JP5164816B2 - 無線タグ読取装置及び無線タグ認識方法 - Google Patents

無線タグ読取装置及び無線タグ認識方法 Download PDF

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Description

本発明は、物品等に付された無線タグのデータを非接触で読取る無線タグ読取装置及びこの装置を用いた無線タグ認識方法に関する。
近年、無線タグが注目されている。無線タグは、RFID(Radio Frequency Identification)タグ、電子タグ、応答器、トランスポンダ等と称される。無線タグは、そのメモリに固有の識別情報であるタグIDを記憶している。そこで、各物品にそれぞれ無線タグを付す。そして、この無線タグのデータをタグリーダで読み取る。そうすることにより、各物品を個別認識することができるようになる。
無線タグのデータを読み取るための装置、いわゆる無線タグ読取装置は、アンテナを備えている。無線タグ読取装置は、アンテナの交信範囲内に存在する無線タグとアンテナを介して無線通信を行い、無線タグに記憶されているタグデータを読み取る。このような無線タグ読取装置には、定置式とハンディ式とがある。定置式の無線タグ読取装置は、アンテナが固定されている。ハンディ式の無線タグ読取装置は、携帯型の装置本体にアンテナが取り付けられている。
ハンディ式の無線タグ読取装置は、例えば無線タグが付された物品の棚卸業務に用いられる。棚卸業務担当者は、棚卸対象の棚に装置を近づける。そうすると、この棚に収納された各物品にそれぞれ付されている無線タグのデータが無線タグ読取装置によって非接触で読み取られる。無線タグ読取装置によって読み取られた無線タグのデータは、パーソナルコンピュータ等の上位機に出力される。上位機では、無線タグのデータからその無線タグが付された物品の所在が特定される。
しかしながら、ハンディ式の無線タグ読取装置を棚卸業務に適用する場合には、次のような問題がある。すなわち、無線タグ読取装置の読取可能領域は、アンテナの交信領域内である。したがって、アンテナから放射される電磁波の出力レベルが小さいと、読取可能領域が狭くなる。このため、タグデータの読み落としが発生する懸念がある。逆に、アンテナから放射される電磁波の出力レベルが大きいと、読取可能領域が広がる。このため、読取対象領域の外側に位置する無線タグのデータを誤って読み取ってしまう懸念がある。
従来、無線タグの認識漏れを判定する機能を備えた携帯型の無線タグ読取装置が知られている。この無線タグ読取装置は、アンテナを介して無線タグから読み取ったタグデータの件数を計数する。また、読取対象領域を撮影し、この撮影画像から領域内に存在する無線タグの画像を抽出して、無線タグ画像の件数を計数する。そして、タグデータの件数と無線タグ画像の件数とを比較し、一致したならば無線タグの認識漏れがないと判定する(例えば、特許文献1参照)。
特願2008-065386号公報
しかしながら、従来の無線タグ読取装置においては、読取対象領域を撮影する機能と、その撮影画像から無線タグ画像を抽出するための画像処理機能とが必要となる。このため、装置の規模が大きく、低コスト化が困難であった。
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、読取対象領域内に存在する無線タグの認識精度が高い低コストの無線タグ読取装置を提供しようとするものである。
また、低コストで読取対象領域内に存在する無線タグの認識精度を高めることができる無線タグ認識方法を提供しようとするものである。
本発明に係る無線タグ読取装置の一態様は、所定の読取対象領域内に存在する無線タグのタグデータを記憶するための対象タグ記憶部と、読取対象領域の周囲である読取対象領域外に存在する無線タグの少なくとも識別情報を記憶するための対象外タグ記憶部と、アンテナを介して無線タグから読取ったタグデータの少なくとも識別情報を対象外タグ記憶部に追加する対象領域外処理手段と、アンテナを介して無線タグから読取ったタグデータのうち、対象外タグ記憶部に記憶された識別情報を含むタグデータを除外したデータを、対象タグ記憶部に追加する対象領域内処理手段と、対象タグ記憶部に記憶されたタグデータを出力するデータ出力手段とを備えたものである。
本発明に係る無線タグ認識方法の一態様は、アンテナを介して無線タグから読取ったタグデータを対象タグ記憶部に追加する第1のステップと、この第1のステップに続いて、アンテナを介して無線タグから読取ったタグデータの少なくとも識別情報を対象外タグ記憶部に追加する第2のステップと、この第2のステップに続いて、アンテナを介して無線タグから読取ったタグデータで、その識別情報が前記対象外タグ記憶部に記憶されていないタグデータを対象タグ記憶部に追加する第3のステップとを実行し、対象タグ記憶部に記憶されたタグデータを、読取対象領域内に存在する無線タグのデータとして認識するものである。
かかる手段を講じた本発明によれば、読取対象領域内に存在する無線タグの認識精度が高い低コストの無線タグ読取装置、及び、低コストで読取対象領域内に存在する無線タグの認識精度を高めることができる無線タグ認識方法を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、流通小売店での棚卸業務に使用される携帯型の無線タグ読取装置に本発明を適用した場合である。
はじめに、本実施の形態の概略について、図1を用いて説明する。同図において、符号1は、携帯型の無線タグ読取装置を示しており、符号2は商品棚を示している。商品棚2は、複数の区画(図では縦3段×横3列の計9区画3A〜3I)に区分けされている。各区画3A〜3Iには、それぞれ異なる商品4A〜4Iが区画毎に仕分けられて収容されている。1つの区画に収容される商品の数は、特に制約がない。各商品4A〜4Iには、1品毎にそれぞれ無線タグ5が付されている。
無線タグ5の要部構成を、図2のブロック図で示す。無線タグ5は、アンテナ6とICチップ7とを備えている。これらのアンテナ6とICチップ7は、小型薄板状のタグ部材に搭載されている。
ICチップ7は、電源生成部71、復調部72、変調部73、制御部74及びメモリ部75を備えている。電源生成部71は、アンテナ6で受信した変調波の整流と安定化を行なうことによりICチップ7の各部に電源を供給する。復調部72は、アンテナ6で受信した変調波を復調して制御部74へ送出する。変調部73は、制御部74から送出されたデータで所定の変調処理を施し、その変調波をアンテナ6に供給する。制御部74は、復調部72で復調されたデータをメモリ部75へ書込む処理や、メモリ部75からデータを読み出して変調部73へ送出する処理等を行う。
メモリ部75は、各無線タグ5を個々に識別するためのIDが記憶されるIDエリア75aと、任意のデータを書き込み可能なユーザエリア75bとからなる。ユーザエリア75bには、当該無線タグ5が付された商品を特定する商品コードと商品名とからなる商品情報を書き込んでいる。
無線タグ読取装置1の要部構成を、図3のブロック図で示す。無線タグ読取装置1は、携帯型の装置本体8に、アンテナ9を取り付けた構造となっている。装置本体8は、インターフェイス部81、制御部82、送信部83、受信部84、サーキュレータ85、入力部86、表示部87及び読取ボタン88を備えている。
インターフェイス部81は、制御部82とPOS(Point Of Sales)サーバとの間のデータ通信を司る。POSサーバは、検品端末を介して入力された各商品の入荷データと、POS端末を介して入力された各商品の販売及び廃棄データとから各商品の論理在庫数を管理する機能を有する。また、POSサーバは、無線タグ読取装置1を介して入力された在庫データから各商品の実在庫数を求め、この実在庫数と論理在庫数とから棚卸データを生成する機能を有する。
送信部83は、変調部831、送信側増幅部832及び出力切換部833を備えている。変調部831は、制御部82から与えられる送信データ信号で所定の搬送波を変調する。送信側増幅部832は、変調部831からの出力信号を増幅する。出力切換部833は、増幅部832での信号増幅率を段階的に変更する。増幅部832で増幅された信号は、サーキュレータ85を介してアンテナ9に供給され、アンテナ9から電波として放射される。信号増幅率が大きく設定されると、アンテナ9から放射される電波はその出力強度が強くなる。信号増幅率が小さく設定されると、アンテナ9から放射される電波は、その出力強度が弱まる。ここに、出力切換部833は、アンテナ9からの出力を少なくとも弱レベルと該弱レベルよりも強い強レベルの2段階に切り換える出力切換手段を構成する。
サーキュレータ85は、送信部83から入力された信号をアンテナ9に出力し、アンテナ9から入力された信号を受信部84に出力する。
受信部84は、受信側増幅部841及び復調部842を備えている。受信側増幅部841は、サーキュレータ85を介して入力された信号を増幅する。復調部842は、増幅部841で増幅された信号を復調する。復調部842で復調された受信データ信号は、制御部82に与えられる。
入力部86は、例えばキーボードである。図4に示すように、電源キー101、実行キー102、「0」〜「9」のテンキー103、「C」のクリアキー104、「#」のファンクションキー105などの各種キーを入力部86に設けている。表示部87は、例えば液晶ディスプレイであり、入力部86からの入力データ等を表示する。読取ボタン88は、押下されているときオン信号を制御部82に供給する。
無線タグ読取装置1は、装置本体8の表面部に入力部86と表示部87を配置し、一側面部に読取ボタン88を配置している。
制御部82は、メモリ89を有する。メモリ89には、ワークエリアとして図5に示すように、動作モードMの設定エリア111、対象タグ点数Aの設定エリア112、読取タグ点数Bのカウントエリア113、複数のタグデータのバッファエリア114及び複数の対象外タグIDのバッファエリア115等を形成している。
バッファエリア114では、無線タグ5のメモリ部75から読み取ったタグデータ、すなわちタグID、商品コード及び商品名のデータ項目を1レコードとして順次記憶する。バッファエリア114は、本発明の対象タグ記憶部を構成する。以下、このバッファエリア114をタグデータバッファ114と称する。
バッファエリア115では、無線タグ5のメモリ部75から読み取った識別情報、すなわちタグIDを順次記憶する。バッファエリア115は、本発明の対象外タグ記憶部を構成する。以下、このバッファエリア115を対象外タグバッファ115と称する。
無線タグ読取装置1は、制御部82の動作を制御するためのプログラムをメモリ89で記憶している。制御部82は、このプログラムに従い、図6〜図13の流れ図で示す手順で各部を制御するものとなっている。以下、これらの流れ図を用いて、担当者が無線タグ読取装置1を使用して棚卸業務を行う場合の作用について説明する。
担当者は、先ず、無線タグ読取装置1の電源キー101を押下する。そうすると、制御部82は、ST(ステップ)1として初期化処理を行う。この初期化処理により、メモリ89のワークエリア111〜115がクリアされる。次に、制御部82は、ST2として対象タグ点数入力待ち画面を表示部87に表示させる。そして、ST3として数値データNが入力されるのを待機する。
対象タグ点数入力待ち画面には、例えば「棚卸対象区画内の商品点数を入力してください」とのメッセージが表示される。各商品4A〜4Iには、それぞれ無線タグ5が1点ずつ付されている。したがって、棚卸対象区画内の商品点数は、その区画内に存在する無線タグ5の数と等しい。
担当者は、棚卸対象区画内に収納されている商品の数を数える。そして、その数をテンキー103で置数入力する。今、図14に示す3段×3列の商品棚2において、中央の区画3Eを棚卸対象区画と仮定する。この場合、担当者は、この区画3Eに置かれている商品4Eの数を調べ、その数値Nをテンキー103で入力する。
テンキー103により数値Nが入力されると(ST3のYES)、制御部82は、ST4としてこの数値Nを対象タグ点数設定エリア112にセットする(対象タグ点数設定手段)。
次に、制御部82は、ST5として動作モード入力待ち画面を表示部87に表示させる。そして、ST6として動作モードの選択データが入力されるのを待機する。
無線タグ読取装置1は、第1モード、第2モード及び第3モードの3種類の動作モードを有する。動作モード入力待ち画面には、例えば「第1モードを選択される場合は“1”を、第2モードを選択される場合は“2”を、第3モードを選択される場合は“3”を入力してください」とのメッセージが表示される。
担当者は、所望する動作モードの数値を、テンキー103で置数入力する。“1”を入力した場合、制御部82は、第1のモード制御手段として後述する[動作モード1処理]を実行する。“2”を入力した場合、制御部82は、第2のモード制御手段として後述する[動作モード2処理]を実行する。“3”を入力した場合、制御部82は、第3のモード制御手段として後述する[動作モード3処理]を実行する。
以下、各動作モードの処理手順について、具体的に説明する。はじめに、[動作モード1処理]について、図7〜図9を用いて説明する。[動作モード1処理]が選択されると、制御部82は、ST11として出力切換部833に出力“弱”設定信号を送信する。この信号を受けて、出力切換部833は、送信側増幅部832の増幅率を“小”に設定する。次に、制御部82は、ST12として読取ボタン88からオン信号が入力されるのを待機する。
第1モードを選択した担当者は、先ず、無線タグ読取装置1のアンテナ9を棚卸対象区画3Eに近づける。そして、読取ボタン88を押下する。そうすると、読取ボタン88から制御部82にオン信号が供給される。
このオン信号を受けて、制御部82は、ST13として送信部83にタグ問合せ信号の送信を指令する。この指令に応じて、タグ問合せコマンドで変調された搬送波信号に相当する電波(タグ問合せ電波)がアンテナ9から放射される。このときのタグ問合せ電波は、送信側増幅部832の信号増幅率が“小”に設定されているので、電波到達距離が短い弱電波で出力される。したがって、棚卸対象区画3Eの手前側に位置する商品4Eに付された無線タグ5は、このタグ問合せ電波を受信できる。しかし、棚卸対象区画3Eの奥側に位置する商品4Eに付された無線タグ5、及びその他の棚卸対象外区画3A,3B,3C,3D,3F,3G,3H及び3Iに収納された商品4A,4B,4C,4D,4F,4G,4H及び4Iに付された無線タグ5は、このタグ問合せ電波を受信できない。
このタグ問合せ電波を受信した無線タグ5は、メモリ部75のIDエリア75aに記憶したIDを含む応答信号を返信する。この応答信号は、アンテナ9で受信され、受信部84に取り込まれて復調される。
制御部82は、タグ問合せ電波の送信を指令した後、ST14として無線タグ5からの応答信号を待機する。応答信号を受信すると(ST14のYES)、制御部82は、ST15としてその応答信号を送信した無線タグ5と無線通信を行い、商品コード及び商品名を含むタグデータを非接触で読み取る。
次に、制御部82は、ST16としてタグデータバッファ114を検索する。そして、ST17として無線タグ5から取得したタグデータと重複するデータが既にタグデータバッファ114に格納されているか否かを判断する。
重複無しと判断した場合、すなわち、無線タグ5から取得したタグデータと重複するデータが未だタグデータバッファ114に格納されていない場合には(ST17のNO)、制御部82は、ST18として無線タグ5から取得したタグデータをタグデータバッファ114に追加する(第1のステップ:対象領域内処理手段)。
こうして、タグデータバッファ114に重複するタグデータが記憶されていないタグデータをタグデータバッファ114に追加したならば、制御部82は、ST19としてカウントエリア113の読取タグ点数Bを“1”だけカウントアップする。そして、ST20として読取タグ点数Bと設定エリア112の対象タグ点数Aとを比較する。ここで、読取タグ点数Bと対象タグ点数Aとが一致しない場合、すなわち、読取タグ点数Bが対象タグ点数Aより少ない場合には(ST20のNO)、制御部82は、ST14に戻り、次の応答信号を待機する。
一方、ST17の判断処理にて重複有りと判断した場合には、制御部82は、ST21としてそのタグデータを破棄する。そして、ST14に戻り、次の応答信号を待機する。
無線タグ5からの応答信号を順次受信し(ST14のYES)、ST15〜ST19の処理を複数回繰り返すことによって、読取タグ点数Bと対象タグ点数Aとが一致したならば(ST20のYES)、制御部82は、ST22としてタグデータバッファ114に記憶したタグデータを呼び出し、インターフェイス部81を介してPOSサーバに出力する(データ出力手段)。
例えば、棚卸対象区画3Eの手前側にしか商品4Eが置かれていない場合、読取タグ点数Bと対象タグ点数Aとが一致する可能性は高い。この場合は、読取タグ点数Bと対象タグ点数Aとが一致した時点で、棚卸対象区画3Eに収納された商品4Eのタグデータが在庫データとしてPOSサーバに伝送される。在庫データがPOSサーバに送信されると、制御部82は、表示部87により在庫データの送信完了を報知する。したがって、この報知を確認した担当者は、棚卸対象区画3Eの棚卸作業が完了したことを認識できる。
これに対し、棚卸対象区画3Eの奥側にも商品4Eが置かれている場合には、読取タグ点数Bは対象タグ点数Aに達しない。担当者は、任意の時間をかけても在庫データの送信完了が報知されない場合は、一旦、読取ボタン88の押下状態を解除する。
制御部82は、ST14にて無線タグ5からの応答信号を待機している間、ST23として読取ボタン88からのオン信号を監視している。そして、オン信号が途絶えたならば、すなわち読取ボタン88の押下状態が解除されてオフしたならば(ST23のYES)、制御部82には、図8のST24で示す処理に進む。
ST24では、制御部82は、出力切換部833に出力“弱”設定信号を送信する。この信号を受けて、出力切換部833は、送信側増幅部832の増幅率を“小”に設定する。次に、制御部82は、ST25として読取ボタン88からオン信号が入力されるのを待機する。なお、既に出力切換部833は、送信側増幅部832の増幅率を“小”に設定しているので、このST24の処理を省略してもよい。
読取ボタン88の押下状態を解除した担当者は、次に、無線タグ読取装置1のアンテナ9をいずれか1つの棚卸対象外区画3A,3B,3C,3D,3F,3G,3Hまたは3Iに近づけ、読取ボタン88を再び押下する。そして、読取ボタン88を押下し続けながら、棚卸対象区画3Eの周囲の棚卸対象外区画3A,3B,3C,3D,3F,3G,3H及び3I上を時計回りあるいは反時計回りに無線タグ読取装置1を移動させる。例えば、棚卸対象外区画3A→3B→3C→3F→3I→3H→3G→3D→3Aの順(時計回り)に無線タグ読取装置1を移動させる。
読取ボタン88からのオン信号を受けて(ST25のYES)、制御部82は、ST26として送信部83にタグ問合せ信号の送信を指令する。この指令に応じて、タグ問合せ電波がアンテナ9から放射される。このときのタグ問合せ電波は、送信側増幅部832の信号増幅率が“小”に設定されているので、電波到達距離が短い弱電波で出力される。したがって、棚卸対象外区画3A,3B,3C,3F,3I,3H,3G及び3Dの手前側に位置する商品4A,4B,4C,4F,4I,4H,4G及び4Dに付された無線タグ5は、このタグ問合せ電波を受信できる。しかし、棚卸対象外区画3A,3B,3C,3F,3I,3H,3G及び3Dの奥側に位置する商品4A,4B,4C,4F,4I,4H,4G及び4Dに付された無線タグ5、及び棚卸対象区画3Eに収納された商品4Eに付された無線タグ5は、このタグ問合せ電波を受信できない。
このタグ問合せ電波を受信した無線タグ5は、メモリ部75のIDエリア75aに記憶したIDを含む応答信号を返信する。この応答信号は、アンテナ9で受信され、受信部84に取り込まれて復調される。
制御部82は、タグ問合せ電波の送信を指令した後、ST27として無線タグ5からの応答信号を待機する。応答信号を受信すると(ST27のYES)、制御部82は、ST28としてその応答信号を送信した無線タグ5と無線通信を行い、商品コード及び商品名を含むタグデータを非接触で読み取る。
次に、制御部82は、ST29として対象外タグバッファ115を検索する。そして、ST30として無線タグ5から取得したタグデータのIDと重複するIDが既に対象外タグバッファ115に格納されているか否かを判断する。
重複無しと判断した場合、すなわち、無線タグ5から取得したタグデータのIDと重複するIDが未だ対象外タグバッファ115に格納されていない場合には(ST30のNO)、制御部82は、ST33として無線タグ5から取得したタグデータのIDを対象外タグバッファ115に追加する(第2のステップ:対象領域外処理手段)。しかる後、制御部82は、ST27に戻り、次の応答信号を待機する。
一方、ST30の判断処理にて、重複有りと判断した場合には、制御部82は、ST32としてそのタグデータを破棄する。そして、ST27に戻り、次の応答信号を待機する。
無線タグ5からの応答信号を受信する毎に(ST27のYES)、制御部82は、ST28,29,30,31又はST28,29,30,32の処理を実行する。これにより、棚卸対象外区画3A,3B,3C,3F,3I,3H,3G及び3Dの手前側に位置する商品4A,4B,4C,4F,4I,4H,4G及び4Dに付された無線タグ5のIDが、対象外タグバッファ115に記憶される。
読取対象領域3Eの周囲の棚卸対象外区画3A,3B,3C,3D,3F,3G,3H及び3Iに沿って、無線タグ読取装置1をその読取ボタン88を押下しながら少なくとも1周させたならば、担当者は、読取ボタン88の押下状態を解除する。
制御部82は、ST27にて無線タグからの応答信号を待機している間、ST33として読取ボタン88からのオン信号を監視している。そして、オン信号が途絶えたならば、すなわち読取ボタン88の押下状態が解除されてオフしたならば(ST33のYES)、制御部82には、図9のST34で示す処理に進む。
ST34では、制御部82は、出力切換部833に出力“強”設定信号を送信する。この信号を受けて、出力切換部833は、送信側増幅部832の増幅率を“大”に設定する。次に、制御部82は、ST35として読取ボタン88からオン信号が入力されるのを待機する。
読取ボタン88の押下状態を解除した担当者は、次に、無線タグ読取装置1のアンテナ9を再び棚卸対象区画3Eに近づける。そして、読取ボタン88を押下する。そうすると、読取ボタン88から制御部82にオン信号が供給される。
このオン信号を受けて、制御部82は、ST36として送信部83にタグ問合せ信号の送信を指令する。この指令に応じて、タグ問合せ電波がアンテナ9から放射される。このときのタグ問合せ電波は、送信側増幅部832の信号増幅率が“大”に設定されているので、電波到達距離が長い強電波で出力される。したがって、棚卸対象区画3Eの手前側のみならず、奥側に位置する商品4Eに付された無線タグ5も、このタグ問合せ電波を受信する可能性が高い。ただし、棚卸対象外区画3A,3B,3C,3D,3F,3G,3H及び3Iの手前側に位置する商品4A,4B,4C,4D,4F,4G,4H及び4Iに付された無線タグ5も、このタグ問合せ電波を受信する可能性がある。
このタグ問合せ電波を受信した無線タグ5は、メモリ部75のIDエリア75aに記憶したIDを含む応答信号を返信する。この応答信号は、アンテナ9で受信され、受信部84に取り込まれて復調される。
制御部82は、タグ問合せ電波の送信を指令した後、ST37として無線タグからの応答信号を待機する。応答信号を受信すると(ST37のYES)、制御部82は、ST38としてその応答信号を送信した無線タグ5と無線通信を行い、商品コード及び商品名を含むタグデータを取得する。
次に、制御部82は、ST39としてタグデータバッファ114を検索する。そして、ST40として無線タグ5から取得したタグデータと重複するデータが既にタグデータバッファ114に格納されているか否かを判断する。
重複無しと判断した場合、すなわち、無線タグ5から取得したタグデータと重複するデータが未だタグデータバッファ114に格納されていない場合には(ST40のNO)、制御部82は、ST41として対象外タグバッファ115を検索する。そして、ST42として無線タグ5から取得したタグデータに含まれるIDと重複するIDが既に対象外タグバッファ115に格納されているか否かを判断する。
重複無しと判断した場合、すなわち、無線タグ5から取得したタグデータのIDと重複するIDが対象外タグバッファ115に格納されていない場合には(ST42のNO)、制御部82は、ST43として無線タグ5から取得したタグデータをタグデータバッファ114に追加する(第3のステップ:対象領域内処理手段)。
こうして、タグデータバッファ114にも、また対象外タグバッファ115にも重複するタグデータが記憶されていないタグデータをタグデータバッファ114に追加したならば、制御部82は、ST44としてカウントエリア113の読取タグ点数Bを“1”だけカウントアップする。そして、ST45として読取タグ点数Bと設定エリア112の対象タグ点数Aとを比較する。ここで、読取タグ点数Bと対象タグ点数Aとが一致しない場合、すなわち、読取タグ点数Bが対象タグ点数Aより少ない場合には(ST45のNO)、制御部82は、ST37に戻り、次の応答信号を待機する。
一方、ST40の判断処理にて重複有りと判断した場合、あるいはST42の判断処理にて重複有りと判断した場合は、制御部82は、ST46としてそのタグデータを破棄する。そして、ST37に戻り、次の応答信号を待機する。すなわち、第1のステップでタグデータバッファ114に記憶されたタグデータ、つまりは棚卸対象区画3Eの手前側に置かれている商品4Eに付された無線タグ5のデータや、第2のステップで対象外タグバッファ115にIDが記憶されたタグデータ、つまりは棚卸対象外区画3A,3B,3C,3F,3I,3H,3G及び3Dに位置する商品4A,4B,4C,4F,4I,4H,4G及び4Dに付された無線タグ5のデータは、タグデータバッファ114に記憶されることなく破棄される。
無線タグ5からの応答信号を順次受信し(ST37のYES)、ST38〜ST44の処理を複数回繰り返すことによって、読取タグ点数Bと対象タグ点数Aとが一致したならば(ST45のYES)、制御部82は、ST47としてタグデータバッファ114に記憶したタグデータを、インターフェイス部81を介してPOSサーバに出力する(データ出力手段)。
棚卸対象区画3Eの奥側に置かれている商品4Eに付された無線タグ5のデータを全て読み取った場合、読取タグ点数Bと対象タグ点数Aとが一致する。この場合は、読取タグ点数Bと対象タグ点数Aとが一致した時点で、棚卸対象区画3Eに収納された商品4Eのタグデータが在庫データとしてPOSサーバに伝送される。在庫データがPOSサーバに送信されると、制御部82は、表示部87により在庫データの送信完了を報知する。したがって、この報知を確認した担当者は、棚卸対象区画3Eの棚卸作業が完了したことを認識できる。
これに対し、無線タグ同士が近接していたというような何らかの不具合により、棚卸対象区画3Eに置かれている商品4Eのタグデータに読み落としが発生した場合には、読取タグ点数Bは対象タグ点数Aに達しない。担当者は、任意の時間をかけても在庫データの送信完了が報知されない場合は、読取ボタン88の押下状態を解除する。
制御部82は、ST37にて無線タグからの応答信号を待機している間、ST48として読取ボタン88からのオン信号を監視している。そして、オン信号が途絶えたならば、すなわち読取ボタン88の押下状態が解除されてオフしたならば(ST48のYES)、制御部82は、エラー画面を表示部87に表示させる。
このように、第1モードを選択した担当者は、先ず、無線タグ読取装置1のアンテナ9を棚卸対象区画3Eに近づけて無線タグ5の読取りを行い、次に、棚卸対象区画3Eの周囲の棚卸対象外区画3A,3B,3C,3D,3F,3G,3H及び3I上を時計回りあるいは反時計回りに無線タグ読取装置1を移動させて無線タグ5の読取りを行い、最後に、再び無線タグ読取装置1のアンテナ9を棚卸対象区画3Eに近づけて無線タグ5の読取りを行う、という3つの作業工程を踏むことによって、棚卸対象区画3Eに置かれている全ての商品4Eに付された無線タグ5のデータを、棚卸データとしてPOSサーバに取り込ませることができる。
次に、[動作モード2処理]について、図10〜図11を用いて説明する。[動作モード2処理]が選択されると、制御部82は、ST51として出力切換部833に出力“弱”設定信号を送信する。この信号を受けて、出力切換部833は、送信側増幅部832の増幅率を“小”に設定する。次に、制御部82は、ST52として読取ボタン88からオン信号が入力されるのを待機する。
第2モードを選択した担当者は、先ず、無線タグ読取装置1のアンテナ9を棚卸対象区画3Eの周囲のいずれか1つの棚卸対象外区画3A,3B,3C,3D,3F,3G,3Hまたは3Iに近づけ、読取ボタン88を押下する。そして、読取ボタン88を押下し続けながら、棚卸対象外区画3A,3B,3C,3D,3F,3G,3H及び3I上を時計回りあるいは反時計回りに無線タグ読取装置1を移動させる。例えば、棚卸対象外区画3A→3B→3C→3F→3I→3H→3G→3D→3Aの順(時計回り)に無線タグ読取装置1を移動させる。
読取ボタン88が押下されると、読取ボタン88から制御部82にオン信号が供給される。このオン信号を受けて(ST52のYES)、制御部82は、ST53として送信部83にタグ問合せ信号の送信を指令する。この指令に応じて、タグ問合せ電波がアンテナ9から放射される。このときのタグ問合せ電波は、送信側増幅部832の信号増幅率が“小”に設定されているので、電波到達距離が短い弱電波で出力される。したがって、棚卸対象外区画3A,3B,3C,3F,3I,3H,3G及び3Dの手前側に位置する商品4A,4B,4C,4F,4I,4H,4G及び4Dに付された無線タグ5は、このタグ問合せ電波を受信できる。しかし、棚卸対象外区画3A,3B,3C,3F,3I,3H,3G及び3Dの奥側に位置する商品4A,4B,4C,4F,4I,4H,4G及び4Dに付された無線タグ5、及び棚卸対象区画3Eに収納された商品4Eに付された無線タグ5は、このタグ問合せ電波を受信できない。
このタグ問合せ電波を受信した無線タグ5は、メモリ部75のIDエリア75aに記憶したIDを含む応答信号を返信する。この応答信号は、アンテナ9で受信され、受信部84に取り込まれて復調される。
制御部82は、タグ問合せ電波の送信を指令した後、ST54として無線タグ5からの応答信号を待機する。応答信号を受信すると(ST54のYES)、制御部82は、ST55としてその応答信号を送信した無線タグ5と無線通信を行い、商品コード及び商品名を含むタグデータを非接触で読み取る。
次に、制御部82は、ST56として対象外タグバッファ115を検索する。そして、ST57として無線タグ5から取得したタグデータのIDと重複するIDが既に対象外タグバッファ115に格納されているか否かを判断する。
重複無しと判断した場合、すなわち、無線タグ5から取得したタグデータのIDと重複するIDが未だ対象外タグバッファ115に格納されていない場合には(ST57のNO)、制御部82は、ST58として無線タグ5から取得したタグデータのIDを対象外タグバッファ115に追加する(第1のステップ:対象領域外処理手段)。しかる後、制御部82は、ST54に戻り、次の応答信号を待機する。
一方、ST57の判断処理にて、重複有りと判断した場合には、制御部82は、ST59としてそのタグデータを破棄する。そして、ST54に戻り、次の応答信号を待機する。
無線タグ5からの応答信号を受信する毎に(ST54のYES)、制御部82は、ST55,56,57,58又はST55,56,57,59の処理を実行する。これにより、棚卸対象外区画3A,3B,3C,3F,3I,3H,3G及び3Dの手前側に位置する商品4A,4B,4C,4F,4I,4H,4G及び4Dに付された無線タグ5のIDが、対象外タグバッファ115に記憶される。
読取対象領域3Eの周囲の棚卸対象外区画3A,3B,3C,3D,3F,3G,3H及び3Iに沿って、無線タグ読取装置1をその読取ボタン88を押下しながら少なくとも1周させたならば、担当者は、読取ボタン88の押下状態を解除する。
制御部82は、ST54にて無線タグ5からの応答信号を待機している間、ST60として読取ボタン88からのオン信号を監視している。そして、オン信号が途絶えたならば、すなわち読取ボタン88の押下状態が解除されてオフしたならば(ST60のYES)、制御部82には、図11のST61で示す処理に進む。
ST61では、制御部82は、出力切換部833に出力“強”設定信号を送信する。この信号を受けて、出力切換部833は、送信側増幅部832の増幅率を“大”に設定する。次に、制御部82は、ST62として読取ボタン88からオン信号が入力されるのを待機する。
読取ボタン88の押下状態を解除した担当者は、次に、無線タグ読取装置1のアンテナ9を棚卸対象区画3Eに近づける。そして、読取ボタン88を再び押下する。そうすると、読取ボタン88から制御部82にオン信号が供給される。
このオン信号を受けて(ST62のYES)、制御部82は、ST63として送信部83にタグ問合せ信号の送信を指令する。この指令に応じて、タグ問合せ電波がアンテナ9から放射される。このときのタグ問合せ電波は、送信側増幅部832の信号増幅率が“大”に設定されているので、電波到達距離が長い強電波で出力される。したがって、棚卸対象区画3Eに収納された全ての商品4Eにそれぞれ付された無線タグ5は、このタグ問合せ電波を受信する可能性が高い。ただし、棚卸対象外区画3A,3B,3C,3D,3F,3G,3H及び3Iの手前側に位置する商品4A,4B,4C,4D,4F,4G,4H及び4Iに付された無線タグ5も、このタグ問合せ電波を受信する可能性がある。
このタグ問合せ電波を受信した無線タグ5は、メモリ部75のIDエリア75aに記憶したIDを含む応答信号を返信する。この応答信号は、アンテナ9で受信され、受信部84に取り込まれて復調される。
制御部82は、タグ問合せ電波の送信を指令した後、ST64として無線タグからの応答信号を待機する。応答信号を受信すると(ST64のYES)、制御部82は、ST65としてその応答信号を送信した無線タグ5と無線通信を行い、商品コード及び商品名を含むタグデータを取得する。
次に、制御部82は、ST66としてタグデータバッファ114を検索する。そして、ST67として無線タグ5から取得したタグデータと重複するデータが既にタグデータバッファ114に格納されているか否かを判断する。
重複無しと判断した場合、すなわち、無線タグ5から取得したタグデータと重複するデータが未だタグデータバッファ114に格納されていない場合には(ST67のNO)、制御部82は、ST68として対象外タグバッファ115を検索する。そして、ST69として無線タグ5から取得したタグデータに含まれるIDと重複するIDが対象外タグバッファ115に格納されているか否かを判断する。
重複無しと判断した場合、すなわち、無線タグ5から取得したタグデータのIDと重複するIDが対象外タグバッファ115に格納されていない場合には(ST69のNO)、制御部82は、ST70として無線タグ5から取得したタグデータをタグデータバッファ114に追加する(第2のステップ:対象領域内処理手段)。
こうして、タグデータバッファ114にも、また対象外タグバッファ115にも重複するタグデータが記憶されていないタグデータをタグデータバッファ114に追加したならば、制御部82は、ST71としてカウントエリア113の読取タグ点数Bを“1”だけカウントアップする。そして、ST72として読取タグ点数Bと設定エリア112の対象タグ点数Aとを比較する。ここで、読取タグ点数Bと対象タグ点数Aとが一致しない場合、すなわち、読取タグ点数Bが対象タグ点数Aより少ない場合には(ST72のNO)、制御部82は、ST64に戻り、次の応答信号を待機する。
一方、ST67の判断処理にて重複有りと判断した場合、あるいはST69の判断処理にて重複有りと判断した場合は、制御部82は、ST73としてそのタグデータを破棄する。そして、ST64に戻り、次の応答信号を待機する。すなわち、第1のステップで対象外タグバッファ115にIDが記憶されたタグデータ、つまりは棚卸対象外区画3A,3B,3C,3F,3I,3H,3G及び3Dに位置する商品4A,4B,4C,4F,4I,4H,4G及び4Dに付された無線タグ5のデータは、タグデータバッファ114に記憶されることなく破棄される。
無線タグ5からの応答信号を順次受信し(ST64のYES)、ST65〜ST71の処理を複数回繰り返すことによって、読取タグ点数Bと対象タグ点数Aとが一致したならば(ST72のYES)、制御部82は、ST74としてタグデータバッファ114に記憶したタグデータをインターフェイス部81を介してPOSサーバに出力する(データ出力手段)。
棚卸対象区画3Eに置かれている商品4Eに付された無線タグ5のデータを全て受信した場合、読取タグ点数Bと対象タグ点数Aとが一致する。この場合は、読取タグ点数Bと対象タグ点数Aとが一致した時点で、棚卸対象区画3Eに収納された商品4Eのタグデータが在庫データとしてPOSサーバに伝送される。在庫データがPOSサーバに送信されると、制御部82は、表示部87により在庫データの送信完了を報知する。したがって、この報知を確認した担当者は、棚卸対象区画3Eの棚卸作業が完了したことを認識できる。
これに対し、無線タグ同士が近接していたというような何らかの不具合により、棚卸対象区画3Eに置かれている商品4Eに付された無線タグ5のデータの読み落としが発生した場合には、読取タグ点数Bは対象タグ点数Aに達しない。担当者は、任意の時間をかけても在庫データの送信完了が報知されない場合は、読取ボタン88の押下状態を解除する。
制御部82は、ST64にて無線タグからの応答信号を待機している間、ST75として読取ボタン88からのオン信号を監視している。そして、オン信号が途絶えたならば、すなわち読取ボタン88の押下状態が解除されてオフしたならば(ST75のYES)、制御部82は、エラー画面を表示部87に表示させる。
このように、第2モードを選択した担当者は、はじめに、棚卸対象区画3Eの周囲の棚卸対象外区画3A,3B,3C,3D,3F,3G,3H及び3I上を時計回りあるいは反時計回りに無線タグ読取装置1を移動させて無線タグ5の読取りを行い、次に、無線タグ読取装置1のアンテナ9を棚卸対象区画3Eに近づけて無線タグ5の読取りを行う、という2つの作業工程を踏むことによって、棚卸対象区画3Eに置かれている全ての商品4Eに付された無線タグ5のデータを、棚卸データとしてPOSサーバに取り込ませることができる。
次に、[動作モード3処理]について、図12〜図13を用いて説明する。[動作モード3処理]が選択されると、制御部82は、ST81として出力切換部833に出力“強”設定信号を送信する。この信号を受けて、出力切換部833は、送信側増幅部832の増幅率を“大”に設定する。次に、制御部82は、ST82として読取ボタン88からオン信号が入力されるのを待機する。
第3モードを選択した担当者は、先ず、無線タグ読取装置1のアンテナ9を棚卸対象区画3Eに近づけ、読取ボタン88を押下する。そうすると、読取ボタン88から制御部82にオン信号が供給される。
このオン信号を受けて(ST82のYES)、制御部82は、ST83として送信部83にタグ問合せ信号の送信を指令する。この指令に応じて、タグ問合せ電波がアンテナ9から放射される。このときのタグ問合せ電波は、送信側増幅部832の信号増幅率が“大”に設定されているので、電波到達距離が長い強電波で出力される。したがって、棚卸対象区画3Eに収納された全ての商品4Eにそれぞれ付された無線タグ5は、このタグ問合せ電波を受信する可能性が高い。ただし、棚卸対象外区画3A,3B,3C,3D,3F,3G,3H及び3Iの手前側に位置する商品4A,4B,4C,4D,4F,4G,4H及び4Iに付された無線タグ5も、このタグ問合せ電波を受信する可能性がある。
このタグ問合せ電波を受信した無線タグ5は、メモリ部75のIDエリア75aに記憶したIDを含む応答信号を返信する。この応答信号は、アンテナ9で受信され、受信部84に取り込まれて復調される。
制御部82は、タグ問合せ電波の送信を指令した後、ST84として無線タグからの応答信号を待機する。応答信号を受信すると(ST84のYES)、制御部82は、ST85としてその応答信号を送信した無線タグ5と無線通信を行い、商品コード及び商品名を含むタグデータを取得する。
次に、制御部82は、ST86としてタグデータバッファ114を検索する。そして、ST87として無線タグ5から取得したタグデータと重複するデータが既にタグデータバッファ114に格納されているか否かを判断する。
重複無しと判断した場合、すなわち、無線タグ5から取得したタグデータと重複するデータが未だタグデータバッファ114に格納されていない場合には(ST87のNO)、制御部82は、ST88として無線タグ5から取得したタグデータをタグデータバッファ114に追加する(第1のステップ:対象領域内処理手段)。
こうして、タグデータバッファ114に重複するタグデータが記憶されていないタグデータをタグデータバッファ114に追加したならば、制御部82は、ST89としてカウントエリア113の読取タグ点数Bを“1”だけカウントアップする。しかる後、ST84に戻り、次の応答信号を待機する。
一方、ST87の判断処理にて重複有りと判断した場合は、制御部82は、ST90としてそのタグデータを破棄する。そして、ST84に戻り、次の応答信号を待機する。
無線タグ5からの応答信号を受信する毎に(ST84のYES)、制御部82は、ST85〜ST90の処理を繰り返す。また、制御部82は、ST84にて無線タグからの応答信号を待機している間、ST91として読取ボタン88からのオン信号を監視している。そして、オン信号が途絶えたならば、すなわち読取ボタン88の押下状態が解除されてオフしたならば(ST91のYES)、制御部82は、図13のST92に示す処理に進む。
ST92では、制御部82は、出力切換部833に出力“弱”設定信号を送信する。この信号を受けて、出力切換部833は、送信側増幅部832の増幅率を“小”に設定する。次に、制御部82は、ST93として読取ボタン88からオン信号が入力されるのを待機する。
読取ボタン88の押下状態を解除した担当者は、次に、無線タグ読取装置1のアンテナ9をいずれか1つの棚卸対象外区画3A,3B,3C,3D,3F,3G,3Hまたは3Iに近づけ、読取ボタン88を再び押下する。そして、読取ボタン88を押下し続けながら、棚卸対象区画3Eの周囲の棚卸対象外区画3A,3B,3C,3D,3F,3G,3H及び3I上を時計回りあるいは反時計回りに無線タグ読取装置1を移動させる。例えば、棚卸対象外区画3A→3B→3C→3F→3I→3H→3G→3D→3Aの順(時計回り)に無線タグ読取装置1を移動させる。
読取ボタン88からのオン信号を受けて(ST93のYES)、制御部82は、ST94として送信部83にタグ問合せ信号の送信を指令する。この指令に応じて、タグ問合せ電波がアンテナ9から放射される。このときのタグ問合せ電波は、送信側増幅部832の信号増幅率が“小”に設定されているので、電波到達距離が短い弱電波で出力される。したがって、棚卸対象外区画3A,3B,3C,3F,3I,3H,3G及び3Dに位置する商品4A,4B,4C,4F,4I,4H,4G及び4Dに付された無線タグ5は、このタグ問合せ電波を受信できる。しかし、棚卸対象区画3Eに収納された商品4Eに付された無線タグ5は、このタグ問合せ電波を受信できない。
このタグ問合せ電波を受信した無線タグ5は、メモリ部75のIDエリア75aに記憶したIDを含む応答信号を返信する。この応答信号は、アンテナ9で受信され、受信部84に取り込まれて復調される。
制御部82は、タグ問合せ電波の送信を指令した後、ST95として無線タグからの応答信号を待機する。応答信号を受信すると(ST95のYES)、制御部82は、ST96としてその応答信号を送信した無線タグ5と無線通信を行い、商品コード及び商品名を含むタグデータを取得する。
次に、制御部82は、ST97としてタグデータバッファ114を検索する。そして、ST98として無線タグ5から取得したタグデータと重複するデータが既にタグデータバッファ114に格納されているか否かを判断する。
重複有りと判断した場合、すなわち、無線タグ5から取得したタグデータと重複するタグデータバッファ114に格納されていた場合には(ST98のNO)、制御部82は、ST99としてタグデータバッファ114からその重複したタグデータを削除する(第2のステップ:対象領域外処理手段)。
すなわち、第1のステップでタグデータバッファ114に記憶されたタグデータで、第2のステップでも読み取られたタグデータは、棚卸対象外区画3A,3B,3C,3F,3I,3H,3G及び3Dに位置する商品4A,4B,4C,4F,4I,4H,4G及び4Dに付された無線タグ5のデータであるとみなして、タグデータバッファ114から削除する。
こうして、タグデータバッファ114から重複するタグデータを削除したならば、制御部82は、ST100としてカウントエリア113の読取タグ点数Bを“1”だけカウントダウンする。そして、ST101として読取タグ点数Bと設定エリア112の対象タグ点数Aとを比較する。ここで、読取タグ点数Bと対象タグ点数Aとが一致しない場合、すなわち、読取タグ点数Bが対象タグ点数Aより多い場合には(ST101のNO)、制御部82は、ST95に戻り、次の応答信号を待機する。
一方、ST98の判断処理にて重複有りと判断した場合は、制御部82は、ST102としてそのタグデータを破棄する。次いで、ST101に進み、読取タグ点数Bと設定エリア112の対象タグ点数Aとを比較する。ここで、読取タグ点数Bと対象タグ点数Aとが一致しない場合、すなわち、読取タグ点数Bが対象タグ点数Aより多い場合には(ST101のNO)、制御部82は、ST95に戻り、次の応答信号を待機する。
無線タグ5からの応答信号を順次受信し(ST95のYES)、ST96〜ST100の処理を複数回繰り返すことによって、読取タグ点数Bと対象タグ点数Aとが一致したならば(ST101のYES)、制御部82は、ST103としてタグデータバッファ114に記憶したタグデータをインターフェイス部81を介してPOSサーバに出力する(データ出力手段)。
棚卸対象外区画3A,3B,3C,3F,3I,3H,3G及び3Dに位置する商品4A,4B,4C,4F,4I,4H,4G及び4Dに付された無線タグ5のデータがタグデータバッファ114から全て削除されると、読取タグ点数Bと対象タグ点数Aとが一致する。そうすると、棚卸対象区画3Eに収納された商品4Eのタグデータが在庫データとしてPOSサーバに伝送される。在庫データがPOSサーバに送信されると、制御部82は、表示部87により在庫データの送信完了を報知する。したがって、この報知を確認した担当者は、棚卸対象区画3Eの棚卸作業が完了したことを認識できる。
これに対し、棚卸対象外区画3A,3B,3C,3F,3I,3H,3G及び3Dに位置する商品4A,4B,4C,4F,4I,4H,4G及び4Dに付された無線タグ5のうち第1ステップでは読み取られたが第2ステップでは読み取られなかった無線タグがあった場合には、読取タグ点数Bは対象タグ点数Aに達しない。担当者は、任意の時間をかけても在庫データの送信完了が報知されない場合は、読取ボタン88の押下状態を解除する。
制御部82は、ST95にて無線タグからの応答信号を待機している間、ST104として読取ボタン88からのオン信号を監視している。そして、オン信号が途絶えたならば、すなわち読取ボタン88の押下状態が解除されてオフしたならば(ST104のYES)、制御部82は、エラー画面を表示部87に表示させる。
このように、第3モードを選択した担当者は、はじめに、無線タグ読取装置1のアンテナ9を棚卸対象区画3Eに近づけて無線タグ5の読取りを行い、次に、無線タグ読取装置1を棚卸対象区画3Eの周囲の棚卸対象外区画3A,3B,3C,3D,3F,3G,3H及び3I上を時計回りあるいは反時計回りに移動させて無線タグ5の読取りを行う、という2つの作業工程を踏むことによって、棚卸対象区画3Eに置かれている全ての商品4Eに付された無線タグ5のデータを、棚卸データとしてPOSサーバに取り込ませることができる。
こうして、第1〜第3のいずれかの動作モードの処理により、無線タグ読取装置1から棚卸対象区画3Eの棚卸データを受取ったPOSサーバでは、その棚卸データから棚卸対象区画3Eに収納されている商品3Eの実在庫数を求め、この実在庫数と当該商品3Eの論理在庫数とから商品3Eの棚卸データを生成する。
このように、本実施の形態によれば、撮影機能や画像処理機能等の付加的な機能を設けることなく、所定の読取対象領域内に存在する無線タグのタグデータを正確に読み取ることができる。したがって、低コストで読取対象領域内に存在する無線タグの認識精度を高めることができる。
しかも、アンテナ9から弱電波を出力することにより無線タグ5から読取ったタグデータをタグデータバッファ114に追加する第1のステップと、この第1のステップに続いて、アンテナ9から弱電波を出力することにより無線タグ5から読取ったタグデータの少なくともIDを対象外タグバッファ115に追加する第2のステップと、この第2のステップに続いて、アンテナ9から強電波を出力することにより無線タグ5から読取ったタグデータで、そのIDが対象外タグバッファ115に記憶されていないタグデータをタグデータバッファ114に追加する第3のステップとを実行する第1モードを選択することによって、無線タグ5の認識精度をより一層高めることができる。
また、アンテナ9から弱電波を出力することにより無線タグ5から読取ったタグデータの少なくともIDを対象外タグバッファ115に追加する第1のステップと、この第1のステップに続いて、アンテナから強電波を出力することにより無線タグ5から読取ったタグデータでそのIDが対象外タグバッファ115に記憶されていないタグデータをタグデータバッファ114に追加する第2のステップとを実行する第2モードを選択することによって、ステップ数が少ないことから第1モードよりも処理効率を高めることができる。
さらに、アンテナ9から強電波を出力することにより無線タグ5から読取ったタグデータをタグデータバッファ114に追加する第1のステップと、この第1のステップに続いて、アンテナ9から弱電波を出力することにより無線タグ5から読取ったタグデータでタグデータバッファ114を検索し、その読取ったタグデータと同一のタグデータをタグデータバッファ114から削除する第2のステップとを実行する第2モードを選択することによって、ステップ数が少ないことから第1モードよりも処理効率を高めることができる上、対象外タグバッファ115に対する処理もないので第2モードよりもさらに処理効率を高めることができる。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば前記実施の形態では、無線タグ読取装置1が第1〜第3のモードを全て備えたものとして説明したが、少なくとも1つのモードを備えていればよい。因みに、第3のモードのみ備えた無線タグ読取装置1の場合は、メモリ89から対象外タグバッファ115としての領域を省略することができる。
また、前記実施の形態では、アンテナ9からの電波出力を自動的に切り換わるようにしたが、装置本体8に電波出力の切換ボタンを設け、手動により電波出力の強弱を切り替えて、第1乃至第3のモードの動作を実現させるようにしてもよい。
また、前記実施の形態において、制御部82が実行するプログラム処理手順のST1の初期化処理の後に、読取対象区画を識別する区画コードの入力を受付けるステップを追加する。そして、タグデータバッファ114のタグデータをPOSサーバに送信する際に、この区画コードを合せて送信するように構成する。こうすることによって、POSサーバ側では、受信した棚卸データが区画のデータであるかを容易に判別できるようになる。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
本発明に係る一実施の形態の概略説明に用いる模式図。 同実施の形態において用いられる無線タグの要部構成を示すブロック図。 同実施の形態において用いられる無線タグ読取装置の要部構成を示すブロック図。 同無線タグ読取装置の入力部を示す模式図。 同無線タグ読取装置のメモリに形成される主要なメモリエリアを示す図。 同無線タグ読取装置の制御部が実行するプログラム処理手順の概略を示す流れ図。 同プログラム処理手順の中の[動作モード1処理]の具体的な手順を示す流れ図。 同プログラム処理手順の中の[動作モード1処理]の具体的な手順を示す流れ図。 同プログラム処理手順の中の[動作モード1処理]の具体的な手順を示す流れ図。 同プログラム処理手順の中の[動作モード2処理]の具体的な手順を示す流れ図。 同プログラム処理手順の中の[動作モード2処理]の具体的な手順を示す流れ図。 同プログラム処理手順の中の[動作モード3処理]の具体的な手順を示す流れ図。 同プログラム処理手順の中の[動作モード3処理]の具体的な手順を示す流れ図。 本発明に係る一実施の形態の作用説明に用いる商品棚を示す模式図。
符号の説明
1…無線タグ読取装置、2…商品棚、5…無線タグ、8…装置本体、9…アンテナ、81…インターフェイス部、82…制御部、83…送信部、84…受信部、85…サーキュレータ、86…入力部、87…表示部、88…読取ボタン、114…タグデータバッファ、115…対象外タグバッファ。

Claims (12)

  1. アンテナの交信範囲内に存在する無線タグと前記アンテナを介して無線通信を行い、前記無線タグに記憶されているタグ固有の識別情報を含むタグデータを読み取る無線タグ読取装置において、
    所定の読取対象領域内に存在する無線タグのタグデータを記憶するための対象タグ記憶部と、
    前記読取対象領域の周囲である読取対象領域外に存在する無線タグの少なくとも識別情報を記憶するための対象外タグ記憶部と、
    前記アンテナを介して無線タグから読取ったタグデータの少なくとも識別情報を前記対象外タグ記憶部に追加する対象領域外処理手段と、
    前記アンテナを介して無線タグから読取ったタグデータのうち、前記対象外タグ記憶部に記憶された識別情報を含むタグデータを除外したデータを、前記対象タグ記憶部に追加する対象領域内処理手段と、
    前記対象タグ記憶部に記憶されたタグデータを出力するデータ出力手段と、
    を具備したことを特徴とする無線タグ読取装置。
  2. 前記アンテナからの出力を少なくとも弱レベルと該弱レベルよりも強い強レベルの2段階に切り換える出力切換手段、をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の無線タグ読取装置。
  3. 前記アンテナからの出力を弱レベルに設定した状態で前記対象領域内処理手段を実行させ、続いて前記アンテナからの出力を弱レベルに設定した状態で前記対象領域外処理手段を実行させ、続いて前記アンテナからの出力を強レベルに設定した状態で前記対象領域内処理手段を実行させる第1動作モード制御手段、
    をさらに具備したことを特徴とする請求項2記載の無線タグ読取装置。
  4. 前記アンテナからの出力を弱レベルに設定した状態で前記対象領域外処理手段を実行させ、続いて前記アンテナからの出力を強レベルに設定した状態で前記対象領域内処理手段を実行させる第2動作モード制御手段、
    をさらに具備したことを特徴とする請求項2または3記載の無線タグ読取装置。
  5. 前記アンテナからの出力を強レベルに設定した状態で前記対象領域内処理手段を実行させ、続いて前記アンテナからの出力を弱レベルに設定した状態で前記対象領域外処理手段を実行させる第3動作モード制御手段をさらに具備し、
    この第3動作モード制御手段で実行される対象領域外処理手段は、前記アンテナを介して無線タグから読取ったタグデータが前記対象タグ記憶部に記憶されているか検索し、記憶されている場合にそのタグデータを前記対象タグ記憶部から削除する手段であることを特徴とする請求項2乃至4のうちいずれか1記載の無線タグ読取装置。
  6. 前記読取対象領域内に存在する無線タグの合計点数を設定する対象タグ点数設定手段、をさらに具備し、
    前記対象タグ記憶部に記憶されたタグデータの数が前記対象タグ点数設定手段により設定された合計点数と一致したことを条件に前記データ出力手段を動作させることを特徴とする請求項1記載の無線タグ読取装置。
  7. アンテナの交信範囲内に存在する無線タグと前記アンテナを介して無線通信を行い、前記無線タグに記憶されているタグ固有の識別情報を含むタグデータを読み取る無線タグ読取装置を用いて、所定の読取対象領域内に存在する無線タグのデータを認識する無線タグ認識方法であって、
    前記アンテナを介して無線タグから読取ったタグデータを対象タグ記憶部に追加する第1のステップと、
    この第1のステップに続いて、前記アンテナを介して無線タグから読取ったタグデータの少なくとも識別情報を対象外タグ記憶部に追加する第2のステップと、
    この第2のステップに続いて、前記アンテナを介して無線タグから読取ったタグデータで、その識別情報が前記対象外タグ記憶部に記憶されていないタグデータを前記対象タグ記憶部に追加する第3のステップとを実行し、
    前記対象タグ記憶部に記憶されたタグデータを、前記読取対象領域内に存在する無線タグのデータとして認識することを特徴とする無線タグ認識方法。
  8. 前記無線タグ読取装置は、前記アンテナからの出力を少なくとも弱レベルと該弱レベルよりも強い強レベルの2段階に切り換える出力切換手段を備えており、
    前記第1のステップと第2のステップは、アンテナからの出力を弱レベルに設定して実行し、前記第3のステップは、アンテナからの出力を強レベルに設定して実行することを特徴とする請求項7記載の無線タグ認識方法。
  9. アンテナの交信範囲内に存在する無線タグと前記アンテナを介して無線通信を行い、前記無線タグに記憶されているタグ固有の識別情報を含むタグデータを読み取る無線タグ読取装置を用いて、所定の読取対象領域内に存在する無線タグのデータを認識する無線タグ認識方法であって、
    前記アンテナを介して無線タグから読取ったタグデータの少なくとも識別情報を対象外タグ記憶部に追加する第1のステップと、
    この第1のステップに続いて、前記アンテナを介して無線タグから読取ったタグデータでその識別情報が対象外タグ記憶部に記憶されていないタグデータを前記対象タグ記憶部に追加する第2のステップとを実行し、
    前記対象タグ記憶部に記憶されたタグデータを、前記読取対象領域内に存在する無線タグのデータとして認識することを特徴とする無線タグ認識方法。
  10. 前記無線タグ読取装置は、前記アンテナからの出力を少なくとも弱レベルと該弱レベルよりも強い強レベルの2段階に切り換える出力切換手段を備えており、
    前記第1のステップは、アンテナからの出力を弱レベルに設定して実行し、前記第2のステップは、アンテナからの出力を強レベルに設定して実行することを特徴とする請求項9記載の無線タグ認識方法。
  11. アンテナの交信範囲内に存在する無線タグと前記アンテナを介して無線通信を行い、前記無線タグに記憶されているタグ固有の識別情報を含むタグデータを読み取る無線タグ読取装置を用いて、所定の読取対象領域内に存在する無線タグのデータを認識する無線タグ認識方法であって、
    前記アンテナを介して無線タグから読取ったタグデータを対象タグ記憶部に追加する第1のステップと、
    この第1のステップに続いて、前記アンテナを介して無線タグから読取ったタグデータで前記対象タグ記憶部を検索し、その読取ったタグデータと同一のタグデータを前記対象タグ記憶部から削除する第2のステップとを実行し、
    前記対象タグ記憶部に記憶されたタグデータを、前記読取対象領域内に存在する無線タグのデータとして認識することを特徴とする無線タグ認識方法。

  12. 前記無線タグ読取装置は、前記アンテナからの出力を少なくとも弱レベルと該弱レベルよりも強い強レベルの2段階に切り換える出力切換手段を備えており、
    前記第1のステップは、アンテナからの出力を強レベルに設定して実行し、前記第2のステップは、アンテナからの出力を弱レベルに設定して実行することを特徴とする請求項11記載の無線タグ認識方法。
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