JP5161855B2 - 汚泥掻き寄せ機 - Google Patents
汚泥掻き寄せ機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5161855B2 JP5161855B2 JP2009228955A JP2009228955A JP5161855B2 JP 5161855 B2 JP5161855 B2 JP 5161855B2 JP 2009228955 A JP2009228955 A JP 2009228955A JP 2009228955 A JP2009228955 A JP 2009228955A JP 5161855 B2 JP5161855 B2 JP 5161855B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating body
- pressing member
- swinging
- endless
- swing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Removal Of Floating Material (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Description
従来、図9に示すように、前記押圧部材17を自重移動させて無端回動体2に押圧力を付与するために、張力調整用の錘8を取付けた押圧部材17を鉛直方向に上下動するように案内するガイドフレームを設けてあった。しかし、押圧部材17は、液面下の無端回動体2の回転体4に対する非巻き掛け部分を押圧するように設けてあるために、押圧部材17の上下位置の変化が判り難く、無端回動体2の弛み量を判断することは困難であった。
そこで、この押圧部材17の上下位置の変化を判りやすくするために、押圧部材17の上下変位をフレキシブルケーブル30を介して液面よりも上方で表示する緊張指示計31を設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そこで、押圧部材を上下揺動する揺動部材に取付けて、無端回動体を押圧すべく先端に押圧部材を取付けた揺動部材のアームの途中に錘を取付けて、押圧部材を直交する方向に引っ張ることが考えられる。しかし、適度に無端回動体に緊張力を与えるには、揺動部材の重量を大きくしなければならないという問題がある。
更に、上下変位を検出する前記緊張指示計31による計測値を視て無端回動体2の弛み量を判断するのにその変位量が小さいために正確さを欠きやすいという問題点があった。
前記押圧部材を前記無端回動体に対して直交する方向に押圧するように前記横軸心と略平行な揺動軸心周りで自重揺動自在な揺動アームに取付けた揺動部材を設け、前記揺動軸芯を前記従動回転体の回転軸または前記従動回転体の近傍に設け、前記押圧部材を前記揺動アームにおける前記揺動軸芯から所定距離隔てた位置に取付けて、前記押圧部材が前記無端回動体に対して直交する方向に押圧するように構成し、前記揺動軸心から前記揺動部材の重心位置までの距離が、前記揺動軸心から前記押圧部材が前記無端回動体と接触する位置までの距離よりも長くなるように前記揺動部材を形成し、前記揺動アームの揺動に基づいて前記無端回動体の弛みを検出する弛み検出機構を設けてあり、前記弛み検出機構は、前記揺動アームの揺動に伴って揺動する指針を、前記揺動アームの揺動軸に取り付けて前記汚水貯留槽の液面よりも上方に突出させ、前記指針の揺動角を計測可能な目盛り板を設けて構成してあるところにある。
また、前記揺動軸心から前記揺動部材の重心位置までの距離が、前記揺動軸心から前記押圧部材が前記無端回動体と接触する位置までの距離よりも長くなるように前記揺動部材を形成してあるために、テコの原理により揺動部材を軽量にしても適度に無端回動体に緊張力を与えることができる。
しかも、前記揺動アームの揺動に基づいて前記無端回動体の弛みを検出する弛み検出機構を設けてあるために、無端回動体のメンテナンス時期を従来よりも正確に把握しやすくなった。
また、揺動軸に取付けた指針と目盛り板とにより、揺動アームの揺動角を正確に目視計測でき、そのために、簡単な構造で無端回動体の弛み量を数値化してメンテナンス時期の把握が正確にできるようになる。
従って、簡単な構造で無端回動体のメンテナンス時期を従来より正確に把握しやすくなった。
つまり、無端回動体の伸びに伴って、その無端回動体を押圧すべく自重で押圧部材を取り付けた揺動アームが下方に揺動すると、索体を介してフロートが下方に引っ張られる。一定以上の押圧部材の下方への変位でフロートは液面から液中に沈み込むことになり、この変位を、液面よりも上方から観察することにより、無端回動体の弛みの状態を簡単に判断できる。
従って、簡単な構造で無端回動体のメンテナンス時期を従来より正確に把握しやすくなった。
の回転角を検出する回転角検出器を設けて構成してあるところにある。
〔参考形態〕
図1は、汚水処理設備における汚泥貯留槽として沈澱池Aの縦断面を示し、本発明による汚泥掻き寄せ機BとスカムスキマCとが設置されている。
転させる駆動装置5を設けてある。
第1〜第3従動スプロケット4a,4b,4cの夫々は、図2に示すように、無端チェーン2を入り込ませる周溝11をその外周部に設けてある。
尚、前記横軸心Xと揺動軸心Zとは、必ずしも一致していなくとも良い。
一対の遊転ローラ17の夫々を、前記連結フレーム22に回転軸心Y周りで回転自在に支持してある。
従って、押圧初期段階では液面よりも上方に突出している指標23も、無端チェーン2が使用に伴い伸びてくると、その伸びに伴い押圧するために自重で下降しながら無端チェーン2を押圧して緊張力を付与する遊転ローラ17の変位によって、次第に沈んでいく。この指標23の位置を液面より上方から観察することで、遊転ローラ17の位置を判断し、無端チェーン2の弛み量を判断する。
従って、無端チェーン2に対して略直交する方向の遊転ローラ17の変位を検出することになるので、弛み量を直接的に検出できる。
前記押圧部材17の上下変位を判断するのに、図4に示すように、押圧部材17の押圧初期段階で汚水貯留槽の液面に浮かぶフロート24を、揺動アーム21の先端側に索体25を介して取付け、無端チェーン2の伸びに伴い押圧部材17が自重で下降すると、フロート24が液中に引きずり込まれようとする。このフロート24を液面より上方から観察することで、遊転ローラ17からなる押圧部材の位置を判断して無端チェーン2の伸びを判断する。
尚、無端チェーン2の伸びが限界値に達する又は、交換時期に達する遊転ローラ17の上下位置で、フロート24が液面に浮いた状態で索体25が一杯張った状態になるように調節しておくことで、フロート24が液面下に沈んだ場合は、前記限界値を過ぎたと判断できるようになる。
前記押圧部材17の上下変位を判断するのに、図7に示すように、前記揺動軸心Z周りの前記揺動アーム21の回転角を検出する回転角検出器26を設け、回転角検出器26による検出回転角を汚水貯留槽外で表示する回転角表示器27を設けてある。
前記回転角検出器26による揺動アーム21の回転角を検出することで、その検出値を基に遊転ローラ17の位置を数値化して無端チェーン2の伸び量を計算しやすくなり、精度の良い検出と正確な判断がしやすくなる。
尚、前記回転角表示器26を設けずに、回転角検出器26からの検出データを基に一定以上無端チェーン2が伸びれば、自動的に警報を鳴らす警報装置を設けたり、自動的に駆動装置を停止させる停止装置を設けるなど、自動制御装置と組み合わせることが容易になる。
また、前記無端チェーン2の伸び量は、前記回転角検出器26による検出結果に基づいて、無端チェーン2を押圧する押圧部材17の押圧初期段階からの上下位置の変位を求め、従動スプロケット4間に掛け渡し伸びに伴い弛み湾曲する無端チェーン2の長さを求め、伸び量を算出するものである。この伸び量が設定値よりも大きくなれば、無端チェーン2を長さ調整したり、交換したりするメンテナンスを行なう。
また、汚泥貯留槽を上下2階層に構成された沈殿池Aの各層に、夫々汚泥掻き寄せ機Bを設け、それらの各汚泥掻き寄せ機Bに押圧部材17、揺動アーム21、回転角検出器26を設けることにより、深い位置に押圧部材17が設置してあっても、その上下位置の変位が容易に検出できる有利な装置に構成できる。
つまり、少なくとも下階層では回転角検出器26の表示が見えないので、角度の変化を複数のリミットスイッチやフォトセンサ、ロータリエンコーダ等で電気的に回転角を検出して、上階層より上方でモニタ等で知るようにして、下階層の無端チェーン2のメンテ時期を把握することができる。
前記弛み検出機構として、揺動アーム21の揺動角を検出するのに、図8に示すように、揺動アーム21の揺動に伴って揺動する指針32を、揺動アーム21の揺動軸に取り付けて汚水貯留槽の液面よりも上方に突出させ、指針32の揺動角を計測可能な目盛り板33を設けて構成して、目視観測により揺動アーム21の揺動角を計測できるようにしても良い。
2 無端チェーン
3 駆動回転体
4 従動回転体
17 押圧部材
19 揺動部材
21 揺動アーム
23 指標
24 フロート
25 索体
26 回転角検出器
27 回転角表示器
32 指針
33 目盛り板
X 横軸心
Z 揺動軸心
Claims (1)
- 汚泥掻き寄せ具を回動方向に間隔を隔てて取り付けてある無端回動体が、汚水貯留槽内において横軸心周りで回転する駆動回転体と従動回転体とに亘って回動自在に巻き掛けられ、
前記汚水貯留槽内の液面下における前記無端回動体の前記回転体に対する非巻き掛け部分を、その回動径路の外周側から内周側に向けて押圧することにより、その無端回動体に張力を付与する押圧部材が、下方に自重移動自在に設けられている汚泥掻き寄せ機であって、
前記押圧部材を前記無端回動体に対して直交する方向に押圧するように前記横軸心と略平行な揺動軸心周りで自重揺動自在な揺動アームに取付けた揺動部材を設け、
前記揺動軸芯を前記従動回転体の回転軸または前記従動回転体の近傍に設け、前記押圧部材を前記揺動アームにおける前記揺動軸芯から所定距離隔てた位置に取付けて、前記押圧部材が前記無端回動体に対して直交する方向に押圧するように構成し、
前記揺動軸心から前記揺動部材の重心位置までの距離が、前記揺動軸心から前記押圧部材が前記無端回動体と接触する位置までの距離よりも長くなるように前記揺動部材を形成し、前記揺動アームの揺動に基づいて前記無端回動体の弛みを検出する弛み検出機構を設けてあり、
前記弛み検出機構は、前記揺動アームの揺動に伴って揺動する指針を、前記揺動アームの揺動軸に取り付けて前記汚水貯留槽の液面よりも上方に突出させ、前記指針の揺動角を計測可能な目盛り板を設けて構成してある汚泥掻き寄せ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009228955A JP5161855B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 汚泥掻き寄せ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009228955A JP5161855B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 汚泥掻き寄せ機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011072951A JP2011072951A (ja) | 2011-04-14 |
JP5161855B2 true JP5161855B2 (ja) | 2013-03-13 |
Family
ID=44017523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009228955A Active JP5161855B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 汚泥掻き寄せ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5161855B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5001997B2 (ja) * | 2009-12-02 | 2012-08-15 | アサヒ機装株式会社 | 汚泥掻き寄せ装置 |
JP5851770B2 (ja) * | 2011-08-31 | 2016-02-03 | 株式会社クボタ | 汚泥掻き寄せ機 |
JP6144637B2 (ja) * | 2014-02-05 | 2017-06-07 | 株式会社日立製作所 | 自動緊張装置及びそれを用いた汚泥掻寄機 |
JP6053863B2 (ja) * | 2015-05-01 | 2016-12-27 | 株式会社クボタ | 汚泥掻き寄せ機 |
JP6473480B2 (ja) * | 2017-07-26 | 2019-02-20 | 株式会社日立製作所 | 重錘式自動緊張装置及び汚泥掻寄機 |
Family Cites Families (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5132181U (ja) * | 1974-09-02 | 1976-03-09 | ||
JPS5641768Y2 (ja) * | 1976-04-16 | 1981-09-30 | ||
JPS5739045Y2 (ja) * | 1978-09-14 | 1982-08-27 | ||
JPS5817605Y2 (ja) * | 1979-05-02 | 1983-04-09 | 日立機電工業株式会社 | 汚泥掻寄機のチエン弛み検知装置 |
JPS55174910U (ja) * | 1979-06-05 | 1980-12-15 | ||
JPS6110725Y2 (ja) * | 1979-06-20 | 1986-04-05 | ||
JPS5631807U (ja) * | 1979-08-16 | 1981-03-28 | ||
JPS5835290Y2 (ja) * | 1979-08-16 | 1983-08-09 | 株式会社クボタ | 汚泥掻寄機のチェ−ン弛み検出装置 |
JPS5854169Y2 (ja) * | 1979-08-16 | 1983-12-09 | 株式会社クボタ | 汚泥掻寄機のチェ−ン弛み検出装置 |
JPS5678607A (en) * | 1979-11-29 | 1981-06-27 | Kubota Ltd | Rapid sedimentation equipment |
JPS5735803U (ja) * | 1980-08-06 | 1982-02-25 | ||
JPS58116004U (ja) * | 1982-02-01 | 1983-08-08 | 日立金属株式会社 | 重層型沈殿槽の汚泥かき寄せ装置 |
JPS5986210U (ja) * | 1982-11-30 | 1984-06-11 | 日立プラント建設株式会社 | 沈殿物掻寄機のチエ−ン弛緩度検知装置 |
JPS61102204U (ja) * | 1984-12-07 | 1986-06-30 | ||
JPS6342618U (ja) * | 1986-09-08 | 1988-03-22 | ||
JPS63193504U (ja) * | 1987-05-30 | 1988-12-13 | ||
JP3491980B2 (ja) * | 1994-07-15 | 2004-02-03 | 日立機電工業株式会社 | 多階層沈殿池 |
JP3554990B2 (ja) * | 1994-09-09 | 2004-08-18 | 充弘 藤原 | 沈澱池等の処理池における藻類の除去装置 |
JP3880114B2 (ja) * | 1996-12-04 | 2007-02-14 | 東京都 | チェーン破断検出装置 |
JP5117909B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2013-01-16 | 株式会社クボタ | 汚泥掻き寄せ機 |
-
2009
- 2009-09-30 JP JP2009228955A patent/JP5161855B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011072951A (ja) | 2011-04-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5161855B2 (ja) | 汚泥掻き寄せ機 | |
JP5690943B2 (ja) | 水中昇降装置 | |
KR101371049B1 (ko) | 수위, 높이 또는 수심측정용 계측장치 | |
KR101535624B1 (ko) | 수질 자동 측정장치 | |
KR101421237B1 (ko) | 수위연동형 모니터링 장치 | |
KR100205663B1 (ko) | 수질자동측정기 수직 왕복이동장치 | |
CN106990215A (zh) | 一种用于养殖池塘的自动升降式水质监测装置 | |
CN108107079A (zh) | 一种水质监测装置 | |
KR20190063036A (ko) | 수질센서 측정 깊이 조절장치 | |
KR100832924B1 (ko) | 교량 세굴 측정장치 | |
JP2006105834A (ja) | 水質測定装置 | |
JP5185595B2 (ja) | ダブルフロート式水位計 | |
CN115824359B (zh) | 一种用于水文地质孔的多层地下水水位观测装置 | |
JP4979475B2 (ja) | 撚線の残留トーション測定装置並びにそれを備えた撚線機および撚線の巻取り機 | |
KR20030035011A (ko) | 파이프를 이용한 채수기 | |
KR101555834B1 (ko) | 수위표 오토클리너 | |
KR200423286Y1 (ko) | 와이어로프식 슬러지 수집기의 장력조절장치 | |
KR100989591B1 (ko) | 폐수처리설비의 침전조내 슬러지 누적층 검지장치 | |
KR200352033Y1 (ko) | 진자센서 | |
JP2004212247A (ja) | 水盛式沈下/浮上測定の測定点用タンクシステム | |
JP2022037394A (ja) | 異常検出装置、水門システムおよび異常検出方法 | |
CN210603474U (zh) | 一种钢尺测量装置 | |
JP2010014076A (ja) | 立軸ポンプ | |
CN215768111U (zh) | 卤度测量装置 | |
CN221803984U (zh) | 一种水质监测仪用外部固定夹具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120326 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120809 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120830 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121029 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121115 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5161855 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151221 Year of fee payment: 3 |