JP5163703B2 - 部品実装システム及びパネル搬送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、部品実装用の作業を行う複数台の部品実装用装置が連結されて成る部品実装システム及びパネル搬送方法に関するものである。
パネル(液晶パネル)への電子部品の実装(モジュール製造)を行う部品実装システムは、作業用テーブル上に載置されたパネルに対して部品実装用の作業を施す複数台の部品実装用装置が連結されて成り、隣接する2つの作業用テーブルの間にはこれら2つの作業用テーブルの間でパネルを搬送するパネル搬送装置を備えている。各パネル搬送装置は、2つの作業用テーブルの間を移動自在に設けられて下面に複数の吸着部を有するパネル保持部材と、パネル保持部材の吸着部に繋がる吸着部管路内に真空圧供給源からの真空圧を供給してパネル保持部材にパネルを吸着保持させる真空圧供給手段(バルブ)を有しており、各作業用テーブルにはパネルの吸着を行う基板吸着部が備えられている。
このような構成の部品実装システムにおいて、上流側の部品実装用装置が備える作業用テーブルにおいて部品実装用の作業が終了したパネルを下流側の作業用テーブルに受け渡す(搬送する)ときには、(1)パネル保持部材を上流側の作業用テーブルの上方に移動させる、(2)パネル保持部材にパネルを接触させる、(3)真空圧供給源からの真空圧を真空圧供給手段により各吸着部管路内に真空圧を供給し、パネル保持部材にパネルを吸着保持させると同時に、上流側の部品実装用装置が備える作業用テーブルのパネル吸着部によるパネルの吸着を解除する、(4)パネルを吸着保持したパネル保持部材を下流側の部品実装用装置の作業用テーブルの上方に位置させる、(5)パネル保持部材に吸着保持されたパネルに下流側の部品実装用装置の作業用テーブルを接触させる、(6)各吸着部管路を大気に開放してパネルの吸着保持を解除すると同時に、下流側の部品実装用装置が備える作業用テーブルのパネル吸着部によりパネルを吸着保持させる、という動作がこの順で実行される。
特開2002−12321号公報
しかしながら、パネル搬送装置によるパネルの搬送中に真空圧供給管路内の圧力に異常が発生した場合には、吸着部管路内の真空圧が急激に低下することから、吸着部におけるパネルの吸着力が弱まってパネル保持部材からパネルが落下し、パネルのみならず部品実装用装置を破損させてしまうおそれがあるという問題点があった。
そこで本発明は、パネル搬送装置によるパネルの搬送中に真空圧供給管路内の圧力に異常が発生した場合であってもパネル保持部材からパネルが落下しにくく、仮に落下してもパネルや部品実装用装置を破損させにくい部品実装システム及びパネル搬送方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の部品実装システムは、作業用テーブル上に載置されたパネルに対して部品実装用の作業を施す複数台の部品実装用装置が連結されて成り、隣接する2つの作業用テーブルの間にはこれら2つの作業用テーブルの間でパネルを搬送するパネル搬送装置を有し、各パネル搬送装置は、2つの作業用テーブルの間を移動自在に設けられて下面に複数の吸着部を有するパネル保持部材と、各吸着部から延びた複数の吸着部管路と、真空圧を供給する真空圧供給源から延びて前記複数の吸着部管路に繋がる真空圧供給管路と、パネル保持部材が備える複数の吸着部がパネルに接触した状態で真空圧供給源からの真空圧を真空圧供給管路経由で前記各吸着部管路内に供給することにより、複数の吸着部を介してパネル保持部材にパネルを保持させる真空圧供給手段と、真空圧供給手段により真空圧供給源からの真空圧が真空圧供給管路経由で前記各吸着部管路内に真空圧が供給されている状態で真空圧供給管路内の圧力の異常を検出する異常検出手段と、異常検出手段により真空圧供給管路内の圧力の異常が検出されたとき前記全ての吸着部管路を密閉する吸着部管路密閉手段と、吸着部管路密閉手段により前記全ての吸着部管路が密閉された状態で、パネル保持部材に保持されたパネルが隣接する2つの作業用テーブルのうちのいずれか一方の上方に位置するようにパネル保持部材を移動させるパネル保持部材移動手段とを備えた。
請求項2に記載の部品実装システムは、請求項1に記載の部品実装システムであって、真空圧供給管路は、真空圧供給源から延びた主管路及び主管路から分岐して延びて前記複数の吸着部管路に分かれる複数の分岐管路を有して成り、吸着部管路密閉手段は、前記複数の分岐管路それぞれに介装され、異常検出手段により真空圧供給管路内の圧力の異常が検出されたときに各分岐管路を閉止する複数のバルブから成る。
請求項3に記載のパネル搬送方法は、作業用テーブル上に載置されたパネルに対して部品実装用の作業を施す複数台の部品実装用装置が連結されて成り、隣接する2つの作業用テーブルの間にはこれら2つの作業用テーブルの間でパネルを搬送するパネル搬送装置を有し、各パネル搬送装置は、2つの作業用テーブルの間を移動自在に設けられて下面に複数の吸着部を有するパネル保持部材と、各吸着部から延びた複数の吸着部管路と、真空圧を供給する真空圧供給源から延びて前記複数の吸着部管路に繋がる真空圧供給管路と、パネル保持部材が備える複数の吸着部がパネルに接触した状態で真空圧供給源から真空圧供給管路を介して前記各吸着部管路内に真空圧を供給することにより、複数の吸着部を介してパネル保持部材にパネルを保持させる真空圧供給手段とを備えた部品実装システムにおけるパネル搬送方法であって、真空圧供給手段により真空圧供給源からの真空圧が真空圧供給管路経由で前記各吸着部管路内に供給されている状態で真空圧供給管路内の圧力の異常を検出する工程と、真空圧供給管路内の圧力の異常が検出されたとき前記全ての吸着部管路を密閉する工程と、前記全ての吸着部管路を密閉した状態で、パネル保持部材に保持されたパネルが隣接する2つの作業用テーブルのうちのいずれか一方の上方に位置するようにパネル保持部材を移動させる工程とを含む。
請求項4に記載のパネル搬送方法は、請求項3に記載のパネル搬送方法であって、真空圧供給管路が、真空圧供給源から延びた主管路及び主管路から分岐して延びて前記複数の吸着部管路に分かれる複数の分岐管路を有して成り、真空圧供給管路内の圧力の異常が検出されたとき、各分岐管路を閉止して前記全ての吸着部管路を密閉する。
本発明では、パネル搬送装置によるパネルの搬送中、すなわち、真空圧供給源からの真空圧が真空圧供給管路経由で各吸着部管路内に供給されている状態で真空圧供給管路内の圧力の異常が検出されたとき、各吸着部から延びた複数の吸着部管路の全てを密閉するようにしているので、パネルは各吸着部管路内の負圧によって吸着部に密着した状態が維持され、パネル保持部材からパネルが落下しにくい。また、全ての吸着部管路を密閉した状態で、パネルは隣接する2つの作業用テーブルのうちのいずれか一方の上方に移動されるようになっているので、仮にパネルが吸着部から離脱してパネル保持部材からパネルが落下した場合であっても、パネルは作業用テーブルに受け止められることになり、パネルや部品実装用装置が破損しにくい。
本発明の一実施の形態における部品実装システムの概略構成図 本発明の一実施の形態における部品実装システムによるパネルへ電子部品の実装の流れを示す図 (a)本発明の一実施の形態における部品実装システムの一部の平面図(b)本発明の一実施の形態における部品実装システムの一部の正面図 本発明の一実施の形態における部品実装用装置が備える作業用テーブル及びテーブル移動機構の斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装用装置の制御系統を示すブロック図 (a)本発明の一実施の形態における部品実装用装置が備えるパネル搬送装置の斜視図(b)本発明の一実施の形態における部品実装用装置が備えるパネル搬送装置の平面図 本発明の一実施の形態における部品実装用装置が備えるパネル搬送装置の真空圧供給系統を示す空圧回路図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品実装システムが行うパネル搬送動作の手順を示す図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品実装システムが行うパネル搬送動作の手順を示す図 本発明の一実施の形態における部品実装用装置が備えるパネル搬送装置の真空圧供給系統を示す空圧回路図 本発明の一実施の形態における部品実装用装置が備えるパネル搬送装置の真空圧供給系統を示す空圧回路図 本発明の一実施の形態における部品実装用装置が備えるパネル搬送装置の真空圧供給系統を示す空圧回路図 本発明の一実施の形態における部品実装用装置が備えるパネル搬送装置の真空圧供給系統を示す空圧回路図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示す部品実装システム1は、長方形形状のパネル(液晶パネル)2の長辺及び短辺それぞれの端部に設けられた複数の端子2aに駆動回路等の電子部品3(図2も参照)を装着する部品実装(モジュール製造)工程を実行するものであり、パネル2に対して部品実装用の作業を施す部品実装用装置10が複数台(ここでは6台)連結されて成る。
部品実装システム1を構成する複数の部品実装用装置10は、図1に示すように、外部から搬入したパネル2の各端子2aの洗浄を行う端子洗浄装置11、端子洗浄装置11からパネル2を搬入し、パネル2の各端子2aに図2に示すようにACF(Anisotropic Conductive Film:異方性導電膜)4を貼付するACF貼付装置12、ACF貼付装置12からパネル2を搬入し、パネル2の各端子2aに貼付されたACF4上に電子部品3を装着(仮圧着)する仮圧着装置13、仮圧着装置13からパネル2を搬入し、パネル2の長辺側の各端子2aにACF4を介して仮圧着された電子部品3を熱圧着(本圧着)する第1の本圧着装置14、第1の本圧着装置14からパネル2を搬入し、パネル2の短辺側の各端子2aにACF4を介して仮圧着された電子部品3を熱圧着(本圧着)する第2の本圧着装置15及び第2の本圧着装置15からパネル2を搬入し、パネル2の各端子2aに本圧着された電子部品3の外観検査を行う検査装置16から成る。
これら複数台の部品実装用装置10(端子洗浄装置11、ACF貼付装置12、仮圧着装置13、第1の本圧着装置14、第2の本圧着装置15及び検査装置16)はホストコンピュータ17によって統合制御されて動作し、各部品実装用装置10はホストコンピュータ17からの指令信号を受けて、部品実装工程の中の各担当分の工程を実行する。
図3(a),(b)において、各部品実装用装置10はそれぞれ、基台21上に作業用テーブル22と、作業用テーブル22に載置されたパネル2に対して部品実装用の作業を行う作業実行装置23と、作業用テーブル22及び上流側(図3では紙面右側)に隣接する他の部品実装用装置10の作業用テーブル22との間(すなわち隣接する2つの作業用テーブル22の間)でパネル2を搬送するパネル搬送装置24を備えている。以下、説明の便宜上、部品実装システム1におけるパネル2の搬送方向(図3(a),(b)では紙面の左右方向)をX軸方向、X軸方向と直交する水平面内方向(図3(a)では紙面の上下方向、図3(b)では紙面に垂直な方向)をY軸方向とし、上下方向(図3(a)では紙面に垂直な方向、図3(b)では紙面の上下方向)をZ軸方向とする。また、Y軸方向を各部品実装用装置10の前後方向、X軸方向を各部品実装用装置10の左右方向とする。更に、前後方向のうち、部品実装システム1のオペレータOP(図3(a))が各部品実装用装置10に対して作業を行う側を部品実装用装置10の前方、その反対側を部品実装用装置10の後方とする。
ここで、各部品実装用装置10が備える作業実行装置23は、図3(a)に示すように、その部品実装用装置10に設置されたテーブル移動機構25の前方に設けられており、端子洗浄装置11については、作業用テーブル22上に載置されたパネル2上の各端子2aの洗浄を実行するツール(図示せず)を備えた端子線状装置から成り、ACF貼付装置12については、パネル2上の各端子2aにACF4の貼付を実行するツール(図示せず)を備えたACF貼付装置から成る。また、仮圧着装置13については、パネル2上の各端子2aに貼付されたACF4に電子部品3を仮圧着するツール(図示せず)を備えた仮圧着装置から成り、第1の本圧着装置14及び第2の本圧着装置15については、パネル2上の各端子2aに電子部品3を本圧着するツール(図示せず)を備えた本圧着装置から成る。なお、各部品実装用装置10が備える作業テーブル22には、載置されたパネル2の吸着を行うパネル吸着部(図示せず)が設けられている。
図3(a)及び図4において、各部品実装用装置10が備える作業用テーブル22は、基台21上をX軸方向への移動(図4中に示す矢印A1)が自在なX軸ステージ25a、X軸ステージ25a上をY軸方向への移動(図4中に示す矢印A2)が自在なY軸ステージ25b、Y軸ステージ25b上でZ軸回りへの回転(図4中に示す矢印A3)が自在なθステージ25c、θステージ25cに対するZ軸方向への移動(上下動。図4中に示す矢印A4)が自在であり、上面に作業用テーブル22が取り付けられたZ軸ステージ25dから成るテーブル移動機構25によって3次元的に移動される。
テーブル移動機構25による作業用テーブル22の移動動作、すなわち基台21に対するX軸ステージ25aのX軸方向への移動、X軸ステージ25aに対するY軸ステージ25bのY軸方向への移動、Y軸ステージ25bに対するθステージ25cのZ軸回りの回転及びθステージ25cに対するZ軸ステージ25dの上下動の各動作は、部品実装用装置10に備えられる制御装置30(図5)が図示しないアクチュエータ等から成るテーブル移動機構駆動部31(図5)の作動制御を行うことによってなされる。なお、各部品実装用装置10に備えられる制御装置30はホストコンピュータ17と情報のやり取りが可能であり、ホストコンピュータ17から指令信号を受けて部品実装用装置10の各部の動作制御を行うこともできる。
図6(a),(b)において、各部品実装用装置10が備えるパネル搬送装置24は、基台21から上方に延びた垂直支柱41、垂直支柱41の上端に上下方向に延びて設けられた揺動軸41Jを中心に水平面内での揺動(図6(a),(b)中に示す矢印B1)が自在なパネル保持部材移動アーム42及びパネル保持部材移動アーム42の端部に上下方向に延びて設けられた回転軸42Jを中心に水平面内での回転(図6(a),(b)中に示す矢印B2)が揺動軸41J回りのパネル保持部材移動アーム42の揺動と連動して可能なパネル保持部材43を備えて成る。
パネル保持部材移動アーム42は、垂直支柱41側に連結された基部アーム42aとパネル保持部材43側に連結された可動アーム42bが入れ子式に構成されており、可動アーム42bが基部アーム42aに対して相対移動(スライド)することにより、パネル保持部材移動アーム42の全体が伸縮(図6(a),(b)中に示す矢印B3)する。
パネル保持部材43は平板状の部材であり、本実施の形態では図6(b)に示すように、平面視において「H」字の形状を有しているが、パネル保持部材43の形状は任意であり、本実施の形態に示す形状に限定されない。
パネル搬送装置24のパネル保持部材移動アーム42を垂直支柱41に設けられた揺動軸41J回りに揺動させる動作、パネル保持部材移動アーム42を伸縮させる動作及びパネル保持部材43をパネル保持部材移動アーム42に設けられた回転軸42J回りに回転させる動作は、制御装置30が図示しないアクチュエータ等から成るパネル搬送装置駆動部44(図5)の作動制御を行うことによってなされる。また、部品実装用装置10が備える作業実行装置23の作動制御も制御装置30によってなされる(図5)。
パネル搬送装置24は、図6(b)に示すように、パネル保持部材移動アーム42を垂直支柱41の揺動軸41J回りに揺動させつつパネル保持部材移動アーム42を伸縮させ、かつパネル保持部材43をパネル保持部材移動アーム42の回転軸42J回りに回転させることによって、パネル保持部材43の姿勢を変えることなく、パネル保持部材43をX軸方向に平行移動させることができる(図6(b)中に示す矢印B4)。なお、パネル保持部材43をX軸方向に移動させる構成としては、上記のようにスライド動作するパネル保持部材移動アーム42を用いる構成に変えて、平行リンク機構を用いるようにしてもよい。
図6(a),(b)において、パネル保持部材43の下面には複数(ここでは6つ)のパッド状の吸着部45が設けられており、パネル保持部材43はこれら複数の吸着部45を介してパネル2の上面に接触する。
図7に示すように、各吸着部45からはパネル保持部材43の内部を通って吸着部管路46が延びており、これら各吸着部45から延びた複数の吸着部管路46は、真空圧を供給する真空圧供給源(例えば、空圧ポンプと真空エジェクタとから成る装置)47から延びる真空圧供給管路48(図7中、太線で示す)と繋がっている。
図7において、真空圧供給管路48は、真空圧供給源47から延びた主管路48a及び主管路48aから分岐して延びて上記複数の吸着部管路46に分かれる(繋がる)複数の分岐管路48bから成る。主管路48aには制御装置30によってスプール(図示せず)の位置切り替え制御がなされる第1バルブ51が介装されており、2つの分岐管路48bのそれぞれには、制御装置30によってスプール(図示せず)の位置切り替え制御がなされる第2バルブ52が介装されている。
第1バルブ51は、真空圧供給源47からの真空圧が2つの分岐管路48bに供給されないようにするとともに2つの分岐管路48bを大気に開放するノーマル位置51aと、真空圧供給源47からの真空圧が2つの分岐管路48bに供給されるようにする切り替え位置51bとの間でスプールの位置切り替えが可能な2位置切り替えバルブである。第1バルブ51のスプールは、制御装置30よりスプールの駆動信号が出力されていない状態(オフの状態)ではノーマル位置51aに位置し(図7)、制御装置30よりスプールの駆動信号が出力されている状態(オンの状態)では切り替え位置51bに位置する。
第2バルブ52は、主管路48aからの真空圧が下流側の吸着部管路46に供給されないようにするとともに下流側の吸着部管路46を閉止するノーマル位置52aと、主管路48aからの真空圧が下流側の吸着部管路46に供給されるようにする切り替え位置52bとの間でスプールの位置切り替えが可能な2位置切り替えバルブである。第2バルブ52は、制御装置30よりスプールの駆動信号が出力されていない状態(オフの状態)ではノーマル位置52aに位置し(図7)、制御装置30よりスプールの駆動信号が出力されている状態(オンの状態)では切り替え位置52bに位置する。
図7において、主管路48aと2つの分岐管路48bのそれぞれには真空圧供給管路48内(主管路48a及び2つの分岐管路48b内)の圧力を計測する複数の圧力計53が設けられている。各圧力計53により計測された圧力の値は制御装置30に入力され、制御装置30は、各圧力計53により計測された圧力の値を予め記憶した基準値と比較することにより、真空圧供給管路48内の圧力が正常であるか否かの検出を行う。
次に、図8〜図13を用いて、隣接する2つの部品実装用装置10(図8及び図9に示す紙面右側の上流側の部品実装用装置10と紙面左側の下流側の部品実装用装置10)が2つの作業用テーブル22の間でパネル2を受け渡す場合の上流側の部品実装用装置10と下流側の部品実装用装置10の動作について説明する。下流側の部品実装用装置10の制御装置30は、パネル2の受け渡しを行わないときには、2つの第2バルブ52のスプールを切り替え位置52bに位置させた状態で第1バルブ51のスプールをノーマル位置51aに位置させており、パネル搬送装置24の真空圧供給管路48の2つの分岐管路48bはともに大気に開放された状態となっている(図10)。
上流側の部品実装用装置10において、作業用テーブル22に載置されたパネル2について部品実装用の作業が終了したら(この状態では、パネル2は上流側の部品実装用装置10が備える前述のパネル吸着部により作業テーブル22上に吸着保持されている)、上流側の部品実装用装置10の制御装置30はその旨の情報をホストコンピュータ17に出力するとともに、テーブル移動機構25を作動させて、パネル2が載置された作業用テーブル22を下流側の部品実装用装置10の方に移動させる(図8(a)中に示す矢印E1)。
ホストコンピュータ17は、上流側の部品実装用装置10から部品実装用の作業が終了した旨の情報を受け取ったら、下流側の部品実装用装置10にパネル2の搬送指令を出力し、このパネル2の搬送指令を受け取った下流側の部品実装用装置10の制御装置30は、パネル搬送装置24のパネル保持部材移動アーム42を揺動軸41J回りに揺動させるとともに(図8(a)中に示す矢印E2)、パネル保持部材移動アーム42の伸縮を行わせることによってパネル保持部材43を上流側の部品実装用装置10の方に移動させて、パネル保持部材43を作業用テーブル22の上方(すなわちパネル2の上方)に位置させる(図8(a))。
パネル保持部材43が作業用テーブル22の上方に位置したら、ホストコンピュータ17は上流側の部品実装用装置10にテーブル上昇指令を出力し、このテーブル上昇指令を受けた上流側の部品実装用装置10の制御装置30はテーブル移動機構25のZ軸ステージ25dを上動(作業用テーブル22を上昇)させることにより(図8(b)中に示す矢印F)、作業用テーブル22上のパネル2をパネル保持部材43に(吸着部45に)接触させる(図8(b))。
作業用テーブル22上のパネル2がパネル搬送装置24のパネル保持部材43に接触したら、ホストコンピュータ17は下流側の部品実装用装置10にパネル吸着指令を出力し、このパネル吸着指令を受けた下流側の部品実装用装置10の制御装置30は、パネル搬送装置24の第1バルブ51のスプールを切り替え位置51bに位置させる(図11)。これにより、真空圧供給源47からの真空圧は第1バルブ51及び2つの第2バルブ52を介して各吸着部管路46に供給され、パネル2は6つの吸着部45を介してパネル保持部材43に吸着保持される。
このように本実施の形態における部品実装用装置10において(したがって部品実装システム1において)、第1バルブ51は、パネル保持部材43が備える複数の吸着部45がパネル2に接触した状態で、真空圧供給源47からの真空圧を真空圧供給管路48経由で各吸着部管路46内に供給することにより、複数の吸着部45を介してパネル保持部材43にパネル2を保持させる真空圧供給手段となっている。
作業用テーブル22上のパネル2がパネル保持部材43に保持されたら、ホストコンピュータ17は上流側の部品実装用装置にテーブル下降指令を出力し、このテーブル下降指令を受けた上流側の部品実装用装置10の制御装置30は作業用テーブル22に設けられたパネル吸着部によるパネル2の吸着を解除した後、テーブル移動機構25を作動させ、作業用テーブル22を下降させることによって(図8(c)中に示す矢印G)、作業用テーブル22をパネル保持部材43に吸着保持されたパネル2から離間させる(図8(c))。
作業用テーブル22がパネル2から離間したら、ホストコンピュータ17は下流側の部品実装用装置10にパネル移動指令を出力し、このパネル移動指令を受けた下流側の部品実装用装置10の制御装置30はテーブル移動機構25を作動させて作業用テーブル22を上流側の部品実装用装置10の方に移動させる一方(図9(a)中に示す矢印H1)、パネル保持部材移動アーム42を揺動軸41J回りに揺動させるとともに(図9(a)中に示す矢印H2)、パネル保持部材移動アーム42の伸縮を行わせることによってパネル保持部材43を上流側の部品実装用装置10の方に移動させ、パネル保持部材43を(すなわちパネル2を)作業用テーブル22の上方に位置させる(図9(a))。
パネル保持部材43が下流側の部品実装用装置10の作業用テーブル22の上方に位置したら、ホストコンピュータ17は下流側の部品実装用装置10にテーブル上昇指令を出力し、このテーブル上昇指令を受けた下流側の部品実装用装置10の制御装置30はテーブル移動機構25を作動させ、作業用テーブル22を上昇させることによって(図9(b)中に示す矢印J)、パネル保持部材43に吸着保持されたパネル2に作業用テーブル22を接触させる(図9(b))。
パネル保持部材43に吸着保持されたパネル2に作業用テーブル22が接触したら、ホストコンピュータ17は下流側の部品実装用装置10にパネル吸着解除指令を出力し、このパネル吸着指令を受けた下流側の部品実装用装置10の制御装置30は作業用テーブル22に設けられたパネル吸着部にパネル2を吸着させた後、第1バルブ51のスプール位置をノーマル位置51aに切り替える(図12)。これにより各吸着部管路46は大気に開放され、パネル2はパネル保持部材43の吸着部45から離脱して、パネル2がパネル保持部材43から作業用テーブル22に受け渡された状態となる。
パネル2がパネル保持部材43から作業用テーブル22に受け渡された状態となったら、ホストコンピュータ17は下流側の部品実装用装置10にテーブル下降指令を出力し、このテーブル下降指令を受けた下流側の部品実装用装置10の制御装置30はテーブル移動機構25を作動させて作業用テーブル22を下降させ(図9(c)中に示す矢印K)、作業用テーブル22上のパネル2をパネル保持部材43から離間させる(図9(c))。
作業用テーブル22上のパネル2がパネル保持部材43から離間したら、ホストコンピュータ17は下流側の部品実装用装置10にテーブル移動指令を出力し、このテーブル移動指令を受けた下流側の部品実装用装置10の制御装置30はテーブル移動機構25を作動させて作業用テーブル22を移動させ、作業実行装置23に対してパネル2を適切な位置に位置決めする。
このようなパネル2の搬送工程において、制御装置30は、真空圧供給手段である第1バルブ51により(第1バルブ51のスプールが切り替え位置51bに位置されて)、真空圧供給源47からの真空圧を真空圧供給管路48経由で各吸着部管路46内に供給している状態で(図11)、圧力計53により計測された圧力の値に基づいて、真空圧供給管路48内の圧力の異常を検出したときは(異常検出工程)、2つの第2バルブ52により(2つの第2バルブ52のスプールをともにノーマル位置52aに位置させて)、全ての吸着部管路46を密閉する(吸着部管路密閉工程。図13)。これにより各吸着部管路46内は負圧状態が維持され、パネル保持部材43からパネル2が直ちに落下することが防止される。
ここで、本実施の形態における各部品実装用装置10では、ひとつの(図7及び図10〜図13では左側の)第2バルブ52を介して真空圧が供給される3つの吸着部管路46(図7及び図10〜図13において符号46aで示す3つの吸着部管路)から成る吸着部管路群と、もうひとつの(図7及び図10〜図13では右側の)第2バルブ52を介して真空圧が供給される3つの吸着部管路46(図7及び図10〜図13において符号46bで示す3つの吸着部管路)から成る吸着部管路群はそれぞれ独立して密閉することができるようになっているので、一方の吸着部管路群を構成する3つの吸着部管路46の中のいずれかに管路破損が生じており、その一方の吸着部管路群に繋がる第2バルブ52のスプールをノーマル位置52aに位置させたにも拘らず、その吸着部管路群において負圧を維持することはできなくなっている場合であっても、他方の吸着具管路群においては負圧を維持することができるので、パネル2はパネル保持部材43から落下しにくい。
ここで、本実施の形態における部品実装システム1では、図7及び図10〜図13に示すように、ひとつの第2バルブ52を介して延びる3つの吸着部管路46aの吸着部45は、もうひとつの第2バルブ52を介して延びる3つの吸着部管路46bの吸着部45とパネル保持部材43上で交互に並ぶようになっている。このため、上記のように一方の吸着部管路群において負圧を維持することができなくなっている場合であっても、他方の吸着具管路群を構成する3つの吸着部管路46(46a又は46b)によって、バランスよくパネル2を吸着保持した状態を保つことができる。
また、制御装置30は、上記のように2つの第2バルブ52をオフ状態にして全ての吸着部管路46を密閉させた状態でパネル保持部材43を移動させ、パネル保持部材43に吸着保持されたパネル2が上流側の部品実装用装置10が備える作業用テーブル22或いは下流側の部品実装用装置10が備える作業用テーブル22(すなわち、隣接する2つの作業用テーブル22のうちのいずれか一方)の上方に位置させるようになっている(パネル移動工程)。これにより、密閉した吸着部管路46内の負圧の維持ができなくなってパネル保持部材43からパネル2が落下するようなことがあっても、そのパネル2は作業テーブル22によって受け止められることになる。
上記のように、本実施の形態における部品実装用装置10(すなわち部品実装システム1)では、圧力の異常発生時には、パネル2を搬送先である下流側の部品実装用装置10の作業用テーブル22だけでなく、搬送元である上流側の部品実装用装置10の作業用テーブル22の上方に移動させてもよい。
以上説明したように、本実施の形態における部品実装システム1では、連結された各部品実装用装置10のパネル搬送装置24が、2つの作業用テーブル22の間を移動自在に設けられて下面に複数の吸着部45を有するパネル保持部材43と、各吸着部45から延びた複数の吸着部管路46と、真空圧を供給する真空圧供給源47から延びて複数の吸着部管路46に繋がる真空圧供給管路48と、パネル保持部材43が備える複数の吸着部45がパネル2に接触した状態で真空圧供給源47から真空圧を真空圧供給管路48経由で各吸着部管路46内に供給することにより、複数の吸着部45を介してパネル保持部材43にパネル2を保持させる真空圧供給手段としての第1バルブ51と、第1バルブ51により真空圧供給源47からの真空圧が真空圧供給管路48経由で各吸着部管路46内に供給されている状態で真空圧供給管路48内の圧力の異常を検出する異常検出手段としての圧力計53と、圧力計53により真空圧供給管路48内の圧力の異常が検出されたとき全ての吸着部管路46を密閉する吸着部管路密閉手段(2つの第2バルブ52)と、吸着部管路密閉手段により全ての吸着部管路46が密閉された状態で、パネル保持部材43に保持されたパネル2が隣接する2つの作業用テーブル22のうちのいずれか一方の上方に位置するようにパネル保持部材43を移動させるパネル保持部材移動手段としてのパネル保持部材移動アーム42を備えたものとなっている。
また、本実施の形態におけるパネル搬送方法は、上記部品実装システム1におけるパネル搬送方法であって、真空圧供給手段としての第1バルブ51により真空圧供給源47からの真空圧が真空圧供給管路48経由で各吸着部管路46内に供給されている状態で真空圧供給管路48内の圧力の異常を検出する工程(異常検出工程)と、真空圧供給管路48内の圧力の異常が検出されたとき全ての吸着部管路46を密閉する工程(吸着部管路密閉工程)と、全ての吸着部管路46を密閉した状態で、パネル保持部材43に保持されたパネル2が隣接する2つの作業用テーブル22のうちのいずれか一方の上方に位置するようにパネル保持部材43を移動させる工程(パネル移動工程)を含むものとなっている。
本実施の形態における部品実装システム1及びパネル搬送方法では、パネル搬送装置24によるパネル2の搬送中、すなわち、真空圧供給源47からの真空圧が真空圧供給管路48経由で各吸着部管路46内に供給されている状態で真空圧供給管路48内の圧力の異常が検出されたとき、各吸着部45から延びた複数の吸着部管路46の全てを密閉するようにしているので、パネル2は各吸着部管路46内の負圧によって吸着部45に密着した状態が維持され、パネル保持部材43からパネル2が落下しにくい。また、全ての吸着部管路46を密閉した状態で、パネル2は隣接する2つの作業用テーブル22のうちのいずれか一方の上方に移動されるようになっているので、仮にパネル2が吸着部45から離脱してパネル保持部材43からパネル2が落下した場合であっても、パネル2は作業用テーブル22に受け止められることになり、パネル2や部品実装用装置10が破損しにくい。
また、本実施の形態における部品実装システム1では、真空圧供給管路48は、真空圧供給源47から延びた主管路48a及び主管路48aから分岐して延びて複数の吸着部管路46に分かれる複数の分岐管路48bを有して成り、上記吸着部管路密閉手段は、複数の分岐管路48bそれぞれに介装され、圧力計53により真空圧供給管路48内の圧力の異常が検出されたときに各分岐管路48bを閉止する複数のバルブ(2つの第2バルブ52)から成っており、本実施の形態におけるパネル搬送方法では、真空圧供給管路48内の圧力の異常が検出されたとき、各分岐管路48bを閉止し、全ての吸着部管路46を密閉することによって吸着部管路密閉工程を実行するようになっているので、前述のように、一部の吸着部管路46に管路破損が生じているような場合であっても、パネル2はパネル保持部材43から落下しにくく、より一層確実に、パネル2や部品実装用装置10の破損を防止することができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述の実施の形態に示したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態では、主管路48aから分岐して延びて複数の吸着部管路46に分かれる分岐管路48bが2つであったが、分岐管路48bは複数であればよく、2つに限定されない。なお、分岐管路48bが3つ以上である場合には、これに応じて分岐管路48b中に介装されるバルブ(第2バルブ52)も3つ以上となる。
また、上述の実施の形態では、真空圧供給手段としての第1バルブ51により真空圧供給源47から真空圧供給管路48内に真空圧が供給されている状態で真空圧供給管路48内の圧力の異常を検出する異常検出手段として圧力計53が用いられていたが、異常検出手段は必ずしも圧力計でなくてもよい。
また、上述の実施の形態では、部品実装用装置10同士がホストコンピュータ17から出力される情報に基づいてパネル2の受け渡し動作を行うようになっていたが、部品実装用装置10同士がホストコンピュータ17を介さずに互いに情報をやり取りしてパネル2の受け渡し動作を行うようになってもよい。
パネル搬送装置によるパネルの搬送中に真空圧供給管路内の圧力に異常が発生した場合であってもパネル保持部材からパネルが落下しにくく、仮に落下してもパネルや部品実装用装置を破損させにくい部品実装システム及びパネル搬送方法を提供する。
1 部品実装システム
2 パネル
10 部品実装用装置
22 作業用テーブル
24 パネル搬送装置
42 パネル保持部材移動アーム(パネル保持部材移動手段)
43 パネル保持部材
45 吸着部
46 吸着部管路
47 真空圧供給源
48 真空圧供給管路
48a 主管路
48b 分岐管路
51 第1バルブ(真空圧供給手段)
52 第2バルブ(吸着部管路密閉手段、バルブ)
53 圧力計(異常検出手段)

Claims (4)

  1. 作業用テーブル上に載置されたパネルに対して部品実装用の作業を施す複数台の部品実装用装置が連結されて成り、隣接する2つの作業用テーブルの間にはこれら2つの作業用テーブルの間でパネルを搬送するパネル搬送装置を有し、
    各パネル搬送装置は、
    2つの作業用テーブルの間を移動自在に設けられて下面に複数の吸着部を有するパネル保持部材と、
    各吸着部から延びた複数の吸着部管路と、
    真空圧を供給する真空圧供給源から延びて前記複数の吸着部管路に繋がる真空圧供給管路と、
    パネル保持部材が備える複数の吸着部がパネルに接触した状態で真空圧供給源からの真空圧を真空圧供給管路経由で前記各吸着部管路内に供給することにより、複数の吸着部を介してパネル保持部材にパネルを保持させる真空圧供給手段と、
    真空圧供給手段により真空圧供給源からの真空圧が真空圧供給管路経由で前記各吸着部管路内に真空圧が供給されている状態で真空圧供給管路内の圧力の異常を検出する異常検出手段と、
    異常検出手段により真空圧供給管路内の圧力の異常が検出されたとき前記全ての吸着部管路を密閉する吸着部管路密閉手段と、
    吸着部管路密閉手段により前記全ての吸着部管路が密閉された状態で、パネル保持部材に保持されたパネルが隣接する2つの作業用テーブルのうちのいずれか一方の上方に位置するようにパネル保持部材を移動させるパネル保持部材移動手段とを備えたことを特徴とする部品実装システム。
  2. 真空圧供給管路は、真空圧供給源から延びた主管路及び主管路から分岐して延びて前記複数の吸着部管路に分かれる複数の分岐管路を有して成り、
    吸着部管路密閉手段は、前記複数の分岐管路それぞれに介装され、異常検出手段により真空圧供給管路内の圧力の異常が検出されたときに各分岐管路を閉止する複数のバルブから成ることを特徴とする請求項1に記載の部品実装システム。
  3. 作業用テーブル上に載置されたパネルに対して部品実装用の作業を施す複数台の部品実装用装置が連結されて成り、隣接する2つの作業用テーブルの間にはこれら2つの作業用テーブルの間でパネルを搬送するパネル搬送装置を有し、各パネル搬送装置は、2つの作業用テーブルの間を移動自在に設けられて下面に複数の吸着部を有するパネル保持部材と、各吸着部から延びた複数の吸着部管路と、真空圧を供給する真空圧供給源から延びて前記複数の吸着部管路に繋がる真空圧供給管路と、パネル保持部材が備える複数の吸着部がパネルに接触した状態で真空圧供給源から真空圧供給管路を介して前記各吸着部管路内に真空圧を供給することにより、複数の吸着部を介してパネル保持部材にパネルを保持させる真空圧供給手段とを備えた部品実装システムにおけるパネル搬送方法であって、
    真空圧供給手段により真空圧供給源からの真空圧が真空圧供給管路経由で前記各吸着部管路内に供給されている状態で真空圧供給管路内の圧力の異常を検出する工程と、
    真空圧供給管路内の圧力の異常が検出されたとき前記全ての吸着部管路を密閉する工程と、
    前記全ての吸着部管路を密閉した状態で、パネル保持部材に保持されたパネルが隣接する2つの作業用テーブルのうちのいずれか一方の上方に位置するようにパネル保持部材を移動させる工程とを含むことを特徴とするパネル搬送方法。
  4. 真空圧供給管路が、真空圧供給源から延びた主管路及び主管路から分岐して延びて前記複数の吸着部管路に分かれる複数の分岐管路を有して成り、
    真空圧供給管路内の圧力の異常が検出されたとき、各分岐管路を閉止して前記全ての吸着部管路を密閉することを特徴とする請求項3に記載のパネル搬送方法。
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