JP5157328B2 - 指針式表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、指針によって情報を指示する指針式表示装置に係り、時刻等を指示する時計や、各種計測量を指示するメータなどに利用される指針式表示装置に関する。
指針を利用して情報を指示する指針式表示装置(アナログ式表示装置)は、アナログ時計や、温度計、気圧計、速度計等の各種計測器のメータ類などで広く利用されている。このような指針式表示装置は、指針と、指針の背面に配置されて目盛が表示された目盛板(時計では文字板)とを備えている。
このような指針を有する表示装置として、液晶表示装置などの表示装置で文字盤を構成した情報表示装置が知られている(特許文献1参照)。
この情報表示装置は、時針および分針により時刻を指示するとともに、前記表示装置により付帯的な表示情報を表示している。そして、この情報表示装置は、時針および分針の移動に伴って表示装置における情報表示位置を移動することで、時針および分針と表示情報とが重ならないようにし、表示情報の視認性を向上させている。
特開2006−242717号公報
しかしながら、特許文献1の時計では、通常のアナログ時計と同様に、文字盤上に数字を表示して、時針および分針の指示を判読しているが、特に数字と数字の間に指針が位置する場合にその判読性が低下するという問題がある。特に、各種計測器のメータにおいては、より正確な情報を判読する必要があるため、判読性の低下は問題であった。
また、特許文献1の時計では、時針および分針しか設けられていないが、秒針を設けた場合には、情報表示位置の移動が頻繁となり、判読性が低下するとともに、表示切替が頻繁になるために消費電力が増大するという問題があった。このため、例えば、情報表示装置が腕時計のように電池により駆動される場合には、電池寿命も短くなるという問題があった。
本発明の第1の目的は、指針による指示の判読性を向上できる指針式表示装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、前記第1の目的に加えて、表示パネルに情報を表示した際に、指針による指示の判読性と、表示パネルに表示された情報の判読性とを共に向上させることができる指針式表示装置を提供することにある。
本発明の第3の目的は、前記目的に加えて、指針として時針、分針、秒針を備えている場合において、指針による指示の判読性と、表示パネルに表示された情報の判読性とを共に向上させることができる指針式表示装置を提供することにある。
本発明に係る指針式表示装置は、指針と、前記指針を移動させる指針移動手段と、メモリー性を有する表示素子で構成され、指針の背面に設けられて画像を表示可能な表示パネルと、前記指針移動手段および表示パネルの駆動を制御する駆動制御手段とを備え、前記駆動制御手段は、前記表示パネルにおいて前記指針の移動可能領域に平面的に重なる目盛表示領域に目盛を表示させる目盛表示制御手段と、指針の位置を検出する指針位置検出手段と、情報表示手段とを備え、前記表示パネルの表示劣化を補償する補償用動作を、所定の表示劣化補償用動作間隔で実行し、前記目盛表示制御手段は、前記指針位置検出手段によって検出された指針位置に基づいて、前記目盛表示領域を、インデックス領域と、インデックス領域以外の非インデックス領域に区画し、前記インデックス領域のみに前記指針の指示値を読み取るための目盛を表示し、前記表示劣化補償用動作間隔と同一間隔で、前記インデックス領域を前記指針の移動方向に前記表示劣化補償用動作間隔に応じて設定される所定量移動させ、前記情報表示手段は、前記非インデックス領域に情報を表示することを特徴とする。
ここで、指針を移動させる指針移動手段は、例えば、ステッピングモータなどの駆動手段と、その駆動手段によって回転される輪列とを備えたものが利用できる。但し、指針移動手段としては、指針を回転移動させるものに限らず、指針を直線的にスライド移動させるものでもよい。
また、メモリー性表示素子とは、電力供給を継続しなくても所定時間、表示を継続できる素子であり、例えば、いわゆる電子ペーパーと呼ばれる、EPD(Electrophoretic Display)等の電気泳動方式表示デバイスが利用できる。
メモリー性表示素子は、電力供給を継続しなくても所定時間、表示を継続できるが、コントラストは徐々に低下する。このため、表示内容を変更しない場合でも、所定時間経過した時点で電力供給を行うことで、表示コントラストを向上することができる。このような表示劣化を補償するために電力供給を行う駆動動作を補償用動作という。従って、表示劣化補償用動作間隔は、表示素子の種類や駆動方式などによって設定すればよい。
さらに、表示パネルにおいて前記指針の移動可能領域に平面的に重なる目盛表示領域とは、指針が移動できる領域を表示パネルの表面に投影した際に、目盛表示領域はその投影領域を含んで形成されることを意味する。通常は、目盛表示領域は、指針の移動可能領域とほぼ同一の形状、大きさに設定される。
この発明によれば、指針と、表示パネルとを備える指針式表示装置において、目盛表示領域のなかに指針位置に応じてインデックス領域を設定し、このインデックス領域内に前記指針の指示値を読み取るための目盛を表示しているので、現在の指針位置に応じた目盛を表示することができる。特に、インデックス領域は、各指針位置に応じて設定されるため、例えば、時計の時針および分針のように、長さ寸法の異なる指針が設けられている場合でも、各指針の長さ寸法に応じてそれぞれの指針用の目盛を設定することができる。このため、目盛を指針の先端位置や指針と重なる位置等、指針の指示を判読しやすい位置に表示することができ、指針の判読性を向上できて前記第1の目的を達成できる。
また、インデックス領域のみに目盛を表示しているため、非インデックス領域には目盛が表示されないので、情報表示手段は、その領域を利用して各種の情報を表示できる。このため、通常の時計のように目盛を円形に表示している場合に比べ、目盛の表示面積が小さくなり、その分、非インデックス領域は大きく確保できるため、非インデックス領域において、指針と平面的に重ならない位置に各種情報を表示することも容易となる。従って、指針による指示の判読性と、表示パネルに表示された情報の判読性とを共に向上させることができ、前記第2の目的を達成できる。
なお、例えば、指針が回転駆動される場合、前記インデックス領域を、指針の先端部分に湾曲された帯状、すなわち円弧状に設定し、その内側にも非インデックス領域を設定してもよい。この場合、非インデックス領域の一部は、前記指針の回転軸側の部分が重なることになるため、前記情報表示手段は、非インデックス領域において指針が重ならないエリアに情報を表示すればよい。
さらに、表示パネルにメモリー性表示素子を用いるため、表示を維持するための電力消費を大幅に低減でき、特に、腕時計のような携帯型の計時装置において電池寿命を長くできて動作可能時間を長くでき、電池交換や充電回数を少なくでき、利便性を向上できる。
また、メモリー性表示素子は、表示の更新時には電力が消費されるため、表示の更新間隔を長くすればその分消費電力を低減できる。従って、目盛表示や情報表示の更新間隔を長くすれば、その分、電力消費を低減できる。
さらに、目盛表示制御手段は、インデックス領域の更新動作を、表示劣化補償用動作間隔と同一間隔で行うため、インデックス領域の更新動作と、表示劣化補償用動作とを同一のタイミングで行うことができる。このため、各動作を別々のタイミングで行う場合に比べて、電力供給の回数を低減でき、その分、省電力化を図ることができる。
また、インデックス領域は、表示劣化補償用動作間隔に応じて設定される所定量移動させているので、例えば、表示劣化補償用動作間隔で移動する指針の移動量に合わせてインデックス領域を移動することができ、目盛を常に指針の位置に表示することができる。例えば、表示劣化補償用動作間隔が15分間隔である場合、インデックス領域を各指針が15分間に移動する量だけ移動させることで、指針と目盛とを常に連動して表示できる。
ここで、前記非インデックス領域は、前記表示パネルにおける前記目盛表示領域の外周側にも設けられ、前記情報表示手段は、前記インデックス領域の外周側に設けられた非インデックス領域にも情報を表示することが好ましい。
なお、指針式表示装置が時計である場合、前記情報は、時刻に関係した文字や絵を含むものが好ましい。例えば、前記情報としては、スケジュール内容を文字で表示したり、スケジュール時間を帯状に表示するものが利用できる。
指針は、時計の時分秒針のように、回転軸を中心に一方向に回転するタイプや、自動車の速度計のように、回転軸を中心に回動するタイプが一般的である。これらの指針の移動可能領域つまり目盛表示領域は円あるいは扇形の平面形状となる。
一方、表示パネルは、通常、矩形状の表示領域を有する。このため、表示パネルは、目盛表示領域の外側にも表示領域が存在する。本実施形態では、この目盛表示領域の外周側の領域を非インデックス領域とし、情報表示手段によって情報を表示するため、情報を表示可能な領域を増やすことができる。
さらに、目盛表示領域の外側にも非インデックス領域を設定しているので、情報表示手段は、表示パネルにおいて指針の延長方向にも情報を表示できる。このため、スケジュール情報など、時刻に関連する情報を、その時刻の目盛部分に隣接して表示することができ、情報の判読性をより一層向上することができる。
また、前記指針は、前記指針移動手段によって回転される回転軸に取り付けられ、前記目盛表示領域は、前記指針の回転軸を中心とする円形に形成され、前記インデックス領域は、前記目盛表示領域内において目盛表示領域の外周の円弧と円の中心とを結んだ扇形状に形成されていることが好ましい。
この発明によれば、時計の時針、分針のように、指針が回転される指針式表示装置において、各指針先端の移動軌跡に沿って目盛を表示することができ、回転式の指針の判読性を向上できる。
この際、前記インデックス領域は中心角が30度から270度の範囲に設定されていることが好ましい。
前記中心角が30度未満であると、表示できる目盛の数も少なくなり、中心角が30度以上の場合に比べて指針の判読性が低下する。また、前記中心角が270度よりも大きいと、非インデックス領域の面積が小さくなり、非インデックス領域に各種情報を表示する場合に、その表示領域が小さくなり、前記中心角が270度以下の場合に比べて、表示された情報の判読性が低下する。
これに対し、扇形のインデックス領域をその中心角が30度から270度の範囲に設定すれば、少なくとも指針が30度移動する分の目盛を表示できるので、指針の目盛判読性を十分に確保できるとともに、非インデックス領域の面積も確保でき、その領域に表示される情報の判読性も向上できる。
さらに、前記指針は、回転軸が同軸とされた2本または3本の指針を備えて構成され、前記インデックス領域は中心角が30度から90度の範囲に設定されていることが好ましい。
前記中心角が30度未満であると、各指針に対して表示できる目盛の数も少なくなり、中心角が30度以上の場合に比べて指針の判読性が低下する。また、各指針のインデックス領域の中心角が90度よりも大きいと、指針毎にインデックス領域が設定されるため、情報の表示領域が大幅に低下してその判読性も低下する。
これに対し、扇形のインデックス領域をその中心角が30度から90度の範囲に設定すれば、少なくとも指針が30度移動する分の目盛を表示できるので、指針の目盛判読性を十分に確保できるとともに、2〜3本の指針が設けられている場合でも、非インデックス領域の面積も確保でき、その領域に表示される情報の判読性も向上できる。
ここで、前記指針式表示装置は、時刻を計時する計時手段を備え、前記指針は時針および分針を備えて構成され、前記駆動制御手段は、前記計時手段で計時した時刻情報に基づいて前記指針移動手段を制御して前記時針および分針を運針し、前記目盛表示制御手段は、時針に対応する時針用インデックス領域および分針に対応する分針用インデックス領域を設定し、各インデックス領域に目盛を表示し、前記駆動制御手段は、時間帯に応じた前記表示劣化補償用動作間隔が予め設定されており、前記表示劣化補償用動作間隔を、前記計時手段の時刻に基づいて当該時刻が属する前記時間帯に応じた前記表示劣化補償用動作間隔に切り替えることが好ましい。
このような構成の指針式表示装置(時計)であれば、時・分の時刻指示の判読性を向上でき、かつ、非インデックス領域に各種の情報、例えば、日付情報、曜日情報、ワールドタイムなどの各種情報を表示でき、かつ、この情報の判読性も向上できる。
従って、本発明の時計は、指針によって時刻を直感的に判読できるというアナログ時計の利点と、日付、曜日、ワールドタイムなどの様々な情報を表示できるというデジタル時計の利点とが得られ、かつ、それぞれの指示・情報の判読性を向上できて利便性の高い時計にすることができる。
さらに、表示パネルによって時計の文字板を兼用できるため、時計の厚さ寸法を抑えることができ、時計を薄型化できる。
その上、表示劣化補償用動作間隔を、計時手段の時刻に基づいて切り替えることができるので、利用者の利用形態に応じて前記表示劣化補償用動作間隔の長さを制御でき、より一層省電力化を図ることができる。
腕時計であれば、夜間(例えば午後11時から午前7時)は、利用者の腕から外されて使われていないことが多い。このため、夜間は目盛表示のコントラストが多少低下しても問題ないため、表示劣化補償用動作間隔を昼間に比べて長くし、これにより消費電力を低減できる。
なお、インデックス領域は、少なくとも表示劣化補償用動作間隔の際の指針の移動量に対応した目盛を表示できるように設定してもよい。例えば、表示劣化補償用動作間隔が昼間は15分、夜間は30分に設定されている場合、昼間の分針用インデックス領域は、少なくとも15分間ぶんの目盛を表示できる大きさ(例えば中心角が90度以上のインデックス領域)にすればよい。一方、夜間の分針用インデックス領域は、少なくとも30分間ぶんの目盛を表示できる大きさ(例えば中心角が180度以上のインデックス領域)にすることが好ましい。
前記目盛表示制御手段は、前記指針が所定目盛分移動した場合に、前記インデックス領域を前記指針の移動方向に前記所定目盛分移動させることが好ましい。
なお、所定目盛分とは、1目盛分でもよいし、2目盛分以上でもよい。特に、指針式表示装置が時計の場合、分針用の目盛は、4目盛分から30目盛分程度が好ましく、特に表示劣化補償用動作間隔に対応する目盛分であることが最も好ましい。
この発明によれば、指針の移動に連動して目盛表示も切り替わるので、例えば、指針を常に表示された目盛範囲の中心に位置させることもできる。このため、表示されている目盛によっても指針の指示を概略判読でき、指針の指示を直感的に把握しやすいという利点がある。特に、各種計測器のメータのように、指針の移動が推測できない場合でも、指針の位置を目盛からも把握できて、指針の指示を把握しやすくできる。
前記目盛表示制御手段は、前記指針が前記インデックス領域の端部に移動した場合に、前記インデックス領域を前記指針の移動方向に所定距離移動させることが好ましい。
この発明によれば、指針がインデックス領域の端部に移動するたびにインデックス領域を移動しているので、インデックス領域の端部に移動するまでは同じ目盛表示を維持することができ、インデックス領域の設定切替つまり目盛表示の更新頻度を少なくできる。
従って、表示パネルとして、EPDのようなメモリー性を有する表示素子を用いた場合には、表示の更新頻度を少なくできて消費電力を低減できる。
このため、特に、指針の移動量が小さい温度計や、指針の移動が一定速度である時計に適用すれば、表示の更新頻度を少なくできて消費電力を低減できる。
前記目盛表示制御手段は、前記インデックス領域を一定時間間隔で前記指針の移動方向に所定距離移動させることが好ましい。
この発明によれば、時計の指針のように一定速度で移動する指針であれば、一定時間間隔でインデックス領域を移動することで、指針の移動に確実に追従させることができる。そして、この時間間隔の設定によって、目盛表示の更新頻度も少なくできるため、特に表示パネルとして、EPDのようなメモリー性を有する表示素子を用いた場合には、表示の更新頻度を少なくできて消費電力を低減できる。
本発明の指針式表示装置は、時刻を計時する計時手段を備え、前記指針は時針および分針を備えて構成され、前記駆動制御手段は、前記計時手段で計時した時刻情報に基づいて前記指針移動手段を制御して前記時針および分針を運針し、前記目盛表示制御手段は、時針に対応する時針用インデックス領域および分針に対応する分針用インデックス領域を設定し、各インデックス領域に目盛を表示するもの、いわゆる時計であることが好ましい。
このような構成の指針式表示装置(時計)であれば、時・分の時刻指示の判読性を向上でき、かつ、非インデックス領域に各種の情報、例えば、日付情報、曜日情報、ワールドタイムなどの各種情報を表示でき、かつ、この情報の判読性も向上できる。
従って、本発明の時計は、指針によって時刻を直感的に判読できるというアナログ時計の利点と、日付、曜日、ワールドタイムなどの様々な情報を表示できるというデジタル時計の利点とが得られ、かつ、それぞれの指示・情報の判読性を向上できて利便性の高い時計にすることができる。
さらに、表示パネルによって時計の文字板を兼用できるため、時計の厚さ寸法を抑えることができ、時計を薄型化できる。
ここで、前記目盛表示制御手段は、前記時針用インデックス領域に表示される目盛を、前記分針用インデックス領域に表示される目盛の内側の領域に表示することが好ましい。
時針は分針に比べて短いため、通常の時計では、時針の先端は文字板の目盛から離れて配置されてしまう。これに対し、本発明では、時針用の目盛を分針用の目盛の内側領域に表示しているので、時針用の目盛を時針の近くに表示でき、時針の指示の判読性をより向上できる。
また、前記目盛表示制御手段は、前記指針位置検出手段によって検出された時針と分針とがなす角度が所定角度以下の場合には、前記時針用インデックス領域および分針用インデックス領域を連続させて設定し、各インデックス領域の目盛を前記指針の回転軸から等距離の位置に表示し、前記指針位置検出手段によって検出された時針と分針とがなす角度が所定角度よりも大きい場合には、前記時針用インデックス領域に表示される目盛は、前記分針用インデックス領域に表示される目盛の内側の領域に表示することが好ましい。
時針と分針のなす角度が所定角度、例えば、90度以下の場合に、各インデックス領域を連続させ、各指針用の目盛を連続して設ければ、目盛の更新頻度を低減でき、消費電力をより一層削減できる。
ここで、前記指針は秒針を備え、前記駆動制御手段は、前記計時手段で計時した時刻情報に基づいて前記指針移動手段を制御して前記時針、分針および秒針を運針し、前記目盛表示制御手段は、秒針に対応する秒針用インデックス領域を設定し、前記秒針用インデックス領域に表示される目盛を、前記時針用インデックス領域に表示される目盛の内側の領域に表示することが好ましい。
このような構成によれば、時針、分針、秒針によって、時分秒の時刻を指示することができ、利用者は現時刻の秒までを指針によって直感的に把握できる。また、秒針用の目盛は時針用の目盛の内側に表示されるため、秒針用の目盛表示が非インデックス領域での情報表示に影響することを防止できる。
なお、秒針の長さ寸法を時針および分針よりも短くしておけば、非インデックス領域に表示されている情報に、秒針が重なる可能性を少なくでき、情報の判読性が低下することを防止できる。
また、前記指針は秒針を備え、前記駆動制御手段は、前記計時手段で計時した時刻情報に基づいて前記指針移動手段を制御して前記時針、分針および秒針を運針し、前記目盛表示制御手段は、秒針に対応する目盛を表示する円形の秒針用目盛表示領域を設定し、前記秒針用目盛表示領域に表示される目盛を、前記時針用インデックス領域に表示される目盛の内側の領域に表示することが好ましい。
このような構成においても、時針、分針、秒針によって、時分秒の時刻を指示することができ、利用者は現時刻の秒までを指針によって直感的に把握できる。また、秒針用の目盛は時針用の目盛の内側に表示されるため、秒針用の目盛表示が非インデックス領域での情報表示に影響することを防止できる。さらに、秒針用の目盛は、秒針用目盛表示領域の外周に沿って360度の範囲で表示させているので、秒針用の目盛の表示を切り替える場合に比べて、表示の更新頻度を少なくでき、消費電力を低減できる。
なお、秒針の長さ寸法を時針および分針よりも短くしておけば、非インデックス領域に表示されている情報に、秒針が重なる可能性を少なくでき、情報の判読性が低下することを防止できる。
さらに、前記指針は秒針を備え、この秒針は、秒針の回転軸から秒針先端までの長さ寸法が、分針の回転軸から分針先端までの長さ寸法以上とされ、前記目盛表示制御手段は、秒針に対応する目盛は表示せず、時針用および分針用の目盛を表示することが好ましい。
一般的な時計の秒針は、分針とほぼ同じ長さ寸法で形成される。また、秒針は、他の時針や分針に比べて細く形成される。このような秒針が設けられている場合、秒針の移動可能領域は、分針および時針の目盛表示領域を含むため、秒針用の目盛を表示した場合、分針用や時針用の目盛表示領域の非インデックス領域に表示されている情報と平面的に重なってしまうおそれがある。
これに対し、本発明では、秒針用の目盛を表示していないため、非インデックス領域に表示された情報が、秒針用の目盛に重なることがなく、情報の判読性が低下することを防止できる。
なお、本発明では、秒針は、非インデックス領域に表示された情報に重なることがあるが、秒針は分針に比べても移動速度が速く、秒針が表示情報に重なっても数秒後には表示情報から外れるため、非インデックス領域に表示された情報の判読性は低下しない。
また、前記インデックス領域に表示される目盛は、指針の位置を指示するインデックスと、各インデックスを接続する円弧状の接続線とを備えていることが好ましい。
各インデックスが円弧状の接続線で接続されていれば、各目盛の視認性を向上できる。
さらに、前記目盛表示制御手段は、前記目盛の一部を、目盛の他の部分に比べて色又は太さの少なくとも一方を異ならせて表示することが好ましい。
この際、特に、前記指針の指示位置に基づいて設定される目盛の一部を、目盛の他の部分に比べて色又は太さの少なくとも一方を異ならせて表示することが好ましい。例えば、分針用の目盛として、0分から20分までに目盛が表示され、かつ、分針が12分を指示している場合に、目盛の一部である10〜15分を示すインデックスや、これらのインデックスを接続する接続線の色や太さを、他の目盛部分(0〜9分、16〜20分を示す部分)と異ならせればよい。
なお、色を異ならせるとは、色相、輝度、彩度の少なくとも1つを異ならせて色の相違を識別可能にすることを意味する。
目盛の一部の色や太さを他の部分と異ならせれば、例えば、時刻の推移に意味づけして表示することもできる。例えば、1時間(60分)を15分毎に区別し、目盛の色や太さを15分毎に変化させておけば、現在の時間帯がどの領域かを容易に判別でき、会議などにおける経過時間や残り時間などの進行状況を確認することもできる。
また、スケジュールなどに関連して目盛の色や太さなどを設定しておけば、目盛の色や太さのみでもスケジュール内容を把握できる利点もある。
さらに、現在の指針の位置に応じて目盛の色や太さを変更すれば、目盛だけでも現時刻を把握することができる。
また、前記目盛表示制御手段は、前記インデックス領域の少なくとも一部の色を、非インデックス領域の色と異ならせて表示することが好ましい。
この際、時・分の各インデックス領域が設定されている場合に、インデックス領域毎に色を変化させても良い。
インデックス領域の色を非インデックス領域の色と異ならせれば、インデックス領域を容易に把握でき、現在の指針の位置、例えば時計であれば概略の時刻も容易に把握できる。
また、インデックス領域の色を、指針が目立つように設定することもでき、指針の視認性を向上することができる。
さらに、時・分の各インデックス領域の色を異ならせておけば、時針および分針の位置も容易に把握でき、概略の時刻をより一層容易に把握できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
〔コンビネーション時計の構成〕
図1は、本発明に係る指針式表示装置を利用したコンビネーション時計1を正面から見た図である。
コンビネーション時計1は、時計本体10と、バンド15とを備えて構成され、利用者が腕に装着して使用する腕時計タイプとされている。
時計本体10は、図2にも示すように、略角筒状に形成された外装ケース(胴)11と、外装ケース11の表面側に装着されたカバーガラス(風防)12と、外装ケース11の裏面側に着脱可能に取り付けられた裏蓋13とを備えている。
なお、外装ケース11は、略角筒状(平面矩形状)に形成されたものに限らず、略円筒状(平面円形状や楕円形状)などに形成されたものでもよく、その形状は図示したものに限定されない。
外装ケース11の両端部には、一対のバンド取付部11Aが形成され、バンド取付部11A間にはバネ棒が着脱可能に設けられる。そして、前記バンド15は、バネ棒を利用してバンド取付部11A間に取り付けられる。
外装ケース11内には、表示パネル(表示装置)20、指針30、ムーブメント40が設けられている。なお、本実施形態では、ムーブメント40は中枠14を介して外装ケース11内に配置されており、外装ケース11の形状、サイズが変更された場合でも、その形状、サイズに応じた中枠14を利用することで、ムーブメント40は共通のものが利用できる。
表示パネル20は、指針30の背面に設けられ、かつ、外装ケース11に応じた形状、サイズで製造された電子ペーパーと呼ばれるEPD(Electrophoretic Display)等の電気泳動方式表示デバイスで構成されている。なお、表示パネル20としては、他のメモリー性表示装置、例えば、エレクトロクロミックディスプレイ(ECD)、強誘電液晶、コレステリック液晶等の各種のメモリー性を有する表示装置が利用できるし、通常の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなども利用できる。
本実施形態では、表示パネル20上に別途文字板を設けていない。すなわち、通常、文字板とは、「ムーブメントに係合し、時に関する情報を示す目盛やマークなどをもつ部品」を意味するが、本実施形態では、前記目盛は表示パネル20で表示しているため、別途文字板を設ける必要がないためである。従って、本実施形態では、一般的な時計における文字板は設けなくてもよい。そして、目盛を表示している点では表示パネル20が文字板を兼用しているともいえる。
指針30は、カバーガラス12と表示パネル20との間の空間に配置され、カバーガラス12から視認可能に設けられている。本実施形態では、指針30として、時針31および分針32が設けられ、秒針は設けられていない。各時針31、分針32の回転軸は、ムーブメント40から表示パネル20を貫通して設けられて前記空間に突出されている。
〔ムーブメントの構成〕
ムーブメント40は、指針30(時針31、分針32)の駆動を制御するとともに、表示パネル20の駆動制御も行うように構成されている。
すなわち、ムーブメント40は、図3に示すように、IC等によって構成される駆動制御手段としての制御回路41と、指針30を駆動する駆動手段42と、発振回路43と、電力供給手段44と、外部入力装置45とを備えて構成されている。
駆動手段42は、指針駆動用のステッピングモータ46と、このモータ46の出力を時針31、分針32に伝達する輪列47とを備えて構成されている。輪列47は、通常のアナログ時計と同様に、モータ46の出力を各時針31、分針32が取り付けられた歯車に減速して伝達する減速輪列である。従って、本実施形態では、駆動手段42によって指針移動手段が構成されている。
発振回路43は、水晶振動子などで構成されて所定周波数のパルス信号を出力する。
電力供給手段44は、一次電池や二次電池で構成される。充電可能な二次電池が設けられている場合には、二次電池を充電できる太陽電池や回転錘を用いた発電手段も設けられている。
外部入力装置45は、各種の設定や操作を行うためのりゅうずやボタンで構成され、利用者による操作を認識して制御回路41に操作信号を出力するものである。
本実施形態では、外部入力装置45は、図1に示すように、りゅうず451と、ボタン452,453を備えて構成されている。すなわち、りゅうず451と、ボタン452,453は、図1に示すように、時計本体10の側面に配置されている。なお、これらのりゅうず451や各ボタン452,453の配置位置や数は、図1のものに限定されず、時計本体10の形状などに応じて利用者が操作可能な位置に設けられていればよい。
〔制御回路の構成〕
制御回路41は、パルス合成回路411と、駆動制御回路部412と、指針の移動を制御するアナログ表示部駆動回路413と、表示パネル20の表示を制御する表示パネル駆動回路414とを備えて構成されている。
パルス合成回路411は、発振回路43から出力されるパルス信号を分周して所定の基準信号(通常は1Hzのパルス信号)を駆動制御回路部412に出力する。
駆動制御回路部412は、時刻カウンタ415と、指針位置検出手段416を内蔵している。
時刻カウンタ415は、年月日などのカレンダー情報と、時分秒などの時刻情報とが記憶され、それらの値は、外部入力装置45によって修正可能とされ、かつ、パルス合成回路411からの基準信号によって順次更新されるように構成されている。例えば、時刻カウンタ415は、時カウンタ、分カウンタ、秒カウンタ、日カウンタ、月カウンタ、年カウンタを備える。そして、パルス合成回路411から1Hzの基準信号が入力されると、駆動制御回路部412は、秒カウンタを更新し、秒カウンタが60秒になると、分カウンタを1分進め、分カウンタが60分になると時カウンタを1時間進め、これにより現時刻を記憶更新できるようにされている。
また、駆動制御回路部412は、時カウンタが24時間になると日カウンタを1日更新し、日カウンタがその月の末日から更新されると月カウンタを1月更新するようにして、現在の年月日も記憶更新できるようにされている。
従って、発振回路43、パルス合成回路411、時刻カウンタ415によって時刻を計時する計時手段が構成されている。
指針位置検出手段416は、時刻カウンタ415の時カウンタおよび分カウンタの情報から、時針31および分針32の位置を検出する。すなわち、時針31、分針32は、時刻カウンタ415のカウンタ値に連動して運針されるため、指針位置検出手段416は、時刻カウンタ415のカウンタ値に基づいて時針31、分針32の位置を間接的に検出している。
なお、時刻カウンタ415によって時針31、分針32の位置を検出する場合、時刻カウンタ415のカウンタ値が各時針31、分針32の指示値と一致していることが前提である。このため、利用者が予め時針31、分針32を0時0分に合わせた状態で所定の入力操作を行うことで時刻カウンタ415を0時0分にリセットして時刻合わせ操作を行ってもよいし、時針31、分針32が0時0分の位置に移動したことを検出するセンサを設け、そのセンサの出力に応じて時刻カウンタ415のカウンタ値を0時0分にリセットして時刻合わせを自動的に行ってもよい。
駆動制御回路部412は、時刻カウンタ415の情報に基づいて、アナログ表示部駆動回路413および表示パネル駆動回路414に対して駆動制御信号CS1、CS2、CS3をそれぞれ出力する。
アナログ表示部駆動回路413に対して出力される駆動制御信号CS1は、時刻カウンタ415の分情報の更新に対応して1分間隔で出力されるパルス信号である。
また、表示パネル駆動回路414に対して出力される駆動制御信号CS2は、表示パネル20に時針31、分針32用の各目盛21,22を表示するための情報であり、具体的には、指針位置検出手段416で検出した時針31および分針32の位置を示す情報である。
一方、表示パネル駆動回路414に対して出力される駆動制御信号CS3は、表示パネル20に表示する時刻情報であり、本実施形態では、「年月日」を示す数字を示す信号である。
アナログ表示部駆動回路413は、駆動制御回路部412から駆動制御信号CS1が入力されると、ステッピングモータ46に対して駆動パルスを出力する。すなわち、アナログ表示部駆動回路413は、駆動パルスによってステッピングモータ46を駆動して分針32を運針する。また、時針31はステッピングモータ46の駆動に連動して運針される。
表示パネル駆動回路414は、表示パネル20に対して目盛(インデックス)の表示を制御する目盛表示制御手段414Aと、表示パネル20に対して各種情報の表示を制御する情報表示制御手段414Bとを備えている。
[目盛表示制御]
目盛表示制御手段414Aは、駆動制御回路部412から入力される駆動制御信号CS2によって時針31、分針32の現在位置を検出すると、その位置に応じて時針用インデックス領域23および分針用インデックス領域24を設定し、各インデックス領域23,24に、時針31、分針32の指示値を読み取るための目盛21,22を表示する。
具体的には、目盛表示制御手段414Aは、図4にも示すように、表示パネル20上に時針31および分針32の各移動可能領域に平面的に重なる各目盛表示領域25,26を設定し、これらの各領域25,26に目盛21,22を表示可能に構成されている。
各目盛21,22は、時針31や分針32の位置を指示するために円周方向に一定間隔で設けられたインデックスと、各インデックスを接続する円弧状の接続線とを備えている。
なお、時針31に対する目盛21のインデックスは、1時間毎つまり円周方向に30度間隔で設けられ、分針32に対する目盛22のインデックスは、1分毎つまり円周方向に6度間隔で設けられている。
本実施形態では、時針用目盛表示領域25は、時針31を360度回転した際の時針31の回転軌跡領域(時針31の回転軸を中心とし、時針31の先端を外周とする円の内面領域)よりも僅かに大きな円形の領域とされている。
同様に、分針用目盛表示領域26も、分針32を360度回転した際の分針32の回転軌跡領域よりも僅かに大きな円形の領域とされている。
そして、目盛表示制御手段414Aは、検出した時針31の位置に応じて、目盛表示領域25内に時針用インデックス領域23を設定し、検出した分針32の位置に応じて、目盛表示領域26内に分針用インデックス領域24を設定する。
時針用インデックス領域23は、前記目盛表示領域25の外周に沿った円弧と、この円弧の両端と時針31の回転軸の中心とを結ぶ線分(円形の目盛表示領域25の半径)とで囲まれた扇形の領域である。ここで、時針用インデックス領域23の中心角θ1は、30度以上270度以下とされ、図4では約90度に設定されている。時計において、1〜12時を表す目盛は、30度(360度/12)間隔で配置される。そこで、本実施形態では、時針用インデックス領域23は、中心角θ1が約90度とされ、4つの目盛21を表示できるように設定されている。
分針用インデックス領域24は、前記目盛表示領域26の外周に沿った円弧と、この円弧の両端と分針32の回転軸の中心とを結ぶ線分(円形の目盛表示領域26の半径)とで囲まれた扇形の領域である。ここで、分針用インデックス領域24の中心角θ2も、30度以上270度以下とされ、図4では約120度に設定されている。時計において、1〜60分を表す目盛は、6度(360度/60)間隔で配置される。そこで、本実施形態では、分針用インデックス領域24は、中心角θ2が約120度とされ、21個の目盛22を表示できるように設定されている。
ここで、目盛表示制御手段414Aは、時針31、分針32が移動している場合、時針31、分針32の位置に応じて各インデックス領域23,24を設定している。本実施形態では具体的には次のような処理を行っている。すなわち、目盛表示制御手段414Aは、時針31、分針32が各インデックス領域23,24の境界位置(端部)まで移動すると、各インデックス領域23,24を各時針31、分針32の移動方向に所定距離移動させている。本実施形態では、時針用インデックス領域23を指針の移動方向に90度の角度だけ回転移動させ、分針用インデックス領域24を指針の移動方向に120度の角度だけ回転移動させて新たなインデックス領域23,24に設定している。
例えば、目盛表示制御手段414Aは、図4においては、時針31が12時位置の目盛21まで移動すると、この12時位置の目盛21から3時位置の目盛21までの領域を時針用インデックス領域23に設定する。
すなわち、時針31用の目盛21は、時針用インデックス領域23において4つ表示されているので、次の時針用インデックス領域23に設定を変更する場合には、各目盛21のうち、他の目盛21に対して最も時計回り方向に位置する目盛21を基準にして時針用インデックス領域23を設定している。すなわち、時針用インデックス領域23は、時針31の移動に伴い90度毎に移動するように設定されている。従って、目盛21の表示更新間隔は約3時間となる。
一方、目盛表示制御手段414Aは、図4において、分針32が20分位置の目盛22まで移動すると、20分位置の目盛22から40分位置の目盛22までの領域を分針用インデックス領域24に設定する。
すなわち、分針32用の目盛22は、分針32の移動に伴い120度毎に移動するように設定されている。従って、目盛22の表示更新間隔は20分となる。
なお、表示パネル駆動回路414は、表示パネル20の表示の劣化を補償する補償用動作を、所定の表示劣化補償用動作間隔で実行している。本実施形態では、この表示劣化補償用動作間隔を20分とし、前記目盛22の表示更新間隔と同一間隔に設定している。そして、前記目盛22は、表示劣化補償用動作間隔に応じて設定される所定量、具体的には20分ぶんの目盛範囲となる角度120度だけ移動されている。
また、目盛表示制御手段414Aは、各目盛表示領域25,26において、各インデックス領域23,24以外の領域は非インデックス領域と設定し、目盛21,22は表示していない。なお、表示パネル20の矩形状の表示領域において、各目盛表示領域25,26の外周側の領域も非インデックス領域に設定されている。すなわち、表示パネル20の表示領域において、インデックス領域23,24以外の領域のすべてが非インデックス領域に設定されている。
表示パネル駆動回路414は、駆動制御回路部412から入力される駆動制御信号CS3により、表示パネル20の駆動を制御し、所定の情報200を表示する。図1,4では、現在の「年月日」である日付情報を表示している。従って、表示パネル駆動回路414は、表示パネル20の日付情報の表示を1日間隔で更新する。なお、この情報表示内容は、例えば、りゅうず451やボタン452,453を操作することで、他の情報に切り替えられるようにされている。例えば、ボタン操作などによって、表示パネル20に表示される情報を、曜日情報、現時刻(時分秒)表示、他の都市(タイムゾーン)の都市名および現地時刻からなるワールドタイム情報などの各種時刻情報を切り替えて表示できるようにされている。さらに、コンビネーション時計1が、PDA(personal digital assistant)機能を有する場合には、表示パネル20に、スケジュール情報、Todo(作業リスト)情報、アドレス情報などの各種情報を表示してもよい。
また、表示パネル駆動回路414の情報表示制御手段414Bは、情報を表示する際に、前記各インデックス領域23,24以外の領域に表示することで、表示された情報200が時針31、分針32に重なることがないように制御している。
例えば、図1,4に示すように、各インデックス領域23,24が表示パネル20の上半分に設けられている場合には、情報表示制御手段414Bは、表示パネル20の下半分に情報200を表示する。
一方、図5に示すように、各インデックス領域23,24が表示パネル20の下半分に設けられている場合には、情報表示制御手段414Bは、表示パネル20の上半分に情報200を表示する。
すなわち、情報表示制御手段414Bは、各インデックス領域23,24の位置に応じて、情報200を表示する位置やそのサイズを適宜調整して表示パネル20に表示させている。
このような本実施形態においては、次のような効果が得られる。
(1)目盛表示制御手段414Aを設けることにより、時針31および分針32用のインデックス領域23,24を設定し、このインデックス領域23,24に目盛21,22を表示するようにしたので、時針31、分針32の現在位置に合わせて各目盛21,22を表示できる。このため、各目盛21,22を、時針31、分針32の先端近くに表示することができ、各指針31,32の指示の判読性を向上できる。特に、本実施形態のコンビネーション時計1では、時針31の先端近くにも目盛22を表示できるので、目盛が時針先端から離れて表示される通常の時計に比べても各指針31,32の指示の判読性を向上できる。
(2)目盛表示制御手段414Aによってインデックス領域23,24のみに目盛21,22を表示しているので、情報表示制御手段414Bによって情報200を表示する領域を広く確保できる。すなわち、目盛表示領域25,26の全領域に目盛21,22を表示すると、表示パネル20において情報200を表示する領域が殆ど無くなってしまう。これに対し、本実施形態では、インデックス領域23,24のみに目盛21,22を表示しているので、図4に示すように、目盛表示領域25,26の非インデックス領域にも情報200を表示することができる。このため、情報200を広い領域を利用して表示でき、大きな表示にすることもできるので、情報の判読性も向上できる。
その上、非インデックス領域に情報200を表示しているので、時針31、分針32が表示情報に重なることを確実に防止できる。このため、情報200が各指針31,32に隠れてしまうことがなく、この点でも情報の判読性を向上できる。
さらに、目盛表示制御手段414Aによって表示パネル20に情報200を表示しているので、表示パネル20の表示エリアを有効活用することができ、様々な情報を利用者に伝達することができる。
(3)表示パネル20を、EPDなどのメモリー性を有する表示パネルで構成したので、消費電力を低減でき、電池寿命も長くすることができる。特に、本実施形態では、分針32用の目盛22は約20分間隔で更新している。さらに、時針31用の目盛21は、約3時間間隔で表示が更新される。
従って、情報表示制御手段414Bは、最小間隔でも20分ごとに目盛表示を制御すればよいため、例えば分針32の移動に連動して1分間隔で更新した場合に比べて、表示の更新頻度を少なくでき、その分、消費電力を低減できる。
その上、目盛22の更新間隔を、表示パネル20の表示劣化補償用動作間隔と同一間隔に設定しているので、各動作を別々のタイミングで行う場合に比べて、電力供給の回数を低減でき、その分、省電力化を図ることができる。
(4)表示パネル20が文字板を兼用しているので、表示パネル20の上に文字板を積層した場合に比べて時計1を薄型化できる。さらに、表示パネル20の表示を制御することで、様々なデザインの文字板を自由に設定することもできるため、コンビネーション時計1のデザイン性を一層向上できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下に説明する各実施形態において、前述する各実施形態と同一または同様の構成には同一符号を付し、説明を省略または簡略する。
第2実施形態のコンビネーション時計1Bは、図6に示すように、第1実施形態のコンビネーション時計1とは、秒針33が追加して設けられ、表示パネル20には秒針33用の目盛27が表示されている点が主に相違し、他の構成はほぼ同一である。すなわち、コンビネーション時計1Bは、「時・分・秒」が指針によって表示された時計である。
なお、秒針33は、通常の時計と同様に、前記輪列47の所定の歯車に取り付けられて駆動される。
但し、通常の時計では、秒針は、他の時針や分針よりも長さ寸法が大きいが、本実施形態の秒針33は、図6に示すように、時針31よりも短い長さ寸法に設定されている。
目盛27は、時針31の目盛21の内側の領域において、指針の回転軸を中心とする円周上に6度間隔で表示されている。すなわち、目盛表示制御手段414Aは、秒針33に対応する目盛27を表示する円形の秒針用目盛表示領域28を設定し、秒針用目盛表示領域28の全周(360度)に渡って目盛27を表示している。さらに、5秒ごとの目盛27は、判別しやすくするために、指針の回転軸に対して点対称位置にある目盛27同士を結ぶ直線で形成されている。例えば、0秒と30秒の目盛は直線で結ばれている。
なお、時針用インデックス領域23の中心角θ1は約60度とされ、3つの目盛21が表示されている。また、分針用インデックス領域24の中心角θ2は約48度とされ、9個の目盛22が表示されている。但し、各目盛21,22は前記第1実施形態と同一の表示を利用してもよい。
また、目盛21において、現在の時を表す目盛21には、隣接してその時を表す数字が表示されている。図6では、10時を表す目盛21に隣接して数字「10」が表示されている。
さらに、非インデックス領域には、情報200として年を表す「Year 2006」と、日付を表す「Day 11/12」が表示されている。
このような本実施形態においても前記第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
さらに、秒針33を設けているので、時針31、分針32、秒針33によって、時分秒の時刻を指示することができる。
また、秒針33の長さ寸法を時針31よりも短く設定したので、秒針33が表示パネル20に表示された情報に重なることを防止でき、秒針33が設けられていても情報200の判読性を向上することができる。すなわち、一般的な時計のように、秒針33が分針32よりも長く設定されている場合、秒針33は1分間で一周するために、秒針33と重ならないように情報を表示することが非常に困難となる。このため、表示された情報に秒針33が重なってしまうことがある。これに対し、本実施形態では、秒針33を短く設定したので、秒針33が表示情報と重なることがなく、秒針33の指示および情報の判読性を向上できる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態のコンビネーション時計1Cは、図7に示すように、時針31および分針32の回転軸が前記実施形態のように同軸上にあるのではなく、表示パネル20の平面上で離れた位置に配置されている。
すなわち、表示パネル20の左上側に時針31が配置され、右下側に分針32が配置されている。
目盛表示制御手段414Aは、時針用インデックス領域23の中心角θ1を90度として4個の目盛21を表示し、分針用インデックス領域24の中心角θ2を90度として16個の目盛22を表示している。
情報表示制御手段414Bは、表示パネル20の右上および左下の各領域に情報200を表示している。本実施形態では、曜日情報と、他の都市の都市名および時刻からなるワールドタイム情報が表示されている。
但し、表示される情報は、前記実施形態のような、年月日でもよいし、その他の情報でもよい。
なお、本実施形態では、時針31の上側および左側と、分針32の右側および下側には表示領域が殆どない。このため、情報表示制御手段414Bは、時針31が目盛表示領域25の右半分に配置されている場合、つまり時針31が0時から6時の目盛位置に配置されている場合には、その目盛21の時針用インデックス領域23に重ならないように、情報表示領域を設定している。例えば、情報表示制御手段414Bは、表示される情報の文字サイズを小さくすることなどで、情報表示領域を小さくしている。
同様に、情報表示制御手段414Bは、分針32が目盛表示領域26の左半分に配置されている場合、つまり分針32が30分から60分の目盛位置に配置されている場合には、その目盛22の分針用インデックス領域24に重ならないように、情報表示領域を設定している。
このような本実施形態においても、前記第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
その上、情報表示制御手段414Bは表示パネル20の右上および左下の2つの領域に情報200を表示しているが、これらの領域の情報表示制御は、離れて配置された各時針31、分針32の動きに合わせて、それぞれ独立に行うことができるため、各時針31、分針32が各目盛表示領域25,26の左右どちらに配置されているかのみを判断して表示制御を容易に行うことができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
第4実施形態のコンビネーション時計1Dは、図8に示すように、時針31および分針32用の目盛21,22を連続して設けたものである。
すなわち、本実施形態において、前記目盛表示制御手段414Aは、前記指針位置検出手段である駆動制御回路部412によって検出された時針31と分針32とがなす角度(交差角度)θ3が所定角度(例えば90度)以下の場合には、前記時針用インデックス領域23および分針用インデックス領域24を連続させて設定し、各インデックス領域23,24の目盛21,22を前記指針の回転軸から等距離の位置に表示する。
また、時針31と分針32とがなす角度が所定角度よりも大きい場合には、前記第1実施形態と同様に、時針用インデックス領域23に表示される目盛21は、前記分針用インデックス領域24に表示される目盛22の内側の領域に表示する。
このような本実施形態によれば、前記第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
さらに、目盛21,22を連続して表示している場合には、前記第1実施形態のように目盛21,22を独立して表示している場合に比べて、目盛21,22の更新頻度を低減でき、消費電力をより一層削減できる。例えば、図8において、9時50分ごろであれば、時針31および分針32の交差角度θ3は殆ど0になる。このとき、時針31用の時針用インデックス領域23は中心角θ1を約30度としかつその半径長さを分針用インデックス領域24と同じ長さにし、分針32用の分針用インデックス領域24は中心角θ2を約120度とすれば、図8のように、各目盛21,22を約120度の範囲に渡って連続させることができる。
この場合、分針32が約20分間移動するまで、つまり回転角度で120度移動するまでは、前記目盛21,22を表示し続けても各指針31,32の指示を判読できる。このため、20分間は目盛21,22の表示を更新する必要がないため、目盛表示の更新頻度を少なくでき、消費電力をより一層低減できる。さらに、各目盛21,22が連続して形成されるため、前記第1実施形態のように、各目盛21,22が目盛表示領域25,26の半径方向にずれて表示される場合に比べて、一般的な時計の目盛表示に近づけることができて利用者にとって見慣れていて把握しやすいデザインにすることができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
第5実施形態は、図9に示すように、本発明の指針式表示装置を、計測器のメータ100に利用したものであり、具体的には、自動車のインストルメントパネルに組み込まれる速度計および温度計用のメータ100に利用している。
メータ100には、速度指示用の指針101と、温度指示用の指針102とが設けられて、かつ、全面が表示パネル103とされている。
表示パネル103には、各指針101,102の位置に応じて、各指針用インデックス領域(図示略)が設定され、そのインデックス領域に目盛104,105,106が表示されている。ここで、各目盛104,105は黒で表示されているが、目盛106はグレーで表示されている。また、表示パネル103には、各指針101,102での指示のほか、デジタル表示によって速度情報201および温度情報202が表示されている。
このような本実施形態においても、前記各実施形態と同様に、各指針101,102に対応して目盛104,105を表示しているので、指針の判読性を向上できる。
さらに、目盛104,105を設定されたインデックス領域のみに表示しているので、表示パネル103における他の領域を、各種情報、例えば計測値のデジタル表示などに活用できる。その上、これらの情報の表示領域をインデックス領域以外に設定しているため、指針101,102が表示情報に重なることがなく、表示情報の判読性も向上できる。
さらに、目盛105が黒表示されているのに対し、目盛106はグレー表示とされているため、表示パネル103がEPDで構成されている際に指針102が大きく移動しても、指針102の移動に追従して目盛105を表示することができる。すなわち、表示パネル103がEPDで構成されている場合、その表示を白から黒に変化させるのにある程度時間がかかる。このため、指針102が目盛105の領域から突然外れると、指針102の位置に合わせた目盛105の表示が間に合わないおそれがある。これに対し、グレー表示から黒表示へは、白から黒に変化させる場合に比べて短時間で行えるため、目盛105の両隣にグレー表示の目盛106を設けておけば、指針102の移動に伴って目盛106を目盛105に変化させればよく、迅速に目盛105を表示することができる。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
第6実施形態の時計1Eは、図10に示すように、インデックス領域の外周側すなわち指針31,32の延長方向に設定された非インデックス領域にも情報が表示されている点が前記実施形態と相違する。
なお、図10では、置き時計を例示しているが、腕時計や掛け時計であっても適用可能である。
時計1Eは、矩形状の表示領域を有する表示パネル20と、外部入力装置45としての複数の操作ボタン455〜459とを備えている。
時計1Eの制御回路41には、図11に示すように、前記第1実施形態の構成に加えて、スケジュール情報を記憶するスケジュール情報記憶部417が設けられ、前記各ボタン455〜459を用いてスケジュール情報を入力可能に構成されている。スケジュール情報は、少なくとも、予定の内容を示す予定情報と、予定の時刻を示すスケジュール時刻情報とを備える。
表示パネル20には、目盛表示制御手段414Aによって、時針用インデックス領域23および分針用インデックス領域24が設定され、各インデックス領域23,24に円弧状の目盛21,22が表示されている。
表示パネル20の表示領域において、前記インデックス領域23,24以外の部分は非インデックス領域とされている。従って、非インデックス領域には、図10に示すように、インデックス領域23,24の外周側の領域も含まれている。
非インデックス領域には、情報表示制御手段414Bによって各種情報が表示されている。具体的には、年月日および曜日のカレンダー情報と、目盛21の外側に表示された時を表す目盛情報(図10では、10時および11時を表す数字「10,11」が表示されている)と、時刻に関連する情報が表示されている。
本実施形態では、時刻に関連する情報として、スケジュール情報が表示されている。スケジュール情報は、予定の内容を示す予定情報と、予定の時刻を示すスケジュール時刻情報とを含む。図10に示すように、予定情報501は、予定内容を示す文字情報であり、例えば「会議」などである。スケジュール時刻情報502は、目盛21の外周に沿って、かつ、スケジュールの開示時刻を表す位置(例えば10時の目盛位置)から終了時刻を表す位置(例えば11時の目盛位置)まで表示される帯形状の絵情報である。なお、スケジュール時刻情報は、スケジュール開始時刻および終了時刻を数字で表示してもよい。
一方、分針32に対応する目盛22の外周側つまり分針32の延長方向には時刻に関連するスケジュール情報としてスケジュール関連情報503が表示されている。スケジュール関連情報503は、例えば、10時からの会議スケジュール時刻情報に対し、現時刻が30分超過していることを示す文字情報である。なお、このスケジュール関連情報503も、文字以外の絵などで表示してもよい。
このような本実施形態においては、利用者は、まずボタン455〜459を適宜操作して、スケジュール登録モードに移行する。すると、情報表示制御手段414Bによって表示パネル20の非インデックス領域にスケジュール登録画面が表示される。
この状態で、利用者は、各ボタン455〜459を操作し、スケジュール内容と、時刻情報(開始時刻および終了時刻)を入力してスケジュール情報記憶部417に記憶し、スケジュール登録モードを終了する。
なお、時計1Eに、無線や有線でデータを受信できる機能を設け、外部のパソコンや携帯電話などに登録したスケジュール情報を転送してスケジュール情報記憶部417に記憶してもよい。
時計1Eの各時針31、分針32が運針により移動すると、時針31の移動に伴って目盛21の表示が移動し、分針32の移動に伴って目盛22の表示が移動する。
その際、スケジュール情報記憶部417にスケジュール情報が登録されており、かつ、前記目盛21で表示される時間範囲がそのスケジュール時刻情報502の時刻を含む場合には、情報表示制御手段414Bは、前記目盛21の外周に沿って帯状のスケジュール時刻情報502を表示し、かつ、予定情報501を表示する。
また、スケジュール関連情報503を目盛22の外側に表示する。
さらに、例えば、現時刻がスケジュール時刻中である場合には、情報表示制御手段414Bは、補助情報504として「ALARM中」であることを表示パネル20に表示してもよい。
このような本実施形態によれば、前記各実施形態と同様の作用効果を奏することができる上、さらに次のような作用効果を奏することができる。
すなわち、本実施形態の時計1Eは、各目盛21,22の外周側つまり指針31,32の延長方向にある非インデックス領域にも各種情報を表示している。このため、特に時刻に関連するスケジュール情報を、そのスケジュール時刻に対応する目盛21の外側に表示できるので、利用者は現時刻に関連するスケジュール情報を確実にかつ容易に把握できる。
さらに、スケジュール時刻情報502は、帯状に表示されているので、利用者はスケジュール時間を視覚的に容易に把握できる。
その上、本実施形態の情報表示制御手段414Bは、表示パネル20にスケジュール関連情報503も表示しているので、利用者に対して現在の状況をより一層詳細に通知できる。さらに、本実施形態の情報表示制御手段414Bは、表示パネル20に補助情報504も表示しているので、利用者に対して現在の状況をより一層詳細に通知できる。
また、表示パネル20は、矩形状に形成されるため、特に四隅部分には、指針31,32の回転軸を中心に円形に設定される目盛表示領域25,26つまりはインデックス領域とはならないスペースが生じる。
本実施形態は、この目盛表示領域25,26の外側に設けられた非インデックス領域にも各種情報を表示しているので、表示パネル20の表示領域を有効に活用することができ、各種情報を効果的に表示することができる。
[第7実施形態]
次に、本発明の第7実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対し、目盛21,22の表示が一部異なるものであり、その他の構成は同一である。
すなわち、図12に示すように、本実施形態では、目盛表示制御手段414Aは、表示パネル20に表示された目盛21,22において、現在の指針31,32が指し示す位置に対応して目盛21,22の一部の目盛21A,22Aを太く表示している。具体的には、各目盛21A,22Aの円弧状の接続線の太さを変化させている。
なお、目盛21,22において、太く表示する目盛21A,22A部分は、例えば、指針31,32が指示する時刻を中心に所定範囲を太く表示するようにしてもよい。この場合、目盛表示制御手段414Aは、例えば、分針32の目盛22においては、分針32が1分移動すると、目盛22の太く表示された目盛22A部分も1分の目盛分移動する。
また、目盛表示制御手段414Aは、指針31,32の移動に連動して、一定間隔で太く表示する目盛21A,22A部分を更新してもよい。例えば、図12に例示するように、目盛表示制御手段414Aは、分針32が8分〜12分を指示する間は、目盛22の8分〜12分の領域を太く表示し、分針32が12分〜17分を指示する間は、目盛22の12分〜17分の領域を太く表示し、5分間隔で目盛22の太く表示する領域を目盛5分ぶんだけ移動して更新してもよい。
本実施形態のように、目盛21,22の一部を太く表示すれば、利用者は、指針31,32の位置を容易に把握でき、仮に指針31,32を確認できなかった場合でも、概略の時刻を認識することができる。
なお、目盛21,22の一部を太くするかわりに、目盛21,22の一部の色を変化させてもよいし、色および太さの両方を変化させても良い。要するに、目盛21,22の一部を、目盛21,22の他の部分と区別して識別可能であればよい。
[第8実施形態]
次に、本発明の第8実施形態について説明する。第7実施形態では、指針31,32に連動して、目盛21,22の太さを変化させていたが、本実施形態では、図13に示すように、予め目盛21,22の太さを変化させておき、指針31,32で示される時刻の推移に意味付けを行うものである。
本実施形態の目盛表示制御手段414Aは、分針32用の目盛22を15分間隔で更新している。すなわち、目盛表示制御手段414Aは、分針32が0〜15分、15〜30分、30〜45分、45〜60分を指示している際に、目盛22をそれぞれ0〜15分用、15〜30分用、30〜45分用、45〜60分用に切り替えて表示している。
そして、目盛表示制御手段414Aは、目盛22において、最初の5分間の部分に比べ、次の5分間(図13では5〜10分)の目盛22B部分を太く表示し、さらに、次の5分間(図13では10〜15分)の目盛22C部分をさらに太く表示している。
このような本実施形態によれば、利用者は、分針32が示す目盛22の太さを把握することで、現在の時間帯がどの領域かを容易に判別でき、会議などにおける経過時間や残り時間などの進行状況を確認することもできる。
なお、目盛21,22の接続線を太くするかわりに、目盛21,22の一部の色を変化させてもよいし、色および太さの両方を変化させても良い。要するに、目盛21,22の一部を、目盛21,22の他の部分と区別して識別可能であればよい。
[第9実施形態]
次に、本発明の第9実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対し、目盛21,22の表示が一部異なるものであり、その他の構成は同一である。
すなわち、図14に示すように、本実施形態では、目盛表示制御手段414Aは、表示パネル20に表示された目盛21,22において、現在の指針31,32が指し示す位置に対応して目盛21,22の一部の目盛21A,22Aの色を、目盛21,22の他の部分に比べて濃くしている。
なお、目盛21,22において、色を濃く表示する目盛21A,22A部分は、例えば、指針31,32が指示する時刻を中心に所定範囲を濃く表示するようにしてもよい。この場合、目盛表示制御手段414Aは、例えば、分針32の目盛22においては、分針32が1分移動すると、目盛22の色が濃く表示された部分も1分の目盛分移動する。
また、目盛表示制御手段414Aは、指針31,32の移動に連動して、一定間隔で太く表示する目盛21A,22A部分を更新してもよい。例えば、図14に例示するように、目盛表示制御手段414Aは、分針32が8分〜12分を指示する間は、目盛22の8分〜12分の領域を濃く表示し、分針32が12分〜17分を指示する間は、目盛22の12分〜17分の領域を濃く表示し、5分間隔で目盛22の太く表示する領域を目盛5分ぶんだけ移動して更新してもよい。
本実施形態のように、目盛21,22の一部を濃く表示すれば、利用者は、指針31,32の位置を容易に把握でき、仮に指針31,32を確認できなかった場合でも、概略の時刻を認識することができる。
なお、目盛21,22の一部の色を濃くするものに限らず、色相、彩度、輝度を適宜変化させて色を異ならせてもよい。
[第10実施形態]
次に、本発明の第10実施形態について説明する。本実施形態は、図15に示すように、インデックス領域23,24の色を、非インデックス領域の色と異ならせて表示している。また、各インデックス領域23,24の色同士も異ならせている。さらに、分針用インデックス領域24においては、扇形の指針指示領域24Aが設定されている。この指針指示領域24Aは、各インデックス領域23,24や非インデックス領域の色と異なる色で表示されている。また、指針指示領域24Aは、分針32の位置に応じて表示され、かつ、その中心角は、分針用インデックス領域24に比べて小さくされている。
また、本実施形態では、秒針33が設けられている。秒針33は、一般的な時計と同様に、秒針33の回転軸から先端までの長さ寸法が、分針32の回転軸から分針先端までの長さ寸法以上とされている。なお、表示パネル20には、秒針33に対応する目盛は表示されていない。
このような本実施形態によれば、インデックス領域23,24の色を非インデックス領域の色と異ならせているので、インデックス領域23,24を容易に把握でき、現在の指針31,32の位置を容易に把握できる。
また、各インデックス領域23,24同士の色も互いに異ならせているので、時針31および分針32の位置も容易に把握でき、概略の時刻をより一層容易に把握できる。
さらに、分針32の位置に応じて、分針用インデックス領域24に比べて幅(中心角)の小さな指針指示領域24Aを表示しているので、指針指示領域24Aを確認することで、分針32の位置をより一層容易に把握できる。
さらに、各インデックス領域23,24や指針指示領域24Aの色を、指針31,32が目立つように設定することができ、指針31,32の視認性を向上することができる。
また、本実施形態では、秒針33を設けているが、秒針用の目盛を表示していないため、非インデックス領域に表示された情報が、秒針用の目盛に重なることがなく、情報の判読性が低下することを防止できる。
さらに、秒針33は、図15に示すように、非インデックス領域に表示された情報200に重なることがあるが、秒針33は分針32に比べても移動速度が速く、かつ、通常は細く形成されるため、情報200に重なっていても数秒で情報200部分から移動してしまうため、非インデックス領域に表示された情報200の判読性が低下するおそれもない。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、目盛表示制御手段414Aは、各指針用の目盛を指針が所定目盛分移動するたびに、前記インデックス領域を指針の移動方向に所定目盛分移動させてもよい。この所定目盛分とは、1目盛分でもよいし、2目盛分以上でもよい。
例えば、分針32用の目盛22の場合、分針32が1分(回転角度で6度)移動すると、インデックス領域24つまり目盛22を一目盛分(回転角度で6度)移動させることで、1目盛分ごと目盛22を移動してもよい。
この場合、指針を常にインデックス領域の中心位置に配置させておくことができる利点がある。一方、分針32の場合、目盛表示を一分ごとに更新しなければならず、更新頻度が多くなり、表示パネル20にEPD等のメモリー性表示素子を用いた場合には、消費電力が増大するため、消費電力を低減できる点では前記実施形態が好ましい。
一方、2目盛分以上で移動させる場合、例えば、分針32用の目盛22の場合、4目盛分から30目盛分の間で設定すればよい。目盛22の移動量が4目盛未満であると、目盛表示の更新頻度が高くなり消費電力が増大し、30目盛以上であると、目盛22を30目盛分だけ表示しなければならず、非インデックス領域が小さくなってしまうためである。
また、目盛表示制御手段414Aは、指針のインデックス領域を一定時間間隔で前記指針の移動方向に所定距離移動させてもよい。計測器のメータの場合は指針の移動速度は不定であるが、時計であれば各指針の移動速度は一定である。従って、時計の指針31、分針32、秒針33に対応するインデックス領域を一定時間間隔で移動すれば、指針の位置に連動してインデックス領域つまりは目盛を表示することができる。例えば、分針32用の目盛22の場合、インデックス領域24を5分毎に30度回転させれば、分針32の移動に連動して目盛22を表示することができる。
さらに、各目盛の表示更新間隔は、表示パネル20の表示劣化補償用動作間隔と同一間隔とし、各目盛の移動量もその表示更新間隔に応じて設定することが好ましい。メモリー性を有する表示パネル20における表示劣化補償用動作間隔は、例えば、5,10,15,30分間隔などである。この表示劣化補償用動作時においても、通常の表示を変化させる場合に比べると数十分の1から数分の1程度の電力ではあるが、電力が消費される。このため、表示劣化補償用動作と、目盛表示の更新動作とを、異なるタイミングで行うと、その分、消費電力が増大する。
これに対し、表示劣化補償用動作と、目盛表示の更新動作とを同じタイミングで行うと、消費電力を低減することができる。
また、目盛表示制御手段414Aは、前記目盛の表示更新間隔および表示劣化補償用動作間隔を、計時手段の時刻(内部時刻)に基づいて切り替えてもよい。
例えば、時計1の利用者は、通常、昼間は時刻確認を比較的頻繁に行うが、夜間は時計1を外してしまうため、時計1で時刻を確認することは少ない。従って、夜間は、表示パネル20の表示品質が低下しても問題が少ないため、表示劣化補償用動作間隔も長くできる。
このため、目盛表示制御手段414Aは、夜間の時間帯(例えば午後11時から午前7時)においては、表示劣化補償用動作間隔を30分とし、分針32の目盛22も中心角が180度つまり30分ぶんの目盛を表示するようにし、それ以外の時間帯(例えば午前7時から午後11時)においては、表示劣化補償用動作間隔を15分とし、分針32の目盛22も中心角が90度つまり15分ぶんの目盛を表示するなどの制御を行ってもよい。
このような制御を行えば、夜間は目盛表示のコントラストが多少低下しても問題ないため、表示劣化補償用動作間隔を昼間に比べて長くでき、消費電力を低減できる。
なお、目盛の表示更新間隔や表示劣化補償用動作間隔は、時計1の内部時刻に基づいて変更するものに限らず、利用者の使用状態に基づいて変更しても良い。例えば、腕時計の場合には、利用者の腕に装着されている状態を検出し、装着されている場合は前記間隔を短くし、装着されていない場合には前記間隔を長くすればよい。
この際、時計の装着状態を検出する方法としては、例えば、時計内部に加速度センサなどを設けて時計の移動を検出したり、熱発電や回転錘の発電機を内蔵している場合にはその発電状態を検出して、時計の装着状態を判断すればよい。
また、目盛の表示を更新する際に、目盛の色も変化させてもよい。例えば、分針32の目盛22を15分間隔で更新する場合、目盛22が0〜15分の場合は黒で表示し、15〜30分の目盛22に切り替わった場合には青で表示し、30〜45分の目盛22に切り替わった場合には黄で表示し、45〜60分に切り替わった場合には赤で表示してもよい。この場合には、目盛22の色によって、現在の分針32が指示する時間帯を把握でき、会議などにおいて大枠の進行状況を容易に確認できる。
時針用インデックス領域23の中心角θ1や、分針用インデックス領域24の中心角θ2の設定角度は、前記第1〜4実施形態のものに限らず、実施にあたって適宜設定すればよい。
例えば、指針が1本しか設けられていない場合には、インデックス領域の中心角を270度になるまで広げても良い。このような設定をしても、残りの領域を利用して情報を表示でき、情報の判読性も確保できるためである。
一方、指針が2本の場合、各インデックス領域の中心角を180度以上にすると、各指針の交差角度が180度つまり回転軸を挟んで反対側に位置した場合、目盛表示領域の全面がインデックス領域となってしまい、他の情報を表示する領域の確保が難しくなる。このため、指針が2本の場合には、各インデックス領域の中心角は120度以下程度、好ましくは90度以下に設定することが、非インデックス領域を十分に確保できる点で好ましい。なお、指針が3本になった場合には、各インデックス領域の中心角は90度以下に設定することが好ましい。さらに、指針が3本になった場合には、インデックス領域の中心角を90度以下と小さくしても、各指針が例えば、120度間隔で配置された場合には、非インデックス領域が各インデックス領域間の小さなスペースに分散され、各非インデックス領域を利用して情報を表示しなければならない。従って、前記第2実施形態のように、3本目以上の指針は長さ寸法を短くして、情報表示の妨げにならないようにすることがより好ましい。
さらに、指針のインデックス領域の中心角は30度以下に設定してもよいが、あまり小さな値にすると、表示できる目盛の数が少なくなって、指針の判読性が低下する可能性もあるため、インデックス領域は目盛の間隔や指針に判読性などを考慮して設定すればよい。
前記実施形態では、目盛を各インデックス領域の外周(円弧)部分に表示していたが、扇形のインデックス領域において他の部分に目盛を表示してもよい。例えば、インデックス領域の半径方向の中間部分(円の中心と円弧との中間部分)、つまり指針の回転軸および先端間の中間部分に重なるように目盛を表示してもよい。
また、インデックス領域は、回転する指針用であったので、扇形に設定されていたが、インデックス領域の形状、大きさなどは、指針の移動形態等に応じて設定すればよい。例えば、指針が直線的にスライド移動される場合には、インデックス領域も帯状に形成すればよい。
さらに、インデックス領域は、指針の先端部分に対応する領域のみに設け、指針の基端部分に対応する領域は非インデックス領域としてもよい。例えば、回転する指針用のインデックス領域としては扇形に形成されるものに限らず、湾曲した帯状のもの、すなわち円弧状のインデックス領域を用いてもよい。要するに、インデックス領域は、少なくとも指針の指示値を読み取るための目盛を表示する面積を有する領域であればよい。
また、表示パネル20において、目盛21,22,27,104,105には、その目盛に隣接して数字を表示してもよい。例えば、図6の目盛21には、「10」等の時刻を表す数字も表示している。このように数字も表示すれば、指針による指示量をより一層容易に把握することができる利点がある。
表示パネル20の非インデックス領域に表示される情報は、前記各実施形態のものに限らず、日付、ワールドタイム、クロノグラフ、スケジュール情報、Todo(作業リスト)情報、アドレス情報などの各種情報を表示してもよい。
また、第1実施形態のように秒針が設けられてない場合には、表示パネル20に秒情報を表示してもよい。
さらに、指針式表示装置に、無線などの通信機能を設け、メールやニュースなどの通信機能を介して受信した情報などを表示パネル20に表示可能に構成してもよい。
また、情報表示制御手段414Bによる情報表示は必ずしも必須ではなく、表示パネル駆動回路414には目盛表示制御手段414Aのみを設けて表示パネル20に目盛のみを表示するように構成してもよい。
さらに、情報を表示するモードと、情報を表示せずに目盛のみを表示するモードとを利用者が選択できるようにしてもよい。そして、目盛のみを表示するモードの場合には、通常の時計と同様に円状の目盛を設けて、指針31、分針32、秒針33の各指示を正確に読み取ることができるようにしてもよい。
さらに、前記第2実施形態では、秒針用目盛表示領域28の全周に目盛27を表示していたが、時針31や分針32と同様に、秒針用目盛表示領域28内に扇形の秒針用インデックス領域を設定し、そのインデックス領域のみに目盛27を表示してもよい。
表示パネル20としては、EPDなどのメモリー性を有する表示素子に限定されず、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示素子を用いてもよい。
特に、各種計測器や秒針用の目盛のように、頻繁に書き換え表示が必要な場合には、書換表示の応答速度が早い液晶ディスプレイなどを利用することが好ましい。
なお、表示パネル20にEPDを用いた場合でも、現在表示されている目盛に隣接して配置されている目盛、すなわち次に表示される可能性がある部分の目盛に対して予めある程度の電圧を印加しておき、その表示を中間階調にしておけば、指針の移動に連動して目盛を迅速に表示することもできる。例えば、白から黒まで複数階調の表示が可能なEPDを用い、目盛を黒表示する場合、次に黒表示される目盛を中間階調、つまりグレー表示に制御しておけば、さらに電圧を印加することで黒表示に即座に変更でき、秒針等の移動速度が速い指針の移動にも追従して目盛を迅速に表示することができる。
さらに、インデックス領域と非インデックス領域に表示された情報とを関連付けて表示してもよい。
例えば、時計においては、ソーラーなどの各種発電機が組み込まれている場合にその発電に関する情報を秒針33等で指示するものが知られている。この発電情報を秒針33で指示する際に、その指示位置の目盛の色や太さ、あるいはインデックス領域の色によって、指示内容を表示してもよい。すなわち、発電量が大きい場合の指示位置の目盛は緑で表示し、発電量が小さい場合の指示位置の目盛を赤で表示すると、利用者は発電状態を容易に把握できる。さらに、この目盛の色の説明を、非インデックス領域に文字などで表示してもよい。その場合、目盛やインデックス領域の色と同じ色で情報を表示すれば、利用者はそれらの関連性を容易に把握できる。
なお、発電に関する情報に限らず、温度や磁界の検出など時計内部の状態情報、りゅうず451やボタン452,453の操作情報、あるいは外部から無線などで送信されて時計内部に格納された情報等の各種情報を表示する場合も、目盛の色や非インデックス領域の情報の色などを制御して、利用者が容易に情報を把握できるようにすればよい。
本発明は、前記各実施形態のような時計や速度・温度計に適用される場合に限らず、各種の計測器の指示計(メータ)などにも広く適用できる。特に、目盛表示を自由に更新することができるため、複数の計測器の計測値を切り替えて表示するような利用も可能である。
また、本発明は、前記時針および分針の回転軸とは異なる位置の回転軸に取り付けられた小秒針を備えた時計に適用してもよい。この場合、前記目盛表示制御手段は、小秒針に対応する小秒針用インデックス領域を設定し、かつ、小秒針用インデックス領域の目盛の表示および非表示を情報表示等に連動して制御すればよい。
本発明の第1実施形態に係るコンビネーション時計を示す正面図。 前記実施形態のコンビネーション時計の断面図。 前記実施形態におけるムーブメントの構成を示すブロック図。 前記実施形態におけるインデックス領域を示す図。 前記実施形態における他の位置に情報が表示された図。 本発明の第2実施形態に係るコンビネーション時計を示す正面図。 本発明の第3実施形態に係るコンビネーション時計を示す正面図。 本発明の第4実施形態に係るコンビネーション時計を示す正面図。 本発明の第5実施形態に係るメータを示す正面図。 本発明の第6実施形態に係るコンビネーション時計を示す正面図。 第6実施形態におけるムーブメントの構成を示すブロック図。 本発明の第7実施形態に係るコンビネーション時計を示す正面図。 本発明の第8実施形態に係るコンビネーション時計を示す正面図。 本発明の第9実施形態に係るコンビネーション時計を示す正面図。 本発明の第10実施形態に係るコンビネーション時計を示す正面図。
符号の説明
1,1B,1C,1D,1E…コンビネーション時計、10…時計本体、11…外装ケース、12…カバーガラス、13…裏蓋、20…表示パネル、21,22,27…目盛、21A,22A,22B,22C…目盛、23…時針用インデックス領域、24…分針用インデックス領域、24A…指針指示領域、25…時針用目盛表示領域、26…分針用目盛表示領域、28…秒針用目盛表示領域、31…時針、32…分針、33…秒針、40…ムーブメント、41…制御回路(駆動制御手段)、42…駆動手段(指針移動手段)、43…発振回路、44…電力供給手段、45…外部入力装置、46…ステッピングモータ、47…輪列、412…駆動制御回路部、413…アナログ表示部駆動回路、414…表示パネル駆動回路、414A…目盛表示制御手段、414B…情報表示制御手段、415…時刻カウンタ、416…指針位置検出手段、417…スケジュール情報記憶部、451…りゅうず、452,453…ボタン、501…予定情報、502…スケジュール時刻情報、503…スケジュール関連情報、504…補助情報。

Claims (18)

  1. 指針と、前記指針を移動させる指針移動手段と、メモリー性を有する表示素子で構成され、指針の背面に設けられて画像を表示可能な表示パネルと、前記指針移動手段および表示パネルの駆動を制御する駆動制御手段とを備え、
    前記駆動制御手段は、前記表示パネルにおいて前記指針の移動可能領域に平面的に重なる目盛表示領域に目盛を表示させる目盛表示制御手段と、指針の位置を検出する指針位置検出手段と、情報表示手段とを備え、前記表示パネルの表示劣化を補償する補償用動作を、所定の表示劣化補償用動作間隔で実行し、
    前記目盛表示制御手段は、前記指針位置検出手段によって検出された指針位置に基づいて、前記目盛表示領域を、インデックス領域と、インデックス領域以外の非インデックス領域に区画し、前記インデックス領域のみに前記指針の指示値を読み取るための目盛を表示し、前記表示劣化補償用動作間隔と同一間隔で、前記インデックス領域を前記指針の移動方向に前記表示劣化補償用動作間隔に応じて設定される所定量移動させ、
    前記情報表示手段は、前記非インデックス領域に情報を表示することを特徴とする指針式表示装置。
  2. 請求項1に記載の指針式表示装置において、
    前記非インデックス領域は、前記表示パネルにおける前記目盛表示領域の外周側にも設けられ、
    前記情報表示手段は、前記インデックス領域の外周側に設けられた非インデックス領域にも情報を表示することを特徴とする指針式表示装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の指針式表示装置において、
    前記指針は、前記指針移動手段によって回転される回転軸に取り付けられ、
    前記目盛表示領域は、前記指針の回転軸を中心とする円形に形成され、
    前記インデックス領域は、前記目盛表示領域内において目盛表示領域の外周の円弧と円の中心とを結んだ扇形状に形成されていることを特徴とする指針式表示装置。
  4. 請求項3に記載の指針式表示装置において、
    前記インデックス領域は中心角が30度から270度の範囲に設定されていることを特徴とする指針式表示装置。
  5. 請求項4に記載の指針式表示装置において、
    前記指針は、回転軸が同軸とされた2本または3本の指針を備えて構成され、
    前記インデックス領域は中心角が30度から90度の範囲に設定されていることを特徴とする指針式表示装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の指針式表示装置において、
    時刻を計時する計時手段を備え、
    前記指針は時針および分針を備えて構成され、
    前記駆動制御手段は、前記計時手段で計時した時刻情報に基づいて前記指針移動手段を制御して前記時針および分針を運針し、
    前記目盛表示制御手段は、時針に対応する時針用インデックス領域および分針に対応する分針用インデックス領域を設定し、各インデックス領域に目盛を表示し、
    前記駆動制御手段は、時間帯に応じた前記表示劣化補償用動作間隔が予め設定されており、前記表示劣化補償用動作間隔を、前記計時手段の時刻に基づいて当該時刻が属する前記時間帯に応じた前記表示劣化補償用動作間隔に切り替えることを特徴とする指針式表示装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれかに記載の指針式表示装置において、
    前記目盛表示制御手段は、前記指針が所定目盛分移動した場合に、前記インデックス領域を前記指針の移動方向に前記所定目盛分移動させることを特徴とする指針式表示装置。
  8. 請求項1から請求項のいずれかに記載の指針式表示装置において、
    前記目盛表示制御手段は、前記指針が前記インデックス領域の端部に移動した場合に、前記インデックス領域を前記指針の移動方向に所定距離移動させることを特徴とする指針式表示装置。
  9. 請求項1から請求項のいずれかに記載の指針式表示装置において、
    前記目盛表示制御手段は、前記インデックス領域を一定時間間隔で前記指針の移動方向に所定距離移動させることを特徴とする指針式表示装置。
  10. 請求項1から請求項のいずれかに記載の指針式表示装置において、
    時刻を計時する計時手段を備え、
    前記指針は時針および分針を備えて構成され、
    前記駆動制御手段は、前記計時手段で計時した時刻情報に基づいて前記指針移動手段を制御して前記時針および分針を運針し、
    前記目盛表示制御手段は、時針に対応する時針用インデックス領域および分針に対応する分針用インデックス領域を設定し、各インデックス領域に目盛を表示することを特徴とする指針式表示装置。
  11. 請求項10に記載の指針式表示装置において、
    前記目盛表示制御手段は、前記時針用インデックス領域に表示される目盛を、前記分針用インデックス領域に表示される目盛の内側の領域に表示することを特徴とする指針式表示装置。
  12. 請求項10に記載の指針式表示装置において、
    前記目盛表示制御手段は、
    前記指針位置検出手段によって検出された時針と分針とがなす角度が所定角度以下の場合には、前記時針用インデックス領域および分針用インデックス領域を連続させて設定し、各インデックス領域の目盛を前記指針の回転軸から等距離の位置に表示し、
    前記指針位置検出手段によって検出された時針と分針とがなす角度が所定角度よりも大きい場合には、前記時針用インデックス領域に表示される目盛は、前記分針用インデックス領域に表示される目盛の内側の領域に表示することを特徴とする指針式表示装置。
  13. 請求項10から請求項12のいずれかに記載の指針式表示装置において、
    前記指針は秒針を備え、
    前記駆動制御手段は、前記計時手段で計時した時刻情報に基づいて前記指針移動手段を制御して前記時針、分針および秒針を運針し、
    前記目盛表示制御手段は、秒針に対応する秒針用インデックス領域を設定し、前記秒針用インデックス領域に表示される目盛を、前記時針用インデックス領域に表示される目盛の内側の領域に表示することを特徴とする指針式表示装置。
  14. 請求項10から請求項12のいずれかに記載の指針式表示装置において、
    前記指針は秒針を備え、
    前記駆動制御手段は、前記計時手段で計時した時刻情報に基づいて前記指針移動手段を制御して前記時針、分針および秒針を運針し、
    前記目盛表示制御手段は、秒針に対応する目盛を表示する円形の秒針用目盛表示領域を設定し、前記秒針用目盛表示領域に表示される目盛を、前記時針用インデックス領域に表示される目盛の内側の領域に表示することを特徴とする指針式表示装置。
  15. 請求項10から請求項12のいずれかに記載の指針式表示装置において、
    前記指針は秒針を備え、この秒針は、秒針の回転軸から秒針先端までの長さ寸法が、分針の回転軸から分針先端までの長さ寸法以上とされ、
    前記目盛表示制御手段は、秒針に対応する目盛は表示せず、時針用および分針用の目盛を表示することを特徴とする指針式表示装置。
  16. 請求項1から請求項15のいずれかに記載の指針式表示装置において、
    前記インデックス領域に表示される目盛は、指針の位置を指示するインデックスと、各インデックスを接続する円弧状の接続線とを備えていることを特徴とする指針式表示装置。
  17. 請求項1から請求項16のいずれかに記載の指針式表示装置において、
    前記目盛表示制御手段は、前記目盛の一部を、目盛の他の部分に比べて、色又は太さの少なくとも一方を異ならせて表示することを特徴とする指針式表示装置。
  18. 請求項1から請求項17のいずれかに記載の指針式表示装置において、
    前記目盛表示制御手段は、前記インデックス領域の少なくとも一部の色を、非インデックス領域の色と異ならせて表示することを特徴とする指針式表示装置。
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