸法に等しくしてあり、その表面は光が拡散するようブラスト処理されている。そして、部材本体50Aの両側縁部には、副走査方向Yに間隔をおいて複数の取付片部51が設けてあり、これらの取付片部51には取付孔52が設けてある。そして、光拡散部材50は、その取付片部51でねじ部材(図示せず)によりドラム5に固定してあり、光拡散部材50がブランキング部分5Aを覆っている。
後述するように、ブランキング部分5Aに反射した戻り光B(図12参照)が、後述するフォトディレクタ14が検知するPD値に影響を及ぼす。そこで、ブランキング部分5Aに到達したレーザ光12bの反射を防止するために、ブランキング部分5Aを光拡散部材50で覆うようにしてある。
図4に示すように、光記録ヘッドHはユニット本体1を備えており、このユニット本体1は多数のレーザユニット2が設けられた記録マガジン3を有している。この記録マガジン3には、図5に示すように副走査方向Yと平行する列Lに、複数本のレーザユニット2が配列され、主走査方向Xに例えば5段L1〜L5設けてある。すなわち、光記録ヘッドHは複数のレーザユニット2から構成されるラインヘッドである。
そして、図6に示すように、各列Lに配列したレーザユニット2を各列L1〜L5毎に副走査方向Yにずらしている。すなわち第1列目のL1の端部にあるレーザユニット2を記録レーザチャンネルch1としたら、記録レーザチャンネルch2を2列L2に配置し、記録レーザチャンネルch1と記録レーザチャンネルch2のピッチをレーザ間ピッチ(μm)としている。以下各列L1〜L5毎にレーザ間ピッチずつ記録レーザチャンネルch3、記録レーザチャンネルch4、記録レーザチャンネルch5とずらしたら、記録レーザチャンネルch6を第1列L1に設けている。
これによって第1列L1に配置されるレーザユニット2の隣接ピッチ(実配列ピッチ)は、同じ列に並べる場合のほぼ5倍となるために、レーザユニット2のケース2a(図9参照)同士が互いに干渉せずに記録マガジン3に配列可能になる。そして、図7に示すように、光記録ヘッドでは、高解像度の画像を高速でプレート4に記録するために、ユニット本体1を複数ユニットU1,U2・・・Un、副走査方向Yに連結して使用している。
レーザユニット2は、図9に示すように、筒状のケース2aに設けられたレーザパッケージ12と、このレーザパッケージ12より射出されたレーザビーム12cをプレート4に照射する光学系13を主構成としている。この光学系13は、コリメートレンズ9と成形レンズ10とアパーチャ11と対物レンズ18を、この順序にレーザビーム進行方向にケース2aに配設して構成してある。この場合、アパーチャ11は、成形レンズ10により成形されたレーザビーム12cの径を一定にするものである。
このように構成されたレーザユニット2は、図9に示すように、記録マガジン3に設けたレーザユニット収容部15に、押圧付勢ばね16と共に、収容してあって、レーザユニット2は、押圧付勢ばね16によりレーザユニット収容部15の二面の基準面17に押し付けられている。
また、図10は、画像形成装置に装着したユニット本体1とドラム5の位置関係を示すものであり、例えば5段に設けられたレーザユニット2の中段、すなわち3列目L3のレーザユニット2の中心とドラム5の中心線を一致させて、3列目L3のレーザユニット2のレーザビーム12cの焦点12dを、ドラム5に巻き付けられたプレート4の表面に合わせた場合、3列目L3のレーザユニット2の上下に位置する4列目L4及び2列目L2のレーザユニット2のレーザビーム12cの焦点12dと、3列目L3のレーザユニット2のレーザビーム12cの焦点12dのずれ量Sは、ドラム5の半径Rが200mmの場合0.25mmとなり、3列目L3のレーザユニット2と、その列以外の列のレーザユニット2の間に焦点ずれが生じてしまう。
これを補正するために、プレート4の接離方向にレーザユニット2を移動させて、各レ−ザユニット2とも、ドラム5の表面のプレート4にレーザビーム12cの焦点12dが合うように焦点調整が行なわれている。そして、全てのレーザユニット2の焦点調整が完了したら、調整位置がずれないように接着等の手段で各レーザユニット2を記録マガジン3に固着してある。
そして、図11に示すように、レーザパッケージ12は、LD(レーザダイオード)であるレーザチップ12aからのモニタ光12bの光量を検出電流であるPD信号(フォトディテクタ信号)に光電変換する受光素子であるフォトディテクタ14を備えており、レーザチップ12aより、ほとんどの光がガラス15側にレーザ光として出射されるが、その反対側に微弱な光として出射されるモニタ光12bを受光する。
この場合、レーザ光のエネルギーをPpとし、モニタ光12bのエネルギーをPmとすると、その関係は、下式のように正比例の関係となる(ここで、a、bは予め定められる定数である。)。
Pm=a×Pp
また、フォトディテクタ14は、モニタ光12bに比例した電流Imを発生する。
Im=b×Pm=(a×b)×Pp
事前にパワーメーター(図示せず)で(a×b)の部分の定数を求めておけば、後述するAPC処理を実行することができる。
図13に示すように、画像記録制御手段20は、上位システム側の画像サーバ22にインタフェースを介して接続されたインタフェース部23と、インタフェース部23の制御信号を受信するシステムコントロール部24と、システムコントロール部24の制御信号を受信すると、送りモータ制御である副走査制御手段7及びドラム制御である主走査制御手段6を制御する機構コントロール部25と、インタフェース部23からの画像データを記憶するメモリ(ページメモリまたはラインメモリ)26と、このメモリ(ページメモリまたはラインメモリ)26から画像データを読み出して当該画像のライン毎にレーザユニット2を選択する信号セレクタ27を備えている。
次に画像記録装置の動作を、図1及び図9を参照して説明する。
光記録ヘッドHにより画像を形成(記録)するプレート4は、主として新聞等の印刷物を印刷する際の印刷原版に使用するもので、表面に感剤や昇華染料を塗布したシート状のプレート(アルミプレート)4をドラム5の表面に巻き付けて、レーザビーム12cによりプレート4に画像を形成する方法で行う。
プレート4に画像を形成するに当たって、画像データは、画像サーバ22からインタフェース部23を介してメモリ(ページメモリまたはラインメモリ)26に記憶されており、このメモリ(ページメモリまたはラインメモリ)26から読み出された画像データは信号セレクタ27により画像のライン毎にレーザユニット2が選択され出力される。これと同時に、インタフェース部23より画像の解像度を入力し、運転を開始すると、ドラム5は、機構コントロール部25により回転が制御される主走査制御手段(サーボモータ)6により主走査方向Xへ回転され、複数のユニットU1,U2・・・Unにより構成された光記録ヘッドHは、機構コントロール部25により送り速度が制御される副走査制御手段(リニアモータ)7により副走査方向Yへ往復動される。
レーザユニット2は、画像信号に応じたレーザビーム12cを発生する。すなわち、レーザチップ12aより射出されたレーザ光は、光学系13によりレーザビーム12cとなって、プレート4の表面に集光されて、画像データを基にプレート4に画像が次のように形成される。
プレート4の表面に塗布された例えば昇華染料は、レーザビーム12cの熱エネルギーによりプレート4から離散され、離散した昇華染料は図示しない吸引手段により吸引される。
ドラム5が1回転してプレート4を主走査方向Xに移動させる間に、副走査制御手段7がユニット本体1をプレート4の副走査方向Yに所定量だけ移動させ、この動作を繰り返してプレート4全体を走査することにより、プレート4に画像を形成する。
プレート4に形成される画像は、メモリ(ページメモリまたはラインメモリ)26から読み出され信号セレクタ27で各レーザユニット2毎に振り分けられる。プレート4に記録する際、レーザユニット2よりプレート4へ向けてレーザビーム12cが照射されるが、常に主走査方向Xに対して同じ位置で照射するように制御されている。すなわち、最初に記録を行う列L1に対し、次の列L2は予め設定された時間だけ遅らせて照射され、以後の列L3もそれぞれ設定された時間分最初の列L1,L2より遅らせて照射される。
以上のようにしてプレート4の全体に画像を形成することにより、印刷原版を製作するもので、幅の大きい印刷原版に対して、高解像度の画像を高速で記録される。
次に、APCの原理を説明する。
図14は、レーザパワーPとレーザドライブ電流信号(LD信号)Iとの関係を表わしており、一定のレーザドライブ電流信号(LD信号)Iによりレーザを発光させた場合においても、温度(20℃、40℃、60℃)により、レーザパワーPが異なってくることを示している。APC処理とは、環境温度などによって起こるレーザパワーPの低下を防ぐために、レーザドライブ電流信号(LD信号)Iを変化させて、レーザパワーPを所定の値にする処理のことである。
上記した画像記録制御手段20のシステムコントロール部24には、図15に示す制御手段である制御回路30が設けてある。この制御回路30は、検出部31と制御部32で構成してある。
検出部31は、レーザユニット2のレーザチップ12aからのモニタ光12bの光量を電流値に変換するフォトディテクタ14と、このフォトディテクタ14からの検出電流であるPD信号を電圧値に変換して検出PD値(検出フォトディテクタ値PD_value)を出力するアンプ33を備えている。
また、図15に示すように、制御部32はマイクロコンピュータであって、入力装置40と出力装置41と記憶装置42と演算装置43と制御装置44とを備えている。そして、入力装置40は、検出部31が検出したアナログ信号である検出PD値を入力して検出デジタルPD値(PD_a)に変換するADコンバータ35を有しており、出力装置41は、デジタル信号である新LD値(新レーザドライブ値(LD_b))をアナログ信号に変換してレーザドライブ電流値(LD_set)をレーザドライバー37に出力するDAコンバータ36を有している。
また、記憶装置42は、目標(所定)PD値(PD_target)、前回のレーザドライブ値(前回のLD値(LD_a))、目標PD値と検出デジタルPD値との差分に対するLD値の補正の割合(事前に調整時に求めておく定数)β、環境温度(フォトディテクタ14の環境温度)(Temp_val)及び過電流エラーの閾値(LD_Error)および目標PD値の傾き係数α(環境温度に対する記録濃度の変化を補正するための傾き係数で、事前に調整時に求めておく係数)を記憶している。この傾き係数αは、環境温度に対する記録濃度の変化が、環境温度が低いほど大きくなることが実験で明らかとなったため、環境温度が低いほど高めに設定する。
また、演算装置43は、検出デジタルPD値(PD_a)と温度の傾き補正を加えた目標PD値(PD_target)との差分Δの計算、差分Δに割合βを乗算して、前回求めたレーザドライブ値(LD_a)を加算して新LD値(LD_b)を求める計算、求めた新LD値(LD_b)が過電流エラーの閾値(LD_Error)以下となっているか否かを判定する判定等を行う。
また、制御装置44は、記憶装置42に記憶されている上記した諸事項(目標PD値(DP_target)、前回のレーザドライブ値(LD_a)、割合β、係数α、環境温度(フォトディテクタ14の環境温度)(Temp_val)及び過電流エラーの閾値(LD_Error))、命令を取り出してそれを制御信号に変えて出力装置41と演算装置43に伝達し、これらの各装置40,41,42,43を操作して後述するAPC処理フローを実行する。
そして、制御回路30では、DAコンバータ36で、レーザドライブ電流値(LD_set)をレーザドライバー37に入力することで、レーザドライバー37がレーザユニット2を構成するレーザパッケージ12のレーザチップ12aを発光させる。一方、フォトディテクタ14で検出PD値(PD_value)を読取り、この検出PD値(PD_value)をADコンバータ35に入力し、検出デジタルPD値(PD_a)に基づいて、後述するように、DAコンバータ36が新LD値(LD_b)に基づくレーザドライブ電流値(LD_set)を出力する。
なお、新LD値(LD_b)に基づくレーザドライブ電流値(LD_set)はレーザドライバー37に入力され、レーザドライブ電流信号(LD信号)をレーザドライバー37がレーザチップ12aへ出力し、レーザチップ12aが発光する。レーザドライバー37は、レーザ信号(LD ON)で、その駆動が制御され、このレーザドライバー37が駆動される期間にレーザユニット2が作動(発光)して、記録用レーザ信号PIXが出力されて記録ラインに記録を行うようになる。
次に、記録濃度と検出デジタルPD値(PD_a)とレーザドライブ電流値(LD_set)との関係を、図17及び図18により説明する。
17において、点線は目標となる目標PD値(PD_target)を示しており、フォトディテクタ14が検出したPD信号をアンプ33およびADコンバータ35を介した検出デジタルPD値(PD_a)が目標PD値(PD_target)になるように制御するのであるが、レーザドライブ電流値(LD_set)の補正を行っても、光記録ヘッドHを副走査方向Yに移動させて記録を行っていくとレーザユニット2自身の発熱などによる環境温度の上昇によって、記録濃度が低下してしまう。
すなわち、フォトディテクタ14は、レーザチップ12aのモニタ光12bを感知してPD信号を検出するのであり、原則的には、レーザ発光量は温度によって変化することから、フォトディテクタ14もこれを感知して、温度変化を織り込んだPD信号を検出することになるが、アルミプレートであるプレート4への記録(書き込み)特性の環境温度による低下も影響するため記録濃度が低下する。
これに対して、図18に示すように、予め設定した目標PD値(PD_target)に、この目標PD値(PD_target)が環境温度に応じて時間の経過に従って徐々に大きくなるように変化する傾き補正を行い、検出デジタルPD値(PD_a)に基づく新LD値を設定して、この新LD値に基づきレーザドライブ電流値(LD_set)の補正を行い、検出デジタルPD値(PD_a)を、時間の経過とともに上昇する環境温度の傾き補正を加えた目標PD値(PD_target)に追従させ記録濃度を一定に保持するようにしてある。
次に、図16に示すタイムチャートにより、ドラム5のレーザユニット2に対する位置がブランキング部分5Aであることを示すドラムエンコーダZ相信号(EncodeZ)と、APC用レーザ信号(APC Enable)と、記録用レーザ信号PIXと、レーザ信号(LD ON)と、フォトディテレクタ値であるPD信号と、APC(オートパワーコントロール)処理実施区間を説明する。
エンコーダ70が出力するドラム5の位置信号であるドラムエンコーダZ相信号(EncodeZ)を得てドラム5の光拡散部5Bの位置を検出する。すなわち、ドラム5のn回転目とn+1回転目との間に光拡散部5Bが出現する。
この光拡散部5Bの位置が検出されると、この光拡散部5Bに合わせてAPC用レーザ信号(APC Enable)が出力され、APC処理が制御部32であるマイクロコンピュータで実行される。APC処理が終了すると、記録用レーザ信号PIXが出力されることで記録を行う。図15に示すように、レーザ信号(LD ON)はレーザドライバー37に入力されており、レーザドライバー37の駆動を司る。このレーザドライバー37が駆動される期間にレーザユニット2が作動(発光)することで、フォトディテクタ14が出力する検出PD信号が出力される。
次に、記録フローを、図19を参照して説明する。
記録が開始されると、記録ラインカウンタのクリアが行われる。つまり、ラインカウンタのカウントを「0」(Line cnt=0)とする(ステップST11)。次に、レーザユニット2が光拡散部5Bに来たとき、後述するAPC処理が実行される(ステップST12)。
このAPC処理が終了すると、例えば150ラインあるうちの一つめの記録ラインの記録処理が行わる(ステップST13)。そして、記録ラインカウンタのカウントアップ(Line cnt=Line cnt+1)が行われて(ステップST14)、規定数の記録ラインが記録済になっているか否かが判定される(ステップST15)。判定の結果、規定ラインが記録済の場合には、処理終了となる(ステップST16)。判定の結果、規定ラインが記録されていない場合には、ステップST12に戻る。
次に、APC処理のフローを、図20を参照して説明する。なお、図中、目標PD値(PD_target)は制御部32の記憶装置(RAM)42にセット(記憶)されている値であり、セットは事前に調整時に実施される。LD_aは前回のレーザドライブ値であり、割合βは目標PD値と検出デジタルPD値との差分に対するLD値の補正の割合であって、事前に調整時に求めておく。LD_Errorは過電流エラーの閾値である。
先ずAPC処理を開始し、制御装置44は、記憶装置42に設定されている目標PD値を読み出し演算装置43が取得する(ステップST21)。次に、記憶装置42に設定されている環境温度(フォトディテクタ14の環境温度)(Temp_val)を読み出し演算装置43が取得する(ステップST22)。次に、制御装置44からの指令により演算装置43は、環境温度(Temp_val)に基づいて、目標PD値の傾き係数αを記憶装置42から取得する(ステップST23)。
次に、演算装置43は検出デジタルPD値(PD_a)を取得する(ステップST24)。すなわち、先ず、出力装置41のDAコンバータ36で、予め定められたレーザドライブ電流値(LD_set)を出力してレーザドライバー37に入力することで、レーザドライバー37がレーザユニット2を発光させる。一方、フォトディテクタ14でPD信号(PD_a)を読取り、このPD信号(PD_a)がアンプ33を介して入力装置40のADコンバータ35に入力されて検出デジタルPD値(PD_a)が取得される。
次に、制御装置44からの指令により演算装置43は、取得した検出デジタルPD値(PD_a)と、温度の傾き補正を加えた目標PD値(PD_target)との差分Δを計算して取得する(ステップST25)。すなわち、差分Δ=(PD_target+(α×Line_cnt))−PD_aで算出される。
次に、演算装置43は、差分Δに、割合β(目標PD値と検出デジタルPD値との差分に対するLD値の補正の割合)を乗算して、前回求めたLD値(LD_a)を加算して、新LD値(LD_b)を求める(ステップST26)。すなわち、新LD値(LD_b)=LD_a+Δ×βで算出される。
次に、演算装置43は、求めた新LD値(LD_b)が、過電流エラーの閾値(LD_Error)以上であるか否かを判定する(ステップST27)。判定結果、新LD値(LD_b)が過電流エラーの閾値(LD_Error)の範囲内の場合には、補正を行うレーザドライブ電流値(LD_set)を設定し(ステップST28)、APC処理を終了する(ステップST29)。
また、判定結果、新LD値(LD_b)が過電流エラーの閾値LD_Errorを超えている場合には、過電流エラーとして(ステップST30)、APC処理を終了する(ステップST29)。
このように、新LD値(LD_b)に基づき、レーザドライブ電流値(LD_set)が設定されると、このレーザドライブ電流値(LD_set)が出力装置42から出力されてレーザドライバー37に入力される。レーザドライバー37は、レーザ信号(LD ON)で、その駆動が制御され、このレーザドライバー37が駆動される期間にレーザユニット2が作動(発光)して、記録用レーザ信号PIXが出力されて記録ラインに記録を行う。この記録はドラム5が1回転したら終了し、次のラインのAPC処理を実行するようになり、例えば、150本のラインの記録毎にAPC処理が行われる。
したがって、図18に示すように、予め設定した目標PD値(PD_target)に、この目標PD値(PD_target)が光記録ヘッドHを副走査方向Yに移動させて1枚のプレート4に記録する間、徐々に大きくなるように変化する傾き補正を傾き係数αにより行い、検出PD値(PD_value)に基づく新LD値(LD#b)を設定して、この新LD値(LD#b)に基づきレーザドライブ電流値(LD_set)の補正を行い、検出デジタルPD値(PD_a)を、温度の傾き補正を加えた目標PD値(PD_target)に近似させて記録濃度を一定に保持することができる。
以上説明したように、本発明に係る画像記録装置の実施例によれば、ブランキング部分5Aを光拡散部材50で覆うことで光拡散部5Bをドラム5に設けることができる。このために、レーザ光を拡散し、レーザ光がブランキング部分5Aで反射することで生じる戻り光Bに干渉されることなく、フォトディレクタ14がモニタ光12bが検知できるようになって、制御手段30は、必要とするレーザ光のモニタ光のみを受光することができて、APC処理を確実に実行でき、正確にレーザパワーを調整することができる。
また、本発明に係る画像記録装置の実施例によれば、制御手段30は検出部31と制御部32を備えており、検出部31は、レーザ光をモニタ光として捉えて、このモニタ光12bの光量を、レーザドライブ電流値(LD_set)に基づく検出PD値(PD_value)に変換して検出する構成であり、制御部32は、エンコーダ70が出力するドラム5のレーザユニット2に対する位置がブランキング部分5Aであることを示す。ドラムエンコーダZ相信号(EncodeZ)を得てドラム5の光拡散部5Bの位置を検出し、この光拡散部5Bの位置が検出されると、この光拡散部5Bに合わせてAPC用レーザ信号(APC Enable)を出力し、APC処理を実行させる。APC処理が終了すると、記録用レーザ信号PIXが出力されることで記録を行う。この記録はドラム5が1回転したら終了し、次のラインのAPC処理を実行するようになり、例えば、150本のラインの記録毎にAPC処理を行うことができる。
上記した本発明の実施例では、ドラム5のブランキング部分5Aに光拡散手段としての光拡散部材50を設けて光拡散部5Bを構成するようにしたが、図21及び図22に示すように、本発明に係る画像記録装置では、光拡散手段としての光拡散部材60を用いて、この光拡散部材60をヘッド本体1とドラム5と間にレーザビーム12cに対して対峙するようにして介在させてもよい。
この場合、このブランキング部分5Aで反射し戻り光Bとなってフォトディテクタ14へ入射しない様に、光拡散部材60により光拡散させることにより、戻り光Bがレーザユニット2側に戻ることがなく、戻り光Bが、フォトディレクタ14が検知する検出PD値に影響を及ぼすことがなくなる。このために、上記したAPC処理を円滑に行うことができる。
光拡散部材60をヘッド本体1とドラム5と間にレーザビーム12cに対して直交するようにして介在させる方法としては、図21に示すように光拡散部材60を、レーザビーム12cに対して直交する方向に矢印のように直線移動させることで行うことができるし、また、図22に示すように、支点Qに屈曲レバー61の一端部を支承し、屈曲レバー61の他端部に光拡散部材60の上端部を固着して、屈曲レバー61を支点Qを中心に回動させることで行うことができる。
また、上記した本発明の実施例では、制御手段30は、光記録ヘッドHが光拡散部5Bと対峙した時に、すなわち、ドラム5の1回転毎にレーザパワーを調整する構成にしたが、制御手段30は、ドラム5の複数回転毎にレーザパワーを調整するようにしてもよい。
この場合、制御手段30は、ドラム5の複数回転毎に光拡散部5Bの位置を検出し、この位置検出に合わせて、レーザユニット2を作動させるレーザドライブ電流値を変化させて、環境温度などによって起こるレーザパワーの低下を抑えて当該レーザパワーを所定の値にするAPC処理を実行してレーザパワーを調整することができる。
本発明に係る画像記録装置は、レーザユニットが出力するレーザ光を光拡散手段により拡散させることにより、戻り光による干渉がなく、制御手段が、必要とするレーザ光のモニタ光のみを受光することができてAPC処理を確実に実行でき、正確にレーザパワーを調整することができるために、記録媒体であるプレートをドラムに巻き付け、レーザ光を照射して画像記録を行う画像記録装置等に最適である。
本発明に係る画像記録装置の斜視図 光拡散部材の斜視図 ドラムの斜視図 本発明に係る光記録ヘッドのユニット本体の斜視図 同ユニット本体の正面図 同ユニット本体に設けられたレーザユニットの配列を示す説明図 同ユニット本体を複数配列した状態の正面図 同光記録ヘッドの側面図 図8のD−D線に沿う拡大断面図 ユニット本体とドラムの位置関係の説明図 レーザユニットのレーザパッケージの構成説明図 レーザユニットのレーザパッケージにおいて戻り光が外乱となる場合の説明図 本発明に係る画像記録装置の画像記録制御手段のブロック図 レーザパワーとレーザドライブ電流値の関係図 本発明に係る画像記録装置のAPC制御回路のブロック図 同画像記録装置のAPC処理におけるタイムチャート 記録濃度と目標PD値とレーザドライブ電流値との関係図 本発明に係る画像記録装置における記録濃度と目標PD値とレーザドライブ電流値との関係図 記録処理のフローチャート APC処理のフローチャート 光拡散部材をヘッド本体とドラムと間にレーザビームに対して直交するようにして介在させた場合の説明図 屈曲レバーを用いて、光拡散部材をヘッド本体とドラムと間にレーザビームに対して直交するようにして介在させた場合の説明図
符号の説明
G 画像記録装置
H 光記録ヘッド
1 ユニット本体
2 レーザユニット
3 記録マガジン
5 ドラム
5A ブランクキング部分
5B 光拡散部
6 サーボモータ(主走査制御手段)
7 リニアモータ(副走査制御手段)
12 レーザパッケージ
12a レーザチップ
12b モニタ光
12c レーザビーム
13 光学系
14 フォトディテクタ
20 画像記録制御手段
22 画像サーバ
23 インタフェース部
24 システムコントロール部
25 機構コントロール部
26 メモリ(ページメモリまたはラインメモリ)
27 信号セレクタ
30 制御回路(制御手段)
31 検出部
32 制御部
33 アンプ
35 ADコンバータ
36 DAコンバータ
37 レーザドライバー
40 入力装置
41 出力装置
42 記憶装置
43 演算装置
44 制御装置
50 光拡散部材(光拡散手段)
50A 部材本体
51 取付片部
60 光拡散部材(光拡散手段)
61 屈曲レバー
70 エンコーダ(回転位置検出手段)
B 戻り光
LD_set レーザドライブ電流値
PD_value 検出PD値
PD_a 検出デジタルPD値
LD_b 新PD値
PD_target 目標PD値(所定の値)


Claims (8)

  1. 画像が記録されるプレートが巻き付けられて装着され且つ回転制御されるドラムと、このドラムに対峙して前記プレートに前記画像を記録するためのレーザユニットから成る光記録ヘッドを備える画像記録装置であって、
    前記レーザユニットと対峙する位置へ移動可能に設けられ、前記レーザユニットが出力するレーザ光を拡散する光拡散手段と、
    前記光拡散手段の位置を検出する位置検出手段と、
    前記レーザユニットが出力するレーザ光のモニタ光を受光するモニタ光受光手段と、
    前記位置検出手段により前記光記録ヘッドと対峙する位置に前記光拡散手段が移動したことを検出したときの前記レーザ光のモニタ光を前記モニタ光受光手段により受光してこの受光量に応じてレーザパワーを調整する制御手段を有することを特徴とする画像記録装置。
  2. 画像が記録されるプレートが巻き付けられて装着され且つ回転制御されるドラムと、このドラムに対峙して前記プレートに前記画像を記録するためのレーザユニットから成る光記録ヘッドを備える画像記録装置であって、
    前記ドラムの表面の、前記プレートが巻き付けられないブランキング部分に、前記ドラムの軸方向に沿って設けられ、前記レーザユニットが出力するレーザ光を拡散する光拡散手段と、
    前記光拡散手段の位置を検出する位置検出手段と、
    前記レーザユニットが出力するレーザ光のモニタ光を受光するモニタ光受光手段と、
    前記位置検出手段により前記光拡散手段が前記レーザユニットに対峙する位置にあることを検出すると、前記光拡散手段に向けて前記レーザ光を出力させ、前記光拡散手段により前記ドラムからの反射光のない状態において前記レーザ光のモニタ光を前記モニタ光受光手段により受光してこの受光量に応じてレーザパワーを調整する制御手段とを有することを特徴とする画像記録装置。
  3. 前記光記録ヘッドが複数の前記レーザユニットから構成されるラインヘッドであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記位置検出手段が出力する前記ドラムの回転位置の位置信号を得て前記光拡散手段の位置を検出し、この位置検出に合わせて、前記レーザユニットを作動させるレーザドライブ電流値を変化させて、前記レーザパワーを所定の値にするオートパワーコントロール処理を実行することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像記録装置。
  5. 前記オートパワーコントロール処理の終了後に、前記レーザユニットを駆動するレーザドライバーを作動させて、前記光記録ヘッドにより前記プレートに画像を記録させることを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置。
  6. 前記オートパワーコントロール処理は、前記レーザユニットが出力するレーザ光の一部を受光して、この受光量が所定の値となるよう前記レーザドライブ電流値の補正を行い、このレーザドライブ電流値に基づいて前記レーザ光を出力させる処理であり、前記所定の値は時間の経過に従って徐々に大きくなる傾き補正を行うことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像記録装置。
  7. 前記光拡散手段は光拡散部材を有しており、この光拡散部材を、前記光記録ヘッドと前記ドラムとの間に前記レーザ光の進行方向に対して直交するようにして介在させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  8. 前記制御手段は、前記ドラムの複数回転毎に前記レーザパワーを調整することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像記録装置。
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