JP5168882B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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本発明は、複数のモータを備えた電動パワーステアリング装置に関するものである。
従来、車両用のパワーステアリング装置には、モータを駆動源とした電動パワーステアリング装置(EPS)があり、こうしたEPSには、油圧式のパワーステアリング装置と比較して、レイアウト自由度が高く、且つエネルギー消費量が小さいという特徴がある。このため、近年では、小型車両のみならず大型車両においても、EPSの採用が検討されるようになっており、これに対応すべく、その出力性能の更なる向上が強く求められている。
ところが、現実には、EPSアクチュエータを設置可能な車両スペースは限られており、特に、所謂ラック型やピニオン型のEPSにおいては、その駆動源であるモータを大型化する余地は、既にほとんど残されていないのが実情である。そして、比較的設置スペースに余裕のあるコラム型のEPSについても、その大出力化に対応すべくステアリングシャフトを強化することによって大幅な重量増を招くという問題がある。
そこで、従来、二つのモータを駆動源として用い、一方のモータによってラック軸にアシスト力を付与するとともに、他方のモータによってステアリングシャフトにアシスト力を付与するEPSが提案されている(例えば、特許文献1参照)。そして、このようなEPSを採用することで、設置スペースや重量増の問題を回避しつつ大出力化に対応することが可能になるとともに、冗長性を確保して高い信頼性を確保することができるようになる。
特開2004−82798号公報
ところで、従来、多くのEPSにおいて、その駆動源であるモータには、小型高出力の要請に応えるべく、ブラシレスモータ(BLDCモータ)のように、ロータ側に永久磁石が用いられた永久磁石型モータが用いられている。しかしながら、このような永久磁石型モータには、コギングトルクという本質的な問題があり、こうしたコギングトルクが操舵フィーリングに及ぼす影響は、その出力を増大させるほど大きなものとなる。そして、この傾向は、永久磁石型モータを駆動源として用いる限り、たとえモータを複数化したとしても解消することはできない。加えて、モータを複数化した場合、その制御上の位相を一致させることが重要な課題となるが、上記のように、一方がラック軸をアシストし他方がステアリングシャフトをアシストする構成では、ステアリングシャフトの捩れ等により、両者の位相を一致させるのが難しい。このため、両モータの制御が互いに干渉するおそれがあり、上記のコギングトルクとともに、操舵フィーリングの悪化を招く要因になるおそれがある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、複数のモータを駆動源として大出力化に対応しつつ操舵フィーリングに優れた電動パワーステアリングを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、ラック軸にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与すべく設けられた第1の操舵力補助装置と、ステアリングシャフトに前記アシスト力を付与すべく設けられた第2の操舵力補助装置と、前記各操舵力補助装置の駆動源であるモータに対して駆動電力を供給することにより該各操舵力補助装置の作動を制御する制御手段とを備えた電動パワーステアリング装置であって、前記第1の操舵力補助装置には、永久磁石型モータが用いられ、前記第2の操舵力補助装置には、非永久磁石型モータが用いられ、前記第2の操舵力補助装置に用いられる非永久磁石型モータは、第1の操舵力補助装置に用いられる永久磁石型モータよりも高回転低トルク型に設定されるとともに、前記永久磁石型モータは、前記非永久磁石型よりも低回転高トルク型に設定されること、を要旨とする。
請求項2に記載の発明は、ラック軸にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与すべく設けられた第1の操舵力補助装置と、ステアリングシャフトに前記アシスト力を付与すべく設けられた第2の操舵力補助装置と、前記各操舵力補助装置の駆動源であるモータに対して駆動電力を供給することにより該各操舵力補助装置の作動を制御する制御手段とを備えた電動パワーステアリング装置であって、前記第1の操舵力補助装置には、永久磁石型モータが用いられ、前記第2の操舵力補助装置には、非永久磁石型モータが用いられ、前記ステアリング操作の状態を判定する操舵状態判定手段を備え、前記制御手段は、前記ステアリング操作が切り戻し操舵であり、且つ要求される前記アシスト力が前記第2の操舵力補助装置の対応範囲内にある場合には、該第2の操舵力補助装置により前記アシスト力を付与すべく前記制御すること、を要旨とする。
請求項3に記載の発明は、ラック軸にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与すべく設けられた第1の操舵力補助装置と、ステアリングシャフトに前記アシスト力を付与すべく設けられた第2の操舵力補助装置と、前記各操舵力補助装置の駆動源であるモータに対して駆動電力を供給することにより該各操舵力補助装置の作動を制御する制御手段とを備えた電動パワーステアリング装置であって、前記第1の操舵力補助装置には、永久磁石型モータが用いられ、前記第2の操舵力補助装置には、非永久磁石型モータが用いられ、前記制御手段は、操舵速度が所定速度以下であり、且つ要求される前記アシスト力が前記第2の操舵力補助装置の対応範囲内にある場合には、該第2の操舵力補助装置により前記アシスト力を付与すべく前記制御すること、を要旨とする。
請求項に記載の発明は、前記第2の操舵力補助装置は、前記ステアリングシャフトを構成するコラムシャフトに設けられること、を要旨とする。
即ち、非永久磁石型モータには、コギングトルクがなく、且つ低速回転時におけるトルクリップルの問題が生じにくいという特徴がある。従って、上記各構成によれば、コギングトルクの増大を抑えつつ大出力化に対応することが可能になる。特に、モータトルクの変動が操舵フィーリングに反映されやすい第2の操舵力補助装置、即ちステアリングシャフトにアシスト力を付与するものについて、その駆動源に非永久磁石型モータを採用することにより、より一層の良好な操舵フィーリングを確保することができる。そして、この効果は、請求項の構成のように、よりステアリングに近いコラムシャフトに対してアシスト力を付与するものにおいて、より顕著なものとなる。加えて、比較的設置スペースに余裕のあるステアリングコラムは、非永久磁石型モータのサイズも問題となりにくい。更に、非永久磁石型モータでは、回生ブレーキ作用が生じないことから、従来、電動パワーステアリング装置に多く用いられる永久磁石型モータ(例えば、BLDCモータ等)のように、相固定通電状態での故障に備えて高価な相開放リレーを設ける必要がない。従って、当該相開放リレーを廃して低コスト化を図ることができる。そして、小型高トルクという特徴を有する永久磁石型モータによりラック軸にアシスト力を付与する構成とすることで、ダイレクト感のある操舵フィーリングを実現することができる。
請求項に記載の発明は、前記第2の操舵力補助装置に用いられる非永久磁石型モータは、第1の操舵力補助装置に用いられる永久磁石型モータよりも高回転低トルク型に設定されるとともに、前記永久磁石型モータは、前記非永久磁石型よりも低回転高トルク型に設定される。
上記構成によれば、より幅広いアシスト力特性を確保することができる。そして、永久磁石型モータ及び非永久磁石型モータのそれぞれの特徴を強調する設定とすることで、より良好な操舵フィーリングを確保することができるようになる。
請求項に記載の発明は、前記制御手段は、要求される前記アシスト力が前記第1の操舵力補助装置の対応範囲内にある場合には、該第1の操舵力補助装置により前記アシスト力を付与すべく前記制御すること、を要旨とする。
即ち、ラック軸及びステアリングシャフトに対し、二つの操舵力補助装置により同時にアシスト力を付与する場合、両者の制御が互いに干渉するおそれがある。この点、基本的なアシスト力の付与を何れか一方により行う構成とすることにより、こうした干渉の問題の発生を抑制することができる。そして、上記構成のように、その基本的なアシスト力の付与をラック軸に対して行うことにより、ステアリングシャフトの強化に伴う重量増を回避することができる。加えて、非永久磁石型モータを駆動源とする第2の操舵力補助装置をその補助的位置づけとすることで、当該操舵力補助装置のモータが従動的回転状態にある場合の回生ブレーキ作用及びコギングトルクの問題も解消できる。
請求項に記載の発明は、前記ステアリング操作の状態を判定する操舵状態判定手段を備え、前記制御手段は、前記ステアリング操作が切り戻し操舵であり、且つ要求される前記アシスト力が前記第2の操舵力補助装置の対応範囲内にある場合には、該第2の操舵力補助装置により前記アシスト力を付与すべく前記制御する。
即ち、永久磁石型モータを駆動源とする構成では、操舵状態が「切り戻し操舵」にある場合において、そのトルクリップルが操舵フィーリングに与える影響が顕著となりやすい。従って、上記構成のように、こうした「切り戻し操舵」において、そのアシスト力付与を、トルクリップルの問題が小さい非永久磁石型モータを駆動源とする第2の操舵力補助装置によるものに切り替えることで、より良好な操舵フィーリングを実現することができる。
請求項に記載の発明は、前記制御手段は、操舵速度が所定速度以下であり、且つ要求される前記アシスト力が前記第2の操舵力補助装置の対応範囲内にある場合には、該第2の操舵力補助装置により前記アシスト力を付与すべく前記制御する。
即ち、永久磁石型モータは、低回転速度領域において、そのトルクリップルの問題が顕在化しやすい。従って、上記構成のように、モータ回転速度の遅い低操舵速度領域においては、そのアシスト力付与を、トルクリップルの問題が小さい非永久磁石型モータを駆動源とする第2の操舵力補助装置によるものに切り替えることで、より良好な操舵フィーリングを実現することができる。
本発明によれば、複数のモータを駆動源として大出力化に対応しつつ操舵フィーリングに優れた電動パワーステアリングを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の電動パワーステアリング装置(EPS)1において、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5と連結されており、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5の往復直線運動に変換される。具体的には、本実施形態のステアリングシャフト3は、自在継手7a,7bを介して、コラムシャフト8、インターミディエイトシャフト9、及びピニオンシャフト10を連結してなり、上記ラックアンドピニオン機構4は、ピニオンシャフト10の一端に形成されたピニオン歯10aとラック軸5側のラック歯5aとを噛合させることにより構成される。そして、このステアリングシャフト3の回転に伴うラック軸5の往復直線運動が、同ラック軸5の両端に連結されたタイロッド11を介して図示しないナックルに伝達されることにより、転舵輪12の舵角、即ち車両の進行方向が変更されるように構成されている。
本実施形態のEPS1は、上記のように構成された操舵系に対し、ステアリング操作を補助するアシスト力を発生させるための駆動源として複数(二つ)のモータ21,22を有している。具体的には、EPS1は、モータ21を駆動源としてラック軸5にアシスト力を付与するラックアクチュエータ23と、モータ22を駆動源としてコラムシャフト8にアシスト力を付与するコラムアクチュエータ24と、各モータ21,22に対して駆動電力を供給することにより該各アクチュエータの作動を制御するECU25とを備えている。
詳述すると、本実施形態では、第1の操舵力補助装置としてのラックアクチュエータ23のモータ21には、ロータ(図示略)に永久磁石が配置されたブラシレスモータ(BLDCモータ)が採用されている。そして、ラックアクチュエータ23は、このモータ21のモータトルクをボール螺子機構26によってラック軸5の軸方向移動に変換することにより同ラック軸5にアシスト力を付与するように構成されている。尚、このような所謂ラックアシスト型EPSの詳細については、例えば、特開2006−21581号公報に記載の構成を参照されたい。
一方、第2の操舵力補助装置としてのコラムアクチュエータ24は、駆動源であるモータ22と、変速機構(ウォーム&ホイール)27とを備えて構成されている。そして、コラムアクチュエータ24は、モータ22のモータトルクを、変速機構27を介してコラムシャフト8に伝達することにより、同コラムシャフト8(ステアリングシャフト3)にアシスト力を付与するように構成されている。
ここで、本実施形態では、コラムアクチュエータ24のモータ22には、図2に示されるような誘導モータ30が採用されている。同図に示すように、本実施形態の誘導モータ30は、ハウジング31の内周に固定されたステータ32と、同ステータ32の内側において回転自在に支承されたロータ33を備えて構成されている。そして、ステータ32は、固定子鉄心34及び同固定子鉄心34に巻回された固定子巻線35により構成され、ロータ33は、回転軸(出力軸)36と同回転軸36の外周に固定された回転子鉄心37及び回転子巻線(かご形巻線)38により構成されている。即ち、誘導モータ30は、永久磁石を有しない非永久磁石型モータである。そして、固定子巻線35に一次電流(三相交流)を通電することにより回転磁界を形成し、その回転磁界内に配置された回転子巻線38に生ずる誘導電流の作用により回転トルクを発生するように構成されている。
即ち、誘導モータ30のような非永久磁石型モータには、コギングトルクがなく、且つ低速回転時におけるトルクリップルの問題が生じにくいという特徴がある。そして、本実施形態では、こうしたモータトルクの変動が操舵フィーリングに反映されやすいコラムアクチュエータ24について、その駆動源であるモータ22に誘導モータ30を採用することにより、大出力化に対応しつつ良好な操舵フィーリングを確保する構成となっている。
また、図1に示すように、本実施形態では、ECU25には、ステアリングシャフト3(コラムシャフト8)に設けられたトルクセンサ41及びステアリングセンサ42、並びに車速センサ43が接続されており、ECU25は、これら各センサにより検出される各状態量に基づきラックアクチュエータ23及びコラムアクチュエータ24の作動を制御する。具体的には、ECU25は、トルクセンサ41により検出される操舵トルクτ及び車速センサ43により検出される車速V、並びにステアリングセンサ42により検出される操舵角θs及び操舵速度ωsに基づいて、目標アシスト力、及び各アクチュエータの出力制御目標を決定する。そして、各ラックアクチュエータ23及びコラムアクチュエータ24に上記決定されたアシスト力を出力させるべく、その各モータ21,22に駆動電力を供給する。
次に、本実施形態のEPSにおけるアシスト制御の態様について説明する。
図3に示すように、本実施形態では、ラックアクチュエータ23のモータ21(BLDCモータ)は、低回転高トルク型に設定される一方(同図中の一点鎖線Lに示す出力特性)、コラムアクチュエータ24のモータ22(誘導モータ30)は、上記モータ21と比較して、高回転低トルク型に設定されている(同図中の破線Mに示す出力特性)。尚、ラックアクチュエータ23とコラムアクチュエータ24とでは、それぞれ変速比が異なるため、同図中においては、各モータ21,22の回転速度は、ステアリングシャフト3の回転速度、即ち操舵速度ωsに換算して記載してある。そして、本実施形態では、ラックアクチュエータ23をメインアクチュエータとし、その対応範囲を超えるアシスト力要求が発生した場合には、同ラックアクチュエータ23に加え、サブアクチュエータであるコラムアクチュエータ24によりアシスト力を付与することにより、同図中、実線Nに示す出力特性を得るように構成されている。
即ち、ラック軸5及びステアリングシャフト3に対し、二つのアクチュエータにより同時にアシスト力を付与する場合、両者の制御が互いに干渉するおそれがある。この点、基本的なアシスト力の付与を何れか一方により行う構成とすることにより、こうした干渉の問題の発生を抑制することができる。そして、その基本的なアシスト力の付与をラックアクチュエータ23において行うことにより、ステアリングシャフト3の強化に伴う重量増を回避することができる。加えて、誘導モータ30を駆動源とするコラムアクチュエータ24をサブアクチュエータとすることで、当該サブアクチュエータのモータが従動的回転状態にある場合の回生ブレーキ作用及びコギングトルクの問題も解消できる。
そして、本実施形態では、更に、そのステアリング操作の状態(操舵状態)が、誘導モータ30を駆動源とするコラムアクチュエータ24によりアシスト力を付与する方が有利である場合には、例外的に、そのアシスト力の付与をコラムアクチュエータ24により行うように構成されている。
詳述すると、図4のフローチャートに示すように、ECU25は、状態量として車速V、操舵トルクτ、操舵角θs及び操舵速度ωsを取得すると(ステップ101)、先ず、要求されるアシスト力、即ち目標アシスト力を演算する(ステップ102)。次に、ECU25は、検出された操舵速度ωs(の絶対値)が所定速度ω1以上であるか否かを判定し(ステップ103)、操舵速度ωsが所定速度ω1以上ではない場合(|ωs|<ω1、ステップ103:NO)には、続いて操舵速度ωs(の絶対値)が所定速度ω2以下であるか否かを判定する(ステップ104)。そして、操舵速度ωsが所定速度ω2以下ではない場合(|ωs|>ω2、ステップ104:NO)には、次に、その時点における操舵状態の判定処理を実行する(ステップ105)。
即ち、運転者が行うステアリング操作は、大別すると、現状の操舵角θs(の絶対値)を増加させる「切り込み操舵」、及び現状の操舵角θsを減少させる「切り戻し操舵」、並びにそれ以外の操作、つまり「保持操舵」の三種類に分類できる。そして、本実施形態では、操舵状態判定手段としてのECU25は、上記ステップ105の「操舵状態判定」において、入力されたステアリング操作が、上記三種類の操舵状態の何れであるかの判定を実行する。
具体的には、図5に示すように、ECU25は、先ず、操舵方向(操舵角θsの変化方向)と操舵トルクτの方向とが同一であるか否かを判定し(ステップ201)、同一である場合(ステップ201:YES)には、続いて操舵角θsが増加傾向にあるか否かを判定する(ステップ202)。そして、操舵角θsが増加傾向にある場合(ステップ202:YES)には、操舵状態は「切り込み操舵」であると判定する(ステップ203)。
一方、上記ステップ202において、操舵角θsが増加傾向にはないと判定した場合(ステップ202:NO)、ECU25は、続いて、操舵角θsが減少傾向にあるか否かを判定する(ステップ204)。そして、操舵角θsが減少傾向にある場合(ステップ204:YES)には、操舵状態は「切り戻し操舵」であると判定する(ステップ205)。
そして、上記ステップ201において、操舵方向と操舵トルクτの方向とが同一ではないと判定した場合(ステップ201:NO)、又は上記ステップ204において、操舵角θsが減少傾向にはないと判定した場合(ステップ204:NO)には、操舵状態は「保持操舵」であると判定する(ステップ206)。
ECU25は、このようにして操舵状態判定を実行すると、次に、その判定結果が「切り戻し操舵」であるか否かを判定し(ステップ106)、「切り戻し操舵」でない場合(ステップ106:NO)には、上記ステップ102において演算された目標アシスト力がラックアクチュエータ23の対応範囲にあるか否かを判定する。即ち、要求されるアシスト力が、その駆動源であるモータ21(BLDCモータ)のモータ特性上(図3参照)、ラックアクチュエータ23のみで対応可能な範囲にあるか否かを判定する(ステップ107)。そして、ラックアクチュエータ23の対応範囲にある場合(ステップ107:YES)には、ラックアクチュエータ23によりアシスト力を付与すべく制御し(BLDCモータアシスト、ステップ108)、対応範囲にない場合(ステップ107:NO)には、両アクチュエータによるアシスト力付与に切り替える(両モータアシスト、ステップ109)。
また、本実施形態では、上記ステップ103における所定速度ω1は、ラックアクチュエータ23の駆動源であるモータ21(BLDCモータ)の最高回転速度に相当する操舵速度近傍に設定されている(図3参照)。そして、ECU25は、上記ステップ103において、操舵速度ωsが所定速度ω1以上である場合(|ωs|≧ω1、ステップ103:YES)には、同モータ21よりも高回転型に設定されたモータ22(誘導モータ30)を駆動源とするコラムアクチュエータ24によってアシスト力を付与すべく制御する(誘導モータアシスト、ステップ110)。尚、このような「誘導モータアシスト」の実行時には、ラックアクチュエータ23のモータ21の制御は、相開放制御とされる。そして、これにより、その従動的回転状態時の回生ブレーキ作用を防止するようになっている。
また、上記ステップ104における所定速度ω2は、本実施形態では、モータ21(BLDCモータ)において、トルクリップルの問題が生じやすい低速回転領域の略上限に相当する操舵速度近傍に設定されている(図3参照)。そして、本実施形態では、ECU25は、上記ステップ104において、操舵速度ωsが所定速度ω2以下である場合(|ωs|≦ω2、ステップ104:YES)には、誘導モータ30を駆動源とするコラムアクチュエータ24の対応範囲にあるか否かを判定する。即ち、要求されるアシスト力が、その駆動源であるモータ22(誘導モータ30)のモータ特性上(図3参照)、コラムアクチュエータ24のみで対応可能な範囲にあるか否かを判定する(ステップ111)。
また、本実施形態では、上記ステップ106において、ステップ105の操舵状態判定の結果が「切り戻し操舵」であると判定した場合(ステップ106:YES)についても、上記ステップ111の誘導モータ30を駆動源とするコラムアクチュエータ24の対応範囲にあるか否かの判定を実行する。そして、このステップ111において、コラムアクチュエータ24の対応範囲にあると判定した場合(ステップ111:YES)には、上記ステップ110の「誘導モータアシスト」に切り替える。
尚、本実施形態では、上記ステップ111において、コラムアクチュエータ24の対応範囲にないと判定した場合(ステップ111:NO)、ECU25は、上記ステップ107において、BLDCモータを駆動源とするラックアクチュエータ23の対応範囲にあるか否かの判定を実行する。そして、ラックアクチュエータ23の対応範囲にある場合(ステップ107:YES)には、ラックアクチュエータ23によりアシスト力を付与すべく制御し(BLDCモータアシスト、ステップ108)、対応範囲にない場合(ステップ107:NO)には、両アクチュエータによるアシスト力付与に切り替える(両モータアシスト、ステップ109)。
以上、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)EPS1は、ラック軸5にアシスト力を付与するラックアクチュエータ23と、コラムシャフト8にアシスト力を付与するコラムアクチュエータ24と、これら各アクチュエータの駆動源である各モータ21,22に対して駆動電力を供給することにより該各アクチュエータの作動を制御するECU25とを備える。そして、ラックアクチュエータ23のモータ21には永久磁石型モータ(BLDCモータ)が用いられるとともに、コラムアクチュエータ24のモータ22には、非永久磁石型モータである誘導モータ30が用いられる。
即ち、誘導モータ30のような非永久磁石型モータには、コギングトルクがなく、且つ低速回転時におけるトルクリップルの問題が生じにくいという特徴がある。従って、上記構成によれば、コギングトルクの増大を抑えつつ大出力化に対応することが可能になる。特に、モータトルクの変動が操舵フィーリングに反映されやすいコラムアクチュエータ24について、その駆動源であるモータ22に誘導モータ30を採用することにより、より一層の良好な操舵フィーリングを確保することができる。そして、比較的設置スペースに余裕のあるステアリングコラムは、誘導モータ30のサイズも問題となりにくい。更に、誘導モータ30では、回生ブレーキ作用が生じないことから、BLDCモータのように、相固定通電状態での故障に備えて高価な相開放リレーを設ける必要がない。従って、当該相開放リレーを廃して低コスト化を図ることができる。そして、小型高トルクという特徴を有するBLDCモータのような永久磁石型モータをラックアクチュエータ23のモータ21に採用することで、ダイレクト感のある操舵フィーリングを実現することができる。
(2)ラックアクチュエータ23のモータ21(BLDCモータ)は、低回転高トルク型に設定される一方、コラムアクチュエータ24のモータ22(誘導モータ30)は、上記モータ21と比較して、高回転低トルク型に設定される。
上記構成によれば、より幅広いアシスト力特性を確保することができる。そして、BLDCモータ及び誘導モータ30のそれぞれの特徴を強調する設定とすることで、より良好な操舵フィーリングを確保することができる。
(3)EPS1は、ラックアクチュエータ23をメインアクチュエータとするとともに、その対応範囲を超えるアシスト力要求が発生した場合には、同ラックアクチュエータ23に加えて、サブアクチュエータであるコラムアクチュエータ24によりアシスト力を付与するように構成される。即ち、ECU25は、基本的に、要求されるアシスト力がラックアクチュエータ23(のモータ21)の対応範囲内にある場合には、該ラックアクチュエータ23によりアシスト力を付与すべく制御する。
即ち、ラック軸5及びステアリングシャフト3に対し、二つのアクチュエータにより同時にアシスト力を付与する場合、両者の制御が互いに干渉するおそれがある。この点、基本的なアシスト力の付与を何れか一方により行う構成とすることにより、こうした干渉の問題の発生を抑制することができる。そして、上記構成のように、その基本的なアシスト力の付与をラックアクチュエータ23において行うことにより、ステアリングシャフト3の強化に伴う重量増を回避することができる。加えて、誘導モータ30を駆動源とするコラムアクチュエータ24をサブアクチュエータとすることで、当該サブアクチュエータのモータが従動的回転状態にある場合の回生ブレーキ作用及びコギングトルクの問題も解消できる。
(4)ECU25は、ステアリング操作の状態(操舵状態)の判定処理(操舵状態判定)を実行する。そして、操舵状態が「切り戻し操舵」であり、且つ誘導モータ30を駆動源とするコラムアクチュエータ24の対応範囲内にある場合には、該コラムアクチュエータ24によりアシスト力を付与すべく制御する。
即ち、BLDCモータを駆動源とする構成では、操舵状態が「切り戻し操舵」にある場合において、そのトルクリップルが操舵フィーリングに与える影響が顕著となりやすい。従って、上記構成のように、こうした「切り戻し操舵」において、そのアシスト力付与を、トルクリップルの問題が小さな誘導モータ30を駆動源とするコラムアクチュエータ24によるものに切り替えることで、より良好な操舵フィーリングを実現することができる。
(5)ECU25は、操舵速度ωsが所定速度ω2以下であり、且つ誘導モータ30を駆動源とするコラムアクチュエータ24の対応範囲内にある場合には、該コラムアクチュエータ24によりアシスト力を付与すべく制御する。
即ち、BLDCモータは、低回転速度領域において、そのトルクリップルの問題が顕在化しやすい。従って、上記構成のように、モータ回転速度の遅い低操舵速度領域においては、そのアシスト力付与を、トルクリップルの問題が小さな誘導モータ30を駆動源とするコラムアクチュエータ24によるものに切り替えることで、より良好な操舵フィーリングを実現することができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、本発明を、ステアリングシャフト3にアシスト力を付与する操舵力補助装置として、コラムシャフト8にアシスト力を付与するコラムアクチュエータ24を備えたEPS1に具体化した。しかし、これに限らず、ステアリングシャフト3にアシスト力を付与する操舵力補助装置として、ピニオンシャフトにアシスト力を付与するピニオン型のEPSアクチュエータを備えたもの具体化してもよい。
・本実施形態では、一つのECU25によりラックアクチュエータ23及びコラムアクチュエータ24の作動を制御する構成とした。しかし、これに限らず、各アクチュエータにそれぞれ対応する二つのECUを協調動作させる構成のものに具体化してもよい。
・本実施形態では、二つのモータ21,22の出力特性を異なるように設定し、ラックアクチュエータ23をメインアクチュエータとする構成に具体化した。しかし、これに限らず、二つのモータが同一の出力特性を有し、両者が均等、或いは所定の比率でアシスト力を発生する構成に具体化してもよい。
・本実施形態では、非永久磁石モータとして誘導モータ30を用いる構成に具体化した。しかし、これに限らず、非永久磁石モータとして、図6に示されるようなリラクタンスモータ50を用いる構成に具体化してもよい。即ち、図6に示すように、リラクタンスモータ50は、ハウジング51の内周に固定されたステータ52と、同ステータ52の内側において回転自在に支承されたロータ53を備えて構成される。ステータ52は、固定子コア54及び同固定子コア54に巻回された固定子巻線55により構成され、ロータ53は、回転軸(出力軸)56と同回転軸56の外周に固定された回転子コア57とを備えて構成される。回転子コア57の外周には、複数の突極58が放射状に突設されるとともに、これらの各突極58は、それぞれ隣り合う突極58の間に形成された凹部との関係において所定のインダクタンス差が生ずるように形成される。
つまり、リラクタンスモータ50は、ロータ53の回転位置と同期して固定子巻線55に通電することにより、ロータ53に、自己インダクタンスと相互インダクタンスに基づくリラクタンストルクを発生させる構成となっている。そして、このようなリラクタンスモータ50もまた、コギングトルクがないという特徴がある。従って、非永久磁石モータとして、リラクタンスモータ50を用いる構成としても、誘導モータを用いた場合と同様の効果を得ることができる。
電動パワーステアリング装置(EPSの概略構成図)。 誘導モータの概略構成図。 モータ特性及びEPSの出力特性を示す説明図。 本実施形態のEPSにおけるアシスト制御の態様を示すフローチャート。 操舵状態判定の処理手順を示すフローチャート。 リラクタンスモータの概略構成図。
符号の説明
1…電動パワーステアリング装置(EPS)、2…ステアリング、3…ステアリングシャフト、5…ラック軸、8…コラムシャフト、10…ピニオンシャフト、12…転舵輪、21,22…モータ、23…ラックアクチュエータ、24…コラムアクチュエータ、25…ECU、30…誘導モータ、41…トルクセンサ、42…ステアリングセンサ、43…車速センサ、50…リラクタンスモータ、ωs…操舵速度、ω1,ω2…所定速度。

Claims (5)

  1. ラック軸にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与すべく設けられた第1の操舵力補助装置と、ステアリングシャフトに前記アシスト力を付与すべく設けられた第2の操舵力補助装置と、前記各操舵力補助装置の駆動源であるモータに対して駆動電力を供給することにより該各操舵力補助装置の作動を制御する制御手段とを備えた電動パワーステアリング装置であって、
    前記第1の操舵力補助装置には、永久磁石型モータが用いられ、前記第2の操舵力補助装置には、非永久磁石型モータが用いられ
    前記第2の操舵力補助装置に用いられる非永久磁石型モータは、第1の操舵力補助装置に用いられる永久磁石型モータよりも高回転低トルク型に設定されるとともに、前記永久磁石型モータは、前記非永久磁石型よりも低回転高トルク型に設定されること、
    を特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. ラック軸にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与すべく設けられた第1の操舵力補助装置と、ステアリングシャフトに前記アシスト力を付与すべく設けられた第2の操舵力補助装置と、前記各操舵力補助装置の駆動源であるモータに対して駆動電力を供給することにより該各操舵力補助装置の作動を制御する制御手段とを備えた電動パワーステアリング装置であって、
    前記第1の操舵力補助装置には、永久磁石型モータが用いられ、前記第2の操舵力補助装置には、非永久磁石型モータが用いられ、
    前記ステアリング操作の状態を判定する操舵状態判定手段を備え、
    前記制御手段は、前記ステアリング操作が切り戻し操舵であり、且つ要求される前記アシスト力が前記第2の操舵力補助装置の対応範囲内にある場合には、該第2の操舵力補助装置により前記アシスト力を付与すべく前記制御すること、
    を特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. ラック軸にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与すべく設けられた第1の操舵力補助装置と、ステアリングシャフトに前記アシスト力を付与すべく設けられた第2の操舵力補助装置と、前記各操舵力補助装置の駆動源であるモータに対して駆動電力を供給することにより該各操舵力補助装置の作動を制御する制御手段とを備えた電動パワーステアリング装置であって、
    前記第1の操舵力補助装置には、永久磁石型モータが用いられ、前記第2の操舵力補助装置には、非永久磁石型モータが用いられ、
    前記制御手段は、操舵速度が所定速度以下であり、且つ要求される前記アシスト力が前記第2の操舵力補助装置の対応範囲内にある場合には、該第2の操舵力補助装置により前記アシスト力を付与すべく前記制御すること、
    を特徴とする電動パワーステアリング装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記第2の操舵力補助装置は、前記ステアリングシャフトを構成するコラムシャフトに設けられること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。
  5. 請求項1〜請求項の何れか一項に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記制御手段は、要求される前記アシスト力が前記第1の操舵力補助装置の対応範囲内にある場合には、該第1の操舵力補助装置により前記アシスト力を付与すべく前記制御すること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。
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