JP5161901B2 - アンテナコイル - Google Patents

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Description

本発明は、互いに交差する少なくともX軸方向およびY軸方向にそれぞれコイルが巻回されたアンテナコイルに関する。
アンテナコイルの一例として、自動車や家屋におけるキーレスエントリシステムの開錠および施錠用のリモートコントローラーにこれを搭載したものが知られている。自動車や家屋側の制御ユニットとコントローラーとの間における情報のやり取りをより確実なものにするために、近年、アンテナコイルの感度の向上が要求されている。一方、使用者への携帯性の向上を図るべく、アンテナコイルの小型化への要求もまた強まっている。
この種の技術に関しては、例えば下記特許文献1、2に記載のものが知られている。特許文献1には、2軸および3軸のアンテナコイルが開示されている。例えば、図1〜図3には、X軸巻線の外周に重ねて軸線が直交するようにY軸巻線が巻回されたアンテナコイルが示され、図4〜図6には十字形状のコアにX軸巻線およびY軸巻線が巻回されたアンテナコイルが示されている。
また、特許文献2の図12には、十字形状のコアにX軸巻線およびY軸巻線が外周になるにしたがって巻数が多くなるように傾斜して巻回されたアンテナコイルが示されている。
特開2003−92509号公報 国際公開2007/116797号公報
しかし、上記特許文献1におけるX軸巻線の外周に直交するようにY軸巻線が重ねて巻回されたアンテナコイルでは、巻回時のテンションがコイルワイヤ同士の間に集中的に負荷されて、コイル表面の絶縁皮膜を損傷するおそれがあり、コイルワイヤの芯線が露出するとコイルの短絡が生じてアンテナ特性が低下する問題がある。また、X軸巻線とY軸巻線が相互に重なっているため、アンテナコイルのZ軸方向の高さ、すなわち厚み寸法が大きくなり、アンテナコイル全体を扁平形状に小型化する際の障害となっている。
一方、上記特許文献1における十字形状のコアにそれぞれX軸巻線およびY軸巻線が巻回されたアンテナコイルでは、十字コアの交差部から外側になるにしたがって隣接するX軸巻線とY軸巻線との間が広くなり、この隅角部分が無駄なスペースとなっている。
アンテナコイルの感度などの受信特性を向上する場合には、上記の十字コアのX軸方向およびY軸方向に突出した脚の長さを大きくすることがあるが、その長さが大きくなるほど無駄なスペースが広がり、アンテナコイルの全体形状の小型化の障害となっている。
また、上記特許文献2における十字コアのX軸方向およびY軸方向に突出した脚にX軸巻線およびY軸巻線が外側になるにしたがって巻数が多くなるように傾斜して巻回されたアンテナコイルでは、巻数を順次増大させる巻回作業が煩雑で困難であり、巻崩れが発生するおそれがある。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、アンテナ特性の向上と小型化とを両立することのできるアンテナコイルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明に係るアンテナコイルは、
交差部からX軸方向に突出したX軸脚部およびY軸方向に突出したY軸脚部を有するコア部材と、
前記X軸脚部およびY軸脚部の外周に巻回されるX軸巻線およびY軸巻線と、を有したアンテナコイルにおいて、
前記X軸脚部に設けられた前記X軸巻線用のX軸巻枠部および前記Y軸脚部に設けられた前記Y軸巻線用のY軸巻枠部、少なくとも2つの巻形状の異なる巻枠部に分けるように分離するための中鍔部を有し、
前記コア部材は、前記X軸脚部およびY軸脚部が、中点でお互いが交差された十字の形状からなり、
前記複数の巻枠部の前記中点側に配置される内巻線と該内巻線よりも外側に配置される外巻線は、前記内巻線の巻寸法が外周側寸法について前記外巻線の巻寸法より小さく形成されていることを特徴とする。
その際、前記X軸脚部には、前記中点の両側にそれぞれ前記X軸巻枠部を有し、前記Y軸脚部には、前記中点の両側にそれぞれ前記Y軸巻枠部を有し、前記X軸巻枠部および前記Y軸巻枠部は前記中鍔部をそれぞれ備え、各巻枠部を複数の巻枠部に分離して構成するのが好適である。
前記分離された巻枠部は、巻線の巻回数およびコア部材の断面積の少なくとも一方が異なるように構成するのが好適である。
本発明に係るアンテナコイルにおいては、交差部からX軸方向に突出したX軸脚部およびY軸方向に突出したY軸脚部を有するコア部材と、X軸脚部およびY軸脚部の外周に巻回されるX軸巻線およびY軸巻線とを有し、X軸脚部に設けられたX軸巻線用のX軸巻枠部およびY軸脚部に設けられたY軸巻線用のY軸巻枠部の少なくとも一方は、少なくとも2つの巻形状の異なる巻枠部に分けるように分離するための中鍔部を有する。
このため、上記中鍔部を設けることで、X軸脚部およびY軸脚部の外周の巻枠部に対する巻線の巻線回数の増大またはコア部材の断面積を大きくすることが、巻線の巻崩れを伴うことなく実現でき、アンテナの感度を向上することができるとともに、X軸脚部およびY軸脚部の外側空間を有効利用することによりアンテナコイルをコンパクトに構成することができる。
また、前記コア部材を、X軸脚部およびY軸脚部が中点でお互いを交差させた十字の形状からなるように構成したもの、とくに、X軸脚部およびY軸脚部に、中点の両側にそれぞれ中鍔部を備えるX軸巻枠部およびY軸巻枠部を有し、各巻枠部を複数の巻枠部に分離して構成したものが、X軸脚部およびY軸脚部の外側空間をさらに有効利用して、小型化を確保しつつ特性の良好なアンテナコイルを得ることができる。
本発明の第1の実施形態に係るアンテナコイルを備えた、図2のV−V線に沿う3次元アンテナユニットの断面正面図である。 図1のW−W線に沿う断面側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るアンテナコイルを備えた3次元アンテナユニットの概略構成を示す縦断面正面図である。 図3Aの中央断面平面図である。 本発明の第3の実施形態に係るアンテナコイルを備えた3次元アンテナユニットの概略構成を示す縦断面正面図である。 図4Aの中央断面平面図である。 本発明の第4の実施形態に係るアンテナコイルを備えた3次元アンテナユニットの縦概略構成を示す断面正面図である。 図5Aの中央断面平面図である。 本発明の第5の実施形態に係るアンテナコイルの概略構成を示す正面図である。 本発明の第6の実施形態に係るアンテナコイルの概略構成を示す正面図である。 本発明には含まれない第7の実施形態に係るアンテナコイルの概略構成を示す部分断面正面図である。 本発明には含まれない第8の実施形態に係るアンテナコイルの概略構成を示す部分断面正面図である。
以下、本発明に係るアンテナコイルおよびこれを備えた3次元アンテナユニットの実施形態について、添付した各図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、全ての図面において、一部の同一名称部品については、異なる実施形態で異なる形状および構造であっても同一の符号を付して、適宜その説明を省略している。
<第1の実施形態>
図1〜図2は本発明の第1の実施形態に係るアンテナコイル10を有する3次元アンテナユニット1Aを示している。なお、図1の左右方向がX軸方向であり、上下方向がY軸方向であり、図2の左右方向(前後方向)がZ軸方向である。
アンテナコイル10は、中心部(中点)の交差部2sからX軸方向に突出したX軸脚部21およびY軸方向に突出したY軸脚部22を有する十字形状のコア部材2と、このコア部材2のX軸脚部21およびY軸脚部22の両側端部にそれぞれ装着された絶縁材料による4つのX軸ベース部材30およびY軸ベース部材40と、上記X軸脚部21およびY軸脚部22の外周に上記コア部材2とX軸ベース部材30またはY軸ベース部材40とによって形成されたX軸巻枠部3およびY軸巻枠部4と、このX軸巻枠部3およびY軸巻枠部4に巻回される2つのX軸巻線5a,5bおよび2つのY軸巻線6a,6bとを備えている。
さらに、上記アンテナコイル10の外周部分に周方向にZ軸巻線7が巻回され、上記X軸ベース部材30およびY軸ベース部材40に端子部9(図2参照)が配設され、必要に応じて外周を樹脂モールドで覆うかケースに収納して3次元アンテナユニット1Aが構成される。
各部材を詳しく説明する。まず、コア部材2は、I型(棒状)のX軸脚部21と、同様にI型(棒状)のY軸脚部22(図2参照)とが、中点の交差部2sで前後に組み合わされて十字形状に構成される。X軸脚部21とY軸脚部22とは同一形状であり、図2に基づきY軸脚部22の構造を説明する。
Y軸脚部22の中点の交差部22sは、前面側に偏って上下のY軸巻枠部4を連結する平板状に形成され、この交差部22sの両側(図2で上下)には、前後方向に延びる内鍔部22t,22tが連設され、この内鍔部22t,22tが後方に突出したことで、交差部22sの背部に凹部22fを形成している。
上記内鍔部22t,22tの外側には、巻軸部分となる内巻線部22a,22aが連設され、この内巻線部22a,22aは、交差部22sより若干幅(X軸方向長さ)が小さく形成されている。また、内巻線部22a,22aの外側には、該内巻線部22aよりX軸方向幅が大きく、Z軸方向厚みが小さい外巻線部22b,22bが、両側に段差を有するように連設されている。この外巻線部22b,22bの外側の上下両端部には、該外巻線部22bの幅と同じ幅で、Z軸方向厚みが大きい外鍔22c,22cが連設され、該外鍔22c,22cの外端面にはZ軸巻線7の巻回用にX軸方向に延びる凹部22dを有している。
X軸脚部21は、上記Y軸脚部22と同形状であり、中点の交差部21sの両側に、順に内鍔部21t,21t、内巻線部21a,21a、外巻線部21b,21b、外鍔21c,21cが連設され、外鍔21c,21cは凹部21dを有している。
組み立て状態においては、上記Y軸脚部22の交差部22sの背面側の凹部22fには、Y軸脚部22とは表裏が反転され90度回転されたX軸脚部21が、その中点の交差部21s(図2参照)を背面側から挿入させて両者が組み合わされ、コア部材2が構成される。
上記X軸脚部21およびY軸脚部22の両端部には、中鍔部31,41を有するX軸ベース部材30およびY軸ベース部材40を背面側より装着した後に、X軸巻線5a,5bおよびY軸巻線6a,6bが巻回される。このX軸ベース部材30およびY軸ベース部材40は略同形状であり、図1および図2に基づいてY軸ベース部材40の構造を説明する。
Y軸ベース部材40は、外側端部に上記Y軸脚部22の外鍔22cの背面に沿って当接する基板部42を有し、この基板部42のX軸方向両側には上記Y軸脚部22の外鍔22cの両側に位置する外枠部43が設置されている。この外枠部43は、上記外鍔22cの凹部22dに連続してZ軸巻線巻回用の凹部43aを有し、側方の凹部底面は内側に傾斜するテーパー面43bに形成され、隣接するX軸ベース部材30のテーパー面33bに向けて傾斜形成されている。X軸ベース部材30については、Y軸ベース部材40と同様に、基板部(不図示)、外枠部33および後述の外巻枠34、中鍔部31、内巻枠35、内鍔36が形成されてなる。
Y軸ベース部材40の上記外枠部43の内側には、Y軸脚部22の外巻線部22bの両側に沿って延びる棒状の外巻枠44が連設され、この外巻枠44の内側には板状の中鍔部41が連設され、該中鍔部41の内側には上記Y軸脚部22の内巻線部22aの両側に沿って延びる棒状の内巻枠45が連設され、さらに、この内巻枠45の内側先端部には内鍔46が連設されている。
そして、上記中鍔部41は上記Y軸脚部22の内巻線部22aと外巻線部22b、つまりY軸巻枠部4を内巻枠部4aと外巻枠部4bとに分離するための部材であり、中央の前面側が開口してY軸脚部22の内巻線部22aが挿通する。また、上記内鍔46は、Y軸脚部22の内鍔部22tの両側面に沿って前後方向に延び、内巻枠部4aの内側の巻鍔を形成する。
上記外巻枠44および内巻枠45は、図1に示すように、上記Y軸脚部22の外巻線部22bおよび内巻線部22aの側面に沿ってY軸脚部22の軸方向に延び、この外巻枠44および内巻枠45が存在しないY軸脚部22の外巻線部22bおよび内巻線部22aの前面および背面は開放して、後述のY軸巻線6a,6bが巻回される。
そして、上記Y軸脚部22の両側にそれぞれY軸ベース部材40,40を装着し、交差部2sの両側にY軸巻枠部4,4を形成するとともに、中鍔部41,41の設置によりそれぞれ内巻枠部4a,4aと外巻枠部4b,4bとに分離形成し、両側方に内巻枠45,45が位置する内巻線部22a,22aによる内巻枠部4a,4aに対してY軸巻線(内巻線)6a,6aを巻回し、同様に両側方に外巻枠44,44が位置する外巻線部22b,22bによる外巻枠部4b,4bに対してY軸巻線(外巻線)6b,6bを巻回してなる。
上記内巻線6aは、Y軸ベース部材40の中鍔部41と内鍔46および内鍔部22tとの間において、Y軸脚部22の内巻線部22aの露出した前後面から両側の内巻枠45の外周による内巻枠部4aに巻回されてなる。同様に、上記外巻線5bは、Y軸ベース部材40の外鍔43およびY軸脚部22の外鍔22cと中鍔部41との間において、Y軸脚部22の外巻線部22bの露出した前後面から両側の外巻枠44の外周による外巻枠部4bに巻回されてなる。
X軸脚部21に対しても、上記Y軸脚部22と同様に両側にそれぞれX軸ベース部材30,30を装着し、同様に交差部2sの両側にX軸巻枠部3,3を形成するとともに、中鍔部31,31の設置によりそれぞれ内巻枠部3a,3aと外巻枠部3b,3bとに分離形成し、これらの巻枠部3a,3bにX軸巻線5a,5b(内巻線および外巻線)を巻回してなる。
上記のようにX軸巻線5a,5bが巻回されたX軸脚部21とY軸巻線6a,6bが巻回されたY軸脚部22とを、十字形となるように互いの中点の交差部21s、22sを前後方向から、それぞれのX軸ベース部材30およびY軸ベース部材40の背面が同一平面となるように組み合わせた後、X軸脚部21およびY軸脚部22並びにX軸ベース部材30およびY軸ベース部材40の外周の外鍔21c,22c,33,43の凹部21d,22d,33a,43aに対してZ軸巻線7を巻回し、必要に応じて外周を樹脂モールドで覆うかケースに収納して3次元アンテナユニット1Aを構成してなる。
なお、X軸巻線5a,5b、Y軸巻線6a,6bおよびZ軸巻線7の各端部は、それぞれ所定の端子部9に接続しておく。
上記のように巻回されたX軸巻線5a,5bおよびY軸巻線6a,6bの内巻線5a,6aと外巻線5b,6bは、内巻線5a,6aの巻寸法が内周側寸法および外周側寸法並びに巻線断面積のいずれも外巻線5b,6bの巻寸法より小さく形成されている。つまり、中鍔部31,41の形成に応じてX軸巻線5a,5bおよびY軸巻線6a,6bを巻形状(巻線内外周の寸法)の異なる内巻枠部3a,4aと外巻枠部3b,4bとに分離し、内部空間を有効利用してX軸巻線5a,5bとY軸巻線6a,6bとを配置して、小型化を実現している。
本実施形態によれば、X軸巻線5a,5bおよびY軸巻線6a,6bの巻線数を増大することにより、さらにX軸脚部21およびY軸脚部22のコア断面積を増大することにより、アンテナ特性(感度性能等)の向上を図っている。
<第2〜第4の実施形態>
図3A,図3B〜図5A,図5Bに示す第2〜第4の実施形態は、アンテナコイル11〜13のアンテナ特性(感度性能等)の向上を図る際の代表的な構成例を示している。つまり、アンテナ特性を向上する場合には、前述のように、巻線を増大すること、もしくはコアの断面積を増大することが有効な手段であり、それに応じて図3A,図3Bの第2の実施形態では巻線の巻線数を増大してアンテナ特性を高めた例であり、図4A,図4Bの第3の実施形態ではコア断面積を増大してアンテナ特性を高めた例であり、図5A,図5Bの第4の実施形態では巻線の巻線数を増大するとともに、コア断面積を増大してアンテナ特性を高めた例である。
まず、第2の実施形態の3次元アンテナユニット1Bを示す図3A,図3Bにおいて、コア部材2は交差部2sと、該交差部2sからX軸方向に左右に突出する両側の矩形板状のX軸脚部21と、交差部2sからY軸方向に上下に突出する両側の矩形板状のY軸脚部22とを有する十字形状に形成されている。
上記X軸脚部21およびY軸脚部22の外周に形成されるX軸巻枠部3およびY軸巻枠部4は、その中間部に設置された絶縁材料による板状の中鍔部31,41によって内巻枠部3a,4aと外巻枠部3b,4bとに2分割されている。この中鍔部31,41は、X軸脚部21およびY軸脚部22に対し、その突出する方向と直交するZ軸方向に延びて設けられている。さらに、上記X軸脚部21およびY軸脚部22の外側端部を連結するように囲む矩形状の絶縁材料による外鍔23が設置されている。
上記X軸脚部21の外周のX軸巻枠部3にX軸巻線5a,5bが巻回されるものであり、中鍔部31によって分割された内巻枠部3aに内巻線5aが、外巻枠部3bに外巻線5bがそれぞれ巻回される。また、上記Y軸脚部22の外周のY軸巻枠部4にY軸巻線6a,6bが巻回されるものであり、中鍔部41によって分割された内巻枠部4aに内巻線6aが、外巻枠部4bに外巻線6bがそれぞれ巻回される。
そして、X軸巻線5a,5bおよびY軸巻線6a,6bにおいて、中鍔部31,41と内側のコア部材2の交差部2sとの間の内巻枠部3a,4aに巻回された各内巻線5a,6aは、相互に干渉しないように少ない巻線数に巻回され、中鍔部31,41と外側の外鍔23との間の外巻枠部3b,4bに巻回された外側の各外巻線5b,6bは、側方空間が広いことに対応し相互に干渉しない範囲で多い巻線数に巻回され、さらに、外鍔23の外周に周方向に巻回されたZ軸巻線7の設置により3次元アンテナユニット1Bが構成されている。
そして、前記中鍔部31,41の設置に伴い、外巻線5b,6bの巻線数の増大に伴ってアンテナ特性が増大している。この第2の実施形態においては、外巻線5b,6bの巻線数の増大に伴い、図3Bに示すように、アンテナコイル11のZ軸方向の高さが大きくなる傾向にある。
次に、第3の実施形態の3次元アンテナユニット1Cを示す図4A,図4Bにおいて、コア部材2は交差部2sと、該交差部2sからX軸方向に左右に突出する両側の矩形板状のX軸脚部21と、交差部2sからY軸方向に上下に突出する両側の矩形板状のY軸脚部22とを有する十字形状に形成されている。
上記X軸脚部21およびY軸脚部22の外周に形成されるX軸巻枠部3およびY軸巻枠部4は、その中間部に設置された絶縁材料による板状の中鍔部31,41によって内巻枠部3a,4aと外巻枠部3b,4bとに2分割されている。この中鍔部31,41は、X軸脚部21およびY軸脚部22に対し、その突出する方向と直交するZ軸方向に延びて設けられている。さらに、上記X軸脚部21およびY軸脚部22の外側端部を連結するように囲む矩形状の絶縁材料による外鍔23が設置されている。
上記X軸脚部21の外周のX軸巻枠部3にX軸巻線5a,5bが巻回されるものであり、中鍔部31によって分割された内巻枠部3aに内巻線5aが、外巻枠部3bに外巻線5bがそれぞれ巻回される。また、上記Y軸脚部22の外周のY軸巻枠部4にY軸巻線6a,6bが巻回されるものであり、中鍔部41によって分割された内巻枠部4aに内巻線6aが、外巻枠部4bに外巻線6bがそれぞれ巻回される。
その際、X軸巻枠部3およびY軸巻枠部4におけるコア部材2のX軸脚部21およびY軸脚部22の幅が相互に干渉しない範囲で、内巻枠部3a,4aに対応する内巻線部21a,22aで狭く、外巻枠部3b,4bに対応する外巻線部21b,22bで広く設けられている。また、内巻線部21a,22aに巻回される内巻線5a,6aの巻線数(巻厚さ)と、外巻線部21b,22bに巻回される外巻線5b,6bの巻線数とは同等に設置され、さらに、外鍔23の外周に周方向に巻回されたZ軸巻線7の設置により3次元アンテナユニット1Cが構成されている。
そして、前記中鍔部31,41の設置に伴い、コア部材2のX軸脚部21およびY軸脚部22において、中鍔部31,41の外側の外巻線部21b,22bのコア断面積の増大に伴ってアンテナ特性が増大している。この第3の実施形態においては、外巻線5b,6bと内巻線5a,6aの巻線数が同等であることに伴い、図4Bに示すように、アンテナコイル12のZ軸方向の高さが小さくできる。
次に、第4の実施形態の3次元アンテナユニット1Dを示す図5A,図5Bにおいて、コア部材2は交差部2sと、該交差部2sからX軸方向に左右に突出する両側の厚みが途中で変化する板状のX軸脚部21と、交差部2sからY軸方向に上下に突出する両側の厚みが途中で変化する板状のY軸脚部22とを有する十字形状に形成されている。
上記X軸脚部21およびY軸脚部22の外周に形成されるX軸巻枠部3およびY軸巻枠部4は、その中間部に設置された絶縁材料による板状の中鍔部31,41によって内巻枠部3a,4aと外巻枠部3b,4bとに2分割されている。この中鍔部31,41は、X軸脚部21およびY軸脚部22に対し、その突出する方向と直交するZ軸方向に延びて設けられている。さらに、上記X軸脚部21およびY軸脚部22の外側端部を連結するように囲む矩形状の絶縁材料による外鍔23が設置されている。
上記X軸脚部21の外周のX軸巻枠部3にX軸巻線5a,5bが巻回されるものであり、中鍔部31によって分割された内巻枠部3aに内巻線5aが、外巻枠部3bに外巻線5bがそれぞれ巻回される。また、上記Y軸脚部22の外周のY軸巻枠部4にY軸巻線6a,6bが巻回されるものであり、中鍔部41によって分割された内巻枠部4aに内巻線6aが、外巻枠部4bに外巻線6bがそれぞれ巻回される。
その際、X軸巻枠部3およびY軸巻枠部4におけるコア部材2のX軸脚部21およびY軸脚部22の幅が、内巻枠部3a,4aに対応する内巻線部21a,22aで狭く、外巻枠部3b,4bに対応する外巻線部21b,22bで広く設けられ、また、X軸脚部21およびY軸脚部22の厚さが、内巻線部21a,22aで厚く、外巻線部21b,22bで薄く設けられている。さらに、X軸巻線5a,5bおよびY軸巻線6a,6bにおいて、中鍔部31,41と内側のコア部材2の交差部2sとの間の内巻枠部3a,4aに巻回された各内巻線5a,6aは、相互に干渉しないように少ない巻線数に巻回され、中鍔部31,41と外側の外鍔23との間の外巻枠部3b,4bに巻回された外側の各外巻線5b,6bは、側方空間が広いことに対応し相互に干渉しない範囲でそれより多い巻線数に巻回され、さらに、外鍔23の外周に周方向に巻回されたZ軸巻線7の設置により3次元アンテナユニット1Dが構成されている。
そして、前記中鍔部31,41の設置に伴い、外巻線5b,6bの巻線数の増大および中鍔部31,41の外側の外巻線部21b,22bのコア断面積の増大に伴ってアンテナ特性が増大している。この第4の実施形態においては、外巻線5b,6bの巻線数の増大に伴い、図5Bに示すように、第2の実施形態よりは低いが、第3の実施形態よりはアンテナコイル13のZ軸方向の高さが大きくなる傾向にある。
<第5〜第6の実施形態>
図6および図7に示す第5〜第6の実施形態は、前記実施形態においては、巻枠部3,4に形成する中鍔部31,41をコア部材2とは別途の絶縁部材で構成しているが、この中鍔部31,41をコア部材2で設置するようにした実施形態をそれぞれ示している。また、アンテナコイル14,15のアンテナ特性(感度性能等)の向上を図る際の2つの代表的な構成例を示している。つまり、アンテナ特性を向上する場合には、前述のように、巻線を増大すること、もしくはコアの断面積を増大することが有効な手段であり、それに応じて図6の第5の実施形態では巻線の巻線数を増大してアンテナ特性を高めた例であり、図7の第6の実施形態ではコア断面積を増大してアンテナ特性を高めた例である。
まず、第5の実施形態のアンテナコイル14を示す図6において、コア部材2は交差部2sと、該交差部2sからX軸方向に左右に突出する両側のX軸脚部21と、交差部2sからY軸方向に上下に突出する両側のY軸脚部22とを有する十字形状に形成されている。
上記X軸脚部21およびY軸脚部22の外周に形成されるX軸巻枠部3およびY軸巻枠部4は、その中間部に設置されたコア材料による板状の中鍔部24,25によって内巻枠部3a,4aと外巻枠部3b,4bとに2分割されている。この中鍔部24,25は、X軸脚部21およびY軸脚部22に対し、その突出する方向と直交するZ軸方向に延びて設けられている。さらに、上記X軸脚部21およびY軸脚部22の外側端部には上記中鍔部24,25と平行にコア材料による外鍔26,27が設置されている。
上記X軸脚部21の外周のX軸巻枠部3にX軸巻線5a,5bが巻回されるものであり、中鍔部24によって分割された内巻枠部3aに内巻線5aが、外巻枠部3bに外巻線5bがそれぞれ巻回される。また、上記Y軸脚部22の外周のY軸巻枠部4にY軸巻線6a,6bが巻回されるものであり、中鍔部25によって分割された内巻枠部4aに内巻線6aが、外巻枠部4bに外巻線6bがそれぞれ巻回される。
そして、X軸巻線5a,5bおよびY軸巻線6a,6bにおいて、中鍔部24,25と内側のコア部材2の交差部2sとの間の内巻枠部3a,4aに巻回された各内巻線5a,6aは、相互に干渉しないように少ない巻線数に巻回され、中鍔部24,25と外側の外鍔26,27との間の外巻枠部3b,4bに巻回された外側の各外巻線5b,6bは、側方空間が広いことに対応し相互に干渉しない範囲で多い巻線数に巻回されてアンテナコイル14が構成されている。
本実施形態においては、上記コア材料による前記中鍔部24,25および外鍔26,27の設置に伴い、巻枠部3,4にはベース部材を不要としている。また、外巻線5b,6bの巻線数の増大に伴ってアンテナ特性が増大している。この第5の実施形態においては、前記第2の実施形態と同様に、外巻線5b,6bの巻線数の増大に伴いアンテナコイル14のZ軸方向の高さが大きくなる傾向にある。
次に、第6の実施形態のアンテナコイル15を示す図7において、コア部材2は交差部2sと、該交差部2sからX軸方向に左右に突出する両側のX軸脚部21と、交差部2sからY軸方向に上下に突出する両側のY軸脚部22とを有する十字形状に形成されている。
上記X軸脚部21およびY軸脚部22の外周に形成されるX軸巻枠部3およびY軸巻枠部4は、その中間部に設置されたコア材料による板状の中鍔部24,25によって内巻枠部3a,4aと外巻枠部3b,4bとに2分割されている。この中鍔部24,25は、X軸脚部21およびY軸脚部22に対し、その突出する方向と直交するZ軸方向に延びて設けられている。さらに、上記X軸脚部21およびY軸脚部22の外側端部には上記中鍔部24,25と平行にコア材料による外鍔26,27が設置されている。
上記X軸脚部21の外周のX軸巻枠部3にX軸巻線5a,5bが巻回されるものであり、中鍔部24によって分割された中鍔部24と内側のコア部材2の交差部2sとの間の内巻枠部3aに内巻線5aが、中鍔部24と外鍔26との間の外巻枠部3bに外巻線5bがそれぞれ巻回される。また、上記Y軸脚部22の外周のY軸巻枠部4にY軸巻線6a,6bが巻回されるものであり、同様に中鍔部25によって分割された中鍔部25と内側のコア部材2の交差部2sとの間の内巻枠部4aに内巻線6aが、中鍔部25と外鍔27との間の外巻枠部4bに外巻線6bがそれぞれ巻回される。
その際、X軸巻枠部3およびY軸巻枠部4におけるコア部材2のX軸脚部21およびY軸脚部22の幅が相互に干渉しない範囲で、内巻枠部3a,4aに対応する内巻線部21a,22aで狭く、外巻枠部3b,4bに対応する外巻線部21b,22bで広く設けられている。また、内巻線部21a,22aに巻回される内巻線5a,6aの巻線数(巻厚さ)と、外巻線部21b,22bに巻回される外巻線5b,6bの巻線数とは同等に設置されてアンテナコイル15が構成されている。
本実施形態においては、コア材料による前記中鍔部24,25および外鍔26,27の設置に伴い、巻枠部3,4にはベース部材を不要としている。また、コア部材2のX軸脚部21およびY軸脚部22において、中鍔部24,25の外側の外巻線部21b,22bのコア断面積の増大に伴ってアンテナ特性が増大している。この第の実施形態においては、前記第3の実施形態と同様に、外巻線5b,6bと内巻線5a,6aの巻線数が同等であることに伴いアンテナコイル15のZ軸方向の高さが小さくできる。
<第7〜第8の実施形態>
図8および図9に示す第7〜第8の実施形態は、コア部材2がT字形状に形成されている点で本発明には含まれない参考例としての実施形態をそれぞれ示している。また、図8の第7の実施形態ではY軸巻枠部4についてのみ中鍔部41で分離した例であり、図9の第8の実施形態ではX軸巻枠部3についても中鍔部31で分離した例である。
まず、第7の実施形態のアンテナコイル16を示す図8において、コア部材2は交差部2sと、該交差部2sからX軸方向に左右に突出する両側のX軸脚部21と、交差部2sからY軸方向に下方に突出するY軸脚部22とを有するT字形状に形成されている。
上記X軸脚部21の両側先端部にはコア材料による外鍔26,26が形成され、この外鍔26とコア部材2の交差部2sの側面との間における、X軸脚部21の外周に形成される両側のX軸巻枠部3,3にX軸巻線5,5が巻回される。
また、上記Y軸脚部22の外周に形成されるY軸巻枠部4は、その中間部に設置された絶縁材料による板状の中鍔部41によって内巻枠部4aと外巻枠部4bとに2分割されている。この中鍔部41は、Y軸脚部22に対し、その突出する方向と直交するZ軸方向に延びて設けられている。さらに、上記Y軸脚部22の外側端部には上記中鍔部41と平行にコア材料による外鍔27が設置されている。
上記Y軸脚部22の外周のY軸巻枠部4にY軸巻線6a,6bが巻回されるものであり、中鍔部41によって分割された中鍔部41と内側のコア部材2の交差部2sとの間の内巻枠部4aに内巻線6aが、中鍔部41と外鍔27との間の外巻枠部4bに外巻線6bがそれぞれ巻回される。
その際、Y軸巻枠部4におけるコア部材2のY軸脚部22の幅が、内巻枠部4aに対応する内巻線部22aで狭く、外巻枠部4bに対応する外巻線部22bで広く設けられ、内巻線部22aおよび外巻線部22bに巻回される内巻線の巻線数(巻厚さ)は同等に設置されてアンテナコイル16が構成されている。
次に、第8の実施形態のアンテナコイル17を示す図9において、コア部材2は交差部2sと、該交差部2sからX軸方向に左右に突出する両側のX軸脚部21と、交差部2sからY軸方向に下方に突出するY軸脚部22とを有するT字形状に形成されている。
上記X軸脚部21およびY軸脚部22の外周に形成されるX軸巻枠部3およびY軸巻枠部4は、その中間部に設置された絶縁材料による板状の中鍔部31,41によって内巻枠部3a,4aと外巻枠部3b,4bとに2分割されている。この中鍔部31,41は、X軸脚部21およびY軸脚部22に対し、その突出する方向と直交するZ軸方向に延びて設けられている。さらに、上記X軸脚部21およびY軸脚部22の外側端部には上記中鍔部31,41と平行にコア材料による外鍔26,27が設置されている。
上記X軸脚部21の外周のX軸巻枠部3にX軸巻線5a,5bが巻回されるものであり、中鍔部31によって分割された中鍔部31と内側のコア部材2の交差部2sとの間の内巻枠部3aに内巻線5aが、中鍔部31と外鍔26との間の外巻枠部3bに外巻線5bがそれぞれ巻回される。その際、X軸巻枠部3におけるコア部材2のX軸脚部21の幅が内巻枠部3aに対応する内巻線部21aで狭く、外巻枠部3bに対応する外巻線部21bで広く設けられ、内巻線部21aに巻回される内巻線5aの巻線数(巻厚さ)と、外巻線部21bに巻回される外巻線5bの巻線数とは同等に設置される一方、内巻線部21aおよび外巻線部21bは偏心して形成され、上記交差部2s、内巻線5a、中鍔部31、外巻線5bおよび外鍔26は、図で上方の縁部が直線状に一致するように構成されている。
また、上記Y軸脚部22の外周のY軸巻枠部4にY軸巻線6a,6bが巻回されるものであり、同様に中鍔部41によって分割された中鍔部41と内側のコア部材2の交差部2sとの間の内巻枠部4aに内巻線6aが、中鍔部41と外鍔27との間の外巻枠部4bに外巻線6bがそれぞれ巻回される。その際、Y軸巻枠部4におけるコア部材2のY軸脚部22の幅が内巻枠部4aに対応する内巻線部22aで狭く、外巻枠部4bに対応する外巻線部22bで広く設けられ、そして、Y軸巻線6a,6bにおいて、内巻線部22aに巻回された内巻線6aは少ない巻線数(巻厚さ)に巻回され、外巻線部22bに巻回された外側の外巻線6bは、側方空間が広いことに対応し多い巻線数に巻回されてアンテナコイル17が構成されている。
以上、本発明に係るアンテナコイル10〜15およびこれを備えた3次元アンテナユニット1A〜1Dの実施形態を説明したが、本発明は上述の態様に限定されるものではなく、種々に態様を変更することが可能である。
例えば、上述の実施形態では、X軸巻枠部3またはY軸巻枠部4の分割数は、1つの中鍔部の設置によって2つの巻枠部3a,3b,4a,4bに分割している例を示したが、それ以上の複数に分割してもよい。
また、中鍔部の設置位置はX軸巻枠部3およびY軸巻枠部4の中間位置に限らず、要求されるアンテナ特性に対応して内側または外側に偏った位置であってもよい。
さらに、前記中鍔部をボビンに形成し、このボビンに対して予め巻線を巻回した後、ボビンをコア部材2のX軸脚部21またはY軸脚部22の外周に装着することによってアンテナコイルを構成するようにしてもよい。
2 コア部材
2s 交差部
3 X軸巻枠部
4 Y軸巻枠部
3a,4a 内巻枠部
3b,4b 外巻枠部
5a,5b X軸巻線
6a,6b Y軸巻線
5a,6a 内巻線
5b,6b 外巻線
7 Z軸巻線
9 端子部
10〜17 アンテナコイル
21 X軸脚部
22 Y軸脚部
21a,22a 内巻線部
21b,22b 外巻線部
21c,22c 外鍔
21s,22s 交差部
21t,22t 内鍔部
22d,22f 凹部
23,26,27 外鍔
24,25 中鍔部
30 X軸ベース部材
40 Y軸ベース部材
31,41 中鍔部
42 基板部
33,43 外枠部
33a,43a 凹部
33b,43b テーパー面
34,44 外巻枠
35,45 内巻枠
36,46 内鍔

Claims (2)

  1. 交差部からX軸方向に突出したX軸脚部およびY軸方向に突出したY軸脚部を有するコア部材と、
    前記X軸脚部およびY軸脚部の外周に巻回されるX軸巻線およびY軸巻線と、を有したアンテナコイルにおいて、
    前記X軸脚部に設けられた前記X軸巻線用のX軸巻枠部および前記Y軸脚部に設けられた前記Y軸巻線用のY軸巻枠部、少なくとも2つの巻形状の異なる巻枠部に分けるように分離するための中鍔部を有し、
    前記コア部材は、前記X軸脚部およびY軸脚部が、中点でお互いが交差された十字の形状からなり、
    前記複数の巻枠部の前記中点側に配置される内巻線と該内巻線よりも外側に配置される外巻線は、前記内巻線の巻寸法が外周側寸法について前記外巻線の巻寸法より小さく形成されていることを特徴とするアンテナコイル。
  2. 前記X軸脚部には、前記中点の両側にそれぞれ前記X軸巻枠部を有し、
    前記Y軸脚部には、前記中点の両側にそれぞれ前記Y軸巻枠部を有し、
    前記X軸巻枠部および前記Y軸巻枠部は前記中鍔部をそれぞれ備え、各巻枠部を複数の巻枠部に分離したことを特徴とする請求項1に記載のアンテナコイル。
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