JP5168631B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等に用いられる現像装置及びこれを用いた画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真の分野において、耐久性、画像特性に優れているなどの理由により、トナーと磁性キャリアからなる現像剤を用いる二成分方式の現像装置を備える画像形成装置が広く用いられている。二成分方式の現像装置としては現像担持体である現像スリーブの軸方向に平行に現像剤を搬送しながら現像スリーブに現像剤を供給する供給搬送路と、供給搬送路の下流端に到達した現像剤を供給搬送路の上流端に搬送する循環搬送路とを有するものが知られている。
供給搬送路と循環搬送路とを備える現像装置としては、供給搬送路から現像スリーブに供給された現像剤が、潜像担持体である感光体と現像スリーブとの対向部である現像領域を通過した後、供給搬送路に受け渡されるものがある。現像領域を通過した現像剤は感光体上の潜像にトナーを供給してトナー濃度が低下した状態であるので、現像領域を通過した現像剤が供給搬送路に戻る現像装置では供給搬送路の搬送方向下流側ほど現像剤中のトナー濃度が低下する。特に高印字率の画像では現像領域を通過する前の現像剤に対して現像領域を通過した後の現像剤のトナー濃度の低下が大きくなり、供給搬送路の搬送方向下流側のトナー濃度低下が大きく、画像品質が低下する問題が生じる。
特許文献1に記載の現像装置は、供給搬送路と循環搬送路とからなる現像スリーブに平行な2本の現像剤搬送路を備え、現像スリーブに供給され、現像領域を通過した現像剤は循環搬送路に受け渡される。このような現像装置では、現像領域を通過してトナー濃度が低下した現像剤は供給搬送路に戻らず、循環搬送路に受け渡されるため、上述したような供給搬送路の搬送方向下流側ほどトナー濃度が低下する問題が発生しない。
このように現像領域を通過した現像剤を循環搬送路に受け渡す現像装置では、供給搬送路から現像スリーブに供給された現像剤は供給搬送路に戻ってこないため、供給搬送路の搬送方向下流側ほど現像剤の量が少なくなる。供給搬送路内の搬送方向上流側と下流側とで現像剤の量に偏りが生じると、現像スリーブへの供給にムラができ、現像スリーブに供給される現像剤の量にも現像スリーブの軸方向で片寄りが生じる。
つまり、現像剤の量が多い供給搬送路の上流側では現像スリーブへの現像剤の供給量が安定していて画像濃度は一定となる。一方、現像剤の量が少ない供給搬送路の下流側では、現像スリーブへの現像剤の供給量が不安定になり画像に濃度ムラが生じて画像不良が起こる。
特許文献1の現像装置では、供給搬送路での現像剤の搬送量を現像スリーブへの供給量よりも十分に大きくすることで、現像スリーブへの現像剤の供給によって現像剤が減少する割合を低減している。これにより、供給搬送路内の搬送方向における現像剤の量の片寄りを軽減し、画像の濃度ムラの発生を抑制している。
特開平5−333691号公報
しかしながら、特許文献1では、現像剤の搬送量を大きくする方法として、供給搬送路での現像剤搬送部材による現像剤の搬送速度を速めている。このように、供給搬送路での現像剤搬送部材の搬送速度を速めて現像剤の搬送量を増加させると、現像剤に対するストレスの増加につながる。また、現像剤搬送部材として搬送スクリュを用いる場合は、現像剤の搬送速度を速めるために回転数を増加させると搬送スクリュの回転トルクの増加につながる。このように、現像剤に対するストレスの増加や搬送スクリュの回転トルクの増加につながるため、供給搬送路での現像剤の搬送量はあまり大きくすることができないという問題がある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、供給搬送路から現像剤担持体に供給されて現像領域を通過した現像剤が供給搬送路とは異なる現像剤搬送路に受け渡される現像装置で、現像剤に対するストレスの増加を抑制しつつ、供給搬送路内の搬送方向における現像剤の量の片寄りを軽減することが出来る現像装置、及びこの現像装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、現像剤を表面上に担持して回転し、潜像担持体と対向する箇所で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給して現像する現像剤担持体と、該現像剤担持体に現像剤を供給しながら該現像剤担持体の軸線方向に現像剤を搬送する供給搬送路と、該供給搬送路内の現像剤に対して搬送力を付与する供給搬送部材と、該供給搬送路の搬送方向下流端に到達した現像剤を該供給搬送路の搬送方向上流端に搬送する循環搬送路と、該循環搬送路内の現像剤に対して搬送力を付与する循環搬送部材とを有する現像装置において、該供給搬送路の搬送方向下流側ほど低くなるように該供給搬送路の底面が傾斜し、該現像剤担持体の軸線方向が該供給搬送路の底面と平行であることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の現像装置において、上記循環搬送路の搬送方向下流側ほど高くなるように該循環搬送路の底面が傾斜していることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の現像装置において、上記供給搬送部材及び上記循環搬送部材は、回転軸と回転軸に螺旋状に設けられた羽部とを備え、回転することにより回転軸の軸方向に現像剤を搬送するスクリュ部材からなる供給スクリュ及び循環スクリュであり、該供給スクリュの回転軸と該循環スクリュとの回転軸との距離が一定であることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2または3の現像装置において、上記循環搬送路を上記供給搬送路に対して鉛直方向下方に配置することを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、少なくとも潜像担持体と、該潜像担持体表面を帯電させるための帯電手段と、該潜像担持体上に静電潜像を形成するための潜像形成手段と、該静電潜像を現像してトナー像化するための現像手段とを有する画像形成装置において、該現像手段として、請求項1、2、3またはに記載の現像装置を用いることを特徴とするものである。
上記請求項1の構成を備える現像装置においては、供給搬送路の搬送方向下流側ほど低くなるように該供給搬送路の底面が傾斜しているため、供給搬送路内の現像剤が搬送方向下流側に向かうように、供給搬送部材が付与する搬送力だけでなく、重力も作用する。このため、供給搬送路での現像剤搬送部材の搬送速度を速めることなく現像剤の搬送量を増加させることができる。
請求項1乃至の発明によれば、現像剤搬送部材の搬送速度を速めることなく現像剤の搬送量を増加させることができるので、現像剤に対するストレスの増加を抑制しつつ、供給搬送路内の搬送方向における現像剤の量の片寄りを軽減することが出来るという優れた効果がある。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、複数の感光体が並行配設されたタンデム型のカラーレーザー複写機(以下、単に「複写機500」という)の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る複写機500の概略構成図である。複写機500はプリンタ部100、これを載せる給紙装置200、プリンタ部100の上に固定されたスキャナ300などを備えている。また、このスキャナ300の上に固定された原稿自動搬送装置400なども備えている。
プリンタ部100は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像を形成するための4組のプロセスカートリッジ18Y,M,C,Kからなる画像形成ユニット20を備えている。各符号の数字の後に付されたY,M,C,Kは、イエロー、シアン、マゼンダ、ブラック用の部材であることを示している(以下同様)。プロセスカートリッジ18Y,M,C,Kの他には、光書込ユニット21、中間転写ユニット17、二次転写装置22、レジストローラ対49、ベルト定着方式の定着装置25などが配設されている。
光書込ユニット21は、図示しない光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラーなどを有し、画像データに基づいて後述の感光体の表面にレーザ光を照射する。
プロセスカートリッジ18Y,M,C,Kは、ドラム状の感光体1、帯電器、現像装置4、ドラムクリーニング装置、除電器などを有している。
以下、イエロー用のプロセスカートリッジ18について説明する。
帯電手段たる帯電器によって、感光体1Yの表面は一様帯電される。帯電処理が施された感光体1Yの表面には、光書込ユニット21によって変調及び偏向されたレーザ光が照射される。これにより、照射部(露光部)の感光体1Yの表面の電位が減衰する。この表面の電位の減衰により、感光体1Y表面にY用の静電潜像が形成される。形成されたY用の静電潜像は現像手段たる現像装置4Yによって現像されてYトナー像となる。
Y用の感光体1Y上に形成されたYトナー像は、後述の中間転写ベルト110に一次転写される。一次転写後の感光体1Yの表面は、ドラムクリーニング装置によって転写残トナーがクリーニングされる。
Y用のプロセスカートリッジ18Yにおいて、ドラムクリーニング装置によってクリーニングされた感光体1Yは、除電器によって除電される。そして、帯電器によって一様帯電せしめられて、初期状態に戻る。以上のような一連のプロセスは、他のプロセスカートリッジ18M,C,Kについても同様である。
次に、中間転写ユニットについて説明する。
中間転写ユニット17は、中間転写ベルト110やベルトクリーニング装置90などを有している。また、中転張架ローラ114、駆動ローラ15、二次転写バックアップローラ16、4つの一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kなども有している。
中間転写ベルト110は、中転張架ローラ114を含む複数のローラによってテンション張架されている。そして、図示しないベルト駆動モータによって駆動される駆動ローラ15の回転によって図中時計回りに無端移動せしめられる。
4つの一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kは、それぞれ中間転写ベルト110の内周面側に接触するように配設され、図示しない電源から一次転写バイアスの印加を受ける。また、中間転写ベルト110をその内周面側から感光体1Y,M,C,Kに向けて押圧してそれぞれ一次転写ニップを形成する。各一次転写ニップには、一次転写バイアスの影響により、感光体1と一次転写バイアスローラ62との間に一次転写電界が形成される。
Y用の感光体1Y上に形成された上述のYトナー像は、この一次転写電界やニップ圧の影響によって中間転写ベルト110上に一次転写される。このYトナー像の上には、M,C,K用の感光体1M,C,K上に形成されたM,C,Kトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト110上には多重トナー像たる4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
中間転写ベルト110上に重ね合わせ転写された4色トナー像は、後述の二次転写ニップで図示しない記録体たる転写紙に二次転写される。二次転写ニップ通過後の中間転写ベルト110の表面に残留する転写残トナーは、図中左側の駆動ローラ15との間にベルトを挟み込むベルトクリーニング装置90によってクリーニングされる。
次に、二次転写装置22について説明する。
中間転写ユニット17の図中下方には、2本の張架ローラ23によって紙搬送ベルト24を張架している二次転写装置22が配設されている。紙搬送ベルト24は、少なくとも何れか一方の張架ローラ23の回転駆動に伴って、図中反時計回りに無端移動せしめられる。2本の張架ローラ23のうち、図中右側に配設された一方のローラは、中間転写ユニット17の二次転写バックアップローラ16との間に、中間転写ベルト110及び紙搬送ベルト24を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ユニット17の中間転写ベルト110と、二次転写装置22の紙搬送ベルト24とが接触する二次転写ニップが形成されている。そして、この一方の張架ローラ23には、トナーと逆極性の二次転写バイアスが図示しない電源によって印加される。この二次転写バイアスの印加により、二次転写ニップには中間転写ユニット17の中間転写ベルト110上の4色トナー像をベルト側からこの一方の張架ローラ23側に向けて静電移動させる二次転写電界が形成される。後述のレジストローラ対49によって中間転写ベルト110上の4色トナー像に同期するように二次転写ニップに送り込まれた転写紙には、この二次転写電界やニップ圧の影響を受けた4色トナー像が二次転写せしめられる。なお、このように一方の張架ローラ23に二次転写バイアスを印加する二次転写方式に代えて、転写紙を非接触でチャージさせるチャージャを設けてもよい。
複写機500本体の下部に設けられた給紙装置200には、内部に複数の転写紙を紙束の状態で複数枚重ねて収容可能な給紙カセット44が、鉛直方向に複数重なるように配設されている。それぞれの給紙カセット44は、紙束の一番上の転写紙に給紙ローラ42を押し当てている。そして、給紙ローラ42を回転させることにより、一番上の転写紙を給紙路46に向けて送り出される。
給紙カセット44から送り出された転写紙を受け入れる給紙路46は、複数の搬送ローラ対47と、給紙路46内の末端付近に設けられたレジストローラ対49とを有している。そして、転写紙をレジストローラ対49に向けて搬送する。レジストローラ対49に向けて搬送された転写紙は、レジストローラ対49のローラ間に挟まれる。一方、中間転写ユニット17において、中間転写ベルト110上に形成された4色トナー像は、ベルトの無端移動に伴って二次転写ニップに進入する。レジストローラ対49は、ローラ間に挟み込んだ転写紙を二次転写ニップにて4色トナー像に密着させ得るタイミングで送り出す。これにより、二次転写ニップでは、中間転写ベルト110上の4色トナー像が転写紙に密着する。そして、転写紙上に二次転写されて、白色の転写紙上でフルカラー画像となる。このようにしてフルカラー画像が形成された転写紙は、紙搬送ベルト24の無端移動に伴って二次転写ニップを出た後、紙搬送ベルト24上から定着装置25に送られる。
定着装置25は、定着ベルト26を2本のローラによって張架しながら無端移動せしめるベルトユニットと、このベルトユニットの一方のローラに向けて押圧される加圧ローラ27とを備えている。これら定着ベルト26と加圧ローラ27とは互いに当接して定着ニップを形成しており、紙搬送ベルト24から受け取った転写紙をここに挟み込む。ベルトユニットにおける2本のローラのうち、加圧ローラ27から押圧される方のローラは、内部に図示しない熱源を有しており、これの発熱によって定着ベルト26を加熱する。加熱された定着ベルト26は、定着ニップに挟み込まれた転写紙を加熱する。この加熱やニップ圧の影響により、フルカラー画像が転写紙に定着せしめられる。
定着装置25内で定着処理が施された転写紙は、プリンタ筐体の図中左側板の外側に設けたスタック部57上にスタックされるか、もう一方の面にもトナー像を形成するために上述の二次転写ニップに戻されるかする。
図示しない原稿のコピーがとられる際には、例えばシート原稿の束が原稿自動搬送装置400の原稿台30上セットされる。但し、その原稿が本状に閉じられている片綴じ原稿である場合には、コンタクトガラス32上にセットされる。このセットに先立ち、複写機本体に対して原稿自動搬送装置400が開かれ、スキャナ300のコンタクトガラス32が露出される。この後、閉じられた原稿自動搬送装置400によって片綴じ原稿が押さえられる。
このようにして原稿がセットされた後、図示しないコピースタートスイッチが押下されると、スキャナ300による原稿読取動作がスタートする。但し、原稿自動搬送装置400にシート原稿がセットされた場合には、この原稿読取動作に先立って、原稿自動搬送装置400がシート原稿をコンタクトガラス32まで自動移動させる。原稿読取動作では、まず、第1走行体33と第2走行体34とがともに走行を開始し、第1走行体33に設けられた光源から光が発射される。そして、原稿面からの反射光が第2走行体34内に設けられたミラーによって反射せしめられ、結像レンズ35を通過した後、読取センサ36に入射される。読取センサ36は、入射光に基づいて画像情報を構築する。
このような原稿読取動作と並行して、各プロセスカートリッジ18Y,M,C,K内の各機器や、中間転写ユニット17、二次転写装置22、定着装置25がそれぞれ駆動を開始する。そして、読取センサ36によって構築された画像情報に基づいて、光書込ユニット21が駆動制御されて、各感光体1Y,M,C,K上に、Y,M,C,Kトナー像が形成される。これらトナー像は、中間転写ベルト110上に重ね合わせ転写された4色トナー像となる。
また、原稿読取動作の開始とほぼ同時に、給紙装置200内では給紙動作が開始される。この給紙動作では、給紙ローラ42の1つが選択回転せしめられ、ペーパーバンク43内に多段に収容される給紙カセット44の1つから転写紙が送り出される。送り出された転写紙は、分離ローラ45で1枚ずつ分離されて反転給紙路46に進入した後、搬送ローラ対47によって二次転写ニップに向けて搬送される。このような給紙カセット44からの給紙に代えて、手差しトレイ51からの給紙が行われる場合もある。この場合、手差し給紙ローラ50が選択回転せしめられて手差しトレイ51上の転写紙を送り出した後、分離ローラ52が転写紙を1枚ずつ分離してプリンタ部100の手差し給紙路53に給紙する。
複写機500は、2色以上のトナーからなる多色画像を形成する場合には、中間転写ベルト110をその上部張架面がほぼ水平になる姿勢で張架して、上部張架面に全ての感光体1Y,M,C,Kを接触させる。これに対し、Kトナーのみからなるモノクロ画像を形成する場合には、図示しない機構により、中間転写ベルト110を図中左下に傾けるような姿勢にして、その上部張架面をY,M,C用の感光体1Y,M,Cから離間させる。そして、4つの感光体1Y,M,C,Kのうち、K用の感光体1Kだけを図中反時計回りに回転させて、Kトナー像だけを作像する。この際、Y,M,Cについては、感光体1だけでなく、現像装置4も駆動を停止させて、感光体1や現像装置4の各部材及び現像装置4内の現像剤の不要な消耗を防止する。
複写機500は、複写機500内の各機器の制御を司るCPU等から構成される図示しない制御部と、液晶ディスプレイや各種キーボタン等などから構成される図示しない操作表示部とを備えている。操作者は、この操作表示部に対するキー入力操作により、制御部に対して命令を送ることで、転写紙の片面だけに画像を形成するモードである片面プリントモードについて、3つのモードの中から1つを選択することができる。この3つの片面プリントモードとは、ダイレクト排出モードと、反転排出モードと、反転デカール排出モードとからなる。
図2は、4つプロセスカートリッジ18Y,M,C,Kのうちの1つが備える現像装置4及び感光体1を図1中の奥側から見た拡大構成図である。4つのプロセスカートリッジ18Y,M,C,Kは、それぞれ扱うトナーの色が異なる点以外はほぼ同様の構成になっているので、同図では「4」に付すY,M,C,Kという添字を省略している。
現像装置4は潜像担持体であるドラム状の感光体1に対向配置され、感光体1は図中矢印aに示すように図2における時計回り方向に回転駆動する。感光体1は、回転しながら、その表面を不図示の帯電装置により帯電される。帯電された感光体1の表面は露光装置である光書込ユニット21から照射されたレーザ光によってその表面に静電潜像を形成される。
現像装置4のケーシングである現像容器3内には磁性キャリアと磁性又は非磁性のトナーとからなる粉体状の2成分の現像剤2が収容されている。現像装置4は、感光体1の表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像を行う現像領域Aまで現像容器3内の現像剤2を担持して、表面移動することによって搬送する現像剤担持体としての現像スリーブ14aを備える。また、現像スリーブ14aの内部に現像装置4に対して固定された複数の磁石からなるマグネットローラ14bを備えている。さらに、現像スリーブ14a上に担持された現像剤の層厚規制する剤規制部材5とを有している。
現像スリーブ14aの軸方向に現像剤を搬送する現像剤搬送手段である2つの搬送スクリュとして、供給スクリュ9と循環スクリュ10とが略平行に設けられている。各搬送スクリュは、回転軸と回転軸に螺旋状に設けられた羽部とを備え、回転することにより回転軸の軸方向に沿って一方向に現像剤を搬送する。現像容器3内は、その内壁及び隔壁6によって空間が仕切られ、現像剤搬送路である供給搬送路7及び循環搬送路8が隔壁6を挟んで上下に形成され、現像剤はこの現像剤搬送路に収容されている。また、隔壁6の図2中の手前側及び奥側の両端部には開口部がそれぞれ設けられており、供給搬送路7と循環搬送路8との間を2つの開口部によってそれぞれ連通している。このように、図2に示すように、供給搬送路7は現像スリーブ14aに対して仕切り壁13を挟んで隣接して配置され、循環搬送路8は供給搬送路7に対して隔壁6を挟んで隣接して配置されている。
図2に示すように、供給搬送路7及び循環搬送路8にはそれぞれ供給スクリュ9及び循環スクリュ10が配置されており、現像容器3内の現像剤2は供給搬送路7及び循環搬送路8に収容されている。また、循環スクリュ10は供給スクリュ9に対して略平行に配置され、循環搬送路8内の現像剤は循環スクリュ10によって供給スクリュ9の搬送方向とは逆方向に搬送される。
現像容器3内の現像剤2は、供給スクリュ9と循環スクリュ10との回転による搬送によって、隔壁6の両端に設けられた2つの開口部を通じて供給搬送路7と循環搬送路8との間を循環する。
現像容器3内の現像剤2のうち供給搬送路7内の現像剤は、供給スクリュ9が回転することによって搬送されながら、現像スリーブ14aの表面へと供給される。供給搬送路7から現像スリーブ14aへの現像剤2の供給は、供給スクリュ9と現像スリーブ14aとの間の仕切り壁13を供給スクリュ9の回転によって現像剤2が乗り越えたり、現像スリーブ14aに内設されたマグネットローラ14bの磁力によって現像剤2が現像スリーブ14aに引き付けられたりすることによって行われる。
現像スリーブ14aに供給された現像剤2は、現像スリーブ14aの回転と、内設されたマグネットローラ14bの磁力とによって、現像スリーブ14aに担持されつつ、図2中の矢印Bの方向に搬送される。すなわち、現像スリーブ14aに供給されて担持された現像剤2は、現像スリーブ14aに担持されつつ矢印Bで示すように先ず剤規制部材5を通過する。現像スリーブ14aの表面に担持された現像剤2は、図2中の矢印B1で示すように剤規制部材5との対向部を通過するときに余分な現像剤2が掻き取られる。
剤規制部材5を通過した適正量の現像剤2は、図2中矢印B2で示すように現像スリーブ14aと感光体1との間の現像領域Aを通過したのち、現像スリーブ14aから離れ、現像容器3の底部3bへ流れて循環搬送路8へと受け渡される。
すなわち、現像スリーブ14a上に担持されて現像領域Aに搬送され、現像領域Aを通過した後、現像領域Aにおいて感光体1の表面の供給されずに現像スリーブ14a上に残った現像剤2は、現像スリーブ14aの回転に伴って供給搬送路7に再度回収されるのではなく、一度、循環搬送路8に回収される。このために供給搬送路7内には常に循環搬送路8で十分攪拌された現像剤のみが存在する。
なお、供給搬送路7の下流端に到達した現像剤2と、現像領域Aを通過して現像スリーブ14aから離間した現像剤とは循環搬送路8によって搬送され供給搬送路7の上流端に受け渡される。循環搬送路8内の現像剤2は現像領域Aを通過してトナー濃度が低下した現像剤2を含むため、トナーを補給する必要がある。よって、潜像の画像情報から求めるトナー消費量または、循環搬送路8内の現像剤のトナー濃度の測定結果に応じて、循環搬送路8内の現像剤にトナーを補給することによって、適正なトナー濃度の現像剤2を供給搬送路7に受け渡すことが出来る。
近年のフルカラー化に伴い、文書などの印字率の低い原稿に対し、写真などの印字率の高い原稿を印刷する機会が増えつつある。供給搬送路から現像スリーブに供給された現像剤が、現像領域を通過した後、供給搬送路に受け渡される現像装置では、印字率の高い原稿を印刷した場合、トナーの消費量は多くなるため、現像剤のトナー濃度分布にムラが発生し、プリント用紙面内、或いはプリント用紙間で、画像濃度にムラが発生するといった問題が生じた。一方、現像装置4においては、現像スリーブ14a上に担持されて現像領域に搬送され、現像領域を通過後、現像スリーブ14a上に残った現像剤は、現像スリーブ14aの回転に伴って供給搬送路7に回収されるのではなく、循環搬送路8に回収される。このため、供給搬送路7内には常に循環搬送路8で十分攪拌された現像剤のみが存在する。このため、現像スリーブ14aには常に均一なトナー濃度の現像剤が供給され、スラスト方向の画像ムラ(攪拌が不十分なために起こる画像ムラ)や濃度差(攪拌が不十分なために起こる濃度差)のない均一な画像を得ることができるのである。また、現像装置4のように搬送スクリュを上下に2本配置した縦攪拌型の現像装置は、2つの搬送路が垂直方向に配置されているため、その水平方向の占有スペースが小さくて済むという長所があり、複写機500のように複数の現像装置を水平方向に並列搭載するタンデム方式等のカラー画像形成装置での小型化を図ることができる。
図3は、現像装置4を図2の矢印C方向から見た、現像容器3中の現像剤2の流れを説明する説明図である。図3中の矢印が現像容器3中の現像剤2の流れを示している。
図2及び図3に示すように、現像装置4では、供給搬送路7と循環搬送路8とが垂直方向に配置されている。このため、隔壁6の両端に設けられた開口部のうち図3中右側の開口部である落下口12では供給搬送路7の下流端から循環搬送路8の上流端へと現像剤2は上から下へと移動する。一方、隔壁6の両端に設けられた開口部のうち図3中左側の開口部である持ち上げ口11では循環搬送路8の下流端から供給搬送路7の上流端へと現像剤2は下から上へと移動する。持ち上げ口11での循環搬送路8から供給搬送路7への現像剤の移動は、循環搬送路8内の搬送方向下流端に溜まった現像剤2の圧力により下から上と押し上げられるようにして現像剤が受け渡される。
現像装置4では、循環搬送路8から供給搬送路7へと受け渡された現像剤2のすべてが供給搬送路7内の供給スクリュ9の搬送方向下流端に到達するわけではない。図3中の矢印Bで示すように、供給搬送路7内を搬送される途中で現像スリーブ14aの表面に供給され、現像領域Aを通過した後、循環搬送路8に回収される成分が存在する。このような現像スリーブ14aの表面への現像剤2の受渡しは、現像スリーブ14aの軸方向の幅の略全域に渡ってなされる。
このため、供給搬送路7内で供給スクリュ9によって搬送力が付与されて搬送される現像剤2の量は、供給搬送路7内の上流端から下流端に向かうに従い徐々に減少する傾向がある。
一方、循環搬送路8内で循環スクリュ10によって搬送力が付与されて搬送される現像剤2の量は、循環搬送路8内の上流端から下流端に向かうに従い徐々に増加する傾向がある。即ち、現像装置4内の現像剤2の分布には片寄りが存在する。
図4は、従来の現像装置4における供給搬送路7及び循環搬送路8の現像剤2の分布の説明図である。なお、図4中の斜線部分が、現像剤2の分布を模式的に示すものである。図4では、各搬送スクリュが各現像剤搬送路の底面よりも離れた位置に描かれているが、実際は図2に示すように、各搬送スクリュの羽部の下端は各現像剤搬送路の底面に近接する。なお、図中の斜線部分及び各搬送スクリュの配置については、後述する図5または図6を用いて説明する現像装置4においても同様である。
図4に示すように、従来の現像装置4は、供給スクリュ9はその回転軸が水平軸Hと平行になるように配置され、供給搬送路7内の供給スクリュ9による現像剤の搬送方向が水平方向となっている。また、循環スクリュ10もその回転軸が水平軸Hと平行になるように配置され、循環搬送路8内の循環スクリュ10による現像剤の搬送方向が水平方向となっている。ここで、水平方向とは鉛直方向に対して垂直な方向であり、水平軸Hは水平方向が軸方向となる仮想軸である。
上述したように現像装置4では、供給搬送路7内の現像剤2の量が、供給搬送路7内の上流端から下流端に向かうに従い徐々に減少するため、供給搬送路7内の現像剤2の量は搬送方向下流側ほど少なくなる。図4に示すように、供給搬送路7内の搬送方向上流側と下流側とで現像剤2の量に偏りが生じると、現像スリーブ14aへの現像剤の供給にムラができ、現像スリーブ14aに供給される現像剤2の量にも現像スリーブ14aの軸方向で片寄りが生じ、不均一となる。
このような現像スリーブ14aに供給される現像剤2の量が不均一となることに起因して、形成される画像の濃度が現像スリーブ14aの軸方向で異なる。つまり、現像剤2の量が多い供給搬送路7内の上流側では、現像スリーブ14aへの現像剤2の供給量が安定していて画像濃度は一定となるが、現像剤2の量が少ない供給搬送路7内の下流側ほど、現像スリーブ14aへの現像剤2の供給量が少なくなり、供給搬送路7の下流端近傍37では画像に濃度ムラが生じ画像不良が起こる。
また、現像装置4のように、循環搬送路8を供給搬送路7の鉛直方向に下方に配置する現像装置においては、供給搬送路7から循環搬送路8への現像剤は上から下へ、また、循環搬送路8から供給搬送路7への現像剤は下から上へと動く。そして、上述したように、持ち上げ口11での循環搬送路8から供給搬送路7への現像剤の受け渡しは、循環搬送路8の搬送方向下流端部に溜まった現像剤2の圧力により下から上へと押し上げられるようにして行われる。図4に示すように、循環スクリュ10による現像剤の搬送方向が水平方向の場合、持ち上げ口11で現像剤を上昇させる向きには直接的な力は作用しないため、持ち上げ口11では受け渡し効率が悪くなり、持ち上げ口11の付近に現像剤が詰まりやすくなるといった問題があった。
このような問題に対して、特許文献1に開示された技術のように、供給スクリュ9および循環スクリュ10の現像剤搬送能力を、現像スリーブ14aへの供給量よりも十分に大きくし、片寄りの効果を相対的に小さくすることも考えられる。しかし、搬送スクリュの回転速度を速めて現像剤搬送量を大きくすると、現像剤に対するストレスが増加し現像剤の劣化が促進される問題や駆動回転トルクが上昇し、軸受けなどの機械部品の磨耗が促進されてしまう問題がある。つまり、搬送スクリュの回転速度を速めてしまうと現像装置4及び現像剤2の寿命が相対的に短くなってしまうため、回転速度の上昇には限度がある。
また、この問題に対する別の対策として、特開2002−6599号公報に開示された技術のように、供給搬送路の下流に現像剤を塞き止める機構を設け、片寄りを緩和することも考えられる。この場合は、供給搬送路下流にて現像剤を塞き止めているために、下流での現像剤の剤面の高さを高くすることは可能である。しかし、中央部の現像剤の高さを変動させる工夫はなされていないために、両端部の剤面を調整することはできても、中央部の剤面を調整することが出来ないため、剤面の高さにはむらが生じ、画像の濃度むらが生じるという問題がある。
また、その他の問題としては、図4に示す従来の現像装置4のように、搬送スクリュを上下に2本配置した縦攪拌型の現像装置4においては、循環搬送路8から供給搬送路7に現像剤2を受け渡す際、持ち上げに現像剤を押し込む圧力のみにより持ち上げているため、受渡効率が悪く、現像剤が詰まりやすいという問題があった。
このような問題に対する対策としては、特開2002−236420号公報に開示された技術のように、循環搬送路8から供給搬送路7に現像剤を受け渡す現像剤の持ち上げ口に現像剤上昇手段を設け、受渡効率を向上させ、現像剤の詰まりを解消することも考えられる。しかし、この場合、持ち上げ口において現像剤上昇手段を設けるため、現像装置が大型化してしまう問題があった。
この問題に対する別の対策として、特開2004−133339号公報に開示された技術のように、循環スクリュを現像剤の進行方向に対して上昇する向きに傾斜させることが考えられる。循環搬送路から供給搬送路に現像剤を受け渡す受渡部への圧入による現像剤の搬送では、現像剤を上昇させる向きに作用する力は直接的に生じない。しかし、特開2004−133339号公報に開示された現像装置では、循環スクリュの搬送力が作用する方向が現像剤を上昇させる方向に向かっているため、現像剤が搬送されるに伴い現像剤を供給搬送路の位置まで持ち上げることができる。このため、循環搬送路から供給搬送路への現像剤の受渡効率は改善される。しかし、特開2004−133339号公報に開示されているように循環搬送路から供給搬送路への現像剤の受け渡し部で、供給搬送路と循環搬送路を水平方向に並べてしまうと、現像装置の横幅は大きくなってしまう。また、循環搬送路を供給搬送路の鉛直方向真下に配置した場合、現像装置の横幅は小型に収まるが、供給スクリュと循環スクリュとの軸間距離が狭くなり、設計が困難になるといった問題がある。
参考構成例
に現像装置4の参考構成例について説明する。
図5は参考構成例の現像装置4を図2の矢印C方向から見た、現像スリーブ14a、供給搬送路7及び循環搬送路8の説明図である。なお、図5中の斜線部分が、現像剤2の分布を模式的に示すものである。
図5に示すように、参考構成例の現像装置4では、供給搬送路7と循環搬送路8とを形成する現像容器3及び隔壁6が水平軸Hに対して傾斜している。詳しくは、供給搬送路7の搬送方向下流側ほど低くなるように供給搬送路7の底面である供給底面7bが傾斜し、循環搬送路8の搬送方向下流側ほど高くなるように循環搬送路8の底面である循環底面8bが傾斜するように、現像容器3及び隔壁6が水平軸Hに対して傾斜している。そして、供給スクリュ9はその回転軸が供給底面7bと平行になるように配置され、循環スクリュ10はその回転軸が循環底面8bと平行になるように配置されている。また、供給底面7bと循環底面8bとは同じ傾斜角で水平軸Hに対して傾斜しているため、供給底面7bと循環底面8bとは平行となっており、供給スクリュ9と循環スクリュ10とはそれぞれの回転軸が平行となるように配置されている。
図5に示すように、参考構成例の現像装置4では、供給搬送路7の搬送方向下流側ほど低くなるように供給底面7bが水平軸Hに対して傾斜することにより、供給搬送路7内の現像剤2の進行方向(図中の矢印D)が下降する向きに傾斜する。また、循環搬送路8の搬送方向下流側ほど高くなるように循環底面8bが水平軸Hに対して傾斜することにより、循環搬送路8内の現像剤2の進行方向(図中の矢印E)が上昇する向きに傾斜する。このように構成することにより、参考構成例の現像装置4では、図4を用いて説明した従来の現像装置4に比べて現像剤搬送路内の現像剤の量の片寄りを軽減することができる。
図4を用いて説明した従来の現像装置4では、上述したように、供給搬送路7の下流端近傍37では現像剤量が少なくなり、循環搬送路8の下流端にある持ち上げ口11の付近に現像剤が詰まりやすくなるといった問題があった。
参考構成例の現像装置4では、供給搬送路7内の現像剤2の進行方向が下降する向きに傾斜するように、供給底面7bを水平軸Hに対して傾斜させることによって、供給搬送路7内の現像剤2に対して重力が作用し、搬送速度が速くなる。これにより、供給スクリュ9の回転数を上昇させることなく、供給搬送路7内の現像剤2の移送速度を上昇させることが可能となる。供給搬送路7内の現像剤2の移送速度を上昇させることにより、現像剤の搬送量を増加させることができ、供給搬送路7の下流端近傍37での現像剤量を図4の従来の現像装置4よりも増加させることができる。これにより、供給スクリュ9の回転数を上昇させることなく現像剤の搬送量を増加させることができるので、現像剤に対するストレスの増加を抑制しつつ、供給搬送路7内の搬送方向における現像剤2の量の片寄りを軽減することが出来る。
また、循環搬送路8内の現像剤2の進行方向が上昇する向きに傾斜するように、循環底面8bを水平軸Hに対して傾斜させることによって、次のような効果がある。すなわち、循環搬送路8内では上昇させる向きに傾斜するように現像剤2を搬送しているため、現像剤2に作用する力の成分には水平方向成分と鉛直方向上向き成分が存在する。よって、図4に示した従来の現像装置4のように、単純に現像剤を水平方向に搬送する場合と比較すると、水平方向への搬送速度は低下するが、その分鉛直方向上向きへの搬送力が作用することになる。このため、参考構成例の現像装置4において、供給底面7bと循環底面8bとの距離や、供給スクリュ9の回転軸と循環スクリュ10の回転軸との距離が従来の現像装置4と同等であったとしても、参考構成例の現像装置4では、循環スクリュ10が現像剤2に付与する搬送力によって、現像剤2に対して鉛直方向上向き成分の力が作用しているため、循環搬送路8内の現像剤は重力に逆らって上方に搬送されやすい。よって、図4に示した現像装置4に比べて、参考構成例の現像装置4では、循環搬送路8の下流端にある持ち上げ口11での現像剤の受け渡しの効率を改善することができる。
このように、持ち上げ口11での現像剤の受け渡しの効率が改善されれば、現像剤の水平方向の搬送速度は遅くなったとしても、持ち上げ口11付近での搬送効率は改善されているため、結果として、持ち上げ口11付近における現像剤の詰まりは解消される。
さらに、水平軸Hに対する循環底面8bの傾斜を大きくした場合には、次のような効果がある。すなわち、循環搬送路8の傾斜が大きくした場合には、循環搬送路8内の現像剤の一部は重力により循環スクリュ10による搬送方向とは逆方向に戻されることとなる。このような現象は、循環搬送路8の搬送方向下流端近傍のように現像剤2の嵩が高くなり、その嵩が循環スクリュ10の羽部よりも高くなるときに生じやすい。なぜならば、循環スクリュ10の羽部があれば、循環スクリュ10が支えとなり重力に逆らいつつ現像剤を搬送することが可能であるが、循環スクリュ10の羽部を乗り越えた現像剤に関しては、重力にともない現像剤搬送方向とは逆方向に現像剤が戻されやすい。
そして、循環搬送路8の下流端近傍では、現像剤2が詰まった状態となっているため、重力に逆らえず、搬送方向とは逆方向に戻される現像剤2が存在し易い。このため、循環搬送路8の下流端近傍に存在する余剰の現像剤は、上述した重力を利用した移動により循環スクリュ10の搬送方向上流側(現像剤の量が少ない側)へと戻される。このように、循環搬送路8内で現像剤2の量が少ない側である搬送方向上流側へと現像剤2が戻されるため、循環搬送路8内での現像剤の片寄りが低減される。さらに、循環スクリュ10によって循環搬送路8内の搬送方向下流側に搬送された現像剤2が重力によって搬送方向上流側に戻るという、重力を利用した現像剤の循環が循環搬送路8内で生じるため、循環搬送路8内での攪拌効率が向上し、攪拌不良のトナーを低減することができる。
さらに、参考構成例のように供給搬送路7と循環搬送路8とを上下方向に配置する現像装置4では、トナーが補給された現像剤2の攪拌不良による異常画像が発生しにくいという利点がある。以下この利点について説明する。
本実施形態の現像装置4では、循環搬送路8内の現像剤のトナー濃度の測定結果に応じて、循環搬送路8内の現像剤にトナーを補給する。参考構成例の現像装置4では、図5に示すように落下口12の上方にトナー補給口40を備える。トナー補給口40から補給されたトナーは、重力によって落下し、落下口12を通過して循環搬送路8内の現像剤2に供給される。
通常、現像装置内の現像剤のトナー濃度が低下した場合は、現像装置とは別の場所に設置されているトナー補給装置より、現像装置内の現像剤へとトナーが補給される。トナーを補給される際には、現像剤搬送路の上部よりトナーを落下させ、現像剤搬送路内の現像剤の上部へとトナーを補給する。現像剤搬送路内に補給されたトナーは、搬送スクリュによる搬送に伴い、現像剤搬送路内の現像剤と徐々に撹拌・混合されるが、現像剤とトナーとでは流動性が異なるため、補給されたトナーが現像剤の上部に乗ったままとなり十分には撹拌されない問題があった。
特開2004−133339号公報に開示された従来技術では、循環搬送路の搬送方向下流端と供給搬送路の搬送方向上流端とが同じ高さとなるように配置され、循環搬送路から供給搬送路への現像剤の受け渡しは真横に受け渡される。このような現像装置では、現像剤を効率良く搬送することはできても、現像剤の搬送の途中にトナーと現像剤を撹拌・混合するという能力は十分ではなかった。
一方、参考構成例のように供給搬送路7と循環搬送路8とを上下方向に配置する現像装置4では、現像剤2の上部にトナーが乗ったまま循環搬送路8の搬送方向下流端に到達したとしても、持ち上げ口11での現像剤2の受け渡しのときに、循環搬送路8から受け渡される現像剤は、供給搬送路内の現像剤2の一番下に潜り込む状態となる。これにより、補給されたトナーが現像剤2の上部に乗ったまま搬送されたとしても、供給搬送路7に受け渡すときには現像剤2中に混合することができる。このため、従来の真横への受け渡しと比較すると撹拌・混合能力が向上し、撹拌不良による異常画像の発生が低減するという利点が存在する。
また、供給搬送路7と循環搬送路8とを上下に配置することで、装置の水へ方向の小型化を実現できるといった利点が得られる。
また、参考構成例のように、現像剤2が装置内を1方向に循環する現像装置4においては、現像装置4内における供給搬送路7と循環搬送路8との現像剤の配分は、供給スクリュ9によって搬送される現像剤2の搬送速度と循環スクリュ10によって搬送される現像剤2の搬送速度の相対的速度により決定される。つまり、供給スクリュ9によって搬送される現像剤の搬送速度の方が速い場合には、現像装置4内の現像剤は、循環搬送路8内に多く存在し、逆に、供給スクリュ9によって搬送される現像剤の搬送速度が遅い場合には、供給搬送路7内に現像剤2は多く存在するようになる。
現像装置4内を循環する現像剤において、持ち上げ口11の前後での現像剤の搬送速度に着目すると、循環搬送路8では重力に逆らい現像剤2を搬送しているため搬送速度は遅くなり、供給搬送路7では重力を利用し現像剤2を搬送できるため搬送速度が速くなる。
ここで、持ち上げ口11を通過前の方が相対的に現像剤2の搬送速度が高くなっている場合、持ち上げ口11を通過した現像剤が供給搬送路7内の搬送方向下流側へと搬送される速度が遅いため、持ち上げ口11の付近で現像剤2の循環が滞ってしまう。つまり、持ち上げ口11での現像剤2の循環を良好にするためには、持ち上げ口11を通過した後の方が相対的な搬送速度が早くなっている必要がある。
参考構成例の現像装置4では、供給底面7b、循環底面8b、供給スクリュ9、及び循環スクリュ10を傾斜させることにより、供給スクリュ9と循環スクリュ10との回転数を調節することなしに、容易に、持ち上げ口11近傍での現像剤の詰まりをさらに低減できる構成となっている。
また、参考構成例の現像装置4においては、二つの現像剤搬送路を傾斜させていることから、相対的な搬送速度は供給搬送路7の方が速くなっている。つまり、循環搬送路8内に現像剤2が多く溜まっていることになる。
現像により消費されたトナーを現像装置内に補給する際、トナー補給口付近には現像剤が多く存在していることが望ましい。なぜならば、現像装置内にトナーが補給されたとしても、トナーの流動性が高いため、トナー単体では搬送スクリュで搬送することは難しい。そのため、現像装置内にトナーが補給されたとしても、補給口付近に現像剤が存在していなければ、トナーは搬送され難いため、現像剤中に撹拌され難く、トナー濃度が上昇しない。また、トナーが現像剤中に補給されたとしても、現像剤量が少なければ、補給口付近に存在しているキャリア量に対し、トナーの量が過多となってしまい、トナー飛散が発生し、トナーが機外へと飛散してしまう問題がある。つまり、トナー補給口付近には、現像剤がある程度存在していた方が、トナーの撹拌性がよくなる。
参考構成例の現像装置4においては、上述したように、相対的な現像剤2の搬送速度は、重力の影響により供給搬送路7内の方が速くなっているため、循環搬送路8内に現像剤2が溜まる傾向にある。つまり、トナー補給口40付近には十分な量の現像剤2が存在することになる。よって、補給されたトナーは、現像装置4内の現像剤2と良好に撹拌されることができるため、撹拌不良が少なくなるという利点がある。
参考構成例の現像装置4ように、供給搬送路7の搬送方向下流側ほど低くなるように供給底面7bを傾斜させると共に、循環搬送路8の搬送方向下流側ほど高くなるように循環底面8bを傾斜させる、かつ、供給搬送路7と循環搬送路8とを鉛直方向上下に配置することで、装置の小型化を実現できるとともに、現像剤2及び現像装置4に過剰の負荷を与えることなく、各現像剤搬送路における現像剤2の片寄りを低減し画像不良を抑えると共に、補給トナーの撹拌性向上といった利点を得る事ができる。
またさらに、参考構成例のように、現像剤受渡部である持ち上げ口11において現像剤の詰りを低減できると、持ち上げ口11で滞留して過度のストレスが負荷される剤が少なくなるため、現像剤の劣化を低減でき、現像剤の寿命を延ばすことが可能となる。
〔実施例〕
次に本実施形態の特徴部を備えた現像装置4の実例について説明する。
図6は実施例の現像装置4を図2の矢印C方向から見た、現像スリーブ14a、供給搬送路7及び循環搬送路8の説明図である。なお、図6中の斜線部分が、現像剤2の分布を模式的に示すものである。
実施例の現像装置4では、参考構成例の現像装置4と同様に現像容器3及び隔壁6が水平軸Hに対して傾斜しており、供給底面7b、循環底面8b、供給スクリュ9、及び、循環スクリュ10が水平軸Hに対して傾斜している。そして、現像剤搬送部材である現像スリーブ14aも水平軸Hに対して傾斜している点で参考構成例の現像装置4と異なる。実施例の現像装置4では現像スリーブ14aの回転軸が供給スクリュ9の回転軸と平行となるように配置している。
実施例の現像装置4は、現像スリーブ14aが水平軸Hに対して傾斜している点以外は、参考構成例の現像装置4と共通し、共有点については参考構成例と同様の利点があり、また、同様の効果を奏することができる。
実施例の現像装置4では、供給搬送路7の供給底面7bを傾斜させることにより、重力による搬送力が加わるため、供給搬送路7内の現像剤2の搬送量は増加する。つまり、供給スクリュ9の回転数を上げるのと同等の効果を、現像剤2や現像装置4に対する負荷を増加させずに実現できる。
図4に示す従来の現像装置4でも、供給スクリュ9の回転数を上昇すれば、供給搬送路7内を搬送される現像剤量が増加し、相対的に、現像剤の減少量は低下する。つまり、供給搬送路7内の現像剤2の剤面は、供給スクリュ9の回転軸に対して、より均一になる。
このとき、現像スリーブ14aの回転軸を供給スクリュ9の回転軸と平行に配置すれば、供給搬送路7内の現像剤2の剤面と現像スリーブ14aとの距離も均一になるため、より安定した現像スリーブ14aへの現像剤2の供給を得ることができる。
また、画像形成装置の現像手段として実施例の現像装置4を用いることで、従来よりも画像形成装置である複写機500の横幅を縮小できるという利点がある。
つまり、現像スリーブ14aは、その軸方向に傾斜を持っているため、この傾斜に併せ、対向する感光体1を傾斜させたとする。また、感光体1の傾斜に併せ、中間転写ベルト110及び定着装置25を傾斜させる。また、光書込ユニット21から感光体1にレーザ光を照射する際、感光体1が傾斜している場合、その傾斜角度に伴い、光書込ユニット21の照射位置から感光体1までの光路長が異なるため、光路長が長手方向に寄らず均一になるように補正する機構を設けた方が望ましい。
このとき、現像装置4の水平軸Hに対する傾斜角をθ、現像装置4の長手方向の長さをL[m]とした場合、複写機500の中で、現像装置4が占める長手方向の幅を、L(1−cosθ)[m]だけ縮小することが可能となる。
通常使用される現像装置を用いた場合においては、現像装置を傾斜させてしまうと現像剤に片寄りが生じ、現像スリーブに安定した現像剤の供給ができなくなる。一方、図5を用いて説明した本実施例の現像装置4を使用すれば、現像装置4を傾斜させることでより安定に現像スリーブ14aへ現像剤2を供給することができるため、良好な現像剤の供給を行いながら、画像形成装置である複写機500の小型が可能になる。
〔実験〕
実施例の現像装置4を用いて、現像装置4の水平軸Hに対する傾斜角θを変化させる実験を行った。
現像装置4が備える二つの現像スクリュの実験条件を以下に示す。
スクリュ径:φ12[mm]
スクリュ軸径:φ5[mm]
スクリュピッチ:12.5[mm]
なお、現像装置4の水平軸Hに対する傾斜角θが0[°]のときは、搬送スクリュの回転数を1200[rpm]としている。
供給搬送路7の搬送方向下流端近傍で現像剤量が不足し現像スリーブへの現像剤の供給量が不安定になり画像に濃度ムラが生じる状態を剤枯渇とし、持ち上げ口11の付近に現像剤が詰まる状態を剤詰まりとする。傾斜角θが0[°]の場合でも、搬送スクリュの回転数を1200[rpm]とすることにより、剤枯渇、及び、剤詰まり、ともに画像形成に問題がない程度に抑制することができた。
そして、現像装置4の傾斜角θの角度を大きくしていったところ、剤枯渇に関しては、傾斜角θが7[°]〜25[°]の範囲となるように現像装置4を傾けたところ、搬送スクリュの回転数を1200[rpm]よりも100[rpm]〜150[rpm]低減できる改善効果を確認できた。一方、剤詰まりに関しては、傾斜角θが10[°]〜20[°]の範囲となるように現像装置4を傾けたところ、搬送スクリュの回転数を1200[rpm]よりも150[rpm]〜200[rpm]低減できる改善効果を確認できた。
このため、実施例の現像装置4では、傾斜角θが10[°]〜20[°]の範囲となるように設定することにより、剤枯渇、及び、剤詰まり、ともに画像形成に問題がない程度に抑制しつつ、搬送スクリュの回転数を1200[rpm]よりも100[rpm]〜150[rpm]低減できる。回転数を低減することができるので、現像剤2や現像装置4の劣化を抑制することができ、現像剤2や現像装置4の長寿命化を図ることができる。
なお、複写機500本体の設置環境によっては、設置誤差により、現像装置4が水平軸Hに対して傾斜した状態になることがある。この設置誤差による現像装置4の水平軸Hに対する傾斜角θは、±5[°]程度である。この程度の傾斜で現像装置4を傾けた場合、剤枯渇、及び、剤詰まり、に関して、十分な改善効果を確認することができなかった。このため、設置誤差の範囲外に傾けることによって改善効果が現れると考えられる。
また、現像装置4の傾斜角θを大きくしすぎると、循環搬送路8内での現像剤の移送速度が大幅に落ちてしまい、供給搬送路7側に十分な現像剤を搬送できなくなるため、傾斜角θには上限が存在する。
以上、本実施形態によれば、現像装置4は、現像剤を表面上に担持して回転し、潜像担持体である感光体1と対向する箇所で感光体1の表面の潜像にトナーを供給して現像する現像剤担持体である現像スリーブ14aを有する。また、現像装置4は、現像スリーブ14aに現像剤2を供給しながら現像スリーブ14aの軸線方向に現像剤を搬送する供給搬送路7と、供給搬送路7内の現像剤に対して搬送力を付与する供給搬送部材である供給スクリュ9とを有する。また、供給搬送路7の搬送方向下流端に到達した現像剤2を供給搬送路7の搬送方向上流端に搬送する循環搬送路8と、循環搬送路8内の現像剤2に対して搬送力を付与する循環搬送部材である循環スクリュ10とを有する。そして、供給搬送路7の搬送方向下流側ほど低くなるように供給搬送路7の底面である供給底面7bが水平軸Hに対して傾斜している。これにより、供給搬送路7内の現像剤2が搬送方向下流側に向かうように、供給スクリュ9が付与する搬送力だけでなく、重力も作用する。このため、供給搬送路7での供給スクリュ9の搬送速度を速めることなく現像剤の搬送量を増加させることができる。よって、現像剤2に対するストレスの増加を抑制しつつ、図4に示す従来の現像装置4に比べて、参考構成例及び実施例の現像装置4は、供給搬送路7内の搬送方向における現像剤2の量の片寄りを軽減することが出来る。
また、現像装置4の循環搬送路8の搬送方向下流側ほど高くなるように循環搬送路8の循環底面8bが傾斜している。これにより、供給搬送路7の搬送方向下流側で、循環搬送路8の搬送方向上流側である落下口12側が下方になり、供給搬送路7の搬送方向上流側で、循環搬送路8の搬送方向下流側である持ち上げ口11側が上方となるように、供給搬送路7に対して循環搬送路8が同方向に傾斜した状態となる。これにより、現像装置4の小型化を図ることができる。
また、現像装置4は、供給搬送部材及び循環搬送部材は、回転軸と回転軸に螺旋状に設けられた羽部とを備え、回転することにより回転軸の軸方向に現像剤を搬送するスクリュ部材からなる供給スクリュ9及び循環スクリュ10である。そして、供給スクリュ9の回転軸と循環スクリュ10との回転軸との距離が一定となるように配置されている。すなわち、供給スクリュ9の回転軸と循環スクリュ10との回転軸とが平行に配置されている。これにより、供給搬送路7と循環搬送路8とが同方向に同じ角度で傾斜した状態となるため、現像装置4の小型化を図ることができる。また、供給スクリュ9と循環スクリュ10とが平行に配置されるため、循環搬送路8の搬送方向下流側端部である持ち上げ口11の近傍で循環スクリュ10と供給スクリュ9との距離が離れる状態とはならない。持ち上げ口11の近傍で循環スクリュ10と供給スクリュ9との距離が離れると、持ち上げ口11での循環搬送路8から供給搬送路7への現像剤2の受け渡しの効率が低下する。一方、本実施形態の現像装置4では、持ち上げ口11の近傍で循環スクリュ10と供給スクリュ9との距離が離れる状態とはならないため、持ち上げ口11での現像剤2の受け渡しの効率が低下することを防止することができる。
また、参考構成例の現像装置4は、現像スリーブ14aの回転軸の軸線方向が水平方向であることにより、供給搬送路7及び循環搬送路8を水平軸Hに対して傾斜させた現像装置4であっても水平方向に搬送される転写紙上に作像する作像部に用いることができる。
また、実施例の現像装置4は、現像スリーブ14aの回転軸の軸線方向が供給底面7bや供給スクリュ9の回転軸と平行である。これにより、現像装置4の長手方向の長さを短くすることができ、装置の小型化を図ることができる。
また、本実施形態の現像装置4では、循環搬送路8を供給搬送路7に対して鉛直方向下方に配置することにより、現像装置4の水平方向の幅を狭めることができ、装置の小型化を図ることができる。
なお、循環搬送路8を供給搬送路7に対して鉛直方向下方に配置する構成で、循環搬送路8内の現像剤2の進行方向が上昇する向きに傾斜するように、循環底面8bを水平軸Hに対して傾斜させることによって、循環搬送路8内では上昇させる向きに傾斜するように現像剤2を搬送しているため、現像剤2に作用する力の成分には水平方向成分と鉛直方向上向き成分が存在する。よって、図4に示した従来の現像装置4のように、単純に現像剤を水平方向に搬送する場合と比較すると、水平方向への搬送速度は低下するが、その分鉛直方向上向きへの搬送力が作用することになる。このため、本実施形態の現像装置4において、供給底面7bと循環底面8bとの距離や、供給スクリュ9の回転軸と循環スクリュ10の回転軸との距離が従来の現像装置4と同等であったとしても、本実施形態の現像装置4では、循環スクリュ10が現像剤2に付与する搬送力によって、現像剤2に対して鉛直方向上向き成分の力が作用しているため、循環搬送路8内の現像剤は重力に逆らって上方に搬送されやすい。よって、図4に示した現像装置4に比べて、参考構成例の現像装置4では、循環搬送路8の下流端にある持ち上げ口11での現像剤の受け渡しの効率を改善することができる。これにより、持ち上げ口11付近における現像剤の詰まりを抑制することができる。
また、少なくとも潜像担持体である感光体1と、感光体1表面を帯電させるための帯電手段である帯電器と、感光体1上に静電潜像を形成するための潜像形成手段である光書込ユニット21と、静電潜像を現像してトナー像化するための現像手段とを有する画像形成装置である複写機500が、現像手段として、現像装置4を用いることにより、現像スリーブ14aに対する現像剤の供給量のムラを抑制することが出来るので、画像濃度にムラが生じることを抑制し、良好な画像形成を行うことが出来る。
本実施形態に係る複写機の概略構成図。 現像装置と感光体とを示す拡大構成図。 現像容器中の現像剤の流れを説明する説明図。 従来の現像装置における供給搬送路及び循環搬送路の現像剤の分布の説明図。 参考構成例の現像装置の供給搬送路と循環搬送路との側方説明図。 実施例の現像装置の供給搬送路と循環搬送路との側方説明図。
符号の説明
1 感光体
2 現像剤
3 現像容器
3b 底部
4 現像装置
5 剤規制部材
6 隔壁
7 供給搬送路
7b 供給底面
8 循環搬送路
8b 循環底面
9 供給スクリュ
10 循環スクリュ
11 持ち上げ口
12 落下口
13 仕切り壁
14a 現像スリーブ
14b マグネットローラ
15 駆動ローラ
16 二次転写バックアップローラ
17 中間転写ユニット
18 プロセスカートリッジ
20 画像形成ユニット
21 光書込ユニット
22 二次転写装置
23 張架ローラ
24 紙搬送ベルト
25 定着装置
40 トナー補給口
90 ベルトクリーニング装置
100 プリンタ部
110 中間転写ベルト
500 複写機
H 水平軸
T 堆積現像剤

Claims (5)

  1. 現像剤を表面上に担持して回転し、潜像担持体と対向する箇所で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給して現像する現像剤担持体と、
    該現像剤担持体に現像剤を供給しながら該現像剤担持体の軸線方向に現像剤を搬送する供給搬送路と、
    該供給搬送路内の現像剤に対して搬送力を付与する供給搬送部材と、
    該供給搬送路の搬送方向下流端に到達した現像剤を該供給搬送路の搬送方向上流端に搬送する循環搬送路と、
    該循環搬送路内の現像剤に対して搬送力を付与する循環搬送部材とを有する現像装置において、
    該供給搬送路の搬送方向下流側ほど低くなるように該供給搬送路の底面が傾斜し
    該現像剤担持体の軸線方向が該供給搬送路の底面と平行であることを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1の現像装置において、
    上記循環搬送路の搬送方向下流側ほど高くなるように該循環搬送路の底面が傾斜していることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項2の現像装置において、
    上記供給搬送部材及び上記循環搬送部材は、回転軸と回転軸に螺旋状に設けられた羽部とを備え、回転することにより回転軸の軸方向に現像剤を搬送するスクリュ部材からなる供給スクリュ及び循環スクリュであり、
    該供給スクリュの回転軸と該循環スクリュとの回転軸との距離が一定であることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1、2または3の現像装置において
    記循環搬送路を上記供給搬送路に対して鉛直方向下方に配置することを特徴とする現像装置。
  5. 少なくとも潜像担持体と、
    該潜像担持体表面を帯電させるための帯電手段と、
    該潜像担持体上に静電潜像を形成するための潜像形成手段と、
    該静電潜像を現像してトナー像化するための現像手段とを有する画像形成装置において、
    該現像手段として、請求項1、2、3またはに記載の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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