JP5166389B2 - モータ駆動用電源装置及び該電源装置を用いた回生方法 - Google Patents

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本発明は、モータが発電する回生電力を電源に戻す回生機能を備えたモータ駆動用電源装置及び該電源装置を用いた回生方法に関するものである。
モータの回生電力を電源に戻す方式として、三相交流電源の位相の120°区間毎にトランジスタをスイッチングしてコンバータを構成するブリッジ接続されたトランジスタをスイッチングしてモータの回生電力を電源に戻すモータ駆動用電源装置がある。図3は、こういった従来のモータ駆動用電源装置の構成を示している。三相交流電源とモータ制御装置の間にモータ駆動用電源装置は配置され、ACリアクトルACLと6個のトランジスタ、6個のダイオード、そして、三相交流電源の位相を検出する位相検出回路と6個のトランジスタをドライブするゲート信号作成回路から電源装置は構成されている。モータが力行運転を行う場合は、6個のトランジスタのゲートはオフ状態になっている。このとき、三相交流電源から入力される三相交流電流は6個のトランジスタに並列接続された6個のダイオードを通して三相全波整流が行われて、モータ制御装置に直流電流が供給される。モータ制御装置は、力行時には直流電流を交流電流に変換し、回生時にはモータMで発電される交流電流を直流電流に逆変換するコンバータ回路を含んでいる。回生時に、モータMから電力が戻ってきて、モータ制御装置の直流部の電圧が上昇すると、位相検出回路で検出した三相交流電源の位相を元に、図4に示すように6個のトランジスタのゲートを順次オンにし、三相交流電源の各相に電流を流して直流部の電力を三相交流電源に戻す。6個のトランジスタをそれぞれオンにする区間は、上側の相(回生電圧が正となる相)に関しては、各相の電源電圧が他の相の電源電圧より高い120°の区間であり、下側の相(回生電圧が負となる相)に関しては、各相の電源電圧が他の相の電源電圧より低い120°の区間である。
そして従来は、特開2004−154961号公報(特許文献1)に示されるように、モータからの瞬時回生電力が大きい場合に、電源回生と抵抗回生とを併用することが行われている。図5は、特許文献1に示された抵抗回生を併用した電源回生装置を示したものである。特許文献1の装置では、図5に示すように、電源回生回路26に並列に抵抗回生回路28が設けられている。そして、モータ減速時に、インバータ34の直流電圧が予め設定した第1の電圧(V1)に達したとき電源回生回路26を動作させて、直流電圧が予め設定した第1の電圧(V1)より高い第2の電圧(V2)に達したとき抵抗回生回路28を動作させる。この動作はスイッチング制御手段24により実行される。
特開2004−154961号公報
図5に示したような抵抗回生と電源回生とを併用したモータ駆動用電源装置で、電源回生中に瞬時停電が発生した場合には、交流電源電圧が低くなるため、電源回生電流が過大になる。そのため状況によっては過電流アラームが発生し、電源回生のために動作するコンバータ回路で使用されるトランジスタが破損することがあった。また、瞬時停電が発生しているときに抵抗回生が動作している状態で、電源が復帰すると、インバータの直流電圧が高い状態となっている。このとき電源回生を行うと、電源回生電流が過大になって過電流アラームが発生し、トランジスタが破損することがあった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、瞬時停電が発生した場合も過電流になることなく電源回生を停止させて抵抗回生に切換えるモータ駆動用電源装置及び該装置を用いた回生方法を提供することにある。
上記目的に加えて、本発明の他の目的は、瞬時停電から復帰する場合も、過電流になることなく抵抗回生から電源回生に移行できるモータ駆動用電源装置及び該装置を用いた回生方法を提供することにある。
本発明のモータ駆動用電源装置は、電源回路と、回生抵抗回路と、導通信号発生回路とを備えている。電源回路は、交流電源からの交流電流を直流電流に変換してモータ制御装置に直流電力を供給する整流機能とモータ制御装置側から回生される回生電力を、複数の半導体スイッチング素子を備えたコンバータ回路を用いて交流電源に回生する回生機能とを備えている。回生抵抗回路は、回生抵抗とスイッチング回路の直列回路からなり、電源回路の直流出力端子間に設けられてスイッチング回路を導通状態にすることにより回生電力を前記回生抵抗で消費するように構成されている。導通信号発生回路は、回生時に電源回生を実行する際にコンバータ回路を制御するための第1導通信号と、抵抗回生を実行する際にスイッチング回路の導通を制御するための第2導通信号を発生する。
本発明では、導通信号発生回路が、回生時に、モータ制御装置の直流入力部間の直流電圧と交流電源の電源電圧波高値との差電圧が、瞬時停電を基準にして予め定めた基準電圧よりも大きいときには、第1導通信号の出力を停止してコンバータ回路を非動作状態とし、第1導通信号の出力を停止している期間は、第2導通信号を出力する。導通信号発生回路が、このように第1導通信号と第2導通信号とを出力すると、瞬時停電が発生したときには、電源回生が停止されて抵抗回生により回生が実行される。そのため瞬時停電により、モータ制御装置の入力側の直流電圧が上昇しても、電源回生を実行するコンバータ回路の半導体スイッチング素子に過電流が流れることはない。また瞬時停電時には抵抗回生が実行されるため、信頼性の高い回生機能を備えたモータ駆動用電源装置を提供することができる。
なお前述の基準電圧は、コンバータ回路で使用されている半導体スイッチング素子に過電流が流れるのを阻止できるように定めればよい。具体的には、使用する半導体スイッチング素子の性能及び電源の仕様に応じて、基準電圧を定めればよい。
導通信号発生回路の構成は、上記の動作を行うことができるものでは任意である。例えば、導通信号発生回路を、直流電圧を検出する直流電圧検出部と、交流電源の電源電圧の位相を検出する位相検出部と、交流電源の電源電圧波高値を検出する電源電圧波高値検出部と、電源電圧波高値と直流電圧との差電圧を求める差電圧演算部と、指令発生部と、第1導通信号発生部と第2導通信号発生部とから構成することができる。指令発生部は、前述の差電圧と基準電圧とを比較し、差電圧が基準電圧以下であるときには第1導通信号の出力を指令する出力指令を出力し、差電圧が基準電圧よりも大きくなると第1導通信号の出力停止を指令する出力停止指令を出力する。そして第1導通信号発生部は、位相検出部が検出した電源電圧の位相に基づいて第1導通指令を発生し、出力指令が入力されているときに第1導通信号をコンバータ回路に出力し、出力停止指令が入力されると、第1導通信号をコンバータ回路に出力する。そして第2導通信号発生部は、直流電圧が予め定めた第1の基準直流電圧以上になると第2導通信号を出力し、直流電圧が第1の基準直流電圧よりも低い予め定めた第2の基準直流電圧以下になると第2導通信号の出力を停止する。導通信号発生回路が上記の構成を有していると、電源回生を制御する第1導通信号と抵抗回生を制御する第2導通信号を比較的簡単な構成で発生することができる。
本発明は、前述のモータ用駆動装置の回生方法として把握することができる。本発明の方法では、回生時に瞬時停電が発生すると、コンバータ回路の動作を停止し、コンバータ回路が動作を停止している間は回生抵抗回路だけで回生を行う。したがって瞬時停電が発生したときでも、コンバータ回路を構成する半導体スイッチング素子の保護と回生制御を並行して実現することができる。
瞬時停電が回復した後でも、直流電圧が高い状態にある場合がある。そこで瞬時停電が回復した後も、モータ制御装置の直流入力部間の直流電圧と交流電源の電源電圧波高値との差電圧が、瞬時停電を基準にして予め定めた基準電圧よりも大きいときにはコンバータ回路の動作を再開せずに、回生抵抗回路だけで回生を行うようにする。このようにすると、コンバータ回路の半導体スイッチング素子に過電流が流れることを確実に防止できる。
なお瞬時停電が回復した後、モータ制御装置の直流入力部間の直流電圧と交流電源の電源電圧波高値との差電圧が、瞬時停電を基準にして予め定めた基準電圧よりも小さいときには電源回生を併用してもよいのは勿論である。
本発明のモータ駆動用電源装置の実施の形態の一例の概略構成を示す図である。 (A)乃至(D)は、図1の実施の形態の動作を説明するために用いる動作波形図である。 従来のモータ駆動用電源装置の一例の概略構成を示す図である。 従来のモータ駆動用電源装置の動作波形図である。 従来の他のモータ駆動用電源装置の概略構成を示す図である。
図1は、本発明のモータ駆動用電源装置の実施の形態の一例の概略構成を示す図である。三相交流電源ACにACリアクトルACLが接続され、その出力に6個の半導体スイッチング素子としてのトランジスタTr1〜Tr6がブリッジ接続されてコンバータ回路CVを構成している。そして6個のトランジスタTr1〜Tr6には、6個のダイオードD1〜D6がそれぞれ並列接続されている。6個のダイオードD1〜D6は、ブリッジ接続された三相整流回路を構成している。ブリッジ接続されたトランジスタTr1〜Tr6とダイオードD1〜D6とにより、電源回生回路PRが構成されている。
コンバータ回路CVの直流出力端子間には、回生抵抗Rとスイッチング回路を構成するトランジスタTr7とダイオードD7の並列回路との直列回路が並列接続されている。この直列回路が抵抗回生回路RRを構成している。抵抗回生回路RRは、トランジスタTr7(スイッチング回路)を導通状態にすることにより回生電力を回生抵抗Rで消費するように構成されている。
またコンバータ回路CVの直流出力端子間には、平滑コンデンサCが並列接続されている。平滑コンデンサCの両端には、インバータ回路を含むモータ制御装置MCが接続されている。このインバータ回路は、直流を交流に変換して三相交流モータMに所定の周波数の三相交流電流をモータ電流として提供する。インバータ回路は、モータMが減速して回生状態になると、モータMが発電する交流電流を直流電流に変換するコンバータとして動作する。
R相,S相及びT相に接続されたACリアクタACLの出力側には、位相検出部PDと電源電圧波高値検出部VHDが接続されている。また平滑コンデンサCの両端電圧即ちモータ制御装置MCの入力側の直流電圧を測定する直流電圧検出部VDが設けられている。
直流電圧検出部VDと、位相検出部PDと、電源電圧波高値検出部VHDの出力は導通信号発生回路SGに入力される。導通信号発生回路SGは、モータMの力行時及び回生時に、電源回生回路PR中のコンバータを構成する6個のトランジスタTr1〜Tr6を導通させるための複数の第1導通信号Sと、回生時に、抵抗回生回路RR中のトランジスタTr7を導通状態にするための第2導通信号S′とを発生する。本実施の形態では、導通信号発生回路SGが、回生時に、モータ制御装置MCの直流入力部間の直流電圧Vdcと交流電源ACの電源電圧波高値Vpとの差電圧ΔVが、瞬時停電を基準にして予め定めた基準電圧Vrよりも大きいときには、第1導通信号Sの出力を停止して電源回生回路PR中のコンバータ回路を非動作状態とし、第1導通信号Sの出力を停止している期間は、第2導通信号S′を出力する。導通信号発生回路SGにおいて、第1導通信号Sは、第1導通信号発生部CS1で生成されて出力され、第2導通信号S′は、第2導通信号発生部CS2で生成されて出力される。第1導通信号発生部CS1は、例えば図4に示された既存の電源回生回路で使用するゲート信号(導通信号)と同じもの発生することができる。なお特定の効果を得るために、図4に示されるゲート信号(導通信号)とは若干位相が異なる第1導通信号Sを、第1導通信号発生部CS1が発生するようにしてもよいのは勿論である。
本実施の形態では、導通信号発生回路SGが、差電圧演算部DVと指令発生部CGとを更に備えている。差電圧演算部DVは、電源電圧波高値検出部VHDが検出した電源電圧波高値Vpと直流電圧検出部VDが検出した直流電圧Vdcとの差電圧ΔVを求める。指令発生部CGは、差電圧ΔVと基準電圧Vrとを比較し、差電圧ΔVが基準電圧Vr以下であるときには第1導通信号Sの出力を指令する出力指令を出力し、差電圧ΔVが基準電圧Vrよりも大きくなると第1導通信号Sの出力停止を指令する出力停止指令を発生する。第1導通信号発生部CS1は、位相検出部PDが検出した電源電圧の位相に基づいて第1導通指令Sを発生し、出力指令が入力されているときに第1導通信号Sをコンバータ回路に出力し、出力停止指令が入力されると、第1導通信号Sをコンバータ回路に出力することを停止するように構成されている。また第2導通指令発生部CS2は、直流電圧Vdcが予め定めた第1の基準直流電圧Vr1以上になると第2導通信号S′を出力し、直流電圧Vdcが第1の基準直流電圧Vr1よりも低い予め定めた第2の基準直流電圧Vr2以下になると第2導通信号S′の出力を停止するように構成されている。
導通信号発生回路SGが、このように第1導通信号Sと第2導通信号S′とを出力すると、瞬時停電が発生したときには、電源回生回路PRの動作が停止されて抵抗回生回路RRにより回生が実行される。そのため瞬時停電により、モータ制御装置MCの入力側の直流電圧Vdcが上昇しても、電源回生回路PR中のコンバータ回路CVのトランジスタTr1〜Tr6に過電流が流れることはない。また瞬時停電時には抵抗回生回路RRが回生動作を実行するため、信頼性の高い回生制御を維持できる。
瞬時停電が回復した後でも、直流電圧が高い状態にある場合がある。そこで指令発生部CGは、瞬時停電が回復した後も、モータ制御装置の直流入力部間の直流電圧と交流電源の電源電圧波高値との差電圧が、瞬時停電を基準にして予め定めた基準電圧よりも大きいときにはコンバータ回路CVの動作を再開せずに、回生抵抗回路だけで回生を行うように、停止指令を出し続けてもよい。このようにすると、コンバータ回路の半導体スイッチング素子に過電流が流れることを確実に防止できる。なお瞬時停電が回復した後、モータ制御駆動装置の直流入力部間の直流電圧と交流電源の電源電圧波高値との差電圧が、瞬時停電を基準にして予め定めた基準電圧よりも小さいときには電源回生を併用してもよいのは勿論である。この場合には、例えば、電源電圧波高値Vpと直流電圧検出部VDが検出した直流電圧Vdcとの差電圧ΔVが基準電圧Vrよりも低い復帰基準電圧以下になったときに指令発生部CGが出力指令を出して、コンバータ回路CVの動作を再開するようにすればよい。
以下図1の実施の形態の動作を、図2を用いて簡単に説明する。図2はモータを急減速させている途中で瞬時停電が発生したと仮定した場合の動作波形図である。モータMが力行運転を行う場合は、トランジスタTr1〜Tr6のゲートはオフになっている。そして三相交流電源ACからトランジスタTr1〜Tr6に並列接続されたダイオードD1〜D6を通して三相全波整流が行われ、モータ制御装置MCに電力が供給される。モータMが減速状態になると、回生状態となり、モータMから回生電力が電源側に戻り、モータ制御装置MCの直流部の電圧が上昇する。そして位相検出部PDで検出した三相交流電圧の位相に基づいて、トランジスタTr1〜Tr6は、導通信号S1〜S6により指定される導通期間、導通状態になる。その結果、回生電流が、各相に流れて直流部の電圧を上昇させている回生電力を電源ACに戻す。瞬時停電が発生しない場合であれば、回生により、直流電圧Vdcが上昇すると、電源回生動作が繰り返される。したがって本実施の形態では、通常、電源回生が動作している。
電源回生中に瞬時停電が発生した場合は、図2(B)に示すように、電源電圧波高値Vpが低下し、図2(C)に示すように、モータ制御装置MCの直流部の直流電圧Vdcが上昇する。そして、直流電圧Vdcと電源電圧波高値Vpとの差が基準電圧Vr以上になると電源回生回路PR中のコンバータ回路を構成するトランジスタTr1〜Tr6へのゲート信号(導通信号)の供給が停止される(停止期間をインターロックと言う)。図2(D)はインターロックの期間を示している。モータ制御装置MCの直流部の直流電圧Vdcが抵抗回生動作電圧Vr1を越えると、抵抗回生回路RRが動作する。抵抗回生回路RR中のトランジスタTr7を制御する第2導通信号S′は、直流電圧Vdcが第1の基準電圧Vr1になるとトランジスタTr7を導通させ、直流電圧Vdcが第2の基準電圧Vr2より小さくなるとトランジスタTr7を非導通にする。この動作が繰り返されるため、図2(C)のモータ制御装置の直流電圧Vdcはインターロックの期間中変動している。
瞬時停電が復帰しても、電源電圧波高値Vpと直流電圧Vdcの差が大きい間は、電源回生回路PRのコンバータ回路CVへの第1導通信号Sの供給はインターロックがかかったままになる。モータ速度が低下し、モータからの回生電力が小さくなってきて直流電圧Vdcが低下してきて電源電圧波高値Vpとの差が小さくなると、指令発生部CGは電源回生回路PRに第1導通信号Sを出力することを指令する出力指令を出力する。このとき、直流電圧Vdcと電源電圧波高値Vpとの差は小さいため、過電流になることはない。
本実施の形態において、交流リアクトルACLは位相検出部PDの接続点よりも後ろ(電源回生回路PR側)に配置してもよい。
上記実施の形態によれば、抵抗回生と電源回生を併用した電源装置において、モータ制御装置の直流電圧Vdcと電源電圧波高値Vpとの差ΔVが大きい場合は電源回生回路PRの導通信号にインターロックをかけ、差ΔVが小さくなるとインターロックを解除するようにした。これにより、瞬時停電が発生しても、電源装置の電源電流が過大になり、過電流アラームが発生したり、トランジスタTr1〜Tr6が破損することがなくなり、信頼性の高い電源回生装置を実現できる。
本発明によれば、導通信号発生回路が、回生時に、モータ制御装置の直流入力部間の直流電圧と交流電源の電源電圧波高値との差電圧が、瞬時停電を基準にして予め定めた基準電圧よりも大きいときには、第1導通信号の出力を停止してコンバータ回路を非動作状態とし、第1導通信号の出力を停止している期間は、第2導通信号だけを出力するので、瞬時停電が発生したときには、電源回生が停止されて抵抗回生のみで回生が実行される。そのため瞬時停電により、モータ駆動装置の入力側の直流電圧が上昇しても、電源回生を実行するコンバータ回路の半導体スイッチング素子に過電流が流れることはない。また瞬時停電時には抵抗回生が実行されるため、信頼性の高い回生機能を備えたモータ駆動用電源装置を提供することができる。
Tr1〜Tr7 トランジスタ
D1〜D7 ダイオード
CV コンバータ回路
MC モータ制御装置
M モータ
AC 三相交流電源
VD 直流電圧検出部
PD 位相検出部
SG 導通信号発生回路
RR 抵抗回生回路
PR 電源回生回路

Claims (3)

  1. 交流電源からの交流電流を直流電流に変換してモータ制御装置に直流電力を供給する整流機能と、前記モータ制御装置側から回生される回生電力を、複数の半導体スイッチング素子を備えたコンバータ回路を用いて前記交流電源に回生する回生機能とを備えた電源回路と、
    回生抵抗とスイッチング回路の直列回路からなり、前記電源回路の直流出力端子間に設けられて前記スイッチング回路を導通状態にすることにより回生電力を前記回生抵抗で消費する回生抵抗回路と、
    回生時に電源回生を実行する際に前記コンバータ回路を制御するための第1導通信号と、抵抗回生を実行する際に前記スイッチング回路の導通を制御するための第2導通信号を発生する導通信号発生回路とを備えたモータ駆動用電源装置であって、
    前記導通信号発生回路は、
    前記モータ制御装置の直流入力部間の直流電圧を検出する直流電圧検出部と、
    前記交流電源の電源電圧の位相を検出する位相検出部と、
    前記交流電源の電源電圧波高値を検出する電源電圧波高値検出部と、
    前記電源電圧波高値と前記直流電圧との差電圧を求める差電圧演算部と、
    前記差電圧と前記基準電圧とを比較し、前記差電圧が前記基準電圧以下であるときには前記第1導通信号の出力を指令する出力指令を出力し、前記差電圧が瞬時停電を基準にして定めた基準電圧よりも大きくなると前記第1導通信号の出力停止を指令する出力停止指令を出力する指令発生部と、
    前記位相検出部が検出した前記電源電圧の位相に基づいて前記第1導通信号を発生し、前記出力指令が入力されているときに前記第1導通信号を前記コンバータ回路に出力し、前記出力停止指令が入力されると、前記第1導通信号を前記コンバータ回路に出力することを停止する第1導通信号発生部と、
    前記直流電圧が予め定めた第1の基準直流電圧以上になると前記第2導通信号を出力し、前記直流電圧が前記第1の基準直流電圧よりも低い予め定めた第2の基準直流電圧以下になると前記第2導通信号の出力を停止する第2導通信号発生部とからなり、
    前記導通信号発生回路は、回生時に、前記直流電圧と前記電源電圧波高値との差電圧が、前記基準電圧よりも大きいときには、前記第1導通信号の出力を停止して前記コンバータ回路を非動作状態とし、前記第1導通信号の出力を停止している期間は、前記第2導通信号を出力することを特徴とするモータ駆動用電源装置。
  2. 前記基準電圧は、前記コンバータ回路で使用されている半導体スイッチング素子に過電流が流れるのを阻止できるように定められている請求項1に記載のモータ駆動用電源装置。
  3. 交流電源からの交流電流を直流電流に変換してモータ制御装置に直流電力を供給する整流機能と、前記モータ制御装置側から回生される回生電力を、複数の半導体スイッチング素子を備えたコンバータ回路を用いて前記交流電源に回生する回生機能とを備えた電源回路と、
    回生抵抗とスイッチング回路の直列回路からなり、前記電源回路の直流出力端子間に設けられて前記スイッチング回路を導通状態にすることにより回生電力を前記回生抵抗で消費する回生抵抗回路とを備えたモータ駆動用電源装置を用いた回生方法であって、
    回生時に、前記モータ制御装置の直流入力部間の直流電圧と前記交流電源の電源電圧波高値との差電圧が、瞬時停電を基準にして予め定めた基準電圧よりも大きいときには、前記コンバータ回路の動作を停止し、前記コンバータ回路が動作を停止している間は前記回生抵抗回路により回生を行い、
    前記瞬時停電が回復した後も、前記モータ制御装置の前記直流入力部間の直流電圧と前記交流電源の電源電圧波高値との差電圧が、瞬時停電を基準にして予め定めた基準電圧よりも大きいときには前記コンバータ回路の動作を再開せずに、前記回生抵抗回路だけで回生を行い、
    前記瞬時停電が回復した後、前記モータ制御装置の前記直流入力部間の直流電圧と交流電源の電源電圧波高値との差電圧が、瞬時停電を基準にして予め定めた基準電圧よりも小さくなったときに前記コンバータ回路の動作を再開することを特徴とする回生方法。
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