JP2007065748A - 予約管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】店内での買物途中で次回以降に購入したい商品の予約をセルフ操作によりかつ経費がかかることなく簡単にでき、かつ以前の予約内容を容易に確認できるようにする。
【解決手段】情報端末2は、客コードが取得されたことを条件に予約商品情報の入力を受付け、予約商品情報が入力されると、この情報を客コードとともに予約管理サーバ3に無線送信する。また、客コードを含む問合せ信号を予約管理サーバ3に無線送信し、応答情報に基づいて予約商品識別情報及び購入予定日情報のリストを表示する。予約管理サーバ3は、情報端末2から受信した予約情報を客コード別に顧客データベース7で記憶する。問合せ信号を受信すると、当該信号に含まれる客コードで顧客データベース7を検索して当該客コード別に記憶されている予約商品識別情報及び購入予定日情報を読出し問合せ元の情報端末に無線通信回線を経由して送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】情報端末2は、客コードが取得されたことを条件に予約商品情報の入力を受付け、予約商品情報が入力されると、この情報を客コードとともに予約管理サーバ3に無線送信する。また、客コードを含む問合せ信号を予約管理サーバ3に無線送信し、応答情報に基づいて予約商品識別情報及び購入予定日情報のリストを表示する。予約管理サーバ3は、情報端末2から受信した予約情報を客コード別に顧客データベース7で記憶する。問合せ信号を受信すると、当該信号に含まれる客コードで顧客データベース7を検索して当該客コード別に記憶されている予約商品識別情報及び購入予定日情報を読出し問合せ元の情報端末に無線通信回線を経由して送信する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、小売店に構築され、買物客自身の操作により商品の予約が可能、かつ、以前に予約した商品の情報を確認可能な予約管理システムに関する。
従来、インターネットを介して接続された携帯電話機からカード番号と商品を指定するデータの入力を受けて購入商品の予約を受付けるWebサーバと、カード番号とそれに対応して予約された登録商品のリストとを記憶するデータベースとを備え、処理装置が、Webサーバに入力されたカード番号と商品を指定するデータをデータベースに登録するとともに、ショッピングカートからカード番号を受信した場合にはデータベースから当該カード番号に対応する登録情報を取得して当該ショッピングカートに送信し、当該ショッピングカートの表示部に表示させるようにした予約管理システムがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−304671号公報
従来の予約管理システムにおいては、買物客は店に行く前に購入したい商品を携帯電話機から予約登録しておけば、店のショッピングカートに登録商品のリストが表示されるので、買い忘れを防ぐことができる効果を奏する。
しかしながら、店内で買物をしている途中で次回以降に購入したい商品を発見し、予約登録しようと思った場合、従来の予約管理システムでは携帯電話機から予約登録しなければならず、通信コストがかかる上、携帯電話機を所持していないと対応できないという不便さがあった。
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、店内での買物途中で次回以降に購入したい商品の予約をセルフ操作によりかつ経費がかかることなく簡単にできるとともに、以前の予約内容を容易に確認することができ、買い忘れを防止することができる予約管理システムを提供しようとするものである。
本発明は、入力部,表示部及び無線回路部を設け、来店した買物客自身によって操作される情報端末と、この情報端末からの要求を受けて処理を行う予約管理サーバとを備え、情報端末と予約管理サーバとを無線通信回線で接続してなる予約管理システムである。
情報端末は、買物客を特定する客コードを取得する客コード取得手段と、この客コード取得手段により客コードが取得されたことを条件に当該買物客が予約する商品の識別情報及び購入予定日情報の入力を受付け、入力部を介して予約商品識別情報及び購入予定日情報が入力されると、この入力情報を客コードとともに予約管理サーバに無線回路部を介して送信する商品予約処理手段と、客コード取得手段により取得された客コードを含む問合せ信号を予約管理サーバに無線回路部を介して送信し、この問合せ信号に応答して予約管理サーバから送信される情報を無線回路部で受信し表示部に表示する顧客情報処理手段とを備えている。
予約管理サーバは、情報端末から無線通信回線を経由して送られてくる予約商品識別情報及び購入予定日情報を客コード別に記憶する客別予約情報記憶手段と、情報端末から無線通信回線を経由して問合せ信号を受信すると、当該問合せ信号に含まれる客コードで客別予約情報記憶手段を検索して当該客コード別に記憶されている予約商品識別情報及び購入予定日情報を読出し問合せ元の情報端末に無線通信回線を経由して送信する顧客情報応答手段とを備えている。
情報端末が備える顧客情報処理手段は、予約管理サーバから受信した予約商品識別情報及び購入予定日情報をリストとして表示部に表示可能となっている。
情報端末は、買物客を特定する客コードを取得する客コード取得手段と、この客コード取得手段により客コードが取得されたことを条件に当該買物客が予約する商品の識別情報及び購入予定日情報の入力を受付け、入力部を介して予約商品識別情報及び購入予定日情報が入力されると、この入力情報を客コードとともに予約管理サーバに無線回路部を介して送信する商品予約処理手段と、客コード取得手段により取得された客コードを含む問合せ信号を予約管理サーバに無線回路部を介して送信し、この問合せ信号に応答して予約管理サーバから送信される情報を無線回路部で受信し表示部に表示する顧客情報処理手段とを備えている。
予約管理サーバは、情報端末から無線通信回線を経由して送られてくる予約商品識別情報及び購入予定日情報を客コード別に記憶する客別予約情報記憶手段と、情報端末から無線通信回線を経由して問合せ信号を受信すると、当該問合せ信号に含まれる客コードで客別予約情報記憶手段を検索して当該客コード別に記憶されている予約商品識別情報及び購入予定日情報を読出し問合せ元の情報端末に無線通信回線を経由して送信する顧客情報応答手段とを備えている。
情報端末が備える顧客情報処理手段は、予約管理サーバから受信した予約商品識別情報及び購入予定日情報をリストとして表示部に表示可能となっている。
かかる手段を講じた本発明によれば、店内での買物途中で次回以降に購入したい商品の予約をセルフ操作によりかつ経費がかかることなく簡単にできるとともに、以前の予約内容を容易に確認することができ、買い忘れを防止することができる予約管理システムを提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
なお、この実施の形態は、スーパーマーケットの食料品売場等のようにショッピングカートが導入された小売店での予約管理システムとして本発明を適用した場合である。
なお、この実施の形態は、スーパーマーケットの食料品売場等のようにショッピングカートが導入された小売店での予約管理システムとして本発明を適用した場合である。
図1は本実施の形態における予約管理システムの概略構成図である。この予約管理システムは、複数台のショッピングカート1にそれぞれ1機ずつ取付けられた複数の情報端末2と、情報端末2からの要求を受けて処理を行う予約管理サーバ3とを備えている。各情報端末2は、無線回路部20(図3を参照)を内蔵しており、ショッピングカート1とともに店内を移動する移動局として機能する。このため、店内を移動する各情報端末2との無線通信回線を高品質に確保できるように、店内の主要な複数箇所にそれぞれ無線基地局4を設置している。そして、各無線基地局4を有線または無線の通信回線5を介して前記予約管理サーバ3に接続することにより、情報端末2と予約管理サーバ3とを無線通信回線で接続してなる予約管理システムを構築している。
情報端末2は、ショッピングカート1を使用して買物を行う買物客自身が操作可能なように、ショッピングカート1の握り部等に取付けられている。情報端末2の外観図を図2に示す。また、ブロック図を図3に示す。図示するように、情報端末2は、筐体11の前面にキーボード12とディスプレイ13とカードリーダ14を設けており、筐体11の上面にスキャナ15を設けている。また、制御部本体を構成するCPU16、プログラム等の固定的データが予め格納されるROM17、可変的データを一時的に記憶するRAM18、現在の日時を計時する時計部19、送信データの増幅,変調を行いアンテナから電波として放射させる送信回路とアンテナで受信した電波の増幅,復調を行い受信データとして取り込む受信回路からなる無線回路20及びプリンタ21を、筐体11に内蔵している。CPU16と、ROM17,RAM18,時計部19,無線回路20及びプリンタ21とは、アドレスバス,データバス等のバスライン22で接続している。また、前記キーボード12,ディスプレイ13,カードリーダ14及びスキャナ15も、バスライン22を介してCPU16に接続している。
プリンタ21は、商品のクーポン券などを記録紙に印刷するためのもので、印刷された記録紙は筐体11の下面に形成された排出口23から排出される。ここに、プリンタ21は、クーポン発行手段を構成する。
スキャナ15は、商品の識別情報である商品コードを読取可能なもので、入力部として機能する。例えば商品コードがバーコードまたは二次元コードの体系で商品に付されている場合には、バーコードスキャナまたは二次元コードスキャナをスキャナ15として使用する。また、商品コードを記憶したRFIDが商品に付されている場合には、RFIDリーダ・ライタをスキャナ15として使用する。
カードリーダ14は、店舗と会員契約をした各顧客にそれぞれ配布される顧客カードのカードデータを読取るもので、顧客カードには、少なくとも当該顧客を特定するための顧客コードが記録されている。なお、顧客カードの媒体は特に限定されるものではなく、ICカード,磁気カードなどであってもよい。また、非接触ICカードを顧客カードとして用いる場合には、RFIDリーダ・ライタをカードリーダ14として用いればよい。
ディスプレイ13は、少なくとも文字情報を表示可能な例えば液晶ディスプレイであり、表示部として機能する。
キーボード12は、図4に示すように、「0」〜「9」の数字キー31の他、電源キー32、決定キー33、取消キー34、アップキー35及びダウンキー36を設けたもので、スキャナ15と同様に入力部として機能する。なお、この他のファンクションキーが設けられているものを妨げるものではない。また、電源キー32の代わりに電源スイッチを筐体11に設けてもよい。また、ショッピングカート1のユーザを検知可能なセンサを設け、ユーザを検知すると自動的に電源がオンし、ユーザが検知されなくなると自動的に電源がオフされるようにして、電源キー32または電源スイッチを省略してもよい。
予約管理サーバ3は、少なくとも商品データベース6と顧客データベース7を記憶管理する。
商品データベース6では、商品毎に作成される商品情報レコードを保存している。商品情報レコードのデータ体系を図5に示す。図示するように商品情報レコードは、商品コード,商品名,単価,予約可否フラグF1,クーポン有無フラグF2及びクーポン情報の各項目情報を含む。予約可否フラグF1は、当該商品を情報端末2から予約可能か否かを識別する情報であって、この実施の形態では、フラグF1が“1”の場合は予約可を示し、“0”の場合は予約不可を示す。クーポン有無フラグF2は、当該商品に対してクーポン情報が設定されているか否かを識別する情報であって、この実施の形態では、フラグF2が“1”の場合はクーポン情報設定有りを示し、“0”の場合はクーポン情報設定無しを示す。そして、クーポン情報設定無しの商品に対する商品情報レコードは、クーポン情報を省略、あるいはデータ“0”をセットしている。
顧客データベース7では、会員となった顧客毎に作成される顧客情報レコードを保存している。顧客情報レコードのデータ体系を図6に示す。図示するように顧客情報レコードは、顧客コード,顧客氏名,累計ポイント,予約商品数Nの各項目情報を含む。また、予約商品数N分の予約商品情報が付される。予約商品情報は、予約された商品の商品コード,商品名,予約点数及び購入予定日とクーポン処理フラグF3の各項目情報で構成されている。クーポン処理フラグF3は、予約商品に対するクーポン処理状態を識別する情報であって、この実施の形態では、フラグF3が“0”の場合はクーポン情報無しを示し、“1”の場合はクーポン未発行を示し、“2”の場合はクーポン発行済を示す。ここに、顧客データベース7は、客別予約情報記憶手段を構成する。
かかる構成の予約管理システムにおいて、各情報端末2は、特に図7乃至図10の流れ図に示す手順でCPU16が動作するようにプログラムを構成している。
すなわちCPU16は、電源キー32の押下により電源がオンされると、図7の流れ図に示す処理を開始する。先ず、ST(ステップ)1としてディスプレイ13に初期画面を表示させる。初期画面には、例えば情報端末2の利用方法を示すガイダンス等が表示されている。
すなわちCPU16は、電源キー32の押下により電源がオンされると、図7の流れ図に示す処理を開始する。先ず、ST(ステップ)1としてディスプレイ13に初期画面を表示させる。初期画面には、例えば情報端末2の利用方法を示すガイダンス等が表示されている。
CPU16は、ST2にとして顧客カードのカードデータを取得するのを待機する。ここで、カードリーダ14によって顧客カードのカードデータが読取られると、CPU16は、ST3としてそのカードデータから当該ショッピングカート1のユーザである買物客を特定する顧客コードを取得する(客コード取得処理)。そして、この顧客コードを含む顧客情報問合せ伝文を生成し、無線回路20を介して予約管理サーバ3に送信する(顧客情報問合せ処理)。
ここに、情報端末2は、カードリーダ14及び上記客コード取得処理により、買物客を特定する客コードを取得する客コード取得手段を構成する。
上記顧客情報問合せ伝文は、図11に示すように、顧客情報問合せ伝文用の種別コードと、伝文送信元である情報端末2を特定するための送信元端末IDと、顧客コードとを少なくとも含む。情報端末2から送信された顧客情報問合せ伝文は、その近傍の無線基地局4で受信され、通信回線5を介して予約管理サーバ3に送信される。
これにより、予約管理サーバ3は、図12の流れ図に示す顧客情報問合せ受信処理を実行する。すなわち、受信した顧客情報問合せ伝文中の顧客コードで顧客データベース7を検索し(ST61)、当該顧客コードを含む顧客情報レコードの有無を判別する(ST62:顧客情報検索処理)。その結果、該当する顧客情報レコードを検出したならばその顧客情報レコードを読出し、顧客情報応答伝文を作成して、問合せ元の情報端末1に無線通信回線を経由して送信する(ST63:顧客情報送信処理)。なお、該当する顧客情報レコードを検出できなかった場合には、エラー応答伝文を作成して、問合せ元の情報端末2に無線通信回線を経由して送信する。
上記顧客情報応答伝文は、図13に示すように、応答伝文用の種別コードと、伝文送信先である情報端末2を特定するための送信先端末IDと、顧客コード,顧客氏名,予約商品数N及びこの商品数分の予約商品情報を含む。予約管理サーバ3から送信された顧客情報応答伝文は、対応する顧客情報問合せ伝文を受信した無線基地局4に通信回線5を介して伝送され、無線電波として発信されて、送信先端末IDが設定された情報端末2の無線回路20で受信される。
ここに、予約管理サーバ3は、上記顧客情報検索処理及び顧客情報送信処理によって、情報端末2から無線通信回線を経由して顧客情報問合せ信号を受信すると、当該問合せ信号に含まれる客コードで客別予約情報記憶手段である顧客データベース7を検索して当該客コード別に記憶されている予約商品識別情報及び購入予定日情報等を読出し問合せ元の情報端末2に無線通信回線を経由して送信する顧客情報応答手段を構成している。
そこで、顧客情報問合せ伝文を送信した情報端末2のCPU16は、ST4として顧客情報応答伝文を受信するのを待機する(顧客情報受信処理)。そして、所定時間内に顧客情報応答伝文を受信したならば、CPU16は、ST5としてその顧客情報応答伝文に含まれる顧客コード,顧客氏名,予約商品数N及び予約商品数N分の予約商品情報をRAM18に書込み記憶する。
しかる後、CPU16は、ST6としてディスプレイ13にメニュー画面G1を表示させる。メニュー画面G1の一例を図23に示す。図示するようにメニュー画面G1には、顧客氏名の他、「予約実行」及び「予約確認」の2種類の業務メニューが表示されている。なお、情報端末2の業務メニューは「予約実行」及び「予約確認」の2種類に限定されるものではなく、この他の業務メニューが設定されていてもよい。
CPU16は、何れかの業務メニューが選択されるのを待機する。そして、例えば数字キー31の“1”が操作された場合には、メニュー「予約実行」が選択されたので予約実行処理を実行する。また、例えば数字キー31の“2”が操作された場合には、メニュー「予約確認」が選択されたので予約確認処理を実行する。
一方、メニュー画面G1を表示させた後、ST7として電源キー32が入力されたことを検知した場合、あるいはST8として時計部19にて計時される時間が一定時間(例えば1分)を経過する間、いずれのメニューも選択されなかった場合には、CPU16は、ST9としてディスプレイ13の表示を消去し、電源を自動的にオフする。または、省電力モードに入る。
図8は予約実行処理の要部処理手順を示す流れ図である。CPU16は、予約実行処理に入ると、先ず、ST11としてディスプレイ13に予約実行画面G2を表示させる。予約実行画面G2の一例を図24に示す。図示するように予約実行画面G2には、商品の予約に必要な操作ガイダンス等が表示されている。
予約実行画面G2を表示させた後、CPU16は、予約商品の識別情報である商品コードが入力されるか、取消キー34が操作入力されるのを待機する。ここで、ST13として取消キー34が操作入力されたことを検知した場合には、予約実行処理の終了が指令されたので、CPU16は、図7中ST6の処理に戻り、ディスプレイ13の画面をメニュー画面G1に戻す。
これに対し、ST12としてスキャナ15を介して商品コードが入力された場合には、CPU16は、ST14としてこの商品コードを含む商品情報問合せ伝文を生成し、無線回路20を介して予約管理サーバ3に送信する(商品情報問合せ処理)。
上記商品情報問合せ伝文は、図14に示すように、商品情報問合せ伝文用の種別コードと、伝文送信元である情報端末2を特定するための送信元端末IDと、商品コードとを少なくとも含む。情報端末2から送信された商品情報問合せ伝文は、その近傍の無線基地局4で受信され、通信回線5を介して予約管理サーバ3に送信される。
これにより、予約管理サーバ3は、図15の流れ図に示す商品情報問合せ受信処理を実行する。すなわち、受信した商品情報問合せ伝文中の商品コードで商品データベース6を検索し(ST71)、当該商品コードを含む商品情報レコードの有無を判別する(ST72:商品情報検索処理)。その結果、該当する商品情報レコードを検出したならばその商品情報レコードを読出し、商品情報応答伝文を作成して、問合せ元の情報端末2に無線通信回線を経由して送信する(ST73:商品情報送信処理)。なお、該当する商品情報レコードを検出できなかった場合には、エラー応答伝文を作成して、問合せ元の情報端末2に無線通信回線を経由して送信する。
上記商品情報応答伝文は、図16に示すように、応答伝文用の種別コードと、伝文送信先である情報端末2を特定するための送信先端末IDと、商品コード,商品名,予約可否フラグF1,クーポン有無フラグF2及びクーポン情報を含む。予約管理サーバ3から送信された商品情報応答伝文は、対応する商品情報問合せ伝文を受信した無線基地局4に通信回線5を介して伝送され、無線電波として発信されて、送信先端末IDが設定された情報端末2の無線回路20で受信される。
ここに、予約管理サーバ3は、上記商品情報検索処理及び商品情報送信処理によって、情報端末2から無線通信回線を経由して商品情報問合せ信号を受信すると、当該問合せ信号に含まれる商品コードで商品情報記憶手段である商品データベース6を検索して当該商品コード別に記憶されている商品名,クーポン有無フラグ,クーポン情報等を読出し問合せ元の情報端末2に無線通信回線を経由して送信する商品情報応答手段を構成している。
商品情報問合せ伝文を送信した情報端末2のCPU16は、ST15として商品情報応答伝文を受信するのを待機する。そして、所定時間内に商品情報応答伝文を受信したならば、CPU16は、その商品情報応答伝文に含まれる商品コード,商品名,予約可否フラグF1,クーポン有無フラグF2及びクーポン情報をRAM18に書込み記憶する(予約商品情報取得処理)。しかる後、CPU16は、ST16としてRAM18に書き込んだ予約可否フラグF1が“1”か否か、つまりは予約可能な商品か否かを判断する(予約可否判断処理)。
ここで、予約可否フラグF1が“1”、すなわち予約可能な商品であると判断された場合には、CPU16は、ST17としてRAM18に記憶した商品コードで、同じくRAM18に記憶している予約商品情報を検索し、同一商品コードがセットされた予約商品情報が存在するか否か、つまりは予約済の商品を再度予約したか否かを判断する(重複予約判断処理)。
ここで、同一商品コードがセットされた予約商品情報が存在しない、すなわち今回の予約商品はまだ予約されていない商品の場合には、CPU16は、ST18としてディスプレイ13に予約確認画面G3を表示させる。これに対し、同一商品コードがセットされた予約商品情報が存在する、すなわち今回の予約商品は以前に予約している商品の場合には、CPU16は、ST19としてディスプレイ13に予約済確認画面G4を表示させる(予約確認処理)。
予約確認画面G3の一例を図25に示す。また、予約済確認画面G4の一例を図26に示す。いずれの画面にも、必要なコメントの他、予約をする場合には決定キー33を操作することを、予約をしない場合には取消キー34を操作することをそれぞれ指示するガイダンスが表示されている。
そこでCPU16は、予約確認画面G3または予約済確認画面G4を表示させた後、決定キー33または取消キー34が操作入力されるのを待機する。そして、ST20として取消キー34の操作入力を検知した場合には、予約しないことが指示されたので、CPU16は、図8中ST11の処理に戻り、ディスプレイ13の画面を予約実行画面G2に戻す。
これに対し、ST21として決定キー33の操作入力を検知した場合には、予約することが指示されたので、CPU16は、ST22として購入予定日及び予約数量の入力を促す画面をディスプレイ13に表示させる(予約情報受付処理)。そして、ST23として数字キー31の操作により購入予定日と予約数量が入力されたことを検知した場合には、この購入予定日と予約数量の情報をRAM18で記憶する。しかる後、CPU16は、ST24としてRAM18に記憶しているクーポン有無フラグF2が“1”にセットされているか否か、つまりは予約商品に対してクーポン情報が設定さていれるか否かを判断する(クーポン有無判断処理)。
ここで、クーポン有無フラグF2が“1”にセットされている、すなわち予約商品にクーポン情報が設定されている場合には、CPU16は、ST25としてディスプレイ13にクーポン確認画面G5を表示させる。クーポン確認画面G5の一例を図27に示す。図示するようにクーポン確認画面G5には、クーポンを今すぐに発行するか後で発行するかを買物客に問合せるコメントと、今すぐに発行する場合には決定キー33を、後で発行する場合には取消キー34をそれぞれ操作することを指示するガイダンスとが表示されている。
そこでCPU16は、ST26として決定キー33または取消キー34が操作入力されるのを待機する。そして、決定キー33が操作入力されたことを検知した場合には、CPU16は、ST27としてRAM18に記憶しているクーポン情報をプリンタ21に出力してクーポン券の印刷を行わせ、排出口23からクーポン券を排出させる(クーポン発行処理)。取消キー34が操作入力されたことを検知した場合には、ST27の処理は行わない。
その後、CPU16は、ST28として予約確定情報伝文を生成し、無線回路20を介して予約管理サーバ3に送信する(予約確定情報送信処理)。
なお、ST24にてクーポン有無フラグF2が“0”にリセットされている、すなわち予約商品にクーポン情報が設定されていない場合には、CPU16は、ST25〜ST27の処理を省略して、予約確定情報伝文を生成し、無線回路20を介して予約管理サーバ3に送信する(予約確定情報送信処理)。
上記予約確定情報伝文は、図17に示すように、予約確定情報伝文用の種別コードと、伝文送信元である情報端末2を特定するための送信元端末IDと、RAM18に記憶している顧客コード,商品コード(予約商品コード),商品名(予約商品名),予約数量及び購入予定日と、クーポン処理フラグF3とを少なくとも含む。クーポン処理フラグF3は、クーポン情報が設定されていなかった場合には“0”となり、クーポン券の発行を行わなかった場合には”1”となり、クーポン券を印刷発行した場合には“2”となる。情報端末2から送信された予約確定情報伝文は、その近傍の無線基地局4で受信され、通信回線5を介して予約管理サーバ3に送信される。
これにより、予約管理サーバ3は、図18の流れ図に示す予約確定情報受信処理を実行する。すなわち、受信した予約確定情報伝文中の顧客コードで顧客データベース7を検索し(ST81)、当該顧客コードを含む顧客情報レコードを確認した後(ST82)、この顧客情報レコードの予約商品数Nを“1”加算する(ST83)。また、この顧客情報レコードに、受信伝文中の予約商品コード,予約商品名,予約数量,購入予定日及びクーポン処理フラグF3からなる予約商品情報を追加する(ST84:客別予約情報記憶処理)。
予約確定情報伝文を送信した情報端末2のCPU16は、ST11の処理に戻り、ディスプレイ13の画面を予約実行画面G2に戻す。そして、次の商品が予約されるか、予約実行処理の終了が宣言されるのを待機する。
なお、ST16において予約管理サーバ3から応答のあった商品情報の予約可否フラグF1が”0”であった場合、すなわち予約不可能な商品であると判断された場合には、CPU16は、ST29として予約不可であることを示すコメントが示された予約不可画面をディスプレイ13に表示させる。そして、ST30としてコメントの確認を宣言する決定キー33が操作入力されたことを検知したならば、ST11の処理に戻り、ディスプレイ13の画面を予約実行画面G2に戻すものとなっている。
ここに、情報端末2は、上記予約情報受付処理及び予約確定情報送信処理により、客コード取得手段により客コードが取得されたことを条件に当該買物客が予約する商品の識別情報及び購入予定日情報の入力を受付け、入力部を介して予約商品識別情報及び購入予定日情報が入力されると、この入力情報を客コードとともに予約管理サーバ3に無線回路部を介して送信する商品予約処理手段を構成する。
また、本実施の形態では、商品予約処理手段は、上記クーポン有無判断処理及びクーポン発行処理を含んでおり、これにより、入力部を介して予約商品識別情報及び購入予定日情報が入力された商品に対してクーポン情報が設定されているか否かを判断し、設定されている場合にはそのクーポン情報に基づくクーポンの発行を可能にしている。
図9は予約確認処理の要部処理手順を示す流れ図である。CPU16は、予約確認処理に入ると、先ず、ST31としてRAM18に記憶している予約商品数Nが“0”より大きいか否か、つまりは予約商品情報を記憶しているか否かを判断する。ここで、予約商品数Nが“1”以上であった場合には、予約商品情報を記憶しているので、CPU16は、ST32としてこの予約商品情報に基づいて予約商品リストを作成し、予約商品リスト画面G6をディスプレイ13に表示させる(予約商品リスト表示処理)。また、ST33として時計部19で計時されている現在日付(当日)と予約商品情報中の購入予定日とを比較し、当日が購入予定日若しくは購入予定日をすでに経過している商品がある場合には、ST34として予約商品リストにおける当該商品の情報に、購入予定日警告マークを表示させる。
予約商品リスト画面G6の一例を図28に示す。図示するように予約商品リスト画面G6には、予約商品名,予約数,購入予定日及びクーポン処理状態を一覧にした予約商品リストが表示されている。また、当日が購入予定日若しくは購入予定日をすでに経過している商品に対しては、購入予定日警告マークとして星印が表示されている。これにより、当日が購入予定日若しくは購入予定日をすでに経過している商品と購入予定日に達していない商品とが容易に識別される。なお、購入予定日警告マークが星印に限定されないのは言うまでもないことである。また、当日が購入予定日若しくは購入予定日をすでに経過している商品を示すリスト上の文字を他の商品の文字と色を変えたり、境界線を引いたりすることによって、当日が購入予定日若しくは購入予定日をすでに経過している商品と購入予定日に達していない商品とを識別可能としてもよい。
予約商品リスト画面G6を表示させた後、CPU16は、キーボード12の操作入力を待機する。ここで、ST35として決定キー33の操作入力を検知した場合には、予約商品リストの確認終了が宣言されたので、CPU16は、図7のST6の処理に戻り、ディスプレイ13の画面をメニュー画面G1に戻す。
ここに情報端末2は、前記顧客情報問合せ処理及び顧客情報受信処理と、上記予約商品リスト表示処理とにより、客コード取得手段により取得された客コードを含む問合せ信号を予約管理サーバ3に無線回路部を介して送信し、この問合せ信号に応答して予約管理サーバ3から送信される情報を無線回路部で受信し表示部であるディスプレイ13に表示する顧客情報処理手段を構成している。そして、この顧客情報処理手段は、上述したように予約管理サーバ3から受信した予約商品識別情報及び購入予定日情報をリストとしてディスプレイ13に表示可能である。しかも、購入予定日が経過している商品と経過していない商品とが区別されたリストとしてディスプレイ13に表示可能である。
一方、予約商品リスト画面G6を表示させた状態において、ST36として数字キー31の“1”が操作入力されたことを検知した場合には、クーポン発行が宣言されたので、CPU16は、後述するクーポン発行処理を実行する。また、ST37として数字キー31の“2”が操作入力されたことを検知した場合には、予約取消が宣言されたので、CPU16は、次の予約取消処理を実行する。
先ず、CPU16は、ST38として予約商品リストから予約を取り消す商品が選択されるのを待機する。ここで、アップキー35またはダウンキー36の操作によりリスト上のいずれかの商品が選択され、決定キー33が操作入力されると予約取消商品が選択されたと判断する(予約取消商品選択処理)。そしてCPU16は、ST39として予約取消確認画面G7をディスプレイ13に表示させる。予約取消確認画面G7の一例を図29に示す。図示するように予約取消確認画面G7には、選択された取消商品の商品名と、取消す場合には決定キー33を、取消を中止する場合には取消キー34を操作することを指示するガイダンスとが表示されている。
そこでCPU16は、ST40として決定キー33が操作入力されるか、ST41として取消キー34が操作入力されるのを待機する。そして、取消キー34が操作入力された場合には、取消中止が指令されたので、CPU16は、ST32の処理に戻り、ディスプレイ13の画面を予約商品リスト画面G6に戻す。
一方、決定キー33が操作入力された場合には、取消実行が指令されたので、CPU16は、ST42として予約取消情報伝文を作成し、無線回路20を介して予約管理サーバ3に送信する(予約取消情報送信処理)。また、ST43として、取消商品の予約商品情報をRAM18から削除して、予約商品リストを更新する。しかる後、ST32の処理に戻り、ディスプレイ13の画面を最新の予約商品リスト画面G6に変更する。
上記予約取消情報伝文は、図19に示すように、予約取消情報伝文用の種別コードと、伝文送信元である情報端末2を特定するための送信元端末IDと、RAM18に記憶している顧客コードと、予約取消商品の商品コード(取消商品コード)とを少なくとも含む。情報端末2から送信された予約取消情報伝文は、その近傍の無線基地局4で受信され、通信回線5を介して予約管理サーバ3に送信される。
ここに、情報端末2は、上記予約取消商品選択処理及び予約取消情報送信処理により、顧客情報処理手段により表示部であるディスプレイ13に表示されたリストから予約取消商品の選択を可能とし、予約取消商品が選択されるとその予約取消商品の識別情報を客コードとともに予約管理サーバ3に無線回路部を介して送信する予約取消指令手段を構成する。
上記予約取消情報伝文を受信した予約管理サーバ3は、図20の流れ図に示す予約取消情報受信処理を実行する。すなわち、受信した予約取消情報伝文中の顧客コードで顧客データベース7を検索し(ST91:予約取消商品検索処理)、当該顧客コードを含む顧客情報レコードを確認した後(ST92)、この顧客情報レコードの予約商品数Nを“1”減算する(ST93)。また、この顧客情報レコードから、受信伝文中の取消商品コードを含む予約商品情報を削除する(ST94:予約取消商品取消処理)。
ここに、予約管理サーバ3は、上記予約取消商品検索処理及び予約取消商品取消処理により、情報端末2から無線通信回線を経由して予約取消商品の識別情報が送られてくると、この識別情報に付加されている客コードで客別予約情報記憶手段である顧客データベース7を検索して当該客コード別に記憶されている情報の中から当該予約取消商品の識別情報と一致する予約商品識別情報及び購入予定日情報を削除する予約取消処理手段を構成する。
なお、ST31において、予約商品数Nが“0”以上であった場合には、CPU16は、予約商品がないことを示すコメントをディスプレイ13に表示させる。そして、ST45としてコメントの確認を宣言する決定キー33が操作入力されたことを検知したならば、ST11の処理に戻り、ディスプレイ13の画面を予約実行画面G2に戻すものとなっている。
図10は前記クーポン発行処理の要部処理手順を示す流れ図である。CPU16は、クーポン発行処理に入ると、先ず、ST51として予約商品リストからクーポンを発行する商品が選択されるのを待機する。ここで、アップキー35またはダウンキー36の操作によりリスト上のいずれかの商品が選択され、決定キー33が操作入力されるとクーポン発行商品が選択されたと判断する(クーポン商品選択処理)。そしてCPU16は、ST52として当該クーポン発行商品の予約商品情報に含まれるクーポン処理フラグF3を調べる(クーポン状況判定処理)。
ここで、クーポン処理フラグF3が“1”すなわちクーポン未発行であった場合には、CPU16は、ST53としてクーポン発行確認画面G8をディスプレイ13に表示させる。クーポン発行確認画面G8の一例を図30に示す。図示するようにクーポン発行確認画面G8には、選択されたクーポン発行商品の商品名と、クーポンを発行する場合には決定キー33を、発行を中止する場合には取消キー34を操作することを指示するガイダンスとが表示されている。
そこでCPU16は、ST54として決定キー33が操作入力されるか、ST55として取消キー34が操作入力されるのを待機する。そして、取消キー34が操作入力された場合には、クーポンの発行中止が指令されたので、CPU16は、ST32の処理に戻り、ディスプレイ13の画面を予約商品リスト画面G6に戻す。
一方、決定キー33が操作入力された場合には、クーポンの発行が指令されたので、CPU16は、ST56として当該クーポン発行商品の予約商品情報に含まれるクーポン情報をプリンタ21に出力してクーポン券の印刷を行わせ、排出口23からクーポン券を排出させる(クーポン発行制御処理)。また、ST57としてクーポン発行情報伝文を作成し、無線回路20を介して予約管理サーバ3に送信する(クーポン発行情報送信処理)。さらに、ST58として、クーポン発行商品の予約商品情報に含まれるクーポン処理フラグを“2”に変更して、予約商品リストを更新する。しかる後、ST32の処理に戻り、ディスプレイ13の画面を最新の予約商品リスト画面G6に変更する。
上記クーポン発行情報伝文は、図21に示すように、クーポン発行情報伝文用の種別コードと、伝文送信元である情報端末2を特定するための送信元端末IDと、RAM18に記憶している顧客コードと、クーポン発行商品の商品コード(対象商品コード)とを少なくとも含む。情報端末2から送信されたクーポン発行情報伝文は、その近傍の無線基地局4で受信され、通信回線5を介して予約管理サーバ3に送信される。
ここに、情報端末2は、上記クーポン商品選択処理,クーポン状況判定処理,クーポン発行制御処理及びクーポン発行情報送信処理により、顧客情報処理手段により表示部であるディスプレイ13に表示された予約商品リストからクーポン発行商品の選択を可能とし、クーポン発行商品が選択されるとその商品に対するクーポンが発行済か否かを判断し、発行済でないと判断されるとクーポン発行手段を介して当該クーポン発行商品に対するクーポンを発行させるとともに当該クーポン発行商品の識別情報を客コードとともに予約管理サーバ3に無線回路部を介して送信するクーポン発行制御手段を構成する。
クーポン発行情報伝文を受信した予約管理サーバ3は、図22の流れ図に示すクーポン発行情報受信処理を実行する。すなわち、受信したクーポン発行情報伝文中の顧客コードで顧客データベース7を検索し(ST101:クーポン情報検索処理)、当該顧客コードを含む顧客情報レコードを確認した後(ST102)、この顧客情報レコードの対象商品コードがセットされた予約商品情報のクーポン処理フラグF3を“2”に変更する(ST103:クーポン情報更新処理)。
なお、ST52において、該当するクーポン処理フラグF3が“1”(クーポン情報無し)または“2”(クーポン発行済)であった場合には、CPU16は、ST59としてクーポンの発行不可を示すコメントをディスプレイ13に表示させる。そして、ST60としてコメントの確認を宣言する決定キー33が操作入力されたことを検知したならば、ST11の処理に戻り、ディスプレイ13の画面を予約実行画面G2に戻すものとなっている。
このように構成された本実施の形態の予約管理システムが構築されている小売店では、来店した買物客はショッピングカート1を使用して売場を回り、購入する商品をカートに入れて買物を行う。そして買物の途中で、次回またはそれ以後の買物の際に購入したい商品があったならば、ショッピングカート1に取付けられた情報端末2を操作して予約を行う。
すなわち買物客は、情報端末2の電源投入後、自身の顧客カードのカードデータをカードリーダ14で読取らせる。そうすると、情報端末2のディスプレイ13にメニュー画面G1が表示されるので、買物客は「予約実行」を選択する。そうすると、ディスプレイ13に予約実行画面G2が表示されるので、買物客は、表示に従い、予約したい商品の商品コードを情報端末2のスキャナ15で読取らせる。
ここで、この商品コードに対応して設定されている予約可否フラグF1が“1”つまり予約可能な場合には、この商品を当該買物客がすでに予約しているか否かによってディスプレイ13の画面が異なる。すなわち、新たに予約した商品の場合には、ディスプレイ13には予約確認画面G3が表示される。これに対し、すでに予約済の商品の場合には、ディスプレイ13には予約済確認画面G4が表示される。いずれの場合も、予約を実行する場合には、買物客は情報端末2の決定キー33を押下する。そうすると、購入予定日及び数量入力画面が表示されるので、数字キー31を操作して所望する購入予定日及び数量を入力する。
ここで、この商品にクーポン情報が設定されていた場合には、ディスプレイ13にクーポン確認画面G5が表示される。クーポン券は、予約時、すなわち今発行してもよいし、後例えば当該商品の購入時に発行してもよい。後で発行する場合には、取消キー34を押下する。これに対し、今すぐに発行する場合には、買物客は、決定キー33を押下する。そうすると、情報端末2のプリンタ21によりクーポン情報が印刷されて、排出口23からクーポン券が発行される。
以上の操作を行うことにより、当該情報端末2から予約管理サーバ3に対して予約確定情報が無線通信により送信される。これにより、予約管理サーバ3では当該買物客別に予約商品情報が記憶管理される。
ところで、買物客が情報端末2のカードリーダ14で顧客カードのカードデータを読取らせると、情報端末2から予約管理サーバ3に対して顧客情報問合せ伝文が送信される。そして、この問合わせに応じて、予約管理サーバ3では顧客データベース7が検索され、当該買物客の予約商品情報を含む応答伝文が当該情報端末2に返信される。
そこで買物客は、予約商品を確認したい場合、メニュー画面G1から「予約確認」を選択する。そうすると、予約商品の品名,予約数量,購入予定日及びクーポン発行状況を示す予約商品リストの画面G6がディスプレイ13に表示される。これにより、買物客は、予約している商品の内容を容易に確認できる。
ここで、予約を取り消したい商品があった場合には、買物客は数字キー31の「2」を押下するとともに、リスト上の予約取消商品を選択して決定キー33を押下する。そうすると、ディスプレイ13に予約取消確認画面G6が表示されるので、間違いがない場合には決定キー33を再度押下する。そうすると、当該情報端末2から予約管理サーバ3に予約取消情報が無線送信されて、顧客データベース7で客別に記憶管理されている予約商品情報のうち予約取消商品の予約商品情報が削除され、予約が取り消される。
また、クーポン未発行の商品で今発行したい商品があった場合には、買物客は数字キー31の「1」を押下するとともに、リスト上のクーポン発行対象商品を選択して決定キー33を押下する。そうすると、ディスプレイ13にクーポン発行確認画面G7が表示されるので、間違いがない場合には決定キー33を再度押下する。そうすると、情報端末2のプリンタ21によりクーポン発行対象商品のクーポン情報が印刷されて、クーポン券が排出口23から発行される。また、当該情報端末2から予約管理サーバ3にクーポン発行情報が無線送信されて、顧客データベース7で客別に記憶管理されている予約商品情報のうちクーポン発行対象商品のクーポン処理フラグF3が“2”に更新され、クーポン発行済が管理される。
例えば今、図28に示す予約商品リスト画面G6が表示された買物客が、商品AAAの予約を取り消すとともに、商品BBBのクーポン券発行を指示するべく情報端末2を操作したとする。そうすると、予約商品リスト画面G6は、図31に示す内容に更新される。これにより、買物客は、本日が購入予定日の商品BBBを予約していること、及び商品CCCを8月4日購入予定で予約していることを確認できる。
このように本実施の形態によれば、店内での買物途中で次回以降に購入したい商品を見付けた場合には、その商品の購入予約をその場でセルフ操作により簡単に行うことができる。また、予約した商品はいつでも購入予定日を含めて情報端末2を介して確認することができる。したがって、予約した商品の買い忘れを防止することができる。
しかも、予約確認時のみならず商品予約時にも携帯電話機等の通信コストがかかる機器を必要としない。したがって、顧客に無駄な経費を負担させないので、システムの利便性を買物客に強くアピールできるので、会員の増加、ひいては店舗売上の増加が期待できる。
また、予約商品に対してクーポン券がある場合には、そのクーポン券を情報端末2から容易に取得することができる。クーポン券は、予約時に取得することもできるし、予約商品を購入するときに取得することも可能である。そこで、商品を事前に予約するとクーポン券が得られることを買物客にアピールすることによって、さらなる会員の増加が期待できる。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば前記実施の形態では、クーポン情報がある商品を予約した場合に、そのクーポン情報を印刷したクーポン券を発行するようにしたが、情報端末2に赤外線通信等の通信インターフェイスを装備し、携帯電話機等の通信端末にクーポン情報を送信して、クーポン情報を通信端末の画面に表示させることで値引などの特典が得られるようにしてもよい。この場合、情報端末2からプリンタ21を省略できるので、筐体11の小型・軽量化を図ることができる。
また、前記実施の形態では、メニュー「予約確認」を選択しないと予約商品のストが表示されないが、メニュー画面に予約商品リストを表示させるようにしてもよい。こうすることにより、予約した商品の買い忘れをより確実に防止できる効果を奏する。また、メニュー画面G1を表示する際に、予約商品の中で購入予定日を経過している商品の有無を判断し、該当する商品有りの場合にはメニュー画面に購入予定日の商品があることを示す警告を表示させるようにしてもよい。このように構成することによっても、買い忘れ防止の効果をより高めることができる。
また、前記実施の形態では情報端末2をショッピングカート1に取付けたが、買い物籠に取付けてもよい。あるいは、来店した買物客のなかの希望者に配布して携帯させるようにしてもよい。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される各種手段の全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
1…ショッピングカート、2…情報端末、3…予約管理サーバ、4…無線基地局、5…通信回線、6…商品データベース、7…顧客データベース、12…キーボード、13…ディスプレイ、14…カードリーダ、15…スキャナ、16…CPU、17…ROM、18…RAM、19…時計部、20…無線回路、21…スキャナ。
Claims (6)
- 入力部,表示部及び無線回路部を設け、来店した買物客自身によって操作される情報端末と、前記情報端末からの要求を受けて処理を行う予約管理サーバとを備え、前記情報端末と前記予約管理サーバとを無線通信回線で接続してなる予約管理システムにおいて、
前記情報端末は、
買物客を特定する客コードを取得する客コード取得手段と、
この客コード取得手段により客コードが取得されたことを条件に当該買物客が予約する商品の識別情報及び購入予定日情報の入力を受付け、前記入力部を介して予約商品識別情報及び購入予定日情報が入力されると、この入力情報を前記客コードとともに前記予約管理サーバに前記無線回路部を介して送信する商品予約処理手段と、
前記客コード取得手段により取得された客コードを含む問合せ信号を前記予約管理サーバに前記無線回路部を介して送信し、この問合せ信号に応答して前記予約管理サーバから送信される情報を前記無線回路部で受信し前記表示部に表示する顧客情報処理手段とを具備し、
前記予約管理サーバは、
前記情報端末から前記無線通信回線を経由して送られてくる前記予約商品識別情報及び購入予定日情報を客コード別に記憶する客別予約情報記憶手段と、
前記情報端末から前記無線通信回線を経由して前記問合せ信号を受信すると、当該問合せ信号に含まれる客コードで前記客別予約情報記憶手段を検索して当該客コード別に記憶されている予約商品識別情報及び購入予定日情報を読出し問合せ元の情報端末に前記無線通信回線を経由して送信する顧客情報応答手段とを具備し、
前記顧客情報処理手段は、前記予約管理サーバから受信した予約商品識別情報及び購入予定日情報をリストとして前記表示部に表示可能であることを特徴とする予約管理システム。 - 前記顧客情報処理手段は、前記予約管理サーバから受信した予約商品識別情報及び購入予定日情報を、購入予定日が経過している商品と経過していない商品とが区別されたリストとして前記表示部に表示可能であることを特徴とする請求項1記載の予約管理システム。
- 前記情報端末は、
前記顧客情報処理手段により前記表示部に表示されたリストから予約取消商品の選択を可能とし、予約取消商品が選択されるとその予約取消商品の識別情報を前記客コードとともに前記予約管理サーバに前記無線回路部を介して送信する予約取消指令手段をさらに具備し、
前記予約管理サーバは、
前記情報端末から前記無線通信回線を経由して予約取消商品の識別情報が送られてくると、この識別情報に付加されている客コードで前記客別予約情報記憶手段を検索して当該客コード別に記憶されている情報の中から当該予約取消商品の識別情報と一致する予約商品識別情報及び購入予定日情報を削除する予約取消処理手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の予約管理システム。 - 前記情報端末は、
商品のクーポンを発行するクーポン発行手段をさらに具備し、
前記商品予約処理手段は、前記入力部を介して予約商品識別情報及び購入予定日情報が入力された商品に対してクーポン情報が設定されているか否かを判断し、設定されている場合にはそのクーポン情報に基づくクーポンの発行を可能にする手段を含むことを特徴とする請求項1記載の予約管理システム。 - 前記情報端末は、
商品のクーポンを発行するクーポン発行手段と、
前記顧客情報処理手段により前記表示部に表示されたリストからクーポン発行商品の選択を可能とし、クーポン発行商品が選択されるとその商品に対するクーポンが発行済か否かを判断し、発行済でないと判断されると前記クーポン発行手段を介して当該クーポン発行商品に対するクーポンを発行させるとともに当該クーポン発行商品の識別情報を前記客コードとともに前記予約管理サーバに前記無線回路部を介して送信するクーポン発行制御手段とをさらに具備し、
前記予約管理サーバは、
前記情報端末から前記無線通信回線を経由してクーポン発行商品の識別情報が送られてくると、この識別情報に付加されている客コードで前記客別予約情報記憶手段を検索して当該客コード別に記憶されている情報の中から当該クーポン発行商品の識別情報と一致する予約商品識別情報及び購入予定日情報にクーポン発行済情報を付加して記憶するクーポン発行管理手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の予約管理システム。 - 前記情報端末は、ショッピングカートに取付けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の予約管理システム。
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-
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