JP3197916B2 - 光プリンター光源 - Google Patents

光プリンター光源

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、発光ダイオードアレ
イを用いて感光体への書き込みを行なう光プリンター光
源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式による画像形成装置
や光プリンタ等の光源等に利用するための発光ダイオー
ドアレイの研究が進められている。この発光ダイオード
アレイは自己発光型アレイ素子から成っており、画像信
号に応じて該発光ダイオードアレイを発光させ、等倍結
像素子で感光体表面に静電潜像を形成し、前記電子写真
方式によって印字・印刷を行なうものである。この従来
の発光ダイオードアレイを用いた光プリントヘッドを構
成する発光部基板は図13に示すように、放熱板を兼ね
た基板102上にセラミック基板等で構成される配線部
材103,104,105が貼り付けられており、この
配線部材104,105にはそれぞれ画像信号や電源と
の接続を行なうためのケーブル106,107が接続さ
れている。108−1〜108−n(nは正の整数)は
発光ダイオードを一列に並べた発光ダイオードアレイチ
ップであり、109−1〜109−n及び110−1〜
110−nは発光ダイオードアレイチップ108−1〜
108−nを駆動するドライバ回路、即ち、ケーブル1
06,107より入力される画像信号のシリアルパラレ
ル変換回路等を内蔵した発光ダイオードドライブ集積回
路である。
【0003】このような構成の発光部基板101におい
て、ケーブル106,107より画像信号を一列分逐
次、発光ダイオードドライブ集積回路109−1〜10
9−n、110−1〜110−nに入力し、一列分のデ
ータをシフトした後、これを並列に発光ダイオード駆動
端子に出力し、これに従い各発光ダイオードが点灯、消
灯し、一列分の画像形成用の輝点が発生する。発光ダイ
オード発光部とドラム面結像点の関係については図14
に示すように、発光ダイオードアレイを構成する各発光
ダイオードアレイチップ201−m上の発光ダイオード
201−m−pはセルフォックレンズアレイ等の等倍結
像系202によって感光体ドラム203上に結像され
る。
【0004】このような発光ダイオードアレイを用い
た、光プリントヘッドは、可動部がなく構成部品も少な
いことから、小型化が可能となる。又自己発光型で消光
比が高く、良好なコントラストが得られ、さらにチップ
の接続により長尺化対応が可能となり、発光ダイオード
の高出力化により高速化にも対応可能となる等種々の利
点がある。このような光プリントヘッドに用いられる発
光ダイオードアレイとしては、基板面と平行な面内に、
四角形等の発光部を所定方向に多数配列した面発光型発
光ダイオードアレイや、基板面に垂直な端面から、所定
方向に多数配列した光出力が得られる端面発光型発光ダ
イオードアレイ等がある。先ず、前者の面発光型発光ダ
イオードアレイの基本的な構造としては、例えば図15
に示すように、発光部120より得られる光出力の強度
を発光面内で均一化するために、発光部の両端若しくは
周囲に電極121が形成されている。このように、光出
力が取り出される発光部と電極とが同一面上に存在する
ため、単位素子当たりに要する幅は、発光部120の幅
と電極121の幅、及び素子分離領域の幅を合計したも
のとなり、例えば600dpi(dots per in
ch)以上のような高密度に発光部を形成することは極
めて困難である。
【0005】後者の端面発光型発光ダイオードアレイと
しては、例えば図16に示すように、基板上の積層構造
内に複数の発光部122が形成されており、これらの発
光部122はその基板面と平行な面内にその端面に対し
て垂直な方向に形成された分離溝123により、電気的
且つ空間的に分離されている。このような端面発光型発
光ダイオードアレイでは光出力が取り出される発光部1
22と電極124,125とが同一面上に存在せず、単
位素子当たりに要する幅は、発光部122の幅と素子分
離溝領域の幅を合計したものとなり、例えば、600d
pi以上のような高密度の発光部122の形成も原理的
に可能である。
【0006】高密度光プリンター用発光ダイオードアレ
イとしては、端面発光型発光ダイオードアレイが適して
いると言える。発光ダイオードアレイ内の各発光ダイオ
ードの光出力のばらつきに関しては、最近の化合物半導
体の結晶成長技術の進歩により、基板面内において積層
構造の層厚の均一性、膜の電気的あるいは光学的特性の
均一性等が良好なものとなり、同一チップ内の発光ダイ
オードアレイの各発光ダイオードの光出力のばらつきを
±5%以内にすることが充分可能となった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の発光ダイオードアレイを用いた光プリンター光源に
おいては、該発光ダイオードアレイを構成する化合物半
導体材料の結晶成長層の基板間の特性のばらつきや、さ
らには、素子の放熱特性等の実装形態のばらつき等によ
りチップ間での発光ダイオードの光出力のばらつきが生
じ(その値は50%にも達する)、印字ドットの大きさ
や印字濃度に大きな差がでてしまうという問題点があっ
た。この発明は上述した従来の問題点を解消して、例え
ば600dpi以上のような高密度に発光部を形成で
き、且つチップ間での発光ダイオードの光出力のばらつ
きを極力抑えることができ、印字ドットの大きさや印字
濃度の均一性の高い、高品質な印字が可能な発光ダイオ
ードアレイを用いた光プリンター光源を提供することを
課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の要旨とすると
ころは、請求項1では、少なくとも発光ダイオードの発
光層、該発光層を発光させるための電極を含む積層構造
より成り、積層端面より光出力が得られる端面発光型発
光ダイオードを等間隔に設けた複数の第1分離溝により
各層を電気的空間的に分離して形成した発光ダイオード
アレイにより構成した光プリンター光源において、前記
端面発光型発光ダイオードと同じ積層構造を第2分離溝
により電気的空間的に分離して形成した発光素子と受光
素子より成り、その光出射方向が前記発光ダイオードア
レイの光出射方向に対して直角になるように、該発光ダ
イオードアレイの光出射方向と反対側の後方位置に少な
くとも1つ設けられ、該発光ダイオードアレイの光出力
に応じたモニター信号を得るためのモニター用受発光集
積型素子と、該モニター用受発光集積型素子から出力さ
れるモニター信号により上記端面発光型発光ダイオード
アレイの光出力のばらつきを補正する補正手段とを具備
したことにある。
【0009】請求項2では、少なくとも発光ダイオード
の発光層、該発光層を発光させるための電極を含む積層
構造より成り、積層端面より光出力が得られる端面発光
型発光ダイオードを、等間隔に設けた複数の第1分離溝
により各層を電気的空間的に分離して形成した発光ダイ
オードアレイにより構成した光プリンター光源におい
て、少なくとも発光ダイオードの発光層、該発光層を発
光させるための電極を含む積層構造より成り、積層端面
より光出力が得られる端面発光型発光ダイオードを、等
間隔に設けた複数の第1分離溝により各層を電気的空間
的に分離して形成した発光ダイオードアレイにより構成
した光プリンター光源において、前記端面発光型発光ダ
イオードと同じ積層構造を第2分離溝により電気的空間
的に分離して形成した発光素子と受光素子より成り、そ
の光出射方向が前記発光ダイオードアレイの光出射方向
に対して直角になるように、該発光ダイオードアレイの
光出射方向と反対側の後方位置に少なくとも一つ設けら
れ、該発光ダイオードアレイの光出力に応じたモニター
信号を得るためのモニター用受発光集積型素子と、該モ
ニター用受発光集積型素子から出力されるモニター信号
により該端面発光型発光ダイオードアレイの光出力のば
らつきを補正する補正手段とを備え、配線及びボンディ
ングパットが配設されている積層構造の高さと前記端面
発光型発光ダイオードアレイ及び前記モニター用受発光
集積型素子の積層構造の高さは同じであって、これら配
線及びボンディングパットと端面発光型発光ダイオード
アレイ及びモニター用受発光集積型素子のそれぞれの間
には、前記積層構造を電気的空間的に分離する第3分離
溝を設けたことにある。
【0010】請求項3では少なくとも発光ダイオードの
発光層、該発光層を発光させるための電極を含む積層構
造より成り、積層端面より光出力が得られる端面発光型
発光ダイオードを、等間隔に設けた複数の第1分離溝に
より各層を電気的空間的に分離して形成した発光ダイオ
ードアレイにより構成した光プリンター光源において、
前記端面発光型発光ダイオードと同じ積層構造を第2分
離溝により電気的空間的に分離して形成した発光素子と
受光素子より成り、その光出射方向が前記発光ダイオー
ドアレイの光出射方向に対して直角になるように、該発
光ダイオードアレイの光出射方向と反対側の後方位置に
少なくとも一つ設けられ、該発光ダイオードアレイの光
出力に応じたモニター信号を得るためのモニター用受発
光集積型素子と、該モニター用受発光集積型素子から出
力されるモニター信号により該端面発光型発光ダイオー
ドアレイの光出力のばらつきを補正する補正手段とを備
え、配線及びボンディングパットが配設されている積層
構造の高さと前記端面発光型発光ダイオードアレイ及び
前記モニター用受発光集積型素子の積層構造の高さは同
じであって、これら配線及びボンディングパットと端面
発光型発光ダイオードアレイ及びモニター用受発光集積
型素子のそれぞれの間には、前記積層構造を電気的に分
離する絶縁性の遮光材、又は絶縁層を有する遮光材が埋
め込まれている第3分離溝が設けられていることを特徴
とする。
【0011】請求項4では前記モニター用受発光集積型
素子が、前記発光ダイオードアレイを等数で複数の部分
に区分けし、それぞれの部分に対応して1つずつ設けら
れていることを特徴とする。
【0012】請求項5では前記モニター用受発光集積型
素子の周囲に遮光用の遮光部材が設けられていることを
特徴とする。
【0013】
【作用】したがって、モニター用受発光集積型素子は端
面発光型発光ダイオードアレイと同一の積層構造を有し
ているため、該端面発光型発光ダイオードアレイの光出
力に応じたモニター信号を出力するので、この信号のば
らつきを補正手段により補正することにより、光出力を
均一化する。さらに、配線及びボンディングパットが端
面発光型発光ダイオードアレイの半導体積層構造上面と
同じ高さにある平坦な半導体積層構造上に形成されてい
るため、配線の断線が生じにくくなり素子の歩留まりが
向上する。端面発光型発光ダイオードアレイとモニター
用受発光集積型素子と配線及びボンディングパットを載
せている半導体積層構造部分とをそれぞれ電気的に分離
している第3分離溝を、絶縁性の遮光材、または絶縁層
を有する遮光材で埋め込むことにより、端面発光型発光
ダイオードアレイの光がモニター用受発光集積型素子の
受光素子に入力してノイズ信号となるのを防止すること
ができる。前記端面発光型発光ダイオードアレイをさら
に等数で区分けして、それぞれに前記モニター用受発光
集積型素子を設けることにより、光出力の一層の均一化
が可能となる。該モニター用受発光集積型素子の周囲に
遮光部材を設けることにより、前記端面発光型発光ダイ
オードアレイの光出射方向に不用な光が出射されるのを
防止することができるものである。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1に示す発光ダイオードアレイチップにおい
て、端面発光型発光ダイオードアレイ2(2−1〜2−
256)はドット密度が600dpi相当であり、n型G
aAs基板1上に256素子形成されている。この発光
ダイオードアレイ2の積層構造は図2(図1のモニター
用受発光集積型素子4の集積方向A−A’断面)に示す
ように、基板1の上にMOVPE法によりn型GaAs
バッファー層21、n型Al0.4Ga0.6Asクラッド層
22、発光層であるAl0.2Ga0.8As活性層23、P
型Al0.4Ga0.6Asクラッド層24、P型GaAsキ
ャップ層25、そして亜鉛を高濃度にドーピングしたP
▲+▼型GaAsコンタクト層26(P▲+▼は「+」
がPの右肩に付されることを表わす。)の複数の層より
形成されている。この積層構造は所謂ダブルヘテロ構造
を含んでいる。この積層構造の表面、即ちコンタクト層
26上面から基板1の表面まで及びアレー方向に対して
直角に該基板1に達する第1分離溝11(図3を参照)
が塩素系ガスを用いたドライエッチング法によって形成
されており、この第1分離溝11によって発光ダイオー
ド2内の各発光ダイオードが電気的に分離されている。
また各発光ダイオードの光出射端面2aは基板1面に対
して垂直に、且つアレイ方向に平行に形成されていて、
基板1の辺1aに近接した位置に配置されている。
【0015】これらの各発光ダイオードのコンタクト層
26上には、それぞれAu−Zn/Auから成るp側電
極27が形成され、又基板1の裏面にはAu−Ge/N
i/Auから成るn側電極28が形成されている。この
p側電極は図3に示すように、端面発光型発光ダイオー
ドアレイ2の光出射端面2aと該端面発光型発光ダイオ
ードアレイ2の後方に配置された配線用ボンディングパ
ット3(3−1〜3−256)に配線8(8−1〜8−
256)により電気的に接続されている。これにより、
ボンディングによるダメージから素子を保護し、発光効
率の劣化を防いでいる。配線用ボンディングパット3は
光出射方向に4段に配列されており、高密度実装が可能
になっている。なお、発光ダイオードアレイチップは、
配線用ボンディングパット3から図示しないドライバー
回路チップとワイヤーボンディングにより接続される。
【0016】このようにして構成された端面発光型発光
ダイオードアレイ2は、膜特性の均一性に優れたMOV
PE法により作製されているため、同一の発光ダイオー
ドアレイチップ内においては、光出力のばらつきが±5
%以下になっている。なお、この発光ダイオードアレイ
チップの形成に用いられる材料としては、III−V族化
合物半導体であるGaAs,AlGaAs,AlGaI
nP,InP,InGaAsP,InGaP,InAl
P,GaAsP,GaN,InAs,InAsP,In
AsSb等、あるいは、II−VI族化合物半導体であるZ
nSe,ZnS,ZnSSe,CdSe,CdSSe,
CdTe,HgCdTe等、さらには、IV−VI族化合物
半導体であるPbSe,PbTe,PbSnSe,Pb
SnTe等であり、それぞれの材料の長所を生かして積
層構造に適用することが可能である。
【0017】活性層としてAlGaAs系の材料を用い
た場合、GaAsまたはAl組成が0より大きく0.4
5より小さい値をもつAlGaAsが用いられ、その場
合クラッド層22及び24は活性層23より禁制帯幅の
広いAlGaAsを用いれば良い。
【0018】端面発光型発光ダイオードアレイ2とは別
に、モニター用受発光集積型素子4が、ボンディングパ
ット3、配線部以外のチップ上に端面発光型発光ダイオ
ードアレイ2の光出射方向と反対側の図中左下位置に1
素子集積して形成されている。このモニター用受発光集
積型素子4は、モニター用端面発光型発光ダイオード5
と、側面入射型受光素子6から形成されており、該側面
入射型受光素子6は基板1面に対して垂直であって該基
板1にまで達する第2分離溝12により、モニター用端
面発光型発光ダイオード5と電気的空間的に分離されて
該端面発光型発光ダイオード5に隣接して集積形成され
ている。このモニター用端面発光型発光ダイオード5
は、その光出射方向が端面発光型発光ダイオードアレイ
2の光出射方向と直角になるように配置されており、
又、材料組成、積層構成、素子幅、電極幅等の素子構造
が該端面発光型発光ダイオードアレイ2と全く同一に構
成されている。さらに、該モニター用端面発光型発光ダ
イオード5と第2分離溝12を介して隣接する側面入射
型受光素子6は、その材料組成、積層構成等がモニター
用端面発光型発光ダイオード5と全く同一の積層構造に
より構成されており、モニター用端面発光型発光ダイオ
ード5の光が入射する。この側面入射型受光素子6のコ
ンタクト層26上には、p側電極27が形成され、また
n型GaAs基板1の裏面にはn側電極28が形成され
ている。
【0019】上記構成の発光ダイオードアレイチップに
おいて、ドライバー回路からの入力にしたがって、任意
のp側電極27とn側電極28の間に所定の電流を流す
ことにより、発光ダイオードアレイ2内の任意の位置の
発光ダイオードより光出力7を光出射端面2aに対し垂
直に得ることができる。
【0020】モニター用受発光集積型素子4を構成する
端面発光型発光ダイオード5の光出射端面5aより出た
光9が第2分離溝12を介して対向する側面入射型受光
素子6の素子側面6aに入射する。この側面入射型受光
素子6のp側電極27とn側電極28の間に所定の逆方
向電圧を印加することにより、該側面入射型受光素子6
に入射するモニター用端面発光型発光ダイオード5の端
面発光型発光ダイオード2の光出力7の大小に応じたモ
ニター信号を得ることができる。このように、端面発光
型発光ダイオードアレイ2の光出力の増減は、同一チッ
プ上にあるモニター端面発光型発光ダイオード5の光出
力の増減と対応しているので、側面入射型受光素子6か
らのモニター信号は、同一チップ上の端面発光型発光ダ
イオードアレイ2の光出力の増減に対応して変化するた
め、モニター信号をあらかじめ記憶しておいた基準値と
比較して、その差分を補正するように、発光ダイオード
アレイチップ上の各発光ダイオードアレイを駆動する図
示しない駆動回路にフィードバックする。これにより、
端面発光型発光ダイオードアレイ2へ注入する電流パル
ス幅、電流パルス数、電流振幅等を制御する、パワー変
調を行うことにより、チップ内の各発光ダイオードの光
出力を所望の値に一定に保持することができ、経時変化
に対応することができる。上記基準値は、モニター用受
発光集積型素子4と外部パワーセンサーを用いて、発光
ダイオードアレイ2のチップ間での初期ばらつき及びモ
ニター用受発光集積型素子4の初期ばらつきを補正した
上で設定することができる。
【0021】この実施例の光プリンター光源の光出力の
初期ばらつき、及びモニター用受発光集積型素子4の初
期ばらつきを補正するための回路(補正手段)につい
て、図4(a)を参照して説明する。端面発光型発光ダ
イオードアレイ2(LEDA)からの光出力は、外部パ
ワーセンサー(PS)によりモニターされ電流電圧変換
器(I/V)により電流を電圧に変換し、誤差増幅器
(Err Amp)によって、一定の光出力、例えば1
5μW/ドットに相当する基準信号(Ref)と比較さ
れ補正データがデジタル/アナログ変換器(ADC)を
へてラッチ(Latch)に出力される。ラッチに保持
された補正ディジタルデータはアナログ/ディジタル変
換器(DAC)により、アナログ信号として誤差増幅器
(Err Amp)に出力される。誤差増幅器において
は、アナログ/ディジタル変換器からの基準信号と、発
光ダイオードアレイ2と同一チップ上に形成されたモニ
ター用受発光集積型素子4(MD)からのモニター信号
との出力の差分を増幅し直流電圧としてパルス幅変調器
(PWM)に出力される。パルス幅変調器は、誤差増幅
器からの出力直流電圧に比例した電流パルス幅を発光ダ
イオードアレイ2及びモニター用端面発光型発光ダイオ
ード5に出力することによって光出力を制御する。この
回路系によって、発光ダイオードアレイ2からの光出力
が所定の値に安定したら、ラッチに保持された基準信号
を与える補正ディジタルデータをROMに記憶させる。
以後は、このROMに記憶されたデータを基準として、
光出力を制御することができる。
【0022】次に、この実施例の光プリンター光源の光
出力の経時変化を補正するための回路(補正手段に含ま
れる)について、図4(b)を参照して説明する。最初
に、ROMに記憶された上記基準信号を与えるデータが
ラッチ(Latch)に出力される。ラッチに保持され
た基準データはアナログ/ディジタル変換器(DAC)
により、アナログ信号として誤差増幅器(Err Am
p)に出力される。誤差増幅器においては、アナログ/
ディジタル変換器からの基準信号と、発光ダイオードア
レイ2(LEDA)と同一チップ上に形成されたモニタ
ー用受発光集積型素子(MD)からのモニター信号との
出力の差分を増幅し直流電圧としてパルス幅変調器(P
WM)に出力される。パルス幅変調器は、誤差増幅器か
らの出力直流電圧に比例した電流パルス幅を発光ダイオ
ードアレイ2及びモニター用端面発光型発光ダイオード
5に出力する。これにより、発光ダイオードアレイ2の
光出力が経時変化により変動した場合にも、注入電流パ
ルス幅を制御して光出力が基準値と一致するようにする
ことができる。
【0023】以上述べた光出力の制御回路を用いること
により、発光ダイオードアレイチップ間の光出力のばら
つきを±10%以下に抑えることが可能となる。光出力
を補正しない場合の本プリンター光源のチップ間の光出
力分布を図5(a)に、またAPC制御により光出力を
補正した場合のチップ間の光出力分布を図5(b)に示
す。同図(a),(b)に示すように、補正する前はチ
ップ間で±30%以上の光出力ばらつきを有していた
が、モニター用受発光集積型素子4からのモニター信号
を用いて光出力を制御することにより、28個のチップ
において、±10%以下の光出力均一性を実現できた。
この実施例で実現された光プリンター光源の性能を表1
に示す。
【0024】
【表1】
【0025】光プリンター光源の発光部である発光ダイ
オードアレイチップ上の端面発光型発光ダイオードアレ
イ2やモニター用受発光集積型素子4を構成する端面発
光型発光ダイオード5、及び側面入射型受光素子6にお
いては、n型をp型、p型をn型として構成しても良
い。さらに、発光ダイオードアレイチップ上の端面発光
型発光ダイオードアレイ2の光出射端面と、端面発光型
発光ダイオードアレイ2の各発光ダイオードを素子分離
している第1分離溝11と、モニター用受発光集積型素
子4を構成する端面発光型発光ダイオード5と側面入射
型受光素子6の間に形成された第2分離溝12は、基板
1面に垂直に形成されているが、必ずしも垂直である必
要はなく、略垂直な面、若しくは活性層23と平行でな
い面であれば良い。
【0026】第1分離溝11や第2分離溝12は、積層
構造表面より基板1に達するように形成されているが、
本質的には、隣接端面発光型発光ダイオードの活性層2
3間や、端面発光型発光ダイオード5と側面入射型受光
素子6の活性層23間を電気的に分離すれば良いことか
ら、溝の底部が必ずしも基板1まで達している必要はな
く、活性層23を通りクラッド層22に達していれば充
分機能するものである。 第1分離溝11と第2分離溝
12は、必ずしも同一形状、同一深さである必要はな
い。このような分離溝は、通常エッチング等の方法によ
り形成されるが、この発明のプリンター光源の機能上、
基板1面に垂直な側面を有する幅の狭い分離溝を高精度
に形成されることが望ましく、このような観点から、異
方性の高いドライエッチング法等を用いることが望まし
い。モニター用受発光集積型素子4は、発光ダイオード
アレイ2の光出射方向と反対側の発光ダイオードアレイ
後方の同一のチップ上に、複数個形成してその一部を予
備として保存しておき、使用していたモニター用受発光
集積型素子4が劣化した場合に、順次予備のモニター素
子に切り替えて引き続き使用するようにすることもでき
る。
【0027】次に、発光ダイオードアレイチップの第2
の実施例について図6、図7を参照して説明する。同図
において、端面発光型発光ダイオードアレイ2、及びモ
ニター用受発光集積型素子4、配線8及びボンディング
パット3の構造は第1の実施例と同様である。異なって
いる点は、端面発光型発光ダイオードアレイ2及びモニ
ター用受発光集積型素子4と、配線8及びボンディング
パット3を配設している半導体積層構造部分との間に、
基板1面に対して垂直であって該基板1にまで達する第
3分離溝13が設けられていることである。端面発光型
発光ダイオードアレイ2のP側電極27は、端面発光型
発光ダイオードアレイ2の光出射端面2aと反対側の該
端面発光型発光ダイオードアレイ2の後方に配置された
ボンディングパット3に電気的に接続されており、この
第3分離溝13により、端面発光型発光ダイオードアレ
イ2と、配線8及びボンディングパット3を配設してい
る半導体積層構造部分とを電気的空間的に分離してい
る。
【0028】第3分離溝13はSiO2絶縁膜29によ
り埋め込まれて平坦化されており、その上を通ってp側
電極27からAu配線8が段切れすることなく、ボンデ
ィングパット3に接続されている。このボンディングパ
ット3は、光出射方向に4段に配列されており、高密度
実装が可能になっている。このように、配線8及びボン
ディングパット3は、端面発光型発光ダイオードアレイ
2のコンタクト層26上部と同一平面上のエッチング残
査等のない平坦なエピタキシャル成長層上、即ち半導体
積層構造の最上層上にSiO2絶縁膜29を介して形成
されている。したがって、600dpi以上の高密度で
発光ダイオードアレイを形成する場合にも、高密度な1
0μm以下の微細な配線8の断線を少なくすることがで
き、素子の歩留まりが向上する。なお、発光ダイオード
アレイチップはボンディングパット3から図示しないド
ライバー回路チップとワイヤーボンディングにより接続
される。
【0029】同様に、モニター用受発光集積型素子4
も、配線8及びボンディングパット3を配設した半導体
積層構造部分と第3分離溝13で電気的空間的に分離さ
れており、端面発光型発光ダイオードアレイ2のコンタ
クト層26上部と同一平面上のエッチング残査等のない
平坦なエピタキシャル成長層上にSiO2絶縁膜29を
介して形成されたボンディングパット3に、モニター用
受発光集積型素子4のp側電極27が電気的に接続され
ている。
【0030】この実施例では、第3分離溝13の幅は1
0μmとなっている。この第3分離溝13の幅を大きく
するほどエッチングする面積が増大してしまい、第3分
離溝13内にエッチングの残査が生じる確率が高くなっ
てしまう。一方、第3分離溝13の幅が狭くなり、アス
ペクト比が1以下になるとエッチング工程が困難にな
る。したがって、素子を安定に作製するためには、第3
分離溝13の幅が2μm〜50μm程度であれば良い。
本光プリンター光源の発光部である発光ダイオードアレ
イチップ上の端面発光型発光ダイオードアレイ2やモニ
ター用受発光集積型素子4を構成する端面発光型発光ダ
イオード5、及び側面入射型受光素子6においては、n
型をp型、p型をn型として構成しても良い。また、発
光ダイオードアレイチップ上の端面発光型発光ダイオー
ドアレイ2の光出射端面2aと、第1分離溝11、第2
分離溝12、第3分離溝13は、基板1面に垂直に形成
されているが、必ずしも垂直である必要はなく、略垂直
な面、若しくは活性層23と平行でない面であれば良
い。
【0031】第1分離溝11、第2分離溝12、第3分
離溝13は、積層構造表面より基板1に達するように形
成されているが、本質的には、隣接端面発光型発光ダイ
オードの活性層23間や、端面発光型発光ダイオード5
と側面入射型受光素子6の活性層23間や、端面発光型
発光ダイオードアレイと配線8及びボンディングパット
3を配設している半導体積層構造部との活性層23間を
電気的に分離すれば良いことから、溝の底部が必ずしも
基板1まで達している必要はなく、活性層23を通りク
ラッド層22に達していれば充分機能するものである。
また、該第1分離溝11と第2分離溝12と第3分離
溝13は、必ずしも同一形状、同一深さである必要はな
い。このような分離溝は、通常エッチング等の方法によ
り形成されるが、この発明のプリンター光源の機能上、
基板1面に垂直な側面を有する幅の狭い分離溝を高精度
に形成することが望ましく、このような観点から、異方
性の高いドライエッチング法等を用いることが望まし
い。
【0032】次に、発光ダイオードアレイチップの第3
の実施例について図8、図9を参照して説明する。図8
において、端面発光型発光ダイオードアレイ2、モニタ
ー用受発光集積型素子4、配線8及びボンディングパッ
ト3の構造は第一の実施例と同様である。異なっている
点は、図9(図8のA−A’断面)に示すように、第3
分離溝13をSiO2層29を介して絶縁性のポリイミ
ド40で埋め込んでいることである。ポリイミド40
は、端面発光型発光ダイオードアレイ2の光を吸収し、
該端面発光型発光ダイオードアレイ2からの不用な光信
号がモニター用受発光集積型素子4の側面入射型受光素
子6に入射してノイズ信号となるのを防止し、端面発光
型発光ダイオードアレイ2の光出力の制御を高精度にお
こなうことができる。
【0033】ここで、第3分離溝13の埋込材料として
ポリイミド40を用いたが、配線8間を電気的に絶縁
し、且つ端面発光型発光ダイオードアレイ2の光を吸収
または反射させて側面入射型受光素子6に入射させなけ
ればよく、金属酸化膜、高分子材料等各種の材料を用い
ることができる。
【0034】次に、発光ダイオードアレイチップの第4
の実施例について図10を参照して説明する。同図にお
いて、端面発光型発光ダイオードアレイ2、及びモニタ
ー用受発光集積型素子4の構造は第1の実施例と同様で
あるが異なっている点は、チップ上に、端面発光型発光
ダイオードアレイ2とは別に、モニター用受発光集積型
素子4(4−1,4−2)がボンディングパット3、配
線部以外のチップ上に、端面発光型発光ダイオードアレ
イ2の光出射方向と反対側の該端面発光型発光ダイオー
ドアレイ2の後方の左右隅(図中、チップの左右下位
置)にそれぞれ1素子ずつ計2素子集積して形成されて
いる点ということである。
【0035】このような構造の光プリンター光源におい
ては、モニター用端面発光型発光ダイオード5の光出力
のモニター信号を1チップに対して異なる2箇所の位置
について得ることができる。左隅にあるモニター用受発
光集積型素子4から得られるモニター信号は、同一チッ
プ上の左側半分の128個の端面発光型発光ダイオード
アレイ(2−1〜2−128)の光出力を制御するため
に用いられ、また、右隅にあるモニター用受発光集積型
素子4から得られるモニター信号は、同一チップ上の右
側半分の128個の端面発光型発光ダイオードアレイ
(2−129〜2−256)の光出力を制御する。これ
により、発光ダイオードアレイ2を2つの区域に区割し
て各々独立に光出力を制御することができるため、同一
チップ内のばらつきに関しても光出力の均一化がはから
れる。
【0036】さらに、発光ダイオードアレイチップの第
5の実施例について図11を参照して説明する。同図に
おいて端面発光型発光ダイオードアレイ2及びモニター
用受発光集積型素子4の構造は、第1の実施例に示した
構造と同様であるが、異っている点は端面発光型発光ダ
イオードアレイ2の光出射方向の反対側を除いて、端面
発光型発光ダイオードアレイ2と、モニター用受発光集
積型素子4との間にあって、モニター用受発光集積型素
子4の周囲に遮光用の壁15(遮光部材)を形成してい
ることである。この遮光用の壁15は、GaAs基板1
上の積層構造を、積層構造表面より該GaAs基板1面
に対して垂直にGaAs基板1にまで達する第4分離溝
14によってモニター用受発光集積型素子4と電気的、
空間的に分離するものであって、塩素系ガスを用いたド
ライエッチングにより形成している。
【0037】遮光用の壁15は、端面発光型発光ダイオ
ードアレイ2からの光出力がモニター用受発光集積型素
子4の側面入射型受光素子6に入射しないように、光を
吸収、反射、散乱させている。これにより、モニター信
号のノイズを低減することができ、より高精度に光出力
を制御することができる。さらに、遮光用の壁15は、
モニター用端面発光型発光ダイオード5の光出力が発光
ダイオードアレイ2の光出射方向にもれないようにする
ために、光を吸収、反射、散乱させている。これによ
り、発光ダイオードアレイ2の出射方向に不用な光が出
射されるのを防止、感光体面に誤った輝点像を形成しな
いようにしている。モニター用受発光集積型素子4の端
面発光型発光ダイオード5の、側面入射型受光素子6に
対向する面以外の端面から出射された光出力を、発光ダ
イオードアレイの光出射方向以外のチップ側面から発光
ダイオードアレイチップの外部へ取り出すことが可能な
ようにモニター用受発光集積型素子4を配置することも
できる。さらに、モニター用受発光集積型素子4の端面
発光型発光ダイオード5の、側面入射型受光素子6に対
向する面と反対側の端面から出射された光出力を、発光
ダイオードアレイ2の光出射方向と反対側のチップ側面
から発光ダイオードアレイチップの外部へ取り出すこと
が可能なようにモニター用受発光集積型素子4を配置す
ることが好ましい。これにより、発光ダイオードアレイ
チップ形成後に、モニター用受発光集積型素子4の端面
発光型発光ダイオード5の光出力と側面入射型受光素子
6のモニター電流の関係を知ることがてきる。
【0038】次に、第1の実施例の発光ダイオードアレ
イチップを用いた光プリントヘッドの実施例について図
12を参照して説明する。同図において、ASIC32
等で構成した駆動制御回路を形成している回路基板38
上に発光ダイオードアレイチップ31と制御用のドライ
バー素子33からなるアレイモジュール34がA4サイ
ズ用として28個一列に整列して配置されている。この
場合、チップ内の発光ダイオードアレイを構成する各発
光ダイオード間の間隔と等しくなるように配置される。
第1の実施例(図1参照)に示したように、端面発光型
発光ダイオードアレイ2と同一チップ上に集積形成され
たモニター用受発光集積型素子4からのモニター信号を
用いて発光ダイオードアレイ2の光出力を所定の値に制
御することができるため、28個のチップ間の光出力の
ばらつきを±10%以下に抑えることができる。
【0039】端面発光型発光ダイオードアレイ2の光出
射端面から出た光は、その前方に配置されている光路分
離ミラー35によって等倍結像系である高解像ルーフミ
ラーレンズアレイ36に導かれ、さらにもう一度光分離
ミラー35によって折り返されて感光体ドラム37上に
像を結ぶ。この光プリントヘッドの特性は表2に示すよ
うに、ドット密度600dpi、A4サイズの、高密度で
印字ドットの大きさや印字濃度の均一性の高い光プリン
ター光源を実現できる。
【0040】
【表2】
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
端面発光型発光ダイオードアレイの光出射方向とは反対
側の後方位置に、該端面発光型発光ダイオードアレイと
同様の積層構造の発光素子と受光素子から成るモニター
用受発光集積型素子を設けた(請求項1)ので、例え
ば、600dpi以上の高密度で、従来、±50%に達
していた光出力のばらつきを±10%以下に抑えて、極
めて高精度に均一化することができ、高品質な印字印刷
を行なうことができる。又、光出力の経時変化を制御す
ることができる。また、配線及びボンディングパットが
端面発光型発光ダイオードアレイの半導体積層構造上面
と同じ高さにある平坦な半導体積層構造上に形成されて
いる(請求項2)ことにより、配線の断線が生じにくく
なり素子の歩留まりを向上させることができる。また、
端面発光型発光ダイオードアレイとモニター用受発光集
積型素子と配線及びボンディングパットが配設されてい
る半導体積層構造部分とをそれぞれ電気的に分離してい
る第3分離溝を、絶縁性の遮光材、又は、絶縁層を有す
る遮光材で埋め込む(請求項3)ことにより、端面発光
型発光ダイオードアレイの光がモニター用受発光集積型
素子の受光素子に入力してノイズ信号となるのを防止す
ることができる。また、前記端面発光型発光ダイオード
アレイを等数に区分けして、それぞれの区分に1つずつ
前記モニター用受発光集積型素子を設ける(請求項4)
ことにより、光出力のさらなる均一化を達成することが
できる。さらに、前記モニター用受発光集積型素子の周
囲に遮光部材を設ける(請求項5)ことにより、前述し
た光出力の均一化に加えて、感光体面に不用な輝点像が
形成されるのを防止することができ、一層、高品質な印
字印刷を行なうことができるという効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の請求項1の実施例を示す発光ダイオ
ードアレイチップの平面図である。
【図2】図1のA−A’断面図である。
【図3】発光ダイオードアレイチップの端面発光型発光
ダイオードを示す斜視図である。
【図4】図(a)は初期ばらつきを補正する回路の概略
構成図であり、図(b)は光出力の経時変化を補正する
回路の概略構成図である。
【図5】図(a),(b)は発光ダイオードアレイチップ
間の光出力分布を示す説明図である。
【図6】この発明の請求項2の実施例を示す発光ダイオ
ードアレイチップの平面図である。
【図7】図6のA−A’断面図である。
【図8】請求項3の実施例を示す発光ダイオードアレイ
チップの平面図である。
【図9】図8A−A’断面図である。
【図10】請求項4の実施例を示す発光ダイオードアレ
イチップの平面図である。
【図11】請求項5の実施例を示す発光ダイオードアレ
イチップの平面図である。
【図12】請求項1の発光ダイオードアレイを用いた光
プリントヘッドの実施例を示す概略断面図である。
【図13】従来の発光ダイオードアレイを用いた光プリ
ントヘッドを構成する発光部基板を示す斜視図である。
【図14】発光ダイオードアレイの発光部と感光体面の
結像点の関係を示す説明図である。
【図15】従来の面発光型発光ダイオードアレイを示す
平面図である。
【図16】従来の端面発光型発光ダイオードアレイを示
す斜視図である。
【符号の説明】 2 端面発光型発光ダイオードアレイ 3 ボンディングパット 4 モニター用受発光集積素子 5 発光素子(端面発光型発光ダイオード) 6 受光素子(側面入射型受光素子) 8 配線 11 第1分離溝 12 第2分離溝 13 第3分離溝 14 第4分離溝 15 遮光部材 40 遮光材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 家地 洋之 宮城県名取市高舘熊野堂字余方上5番地 の10・リコー応用電子研究所株式会社内 (72)発明者 吉田 友晶 宮城県名取市高舘熊野堂字余方上5番地 の10・リコー応用電子研究所株式会社内 (72)発明者 岩田 浩和 宮城県名取市高舘熊野堂字余方上5番地 の10・リコー応用電子研究所株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−48490(JP,A) 特開 平1−137677(JP,A) 特開 昭60−163062(JP,A) 特開 平3−44164(JP,A) 特開 平3−230571(JP,A) 特開 平4−26159(JP,A) 特開 昭62−291987(JP,A) 特開 昭58−89887(JP,A) 特開 昭60−186079(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/45 B41J 2/455 H01L 33/00 H01S 5/00 - 5/50

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも発光ダイオードの発光層、該発
    光層を発光させるための電極を含む積層構造より成り、
    積層端面より光出力が得られる端面発光型発光ダイオー
    ドを、等間隔に設けた複数の第1分離溝により各層を電
    気的空間的に分離して形成した発光ダイオードアレイに
    より構成した光プリンター光源において、 前記端面発光型発光ダイオードと同じ積層構造を第2分
    離溝により電気的空間的に分離して形成した発光素子と
    受光素子より成り、その光出射方向が前記発光ダイオー
    ドアレイの光出射方向に対して直角になるように、該発
    光ダイオードアレイの光出射方向と反対側の後方位置に
    少なくとも1つ設けられ、該発光ダイオードアレイの光
    出力に応じたモニター信号を得るためのモニター用受発
    光集積型素子と、 該モニター用受発光集積型素子から出力されるモニター
    信号により上記端面発光型発光ダイオードアレイの光出
    力のばらつきを補正する補正手段とを具備していること
    を特徴とする光プリンター光源。
  2. 【請求項2】少なくとも発光ダイオードの発光層、該発
    光層を発光させるための電極を含む積層構造より成り、
    積層端面より光出力が得られる端面発光型発光ダイオー
    ドを、等間隔に設けた複数の第1分離溝により各層を電
    気的空間的に分離して形成した発光ダイオードアレイに
    より構成した光プリンター光源において、 前記端面発光型発光ダイオードと同じ積層構造を第2分
    離溝により電気的空間的に分離して形成した発光素子と
    受光素子より成り、その光出射方向が前記発光ダイオー
    ドアレイの光出射方向に対して直角になるように、該発
    光ダイオードアレイの光出射方向と反対側の後方位置に
    少なくとも一つ設けられ、該発光ダイオードアレイの光
    出力に応じたモニター信号を得るためのモニター用受発
    光集積型素子と、該モニター用受発光集積型素子から出
    力されるモニター信号により該端面発光型発光ダイオー
    ドアレイの光出力のばらつきを補正する補正手段とを備
    え、配線及びボンディングパットが配設されている積層
    構造の高さと前記端面発光型発光ダイオードアレイ及び
    前記モニター用受発光集積型素子の積層構造の高さは同
    じであって、これら配線及びボンディングパットと端面
    発光型発光ダイオードアレイ及びモニター用受発光集積
    型素子のそれぞれの間には、前記積層構造を電気的空間
    的に分離する第3分離溝が設けられていることを特徴と
    する光プリンター光源。
  3. 【請求項3】少なくとも発光ダイオードの発光層、該発
    光層を発光させるための電極を含む積層構造より成り、
    積層端面より光出力が得られる端面発光型発光ダイオー
    ドを、等間隔に設けた複数の第1分離溝により各層を電
    気的空間的に分離して形成した発光ダイオードアレイに
    より構成した光プリンター光源において、 前記端面発光型発光ダイオードと同じ積層構造を第2分
    離溝により電気的空間的に分離して形成した発光素子と
    受光素子より成り、その光出射方向が前記発光ダイオー
    ドアレイの光出射方向に対して直角になるように、該発
    光ダイオードアレイの光出射方向と反対側の後方位置に
    少なくとも一つ設けられ、該発光ダイオードアレイの光
    出力に応じたモニター信号を得るためのモニター用受発
    光集積型素子と、該モニター用受発光集積型素子から出
    力されるモニター信号により該端面発光型発光ダイオー
    ドアレイの光出力のばらつきを補正する補正手段とを備
    え、配線及びボンディングパットが配設されている積層
    構造の高さと前記端面発光型発光ダイオードアレイ及び
    前記モニター用受発光集積型素子の積層構造の高さは同
    じであって、これら配線及びボンディングパットと端面
    発光型発光ダイオードアレイ及びモニター用受発光集積
    型素子のそれぞれの間には、前記積層構造を電気的に分
    離する絶縁性の遮光材、又は絶縁層を有する遮光材が埋
    め込まれている第3分離溝が設けられている ことを特徴
    とする光プリンター光源。
  4. 【請求項4】前記モニター用受発光集積型素子は、前記
    発光ダイオードアレイを等数で複数の部分に区分けし、
    それぞれの部分に対応して1つずつ設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の光プリンター光源。
  5. 【請求項5】前記モニター用受発光集積型素子の周囲に
    は遮光用の遮光部材が設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の光プリンター光源。
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