JP5077456B2 - 組電池 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の単電池(電池セル)を電気的に接続してモジュール化した組電池(電池モジュール)に関する。
特許文献1には、角型の単電池の両側に突起を設けると共に、複数の単電池を側方から挟み込む一対の外装板に貫通孔を設けた組電池が開示されている。突起を貫通孔に嵌合することで、耐振性と耐衝撃性の向上が図られている。
特許文献1の組電池を組み立てる際には、複数の単電池を配列した後に、貫通孔が個々の単電池の両側に設けられた突起に対して正確に位置決めした状態で一対の外装板により単電池を側方から挟み込む必要がある。この点で特許文献1の組電池は、組立作業が煩雑で組立性が劣る。
特開平8−264170号公報
本発明は、組電池において、組立性を確保しつつ耐振性と耐衝撃性を向上することを課題とする。
本発明は、一方の端部側にそれぞれ外部端子を備える複数の単電池と、個々の前記単電池の前記一方の端部側に装着された第1のキャップと、個々の前記単電池の前記一方の端部とは反対の他方の端部側に装着された第2のキャップと、前記複数の単電池に装着された前記第1のキャップと当接する第1の挟持部と、前記複数の単電池に装着された前記第2のキャップと当接する第2の挟持部と、前記第1のキャップと前記第1の挟持部のうちの一方に設けられた第1の凸部と、前記第1のキャップと前記第1の挟持部のうちの他方に設けられて前記第1の凸部が嵌合する第1の凹部とを備え、前記第1及び第2の挟持部の間に前記第1及び第2のキャップを介して前記複数の単電池を挟み込んで保持した、組電池を提供する。
第1の凸部と第1の凹部の嵌合により、単電池の外部端子を設けた端部側に装着した第1のキャップは第1の挟持部に対して位置決めされた状態で強固に保持されるので、高いと耐振性と耐衝撃性が得られる。また、第2の挟持部に対して第2のキャップを装着済みの単電池を配置し、さらに単電池に第1のキャップを装着した後に第2の挟持部を配置することで組電池の組立が可能であり、組立性が良好である。
凸部は、第1のキャップに設けてもよいし第1の挟持部に設けてもよい。また、凸部の形状、寸法、及び個数は凹部に嵌合可能である限り特に限定されない。凹部は貫通孔であってもよいし、有底孔であってもよい。
好ましくは、前記凸部の先端側にテーパ状部を設ける。
この構成により、テーパ状部が接触することで凸部を凹部に対して円滑に嵌合させることができ、組立性がさらに向上する。
好ましくは、前記第1のキャップは、前記外部端子を覆うように前記単電池の一方の端部側に装着され、前記外部端子まで達する検査用貫通孔が形成されている。
この構成により、第1のキャップを単電池に装着した状態であっても、検査用貫通孔に差し込むことでテスターの電極等を外部端子に接触させることができる。
好ましくは、組電池内において前記第1の凸部と前記第1の凸部が嵌合する前記第の凹部との対が複数設けられている
この構成により、第1のキャップは第1の挟持部に対してより確実に位置決めされた状態でより強固に保持される。
好ましくは、前記第2のキャップと前記第2の挟持部のうちの一方に設けられた第2の凸部と、前記第2のキャップと前記第2の挟持部のうちの他方に設けられて前記第2の凸部が嵌合する凹部とを備える。
この構成により、単電池の外部端子と反対側に装着した第2のキャップが第2の挟持部に対して位置決めされた状態で強固に保持されるので、耐振性と耐衝撃性がさらに向上する。
好ましくは、組電池内において前記第2の凸部と前記第2の凸部が嵌合する前記第2の凹部との対が複数設けられている。
この構成により、第1のキャップは第1の挟持部に対してより確実に位置決めされた状態でより強固に保持される。
本発明の組電池によれば、単電池の外部端子側とその反対側にキャップを装着し、キャップを介して挟持部で単電池を挟み込んで保持し、かつキャップと挟持部のうちの一方に設けた凸部を他方に設けた凹部に嵌合しているので、組立性を確保しつつ高い耐振性と耐衝撃性を得ることができる。
本発明の第1実施形態の組電池の分解斜視図。 第1実施形態の組電池を上方から見た斜視図。 第1実施形態の組電池を下方から見た斜視図。 第1実施形態の組電池における単電池の接続経路を示す模式的な平面図。 単電池、上キャップ、及び下キャップの斜視図。 単電池へ装着された上キャップの拡大断面図。 単電池へ装着された下キャップの拡大断面図。 上キャップを上方から見た斜視図。 上キャップを図8Aと異なる角度で上方から見た斜視図。 下キャップを下方から見た斜視図。 下キャップを上方から見た斜視図。 下キャップを下方から見た斜視図。 上キャップの上凸部の第1の変形例の斜視図。 上キャップの上凸部の第2の変形例の斜視図。 上キャップの上凸部の第3の変形例の斜視図。 上キャップの上凸部の第4の変形例の斜視図。 上キャップの上凸部の第5の変形例の斜視図。 上キャップの保護部の第6の変形例の斜視図。 上キャップの上凸部が上挟持部の有底孔に嵌合する変形例の拡大断面図。 上挟持部の凸部が上キャップの貫通孔に嵌合する変形例の拡大断面図。 本発明の第2実施形態の組電池の分解斜視図。 第2実施形態の組電池を上方から見た斜視図。 第2実施形態の組電池を下方から見た斜視図。 第2実施形態の組電池における単電池の接続経路を示す模式的な平面図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図4は、本発明の第1実施形態に係る組電池(電池モジュール)1を示す。この組電池1は非水電解質二次電池である7個の角型の単電池(電池セル)2を備える。
図5から図7をさらに参照すると、個々の単電池2は、電池容器3内に電解液と共に発電要素4(図6及び図7に模式的に示す。)を収容し、電池容器3の上端側の開口を蓋体5で封止したものである。
本実施形態における電池容器3は、長方形状の底壁3aから上方に延びる側壁3b〜3eを備える。側壁は、互いに対向する一対の長側壁3b,3cと、これらの長側壁3b,3cよりも小面積で互いに対向する一対の短側壁3d,3eとを備える。電池容器3を平面視したときの底壁3aが構成する長方形の4辺のうち、一対の長辺から長側壁3b,3cが延び、一対の短辺から短側壁3d,3eが延びている。蓋体5も概ね長方形状であり、電池容器3と蓋体5によって概ね扁平な直方体状の外装体が構成されている。電池容器3の側壁3b〜3eの外周は、図示しない絶縁シートにより覆われている。
図4に最も明瞭に表れているように、組電池1を構成する7個の単電池2は、蓋体5側から見たときに互いに隣接する2個の単電池2の電池容器3が長手方向で平行となるように、一列に配置されている。言い換えれば、7個の単電池2は、隣接する他の単電池2と長側壁3b,3cどうしが間隔をあけて対向するように配置されている。単電池2の蓋体5の両端付近には、正負の外部端子7A,7Bが配置されている。個々の単電池2の外部端子7A,7Bは、バスバー(導電部材)8によって隣接する他の単電池2の外部端子7A,7Bに電気的に接続されており、7個の単電池2が直列に接続されている。図4において左端の単電池2の外部端子7Aが組電池1の正極を構成し、右端の単電池2の外部端子7Bが組電池1の負極を構成する。
図5及び図6に示すように、蓋体5の上面に装着されたパッキン9A,9Bには、外部端子7A,7Bの頭部(図示せず。)と接続杆10A,10Bとが収容されている。雄ねじが形成された外部端子7A,7Bの軸部7aは、頭部から上向きに突出して接続杆10A,10Bを貫通している。外部端子7A,7Bの軸部7aにはバスバー8の一端の貫通孔8aが挿通され、ナット11によりバスバー8の一端が固定されている。接続杆10A,10Bはリベット12により電池容器3内の集電体(図示せず)に接続され、集電体が発電要素4に接続されている。
接続杆10A,10Bは、一端(外部端子7A,7Bとは反対側の端部)に細幅の矩形状の検査用端子部10aを備える。図5に最も明瞭に示すように、検査用端子部10aはパッキン9A,9Bから横向きに突出し、蓋体5の上面の上方に間隔を隔てて位置している。検査用端子部10aの先端付近には、電線を接続するためのねじ(図示せず)を螺合するねじ孔10bが設けられている。
組電池1は、7個の単電池2を前述の配置で保持するために保持構造20を備える。保持構造20は、個々の単電池2に装着される上キャップ(第1のキャップ)21と下キャップ(第2のキャップ)22を備える。これら上キャップ21と下キャップ22は、本実施形態では樹脂製である。また、保持構造20は、上キャップ21と下キャップ22を装着した単電池2を図において上下方向に挟み込んで保持する上挟持部(第1の挟持部)23と下挟持部(第2の挟持部)24とを備える。さらに、保持構造20は上挟持部23と下挟持部24とを連結する一対の側部25,26を備える。一方の側部25には監視装置37が取り付けられている。
図5、図6、及び図8Aから図8Cを参照して上キャップ21を説明する。一対の外部端子7A,7Bをそれぞれ覆うように、単電池2の上端側に2個の上キャップ21が装着されている。上キャップ21は、矩形状の頂壁部21aと、頂壁部21aの前後の辺から延びる前壁部21b及び後壁部21cと、頂壁部21aの左右の辺から延びる側壁部21d,21eを備える。頂部壁21aの下面にはリブ構造21fが設けられている。
前壁部21bの下端とリブ構造21fの後壁部21c付近の下端とが電池容器3の上端に載置されることで、上キャップ21は単電池2に装着された状態で保持される。単電池2に装着した上キャップ21は、外部端子7A,7B及びその周辺を取り囲む。具体的には、単電池2に装着された状態では、上キャップ21の頂壁部21aは外部端子7A,7B、上パッキン9A,9B、及び接続杆10A,10Bの上方に位置している。また、後壁部21cは電池容器3の短側壁3d,3eの上端部(蓋体5付近)に沿って延びる。さらに、側壁部21d,21eはそれぞれ電池容器3の一対の長側壁3b,3cの上端部(蓋体5付近)に沿って延びる。さらにまた、後壁部21cと側壁部21d,21eが構成する角隅部21g,21hは、電池容器3の短側壁3d,3eと長側壁3b,3cとが構成する角隅部に沿って延びている。
上キャップ21の頂壁部21aの上面(外面)には、1個の上凸部(第1の凸部)27が形成されている。本実施形態における上凸部27は、全体として概ね扁平な円柱である。詳細には、本実施形態の上凸部27は、頂壁部21aの上面から突出する一定径の円柱状部27aと、円柱状部27aの先端(上端)に形成された最先端に向けて漸次縮径するテーパ状部27bとを備える。また、上凸部27の先端面27cは概ね平坦である。
図6に最も明瞭に示すように、上凸部27の直下に外部端子7A,7Bが位置している。上凸部27の先端面27cから上キャップ21の頂壁部21aの下面まで貫通する検査用貫通孔28が形成されている。つまり、検査用貫通孔28は、上キャップ21の外部から上キャップ21で囲まれた外部端子7A,7Bまで達している。
上キャップ21の後壁部21cと側壁部21d,21eには、バスバー開口部29A,29B,29Cが厚み方向に貫通するように設けられている。これらのバスバー開口部29A〜29Cは、外部端子7A,7Bに接続したバスバー8を挿通して上キャップ21から突出させるために設けられている。例えば、図5では、外部端子7A,7Bに一端が接続されたバスバー8が上キャップ21のバスバー開口部29Bに挿通され、上キャップ21から突出して他の単電池の外部端子(図5で図示せず)に向けて延びている。本実施形態では、バスバー開口部29Aは後壁部21cの下端から頂壁部21aに向けて延びる切り込みであり、バスバー開口部29B,29Cは側壁部21d,21eの下端から頂壁部21aに向けて延びる切り込みである。ただし、バスバー8の挿通が可能であるならば、バスバー開口部29A〜29Cは後壁部21cや側壁部21d,21eを厚み方向に貫通する貫通孔であってもよい。
上キャップ21の前壁部21bには、接続杆10A,10Bの検査用端子部10aを挿通するための端子開口部31が厚み方向に貫通するように設けられている。接続杆10A,10Bの大部分は上パッキン9A,9B内に収容されているが、接続杆10A,10Bの一部である検査用端子部10aは、端子開口部31を介して上パッキン9の外側に突出している。本実施形態では、端子開口部31は前壁部21bの下端から頂壁部21aに向けて延びる切り込みである。ただし、検査用端子部10aの挿通が可能であるならば、端子開口部31は前壁部21bを厚み方向に貫通する貫通孔であってもよい。
端子開口部31を介して上キャップ21から外部に突出する検査用端子部10aを保護するために、上キャップ21の前壁部21bに保護部32が設けられている。本実施形態における保護部32は、前壁部21bの端子開口部31の両側の部分から検査用端子部10aの両側部に沿って延びる一対の板状のリブ33A,33Bを備える。図5を参照すると、リブ33A,33Bの上端は検査用端子部10aよりも上方(単電池2の蓋体5から離れた位置)に位置している。
図5、図7、図9A、及び図9Bを参照して下キャップ22を説明する。下キャップ22は上端が開口した細長い箱状であり、単電池2の電池容器3の下端側に装着される。詳細には、下キャップ22は、概ね長方形状の底壁部22aと、この底壁部22aの4辺から延びる側壁部22b,22c,22d,22eとを備える。下キャップ22を単電池2の下端側に装着すると、底壁部22aに電池容器3の底壁3aが載置され、側壁部22b,22cは電池容器3の長側壁3b,3cに沿って延び、側壁部22d,22eは電池容器3の短側壁3d,3eに沿って延びる。
下キャップ22の底壁部22aの下面(外面)には、一対の下凸部35,35が形成されている。本実施形態における下凸部35は全体として概ね扁平な円柱である。
本実施形態における上挟持部23は、金属板をプレス成形等で長方形状に成形した一体構造であり、上キャップ21の上凸部27が嵌合する円形の上貫通孔(第1の凹部)23aが厚み方向に貫通するように形成されている。図1及び図2を参照すると、7個の単電池2のうち図において左右両端の2個を除く5個の単電池2には、それぞれ一対の上キャップ21が装着されている。また、外部端子7Aが組電池1の正極となる図において左端の単電池2と、外部端子7Bが組電池1の負極となる図において右端の単電池2には、それぞれ1個の上キャップ21が装着されている。つまり、本実施形態では、組電池1は合計12個の上キャップ21を含み、各上キャップ21は前述のように1個の上凸部27を備える。上挟持部23には、合計12個の上貫通孔23aが上キャップ21の上凸部27と対応する位置に形成されている。
上挟持部23のうち、図1及び図2において左端の単電池2の外部端子7A(組電池1の正極)と対応する隅部、右端の単電池2の外部端子7B(組電池1の負極)に対応する隅部には、これらの外部端子7A,7Bを露出させるために切欠状のモジュール開口部23b,23cが設けられている。各モジュール開口部23b,23cには端子保護カバー36A,36Bが着脱可能に装着されている。
本実施形態における下挟持部24は、金属板をプレス成形等で成形した概ね一体構造である。下挟持部24は、外形が概ね長方形状であって中央に大面積の長方形状の通気開口24aが形成されているので、全体として矩形枠状を呈している。下挟持部24には下キャップ22の下凸部35が嵌合する円形の下貫通孔(第2の凹部)24bが厚み方向に貫通するように形成されている。図1から図3を参照すると、7個の単電池2のすべてに下キャップ22が装着され、各下キャップ22は前述のように2個の下凸部35を備える。下挟持部24には、合計14個の下貫通孔24bが下凸部35と対応する位置に形成されている。
図1から図3を参照すると、単電池2の上端側に装着された上キャップ21は、上凸部27が上貫通孔23aに嵌合し、頂壁部21aが上挟持部23の下面に当接している。一方、単電池2の下端側に装着された下キャップ22は、下凸部35が下貫通孔24bに嵌合し、底壁部22aが下挟持部24の上面に当接している。上挟持部23と下挟持部24は、上キャップ21と下キャップ22を介して7個の単電池2を挟み込んで保持した状態で、側部25,26により互いに連結されている。監視装置37が取り付けられた一方の側部25は図において左端の単電池2に隣接して配置され、他方の側部26は図において右端の単電池2に隣接して配置されている。本実施形態における側部25,26は金属板をプレス成形等で長方形状に成形した概ね一体構造である。本実施形態では、側部25,26の上端側と下端側はそれぞれねじ止めで上挟持部23と下挟持部24に連結されている。
上挟持部23と下挟持部24は、上キャップ21と下キャップ22を介して単電池2を挟み込んで確実に保持できる限り、複数の部材で構成されていてもよい。同様に、側部25,26も上挟持部23と下挟持部24を単電池2を挟み込んで保持状態で保持できる限り、複数の部材で構成されてもよく、ねじ止め以外の手段で上挟持部23と下挟持部24に連結してもよい。さらに、側部25,26の一方又は両方を上挟持部23や下挟持部24と一体構造としてもよい。要するに、上キャップ21と下キャップ22を介して単電池2を挟み込んで確実に保持できる限り、上挟持部23、下挟持部24、及び側部25,26の具体的な構成は特に限定されない。
本実施形態の組電池1は特に以下に列挙する特徴を有する。
単電池2の外部端子7A,7Bを設けた上端側に装着した上キャップ21は、上凸部27と上貫通孔23aの嵌合により上挟持部23に対して位置決めされた状態で強固に保持される。特に、本実施形態では上凸部27と上貫通孔23aの対が複数設けられているので、上キャップ21は上挟持部23に対してより確実に位置決めされた状態でより強固に保持される。同様に、単電池2の下端側に装着した下キャップ22は、下凸部35と下貫通孔24bとの嵌合により下挟持部24に対して位置決めされた状態で強固に保持される。特に、本実施形態では下凸部35と下貫通孔24bの対が複数設けられているので、上キャップ22は下挟持部24に対してより確実に位置決めされた状態でより強固に保持される。そのため、この組電池1では高いと耐振性と耐衝撃性を実現できる。
上キャップ21の上凸部27を上挟持部23の上貫通孔23aに嵌合するが、下キャップ22には下凸部35を設けず単に下キャップ22の底壁部22aを下挟持部24上に載置する構成も可能である。この構成でも、上キャップ21が上挟持部23に対して位置決めされた状態で強固に保持されることにより、耐振性と耐衝撃性の向上できる。
下挟持部24に対して下キャップ22を装着済みの単電池2を配置し、さらに単電池2に上キャップ21を装着した後にその上から上挟持部23を配置することで組電池2の組立が可能であり、組立性が良好である。
上凸部27の先端側にテーパ状部27bを設けているので、前述のように単電池2に装着した上キャップ21にさらに上挟持部23を配置する際に、上凸部27を円滑に上貫通孔23aに嵌合させることができる。つまり、上凸部27と上貫通孔23aとの間に位置ずれがあっても、上挟持部23を単電池2へ向けて降下させれば上貫通孔23aの孔縁がテーパ状部27bで案内されることで上凸部27は円滑かつ確実に上貫通孔23aに嵌合する。
上キャップ21は、外部端子7A,7Bを覆うように単電池2の上端側に装着されている。しかし、上キャップ21を上凸部27の部分で貫通して外部端子7A,7Bまで達する検査用貫通孔28が設けられている。また、上凸部27は上挟持部23の上貫通孔23aを貫通して外部に突出している。従って、上挟持部23を取り外すことなく個々の単電池2の電圧等の検査が可能となる。つまり、組電池1から上挟持部23を取り外さなくても、テスターの電極等を検査用貫通孔28に差し込んで外部端子7A,7Bに接触させ検査を行うことができる。
以下、図10Aから図12を参照して上凸部27に関する変形例について説明する。これらの変形例は下凸部35にも適用できる。
図10Aの変形例では、第1実施形態と同じ上凸部27に加え、上キャップ21の頂壁部21aの前壁部21b側の両隅付近にも追加の上凸部101を設けている。これらの上凸部101を嵌合するための円形の上貫通孔が上挟持部23に設けられる。
図10Bの変形例では、第1実施形態の上凸部27に代えて、上キャップ21の頂壁部21aの四隅付近に上凸部101を設けている。検査用貫通孔28は上キャップ21の頂壁部21aを上面から下面まで貫通するように設けられている。上挟持部23には4個の上凸部101に対応する位置に円形の上貫通孔が設けられる。
図10A及び図10Bの変形例から明らかなように、上凸部27の個数と位置は第1実施形態に限定されない。
図10Cの変形例の上凸部102は、全体として概ね扁平な四角柱状である。詳細には、この上凸部102は、上キャップ21の頂壁部21aの上面から突出する扁平な角柱状部102aと、角柱状部102aの先端に形成されて最先端に向けて漸次縮小するテーパ状部102bと、概ね平坦な先端面102cとを備える。上挟持部23には、上凸部102と対応する位置に矩形の上貫通孔が設けられる。
図10Dの変形例では、第1実施形態の上凸部27に代えて、上キャップ21の頂壁部21aに側壁部21d,21eと平行に配置された細長い直線状の上凸部103を設けている。つまり、この変形例の上凸部103は突起ではなく突条の範疇に属するような形状を有している。上挟持部23には、突条である上凸部102と対応する位置に直線溝状の上貫通孔が設けられる。
図10Eの変形例の上凸部104は、図10Cと同様に扁平な角柱状であるが、上キャップ21の頂壁部21aの上面を大きな面積で上向きに突出させて形成している。つまり、この変形例の上凸部104は突起ではなく膨出部の範疇に属するように形状を有している。
図10Fの変形例の上凸部105は、上キャップ21の頂壁部21aの上面から突出する比較的小径の円柱状部105aと、円柱状部105aの先端に形成されて円柱状部105aより大い径から最先端に向けて漸次縮径するテーパ状の係止部105bを備える。この上凸部105を上挟持部23に設けられた上貫通孔に嵌合すると係止部105bが上貫通孔を通過し、上挟持部23は頂壁部21と係止部105bの間に挟み込まれる。
図10Cから図10Fの変形例から明らかなように、上凸部27の形状は第1実施形態に限定されない。
図11の変形例では、上貫通孔23aに代えて上挟持部23に有底孔106を設けている。この有底孔106に上凸部27が嵌合する。有底孔106の底壁には上キャップ21の検査用貫通孔28と対応する位置に同様の検査用貫通孔107を設けている。これらの検査用貫通孔28,107を介してテスターの電極等を外部端子7A,7Bに接触させることができる。図10Aから図10Fの変形例の場合も、上挟持部23に上貫通孔に代えて有底孔を設けてもよい。
図12の変形では、上挟持部23に図において下向きに突出する上凸部108を設ける一方、上キャップ21に頂壁部21aを貫通する上貫通孔109を設け、上凸部108を上貫通孔109に嵌合している。また、上挟持部23には上凸部108の部分に厚み方向に貫通する検査用貫通孔110を設け、上キャップ21を取り外すことなく外部端子7A,7Bにテスターの電極等を接触できるようにしている。図10Aから図10Fの変形例についても、上挟持部23に上凸部を設けて上キャップ21に上貫通孔を設ける構成を採用できる。
(第2実施形態)
図13から図16は、本発明の第2実施形態に係る組電池1を示す。この組電池1は第1実施形態のものと同じ角型の単電池2を8個備える。具体的には、単電池2が4個ずつ2列に配置されている。図16に示すように、左下隅の単電池2から左上隅の単電池2まで、個々の単電池2の外部端子7A,7Bがバスバー8により同一又は異なる列の隣接する他の単電池2の外部端子7A,7Bに接続されており、8個の単電池2が直列に接続されている。
第2実施形態の組電池1も、第1実施形態と同様に、個々の単電池2の上端側に装着した一対の上キャップ21,21の上凸部27が上挟持部23の上貫通孔23aに嵌合し、個々の単電池2の下端側に装着した下キャップ22の下凸部35,35が下挟持部24の下貫通孔24bに嵌合している。また、図10Aから図12に図示したものを含め、第1実施形態に関して説明した変形例等は第2実施形態の組電池1にも適用できる。
第2実施形態のその他の構成及び作用も第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
1 組電池
2 単電池
3 電池容器
3a 底壁
3b,3c 長側壁
3d,3e 短側壁
4 発電要素
5 蓋体
7A,7B 外部端子
7a 軸部
8 バスバー
8a 貫通孔
9A,9B パッキン
10A,10B 接続杆
10a 検査用端子部
10b ねじ孔
11 ナット
12 リベット
20 保持構造
21 上キャップ
21a 頂壁部
21b 前壁部
21c 後壁部
21d,21e 側壁部
21f リブ構造
21g,21h 角隅部
22 下キャップ
22a 底壁部
22b,22c,22d,22e 側壁部
23 上挟持部
23a 上貫通孔
23b,23c モジュール開口部
24 下挟持部
24a 通気開口
24b 下貫通孔
25,26 側部
27 上凸部
27a 円柱状部
27b テーパ状部
27c 先端面
28 検査用貫通孔
29A,29B,29C バスバー開口部
31 端子開口部
32 保護部
33A,33B リブ
35 下凸部
36A,36B 端子保護カバー
37 監視装置
101,102,103,104 ,105,108 上凸部
106 有底孔
109 上貫通孔
110 検査用貫通孔

Claims (6)

  1. 一方の端部側にそれぞれ外部端子を備える複数の単電池と、
    個々の前記単電池の前記一方の端部側に装着された第1のキャップと、
    個々の前記単電池の前記一方の端部とは反対の他方の端部側に装着された第2のキャップと、
    前記複数の単電池に装着された前記第1のキャップと当接する第1の挟持部と、
    前記複数の単電池に装着された前記第2のキャップと当接する第2の挟持部と、
    前記第1のキャップと前記第1の挟持部のうちの一方に設けられた第1の凸部と、
    前記第1のキャップと前記第1の挟持部のうちの他方に設けられて前記第1の凸部が嵌合する第1の凹部と
    を備え、
    前記第1及び第2の挟持部の間に前記第1及び第2のキャップを介して前記複数の単電池を挟み込んで保持した、組電池。
  2. 前記凸部の先端側にテーパ状部を設けた請求項1に記載の組電池。
  3. 前記第1のキャップは、前記外部端子を覆うように前記単電池の一方の端部側に装着され、前記外部端子まで達する検査用貫通孔が形成されている請求項1又は請求項2に記載の組電池。
  4. 組電池内において前記第1の凸部と前記第1の凸部が嵌合する前記第の凹部との対が複数設けられている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の組電池。
  5. 前記第2のキャップと前記第2の挟持部のうちの一方に設けられた第2の凸部と、
    前記第2のキャップと前記第2の挟持部のうちの他方に設けられて前記第2の凸部が嵌合する第2の凹部と
    を備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の組電池。
  6. 組電池内において前記第2の凸部と前記第2の凸部が嵌合する前記第2の凹部との対が複数設けられている、請求項5に記載の組電池。
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