JP5160841B2 - 梱包用中仕切 - Google Patents

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Description

本発明は、物品が収納される箱内を仕切るための梱包用中仕切に関する。
従来より、瓶詰めされた食品等の小型の物品を収納箱(例えば、一般的な段ボール箱等)に収納する場合、物品が変形したり、割れたり、片寄ったりすることがないように、梱包用中仕切を用いて物品を固定することがなされている(例えば、特許文献1参照)。
一般的な梱包用中仕切は、図7に示すように、段ボール等のシート状材料によって矩形に形成された基準部材101と、基準部材101と同様に段ボール等のシート材によって矩形に形成された二つの仕切部材102,103とからなり、基準部材101と仕切部材102,103とには、それぞれに互いを組み付けるための係合溝105,106が形成されている。
つまり、図7に示す梱包用中仕切は、図8に示すように、基準部材101に形成された係合溝105と仕切部材102,103に形成された係合溝106とを係合させた上で、基準部材101と仕切部材102,103とをスライドさせることにより、基準部材101に対し仕切部材102,103が直交するように組みつけられる。そして、基準部材101と仕切部材102,103と収納箱の側壁とによって形成される空間(以下、収納空間とする)に物品が収納される。
特開2000−6953号公報
しかしながら、図7,8に示すような従来の梱包用中仕切では、収納空間を形成するために、基準部材101に仕切部材102,103を組み付ける作業が必要であり、その作業に手間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は、手間をかけることなく、物品を収納するための領域を形成可能な梱包用中仕切を提供することを目的とする。
この「課題を解決するための手段」欄においては、発明に対する理解を容易にするため、必要に応じて後述する「発明を実施するための最良の形態」欄において用いた符号を付すが、この符号によって請求の範囲を限定することを意味するものではない。
上記目的を達成するためになされた本発明の梱包用中仕切(1,61)は、予め定められた形状に切込みが入れられた一枚のシート材(2,62)における一部の部位として、予め規定された折線にて折り曲げられることにより、基準壁を形成する基準片(9,10、70)と、基準片(9,10,70)に折線を介して連接され、その折線にて折り曲げられることにより、基準壁と交差する仕切壁を形成する少なくとも一つの仕切片(39,40,81,86,91,96)とを備えたものである。
このようにされた本発明の梱包用中仕切によれば、基準壁と仕切壁とによって形成される収納空間を、複数の部品を組み付ける手間をかけることなく、一枚のシート材を折り曲げるだけで形成することができる。
また、本発明の梱包用中仕切によれば、一枚のシート材に、基準片と仕切片とが連接されているため、基準片と仕切片とを展開することにより、当該梱包用中仕切を持ち運ぶ時の厚みをシート材1枚分とすることができる。つまり、本発明の梱包用中仕切によれば、別々に形成された基準部材と二つの仕切部材とを組み付けることによって構成され、かつ組み付けられた状態で持ち運ばれる従来の梱包用中仕切(以下、従来中仕切とする)に比べて、持ち運ぶ時の厚みを薄く(即ち、3枚から1枚に)することができる。このため、従来と同じ厚さ分だけ持ち運べると仮定した場合には、より多くの個数の梱包用中仕切を持ち運ぶことができ、梱包用中仕切を運搬する時の手間や、コストを削減することができる。
さらに、本発明の梱包用中仕切によれば、当該梱包用中仕切を運搬した先で、梱包用中仕切を保管するスペースを小さなものとすることができる。また、本発明の梱包用中仕切によれば、従来中仕切と異なり、基準片と仕切片とが一枚のシート材として形成されており、部品点数が一つであるため、在庫の数を容易に把握することができる。つまり、本発明の梱包用中仕切によれば、当該梱包用中仕切の在庫管理を容易にすることができる。
そして、本発明の梱包用中仕切(1)において、基準片(9,10)は、矩形に形成され、一組の対辺と直交するように予め規定された折線である規定折線(12)を対称軸として線対称な形状に形成された中央矩形部(11)と、特定辺(15,16)の少なくとも一つに連接され、矩形に形成された中央仕切部(21,22)とから構成され、仕切片(39,40)は、二つの特定対辺(17,18)のうち、中央仕切部(21,22)が連接された特定辺(15,16)と連続する特定対辺(17,18)の少なくとも一方に連接され、矩形形状に形成された第一仕切部(41,42)と、特定平行辺(27,28)に平行、かつ隣接するように、第一仕切部(41,42)から延設され、矩形形状に形成された第二仕切部(51,52)とによりL字型に形成されると共に、特定対辺(17,18)に連接された部位が折線とする
ただし、中央矩形部(11)において、規定折線(12)にて折り曲げられる一方のパーツを第一パーツ(13)、他方のパーツを第二パーツ(14)とし、規定折線(12)と直交する第一パーツ(13)の2辺のうち一方を第一辺(15)とし、規定折線(12)と直交し、かつ第一辺(15)と非連続な第二パーツ(14)の辺を第二辺(16)とし、第一辺、及び第二辺を特定辺(15,16)と称す。さらに、中央矩形部(11)において、特定辺(15,16)に対向する対辺を特定対辺(17,18)とし、規定折線に平行な2つの辺を特定平行辺(27,28)とする。
このように構成された本発明の梱包用中仕切では、特定対辺に連接された部位を折線として、少なくとも一つの仕切片が中央矩形部から突出するように折り曲げられ、さらに、規定折線にて中央矩形部が折り曲げられることにより、第二仕切部と特定平行辺とが交差し、かつ接触するように組み立てられる。
つまり、本発明の梱包用中仕切では、折線にて折り曲げられることで、中央矩形部と、中央仕切部とが基準壁としての機能を、第一仕切部と、第二仕切部とが仕切壁としての機能を発揮することになる。
本発明の梱包用中仕切において中央矩形部(11)は、規定折線(12)、及び特定対辺(17,18)に連接された部位が折り曲げられ、基準壁と仕切壁とが交差するように組み立てられる時に第二仕切部(51,52)と当接する特定平行辺(27,28)の位置に、第二仕切部(51,52)を係止する係止溝(30,31)を備えるように構成されていることが望ましい。
このように構成された本発明の梱包用中仕切では、特定対辺に連接された部位にて仕切片が基準片に対して折り曲げられ、かつ中央矩形部が規定折線にて折り曲げられた時(即ち、組み立てられた時)に、第二仕切部が係止溝に差し込まれ、第二仕切部が中央矩形部に係止されることになる。
このため、本発明の梱包用中仕切によれば、係止溝に仕切片が差し込まれることにより、折り曲げられた時(即ち、組み立てられた時)に仕切片がガタつくことを防止できる。つまり、本発明の梱包用中仕切によれば、収納空間に収納された物品をより安定した状態で保持することができる。
なお、基準片(9,10)に対して仕切片(39,40)が直角に折り曲げられるのであれば、本発明の梱包用中仕切における係止溝(30,31)は、中央仕切部(11)が連接された特定辺(15,16)の延長線と交わる特定平行辺(27,28)上に備えられている必要がある。
なお、本発明の梱包用中仕切では、梱包用中仕切を形成するシート材として、紙製の段ボールや、プラスチック製の段ボール、板紙を用いることが望ましい。このようなものを用いることにより、中仕切としての強度を十分に保ちつつ、折り曲げ、切断等の加工を容易に実施することができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
まず、梱包用中仕切は、瓶詰めされた食品等の小型の物品(以下、単に物品と称す)を収納箱(例えば、段ボール箱等)内に収納する時に、物品が変形したり、割れたり、片寄ったりすることがないように、収納箱内に配置して使用されるものである。以下、梱包用中仕切をこのように使用することを使用時と称す。
実施形態
図1は、実施形態における梱包用中仕切の展開図であり、図2は、図1に示した梱包用中仕切の使用時での(即ち、組み立てた)状態を示した斜視図である。
〈全体構成について〉
本発明が適用された梱包用中仕切1は、図2に示すように、使用時に仕切板として機能する基準片9,10と、互いに平行であり、かつ基準片9,10に直交すると共に、使用時に仕切板として機能する二つの仕切片39,40とを備えている。そして、組み立てられた梱包用中仕切1は、収納箱に配置され、基準片9,10と仕切片39,40と収納箱の側壁(図示せず)とに囲まれることで形成される収納空間に物品が収納される。
その梱包用中仕切1は、紙製の段ボールからなる一枚のシート材2を、図1に示すような形状に予め裁断することで形成されている。
ただし、図1における領域Aは、波型の形状を有する段ボールの中芯の向きを示しており、領域A内の線は、中芯の山または谷を表している。また、図1において破線で示す箇所には、折り曲げやすいように、半切加工が施されている。以下、図2から図10においても、同様とする。
なお、図1に記載の一点鎖線は、後述する各辺を説明するために記載しただけであり、シート材2に何らかの加工を施したものではない。
ここで、シート材2は、予め規定された折れ線であり、後述する規定折線12の中点を対称の中心(図1中、点B)とした点対称に形成されているため、点対称に形成された各部位のうち、一方については、括弧書きにて符号を追加するのみとし、該当部位についてまとめて説明する。
〈展開した状態について〉
次に、梱包用中仕切1を展開した状態について説明する。
シート材2には、図1に示すように、基準片9(10)を構成する矩形パーツ13(14)、及び中央仕切部21(22)と、仕切片39(40)を構成する第一仕切部41(42)、及び第二仕切部51(52)とが連接されている。そして、基準片9(10)と仕切片39(40)とによって構成され、規定折線12にて折り曲げられる一方の部位(図中、上側の部位、以下、上側部位とする)と、他方の部位(図中、下側の部位、以下、下側部位とする)とのそれぞれは、略矩形形状に形成されている。
このうち、上側部位に形成された基準片9と、下側部位に形成された基準片10とは、矩形形状に形成された矩形パーツ13(基準片10については、矩形パーツ14)に、略矩形形状に形成された中央仕切部21(22)が連接されることによりL字型に形成されている。以下、矩形パーツ13を第一パーツ13、矩形パーツ14を第二パーツ14とも称す。
一方、仕切片39(40)は、略矩形形状に形成された第一仕切部41(42)に、略矩形形状に形成された第二仕切部51(52)が連接されることによりL字型に形成されている。
以下では、基準片9(10)を構成する各部について詳しく説明する。
第一パーツ13、及び第二パーツ14は、互いに同一な大きさに形成されており、同じ長さの一つの辺(以下、連接辺とする)にて、連接辺を対称軸とした線対称な形状となるように連接されている。つまり、第一パーツ13と第二パーツ14とが連接辺にて連接されることより、本発明の中央矩形部11として一体に形成されている。なお、一体に形成された中央矩形部11において連接辺に相当する部位は、予め規定された折線である規定折線として形成されている(以下では、連接辺、規定折線共に、図中に記載の符号12を付す)。
そして、以下では、連接辺12と直交する第一パーツ13の2辺のうち一方(図1中、左側の辺)を第一辺15とし、他方(図1中、右側の辺)を第一対辺17とし、連接辺12と直交する第二パーツ14の2辺のうち、第一辺15と非連続な辺(即ち、図1中、右側の辺)を第二辺16(以下、第一辺15と第二辺16とを合わせて特定辺と称す)とし、他方(図1中、左側の辺)を第二対辺18(以下、第一対辺17と第二対辺18とを合わせて特定対辺と称す)とする。さらに、第一パーツ13、及び第二パーツ14のそれぞれにおいて、連接辺12に平行な対辺(図中、第一パーツ13であれば上側の辺、第二パーツであれば下側の辺)を特定平行辺19とする。
また、中央仕切部21(22)は、矩形パーツ13(14)の特定辺15(16)に連接された矩形仕切部23(24)と、規定折線12から離れるように矩形仕切部23(24)に延設された上部仕切部25(26)とから形成されている。
このうち、矩形仕切部23(24)は、一組の対辺(以下、矩形対辺とする)間の距離が特定辺15(16)の長さと同一な略矩形形状に形成されている。そして、矩形仕切部23(24)は、矩形対辺を構成する一辺(以下、第一矩形辺27とし、矩形対辺を構成する他方の辺を第二矩形辺28とする)が規定折線12と連続するように特定辺15(16)に連接されている。
なお、基準片9(10)には、折線にて折り曲げられた仕切片39(40)を係止するための係止溝30(31)が形成されている。
その係止溝30(31)は、特定平行辺19から突設され、三角形状に形成された第一凸部23A(24A)と、第二矩形辺28から突設され、矩形形状に形成された第二凸部23B(24B)とからなる。そして、係止溝30(31)は、特定辺15(16)の延長線と交わる第二矩形辺28(もしくは特定平行辺19)上に、シート材2の厚みと同一な間隔の隙間を形成するように、二つの凸部23A,23B(24A,24B)が配設されることで形成されている。
また、上部仕切部25(26)は、一組の対辺(以下、上部仕切対辺とする)間の距離が第二矩形辺28よりも短い矩形形状に形成されている。そして、上部仕切部25(26)は、矩形仕切部23(24)の特定辺15(16)に連接されず、かつ矩形対辺27,28ではない端辺29に、上部仕切対辺を構成する2辺のうちの一辺が連続するように、矩形仕切部23(24)の第二矩形辺28に連接されている。
つまり、上側部位に形成された基準片9と下側部位に形成された基準片10とは、矩形パーツ13(14)と、矩形仕切部23(24)と、上部仕切部25(26)とによりL字型、かつ一体に形成されている。
次に、仕切片39(40)を構成する各部について詳しく説明する。
仕切片39(40)を構成する第一仕切部41(42)は、四辺のうちの一辺が規定折線12と連続、かつ第一矩形辺27に隣接するように、中央矩形部11の特定対辺17(18)に連接されている。
さらに、第二仕切部51(52)は、四辺のうちの一辺(以下、隣接辺とする)が特定平行辺19に平行、かつ隣接し、さらに、隣接辺と直交する2辺のうちの一辺が上部仕切部25(26)と隣接するように、第一仕切部41(42)から延設されている。なお、第二仕切部51(52)は、隣接辺の対辺である辺(以下、隣接対辺とする)が、上部仕切部25(26)の上部仕切対辺を構成する2つの辺ではなく、かつ矩形仕切部23(24)に連接されていない端辺(以下、上部仕切端辺とする)と連続するようにされている。
つまり、仕切片39(40)は、第一仕切部41(42)と第二仕切部51(52)とによりL字型に一体に形成されており、中央矩形部11の特定対辺17(18)にて基準片10に連接されている。
なお、第一パーツ13と第二パーツ14とが連接された連接辺12に相当する部位(即ち、規定折線12)や、第一仕切部41(42)が連接された矩形パーツ13(14)における特定対辺17(18)に相当する部位には、組み立ての際に容易に折り曲げることができるように、専用刃を用いたプレスによる半切加工が施されている。
〈組立の手順について〉
次に、梱包用中仕切1を組み立てる時の組立手順について説明する。
ここで、図3は、梱包用中仕切1の組立手順を示した説明図である。
まず、図3に示すように、展開された状態にある梱包用中仕切1(即ち、シート材2)から、それぞれの仕切片39(40)を構成する第二仕切部51(52)が内側に向けて突出するように、第一仕切部41(42)が連接された特定対辺17(18)に相当する部位を折り曲げる。
このような状態から、さらに、シート材2(より正確には、中央矩形部)を規定折線にて折り曲げる。この時、第二仕切部51(52)を係止溝30(31)に差し込むと共に、第一パーツ13と第二パーツ14とが当接するまで規定折線にて中央矩形部を折り曲げる。
このようにして組み立てられた梱包用中仕切1は、第二仕切部51(52)が係止溝30(31)に係止された状態となり、基準片9(10)に対して二つの仕切片39(40)が直交し、かつ第二仕切部51(52)が基準片9(10)を跨いだ形状となる。
つまり、梱包用中仕切1は、折線に沿って折り曲げられるだけで、基準片9(10)とそれぞれの仕切片39(40)とが十字状にクロスした状態となるように組み立てられる。
実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態の梱包用中仕切1によれば、従来技術と異なり、複数の部品を組み付ける手間をかけることなく、組み立てることができる。
また、梱包用中仕切1によれば、組み立てられた時に、係止溝30,31に仕切片39,40が差し込まれるため、仕切片39,40がガタつくことを防止できる。つまり、梱包用中仕切1によれば、物品をより安定した状態で収納空間に保持することができる。
さらに、梱包用中仕切1によれば、シート材として紙製の段ボールを用いているため、中仕切として必要な強度を十分に保ちつつ、折り曲げ、切断等の加工を容易に実施することができる。
なお、梱包用中仕切1では、シート材2に基準片9,10と、二つの仕切片39,40とが接続されているため、基準片9,10と仕切片39,40とを展開することで、1枚のシートのままで持ち運ぶことが可能である。このため、梱包用中仕切1によれば、梱包用中仕切1を持ち運ぶ時の厚みをシート1枚分とすることができ、図7、8に示した別々に形成された3つの部材を組み付けることによって構成され、かつ組み付けた状態で持ち運ばれる従来の梱包用中仕切(以下、従来中仕切とする)に比べて、持ち運ぶ時の厚みを薄く(即ち、3枚から1枚に)することができる。
したがって、梱包用中仕切1によれば、従来と同じ厚さ分だけ持ち運べると仮定した場合には、従来中仕切に比べて、より多くの個数の梱包用中仕切を持ち運ぶことができ、多くの個数の梱包用中仕切を運搬する時の手間や、コストを削減することができる。
さらに、梱包用中仕切1によれば、当該梱包用中仕切1を運搬した先で、梱包用中仕切1を保管するスペースを小さなものとすることができる。また、梱包用中仕切1によれば、従来中仕切と異なり、一枚のシート材として形成されており、部品点数が1つであるため、在庫の数を容易に把握することができる。つまり、梱包用中仕切1によれば、当該梱包用中仕切1の在庫管理を容易にすることができる。
なお、本実施形態の梱包用中仕切1によれば、組み立てられた状態では、上部仕切端辺と、隣接対辺とが同一平面上に位置することになるため、上部仕切端辺と、隣接対辺とによって、例えば、トレーのような収納用容器を支えることができる。
これにより、図6(A)に示すように、スーパーマーケット等の商店において、収納箱に収納されていた物品(即ち、商品)を陳列する時に、物品を陳列する収納容器を支える台座として梱包用中仕切1を使用することができる。これにより、新たな台座を作成する手間を削減することができると共に、資源を有効に利用することができる。
参考例
次に、参考例について説明する。
図4は、参考例における梱包用中仕切の展開図であり、図5は、図4に示した梱包用中仕切の使用時での(即ち、組み立てられた)状態を示した斜視図である。
〈全体構成〉
包用中仕切61は、図5に示すように、使用時に仕切板として機能する基準片63と、基準片63から突出されると共に、使用時に仕切板として機能する4つの仕切片81,86,91,96とを備えている。そして、組み立てられた梱包用中仕切61は、収納箱内に配置され、基準片63と仕切片81,86,91,96と収納箱の側壁(図示せず)とに囲まれることで形成される収納空間に物品が収納される。
その梱包用中仕切61は、紙製の段ボールからなる矩形形状の一枚のシート材62を、図4に示すような形状に予め裁断することで形成されている。
ここで、シート材62は、軸C−Cを対称軸とした線対称に形成されているため、線対称に形成された各部位のうち、1つのみを説明するものとし、その他については、括弧書きにて符号を追加するのみとし、まとめて説明する。
〈展開した状態について〉
次に、梱包用中仕切61を展開した状態について説明する。
シート材62には、図4に示すように、基準片63(図3参照)を構成する基準部70と、仕切片81,86(91,96)を構成する第一仕切部82,87(92,97)、及び第二仕切部83,88(93,98)とが連接されている。
このうち、基準部70は、矩形形状に形成された基板の4つの角を、矩形形状に切り欠いた切欠き部66,67(68,69)を有し、かつ予め規定された規定折線65を対称軸として線対称な十字形状に形成されている。
その基準部70を構成する基板において、一組の対辺(以下、規定対向辺とする)を構成するそれぞれの辺(図中、上下方向に平行な辺)を対向辺71(72)とする。なお、規定折線65は、規定対向辺と直交するように設けられている。
そして、切欠き部66,67(68,69)は、切り欠くことで形成される一つの辺が、対向辺71(72)よりも短く、かつ対向辺71(72)と平行となるように形成されている。なお、以下では、切欠き部66,67(68,69)において、対向辺71(72)に平行な辺を特定対向辺73,74(75,76)とし、特定対向辺73,74(75,76)と直交する辺を特定直交辺77,78(79,80)と称す。また、基準部70において、規定折線65に平行な一組の対辺を平行対向辺64(図中、左右方向に平行な辺)とする。
次に、仕切片81,86(91,96)について詳しく説明する。
その仕切片81,86(91,96)は、略矩形形状に形成された第一仕切部82,87(92,97)に、略矩形形状に形成された第二仕切部83,88(93,98)が連接されることにより、L字型に一体に形成されている。
このうち、第一仕切部82,87(92,97)は、一組の対辺のうち、一辺が平行対向辺64に連続し、かつ平行対向辺64と非連続な一辺が特定直交辺77,78(79,80)と隣接するように、特定対向辺73,74(75,76)に連接されている。
さらに、第二仕切部83,88(93,98)は、4辺のうちの一辺(以下、第一規定辺とする)が対向辺71(72)に平行、かつ隣接し、さらに、第一規定辺と直交する二つの辺のうちの一方(以下、第二規定辺とする)が規定折線65の延長線上に位置するように、第一仕切部82,87(92,97)から延設されている。
このように第二仕切部83,88(93,98)が延設されることにより、仕切片81(91)と仕切片86(96)とは、それぞれの第二仕切部83,88(93,98)に備えられた第二規定辺にて隣接することになる。
なお、第一仕切部82,87(92,97)が連接された基準部70における特定対向辺73,74(75,76)に相当する部位や、規定折線65には、組み立ての際に容易に折り曲げることができるように、専用刃を用いたプレスによる半切加工が施されている。
〈組立の手順について〉
次に、梱包用中仕切61を組み立てる時の組立手順について説明する。
まず、展開された状態にあるシート材62から、それぞれの仕切片81,86,91,96を構成する第二仕切部83,88(93,98)が内側に向けて突出するように、第一仕切部82,87(92,97)が連接された特定対向辺73,74(75,76)に相当する部位を折り曲げる。
このような状態から、さらに、シート材62を規定折線にて折り曲げる。この時、基準部70において規定折線65を対称軸として線対称な一方のパーツと、他方のパーツとが当接するまで基準部70を折り曲げる。
このようにして組み立てられた梱包用中仕切61は、基準片63から4つの仕切片81,86,91,96が突出した状態となり、さらに、基準片63に設けられた規定折線65と、各仕切片81,86,91,96に備えられた第二規定辺とが、同一平面上に位置することになる。
参考例の効果]
以上説明したように、本参考例の梱包用中仕切61によれば、実施形態の梱包用中仕切1と同様に、複数の部品を組み付ける手間をかけることなく、組み立てることができ、さらには、実施形態の梱包用中仕切1と同様の効果を得ることができる。
また、本参考例の梱包用中仕切61によれば、組み立てられた状態では、規定折線65と、第二規定辺とが同一平面上に位置することになるため、規定折線65と、4つの第二規定辺とによって、例えば、トレーのような収納用容器を支えることができる。
つまり、図6(B)に示すように、スーパーマーケット等の商店において、収納箱に収納されていた物品(即ち、商品)を陳列する時に、物品を陳列する収納容器を支える台座として梱包用中仕切61を使用することができる。これにより、新たな台座を作成する手間を削減することができると共に、資源を有効に利用することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、実施形態における梱包用中仕切1には、上部仕切部25,26が備えられていたが、この上部仕切部25,26は、省略されていても良い。これに加えて、矩形仕切部23(24)が省略されていても良い。
さらに、実施形態の梱包用中仕切1では、一つの中央矩形部11に、二つの仕切片40が連接されていたが、中央矩形部11に連接される仕切片40は、一つであっても良い。この場合、梱包用中仕切は、図9に示すように、実施形態の梱包用中仕切1から、中央仕切部21や、中央仕切部21が連接されるべき第一辺15に連続する第二対辺18に連接されていた仕切片40、上部仕切部26が省略された形状に形成されていることが望ましい。
さらに、実施形態の梱包用中仕切においては、基準片9,10と、仕切片39,40とを組み合わせることにより、組み立てた状態で、基準片9,10と直交し、仕切板として機能する仕切片39,40が3つ以上となるように形成されていても良い。
また、参考例の梱包用中仕切61では、基準部70に形成された4つの切欠き部66,67,68,69のそれぞれに仕切片81,86,91,96が連接されていたが、基準部70に連接される仕切片は、4つに限るものではない。例えば、基準部70に連接される仕切片は、二つでも良い。この場合、梱包用中仕切は、図10に示すように、参考例の梱包用中仕切61を軸C−Cにて切断した形状に形成されていることが望ましい。
さらに、参考例の梱包用中仕切においては、基準片と、仕切片とを組み合わせることにより、組み立てた状態で、基準片70と直交し、仕切板として機能する仕切片が5つ以上となるように形成されていても良い。
また、上記実施形態(ここでは、実施形態参考例との両方)では、シート材として紙製の段ボールを用いたが、シート材としては、例えば、プラスチック製の段ボールや、プラスチック製の薄板、厚紙等の板紙を用いても良い。
実施形態における梱包用中仕切の展開図である。 実施形態における梱包用中仕切が組み立てられた状態を示した斜視図である。 実施形態の梱包用中仕切の組み立て手順を説明するための説明図である。 参考例における梱包用中仕切の展開図である。 参考例における梱包用中仕切が組み立てられた状態を示す斜視図である。 実施形態、及び参考例における梱包用中仕切の使用例を示した説明図である。 従来の梱包用中仕切を構成する部材を示した部品図である。 従来の梱包用中仕切の組立手順、及び組み立てられた状態を示した説明図である。 実施形態の変形例における梱包用中仕切の展開図である。 参考例の変形例における梱包用中仕切の展開図である。
符号の説明
1,61…梱包用中仕切 2,62…シート材 9,10,63…基準片 11…中央矩形部 12,65…規定折線 13…第一パーツ 14…第二パーツ 15…第一辺 16…第二辺 17…第一対辺 18…第二対辺 21,22…中央仕切部 23,24…矩形仕切部 23A,24A…第一凸部 23B,24B…第二凸部 25,26…上部仕切部 27…第一矩形辺 28…第二矩形辺 29…端辺 30,31…係止溝 39,40,81,86,91,96…仕切片 41,42,82,87,92,97…第一仕切部 51,52,83,88,93,98…第二仕切部 64…平行対向辺 66,67,68,69…切欠き部 70…基準部 71,72…対向辺 73,74,75,76…特定対向辺 77,78,79,80…特定直交辺

Claims (3)

  1. 予め定められた形状に切込みが入れられた一枚のシート材における一部の部位であり、予め規定された折線にて折り曲げられることにより、基準壁を形成する基準片と、
    前記シート材における一部の部位であり、前記基準片に折線を介して連接され、その折線にて折り曲げられることにより、前記基準壁と交差する仕切壁を形成する少なくとも一つの仕切片と
    を備え
    前記基準片は、
    矩形に形成され、一組の対辺と直交するように予め規定された折線である規定折線を対称軸として線対称な形状に形成された中央矩形部と、
    前記規定折線にて折り曲げられる一方を第一パーツ、他方を第二パーツとし、前記規定折線と直交する前記第一パーツの2辺のうち一方を第一辺とし、前記規定折線と直交し、かつ前記第一辺と非連続な前記第二パーツの辺を第二辺とし、前記第一辺、及び前記第二辺を特定辺と称して、前記特定辺の少なくとも一つに連接され、矩形に形成された中央仕切部と
    からなり、
    前記仕切片は、
    前記特定辺に対向する対辺を特定対辺とし、二つの前記特定対辺のうち、前記中央仕切片が連接された前記特定辺と連続する前記特定対辺の少なくとも一方に連接され、矩形形状に形成された第一仕切部と、
    前記規定折線に平行な前記中央矩形部における辺を特定平行辺とし、前記特定平行辺に平行、かつ隣接するように、前記第一仕切部から延設され、矩形形状に形成された第二仕切部と、
    によりL字型に形成されると共に、前記特定対辺に連接された部位が前記折線とされ
    ことを特徴とする梱包用中仕切。
  2. 前記中央矩形部は、
    前記規定折線、及び前記特定対辺に連接された部位が折り曲げられ、前記基準壁と前記仕切壁とが交差するように組み立てられる時に前記第二仕切部と当接する前記特定平行辺の位置に、前記第二仕切部を係止する係止溝を備えることを特徴とする請求項に記載の梱包用中仕切。
  3. 前記シート材は、紙製の段ボール、板紙、プラスチック製の段ボールのいずれか一つであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の梱包用中仕切。
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