JP5162154B2 - 流体容器用コネクタユニット、流体容器用コネクタおよび流体容器 - Google Patents

流体容器用コネクタユニット、流体容器用コネクタおよび流体容器 Download PDF

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本発明は、流体を包装するのに用いられる容器、より詳細には、流体が封入された袋と、袋を出し入れ自在に収容するケーシングと、ケーシングに設けられた流体吐出手段と、袋の開口と流体吐出手段とを繋ぐコネクタとを備えてなり、流体を使い切った袋を新しい流体封入袋と付け替えて使用する付け替え式の流体容器に関する。また、本発明は、付け替え式流体容器に適したコネクタおよびコネクタユニットに関する。
なお、本発明を特定するにあたって、「流体」には、粘性または非粘性の液状体の他に、流動性を有する粉状体が含まれるものとする。
例えば液体洗剤、シャンプー等の流体を包装するための付け替え式容器として、流体が封入された袋と、袋を出し入れ自在に収容するケーシングと、ケーシングに設けられたポンプ等の流体吐出手段と、袋の開口と流体吐出手段とを繋ぐコネクタとを備えてなるものが知られている(下記特許文献1参照)。
上記コネクタとしては、例えば下記特許文献2に記載の通り、袋の開口に固定されかつ内外両端に開口した貫通孔を有する雌部材と、袋の内側に位置する雌部材の内端部に係合して貫通孔を閉鎖するプラグと、袋の外側に位置する雌部材の外端部から貫通孔に挿入される雄部材とを備えてなる、自己気密機能を有するものが用いられている。
雄部材は、内部に軸方向にのびる流体通路を有しかつ先端付近に周面に開口した連通孔を有する棒状部と、棒状部の先端に連なりかつプラグに係合する頭部とを備えており、ケーシングに流体吐出手段と接続するように設けられている。
そして、雄部材を雌部材の外端部から貫通孔に挿入すると、雄部材の頭部がプラグに係合してプラグが雌部材の内端部から外れるとともに連通孔が袋内に臨ませられるので、それにより袋内の流体を流体吐出手段を用いて吐出させることができる。
一方、袋内の流体を使い切ったら、雄部材を雌部材の貫通孔から引き抜いて、袋をケーシングから取り出し、次いで、前述した手順に従って、流体が封入された新しい袋をケーシングにセットし、再び使用される。
また、流体充填前の袋を真空状態に保持するために雌部材に接続される脱気ノズル、および、袋に流体を充填する際に雌部材に接続される充填ノズルについても、上記の雄部材と同一構造のものが使用されている。
ところで、従来の付け替え式流体容器にあっては、雄部材が、ケーシングの底部に垂直に立ち上がるように装着されていた。従って、袋をケーシングにセットする際、その開口に固定された雌部材を手で持って上下逆さまにしながら、雄部材が雌部材の貫通孔に挿入されるように操作する必要があったが、そのような操作は使用者には判り難く、接続作業がしにくいという問題があった。
また、従来の付け替え式流体容器において、内容物を使い切った袋をケーシングから取り外す際には、上記と逆の操作、即ち、袋の開口の雌部材を手で持って雄部材から引き離す必要があった。
ここで、雄部材は、雌部材の貫通孔から引き抜く際、頭部に同伴して移動したプラグが雌部材の内端部に係合して貫通孔を閉鎖するとともに頭部がプラグから外れるようになっているため、引抜き抵抗が大きく、かなり大きな力が必要となる。とりわけ雄部材および雌部材として径の大きいものが用いられている場合には、手では容易に外せなかった。そのため、雌部材の貫通孔から雄部材を引き抜く際の補助手段として、例えばカムを有するスライド式レバーがケーシングの底部に設けられていたが、構造が複雑となり、コストアップの要因となっていた。
特開2002−2795号公報 特表2001−511416号公報
本発明の目的は、流体封入袋のケーシングへの取付および取外しが簡単であって使い勝手が良く、しかも構造がシンプルでコストが抑えられる付け替え式の流体容器、ならびにこれに適したコネクタおよびコネクタユニットを提供することにある。
本発明による流体容器用コネクタユニットは、容器の開口に固定されかつ内外両端に開口した貫通孔を有する雌部材と、雌部材の内端部に係合して貫通孔を閉鎖するプラグと、雌部材の外端部から貫通孔に選択的に挿入される第1雄部材および第2雄部材とを備えてなる。
第1雄部材は、内部に軸方向にのびる流体通路を有しかつ先端付近に周面に開口した連通孔を有する棒状部と、棒状部の先端に連なりかつプラグに係合する頭部とを備えたものであって、雌部材の貫通孔に挿入されることにより、その頭部がプラグに係合してプラグが雌部材の内端部から外れるとともに連通孔が容器内に臨ませられ、一方、雌部材の貫通孔から引き抜かれることにより、頭部に同伴して移動したプラグが雌部材の内端部に係合して貫通孔を閉鎖するとともに頭部がプラグから外れるようになっている。
第2雄部材は、内部に軸方向にのびる流体通路を有しかつ先端付近に周面に開口した連通孔を有する棒状部を備えたものであって、雌部材の貫通孔に挿入されることにより、棒状部の先端がプラグに接してプラグが雌部材の内端部から外れるとともに連通孔が容器内に臨ませられ、一方、雌部材の流体通路から引き抜かれるさい、プラグを同伴しないようになっている。
本発明のコネクタユニットによれば、例えば脱気時または流体充填時には、雌部材およびプラグと第1雄部材とを組み合わせてコネクタを構成することにより、優れた自己気密機能が得られる。そして、使用に際して流体封入容器と流体吐出手段とを接続する場合には、雌部材およびプラグと第2雄部材とを組み合わせてコネクタを構成することにより、容器内の流体を使い切った後で雄部材を雌部材の貫通孔から引き抜く際の抵抗が小さくなり、容器を簡単に取り外すことができる。
本発明による流体容器用コネクタユニットにおいて、好ましくは、第2雄部材における棒状部の流体通路内に、流体通路から容器内への流れを阻止する逆止弁が配されている。
上記逆止弁の存在により、容器内への流体の逆流や空気の流入が確実に阻止されるので、容器内の流体の品質が劣化するのを効果的に防止することができる。
次に、本発明による流体容器用コネクタは、容器の開口に固定されかつ内外両端に開口した貫通孔を有する雌部材と、雌部材の内端部に係合して貫通孔を閉鎖するプラグと、雌部材の外端部から貫通孔に挿入される雄部材とを備えてなる。
雄部材は、内部に軸方向にのびる流体通路を有しかつ先端付近に周面に開口した連通孔を有する棒状部を備えたものであって、雌部材の貫通孔に挿入されることにより、棒状部の先端がプラグに接してプラグが雌部材の内端部から外れるとともに連通孔が容器内に臨ませられ、一方、雌部材の流体通路から引き抜かれるさい、プラグを同伴しないようになっている。
本発明のコネクタによれば、容器内の流体を使い切った後で雄部材を雌部材の貫通孔から引き抜く際の抵抗が小さくなり、容器を簡単に取り外すことができる。
本発明による流体容器用コネクタにおいて、好ましくは、雄部材における棒状部の流体通路内に、流体通路から容器内への流れを阻止する逆止弁が配されている。
上記逆止弁の存在により、容器内への流体の逆流や空気の流入が確実に阻止され、容器内の流体の品質劣化を効果的に防止することができる。
次に、本発明による流体容器は、流体が封入された袋と、袋を出し入れ自在に収容するケーシングと、ケーシングに設けられた流体吐出手段と、袋の開口と流体吐出手段とを繋ぐコネクタとを備えてなる。
コネクタは、袋の開口に固定されかつ内外両端に開口した貫通孔を有する雌部材と、雌部材の内端部に係合して貫通孔を閉鎖するプラグと、ケーシングに流体吐出手段と接続するように設けられかつ雌部材の外端部から貫通孔に挿入される雄部材とを備えている。
雄部材は、内部に軸方向にのびる流体通路を有しかつ先端付近に周面に開口した連通孔を有する棒状部を備えたものであって、雌部材の貫通孔に挿入されることにより、棒状部の先端がプラグに接してプラグが雌部材の内端部から外れるとともに連通孔が袋内に臨ませられ、一方、雌部材の貫通孔から引き抜かれるさい、プラグを同伴しないようになっている。
本発明の流体容器にあっては、袋内の流体を使い切った後で雌部材の貫通孔から雄部材を引き抜いて袋を取り外す際、従来技術のように雄部材がプラグを同伴しないため、引抜き抵抗が大幅に小さくなる。従って、本発明の流体容器によれば、袋を簡単に取り外すことができるので、使い勝手が良く、また、従来技術のように引抜きのための補助手段をケーシングに付加する必要がないため、構造が単純化され、コストを抑えることができる。
本発明による流体容器において、雄部材における棒状部の流体通路に、流体通路から袋内への流れを阻止する逆止弁が配されているのが好ましい。
上記逆止弁の存在により、袋内への流体の逆流や空気の流入が確実に阻止されるので、袋内の流体の品質劣化を効果的に防止することができる。
本発明による流体容器の好ましい態様として、ケーシングが、袋を収容保持する第1ケーシング部材と、流体吐出手段および雄部材が装備されかつ第1ケーシング部材に着脱自在に取り付けられる第2ケーシング部材とを備えており、第1ケーシング部材に第2ケーシング部材を取り付けることにより、雄部材が雌部材の貫通孔に挿入され、一方、第1ケーシング部材から第2ケーシング部材を取り外すことにより、雄部材が雌部材の貫通孔から引き抜かれるようになっている場合がある。
上記態様の流体容器によれば、第1ケーシング部材への第2ケーシング部材の取付・取外しに伴って、雌部材の貫通孔への雄部材の挿入・引抜きが自動的に行われるため、操作が簡単で分かり易い上、余分な手間が省け、使い勝手がさらに向上する。
上記態様の流体容器において、第1ケーシング部材は、袋を上方から収容しうる略筒状または略有底筒状のものであって、その周壁の一側部内面に雌部材を水平横向きに保持する保持手段が設けられているとともに、雌部材の貫通孔を露出させる孔が周壁の一側部に形成されており、第2ケーシング部材は、第1ケーシング部材における周壁の一側部に横から覆い被さるような略U形の横断面を有する基部と、基部の上端から第1ケーシング部材の上端開口を塞ぐように側方にのびる蓋部とを備えており、基部には、流体吐出手段が装備されているとともに、雄部材が雌部材の貫通孔に向かって水平に突出するように装備されており、第2ケーシング部材における基部の前後縁部に、第1ケーシング部材に向かって突出する係合凸部が設けられているとともに、第1ケーシング部材における周壁の一側部に、係合凸部と係合する係止部が設けられている場合がある。
上記構成によれば、第1ケーシング部材への袋の収容・取出しを上方から楽に行うことができ、また、第1ケーシング部材への第2ケーシング部材の取付・取外しおよびこれに付随する雌部材の貫通孔への雄部材の挿入・引抜きの方向が水平方向になるため、その作業がやり易い。しかも、上記構成の場合、第1ケーシング部材への第2ケーシング部材の取付が、係合凸部と係止部との係合によって行われるため、その操作が簡単であり、同様に取外しも簡単に行いうる。さらに、上記構成の場合、袋の開口に位置する雌部材が水平横向きとなるため、雄部材を引き抜いた際に袋内に若干の流体が残っていたとしても雌部材の貫通孔から流体が流出するおそれが少なく、清潔に使用することができる。
図1および図2には、本発明による流体容器用コネクタユニットの実施形態が示されている。なお、コネクタユニットに関する以下の説明において、「上下」「左右」は図1、図2のそれらを言い、また、「前」はこれらの図に向かって手前を言い、「後」はこれらの図に向かって奥を言うものとする。
このコネクタユニットは、フィルム製の袋(1)の開口に固定されかつ左右両端(内外両端)に開口した貫通孔(21)を有する雌部材(2)と、雌部材(2)の右端部(内端部)に係合して貫通孔(21)を閉鎖するプラグ(3)と、雌部材(2)の左端部(外端部)から貫通孔(21)に選択的に挿入される第1雄部材(4A)および第2雄部材(4B)とを備えてなる。
図1は、本発明によるコネクタユニットのうち雌部材(2)およびプラグ(3)と第1雄部材(4A)とを組み合わせて構成したコネクタを示すものである。
雌部材(2)は、熱可塑性樹脂製であって、袋(1)の開口にヒートシールされる断面略舟形の基部(22)と、基部(22)の右端から突出しかつ先端部に環状内方凸部(231)を有する係止部(23)と、基部(22)の左端に形成された環状の第1フランジ部(24)(図6参照)と、基部(22)の左端から突出した筒状部(25)と、筒状部(25)の先端に形成された環状の第2フランジ部(26)とを備えている。
プラグ(3)は、雌部材(2)と一体に成形されたキャップ状のものであって、可撓性を有する上下2つの連結部(30)を介して雌部材(2)の基部(22)に連結されている。プラグ(3)の周壁内面は、頂壁に向かって漸次縮径されている。プラグ(3)の周壁の左半部は、雌部材(2)の係止部(23)に嵌め込まれるようになっている。周壁外面の高さ中間に環状段差(31)が形成され、この環状段差(31)に雌部材(2)の係止部(23)先端が受けられるようになっている。プラグ(3)の左端部外面には、係止部(23)の環状内方凸部(231)と係合する環状外方凸部(32)が形成されている。また、プラグ(3)の左端部内面には、環状内方凸部(33)が形成されている。
第1雄部材(4A)は、内部に軸方向にのびる流体通路(411)を有しかつ先端(右端)付近に周面に開口した連通孔(412)を有する棒状部(41)と、棒状部(41)の先端に連なりかつプラグ(3)に係合する頭部(42)とを備えている。この第1雄部材(4A)は、合成樹脂または金属によって形成されている。
頭部(42)の外周面は、先端に向かって漸次縮径されていて、プラグ(3)の内部に嵌め入れられるようになっている。また、頭部(42)の基端部外面に、プラグ(3)の環状内方凸部(33)が係り止められる環状溝(421)が形成されている。
棒状部(41)の先端部は、それよりも基端側(左側)の部分と比べてやや径の小さい径小部(413)となされている。連通孔(412)は、この径小部(413)に、周方向に間隔をおいて複数形成されている。棒状部(41)における径大部(414)の長さ中間に環状溝(415)が形成され、この環状溝(415)に、棒状部(41)と雌部材(2)の貫通孔(21)内面との間をシールするOリング(43)の一部が嵌め込まれている。
上述した図1のコネクタは、例えば、流体充填前の袋(1)内を脱気して真空状態に保持する場合や、袋(1)に流体を充填する場合に使用される。この場合、第1雄部材(4A)は、脱気ノズルまたは充填ノズルを構成することになる。
上記コネクタの使用方法を、例えば、袋(1)内に内容物たる流体を充填する場合を例に挙げて説明すると、まず、第1雄部材(4A)(充填ノズル)を、袋(1)の開口に固定された雌部材(2)の貫通孔(21)に左端部(外端部)から挿入する(図1(a)参照)。すると、雌部材(2)の係止部(23)(内端部)に係合していたプラグ(3)に第1雄部材(4A)の頭部(42)が嵌まり込み、次いで、プラグ(3)が右方に押されて雌部材(2)の係止部(23)から外れる。第1雄部材(4A)をさらに貫通孔(21)に挿入すると、棒状部(41)の連通孔(412)が袋(1)内に臨む位置まで移動する(図1(b)参照)。これにより、棒状部(41)の流体通路(411)から連通孔(412)を通じて袋(1)内に流体を充填することができる。
流体の充填が完了すると、第1雄部材(4A)を左方(外方)に引っ張る。すると、プラグ(3)が第1雄部材(4A)の頭部(42)とともに左方に移動させられ、それによって雌部材(2)の係止部(23)に係合し、雌部材(2)の貫通孔(21)が閉鎖される。さらに、第1雄部材(4A)を引っ張ると、その頭部(42)がプラグ(3)から外れる(図1(c)参照)。こうして、流体を空気と接触することなく袋(1)にスムーズに充填することができ、また、流体充填完了と同時に袋(1)を気密状に封止することができる。
図2は、本発明によるコネクタユニットのうち雌部材(2)およびプラグ(3)と第2雄部材(4B)とを組み合わせて構成したコネクタを示すものである。なお、雌部材(2)およびこれと一体のプラグ(3)は、図1のコネクタと全く同一であるから、説明を省略する。
第2雄部材(4B)は、合成樹脂製または金属製であって、内部に軸方向にのびる流体通路(411)を有しかつ先端(右端)付近に周面に開口した連通孔(412)(図6参照)を有する棒状部(41)を備えている。
棒状部(41)の流体通路(411)は、先端に開口している。棒状部(411)の先端部は、それよりも基端側(左側)の部分と比べてやや径の小さい径小部(413)となされている。連通孔(412)は、この径小部(413)に、周方向に間隔をおいて前後2つ形成されている(図6参照)。棒状部(41)における径大部(414)の長さ中間に環状溝(415)が形成され、この環状溝(415)に、棒状部(41)と雌部材(2)の貫通孔(21)内面との間をシールするOリング(43)の一部が嵌め込まれている。
棒状部(41)の流体通路(411)、より具体的には、径小部(413)の内側に、流体通路(411)から袋(1)内への流れを阻止する逆止弁(44)が配されている。逆止弁(44)は、シリコン樹脂製であって、流体通路(411)の先端開口を塞ぐ端壁部(441)と、端壁部(441)に連なって左方にのびかつ連通孔(412)を塞ぐ周壁部(442)とを備えており、周壁部(442)には左右方向にのびる上下2つのスリット(443)が形成されている(図6参照)。
上述した図2のコネクタは、例えば、流体が封入された袋(1)と、袋(1)を収容するケーシングに設けられたポンプ等の流体吐出手段とを接続するのに使用される。
その使用方法を説明すると、まず、基端部(左端部)がポンプ等の流体吐出手段に接続された第2雄部材(4B)を、流体封入袋(1)の開口に固定された雌部材(2)の貫通孔(21)に左端部(外端部)から挿入する(図2(a)参照)。すると、雌部材(2)の係止部(23)(内端部)に係合していたプラグ(3)に第2雄部材(4B)の先端が圧接し、これによりプラグ(3)が右方に移動して雌部材(2)の係止部(23)から外れる。第2雄部材(4B)をさらに挿入すると、棒状部(41)の連通孔(412)が袋(1)内に臨む位置まで移動する(図2(b)参照)。これにより、流体吐出手段を用いて、袋(1)内の流体を棒状部(41)の連通孔(412)および流体通路(411)を通じて吐出させることが可能となる。
袋(1)内の流体を使い切ったら、第2雄部材(4B)を左方(外方)に引っ張る。すると、第2雄部材(4B)が、プラグ(3)を同伴せずに雌部材(2)の貫通孔(21)から抜ける(図2(c)参照)。こうして、使用済みの袋(1)を簡単に取り外すことができる。新しい流体封入袋(1)を取り付ける際には、上記の操作を繰り返せばよい。
図3〜図8には、本発明による流体容器の実施形態が示されている。なお、流体容器に関する以下の説明において、「上下」「左右」は図4のそれらを言うものとし、また、「前」は図6の下を言い、「後」は図6の上を言うものとする。
この実施形態は、本発明による流体容器を、液体洗剤やシャンプー等の流体の包装に用いられる付け替え式ディスペンサーに適用したものである。
このディスペンサー(5)は、流体が封入された袋(1)と、袋(1)を出し入れ自在に収容するケーシング(6)と、ケーシング(6)に設けられたポンプ(7)と、袋(1)の開口とポンプ(7)とを繋ぐコネクタとを備えてなる。
袋(1)は、1枚または複数枚のフィルムをヒートシールしてなるものであって、好適には、流体封入時の断面が略六角形を呈するパウチが用いられる。袋(1)の開口は、左縁部の高さ中央部に設けられる。
コネクタは、図2に示したものと同一であって、袋(1)の開口に固定されかつ左右(内外)両端に開口した貫通孔(21)を有する雌部材(2)と、雌部材(2)の右端部に係合して貫通孔(21)を閉鎖するプラグ(3)と、ケーシング(6)にポンプ(7)と接続するように設けられかつ雌部材(2)の左端部から貫通孔(21)に挿入される雄部材(4B)(第2雄部材)とを備えている。
ケーシング(6)は、袋(1)を収容保持する第1ケーシング部材(6a)と、ポンプ(7)および雄部材(4B)が装備されかつ第1ケーシング部材(6a)に着脱自在に取り付けられる第2ケーシング部材(6b)とを備えている。そして、第1ケーシング部材(6a)に第2ケーシング部材(6b)を取り付けることにより、雄部材(4B)が雌部材(2)の貫通孔(21)に挿入され、一方、第1ケーシング部材(6a)から第2ケーシング部材(6b)を取り外すことにより、雄部材(4B)が雌部材(2)の貫通孔(21)から引き抜かれるようになっている。
第1ケーシング部材(6a)は、袋(1)を上方から収容しうる断面略D形の筒状のものであって、合成樹脂よりなり、その周壁の左側部内面に雌部材(2)を水平横向きに保持する保持手段(61)が設けられているとともに、雌部材(2)の貫通孔(21)を露出させる孔(62)が周壁の左側部に形成されている。
周壁のうち左側部を除いた部分は、その上端縁が正面より見て左下がりに傾斜するように形成されている。
周壁の左側部は、その前後幅中央部が左方に凸状に折れ曲がっており、袋(1)が収容されたさい、この凸状部(63)の内側に、雌部材(2)における袋(1)から突出した部分、即ち、第1フランジ部(24)、筒状部(25)および第2フランジ部(26)が配されるようになっている。
また、周壁の左側部には、その内面の高さ中間部に、凸状部(63)の内側の前後開口縁から対向状に突出した前後1対の突出壁(64)が形成されている。図7に示すように、1対の突出壁(64)の対向縁部は、これらの高さ中間部が、雌部材(2)の基部(22)の前後幅よりも若干大きな間隔(S1)を有する第1垂直縁部(641)よりなり、高さ中間部よりも上部分が、上方に向かって次第に間隔が広がる第1テーパ縁部(642)よりなり、高さ中間部よりも下部分が、下方に向かって次第に間隔が狭まる第2テーパ縁部(643)と、雌部材(2)の基部(22)の前後幅よりも小さくかつ袋(1)の厚みよりも大きい間隔(S2)を有する第2垂直縁部(644)とよりなる。周壁の左側部の孔(62)は、第2テーパ縁部(643)とほぼ同じレベルに位置するように形成されている。従って、第1ケーシング部材(6a)内に上方から袋(1)を雌部材(2)が左向きとなるように挿入すると、雌部材(2)の突出部分(24)(25)(26)が凸状部(63)の内側に嵌まり込み、雌部材(2)の基部(22)が1対の突出壁(64)の第2テーパ縁部(643)に当接したところで止まる。つまり、これら1対の突出壁(64)によって、前記保持手段(61)が構成されている。また、雌部材(2)の突出部分(24)(25)(26)は、凸状部(63)と突出壁(64)との間に挟まれるので、それによって、雄部材(4B)を挿入・引抜きする際の雌部材(2)の水平方向の動きも効果的に規制することができる。
第2ケーシング部材(6b)は、第1ケーシング部材(6a)における周壁の左側部に横から覆い被さるような略U形の横断面を有する基部(65)と、基部(65)の上端から第1ケーシング部材(6a)の上端開口を塞ぐように右方にのびる蓋部(66)とを備えている。基部(65)は、断面略U形の側壁部(651)と、側壁部(651)の下端を塞ぐ底壁部(652)と、側壁部(651)の上端を塞ぐ頂壁部(653)とを備えている。頂壁部(653)には、貫通孔(653a)があけられているとともに、貫通孔(653a)の周縁部から上方に突出した雄ネジ付き筒状部(654)が形成されている。この第2ケーシング部材(6b)は、基部(65)を構成する合成樹脂製の第1の部品と、蓋部(66)を構成する合成樹脂製の第2の部品とを嵌合させることにより形成されている。
基部(65)の上部内側には、ポンプ(7)が装備されている。ポンプ(7)は、ピストン、バネおよび逆止弁(いずれも図示略)が内装されかつ基部(65)の筒状部(653a)に上方から差し込まれるシリンダ(71)と、シリンダ(71)の上端部に回転自在に取り付けられかつ筒状部(653a)にねじ嵌められる固定ナット(72)と、ピストンに連なってシリンダ(71)から上方にのびる中空状シャフト(73)と、シャフト(73)の上端に設けられたプッシュボタン(74)と、プッシュボタン(74)から側方に突出するようにプッシュボタン(74)と一体に形成されかつシャフト(73)と連通させられている吐出口(75)とを備えている。
雄部材(4B)は、これを所定位置に保持する保持部材(8)と一体的に形成されている。保持部材(8)は、基部(65)の頂壁部(653)と底壁部(652)との間に介在固定される略垂直板状のものであって、その上部に長方形の切り抜き窓(81)が形成されるとともに、ポンプ(7)のシリンダ(71)が挿入される筒状部(82)が切り抜き窓(81)の上方に形成されている。また、保持部材(8)には、シリンダ(71)の下端部が接続される管状立上り部(83)が切り抜き窓(81)に向かって突出するように形成されている。雄部材(4B)は、その基端部が保持部材(8)の右側面中央部に接続されており、垂直連通管部(84)を介して管状立上り部(83)に連通させられている。保持部材(8)には、垂直方向および水平方向にのびる複数の補強用リブ(85)が形成されている。
第1ケーシング部材(6a)における周壁の左側部には、その前後縁部の高さ中間に縦長方形の係止孔(67)(係止部)が設けられている。一方、第2ケーシング部材(6b)の基部(65)の前後縁部には、係止孔(67)の縁部に着脱自在に係り止められる係合凸部(68)が設けられている。係合凸部(68)は、その先端に前後方向外方に突出した断面略三角形の爪(681)を有するものであって、第2ケーシング部材(6b)自体の弾性力、即ち、第2ケーシング部材(6a)の基部(65)を前後両側から片手全体で摘むことによりその前後縁部間の距離が若干狭まる一方、手の力を抜くことにより前後縁部間の距離が元に戻ることを利用して、係止孔(67)の縁への係止およびその解除を容易に行えるようになっている。第2ケーシング部材(6b)における基部(65)の前後縁部の外面には、同部材(6b)を片手で摘む際の滑りを防止するとともに摘む位置を表示する複数本の垂直リブ(69)が、係合凸部(68)に近接して形成されている。
次に、図8を参照して、流体封入袋(1)をケーシング(6)にセットしてディスペンサー(5)を組み立てる手順および使用済みの袋(1)を新しいものに付け替える手順を説明する。
まず、第1ケーシング部材(6a)に流体封入袋(1)を上方から挿入する(図8(a)参照)。この際、雌部材(2)における袋(1)から突出した部分(24)(25)(26)が凸状部(63)の内側に嵌まり込むようにする。そして、雌部材(2)の基部(22)が1対の突出壁(64)の第2テーパ縁部(643)に当接したところで止まり、その位置に袋(1)が保持される(図7参照)。
次いで、第2ケーシング部材(6b)を、その基部(65)の前後縁部を片手で摘みながら、第1ケーシング部材(6a)に側方から接近させて、第1ケーシング部材(6a)における係合孔(67)の縁に第2ケーシング部材(6b)の係合凸部(68)を係合させる(図8(b)参照)。すると、それに伴って、雌部材(2)の貫通孔(21)に雄部材(4B)が挿入され、雌部材(2)の貫通孔(21)を閉鎖していたプラグ(3)が外れる(図2参照)。こうして、図8(c)に示すように、ディスペンサー(5)の組立が完了し、ポンプ(7)のプッシュボタン(74)を押すことによって、袋(1)内の流体を吐出口(75)から吐出させることが可能となる。
一方、袋(1)内の流体を使い切ったら、上記と逆の操作、即ち、第2ケーシング部材(6b)を、その基部(65)の前後縁部を片手で摘みながら、第1ケーシング部材(6a)から引き離すようにして、係合孔(67)の縁から係合凸部(68)を外す(図8(b)参照)。すると、それに伴って、雌部材(2)の貫通孔(21)から雄部材(4B)が引き抜かれる。この際、雌部材(4B)は、プラグ(3)を同伴しないため、その引抜き抵抗が小さく、従って、両者を簡単に分離することができる。
第1ケーシング部材(6a)から使用済みの袋(1)を取り出して、新しい流体封入袋(1)を収容したら、その後は、先程と同じ手順で再びディスペンサー(5)を組み立てればよい。
以上の通り、この実施形態のディスペンサー(5)によれば、流体封入袋(1)をケーシング(6)にセットして組み立てる操作を極めて簡単に行うことができる上、袋(1)を取り外して付け替える操作も、特別な補助手段を使用することなく簡単に行うことができ、極めて使い勝手が良い。加えて、このディスペンサー(5)の場合、補助手段を必要としない分だけ構造がシンプルであって、製造コストを抑えることができるという利点もある。
本発明によるコネクタユニットの実施形態を示すものであって、雌部材およびプラグと第1雄部材とを組み合わせて構成したコネクタの使用方法を工程順に示した垂直断面図である。 本発明によるコネクタユニットの実施形態を示すものであって、雌部材およびプラグと第2雄部材とを組み合わせて構成したコネクタの使用方法を工程順に示した垂直断面図である。 本発明による流体容器の実施形態を示すものであって、付け替え式ディスペンサーの全体斜視図である。 図3のディスペンサーの一部を切り欠いて示す正面図である。 図3のディスペンサーの垂直断面図である。 図5のVI−VI線に沿うディスペンサーの水平断面図である。 図6のVII−VII線に沿うディスペンサーの垂直断面図である 図3のディスペンサーの組立手順を示す斜視図である。
符号の説明
(1):袋
(2):雌部材
(21):貫通孔
(3):プラグ
(4A):第1雄部材
(4B):第2雄部材(雄部材)
(41):棒状部
(411):流体通路
(412):連通孔
(42):頭部
(44):逆止弁
(5):ディスペンサー(流体容器)
(6):ケーシング
(6a):第1ケーシング部材
(6b):第2ケーシング部材
(61):保持手段
(62):孔
(65):基部
(66):蓋部
(67):係止孔(係止部)
(68):係合凸部
(7):ポンプ(流体吐出手段)

Claims (10)

  1. 容器の開口に固定されかつ内外両端に開口した貫通孔を有する雌部材と、雌部材の内端部に係合して貫通孔を閉鎖するプラグと、雌部材の外端部から貫通孔に選択的に挿入される第1雄部材および第2雄部材とを備えてなり、
    第1雄部材は、内部に軸方向にのびる流体通路を有しかつ先端付近に周面に開口した連通孔を有する棒状部と、棒状部の先端に連なりかつプラグに係合する頭部とを備えたものであって、雌部材の貫通孔に挿入されることにより、その頭部がプラグに係合してプラグが雌部材の内端部から外れるとともに連通孔が容器内に臨ませられ、一方、雌部材の貫通孔から引き抜かれることにより、頭部に同伴して移動したプラグが雌部材の内端部に係合して貫通孔を閉鎖するとともに頭部がプラグから外れるようになっており、
    第2雄部材は、内部に軸方向にのびる流体通路を有しかつ先端付近に周面に開口した連通孔を有する棒状部を備えたものであって、雌部材の貫通孔に挿入されることにより、棒状部の先端がプラグに接してプラグが雌部材の内端部から外れるとともに連通孔が容器内に臨ませられ、一方、雌部材の流体通路から引き抜かれるさい、プラグを同伴しないようになっていることを特徴とする、流体容器用コネクタユニット。
  2. 第2雄部材における棒状部の流体通路に、流体通路から容器内への流れを阻止する逆止弁が配されていることを特徴とする、請求項1記載の流体容器用コネクタユニット。
  3. 容器の開口に固定されかつ内外両端に開口した貫通孔を有する雌部材と、雌部材の内端部に係合して貫通孔を閉鎖するプラグと、雌部材の外端部から貫通孔に挿入される第2雄部材とを備えてなり、
    雌部材およびプラグは、内部に軸方向にのびる流体通路を有しかつ先端付近に周面に開口した連通孔を有する棒状部と棒状部の先端に連なりかつプラグに係合する頭部とを備えた第1雄部材が雌部材の貫通孔に挿入されることにより、第1雄部材の頭部がプラグに係合してプラグが雌部材の内端部から外れるとともに連通孔が容器内に臨ませられ、一方、第1雄部材が雌部材の貫通孔から引き抜かれることにより、第1雄部材の頭部に同伴して移動したプラグが雌部材の内端部に係合して貫通孔を閉鎖するとともに第1雄部材の頭部がプラグから外れるように構成されており、
    第2雄部材は、内部に軸方向にのびる流体通路を有しかつ先端付近に周面に開口した連通孔を有する棒状部を備えたものであって、雌部材の貫通孔に挿入されることにより、棒状部の先端がプラグに接してプラグが雌部材の内端部から外れるとともに連通孔が容器内に臨ませられ、一方、雌部材の流体通路から引き抜かれるさい、プラグを同伴しないようになっていることを特徴とする、流体容器用コネクタ。
  4. 第2雄部材が雌部材の貫通孔に挿入された際、第2雄部材の棒状部の先端がプラグの開口縁部に接してプラグが雌部材の内端部から外れるようになっていることを特徴とする、請求項3記載の流体容器用コネクタ。
  5. 第2雄部材における棒状部の流体通路に、流体通路から容器内への流れを阻止する逆止弁が配されていることを特徴とする、請求項3または4記載の流体容器用コネクタ。
  6. 流体が封入された袋と、袋を出し入れ自在に収容するケーシングと、ケーシングに設けられた流体吐出手段と、袋の開口と流体吐出手段とを繋ぐコネクタとを備えてなり、
    コネクタは、袋の開口に固定されかつ内外両端に開口した貫通孔を有する雌部材と、雌部材の内端部に係合して貫通孔を閉鎖するプラグと、ケーシングに流体吐出手段と接続するように設けられかつ雌部材の外端部から貫通孔に挿入される第2雄部材とを備えており、
    雌部材およびプラグは、内部に軸方向にのびる流体通路を有しかつ先端付近に周面に開口した連通孔を有する棒状部と棒状部の先端に連なりかつプラグに係合する頭部とを備えた第1雄部材が雌部材の貫通孔に挿入されることにより、第1雄部材の頭部がプラグに係合してプラグが雌部材の内端部から外れるとともに連通孔が容器内に臨ませられ、一方、第1雄部材が雌部材の貫通孔から引き抜かれることにより、第1雄部材の頭部に同伴して移動したプラグが雌部材の内端部に係合して貫通孔を閉鎖するとともに第1雄部材の頭部がプラグから外れるように構成されており、
    第2雄部材は、内部に軸方向にのびる流体通路を有しかつ先端付近に周面に開口した連通孔を有する棒状部を備えたものであって、雌部材の貫通孔に挿入されることにより、棒状部の先端がプラグに接してプラグが雌部材の内端部から外れるとともに連通孔が袋内に臨ませられ、一方、雌部材の貫通孔から引き抜かれるさい、プラグを同伴しないようになっていることを特徴とする、流体容器。
  7. 第2雄部材が雌部材の貫通孔に挿入された際、第2雄部材の棒状部の先端がプラグの開口縁部に接してプラグが雌部材の内端部から外れるようになっていることを特徴とする、請求項6記載の流体容器。
  8. 第2雄部材における棒状部の流体通路に、流体通路から袋内への流れを阻止する逆止弁が配されていることを特徴とする、請求項6または7記載の流体容器。
  9. ケーシングが、袋を収容保持する第1ケーシング部材と、流体吐出手段および第2雄部材が装備されかつ第1ケーシング部材に着脱自在に取り付けられる第2ケーシング部材とを備えており、
    第1ケーシング部材に第2ケーシング部材を取り付けることにより、第2雄部材が雌部材の貫通孔に挿入され、一方、第1ケーシング部材から第2ケーシング部材を取り外すことにより、第2雄部材が雌部材の貫通孔から引き抜かれるようになっていることを特徴とする、請求項6〜8のいずれか1つに記載の流体容器。
  10. 第1ケーシング部材は、袋を上方から収容しうる略筒状または略有底筒状のものであって、その周壁の一側部内面に雌部材を水平横向きに保持する保持手段が設けられているとともに、雌部材の貫通孔を露出させる孔が周壁の一側部に形成されており、
    第2ケーシング部材は、第1ケーシング部材における周壁の一側部に横から覆い被さるような略U形の横断面を有する基部と、基部の上端から第1ケーシング部材の上端開口を塞ぐように側方にのびる蓋部とを備えており、基部には、流体吐出手段が装備されているとともに、第2雄部材が雌部材の貫通孔に向かって水平に突出するように装備されており、
    第2ケーシング部材における基部の前後縁部に、第1ケーシング部材に向かって突出する係合凸部が設けられているとともに、第1ケーシング部材における周壁の一側部に、係合凸部と係合する係止部が設けられていることを特徴とする、請求項記載の流体容器。
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