JP5160520B2 - 結晶格子モアレパターン取得方法および走査型顕微鏡 - Google Patents
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Description
本発明の一実施形態では、二次元仮想格子点を設定し、各点からの信号を取得することで二次元モアレ干渉パターンを発生させる。そこで、原理に関わる走査顕微鏡法とモアレ縞の発生について説明する。
走査顕微鏡法は電子やイオン等の苛電粒子を含む粒子や素粒子等の入射プローブを測定対象に対して照射または作用させ、測定対象からの入射プローブの透過、反射、散乱、もしくは、入射プローブとの相互作用による発生する二次電子や光などの信号を各走査点で同期して検出、プロットし像を得る方法である。
結晶格子像のように分解能限界に近い高分解能像を得たい場合には、分解能より小さい走査ステップを設定する必要があり、例えば0.1nmの分解能のときに走査ステップが0.02nmとすると1000×1000画素の像では視野は20nm×20nmと非常に狭い領域となる。画像領域を広く取得するためには多数の画素が必要となり、画素数に比例した膨大な時間を要する。更に取得するために時間を要することで大幅な位置ずれが生じ測定精度を保つことができなくなる。
一方モアレ干渉の現象は周期の異なるグリッドパターンの重ね合わせなどの像でそれらの周期の差から新たな周期が発生する現象である。bの絶対値がtの値よりも遙かに小さい値としたとき、例えば一次元では図1に示すように周期tの構造と、この周期tに近い周期s(=t+b、(|b|<<t))の構造がある場合、これらの構造の重ね合わせによって、新たな大きな周期mのパターンが発生する。ここで、mは、下記の式を満たす。
1/m=1/t−1/s
m=st/(s−t)=t(t+b)/b
このような周期のパターンが像の中に見られる場合をモアレ縞と呼んでいる。
走査方法は大きくはアナログ走査法とデジタル走査法に分類される。アナログ走査法は走査線上を連続的に1列ずつ順次走査する方法で、ブラウン管などが典型例である。走査線に垂直方向は不連続のため周期があり、この周期sと、測定対象の周期aとが近い場合にsa/(s−a)の周期の1次元のモアレ縞を発生することは可能である。しかし、走査線方向は連続的に走査するため、二次元的なモアレパターンを発生することはできない。
特許文献1に示されているように、分解能に対して1方向の周期のサイズが十分大きい人工グリット格子などは、アナログ走査でもデジタル走査でもモアレパターンを発生させることは可能である。この場合、二次元パターンのように見えるのはグリッドそのものの像と重なっているためで、真の二次元モアレパターンではないことに注意が必要である。
例えば、走査透過型電子顕微鏡では、原子間隔以下に電子ビームを収束することで原子分解能が達成されており、原子の周期構造である二次元結晶格子像を観測可能である。この場合、結晶格子の一方向の周期と走査の周期が近い場合にモアレパターンが発生することがある。アナログ走査法の場合は走査線の間隔と走査線垂直方向の結晶周期に対応したモアレ縞が発生する可能性があり、デジタル走査法の場合は走査方向にもモアレ縞が発生する可能性があり、条件がそろえば二次元モアレパターンが発生する。しかし前述したように、自然の結晶格子像のように様々な二次元結晶構造に対して意図的にかつ二次元モアレパターンを制御して発生させるためには、周知の走査方法および表示方法では不十分で、所望の二次元モアレ縞を具体的に発生させ解析する方法は無かった。
次に、本発明の一実施形態による二次元結晶格子モアレパターン取得方法について説明する。以下では二次元格子空間と二次元逆格子空間を用いて説明するが、3次元格子空間と3次元逆格子空間を用いても同様に説明可能である。
次に、仮想格子点を設定することで二次元モアレパターンを発生させる原理と仮想格子点を決定する方法について以下詳細に説明する。
m1’= a1’−s1’
m2’= a2’−s2’
として表すことができる。これらの逆格子空間のベクトルの組は、例えば図7に示すように結晶格子ベクトルの組(a1,a2)および仮想格子ベクトルの組(s1,s2)から逆格子ベクトルの組(a1’,a2’)および(s1’,s2’)が計算される。そして、これらの逆格子ベクトルの組から、さらに二次元モアレパターンの周期の逆格子空間における周期の組(m1’,m2’)が計算される。これらの逆格子空間における周期の組から実空間における周期の組(m1、m2)が求まる。このため、所望のモアレ周期ベクトルm1、m2となるように仮想格子ベクトルs1,s2の仮想格子点を設定すればよい。したがって、結晶格子ベクトルの組(a1,a2)および仮想格子ベクトルの組が異なるように、仮想格子点を設定する必要がある。
r<|a1|
r<|a2|
r<|s1|
r<|s2|
r’>|a1’|
r’>|a2’|
r’>|s1’|
r’>|s2’|
二次元の周期格子は5種類のブラベ格子に分類される。このブラベ格子として、正方格子、長方格子、面心格子、六方格子、および斜方格子がある。仮想格子点も結晶格子と同様に分類することで、二次元モアレパターンの発生を2つの結晶の重ね合わせと同等に理解することも可能である。本発明の一実施形態における仮想格子点はブラベ格子上の内部構造を持たない格子点とみなすことができる。仮想格子点で取得した信号は正方格子ではアスペクト比が1:1となるように表示可能であるが、正方以外の格子では隣接点を順番に表示した場合に、長方格子では縦横のアスペクト比が、さらにそれ以外の格子は方位も歪んだ像になるため、そのままでは画像取得位置に1:1対応した像表示をすることができない。
次に、仮想格子点から取得した信号の表示について述べる。仮想格子点から取得したモアレパターンのデータを画像化し、視覚的に分かりやすくして画像上での解析を行うことによって、または取得データを直接計算することで各位置での二次元の格子のひずみの分布等が計測可能である。
|sn|<5×|mj| (n=1,2、j=1,2)
が好ましい条件となる。
|a1|=0.39nm
|a2|=0.39nm
の正方格子であって、仮想格子は、
s1=1.023a1、|s1|=0.40nm
s2=1.023a2、|s2|=0.40nm
となるように仮想格子点を設定し、モアレパターンを取得し、画像化したものである。図10(b)からわかるように、結晶格子像と相似の像が広い範囲で得られていることが分かる。相似な像のスケールは約44倍であり、計算により得られるm1=44.5×a1とほぼ一致している。走査に要する時間は取得条件にもよるが、およそスケールの二乗であるので、この場合高分解能像を同じ領域分取得した場合に比べ約2000分の1の時間で結晶格子に相当する像が取得できていることになる。
上記取得方法で仮想格子点の周期方向での完全結晶からの乱れは視覚的に分かりやすく、後述するように、格子の歪み量を計算することも容易である。図10(c)において、右上の結晶内部に相当する領域40では完全結晶であるが、端では歪みによって結晶格子が少しずつずれているため、それを反映してモアレパターンで描かれた格子も曲がっていることが分かる。
歪み領域の結晶格子ベクトルをadn(n=1,2)、逆格子ベクトルをadn’(n=1,2)として、歪み領域で得られたモアレパターンの格子ベクトルをmdn、逆格子ベクトルをmdn‘とすると
mdn’=sn’−adn’
となるため、歪み領域と、完全結晶領域とのモアレパターンの逆格子ベクトルとの差分は、歪み領域と完全結晶の結晶格子ベクトルの差分に等しく、
mdn’−mn’= −(adn’−an’)
となる。ここで、an’(n=1,2)は正常領域(完全結晶領域)結晶逆格子ベクトルを表し、mn’(n=1,2)は正常領域におけるモアレ逆格子ベクトルを表す。この関係から、図11に示すように、歪み領域の結晶逆格子ベクトルが得られて、歪み領域の実空間で格子サイズが計算可能となる。
次に、仮想格子点を設定して信号を取得した場合の信号の表示方法について説明する。前述のように通常の画像表示はアスペクト比1:1のラスター走査を前提とした表示となっている。1:1ラスター走査は、本発明の一実施形態の取得方法では、仮想格子点を正方格子に選ぶことに相当する。つまり仮想格子ベクトルs1、s2の大きさが等しく互いのなす角が90°の場合であり、その検出信号の表示を仮想格子ベクトルs1、s2に相似な画素に描くことである。よって、表示装置も格子点を持っているとみなすと、その格子点に対応するように検出信号が配置されて表示することがひとつの方法である。
正方格子以外の結晶格子に対して、正方の仮想格子点を設定した場合には相似のパターンは得られないが、モアレ縞の交差したパターンを発生することは可能である。STEMのビームコントローラーは正方の周期走査もしくは、正方と長方の周期走査は可能なので、既存の装置を利用する場合には、有用である。この場合のモアレパターンデータは、視覚的には結晶格子内部がXY比、角度がひずんだ形となるが、前述のひずみ解析と同様に図11に示すように、仮想格子点の格子ベクトルとの関係に従って完全な周期結晶の場合との差を算出することで、測定領域の二次元的な周期のずれを検出することが可能である。
次に、本発明の一実施形態による二次元結晶格子モアレパターン取得方法を実施する走査型顕微鏡について説明する。
Ix’=cIX+dIY
Iy’=eIX+fIY
となるように変換させる変換部を付加することでも実現できる。ここで、c、d、e、fは変換係数である。通常はX走査とY走査が倍率設定と回転設定を同倍率、同回転で行うことに対して、この変換部はX走査、Y走査それぞれ独立に行うことに相当する。
15 仮想格子点
20 逆格子空間での分解能限界
40 完全結晶領域
50 斜方格子
100 STEM本体
101 ビーム発生部
102 ビーム偏向部
103 対物レンズ
106 ADF(環状暗視野)検出器
108 BF(明視野)検出器
120 制御部
122 中央処理部
200 試料
Claims (14)
- 走査透過型電子顕微鏡を用いて、結晶構造の結晶格子モアレパターンを取得する方法であって、
前記結晶構造の走査面において、前記結晶構造の2次元結晶格子と前記2次元結晶格子の方位を把握する工程と、
把握された前記結晶構造の2次元結晶格子と前記2次元結晶格子の方位に対応して、複数の仮想格子点を周期的に配置する工程と、
入射プローブを用いて、複数の前記仮想格子点からの信号を検出する工程と、
検出した前記信号を前記仮想格子点の各座標位置に対応するモアレパターンとして出力、または表示する工程と、
を備えていることを特徴とする結晶格子モアレパターン取得方法。 - 隣接する前記仮想格子点間の距離は、前記走査透過型顕微鏡の分解能より大きいことを特徴とする請求項1記載の結晶格子モアレパターン取得方法。
- 走査透過型電子顕微鏡を用いて、結晶構造の結晶格子モアレパターンを取得する方法であって、
前記結晶構造の走査面において、前記結晶構造と方位に対応して、複数の仮想格子点を周期的に配置する工程と、
入射プローブを用いて、複数の前記仮想格子点からの信号を検出する工程と、
検出した前記信号を前記仮想格子点の各座標位置に対応するモアレパターンとして出力、または表示する工程と、
を備え、
複数の前記仮想格子点の配置は、前記仮想格子点によって決まる仮想格子ベクトルが、前記結晶格子から決まる結晶格子ベクトルに相似となるように行うことを特徴とする結晶格子モアレパターン取得方法。 - 走査透過型電子顕微鏡を用いて、結晶構造の結晶格子モアレパターンを取得する方法であって、
前記結晶構造の走査面において、前記結晶構造と方位に対応して、複数の仮想格子点を周期的に配置する工程と、
入射プローブを用いて、複数の前記仮想格子点からの信号を検出する工程と、
検出した前記信号を前記仮想格子点の各座標位置に対応するモアレパターンとして出力、または表示する工程と、
を備え、
前記結晶格子モアレパターンは、表示装置のアスペクト比に対応して伸縮、回転処理を行って表示することを特徴とする結晶格子モアレパターン取得方法。 - 前記結晶格子モアレパターンのデータに基づいて、前記結晶格子の歪み量を算出する工程をさらに備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の結晶格子モアレパターン取得方法。
- 前記複数の仮想格子点を周期的に配置する工程は、
前記結晶構造の結晶格子ベクトルを決定する工程と、
前記結晶構造の結晶格子ベクトルに基づいて仮想格子ベクトルを決定する工程と、
前記結晶構造の走査面における測定範囲を決定する工程と、
前記測定範囲内における複数の前記仮想格子点を計算し、配置する工程と、
を備えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の結晶格子モアレパターン取得方法。 - 前記仮想格子点を計算し、配置する工程は、
前記結晶格子ベクトルの張る実空間に基づいて、逆格子空間における結晶格子の逆格子ベクトルと、取得したいモアレパターンの格子ベクトルの張る実空間に基づいて、モアレパターンの逆格子空間における逆格子ベクトルを求め、前記結晶格子の逆格子ベクトルと、前記モアレパターンの逆格子ベクトルに基づいて仮想格子ベクトルの逆格子ベクトルを求め、前記仮想格子逆格子ベクトルから実空間の仮想格子ベクトルを計算し、計算された前記仮想格子ベクトルに基づいて前記仮想格子点を求める工程と、
を備えていることを特徴とする請求項6記載の結晶格子モアレパターン取得方法。 - 前記結晶格子モアレパターンは、前記結晶格子点と前記仮想格子点とによって決定されることを特徴とする請求項6または7記載の結晶格子モアレパターン取得方法。
- 電子ビームを発生するビーム発生部と、
前記電子ビームを偏向させるビーム偏向部と、
偏向された前記電子ビームを結晶構造の走査面に収束させる対物レンズと、
前記電子ビームが前記結晶構造に照射された際に前記結晶構造からの信号を検出する検出部と、
前記結晶構造の走査面において、前記結晶構造と方位に対応して、周期的に配置される複数の仮想格子点の座標位置を計算し、設定する計算/設定部と、
設定された各仮想格子点の座標位置に、前記ビーム発生部から発生された電子ビームが照射されるように、前記ビーム偏向部に制御信号を送り制御する制御部と、
前記電子ビームが前記仮想格子点に照射された際の前記結晶構造からの信号を、前記検出器を介して取得して処理する信号処理部と、
前記信号処理部によって処理された信号を前記仮想格子点の各座標位置に対応するモアレパターンとして生成する生成部と、
を備え、
前記計算/設定部は、
前記結晶構造の結晶格子ベクトルから仮想格子ベクトルを決定し、前記結晶構造の走査面における測定範囲を決定し、前記測定範囲内における前記仮想格子点の座標位置を計算し、配置することを特徴とする走査透過型顕微鏡。 - 前記計算/設定部は、前記仮想格子点の座標位置を計算し、配置する際に、
前記結晶格子ベクトルの張る実空間に基づいて、逆格子空間における結晶格子の逆格子ベクトルと、取得したいモアレパターンの格子ベクトルの張る実空間に基づいて、モアレパターンの逆格子空間における逆格子ベクトルを求め、前記結晶格子の逆格子ベクトルと、前記モアレパターンの逆格子ベクトルに基づいて仮想格子ベクトルの逆格子ベクトルを求め、前記仮想格子逆格子ベクトルから実空間の仮想格子ベクトルを計算し、計算された前記仮想格子ベクトルに基づいて前記仮想格子点を求めることを特徴とする請求項9記載の走査透過型顕微鏡。 - 前記結晶格子モアレパターンは、前記結晶格子点と前記仮想格子点とによって決定されることを特徴とする請求項9または10記載の走査透過型顕微鏡。
- 複数の前記仮想格子点の配置は、前記仮想格子点によって決まる仮想格子ベクトルが、前記結晶格子から決まる結晶格子ベクトルに相似となるように行うことを特徴とする請求項9乃至11記載の走査透過型顕微鏡。
- 前記結晶格子モアレパターンは、表示装置のアスペクト比に対応して伸縮、回転処理を行って表示することを特徴とする請求項9乃至11記載の走査透過型顕微鏡。
- 前記結晶格子モアレパターンのデータに基づいて、前記結晶格子の歪み量を算出することを特徴とする請求項9乃至13のいずれかに記載の走査透過型顕微鏡。
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