JP5157380B2 - レーザー印刷用積層体、およびレーザー印刷方法 - Google Patents
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Description
加えて、バリア性を有する透明積層体にレーザー印刷を施した場合にもバリア性にダメージを与えず、またバリア性にダメージが与えられた可能性があるレーザー印刷部を容易に検出できるレーザー印刷用積層体を提供することを目的とする。
また、前記レーザー印刷用積層体の最内層に、粘着層を介して剥離シートが積層され、前記レーザー用印刷層にレーザー光が照射され、前記黒インキの少なくとも一部が除去されて下地層が露出され、意匠が形成されたことを特徴とする、ラベルを提供するものである。
本発明のレーザー印刷付き積層体は、これを用いて袋体、内容物が包含された包装体、裏面に粘着層が形成されたラベルに調製することができ、各種の用途に好適に使用することができる。
本発明で使用する透明基材フィルムとしては、可視光透過性を有するものであり、例えば、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィンフィルム;ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステルフィルム;6,6−ナイロン等のポリアミドフィルム;ポリカーボネートフィルム;ポリアクリロニトリルフィルム;ポリイミドフィルム等を用いることができる。上記透明基材フィルムは、延伸、未延伸のどちらでもよいが、機械強度や寸法安定性を有するものが好ましい。なお、本発明では、二軸延伸ポリプロピレンフィルムを好適に使用することができる。耐熱性や機械的強度に優れるからである。特に、透明フィルムに吸収され易く、かつエネルギー出力の調整が困難な炭酸ガスレーザーを使用した場合にも、レーザー用印刷層を透過したレーザー光によりフィルムが分解して生じる臭気の発生を極力回避することができる。
(2)レーザー用印刷層
レーザー用印刷層(20)は、白インキ層からなる下地層(23)と黒インキ層(25)とからなる。白インキ層を構成する酸化チタン顔料は、レーザー光による変色が少なく、レーザー印刷の判読が容易だからである。また、黒インキ層(25)としてカーボン系顔料を用いると、レーザー光照射による除去が容易であり、好ましい。
なお、レーザー用印刷層(20)は、透明基材フィルム(10)の一部に形成されればよいため、他の個所にデザイン印刷層(70)を形成することができる。デザイン印刷層(70)は、レーザー用印刷層(20)に重複しないことが好ましい。
本発明のレーザー印刷用積層体は、前記透明基材フィルム(10)の下地層(23)と対向する面に、淡色インキ層からなる遮蔽層(30)が形成されることが好ましい。
遮蔽層(30)は、グラビア印刷、凸版印刷、スクリーン印刷、転写印刷、フレキソ印刷、その他等の印刷方式であってもよい。また、遮蔽層(30)は下地層(23)によって被覆され、外部から判別しえないことが外観上好ましい。
透明ガスバリア層(40)としては、ポリ塩化ビニリデン系樹脂フィルム、ポリ塩化ビニリデン系樹脂やポリビニルアルコールを主成分とする組成物をコーティングした樹脂フィルム、メタキシレンジアミン(MXD)ナイロンなどの延伸ポリアミド系樹脂フィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂層を含む二軸延伸多層ポリアミドフィルム、環状ポリオレフィンフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物からなるフィルム、基材層に酸化珪素、酸化アルミニウム等の金属酸化物の透明蒸着膜を有する樹脂のフィルム等がある。
なお、本発明では、前記透明基材フィルム(10)または前記遮蔽層(30)より内側に、透明ガスバリア層(40)を積層することを特徴とする。透明基材フィルム(10)にガスバリア性フィルムを使用することも可能であるが、レーザー印刷の際の発熱やレーザー光のエネルギーにより、ガスバリア性が低下する場合がある。このため、レーザー光の影響が少ない透明基材フィルム(10)または遮蔽層(30)より内側に積層することにしたものである。
最内層を構成しうるヒートシール層としては、熱によって溶融し相互に融着し得る各種の熱融着性を有するポリオレフィン系樹脂等を使用することができる。
本発明では、レーザー印刷用積層体やレーザー印刷付き積層体の最内層として、粘着層を介して積層された剥離シートであってもよい。これにより、上記積層体を透明ラベルとして使用することができる。このような粘着層や剥離シートは、従来のラベルに使用されるものを同様に使用することができる。
本発明では、上記に構成に加え、剛性や他の特性を付与するために、透明基材フィルム(10)や透明ガスバリア層(40)とヒートシール層(50)との間に、透明フィルムからなる他の中間層を積層してもよい。このような中間層は単層でも多層であってもよく、ガスバリア性、耐熱性、その他の特性を有していてもよい。
本発明のレーザー印刷用積層体は、透明基材フィルム(10)の内側や外側にデザイン印刷層(70)を有するものであってもよい。
本発明のレーザー印刷用積層体は、前記透明基材フィルム(10)の表面側に更に外層を設けてもよい。このような外層としては、透明基材フィルム(10)の用途や意匠性などによって適宜選択することができ、レーザー印刷用積層体表面の滑り性を付与する場合には透明なOPニスを使用することが好ましい。なお、外層は、2層以上の積層とすることができ、外層にデザイン印刷層を形成してもよい。
本発明に係るレーザー印刷用積層体は、レーザー用印刷層(20)にレーザー光を照射し、黒インキ層(25)を除去し、下地層の白インキ層(23)を露出させ、黒インキ層(25)と下地層の白インキ層(23)とのコントラストにより、文字、図柄、およびシンボル等が発現するものである。
(10)原反
本発明のレーザー印刷付き積層体は、上記透明基材フィルム(10)に下地層(23)、黒インキ層(25)、デザイン印刷層(70)、遮蔽層(30)を形成し、必要に応じて透明ガスバリア層(40)、ヒートシール層(50)、粘着層、剥離シートなどを適宜積層して原反とすることできる。また、前記レーザー印刷用積層体に上記条件でレーザー印刷し、レーザー印刷付き積層体を原反としてもよい。
また、本発明に係る袋体は、レーザー印刷付き積層体の最内層のヒートシール層を対向して積層し、一端に開口部を残して他の周縁端部をヒートシールして形成したものである。袋体の形態としては、筒状タイプ、三方シールタイプ、四方シールタイプ、スタンディングパウチ、ガセットタイプ、封筒貼りシールタイプ、縦ピロー、横ピローなどのピロー包装形態等を任意に選ぶことができ、特に限定されるものではない。
本発明の包装体は、本発明のレーザー印刷用積層体を使用し、従来公知の方法で包装体を調製することができる。例えば、横ピロー包装体(180)を製造する場合には、図13に示すように、レーザー印刷前の巻取り状積層体(100)を横ピロー包装機に装着し、定量送りローラー(135a)によって印刷絵柄1単位毎に間歇送りを行い、受け台(115)でレーザー印刷用積層体を平面状とし、その上部に設けたレーザー光照射装置(110)からレーザー光を照射してレーザー用印刷層にレーザー印刷を行い、次いで、印刷検査装置(120)で、前記印刷が正常であったかどうか確認し、その後に、レーザー印刷付き積層体をダンサーロール(130)を上下させながら通過させ、間歇送りから定量送りローラー(135b)に切り換えて連続的に送りだし、次いでフォーマー(140)で筒状に形成し、ヒートシール装置(150)により背シールを施すと共に内容物(93)を内包させ、次いでヒートシール装置(160)によって開口部をヒートシールおよび切断して包装体を製造し、排出コンベア(170)から製造した包装体を系外に排出させる。
(実施例1)
透明基材フィルムとして、厚さ40μm、幅780mmの両面コロナ処理二軸延伸ポリプロピレンフィルム(フタムラ化学株式会社製、製品名「FOS−BT」)を使用し、グラビア両面印刷機を用いて、前記透明基材フィルムの裏面の所定位置に、酸化チタン顔料の白色インキ(大日精化工業株式会社製、製品名「NT−HRカラー」)を用いて、18mm×48mmで印刷して遮蔽層を形成し、前記透明基材フィルムの前記遮蔽層に対向する面に、酸化チタン顔料の白色インキ(大日精化工業株式会社製、製品名「NT−HRカラー」)で前記遮蔽層を隠すように19mm×49mmの白インキ層を印刷し、次いで、前記白インキ層を隠すように、カーボン系顔料の黒色インキ(大日精化工業株式会社製、製品名「NT−HRカラー」)で20mm×50mmの範囲に黒インキ層を印刷してレーザー用印刷層を形成して、レーザー印刷用積層体Iを製造した。
透明基材フィルムとして、厚さ20μm、幅780mmの片面コロナ処理の二軸延伸ポリプロピレンフィルム(フタムラ化学株式会社製、製品名「FOR」)を使用し、グラビア両面印刷機を用いて、前記透明基材フィルムのコロナ未処理面の所定位置に、酸化チタン顔料の白色インキ(大日精化工業株式会社製、製品名「NT−HRカラー」)を用いて、18mm×48mmで印刷して遮蔽層を形成し、前記透明基材フィルムの前記遮蔽層に対向するコロナ処理面に、酸化チタン顔料の白色インキ(大日精化工業株式会社製、製品名「NT−HRカラー」)で前記遮蔽層を隠すように19mm×49mmの白インキ層を印刷し、次いで、前記白インキ層を隠すように、カーボン系顔料の黒色インキ(大日精化工業株式会社製、製品名「NT−HRカラー」)で20mm×50mmの範囲に黒インキ層を印刷してレーザー用印刷層を形成して、レーザー印刷用積層体IIを製造した。
透明基材フィルムとして、厚さ20μm、幅780mmの片面コロナ処理の二軸延伸ポリプロピレンフィルム(フタムラ化学株式会社製、製品名「FOR」)を使用し、グラビア両面印刷機を用いて、前記透明基材フィルムのコロナ未処理面の所定位置に、酸化チタン顔料の白色インキ(大日精化工業株式会社製、製品名「NT−HRカラー」)を用いて、18mm×48mmで白インキ層を印刷し、前記白インキ層の上にアルミ粉含有銀色インキ(ザ・インクテック株式会社製、製品名「CLIOS高輝度銀」)を用いて前記白インキ層からはみ出さないように、17mm×47mmの範囲で銀インキ層を印刷して遮蔽層を形成し、前記透明基材フィルムの前記遮蔽層に対向するコロナ処理面に、酸化チタン顔料の白色インキ(大日精化工業株式会社製、製品名「NT−HRカラー」)で前記遮蔽層を隠すように19mm×49mmの白インキ層を印刷し、次いで、前記白インキ層を隠すように、カーボン系顔料の黒色インキ(大日精化工業株式会社製、製品名「NT−HRカラー」)で20mm×50mmの範囲に黒インキ層を印刷してレーザー用印刷層を形成して、レーザー印刷用積層体IIIを製造した。
透明基材フィルムとして、厚さ25μm、幅780mmの両面コロナ処理二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績株式会社製、製品名「E5202」)を使用した以外は、実施例1と同様に操作して、レーザー印刷用積層体IVを製造した。
厚さ20μm、幅780mmの両面コロナ処理二軸延伸ポリプロピレンフィルム(フタムラ化学株式会社製、製品名「FOR−BT」)と、厚さ12μm、幅780mmの両面処理二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績株式会社製、製品名「E5202」)とを、二液硬化型ウレタン樹脂系接着剤を用いて貼り合わせ、幅780mmの透明基材フィルムを製造した。
両面コロナ処理二軸延伸ポリプロピレンフィルム(フタムラ化学株式会社製、製品名「FOS−BT」)の裏面に遮蔽層を形成しない以外は、実施例1と同様に操作して、レーザー印刷用積層体VIを製造した。
片面コロナ処理の二軸延伸ポリプロピレンフィルム(フタムラ化学株式会社製、製品名「FOR」)の裏面に遮蔽層を形成しない以外は、実施例2と同様に操作して、レーザー印刷用積層体VIIを製造した。
前記実施例1〜7で作成した巻取り状積層体原反I〜VIIのレーザー用印刷層に、YVO4レーザー印刷機(株式会社キーエンス製、商品名「MD−V9900」)を用いて、波数40kHz、出力:平均出力(13W)の30%、スキャンスピード1000mm/sの条件で、一次元バーコード(RSSリミテッド)と二次元バーコード(CCA)とで構成されるRSSリミテッドCCAを、最小バー幅0.33mmで印刷した。上記条件で、レーザー用印刷層の黒色インキ層が除去され白色インキ層が露出して上記RSSリミテッドCCAが印刷された。
実験1で印刷を行った後に、YVO4レーザー印刷機にて印刷したRSSリミテッドCCAの印刷部分の下部に白色板を敷き、印刷の背景を白色にして検証機(ムナゾウ株式会社製、商品名「TC201−RL」)でRSSリミテッドとCCAとの印刷品質の検証を行い、米国基準ANSI X3.182の規定に準じて評価した。なお、米国基準ANSI X3.182は、エレメント判定/エッジ判定(Element/Edge)、復号(Decode)、デコーダビリティ(復号容易度;Decodability)、最小反射率(Reference Minimum)、シンボルコントラスト(Symbol Contrast)、最小エッジコントラスト(ECmin)、モジュレーション(変位幅;Modulation)、欠陥(ポイド/スポット;Defects)の8つの項目を評価したのち所定の基準で総合評価し、その結果をA、B、C、D、Fの5段階で示すものである。Aが最高グレードであり、B,C、Dの順にグレードが低下し、Fは欠陥を示す。結果を表1に示す。
巻取り状積層体原反I〜Vについて、印刷部分の下部に黒色板を敷き、印刷の背景を黒色にした以外は、実験2と同様に操作して印刷品質の測定を行い、米国基準ANSI X3.182で評価した。結果を表2に示す。
前記実施例1の巻取り状積層体Iの印刷部に、前記YVO4レーザー印刷機を用い、波数40kHz、出力:平均出力(13W)の40%、スキャンスピード1000mm/sの条件で、一次元バーコード(RSSリミテッド)と二次元バーコード(CCA)とで構成されるRSSリミテッドCCAを、最小バー幅0.33mmで印刷し、レーザー印刷付き巻取り状積層体を製造した。
印刷後、レーザー印刷付き巻取り状積層体の印刷部分の下部に白色板または黒色板を敷き、印刷の背景を白色または黒色にして、実験2と同様に操作してRSSリミテッドとCCAとの印刷品質の測定を行い、米国基準ANSI X3.182で評価した。結果を表3に示す。
実験4で調製したレーザー印刷付き巻取り状積層体を長さ240mmに切り取り、ヒートシール巾10mmの背シールと底シールをヒートシールして、縦240mm、横180mmのピロー状袋体を作製した。
前記包装体の印刷部を、ハンディリーダー(株式会社キーエンス製、商品名「BT−951」)を用いて読み取り操作を行った結果、RSSリミテッド、およびCCAの双方のデータを読み取ることができた。
前記実験2で作成した巻取り状積層体原反IIを用い、YVO4レーザー印刷機のレーザー印刷条件を出力:平均出力(13W)の40%、および60%に変更した以外は実験4と同様に操作して、レーザー印刷付き巻取り状積層体を製造した。
印刷後、レーザー印刷付き巻取り状積層体の印刷部分の下部に白色板または黒色板を敷き、印刷の背景を白色または黒色にして、実験2と同様に操作して印刷品質の測定を行い、米国基準ANSI X3.182で評価した。結果を表4に示す。なお、表中、「−」は、読み取り不能を示す。
実験7の出力40%、60%で印刷を施して調製したレーザー印刷付き巻取り状積層体のレーザー印刷部分、およびレーザー印刷以外の部分の酸素透過度を、温度23℃、湿度90%RHの条件で、米国、モコン(MOCON)社製の測定機〔機種名、オクストラン(OXTRAN)〕にて測定した。結果を表5に示す。
実施例2の巻取り状積層体を前記YVO4レーザー印刷機を装着した横ピロー包装機に装着し、波数40kHz、出力:平均出力(13W)の40%、スキャンスピード1000mm/sの条件で、一次元バーコード(RSSリミテッド)と二次元バーコード(CCA)とで構成されるRSSリミテッドCCAを、最小バー幅0.33mmで印刷し、レーザー印刷付き巻取り状積層体を得た。次いで、ヒートシール巾15mmの背シールと、ヒートシール巾10mmの天地シールを有する縦240mm、横170mmのピロー袋を形成した。上記ピロー袋に、内容物として青カビ胞子懸濁液を塗布したポテトデキストロース寒天培地入りプラスチックシャーレ1枚と、脱酸素剤(三菱瓦斯化学株式会社製、製品名「エージレスFX−50」)とを包装して包装体を得た。
実験10の包装体の印刷部を、ハンディリーダー(株式会社キーエンス製、商品名「BT−951」)を用いて読み取り操作を行った。
(実験12)
実験10において、パワー40%で印刷した印刷付き積層体を使用して調製した包装体を28℃で2週間培養した。その結果、ポテトデキストロース寒天培地に青カビの繁殖は認められなかった。
23・・・白色インキ層、
25・・・黒インキ層、
20・・・レーザー用印刷層、
30・・・遮蔽層、
40・・・ガスバリア性フィルム、
50・・・ヒートシール層、
70・・・デザイン印刷層、
80・・・切断部、
90・・・プラスチック製成型容器、
93・・・内容物、
95・・・脱酸素剤、
97・・・溶着部、
100・・・巻取り状積層体
110・・・レーザー光照射装置、
115・・・受け台、
120・・・印刷検査装置、
130・・・ダンサーロール、
135a・・・定量送りローラー、
135b・・・定量送りローラー、
140・・・フォーマー、
150・・・ヒートシール装置、
160・・・ヒートシール装置、
170・・・排出コンベア
Claims (13)
- 少なくとも透明基材フィルム層の一の面に、酸化チタン顔料を含有する白インキ層からなる下地層とカーボン顔料を含有する黒インキ層とがこの順に積層されたレーザー用印刷層が形成され、
前記透明基材フィルム層において、前記下地層と対向する面に、淡色インキ層からなる遮蔽層が形成され、
前記透明基材フィルムまたは前記遮蔽層より内側に、透明ガスバリア層が積層されたことを特徴とする、レーザー印刷用積層体。 - 前記レーザー用印刷層が、前記透明基材フィルムの一部に形成されたことを特徴とする、請求項1記載のレーザー印刷用積層体。
- 前記透明基材フィルムが、二軸延伸ポリプロピレンフィルムまたは二軸延伸ポリプロピレンフィルムと他の透明基材フィルムとの積層フィルムであることを特徴とする、請求項1または2に記載の、レーザー印刷用積層体。
- 更に、最内層にヒートシール層が形成されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の、レーザー印刷用積層体。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のレーザー印刷用積層体のレーザー用印刷層にレーザー光が照射され、前記黒インキの少なくとも一部が除去されて下地層が露出され、意匠が形成されたことを特徴とするレーザー印刷付き積層体。
- 請求項4に記載のレーザー印刷用積層体のレーザー用印刷層にレーザー光が照射され、前記黒インキの少なくとも一部が除去されて下地層が露出され、意匠が形成されたレーザー印刷付き積層体の、前記最内層のヒートシール層を対向して積層し、一端に開口部を残して外周を袋状に溶着してなる、袋体。
- 請求項6記載の袋体に内容物を収納し、前記開口部をヒートシールしたことを特徴とする包装体。
- 開口部に蓋材をヒートシールして密封容器とすることができるプラスチック製成型容器において、前記プラスチック製成型容器に内容物を収納し、前記開口部に請求項4に記載のレーザー印刷用積層体のレーザー用印刷層にレーザー光が照射され、前記黒インキの少なくとも一部が除去されて下地層が露出され、意匠が形成されたレーザー印刷付き積層体の前記最内層のヒートシール層を対向して積層し、ヒートシールしたことを特徴とする、包装体。
- 前記内容物が、食品、化粧品、医薬品、医薬部外品および医療器具からなる群から選択されるいずれかであることを特徴とする、請求項7または8記載の包装体。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザー印刷用積層体の最内層に、粘着層を介して剥離シートが積層され、前記レーザー用印刷層にレーザー光が照射され、前記黒インキの少なくとも一部が除去されて下地層が露出され、意匠が印刷されたことを特徴とする、ラベル。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のレーザー印刷用積層体の前記レーザー用印刷層に、レーザー光を照射して黒インキ層の少なくも一部を除去し、前記下地層を露出させて意匠を印刷することを特徴とする、レーザー印刷方法。
- 前記レーザー光の照射による意匠の印刷に次いで、前記レーザー用印刷層の背景色を暗色として印刷内容を検査することを特徴とする、請求項11記載のレーザー印刷方法。
- 前記レーザー光が、YVO4レーザー光であることを特徴とする、請求項11または12記載のレーザー印刷方法。
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