JP5163943B2 - 防眩フィルム、防眩性偏光板および画像表示装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の防眩フィルムの好ましい一例を示す断面模式図である。図1に示されるように、本発明の防眩フィルムは、透明支持体100と、その上に積層された第1の樹脂層101と、第1の樹脂層101上に積層された第2の樹脂層102とを備える。第1の樹脂層101は、その透明支持体100側とは反対側の表面(第2の樹脂層102側表面)に微細な凹凸形状(図1における第1の微細凹凸表面101a)を有する電離放射線硬化樹脂からなる樹脂層である。また、第2の樹脂層102は、その第1の樹脂層101側とは反対側の表面に微細な凹凸形状(図1における第2の微細凹凸表面102a)を有する電離放射線硬化樹脂からなる樹脂層である。すなわち、図1に示される防眩フィルムの上側表面(透明支持体100側とは反対側の表面)は、第2の樹脂層102が有する微細凹凸表面102aによって構成されている。第2の樹脂層102は、第1の樹脂層101上に、それが有する微細凹凸表面101aの凹部を埋めるように(微細凹凸表面101aに接するように)形成されている。
表面ヘイズ=全体ヘイズ−内部ヘイズ (1)
防眩フィルムの「内部ヘイズ」は、第1の樹脂層を平坦な透明支持体上に積層する場合、実質的には、防眩フィルム内部の第1の樹脂層と第2の樹脂層との界面領域(第1の微細凹凸表面領域)に起因するヘイズとみなすことができる。第1の樹脂層単独および第2の樹脂層単独での内部ヘイズは、微粒子などの光拡散剤を含有しないことから、通常、それぞれ1%以下である。
次に、本発明の防眩フィルムを好適に製造し得る方法について説明する。本発明の防眩フィルムは、凹凸が形成された金属金型を用い、その金型の凹凸形状を電離放射線硬化樹脂に転写するエンボス法を用いて好適に製造することができる。具体的には、第1の微細凹凸表面を有する第1の樹脂層を、金属金型を用いたエンボス法により形成する場合には、たとえば、透明支持体の表面上に、上記したような電離放射線硬化性樹脂を塗布して電離放射線硬化性樹脂層を形成し、その硬化性樹脂層を金属金型の凹凸表面に密着させた状態で透明支持体側から電離放射線(たとえば紫外線など)を照射することにより硬化性樹脂層を硬化させ、金属金型の凹凸形状を電離放射線硬化樹脂からなる層に転写させる。ついで、金属金型から、第1の樹脂層(電離放射線硬化樹脂)が形成された透明支持体を剥離する。第2の樹脂層をエンボス法により第1の樹脂層上に形成する場合も同様である。
本発明の防眩フィルムは、防眩効果に優れ、白ちゃけも有効に防止され、ギラツキの発生およびコントラストの低下を効果的に抑制できるため、画像表示装置に装着したときに視認性に優れたものとなる。画像表示装置が液晶ディスプレイである場合には、この防眩フィルムを偏光板に適用することができる。すなわち、偏光板は一般に、ヨウ素または二色性染料が吸着配向されたポリビニルアルコール系樹脂フィルムからなる偏光フィルムの少なくとも片面に保護フィルムが貼合された形のものが多いが、その一方の保護フィルムを本発明の防眩フィルムで構成する。偏光フィルムと、本発明の防眩フィルムとを、その防眩フィルムの透明支持体側で貼り合わせることにより、防眩性偏光板とすることができる。この場合、偏光フィルムの他方の面は、何も積層されていない状態でもよいし、別の保護フィルムまたは光学フィルムが積層されていてもよいし、また液晶セルに貼合するための粘着剤層が形成されていてもよい。また、偏光フィルムの少なくとも片面に保護フィルムが貼合された偏光板の当該保護フィルム上に、本発明の防眩フィルムをその透明支持体側で貼合して、防眩性偏光板とすることもできる。さらに、少なくとも片面に保護フィルムが貼合された偏光板において、当該保護フィルムとして上記透明支持体を偏光フィルムに貼合した後、該透明支持体上に第1および第2の樹脂層を形成することにより、防眩性偏光板とすることもできる。
本発明の画像表示装置は、本発明の防眩フィルムまたは防眩性偏光板を画像表示素子と組み合わせたものである。ここで、画像表示素子は、上下基板間に液晶が封入された液晶セルを備え、電圧印加により液晶の配向状態を変化させて画像の表示を行なう液晶パネルが代表的であるが、その他、プラズマディスプレイパネル、CRTディスプレイ、有機ELディスプレイなど、公知の各種ディスプレイに対しても、本発明の防眩フィルムまたは防眩性偏光板を適用することができる。本発明の画像表示装置においては、防眩フィルムは、画像表示素子よりも視認側に配置される。この際、防眩フィルムの凹凸面、すなわち第2の樹脂層側が外側(視認側)となるように配置される。防眩フィルムは、画像表示素子の表面に直接貼合してもよいし、液晶パネルを画像表示素子とする場合は、たとえば先述のように、偏光フィルムを介して液晶パネルの表面に貼合することもできる。このように、本発明の防眩フィルムを備えた画像表示装置は、防眩フィルムの有する表面の凹凸により入射光を散乱して映り込み像をぼかすことができ、優れた視認性を与える。
Krautkramer社製の超音波硬度計「MIC10」を用いて、JIS Z 2244に準拠した方法でビッカース硬度を測定した。測定は、金型自体の表面にて行なった。
(2−1)反射プロファイル
防眩フィルムの凹凸面(第2の微細凹凸表面)に、フィルム法線に対して30゜傾斜した方向から、He−Neレーザーからの平行光を照射し、フィルム法線と照射方向を含む平面内における反射率の角度変化の測定を行なった。反射率の測定には、いずれも横河電機(株)製の「3292 03 オプティカルパワーセンサー」および「3292 オプティカルパワーメーター」を用いた。
防眩フィルムを、その凹凸面(第2の微細凹凸表面)が表面となるようガラス基板に貼合し、そのガラス面側より、フィルム法線に対して所定の角度傾斜した方向から、He−Neレーザーからの平行光を照射し、防眩フィルム凹凸面(第2の微細凹凸表面)側でのフィルム法線方向の透過散乱光強度を測定した。透過散乱光強度の測定には、いずれも横河電機(株)製の「3292 03 オプティカルパワーセンサー」および「3292 オプティカルパワーメーター」を用いた。
防眩フィルムの反りを防止するため、防眩フィルムを光学的に透明な粘着剤を用いて、その第2の微細凹凸表面が表面となるようにガラス基板に貼合し、JIS K 7136に準拠した(株)村上色彩技術研究所製のヘイズメーター「HM−150」型を用いて全体のヘイズ(全体ヘイズ)を測定した。次に、防眩フィルムの第2の微細凹凸表面に、ヘイズがほぼ0であるトリアセチルセルロースフィルムをグリセリンを用いて貼合し、再度JIS K 7136に準拠して、内部ヘイズを測定した。表面ヘイズは、上記式(1)に基づいて算出した。
JIS K 7105に準拠したスガ試験機(株)製の写像性測定器「ICM−1DP」を用いて、防眩フィルムの反射鮮明度を測定した。この場合も、防眩フィルムの反りを防止するため、光学的に透明な粘着剤を用いて凹凸面(第2の微細凹凸表面)が表面となるようにガラス基板に貼合してから測定に供した。また、裏面のガラス面からの反射を防止するために、防眩フィルムを貼ったガラス板のガラス面に2mm厚みの黒色アクリル樹脂板を水で密着させて貼り付け、この状態で第2の微細凹凸表面側から光を入射し、測定を行なった。ここでの測定値は、暗部と明部との幅がそれぞれ0.5mm、1.0mmおよび2.0mmである3種類の光学くしを用いて測定された値の合計値である(最大値300%)。
Sensofar社製の共焦点顕微鏡「PLμ2300」を用いて、防眩フィルムの表面形状(第2の微細凹凸表面の形状)を測定した。この場合も、防眩フィルムの反りを防止するため、光学的に透明な粘着剤を用いて凹凸面(第2の微細凹凸表面)が表面となるようにガラス基板に貼合してから測定に供した。測定の際、対物レンズの倍率は50倍とし、解像度を落として測定を行なった。高解像度で測定すると、防眩フィルム表面の細かい凹凸を測定してしまい、凸部のカウントに支障をきたすためである。
上記測定データをもとに、JIS B 0601に準拠した計算により、断面曲線における算術平均高さPa、最大断面高さPt、および平均長さPSmを求めた。
上記測定で得られた防眩フィルム表面各点の三次元的な座標値をもとに、先に図2を参照して説明したアルゴリズムに従って、200μm×200μmの領域内に存在する凸部の数を求めた。
上記測定で得られた防眩フィルム表面各点の三次元的な座標値をもとに、先に図2および図3を参照して説明したアルゴリズムに基づいて計算し、ボロノイ多角形の平均面積を求めた。
(4−1)白ちゃけの評価
防眩フィルムの裏面からの反射を防止するために、凹凸面(第2の微細凹凸表面)が表面となるように黒色アクリル樹脂板に防眩フィルムを貼合し、蛍光灯のついた明るい室内で凹凸面側から目視で観察し、白ちゃけの程度を次の3段階で評価した。
ギラツキは以下の方法で評価した。まず、図10に平面図で示すようなユニットセルのパターンを有するフォトマスクを用意した。この図において、ユニットセル1000は、透明な基板上に、線幅10μmでカギ形のクロム遮光パターン1001が形成され、そのクロム遮光パターン1001の形成されていない部分が開口部1002となっている。ここでは、ユニットセルの寸法が254μm×84μm(図の縦×横)、したがって開口部1002の寸法が244μm×74μm(図の縦×横)のものを用いた。図示するユニットセル1000が縦横に多数並んで、フォトマスクを形成する。
(A)第1の樹脂層用金型の作製
直径200mmの鉄ロール(JISによるSTKM13A)の表面に銅バラードめっきが施されたものを用意した。銅バラードめっきは、銅めっき層/薄い銀めっき層/表面銅めっき層からなるものであり、めっき層全体の厚さは約200μmであった。その銅めっき表面を鏡面研磨し、さらにその研磨面に、ブラスト装置((株)不二製作所製)を用いて、東ソー(株)製のジルコニアビーズ「TZ−SX−17」(商品名、平均粒径17μm)を、ビーズ使用量8g/cm2(ロールの表面積1cm2あたりの使用量、以下「ブラスト量」とする)、ブラスト圧力0.2MPa(ゲージ圧、以下同じ)、ビーズを噴射するノズルから金属表面までの距離300mm(以下「ブラスト距離」とする)でブラストし、表面に凹凸をつけた。得られた凹凸つき銅めっき鉄ロールに対し、凹凸形状を鈍らせる加工を施さずに、クロムめっき加工を行ない、金属金型(A)を作製した。このとき、クロムめっき厚みが4μmとなるように設定した。得られた金属金型(A)は、表面のビッカース硬度が1,000であった。
上記と同様に、直径200mmの鉄ロール(JISによるSTKM13A)の表面に銅バラードめっきが施されたものを用意した。その銅めっき表面を鏡面研磨し、さらにその研磨面に、ブラスト装置((株)不二製作所製)を用いて、東ソー(株)製のジルコニアビーズ「TZ−B53」(商品名、平均粒径53μm)を、ブラスト量8g/cm2、ブラスト圧力0.15MPa、ブラスト距離450mmでブラストし、表面に凹凸をつけた。得られた凹凸つき銅めっき鉄ロールに対し、塩化第二銅水溶液でエッチングを行なった。エッチング量は8μmとなるように設定した。その後、クロムめっき加工を行ない、金属金型(B)を作製した。このとき、クロムめっき厚みが4μmとなるように設定した。得られた金属金型(B)は、表面のビッカース硬度が1,000であった。
(C−1)第1の樹脂層の形成
ペンタエリスリトールトリアクリレートと多官能ウレタン化アクリレート(ヘキサメチレンジイソシアネートとペンタエリスリトールトリアクリレートの反応生成物)とが重量比60/40、固形分濃度60重量%で酢酸エチルに溶解し、レベリング剤が配合されている紫外線硬化性樹脂組成物(樹脂組成物(a))を入手した。この組成物の硬化後の屈折率は1.53である。
S,S’−(チオジエチレン)−ビス(チオメタクリレート)が酢酸エチルに固形分濃度60重量%で溶解している紫外線硬化性樹脂組成物(樹脂組成物(b))を入手した。この組成物の硬化後の屈折率は1.63である。
第1の樹脂層に上記樹脂組成物(b)を用い、第2の樹脂層に上記樹脂組成物(a)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、第1および第2の樹脂層とTACフィルムとの積層体からなる防眩フィルムを作製した。第1の樹脂層の凹凸表面形成のために金属金型(A)を用い、第2の樹脂層の凹凸表面形成のために金属金型(B)を用いたことは、実施例1と同じである。
第1の樹脂層を形成せず、金属金型(B)および樹脂組成物(a)を用いて第2の樹脂層のみ形成したこと以外は、実施例2と同様にして、第2の樹脂層とTACフィルムとの積層体からなる防眩フィルムを作製した。
金属金型(C)または(D)を用いて第1の樹脂層を形成したこと以外は、実施例1と同様にして、第1および第2の樹脂層とTACフィルムとの積層体からなる防眩フィルムを作製した(それぞれ比較例2、比較例3)。第1の樹脂層には樹脂組成物(a)を、第2の樹脂層には樹脂組成物(b)を用いている。金属金型(C)および(D)は、ブラスト圧力およびエッチング量を表1に示される値としたこと以外は、金属金型(A)と同様にして作製した。
0.5mm光学くし : 10.6%
1.0mm光学くし : 11.1%
2.0mm光学くし : 21.0%
合計 42.7%
金属金型(E)を用いて第2の樹脂層を形成したこと以外は、実施例1と同様にして、第1および第2の樹脂層とTACフィルムとの積層体からなる防眩フィルムを作製した。第1の樹脂層には樹脂組成物(a)を、第2の樹脂層には樹脂組成物(b)を用いている。金属金型(E)は、ブラスト圧力およびエッチング量を表2に示される値としたこと以外は、金属金型(A)と同様にして作製した。
5価のアンチモン化合物を含有する酸化スズ(IV)が16重量部、アクリレートモノマーが80重量部、光重合開始剤が3重量部、および変性シリコーンが1重量部の割合で配合され、メチルエチルケトンとジアセトンアルコールとの混合溶媒に固形分濃度60重量%で溶解している紫外線硬化性樹脂組成物(樹脂組成物(c))を入手した。この組成物の硬化後の屈折率は1.66である。
Claims (9)
- 透明支持体の上に積層された、互いに屈折率の異なる第1の樹脂層および第2の樹脂層をこの順に備え、
前記第1の樹脂層は、前記透明支持体側とは反対側の表面に微細な凹凸形状を有する電離放射線硬化樹脂からなり、
第2の樹脂層は、前記透明支持体側とは反対側の表面に微細な凹凸形状を有する電離放射線硬化樹脂からなり、
透明支持体の上に前記第1の樹脂層のみを積層し、前記第1の樹脂層の前記微細な凹凸形状が空気と接する最表面となっている状態でのヘイズが50%以上であり、かつ、
透明支持体の上に前記第1の樹脂層および前記第2の樹脂層をこの順に積層した状態での表面ヘイズが0.1%以上5%以下であり、内部ヘイズが5%以上30%以下である防眩フィルム。 - 前記第2の樹脂層側から入射角30゜で光を入射したときに、
反射角30゜の反射率R(30)が0.05%以上2%以下であり、
反射角40゜の反射率R(40)が0.0001%以上0.005%以下であり、
反射角50゜の反射率R(50)が0.00001%以上0.0005%以下であり、
前記透明支持体側から入射角20゜で光を入射したときに、防眩フィルム法線方向の相対散乱光強度T(20)が0.0001%以上0.0005%以下であり、
前記透明支持体側から入射角30°で光を入射したときに、防眩フィルム法線方向の相対散乱光強度T(30)が0.00004%以上0.00025%以下である請求項1に記載の防眩フィルム。 - 前記第1の樹脂層と前記第2の樹脂層とは、明確な界面を有する請求項1または2に記載の防眩フィルム。
- 前記第1の樹脂層の屈折率と前記第2の樹脂層の屈折率との差の絶対値は、0.08以上である請求項1〜3のいずれかに記載の防眩フィルム。
- 前記第1の樹脂層および/または前記第2の樹脂層は、導電性付与物質を含有する請求項1〜4のいずれかに記載の防眩フィルム。
- 前記第2の樹脂層表面上に、前記透明支持体よりも低い屈折率を有する低屈折率層を含む低反射膜をさらに有する請求項1〜5のいずれかに記載の防眩フィルム。
- 前記第1の樹脂層が有する微細凹凸形状および/または前記第2の樹脂層が有する微細凹凸形状は、表面に凹凸を有する金型を用い、該凹凸形状を電離放射線硬化樹脂に転写することにより形成される請求項1〜6のいずれかに記載の防眩フィルム。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の防眩フィルムと偏光フィルムとを貼り合わせてなる防眩性偏光板であって、
前記偏光フィルムは、前記防眩フィルムの前記透明支持体側に配置される防眩性偏光板。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の防眩フィルムまたは請求項8に記載の防眩性偏光板と、画像表示素子とを備え、
前記防眩フィルムまたは防眩性偏光板は、その第2の樹脂層側を外側にして画像表示素子の視認側に配置される画像表示装置。
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