JP5159166B2 - ブロー成形方法及びブロー成形金型 - Google Patents

ブロー成形方法及びブロー成形金型 Download PDF

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本発明は、本体部壁部のパーティングラインから外れた箇所に外向きに突出する筒状部を有する中空体を製造するブロー成形方法及びブロー成形金型に関する。
本体部壁部のパーティングラインから外れた箇所に外向きに突出する筒状部を有する中空体を、ブロー成形により製造する場合、図10(a)〜(c)に示すように、パリソン1が金型2に形成された筒状キャビティ3内に膨出するとき薄肉化する。そのため、中空体は筒状部において必要な機械的強度や精度が得られないという問題があり、一方、筒状部において必要な機械的強度を得るため、予め薄肉化を見込んでパリソンの肉厚を大きくすると、中空体全体の重量が大きくなり、コスト面でも不利となる。
さらに、筒状部の外周に雄ねじ等を形成する場合、ブロー圧のみでは正確な形状を作ることができないという問題もある。
これに対し、特許文献1では、筒状キャビティ内を真空吸引してパリソンの一部を前記筒状キャビティ内に突出変形させた後、パリソン内に加圧エアを導入して膨張させることにより、筒状部の薄肉化を防止することが記載されている。しかし、パリソンの一部を真空吸引により筒状キャビティ内に引き込むのは不確実であり、かつできたとしてもパリソンを引き込む際に該パリソンが薄肉化することは避けられない。また、筒状部の外周に雄ねじを形成しているが、実質的にブロー圧のみによりねじ山の正確な形状を形成することは難しい。
一方、特許文献2には、ねじ山を形成した筒状部をインサートとして金型にセットし、ブロー成形により中空体を製造すると同時にその本体部に溶着させている。この場合、筒状部の薄肉化及びねじ山の精度についての問題は生じないが、インサートの部品コストが高く、またブロー成形のたびに金型にセットすることに伴う生産性の低下及び労働コストの問題がある。
特開平8−183087号公報 特開平8−143393号公報
本発明は、本体部壁部のパーティングラインから外れた箇所に外向きに突出する筒状部を有する中空体をブロー成形により製造する場合において、ブロー成形体全体を厚肉化することなく、かつ筒状部としてインサートを用いることなく、筒状部の薄肉化を抑制することを主たる目的とする。さらに、筒状部に雄ねじを形成する場合において、その精度を向上させることを別の目的とする。
本発明のブロー成形方法(請求項1)は、一対の分割金型でパリソンを挟んで型締めした後パリソン内に加圧気体を吹き込み、本体部壁部のパーティングラインから外れた箇所に外向きに突出する筒状部を有する中空体を製造する場合において、前記一対の分割金型が、前記筒状部を形成する筒状キャビティを有するとともに、前記筒状キャビティ内に進退可能に配置され、後退したとき先端面が前記筒状キャビティの底面の一部をなすピンを有する第1分割金型と、前記第1分割金型に対向する第2分割金型からなり、第1分割金型において前記ピンを前進させその先端面を前記筒状キャビティの開口より内側に突出させた状態として、プリブローしたパリソンを第1,第2分割金型で挟んで前記ピンの先端面でパリソンを内側に押し込み、続いて前記ピンを後退させて押し込んだパリソンを前記筒状キャビティの中に引き込んだ後、本ブローすることを特徴とする。
このブロー成形方法において、前記第1分割金型として、前記筒状部を形成する筒状キャビティと、前記筒状キャビティ内に進退可能に配置されたピンを有し、前記ピンは後退したとき先端面が前記筒状キャビティの底面の一部をなし、前進したとき前記先端面が前記筒状キャビティの開口より内側に突出するようになったものが使用される。
また、本発明のブロー成形方法(請求項2)は、一対の分割金型でパリソンを挟んで型締めした後パリソン内に加圧気体を吹き込み、本体部壁部のパーティングラインから外れた箇所に外向きに突出する雄ねじ付き筒状部を有する中空体を製造する場合において、前記一対の分割金型が、前記筒状部を形成する筒状キャビティを有するとともに、前記筒状キャビティ内にその内壁面から所定の隙間をおいて進退可能に配置され、後退したとき先端面が前記筒状キャビティの底面をなすスリーブと、前記スリーブ内に進退可能に配置され、後退したとき先端面が前記スリーブの先端面とともに前記筒状キャビティの底面をなすピンを有する第1分割金型と、前記第1分割金型に対向する第2分割金型からなり、第1分割金型において前記スリーブを後退させ、かつ前記ピンを前進させその先端面を前記筒状キャビティの開口より内側に突出させた状態として、プリブローしたパリソンを第1,第2分割金型で挟んで前記ピンの先端面で前記パリソンを内側に押し込み、続いて前記ピンを後退させて押し込んだパリソンを前記筒状キャビティの中に引き込んだ後、本ブローするとともに前記スリーブを前進させて前記筒状キャビティ内に引き込んだパリソンを前記筒状キャビティの内壁面に押し付け、前記筒状部に雄ねじを形成することを特徴とする。
このブロー成形方法において、前記第1分割金型として、前記筒状部を形成する筒状キャビティと、前記筒状キャビティ内にその内壁面から所定の隙間をおいて進退可能に配置されたスリーブと、前記スリーブ内に進退可能に配置されたピンを有し、前記スリーブは後退したとき先端面が前記筒状キャビティの底面をなし、前記ピンは後退したとき先端面が前記スリーブの先端面とともに前記筒状キャビティの底面をなし、前進したとき前記先端面が前記筒状キャビティの開口より内側に突出するようになったものが使用される。
本発明によれば、本体部壁部のパーティングラインから外れた箇所に外向きに突出する筒状部を有する中空体をブロー成形により製造する場合において、ブロー成形体全体を厚肉化することなく、かつ筒状部としてインサートを用いることなく、筒状部の薄肉化を抑制することができる。さらに、筒状部に雄ねじを形成する場合において、その精度を向上させることができる。
以下、図1〜図9を参照して、本発明に係るブロー成形方法及びブロー成形金型について説明する。
図1〜図4に示すブロー成形方法は、略レーストラック形断面(パーティングラインに略垂直な断面において)を有する本体部11と、本体部11の壁面のパーティングラインから最も外れた平坦部から外向きに略垂直に突出する筒状部12を有するブロー成形体13を成形するもので、ブロー成形金型は第1分割金型14と第2分割金型15からなり、第1分割金型14に、本体部11を形成する本体部キャビティ16の一部(16aで示す)と、筒状部12を形成する筒状キャビティ17が形成され、第2分割金型15に、本体部11を形成する本体部キャビティ16の一部(16bで示す)が形成されている(この例では16aと16bで本体部キャビティ16の全部を構成する)。第1分割金型14には、筒状キャビティ17内に円柱状のピン18が設置され、ピン18は両分割金型14,15の進退方向と同一方向に進退可能とされ、後退したとき(図4参照)、先端面が筒状キャビティ17の底面の一部をなし、前進したとき(図1参照)、先端面が筒状キャビティ17の開口より内側(本体部キャビティ16内)に突出する。
ブロー成形の手順は例えば次のように行われる。
(1)図1に示すように、両分割金型14,15を型開きした状態で、パリソンヘッド19からパリソン21を押し出し、ブローノズル22を上昇させ、パリソン21の下端をプリピンチ装置23でプリピンチする。このとき、ピン18は前進位置にあり、その先端面は筒状キャビティ17の開口より内側(本体部キャビティ16内)に突出している。
(2)両分割金型14,15の型締めを開始するとともに、ブローノズル22からエアを導入してパリソン21のプリブローを行う。図2に示すように、両分割金型14,15の型締まり途中でパリソン21はピン18の先端面に押されて内側に押し込まれる。これにより、パリソン21の一部(図2に21aで示す)がピン18に被さり、ピン18の周囲にパリソン21(21a)が集められた形となる。
(3)型締まり完了と同時に又はその前後にピン18を後退させる。ピン18が後退することにより、図3に示すように、ピン18の周囲に集まったパリソン21の一部(図3に21b)がピン18の先端部周囲に一段と深く被さり、その周囲においてたるんだ状態となり、ここからさらにピン18が後退することにより、このパリソン21(21b)が筒状キャビティ17内に引き込まれる。
(4)ピン18が後退して先端面が筒状キャビティ17の底部に達した後、本ブローを行う。これにより、図4に示すように、パリソンが本体部キャビティ16及び筒状キャビティ17の内面に密着し、ブロー成形体13が製造される。
(5)ブロー成形後は両分割金型14,15を型開きし、ブロー成形体13を取り出す。
このブロー成形方法によれば、始めにピン18を突き出しておき、この状態で型締めを行ってピン18の先端部周囲にパリソン21の一部を集め、続いてピン18を後退させることによりパリソン21をピン18の周囲にたるませ、さらにピン18を後退させてパリソン21を筒状キャビティ17の内部に引き込むので、パリソン21の筒状キャビティ17内への引き込みが薄肉化を伴うことなく確実に行われる。そして、パリソン21を筒状キャビティ17内へ引き込んでから本ブローを行うので、パリソン21が筒状キャビティ17内で薄肉化するのが抑制できる。
なお、ピン18の突出長さにより、筒状キャビティ17内に引き込まれるパリソン21の分量(面積)が決まる。この突出長さは、筒状キャビティ17の深さに応じて適宜設定すればよいが、ピン18が後退位置にきたとき(図4に示す位置)、引き込まれたパリソン21が筒状キャビティ17内をほぼ充塞する程度に設定することが、薄肉化抑制の観点からは望ましい。
図5〜図9に示すブロー成形方法は、一部のみ示す本体部31(図9参照)と、本体部31から外向きに略垂直に突出する筒状部32を有するブロー成形体を成形するものである。このブロー成形体は、筒状部32の外周に雄ねじが形成されている点で、図1〜図4に示したブロー成形体3と異なるが、他の点は全く同じと考えてよい。ブロー成形方法及びブロー成形金型についても、筒状部32の薄肉化を抑制しようとする点で、図1〜図4に示すブロー成形方法及びブロー成形金型と共通点を有する。
図5〜図9には、第1分割金型34(図1〜図4に示すブロー成形金型の第1分割金型14に相当するもの)の筒状キャビティ36近傍のみ示す。
ブロー成形金型は第1分割金型34とこれに対向配置された図示しない第2分割金型からなり、第1分割金型34に、本体部31を形成する本体部キャビティの一部35と、筒状部32を形成する筒状キャビティ36が形成されている。第1分割金型34は、金型本体部37と、その中でスライド可能とされたスライド金型38,39からなり、このスライド金型38,39の前端部内側の部分により筒状キャビティ36の内壁面36aが画定される。第1分割金型34には、筒状キャビティ36内に進退可能に配置された略円筒形のスリーブ41と、スリーブ41内に進退可能に配置された円柱状のピン42が設置され、スリーブ41は筒状キャビティ36内でその内壁面36aから所定の隙間をおいて進退する。
スライド金型38,39は、金型本体部36に対して斜めに進退可能に設置され、後退して互いに分離し、前進して互いに合致し筒状キャビティ36の内壁面36aが構成され、さらに前記筒状キャビティ36の後方側(外側)に截頭円錐形の空間43及び円筒形の空間44が構成される。なお、筒状キャビティ36の内壁面36aにはねじ溝が形成されている。
スリーブ41は、スライド金型38,39の中央部に配置され、周囲が丸く面取りされた先端部41aと、先端部に続く小径部41bと、小径部41bに続く大径部41cを備え、小径部41bは筒状キャビティ36の内壁面36aとの間に所定の間隔を有し、大径部41cは筒状キャビティ36の内壁面36aの内径とほぼ等しい外径に形成されている。
スリーブ41は、例えば図6に示すように、後退したとき先端面が筒状キャビティ36の底面を構成し、ピン42は後退したとき先端面がスリーブ41の先端面と面一になり、両先端面が筒状キャビティ36の底面を構成する。またスリーブ41は、前進したとき先端面が筒状キャビティ36の開口から内側(本体部キャビティ35内)に突出し(図9参照)、ピン42は、前進したとき筒状キャビティ36の開口から内側(本体部キャビティ35内)に、スリーブ41より深く突出する(図5参照)。
ブロー成形の手順は例えば次のように行われる。なお、下記(1)〜(3)の手順は、図1〜図4に関する(1)〜(3)の手順と同様である。
(1)図1に示す手順と同様に、両分割金型を型開きした状態で、パリソンヘッドからパリソンを押し出し、ブローノズルを上昇させ、パリソンの下端をプリピンチ装置でプリピンチする。このとき、スライド金型38,39は前進位置にあり、これにより筒状キャビティ36(内壁面36a)が画定され、スリーブ41は後退位置にあり、ピン42は前進位置にあり、ピン42の先端面は筒状キャビティ36の開口より内側(本体部キャビティ36内)に深く突出している(図5参照)。
(2)両分割金型の型締めを開始するとともに、ブローノズルからエアを導入してパリソン43のプリブローを行う。図5に示すように、両分割金型(第1分割金型34のみ示す)の型締まり途中でパリソン43はピン42の先端面に押されて内側に押し込まれる。これにより、パリソン43の一部(図5に43aで示す)がピン42に被さり、ピン42の周囲にパリソン43(43aで示す)が集められた形となる。
(3)型締まり完了と同時に又はその前後にピン42を後退させる。ピン42が後退することにより、パリソン43(43bで示す)が筒状キャビティ36内に引き込まれる。図6は、ピン42が後退して先端面が筒状キャビティ36の底部(スリーブ41の先端面と面一になる位置)に達した状態を示す。これにより筒状キャビティ36の底面が画定される。
(4)続いて本ブローを行う。これにより、図7に示すように、パリソン43が本体部キャビティ35の内面に密着し、筒状キャビティ36内では、パリソン43(43b)が内壁面36aに密着し(ただしパリソン43内の内圧だけではねじ溝内に密着しない)、パリソン43(43b)の一部が筒状キャビティ36の内壁面36aと底面(スリーブ41とピン42の先端面)の隙間から膨出し、筒状キャビティ36内からはみ出している。
(5)続いて図8に示すように、筒状キャビティ36内でスリーブ41を(ピン42も)前進させる。スリーブ42は、筒状キャビティ36内に進入する小径部31bにおいて筒状キャビティ36内のパリソン43(43b)の内径よりやや大きい径に設定されており、筒状キャビティ36内を前進させることで、筒状のパリソン43(43b)がスリーブ42の外周面によりしごかれ、筒状キャビティ36の内壁面36aに向けて押し付けられる。これにより、パリソン43(43b)は筒状キャビティ36の内壁面36aのねじ溝内に圧入され、パリソン43bの外周に雄ねじが形成される。
(6)この例では、図9に示すように、スリーブ41が前進位置にきたとき、スリーブ41の先端部41aが筒状キャビティ36の開口から突出し本体部キャビティ35内に進入し、スリーブ41の大径部41cが筒状キャビティ36の内壁面36aの後端に達っする。スリーブ41の先端部41aが筒状キャビティ36の開口から内側に突出することにより、バリ43cの基部(筒状部32との接続部)が薄肉化して切除しやすくなる。一方、スリーブ41の大径部41cが前進することで、パリソン43bの一部(筒状キャビティ36の外にはみ出していた部分)が筒状キャビティ36内に押し込まれて圧縮され、前記雄ねじのねじ山がより精確に形成される。また、大径部41cが筒状キャビティ36の内壁面36aの下端に達っすることでバリ43dの基部(筒状部32との接続部)が薄肉化して切除しやすくなる。
(7)ブロー成形後はスライド金型38,39を斜めに後退させて筒状部32を開放し、続いて両分割金型を型開きし、ブロー成形体を取り出す。
このブロー成形方法によれば、筒状部32における薄肉化の抑制は、図1〜図4に示すブロー成形方法と同じように達成される。また、スリーブ41の外周面で、筒状キャビティ36の内壁面36aに密着したパリソン43bをしごくようにして前記内壁面36aに押し付けるので、薄肉化していない筒状部32に精確な雄ねじを形成することができる。
本発明に係るブロー成形方法の手順を説明する図である。 本発明に係るブロー成形方法の手順を説明する図である。 本発明に係るブロー成形方法の手順を説明する図である。 本発明に係るブロー成形方法の手順を説明する図である。 本発明に係る別のブロー成形方法の手順を説明する図である。 本発明に係る別のブロー成形方法の手順を説明する図である。 本発明に係る別のブロー成形方法の手順を説明する図である。 本発明に係る別のブロー成形方法の手順を説明する図である。 本発明に係る別のブロー成形方法の手順を説明する図である。 従来のブロー成形方法を説明する図である。
符号の説明
11,31 ブロー成形体の本体部
12,32 筒状部
13 ブロー成形体
14,34 第1分割金型
15 第2分割金型
17,36 筒状キャビティ
36a 筒状キャビティの内壁面
18,42 ピン
11,43 パリソン
41 スリーブ

Claims (3)

  1. 一対の分割金型でパリソンを挟んで型締めした後パリソン内に加圧気体を吹き込み、本体部壁部のパーティングラインから外れた箇所に外向きに突出する筒状部を有する中空体を製造するブロー成形方法において、前記一対の分割金型が、前記筒状部を形成する筒状キャビティを有するとともに、前記筒状キャビティ内に進退可能に配置され、後退したとき端面が前記筒状キャビティの底面の一部をなすピンを有する第1分割金型と、前記第1分割金型に対向する第2分割金型からなり、第1分割金型において前記ピンを前進させその先端面を前記筒状キャビティの開口より内側に突出させた状態として、プリブローしたパリソンを第1,第2分割金型で挟んで前記ピンの先端面でパリソンを内側に押し込み、続いて前記ピンを後退させて押し込んだパリソンを前記筒状キャビティの中に引き込んだ後、本ブローすることを特徴とするブロー成形方法。
  2. 一対の分割金型でパリソンを挟んで型締めした後パリソン内に加圧気体を吹き込み、本体部壁部のパーティングラインから外れた箇所に外向きに突出する雄ねじ付き筒状部を有する中空体を製造するブロー成形方法において、前記一対の分割金型が、前記筒状部を形成する筒状キャビティを有するとともに、前記筒状キャビティ内にその内壁面から所定の隙間をおいて進退可能に配置され、後退したとき先端面が前記筒状キャビティの底面をなすスリーブと、前記スリーブ内に進退可能に配置され、後退したとき先端面が前記スリーブの先端面とともに前記筒状キャビティの底面をなすピンを有する第1分割金型と、前記第1分割金型に対向する第2分割金型からなり、第1分割金型において前記スリーブを後退させ、かつ前記ピンを前進させその先端面を前記筒状キャビティの開口より内側に突出させた状態として、プリブローしたパリソンを第1,第2分割金型で挟んで前記ピンの先端面で前記パリソンを内側に押し込み、続いて前記ピンを後退させて押し込んだパリソンを前記筒状キャビティの中に引き込んだ後、本ブローするとともに前記スリーブを前進させて前記筒状キャビティ内のパリソンを前記筒状キャビティの内壁面に押し付け、前記筒状部に雄ねじを形成することを特徴とするブロー成形方法。
  3. 本体部壁部のパーティングラインから外れた箇所に外向きに突出する雄ねじ付き筒状部を有する中空体を製造するブロー成形金型において、前記筒状部を形成する側の分割金型が、前記筒状部を形成する筒状キャビティと、前記筒状キャビティ内にその内壁面から所定の隙間をおいて進退可能に配置されたスリーブと、前記スリーブ内に進退可能に配置されたピンを有し、前記スリーブは後退したとき先端面が前記筒状キャビティの底面をなし、前記ピンは後退したとき先端面が前記スリーブの先端面とともに前記筒状キャビティの底面をなし、前進したとき前記先端面が前記筒状キャビティの開口より内側に突出することを特徴とするブロー成形金型。
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