JP5165028B2 - 複数の単位セルを具備するバッテリーパック - Google Patents

Description

本発明は、バッテリーパックに関するものであり、特に、複数の単位セルを具備するバッテリーパックに関する。

最近電子、通信コンピューター産業の急速な発展によって携帯用電子機器の普及が増えている。携帯用電子機器の電源としては、再充電が可能な二次電池が主に使われている。

携帯電話のような小型電子機器には、一つの単位セルでなされた二次電池が電源として充分に使われることができる。

しかし、ノート型パソコン、電動工具、電動自転車など中型または大型装置では十分な出力及び容量を提供するために、複数の電池セルを直列または並列で連結する必要がある。そこで、本発明の目的は、組み立て時に作業性が優秀なバッテリーパックを提供することにある。

また、本発明の他の目的は、安全性が向上されたバッテリーパックを提供するものである。

上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数の電池セルと、上記複数の電池セルを収容するケースと、及び上記ケースの第１外面を覆う第１絶縁構造物と、を含み、上記ケースの第１外面には、複数のガイドピンが形成されて、上記第１絶縁構造物には、上記複数の第１ガイドピンに挟まれる複数の第１結合穴が形成されることを特徴とする、バッテリーパックが提供される。

上記ケースは、上記第１外面の縁に突出形成された第１わく壁を備え、上記第１絶縁構造物は、上記第１わく壁の内部領域に対応する形状を有していてもよい。

上記第１絶縁構造物は、上記第１わく壁より低く形成されてもよい。

上記第１外面と上記第１絶縁構造物の間に位置して、上記複数の電池セルの各電極端子を連結する第１接続構造物をさらに含み、第１接続構造物には上記第１ガイドピンに挿入される第１挿入穴が形成されてもよい。

上記第１絶縁構造物は、上記第１接続構造物に接着剤によって付着されてもよい。

上記第１接続構造物は、上記複数の電池セルの各電極端子に溶接によって結合されてもよい。

上記第１接続構造物は、複数の第１単位接続部材を備え、上記第１絶縁構造物は、上記複数の第１単位接続部材に対応する形状を有する複数の第１単位絶縁部材を具備してもよい。

上記第１絶縁構造物には、少なくとも一つの第１開放ホールが形成されてもよい。

上記第１絶縁構造物には、上記第１開放ホールの上部を覆うカバー部が設けられてもよい。

上記ケースには、上記第１開放ホールと連結された通路が形成されてもよい。

上記ケースは、上記複数の電池セルの間を支持する複数の支持柱を備え、上記通路は、上記複数の支持柱内部に形成されてもよい。

上記バッテリーパックは、上記第１外面と上記第１絶縁構造物との間に位置して、上記複数の電池セルの各電極端子を連結する第１接続構造物をさらに含み、上記第１接続構造物に上記第１開放ホールと連結される第１通気口が形成されてもよい。

上記第１絶縁構造物は、板形態であってもよい。

上記第１絶縁構造物は、絶縁テープでなされてもよい。

上記バッテリーパックは、上記ケースの第１外面の反対面である複数の第２ガイドピンが形成された第２外面を覆う第２絶縁構造物をさらに含み、上記第２絶縁構造物に上記複数の第２ガイドピンに挟まれる複数の第２結合穴が形成されてもよい。

上記バッテリーパックは、上記第２外面と上記第２絶縁構造物との間に位置して、上記複数の電池セルの各電極端子を連結する第２接続構造物をさらに含み、第２接続構造物には上記第２ガイドピンに挿入される第２挿入穴が形成されてもよい。

上記第２絶縁構造物には、少なくとも一つの第２開放ホールが形成されてもよい。

上記バッテリーパックは、上記第２外面と上記第２絶縁構造物との間に位置して、上記複数の電池セルの各電極端子を連結する第２接続構造物をさらに含み、上記第２接続構造物には、上記第２開放ホールと連結される第２通気口が形成されてもよい。

以上説明したように本発明によれば、絶縁ガイドピンに挟まれて結合されるために、組み立て時の作業が容易となる。また、本発明によれば、熱を放出する通気口が複数形成されるために、充放電時に発生する熱に対する安全性が高くなる。

本発明の第１実施形態に係るバッテリーパックの斜視図である。 図１に示したバッテリーパックの分解斜視図である。 図１に示されたバッテリーパックをＡ−Ａ線に沿って切断して内部を示した側面図である。 本発明の第２実施形態に係るバッテリーパックの斜視図である。

以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。

（第１実施形態）
先ず、本発明の第１実施形態を詳しく説明する。

図１は、本発明の第１実施形態によるバッテリーパックの斜視図である。図２は、図１に示したバッテリーパックの分解斜視図であり、図３は図１に示されたバッテリーパックをＡ−Ａ線に沿って切断して内部を示した側面図である。

図１ないし図３を参照すれば、バッテリーパック１００は複数の電池セル１１０と、ケース１２０と、第１接続構造物１５０と、第２接続構造物１６０と、第１絶縁構造物１７０と、第２絶縁構造物１８０とを具備する。

電池セル１１０は、充放電が可能な円筒状電池である。充電作用によって各電池セル１１０に電気エネルギーが保存されて、放電作用によって各電池セル１１０に保存された電気エネルギーは放電される。本実施形態では電池セル１１０の電極組立体が円筒状缶に収納されて形成された、通常の構造を有する円筒状リチウムイオン二次電池であるもので説明する。電池セル１１０の両端にそれぞれ正極端子１１０ａと負極端子１１０ｂがそれぞれ形成される。複数の電池セル１１０は、お互いに接して横縦でそろって並んでいるように立てられた状態に配列されてケース１２０の内部に収納される。

ケース１２０は、第１収納部１３０と、第２収納部１４０を具備する。ケース１２０は内部に複数の電池セル１１０を安定的に収納する。

第１収納部１３０は、第１胴体１３１と、第１覆い部材１３６を具備する。第１収納部１３０は、複数の電池セル１１０の上部を内部に収容する。

第１胴体１３１は、第１ベース板１３２と、第１側壁１３３と、複数の第１支持柱１３４を具備する。第１胴体１３１は、複数の電池セル１１０の上部が収容される空間を提供する。

第１ベース板１３２は、偏平な板形態である。第１ベース板１３２には複数の電池セル１１０に対応して形成された複数の円形第１開口部１３１ａが設けられる。第１開口部１３１ａを通じて複数の電池セル１１０の上端に設けられた正極端子１１０ａまたは負極端子１１０ｂが第１胴体１３１から露出される。

第１ベース板１３２の第１外面１３２ａには突き出された第１ガイドピン１３２ｂが形成される。複数の第１ガイドピン１３２ｂは、第１接続構造物１５０と第１絶縁構造物１７０の結合を容易にする。複数の第１ガイドピン１３２ｂは、複数の第１開口部１３１ａの縁一部を遮蔽するように形成される。よって、第１ガイドピン１３２ｂは、ケース１２０に収納された複数の電池セル１１０が第１開口部１３１ａを通じてケース１２０から離脱することを防止する。

第１側壁１３３は、第１ベース板１３２の縁から第１外面１３２ａの反対側へ延長される。第１側壁１３３には複数の第１外部スリット１３３ｃが設けられる。複数の第１外部スリット１３３ｃは複数の電池セル１１０のうち縁に位置する単位セルらそれぞれに対応して形成される。複数の第１外部スリット１３３ｃによって複数の電池セル１１０のうち縁に位置する単位セルらがケース１２０の外部で露出されて熱の放出を助ける。第１側壁１３３の内面は円筒状である電池セル１１０の形状に合うように円弧形状を有する。

複数の第１支持柱１３４は、第１ベース板１３２から第１外面１３２ａの反対側へ延長される。複数の第１支持柱１３４は複数の電池セル１１０の間の空間に位置して、複数の電池セル１１０の上部を支持する。各第１支持柱１３４の末端には結合突出部１３４ａが形成される。各第１支持柱１３４の内部には第１外面１３２ａと結合突出部１３４ａとの間に延長された第１通路１３４ｂが形成される。第１通路１３４ｂは、バッテリーパック１００の熱放出を助ける。各第１支持柱１３４の間及び第１支持柱１３４と第１側壁１３３との間には複数の第１内部スリット１３４ｃが形成される。複数の第１内部スリット１３４ｃによって電池セル１１０から発生する熱が外部に円滑に放出されることができる。各第１支持柱１３４の四側面は、隣接する四つの電池セル１１０の形状に合うように円弧形状を有する。

第１覆い部材１３６は、第１わく壁１３７と、第１フランジ部１３８と、第１連結枝部１３９を具備する。第１覆い部材１３６は、第１胴体１３１の上部を囲みながら保護する。

第１わく壁１３７は、第１胴体１３１の第１ベース板１３２の側面を取り巻いて囲む。第１わく壁１３７の上端は、フランジ部１３８の上に突き出される。

第１フランジ部１３８は、第１わく壁１３７から内側に延長されて形成される。第１フランジ部１３８は第１胴体１３１の第１外面１３２ａの縁と接する。第１フランジ部１３８は第１胴体１３１に形成された複数の第１開口部１３１ａのうち縁に位置する第１開口部１３１ａの一部を遮蔽するように形成される。よって、第１フランジ部１３８はケース１２０に収納された複数の電池セル１１０のうち縁に位置する単位セルらが第１開口部１３１ａを通じてケース１２０から離脱することを防止する。

第１連結枝部１３９は、枝形態に形成されて第１フランジ部１３８と複数の位置で連結される。第１連結枝部１３９は第１覆い部材１３６の構造を支持する役割をする。第１連結枝部１３９は複数の第１開口部１３１ａの一部を遮蔽するように形成される。よって、第１連結枝部１３９はケース１２０に収納された複数の電池セル１１０が第１開口部１３１ａを通じてケース１２０から離脱することを防止する。第１連結枝部１３９には複数の第１貫通穴１３９ａが設けられる。複数の第１貫通穴１３９ａは第１胴体１３１に形成された第１通気口１５２ａに対応する位置に設けられる。第１連結枝部１３９によって第１覆い部材１３６には分離した複数の第１開口領域１３９ｂが設けられる。各第１開口領域１３９ｂに第１接続構造物１５０の後述する各第１単位接続部材１５０ａ、１５０ｂ、１５０ｃ、１５０ｄ、１５０ｅ、１５０ｆが位置するようになる。

第２収納部１４０は、第２胴体１４１と、第２覆い部材１４６を具備する。第２収納部１４０は複数の電池セル１１０の下部を内部に収容する。

第２胴体１４１は、第２ベース板１４２と、第２側壁１４３と、複数の第２支持柱１４４を具備する。第２胴体１４１は複数の電池セル１１０の下部が収容される空間を提供する。

第２ベース板１４２は、偏平な板形態である。第２ベース板１４２は、第１ベース板１３２と対向する。第２ベース板１４２には複数の電池セル１１０に対応して形成された複数の円形第２開口部１４１ａが設けられる。第２開口部１４１ａを通じて複数の電池セル１１０の下端に設けられた正極端子１１０ａまたは負極端子１１０ｂが第２胴体１４１から露出する。

第２ベース板１４２の第２外面１４２ａには突き出された第２ガイドピン１４２ｂが形成される。複数の第２ガイドピン１４２ｂは第２接続構造物１６０と第２絶縁構造物１８０の結合を容易にする。複数の第２ガイドピン１４２ｂは複数の第２開口部１４１ａの縁一部を遮蔽するように形成される。よって、第２ガイドピン１４２ｂはケース１２０に収納された複数の電池セル１１０が第２開口部１４１ａを通じてケース１２０から離脱することを防止する。

第２側壁１４３は、第２ベース板１４２の縁から第２外面１４２ａの反対側へ延長される。第２側壁１４３は第１胴体１３１の第１側壁１３３とつながる。第２側壁１４３は第１側壁１３３と共にケース１２０の側壁を形成するようになる。第２側壁１４３には複数の第２外部スリット１４３ｃが設けられる。複数の第２外部スリット１４３ｃは複数の電池セル１１０のうち縁に位置する単位セルらそれぞれに対応して形成される。複数の第２外部スリット１４３ｃによって複数の電池セル１１０のうち縁に位置する単位セルらがケース１２０の外部に露出されて熱の放出を助ける。各第２外部スリット１４３ｃは各第１外部スリット１３３ｃとつながってケース１２０の外部スリットを形成するようになる。第２側壁１４３の内面は、円筒状である電池セル１１０の形状に合うように円弧形状を有する。

複数の第２支持柱１４４は、第２ベース板１４２から第２外面１４２ａの反対側へ延長される。複数の第２支持柱１４４は、複数の電池セル１１０の間の空間に位置して複数の電池セル１１０の下部を支持する。各第２支持柱１４４の末端には結合溝１４４ａが形成される。各結合溝１４４ａには第１支持柱１３４に形成された結合突出部１３４ａが挿入される。よって、ケース１２０の組み立てが容易になって、構造的に強化される。第２支持柱１４４は、第１支持柱１３４と共にケース１２０の支持柱を形成するようになる。各第２支持柱１４４の内部には第２外面１４２ａと結合溝１４４ａとの間に延長された第２通路１４４ｂが形成される。第２通路１４４ｂはバッテリーパック１００の熱放出を助ける。第２通路１４４ｂは第１通路１３４ｂと連結される。第２通路１４４ｂは第１通路１３４ｂと共にケース１２０の通路を形成するようになる。各第２支持柱１４４の間及び第２支持柱１４４と第２側壁１４３との間には複数の第２内部スリット１４４ｃが形成される。複数の第２内部スリット１４４ｃによって電池セル１１０で発生する熱が外部に円滑に放出されることができる。各第２内部スリット１４４ｃは第１内部スリット１３４ｃと連結される。第２内部スリット１４４ｃは第１内部スリット１３４ｃと共にケース１２０の内部スリットを形成するようになる。各第２支持柱１４４の四側面は隣接する四電池セル１１０の形状に合うように円弧形状を有する。

第２覆い部材１４６は、第２わく壁１４７と、第２フランジ部１４８と、第２連結枝部１４９を具備する。第２覆い部材１４６は、第２胴体１４１の下部を囲みながら保護する。

第２わく壁１４７は、第２胴体１４１の第２ベース板１４２の側面を取り巻いて囲む。第２わく壁１４７の下端は、第２フランジ部１４８の下に突き出される。

第２フランジ部１４８は、第２わく壁１４７から内側に延長されて形成される。第２フランジ部１４８は第２胴体１４１の第２外面１４２ａの縁と接する。第２フランジ部１４８は、第２胴体１４１に形成された複数の第２開口部１４１ａのうち縁に位置する第２開口部１４１ａの一部を遮蔽するように形成される。よって、第２フランジ部１４８はケース１２０に収納された複数の電池セル１１０のうち縁に位置する単位セルらが第２開口部１４１ａを通じてケース１２０から離脱することを防止する。
第２連結枝部１４９は、枝形態に形成されて第２フランジ部１４８と複数の位置で連結される。第２連結枝部１４９は第２覆い部材１４６の構造を支持する役割をする。第２連結枝部１４９は複数の第２開口部１４１ａの一部を遮蔽するように形成される。よって、第２連結枝部１４９はケース１２０に収納された複数の電池セル１１０が第２開口部１４１ａを通じてケース１２０から離脱することを防止する。第２連結枝部１４９には複数の第２貫通穴１４９ａが設けられる。複数の第２貫通穴１４９ａは第２胴体１４１に形成された第２通気口１４４ａに対応する位置に設けられる。第２連結枝部１４９によって第２覆い部材１４６には分離した複数の第２開口領域が設けられる。各第２開口領域に第２接続構造物１６０の後述する各第２単位接続部材１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃ、１６０ｄ、１６０ｅが位置するようになる。

第１接続構造物１５０は、導電性材質である複数の第１単位接続部材１５０ａ、１５０ｂ、１５０ｃ、１５０ｄ、１５０ｅ、１５０ｆを具備する。各第１単位接続部材１５０ａ、１５０ｂ、１５０ｃ、１５０ｄ、１５０ｅ、１５０ｆは、偏平な板形態である。各第１単位接続部材１５０ａ、１５０ｂ、１５０ｃ、１５０ｄ、１５０ｅ、１５０ｆには第１挿入穴１５１ａと第１通気口１５２ａが形成される。第１挿入穴１５１ａには第１胴体１３１に形成された第１ガイドピン１３２ｂが挟まれる。第１単位接続部材１５０ａ、１５０ｂ、１５０ｃ、１５０ｄ、１５０ｅ、１５０ｆが固定して動かないように、各第１単位接続部材１５０ａ、１５０ｂ、１５０ｃ、１５０ｄ、１５０ｅ、１５０ｆには少なくとも２個の第１挿入穴１５１ａが形成されることが望ましい。第１通気口１５２ａは、第１胴体１３１の第１通路１３４ｂに対応して位置して、第１通路１３４ｂを開放させる。本実施形態では複数の第１単位接続部材１５０ａ、１５０ｂ、１５０ｃ、１５０ｄ、１５０ｅ、１５０ｆをニッケル材質として説明する。しかし、本実施形態はこれに制限されるものではない。各第１単位接続部材１５０ａ、１５０ｂ、１５０ｃ、１５０ｄ、１５０ｅ、１５０ｆは、第１覆い部材１３６に形成された複数の第１開口領域１３９ｂに対応して位置して、複数の電池セル１１０の端子１１０ａ、１１０ｂと溶接のような方法によって接続される。

第２接続構造物１６０は、導電性材質である複数の第２単位接続部材１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃ、１６０ｄ、１６０ｅを具備する。各第２単位接続部材１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃ、１６０ｄ、１６０ｅは、偏平な板形態である。各第２単位接続部材１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃ、１６０ｄ、１６０ｅには第２挿入穴１６１ａと第２通気口１６２ａが形成される。第２挿入穴１６１ａには第２胴体１４１に形成された第２ガイドピン１４２ｂが挟まれる。第２単位接続部材１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃ、１６０ｄ、１６０ｅが動きなしに定位置することができるように、各第２単位接続部材１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃ、１６０ｄ、１６０ｅ、１６０ｆには少なくとも２個の第２挿入穴１６１ａが形成されることが望ましい。第２通気口１６２ａは第２胴体１４１の第２通路１４４ｂに対応して位置して、第２通路１４４ｂを開放させる。本実施形態では複数の第２単位接続部材１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃ、１６０ｄ、１６０ｅがニッケル材質であることで説明する。しかし、本発明はこれに制限されるものではない。各第２単位接続部材１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃ、１６０ｄ、１６０ｅは、第２覆い部材１４６に形成された複数の第２開口領域に対応して位置して、複数の電池セル１１０の端子１１０ａ、１１０ｂと溶接のような方法によって接続される。

第１絶縁構造物１７０は絶縁材質でなされて、板形態を有する。第１絶縁構造物１７０は、第１接続構造物１５０を覆ってバッテリーパック１００の外面を絶縁させる。第１絶縁構造物１７０は第１わく壁１３７の内部領域に対応する形状を有する。第１絶縁構造物１７０は第１接続構造物１５０に接着剤によって付着される。

第１絶縁構造物１７０には複数の第１結合穴１７１と、複数の第１開放ホール１７２と、複数の第１カバー部１７３が設けられる。

複数の第１結合穴１７１には第１胴体１３１に形成された複数の第１ガイドピン１３２ｂが一つずつ挟まれる。よって、第１絶縁構造物１７０の位置が正確に固定されて、組み立て作業が容易になる。

複数の第１開放ホール１７２は、第１胴体１３１に形成された第１通路１３４ｂそれぞれに対応して位置する。第１開放ホール１７２は第１通路１３４ｂ及び第１接続構造物１５０に形成された第１通気口１５２ａを開放させる。

複数の第１カバー部１７３は、複数の第１開放ホール１７２を覆う。第１カバー部１７３の両側に空気が通じることができる開口が形成される。第１カバー部１７３は第１開放ホール１７２を通じて露出される第１接続構造物１５０を覆って絶縁効果を増加させて、第１開放ホール１７２を通じてバッテリーパック１００内に有害物質が流入されることを阻む。複数の第１カバー部１７３は損傷を防止するために第１覆い部材１３６の第１わく壁１３７より低く形成される。
第２絶縁構造物１８０は、絶縁材質でなされて、板形態を有する。第２絶縁構造物１３０は第２接続構造物１６０を覆ってバッテリーパック１００の外面を絶縁させる。第２絶縁構造物１８０は第２接続構造物１６０に接着剤によって付着される。

第２絶縁構造物１８０には、複数の第２結合穴１８１と、複数の第２開放ホール１８２と、複数の第２カバー部１７３が設けられる。

複数の第２結合穴１８１には、第２胴体１４１に形成された複数の第２ガイドピン１４２ｂが一つずつ挟まれる。よって、第２絶縁構造物１８０の位置が正確に固定されて、組み立て作業が容易になる。

複数の第２開放ホール１８２は、第２胴体１４１に形成された第２通路１４４ｂそれぞれに対応して位置する。第２開放ホール１８２は第２通路１４４ｂ及び第２接続構造物１６０に形成された第２通気口１６２ａを開放させる。

複数の第２カバー部１８３は、複数の第２開放ホール１８２を覆う。第２カバー部１８３の両側に空気が通じることができる開口が形成される。第２カバー部１８３は第２開放ホール１８２を通じて露出される第２接続構造物１６０を覆って絶縁効果を増加させて、第２開放ホール１８２を通じてバッテリーパック１００内に有害物質が流入されることを阻む。複数の第２カバー部１７３は損傷を防止するために第２覆い部材１４６の第２わく壁１４７より低く形成される。

前記実施形態では第１絶縁構造物１７０と第２絶縁構造物１８０が板形態であることで説明したが、本発明はこれに制限されるものではない。二つの絶縁構造物のうちで少なくとも一つは、絶縁テープでなされることができる。絶縁テープを使用する場合、別途の接着剤が必要ではないために、組み立て作業がより容易になる。

（第２実施形態）
次に、本発明による第２実施形態を詳しく説明する。

図４には、本発明の第２実施形態によるバッテリーパックが示されている。第２実施形態で第１実施形態と同一な構成要素に対しては同一な図面符号が使われる。また、第２実施形態で第１実施形態と同一な構成要素に対する詳細な説明は重複された説明を避けるために省略される。本発明の第２実施形態は、第１実施形態に記載した第１絶縁構造物とは異なる形態の第１絶縁構造物を具備する。第２実施形態で第１絶縁構造物を除いた残りの構成は、第１実施形態と同一である。第２実施形態に対しては図４を参照して、第１絶縁構造物のみについて詳しく説明する。

図４を参照すれば、第１絶縁支持構造物２７０は、複数の第１単位絶縁部材２７０ａ、２７０ｂ、２７０ｃ、２７０ｄ、２７０ｅ、２７０ｆを具備する。各第１単位絶縁部材２７０ａ、２７０ｂ、２７０ｃ、２７０ｄ、２７０ｅ、２７０ｆは絶縁材質でなされて、偏平な板形態である。各第１単位絶縁部材２７０ａ、２７０ｂ、２７０ｃ、２７０ｄ、２７０ｅ、２７０ｆは、複数の第１単位接続部材（図２の１５０ａ、１５０ｂ、１５０ｃ、１５０ｄ、１５０ｅ、１５０ｆ）に対応する形状を有する。各第１単位絶縁部材２７０ａ、２７０ｂ、２７０ｃ、２７０ｄ、２７０ｅ、２７０ｆは、対応する第１単位接続部材（図２の１５０ａ、１５０ｂ、１５０ｃ、１５０ｄ、１５０ｅ、１５０ｆ）に接着剤によって付着される。

各第１単位絶縁部材２７０ａ、２７０ｂ、２７０ｃ、２７０ｄ、２７０ｅ、２７０ｆには第１結合穴２７１ａと、第１開放ホール２７２ａと、第１カバー部２７３ａを具備する。第１結合穴２７１ａと、第１開放ホール２７２ａと、第１カバー部２７３ａの構成及び作用は、図２に示された第１結合穴１７１と、第１開放ホール１７２と、第１カバー部１７３の構成及び作用と同一であるので、これに対する詳細な説明は省略する。

第１絶縁支持構造物２７０が複数個の第１単位絶縁部材２７０ａ、２７０ｂ、２７０ｃ、２７０ｄ、２７０ｅ、２７０ｆを具備するので、大型のバッテリーパックの製造時に作業が容易になる。

第２実施形態では、二つの絶縁支持構造物のうちで第１絶縁支持構造物だけが複数の単位絶縁部材でなされたことで説明したが、第２絶縁支持構造物も複数の単位絶縁部材に形成されることができるし、これも、本発明に属するものである。

以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

１００ バッテリーパック
１１０ 電池セル
１２０ ケース
１５０ 第１接続構造物
１６０ 第２接続構造物
１７０ 第１絶縁構造物
１８０ 第２絶縁構造物

Claims (17)

1. 複数の電池セルと、
   前記複数の電池セルを収容するケースと、
   前記ケースの第１外面を覆う第１絶縁構造物と、
   を含み、
   前記ケースの第１外面には、複数の第１ガイドピンが形成され、
   前記第１絶縁構造物には、前記複数の第１ガイドピンに挟まれる複数の第１結合穴が形成され、
   前記第１外面と前記第１絶縁構造物の間に位置して、前記複数の電池セルの各電極端子を連結する第１接続構造物をさらに含み、
   第１接続構造物には、前記第１ガイドピンに挿入される第１挿入穴が形成されることを特徴とする、バッテリーパック。
2. 前記ケースは、前記第１外面の縁に突出形成された第１わく壁を備え、
   前記第１絶縁構造物は、前記第１わく壁の内部領域に対応する形状を有することを特徴とする、請求項１に記載のバッテリーパック。
3. 前記第１絶縁構造物は、前記第１わく壁より低く形成されることを特徴とする、請求項２に記載のバッテリーパック。
4. 前記第１絶縁構造物は、前記第１接続構造物に接着剤によって付着されたことを特徴とする、請求項１に記載のバッテリーパック。
5. 前記第１接続構造物は、前記複数の電池セルの各電極端子に溶接によって結合されることを特徴とする、請求項１に記載のバッテリーパック。
6. 前記第１接続構造物は、複数の第１単位接続部材を備え、
   前記第１絶縁構造物は、前記複数の第１単位接続部材に対応する形状を有する複数の第１単位絶縁部材を備えることを特徴とする、請求項１に記載のバッテリーパック。
7. 前記第１絶縁構造物には少なくとも一つの第１開放ホールが形成されることを特徴とする、請求項１〜６のいずれか１項に記載のバッテリーパック。
8. 前記第１絶縁構造物には、前記第１開放ホールの上部を覆うカバー部が設けられたことを特徴とする、請求項７に記載のバッテリーパック。
9. 前記ケースには、前記第１開放ホールと連結された通路が形成されることを特徴とする、請求項７又は８に記載のバッテリーパック。
10. 前記ケースは、前記複数の電池セルの間を支持する複数の支持柱を備え、
    前記通路は、前記複数の支持柱内部に形成されることを特徴とする、請求項９に記載のバッテリーパック。
11. 前記第１接続構造物には、前記第１開放ホールと連結される第１通気口が形成されることを特徴とする、請求項７〜１０のいずれか１項に記載のバッテリーパック。
12. 前記第１絶縁構造物は、板形態であることを特徴とする、請求項１〜１１のいずれか１項に記載のバッテリーパック。
13. 前記第１絶縁構造物は、絶縁テープでなされたことを特徴とする、請求項１〜１２のいずれか１項に記載のバッテリーパック。
14. 前記ケースの第１外面の反対面である複数の第２ガイドピンが形成された第２外面を覆う第２絶縁構造物をさらに含み、
    前記第２絶縁構造物には、前記複数の第２ガイドピンに挟まれる複数の第２結合穴が形成されることを特徴とする、請求項１〜１３のいずれか１項に記載のバッテリーパック。
15. 前記第２外面と前記第２絶縁構造物との間に位置して、前記複数の電池セルの各電極端子を連結する第２接続構造物をさらに含んで、
    第２接続構造物には、前記第２ガイドピンに挿入される第２挿入穴が形成されることを特徴とする、請求項１４に記載のバッテリーパック。
16. 前記第２絶縁構造物には、少なくとも一つの第２開放ホールが形成されることを特徴とする、請求項１４又は１５に記載のバッテリーパック。
17. 前記第２外面と前記第２絶縁構造物との間に位置して、前記複数の電池セルの各電極端子を連結する第２接続構造物をさらに含み、
    前記第２接続構造物には、前記第２開放ホールと連結される第２通気口が形成されることを特徴とする、請求項１６に記載のバッテリーパック。
    

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