JP2013149132A - Rfidタグ検出装置、rfidタグ検出方法及びrfidタグ検出システム - Google Patents

Rfidタグ検出装置、rfidタグ検出方法及びrfidタグ検出システム Download PDF

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Abstract

【課題】RFIDタグの誤検出を防止する。
【解決手段】取得部1cが第1の取得モードにて除外対象物品YのRFIDタグの識別情報を取得して、除外情報保持部1aに保持させておく。そして、取得部1cが第2の取得モードにて物品群のRFIDタグの識別情報を取得して、判定部1dが、当該識別情報に除外情報保持部1aの識別情報が含まれているか否かを判定する。除外情報保持部1aの識別情報が含まれる場合には、検出部1eは、物品群の識別情報から除外情報保持部1aの識別情報を除いて、除かれた識別情報に基づき検出対象物品Xを検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、RFIDタグ検出装置、RFIDタグ検出方法及びRFIDタグ検出システムに関する。
近年、物品に、当該物品に関する情報を記憶させたRFID(Radio Frequency IDentification)タグを取り付けて、当該RFIDタグを検出するRFIDタグ検出システムによる物品の管理が行われている。RFIDタグ検出システムでは、RFIDタグと、例えば、PC(Personal Computer)等の情報処理装置に接続されて制御されるリーダライタ装置とを備える。
このようなRFIDタグ検出システムにおいて、リーダライタ装置により複数の物品のRFIDタグの一括検出を行う際に、当該複数の物品の中から除外対象物品のRFIDタグの誤検出を防止するために、例えば、リーダライタ装置の周りに電波吸収体、電波遮蔽板等で構成される囲いを設置することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−099266号公報
しかし、このように電波吸収体、電波遮蔽板等の囲いの設置による誤検出を防止する方法は、リーダライタ装置が据置型の場合には、当該リーダライタ装置の設置環境によっては、電波吸収体、電波遮蔽板等の囲いの設置スペースが無い場合がある。
また、リーダライタ装置が携帯型の場合には、当該リーダライタ装置による一括検出において、携帯可能な大きさの囲いの取り付けが難しく、除外対象物品のRFIDタグの誤検出の対策として不十分である。
一方で、RFIDタグ検出システムにおいて、除外したいRFIDタグを事前登録することが考えられる。しかし、除外対象の物品数が多すぎる場合は、数多くの事前登録を行う必要がある。また、物品数が経時変化する場合は、検出時ごとに事前登録を行う必要がある。このため、除外したいRFIDタグを事前登録する方法は煩雑な作業が伴う可能性があるという別の問題点があった。
本件は、上記の点に鑑みて、RFIDタグの誤検出を防止することができるRFIDタグ検出装置、RFIDタグ検出方法及びRFIDタグ検出システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、物品に付したRFIDタグを検出するRFIDタグ検出装置において、読み取り手段が読み取った除外対象物品のRFIDタグの識別情報を第1の取得モードにて取得し、前記読み取り手段が読み取った物品のRFIDタグの識別情報を第2の取得モードにて取得する取得部と、前記第1の取得モードにて前記取得部が取得した前記除外対象物品の前記RFIDタグの前記識別情報を保持する除外情報保持部と、前記物品の前記RFIDタグから前記第2の取得モードにて前記取得部が取得した前記識別情報が前記除外情報保持部の前記識別情報であるか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に応じ、前記物品を検出対象物品として検出する検出部と、を有するRFIDタグ検出装置が提供される。
また、上記目的を達成するために、上記RFIDタグ検出装置によるRFIDタグ検出方法、上記RFIDタグ検出装置を含むRFIDタグ検出システムが提供されるようになる。
このようなRFIDタグ検出装置、RFIDタグ検出方法及びRFIDタグ検出システムにより、検出対象のみのRFIDタグを正確に検出することができるようになる。
第1の実施の形態に係るRFIDタグ検出装置の概略図である。 第2の実施の形態に係るRFIDタグ検出システムを示す模式図である。 第2の実施の形態に係るRFIDタグ及びICチップのハードウェア構成図である。 第2の実施の形態に係るRFIDタグ検出システムを構成する据置型のリーダライタ装置のハードウェア構成図である。 第2の実施の形態に係るRFIDタグ検出システムを構成する情報処理装置のハードウェア構成図である。 第2の実施の形態に係る除外対象タグID読み取り処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るタグID検出処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るRFIDタグ検出方法で用いるリストを示す図である。 第2の実施の形態に係るRFIDタグ検出方法を示す模式図である。 第3の実施の形態に係る携帯型のリーダライタ装置の外観図及びハードウェア構成図である。 第3の実施の形態に係るRFIDタグ検出方法を示す模式図(その1)である。 第3の実施の形態に係るRFIDタグ検出方法を示す模式図(その2)である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係るRFIDタグ検出装置の概略図である。
なお、図1では、据置型の読み取り部2(後述)に接続するRFIDタグ検出装置1を示している。図1(A)はRFIDタグ検出装置1の機能を示すブロック図を表している。また、図1(B),(C)では、第1及び第2の取得モードによるRFIDタグ検出方法を説明するための図をそれぞれ表している。
RFIDタグ検出装置1は、RFIDタグがそれぞれ付された物品が除外対象物品であるか否かを判定して、検出対象物品を簡便かつ正確に検出することができるものである。
なお、第1の実施の形態では、図1(B),(C)に示されるように、搬送路Rを搬送する、RFIDタグが付された物品を検出する場合を例に挙げて説明する。
このようなRFIDタグ検出装置1は、図1(A)に示されるように、読み取り部2と接続されている。
読み取り部2は、図1(B),(C)に示される、搬送路Rに設置したアンテナ部2aと接続されており、RFIDタグ検出装置1からの制御要求に応じて、当該アンテナ部2aから搬送路R上の物品のRFIDタグに電波を出力する。この際、読み取り部2は、アンテナ部2aを介してRFIDタグからの応答信号を受信して、RFIDタグの識別情報を読み取る。
そして、RFIDタグ検出装置1は、除外情報保持部1a及び取得情報保持部1bを有する。
除外情報保持部1aは、後述する取得部1cが第1の取得モードにて取得した除外対象物品YのRFIDタグの識別情報を保持する。なお、除外対象物品Yは、図1(B),(C)に示されるように、識別情報が「タグb」及び「タグd」のRFIDタグがそれぞれ付されており、例えば、搬送路Rのアンテナ部2aの近傍に載置されている。
取得情報保持部1bは、後述する取得部1cが第2の取得モードにて取得した物品の各RFIDタグの識別情報を保持する。
RFIDタグ検出装置1は、さらに、取得部1cと、判定部1d、検出部1eを有する。
取得部1cは、読み取り部2が読み取った除外対象物品YのRFIDタグの識別情報を第1の取得モードにて取得し、読み取り部2が読み取った物品のRFIDタグの識別情報を第2の取得モードにて取得する。
判定部1dは、物品のRFIDタグから第2の取得モードにて取得部1cが取得した識別情報が除外情報保持部1aの識別情報であるか否かを判定する。また、判定部1dは、第2の取得モードにて取得部1cが取得した複数の物品のRFIDタグの識別情報に除外情報保持部1aの識別情報を含むか否かを判定する。
検出部1eは、判定部1dの判定結果に応じ、物品を検出対象物品Xとして検出する。また、検出部1eは、判定部1dの判定結果に応じ、複数の物品の識別情報から除外情報保持部1aの識別情報を除いた識別情報に基づき検出対象物品を検出する。なお、検出対象物品Xは、図1(C)に示されるように、識別情報が「タグa」と、「タグc」、「タグe」のRFIDタグがそれぞれ付されており、搬送路R上を搬送させられて検出される。
なお、このような取得部1cと、判定部1d、検出部1eは、RFIDタグ検出装置1が備える図示しないCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)によってRFIDタグ検出プログラムが実行されることにより、その処理機能が実現されるようにすることも可能である。
また、このような構成を有するRFIDタグ検出装置1は、搬送路Rに設置されたアンテナ部2aを介して物品に付されたRFIDタグの識別情報を読み取る読み取り部2と共に据え置かれた、いわゆる、据置型であって、利用者からの操作入力を受け付けて、物品のRFIDタグの検出を行う。
次に、RFIDタグ検出装置1によるRFIDタグ検出方法について説明する。
既述の通り、搬送路Rに設置されたアンテナ部2aの近傍には、除外対象物品Yが載置されている。これは、物品の検出が行われる場所の広さ等の環境状況のために、または、検出待ち等の様々な理由のためにこのような場所に除外対象物品Yを載置しておく場合がある。
この場合に、図1(C)に示されるように、搬送路R上に搬送させた検出対象物品Xの検出を開始すると、読み取り部2からの電波はアンテナ部2aを介して除外対象物品Yの載置位置まで及んでしまう。このため、RFIDタグ検出装置1は、検出対象物品Xだけでなく除外対象物品Yまで検出してしまう。
そこで、RFIDタグ検出装置1では、検出対象物品Xを搬送させる前に、図1(B)に示されるように、アンテナ部2aの近傍にある除外対象物品YのRFIDタグの識別情報である「タグb」、「タグd」を読み取り部2に読み取らせる。そして、取得部1cが読み取った識別情報を第1の取得モードにて取得して、除外情報保持部1aに保持させる。
次いで、図1(C)に示されるように、搬送路R上に検出対象物品Xを搬送させる。RFIDタグ検出装置1は、読み取り部2によりアンテナ部2aを介して電波を出力させる。読み取り部2は、検出対象物品Xだけでなく、除外対象物品Yを含む複数の物品のRFIDタグの識別情報である「タグa」と、「タグb」、「タグc」、「タグd」、「タグe」を読み取る。取得部1cは、第2の取得モードにて、このようにして読み取り部2が読み取ったRFIDタグの識別情報を取得して、取得情報保持部1bに保持させる。
判定部1dは、除外情報保持部1a及び取得情報保持部1bを参照して、取得情報保持部1bに除外情報保持部1aが保持する識別情報が含まれているか否かを判定する。
検出部1eは、取得情報保持部1bに除外情報保持部1aが保持する識別情報が含まれている場合には、取得情報保持部1bが保持する識別情報から除外情報保持部1aの識別情報を除いた識別情報に基づき検出対象物品Xを検出する。
なお、取得情報保持部1bに除外情報保持部1aが保持する識別情報が含まれていない場合には、RFIDタグ検出装置1の検出部1eは、取得情報保持部1bが保持する全ての識別情報に基づき検出対象物品Xを検出する。
また、取得情報保持部1bに1つの物品のRFIDタグの識別情報が保持されている場合には、判定部1dは、当該識別情報が除外情報保持部1aの識別情報に該当するか否かを判定する。検出部1eは、当該識別情報が除外情報保持部1aの識別情報に該当しない場合には、当該識別情報に基づき検出対象物品Xを検出する。
以上のRFIDタグ検出処理により、RFIDタグ検出装置1は、検出対象物品Xのみを正確に検出することができる。
このようなRFIDタグ検出装置1は、まず、取得部1cが第1の取得モードにて除外対象物品YのRFIDタグの識別情報を取得して、除外情報保持部1aに保持させておく。そして、取得部1cが第2の取得モードにて複数の物品のRFIDタグの識別情報を取得して、判定部1dが、当該識別情報に除外情報保持部1aの識別情報が含まれているか否かを判定する。除外情報保持部1aの識別情報が含まれる場合には、検出部1eは、複数の物品の識別情報から除外情報保持部1aの識別情報を除いて、除かれた識別情報に基づき検出対象物品Xを検出する。また、取得情報保持部1bに1つの物品のRFIDタグの識別情報が保持されている場合には、判定部1dは、当該識別情報が除外情報保持部1aの識別情報に該当するか否かを判定する。そして、検出部1eは、当該識別情報が除外情報保持部1aの識別情報に該当しない場合には、当該識別情報に基づき検出対象物品Xを検出する。これにより、RFIDタグ検出装置1は、簡便かつ正確に検出対象物品Xを検出することができるようになる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、第1の実施の形態をより具体的に説明する。
まず、RFIDタグ検出システムについて図2を用いて説明する。
図2は、第2の実施の形態に係るRFIDタグ検出システムを示す模式図である。
RFIDタグ検出システム10は、物品が搬送される搬送路Rに設置されたアンテナ31aに接続された据置型のリーダライタ装置30(読み取り部)と、リーダライタ装置30と通信可能に接続された情報処理装置50(RFIDタグ検出装置)とを備える。
また、搬送路Rには、センサ40が設けられており、当該センサ40も情報処理装置50と通信可能に接続されている。なお、搬送路Rは、例えば、ベルトコンベア等であって、図示しない駆動手段により駆動することで搬送路R上の物品を搬送することができる。情報処理装置50は、駆動装置の動作の制御も行うことができる。
第2の実施の形態では、検出対象の物品に付されたRFIDタグのタグID(識別情報)は「タグA」と、「タグC」、「タグE」であって、これらのRFIDタグが物品に付されてひとまとめ(検出対象物品群S1)にされている。なお、図2では、RFIDタグが付された物品の図示を省略しており、RFIDタグのみを図示している。一方、除外対象の物品に付されたRFIDタグのタグIDは「タグB」と、「タグD」であって、これらのRFIDタグが物品に付されてひとまとめ(除外対象物品群S2,S3)にされて、アンテナ31aの近傍に載置されている。なお、アンテナ31aは搬送路Rの内側に向けて指向性を有するものとする。
次に、RFIDタグ検出システム10の各構成について説明する。
まず、各物品に付されたRFIDタグについて図3を用いて説明する。
図3は、第2の実施の形態に係るRFIDタグ及びICチップのハードウェア構成図である。なお、図3(A)はRFIDタグ20の透視正面図、図3(B)はRFIDタグ20が備えるICチップ22のハードウェア構成図である。
各物品に付されるRFIDタグ20は、図3(A)に示されるように、アンテナ部21と、アンテナ部21と接続されたICチップ22とを備え、例えば、物品に対する貼付面側のみに粘着加工が施されている紙ラベル状のものである。
アンテナ部21は、例えば、UHFの周波数帯の電波を送受信するためのアンテナである。アンテナ部21は、他の通信装置から受信した電波に含まれる受信信号をICチップ22に出力する。また、アンテナ部21は、ICチップ22から取得する送信信号を他の通信装置に送信する。
ICチップ22は、例えば、UHFの周波数帯での通信について、それぞれの通信可能距離が運用に際して適切な距離となるよう調整される。このために、例えば、RFIDタグ20を誘電体により覆われた構成とする。誘電体の比誘電率は、インピーダンスマッチングにより各周波数帯の通信可能距離が適切な距離となるよう選択される。
さらに、ICチップ22は、図3(B)に示されるように、回路部23が内蔵されている。
回路部23は、アンテナ部21に接続されたアンテナ端231と、記憶部232、電源制御部233、送信部234、受信部235、制御部236を備える。
アンテナ端231は、アンテナ部21と接続される。アンテナ端231は、アンテナ部21から取得する受信信号を電源制御部233及び受信部235にそれぞれ出力する。また、アンテナ端231は、送信部234から取得する送信信号をアンテナ部21に出力し、出力された送信信号はアンテナ部21から他の通信装置に送信される。
記憶部232は、制御部236の処理に必要なプログラムや他の通信装置から送信された送信信号の情報を格納するための不揮発性のメモリである。また、記憶部232には、当該回路部23が内蔵されたRFIDタグ20が付される物品の識別情報等の情報の他に、回路部23の個別識別情報であるタグID等が予め記憶されている。
電源制御部233は、回路部23に接続されるアンテナ部21がリーダライタ装置30からの受信信号により回路部23を駆動する電力を生成して、回路部23の各部に供給する。
送信部234は、制御部236から取得する処理結果を変調及びUHFの周波数帯の送信信号に周波数変換してアンテナ端231に出力する。
受信部235は、アンテナ端231から取得するUHFの周波数帯の受信信号を周波数変換及び復調して、受信信号に含まれる処理要求を抽出し、制御部236に出力する。
制御部236は、受信部235から取得する処理要求に応じた処理を実行し、その結果を送信部234に出力する。
次いで、リーダライタ装置30について図4を用いて説明する。
図4は、第2の実施の形態に係るRFIDタグ検出システムを構成する据置型のリーダライタ装置のハードウェア構成図である。
リーダライタ装置30は、アンテナ31aに接続されたアンテナ端31と、記憶部32、送信部33、受信部34、制御部35、通信インタフェース36、雑音除去部37を備える。
アンテナ31aは、図2(及び図9(後述))に記載の通り、搬送路Rに設置されて、アンテナ端31と接続される(図4では図示を省略)。上記のRFIDタグ20のアンテナ部21と同様に、例えば、UHFの周波数帯の電波を送受信するためのものである。アンテナ31aは、RFIDタグ20から受信した電波に含まれる受信信号をアンテナ端31に出力する。また、アンテナ31aは、アンテナ端31から取得する送信信号をRFIDタグ20に送信する。
アンテナ端31は、図2(及び図9(後述))に記載のアンテナ31aと接続される。アンテナ端31は、アンテナ31aから取得する受信信号を受信部34に出力する。また、アンテナ端31は、送信部33から取得する送信信号をアンテナ31aに出力し、出力された送信信号はアンテナ31aからRFIDタグ20に送信される。
記憶部32は、制御部35の処理に必要なプログラム等を格納するための不揮発性のメモリである。
送信部33は、制御部35から取得する処理結果を変調及びUHFの周波数帯の送信信号に周波数変換してアンテナ端31に出力する。
受信部34は、アンテナ端31から取得するUHFの周波数帯の受信信号を周波数変換及び復調して、受信信号に含まれる処理要求を抽出し、制御部35に出力する。
制御部35は、受信部34及び後述する情報処理装置50による処理要求に応じた処理を行う。
通信インタフェース36は、制御部35及び情報処理装置50にそれぞれ接続されている。通信インタフェース36は情報処理装置50からの処理要求の信号を制御部35に送信し、制御部35からの信号を情報処理装置50に送信する。
雑音除去部37は、受信部34が受信した受信信号を制御部35に出力する前に、当該受信信号から雑音(ノイズ)を除去する。
次いで、このようなリーダライタ装置30と通信可能に接続した情報処理装置50について図5を用いて説明する。
図5は、第2の実施の形態に係るRFIDタグ検出システムを構成する情報処理装置のハードウェア構成図である。
情報処理装置50は、CPU50aによって装置全体が制御されている。CPU50aには、バス50hを介してRAM(Random Access Memory)50b、HDD(Hard Disk Drive)50c、グラフィックインタフェース50d、入力インタフェース50e、通信インタフェース50f及び外部ユニット制御部50gがそれぞれ接続されている。
RAM50bには、CPU50aに実行させるOS(Operating System)のプログラム及びアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM50bには、CPU50aによる処理に必要な各種情報及び処理の過程で生成される各種情報が格納される。
HDD50cには、OSやアプリケーションが扱うデータが格納される。また、HDD50cには、CPU50aによる処理に必要な各種データが格納される。
グラフィックインタフェース50dには、モニタ50d1が接続されている。グラフィックインタフェース50dは、CPU50aからの命令に従って、画像をモニタ50d1の画面に表示させる。
入力インタフェース50eは、外部装置からのデータの入力を受け付けるインタフェースである。入力インタフェース50eには、キーボード50e1とマウス50e2とが接続されている。入力インタフェース50eは、キーボード50e1やマウス50e2から送られてくる信号をCPU50aに出力する。
通信インタフェース50fは、各リーダライタ装置30と接続されている。リーダライタ装置30に制御信号を送信し、リーダライタ装置30から受信信号を受信する。
外部ユニット制御部50gは、搬送路Rであるベルトコンベアを駆動させる駆動装置(図示を省略)の動作を制御する。また、外部ユニット制御部50gは、センサ40とも接続されている。センサ40が検出対象物品群S1の搬送を検知すると、外部ユニット制御部50gはセンサ40が備えるアラームを起動させて、検出対象物品群S1の搬送が開始されたことを周囲に知らせる。
次に、このようなRFIDタグ検出システム10によるRFIDタグ検出方法について図2と共に、図6〜図9を用いて説明する。
図6は、第2の実施の形態に係る除外対象タグID読み取り処理を示すフローチャート、図7は、第2の実施の形態に係るタグID検出処理を示すフローチャートである。
また、図8は、第2の実施の形態に係るRFIDタグ検出方法で用いるリストを示す図である。さらに、図9は、第2の実施の形態に係るRFIDタグ検出方法を示す模式図である。なお、図8(A)は、除外対象タグIDリスト、図8(B)は、読み取りタグIDリスト、図8(C)は、検出完了タグIDリストをそれぞれ表している。
まず、除外対象物品のタグIDの読み取り処理について図6及び図8を用いて説明する。
情報処理装置50が、除外対象取得モード(第1の取得モード)に設定されて、除外対象物品のタグIDの読み取り処理を、図2に示されるように、検出対象物品群S1を搬送させる前に実行するようにする。
[ステップS11] 情報処理装置50は、リーダライタ装置30からアンテナ31aを介して出力される電波が最大出力とすることの操作入力を利用者から受け付けて、設定する。
これにより、リーダライタ装置30が読み取り可能な範囲に存在する除外対象のタグIDを漏れなく検出できるようにする。
[ステップS12] 情報処理装置50は、利用者からリーダライタ装置30の読み取り実行(オン操作)を待ち受ける。
情報処理装置50は、利用者からリーダライタ装置30による読み取り実行(オン操作)を受け付けるとステップS13の処理に進む。
[ステップS13] 情報処理装置50は、リーダライタ装置30からアンテナ31aを介して最大出力で電波を短時間出力させる。
[ステップS14] 情報処理装置50は、リーダライタ装置30がアンテナ31aを介してRFIDタグからの応答信号を受信したか否かを判定する。
情報処理装置50は、リーダライタ装置30がRFIDタグから応答信号を受信した場合にはステップS15の処理に進み、応答信号を受信しない場合にはステップS11aの処理に進む。
例えば、図2の場合では、除外対象物品群S2,S3のRFIDタグから応答信号を受信する。
[ステップS15] 情報処理装置50は、リーダライタ装置30が読み取ったRFIDタグのタグIDを取得する。また、情報処理装置50は、タグIDを取得するごとに、図8(A)に示されるように、例えば、RAM50b等の記憶手段における除外対象タグIDリストに「タグB」及び「タグD」のタグIDを追加する。
[ステップS16] 情報処理装置50は、除外対象タグIDリスト内にステップS15で取得したタグIDの重複を判定する。
情報処理装置50は、除外対象タグIDリスト内にステップS15で取得したタグIDが重複していない場合にはステップS17の処理に進み、重複している場合にはステップS18の処理に進む。
[ステップS17] 情報処理装置50は、除外対象タグIDリストにステップS15で取得したタグIDを追加する。
[ステップS18] 情報処理装置50は、ステップS15で取得したタグIDを廃棄する。
[ステップS19] 情報処理装置50は、リーダライタ装置30がステップS15で読み取ったRFIDタグのタグIDから未取得のタグIDの有無を判定する。
情報処理装置50は、未取得のタグIDがある場合にはステップS15に再び進み、未取得のタグIDが無い場合にはステップS13に再び進む。
[ステップS11a] 情報処理装置50は、利用者から読み取り処理のオフ操作の受け付けを待ち受ける。
情報処理装置50は、利用者によりオフ操作を受け付けるまでは、ステップS13の処理に進み、オフ操作を受け付けると除外対象タグ読み取り処理を終了する。
次いで、タグID検出処理について図7〜図9を用いて説明する。
利用者は、図6の除外対象タグID読み取り処理に続いて、情報処理装置50に対する通常取得モード(第2の取得モード)設定の操作入力を行って、図9に示されるように、検出対象物品群S1を搬送路Rに搬送させると、情報処理装置50はタグIDの検出処理を実行する。
[ステップS21] 情報処理装置50は、利用者からの操作入力に基づき、リーダライタ装置30からアンテナ31aを介して出力される電波を最大出力よりも小さい出力に設定される。最大出力よりも小さい出力は、例えば、リーダライタ装置30の最大出力から出力ゼロまでを6段階に分けて、通常の読み取り時に用いられる(出力ゼロから)3または4段階目の出力(適正出力)である。
[ステップS22] 情報処理装置50は、利用者からリーダライタ装置30の読み取り実行(オン操作)を待ち受ける。
情報処理装置50は、利用者からリーダライタ装置30による読み取り実行(オン操作)を受け付けるとステップS23の処理に進む。
[ステップS23] 情報処理装置50は、リーダライタ装置30からアンテナ31aを介して適正出力で電波を出力させる。
[ステップS24] 情報処理装置50は、リーダライタ装置30がアンテナ31aを介してRFIDタグからの応答信号を受信したか否かを判定する。
情報処理装置50は、リーダライタ装置30がRFIDタグから応答信号を受信した場合にはステップS25の処理に進み、応答信号を受信しない場合にはステップS21eの処理に進む。
例えば、図9の場合では、検出対象物品群S1及び除外対象物品群S2,S3のRFIDタグから応答信号を受信する。
[ステップS25] 情報処理装置50は、リーダライタ装置30が読み取ったRFIDタグのタグIDを取得する。また、情報処理装置50は、タグIDを取得するごとに、例えば、図8(B)に示されるように、RAM50b等の記憶手段の読み取りタグIDリストに「タグA」と、「タグB」、「タグC」、「タグD」、「タグE」のタグIDを追加する。
[ステップS26] 情報処理装置50は、読み取りタグIDリスト内にステップS25で取得したタグIDの重複の有無を判定する。
情報処理装置50は、読み取りタグIDリスト内にステップS25で取得したタグIDが重複していない場合にはステップS27の処理に進み、重複している場合にはステップS28の処理に進む。
[ステップS27] 情報処理装置50は、読み取りタグIDリストにステップS25で取得したタグIDを追加する。
[ステップS28] 情報処理装置50は、ステップS25で取得したタグIDを廃棄する。
[ステップS29] 情報処理装置50は、リーダライタ装置30がステップS25で取得したRFIDタグのタグIDから未取得のタグIDの有無を判定する。
情報処理装置50は、未取得のタグIDがある場合にはステップS25の処理に再び進み、未取得のタグIDが無い場合にはステップS21aの処理に進む。
[ステップS21a] 情報処理装置50は、読み取りタグIDリストに除外対象タグIDリストのタグID(除外対象タグID)が含まれているか否かを判定する。
情報処理装置50は、除外対象タグIDが含まれている場合にはステップS21bの処理に進み、含まれていない場合にはステップS21cの処理に進む。
図8の場合では、読み取りタグIDリスト内に、除外対象タグIDである「タグB」及び「タグD」が含まれているために、情報処理装置50は、ステップS21bの処理に進む。
[ステップS21b] 情報処理装置50は、読み取りタグIDリストから、除外対象タグIDリストの除外対象タグIDを削除する。
そして、除外対象タグIDが削除された読み取りタグIDリストのタグIDを、図8(C)に示されるように、検出完了タグIDリストに追加する。
図8の場合では、情報処理装置50は、読み取りタグIDリストから、除外対象タグIDである「タグB」及び「タグD」を削除して、図8(C)に示されるように、検出完了タグIDリストに「タグA」と、「タグC」、「タグE」を追加する。
[ステップS21c] 情報処理装置50は、読み取りタグIDリストのタグIDを、検出完了タグIDリストに追加する。
[ステップS21d] 情報処理装置50は、モニタ50d1に検出完了タグIDリストと共に、検出完了タグIDリストのタグIDに対応する物品を表示する。
[ステップS21e] 情報処理装置50は、利用者からタグID検出処理のオフ操作の受け付けを待ち受ける。
情報処理装置50は、利用者によりオフ操作を受け付けるまでは、ステップS23の処理に進み、オフ操作を受け付けるとタグID検出処理を終了する。
このようなRFIDタグ検出システム10は、まず、情報処理装置50は、検出対象物品の検出前に、除外対象取得モードにて除外対象物品群S2,S3のRFIDタグ20の除外対象タグIDを取得して、除外対象タグIDリストに追加しておく。情報処理装置50は、通常取得モードにて物品群のRFIDタグ20のタグIDを取得して、読み取りタグIDリストに追加して、読み取りタグIDリストに除外対象タグIDリストの除外対象タグIDが含まれているか否かを判定する。判定の結果、除外対象タグIDが含まれる場合には、情報処理装置50は、読み取りタグIDリストから除外対象タグIDを削除して残ったタグIDを検出完了タグIDリストに追加する。情報処理装置50は、検出完了タグIDリストに基づき検出対象物品を検出する。また、このようにして検出対象物品を検出するRFIDタグ検出システム10は、電波吸収体、電波遮蔽板等の囲いの設置、並びに除外対象物品の事前登録を不要とする。これにより、RFIDタグ検出システム10は、簡便で正確に検出対象物品を検出することができるようになる。
なお、情報処理装置50では、図6の除外対象タグID読み取り処理のステップS11aにて、読み取り処理をオフにすると、モニタ50d1に、リーダライタ装置30からアンテナ31aを介して出力される電波を適正出力にする操作入力を促す画面を表示することも可能である。これにより、除外対象タグID読み取り処理(図6)からタグID検出処理(図7)に円滑に移行することができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態では携帯型のリーダライタ装置を用いた場合を例に挙げて説明する。
まず、携帯型のリーダライタ装置について図10を用いて説明する。
図10は、第3の実施の形態に係る携帯型のリーダライタ装置の外観図及びハードウェア構成図である。なお、図10(A)及び図10(B)はそれぞれ携帯型のリーダライタ装置60の外観図及びハードウェア構成図である。
リーダライタ装置60は、例えば、図10(A)に示されるように、1台でRFIDタグの検出処理を実行でき、携帯可能な端末である。このようなリーダライタ装置60は、表示ユニット部60f1と、操作ユニット部60g1とが外装されている。
表示ユニット部60f1は、リーダライタ装置60の後述するCPU60dからの命令にしたがって画像を表示させるモニタである。表示ユニット部60f1としては、例えば、液晶ディスプレイ等の表示装置に、タッチパッド等の入力装置を組み合わせたものである。
操作ユニット部60g1は、リーダライタ装置60が備える所定の機能がそれぞれ対応付けられており、操作ユニット部60g1に対する操作入力に応じてリーダライタ装置60に当該機能の処理を実行させることができる。
さらに、リーダライタ装置60には、図10(B)に示されるように、アンテナ部60aと、送信部60b、受信部60c、CPU60d、グラフィックインタフェース60f、メモリ部60e、入力インタフェース60g、通信インタフェース60h、雑音除去部60iが互いにバス60jで接続されて内蔵されている。
なお、送信部60bと、受信部60c、CPU60d、雑音除去部60iは、図4及び図5で説明した、送信部33と、受信部34、CPU50a、雑音除去部37と同様の機能を有するためにそれらの詳細な説明については省略する。
アンテナ部60aは、アンテナとアンテナに接続したアンテナ端とを備えたものである。例えば、アンテナはUHFの周波数帯の電波を送受信するためのものであって、RFIDタグ20の回路部23から受信した電波に含まれる受信信号をアンテナ端に出力し、アンテナ端から取得する送信信号を回路部23に送信する。また、アンテナ端は、アンテナから取得する受信信号を受信部60cに出力し、送信部60bから取得する送信信号をアンテナに出力し、出力された送信信号はアンテナからRFIDタグ20の回路部23に送信される。
グラフィックインタフェース60fは、表示手段である、図10(A)の表示ユニット部60f1の表示装置が接続されている。このグラフィックインタフェース60fは、CPU60dからの命令にしたがって、表示ユニット部60f1の表示画面上に画像を表示させる。
入力インタフェース60gには、図10(A)の操作ユニット部60g1及び表示ユニット部60f1の入力装置(図示を省略)が接続されている。入力インタフェース60gは、操作ユニット部60g1及び表示ユニット部60f1の入力装置からの信号を、バス60jを介してCPU60dに送信する。
通信インタフェース60hは、例えば、外部サーバ,外部情報処理装置と通信することができ、物品に関する情報、タグID等の情報の送受信を行うことができる。
このような構成を備えるリーダライタ装置60は、第2の実施の形態のRFIDタグ検出システム10に相当する機能を備え、当該リーダライタ装置60だけで、RFIDタグ検出処理を実行することができる。
なお、リーダライタ装置60の図10中上部からRFIDタグ20に対して電波を一方向に出力する。また、リーダライタ装置60の図10中上部で、RFIDタグ20からの応答信号を受信する。
このようなリーダライタ装置60を用いたRFIDタグ検出処理について、図6及び図7と共に、図11及び図12を用いて説明する。
図11及び図12は、第3の実施の形態に係るRFIDタグ検出方法を示す模式図である。
なお、図11及び図12では、除外対象物品群S2,S3に対して、検出対象物品群S1が分別されて載置されている場合が記載されている。また、第3の実施の形態では、図6及び図7は、情報処理装置50をリーダライタ装置60として同様の処理を適用することができる。
まず、除外対象物品のタグIDの読み取り処理について図6及び図11を用いて説明する。
リーダライタ装置60は、除外対象取得モードと共にアンテナ部60aから出力される電波が最大出力とすることの操作入力を利用者から受け付けて、設定する。そして、リーダライタ装置60は、利用者から読み取り実行のオン操作を受け付けると、アンテナ部60aから最大出力で電波を出力する(ステップS11〜S13)。
なお、既述の通り、リーダライタ装置60から出力される電波は指向性がある。このため、図11に示されるように、出力される電波が除外対象物品群S2,S3に向けられた状態となるようにリーダライタ装置60を「Q」に位置する。
リーダライタ装置60は、除外対象物品群S2,S3のRFIDタグ20から応答信号を受信したことを判定して、受信した応答信号に基づき除外対象タグIDを読み取る(ステップS14)。
リーダライタ装置60は、「P1」の位置で読み取ったRFIDタグ20の除外対象タグIDを取得して除外対象タグIDリスト(図8(A))に追加する。除外対象タグIDの追加に際して除外対象タグIDリストに重複するものがあれば取得した除外対象タグIDは廃棄される。このようにして、読み取ったRFIDタグ20の除外対象タグIDを取得するごとに除外対象タグIDリストに追加する(ステップS15〜S19)。
リーダライタ装置60は、タグIDを全て取得すると、図11に表示する矢印に沿って例えば、「P2」の位置に移動して、再び、除外対象物品群S2,S3に対して電波出力を出力する(ステップS13)。
このようにしてリーダライタ装置60は、「P1」〜「P10」の各位置で除外対象物品群S2,S3からRFIDタグ20の読み取りをくまなく実行して、除外対象タグIDリストに「タグB」及び「タグD」が追加される。
なお、「P1」〜「P10」の各位置で除外対象物品群S2,S3を読み取る際は、検出対象物品群S1のタグが読取範囲に入らないように十分な距離を離すものとする。
次いで、タグID検出処理について図7及び図12を用いて説明する。
リーダライタ装置60は、利用者からの操作入力に基づき、通常取得モードと共に、アンテナ部60aから出力される電波が適正出力に設定される。そして、リーダライタ装置60は、利用者から読み取り実行のオン操作を受け付けると、アンテナ部60aから最大出力よりも小さい出力で電波を出力する(ステップS21〜S23)。
なお、リーダライタ装置60を、電波の出力方向に指向性があるために、図12に示されるように、出力する電波が検出対象物品群S1に向けられた状態となるように「Q1」に位置する。
リーダライタ装置60は、検出対象物品群S1のRFIDタグ20から応答信号を受信したことを判定して、受信した応答信号に基づきタグIDを読み取る(ステップS24)。
リーダライタ装置60は、「Q1」の位置で読み取ったRFIDタグ20のタグIDを取得して読み取りタグIDリスト(図8(B))に追加する。タグIDの追加に際して読み取りタグIDリストに重複するものがあれば取得したタグIDは廃棄する。このようにして、読み取ったRFIDタグのタグIDを取得するごとに読み取りタグIDリストに追加する(ステップS25〜S29)。
なお、図12の場合には、リーダライタ装置60は、「タグA」と、「タグC」、「タグE」のタグIDを取得する。さらに、これらの物品が載置されている環境に応じて、例えば、電波が壁に反射してしまう等により、リーダライタ装置60は、「タグB」及び「タグD」の除外対象タグIDを取得してしまう場合がある。
リーダライタ装置60は、このようにして作成した読み取りタグIDリストに除外対象タグIDリストの除外対象タグIDが含まれているか否かを判定する(ステップS21a)。
読み取りタグIDリストに除外対象タグIDリストの除外対象タグIDが含まれている場合には、リーダライタ装置60は、読み取りタグIDリストから、除外対象タグIDリストの除外対象タグIDを削除する(ステップS21b)。
読み取りタグIDリストに除外対象タグIDリストの除外対象タグIDが含まれていない場合には、読み取りタグIDリストのタグIDを、検出完了タグIDリストに追加する(ステップS21c)。
そして、リーダライタ装置60は、表示ユニット部60f1に検出完了タグIDリストと共に、検出完了タグIDリストのタグIDに対応する物品を表示する(ステップS21d)。
利用者は図12の矢印に沿って「Q1」から位置を順に移動した「Q2」〜「Q4」でリーダライタ装置60を用いてこのような処理を繰り返し実行して、再び、「Q1」の位置に戻る。
リーダライタ装置60は、利用者からタグID検出処理のオフ操作を受け付けるとタグID検出処理を終了する(ステップS21e)。
このようなリーダライタ装置60は、まず、検出対象物品群S1を構成する検出対象物品の検出前に、除外対象取得モードにて、除外対象物品群S2,S3のRFIDタグ20の除外対象タグIDを取得して、除外対象タグIDリストに追加しておく。リーダライタ装置60は、通常取得モードにて、物品群のRFIDタグ20のタグIDを取得して、読み取りタグIDリストに追加して、読み取りタグIDリストに除外対象タグIDリストの除外対象タグIDが含まれているか否かを判定する。判定の結果、除外対象タグIDが含まれる場合には、リーダライタ装置60は、読み取りタグIDリストから除外対象タグIDを削除して残ったタグIDを検出完了タグIDリストに追加する。リーダライタ装置60は、検出完了タグIDリストに基づき検出対象物品を検出する。また、このようにして検出対象物品を検出するリーダライタ装置60は、電波吸収体、電波遮蔽板等の囲いの設置、並びに除外対象物品の事前登録を不要とする。これにより、リーダライタ装置60は、簡便で正確に検出対象物品を検出することができるようになる。
なお、リーダライタ装置60でも、図6の除外対象タグID読み取り処理のステップS11aにて、読み取り処理をオフにすると、モニタ50d1に、リーダライタ装置30からアンテナ31aを介して出力される電波を適正出力にする操作入力を促す画面を表示することも可能である。これにより、除外対象タグID読み取り処理(図6)からタグID検出処理(図7)に円滑に移行することができる。
なお、前述の通り、上記の処理は、コンピュータに所定のプログラムを実行させることで実現できる。その場合、実現すべき処理内容を記述したプログラムが提供される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶しておくことができる。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ(MT)等がある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、CD−R(Recordable)、CD−RW(ReWritable)等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)等がある。
プログラムを流通させる場合、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムまたはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
1 RFIDタグ検出装置
1a 除外情報保持部
1b 取得情報保持部
1c 取得部
1d 判定部
1e 検出部
2 読み取り部
2a アンテナ部
X 検出対象物品
Y 除外対象物品
R 搬送路

Claims (8)

  1. 物品に付したRFIDタグを検出するRFIDタグ検出装置において、
    読み取り手段が読み取った除外対象物品のRFIDタグの識別情報を第1の取得モードにて取得し、前記読み取り手段が読み取った物品のRFIDタグの識別情報を第2の取得モードにて取得する取得部と、
    前記第1の取得モードにて前記取得部が取得した前記除外対象物品の前記RFIDタグの前記識別情報を保持する除外情報保持部と、
    前記物品の前記RFIDタグから前記第2の取得モードにて前記取得部が取得した前記識別情報が前記除外情報保持部の前記識別情報であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じ、前記物品を検出対象物品として検出する検出部と、
    を有することを特徴とするRFIDタグ検出装置。
  2. 前記判定部は、前記第2の取得モードにて前記取得部が取得した複数の物品のRFIDタグの識別情報に前記除外情報保持部の前記識別情報を含むか否かを判定し、
    前記検出部は、前記判定部の判定結果に応じ、前記複数の物品の前記識別情報から前記除外情報保持部の前記識別情報を除いた識別情報に基づき検出対象物品を検出する、
    ことを特徴とする請求項1記載のRFIDタグ検出装置。
  3. 前記取得部は、前記第1の取得モードにて、電波を出力して前記RFIDタグを読み取る前記読み取り手段が最大出力の電波で読み取った前記除外対象物品の前記RFIDタグの前記識別情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1また2に記載のRFIDタグ検出装置。
  4. 前記読み取り手段が出力する前記電波は指向性を有しており、
    前記取得部は、前記第1の取得モードにて、前記読み取り手段が前記除外対象物品のみに向けて出力した前記電波で読み取った前記除外対象物品の前記RFIDタグの前記識別情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項3記載のRFIDタグ検出装置。
  5. 前記取得部は、前記第2の取得モードにて、電波を出力して前記RFIDタグを読み取る前記読み取り手段が適正出力の電波で読み取った前記物品の前記RFIDタグの前記識別情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のRFIDタグ検出装置。
  6. 前記複数の物品は、前記検出対象物品と前記除外対象物品とがひとまとまりとなって構成されている、
    ことを特徴とする請求項2記載のRFIDタグ検出装置。
  7. 物品に付したRFIDタグを検出するRFIDタグ検出方法において、
    第1の取得モードにて除外対象物品のRFIDタグの識別情報を取得し、
    第2の取得モードにて物品のRFIDタグの識別情報を取得し、
    前記第2の取得モードにて取得した前記物品の前記識別情報が除外情報保持部の前記識別情報であるか否かを判定し、
    判定結果に応じ、前記物品を検出対象物品として検出する、
    ことを特徴とするRFIDタグ検出方法。
  8. 物品に付したRFIDタグを検出するRFIDタグ検出システムにおいて、
    前記RFIDタグが記憶する識別情報を読み取る読み取り装置と、
    前記読み取り装置が読み取った除外対象物品のRFIDタグの識別情報を第1の取得モードにて取得し、前記読み取り装置が読み取った物品のRFIDタグの識別情報を第2の取得モードにて取得する取得部と、前記第1の取得モードにて前記取得部が取得した前記除外対象物品の前記RFIDタグの前記識別情報を保持する除外情報保持部と、前記物品の前記RFIDタグから前記第2の取得モードにて前記取得部が取得した前記識別情報が前記除外情報保持部の前記識別情報であるか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に応じ、前記物品を検出対象物品として検出する検出部と、を有するRFIDタグ検出装置と、
    を有することを特徴とするRFIDタグ検出システム。
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