JP5157136B2 - カメラ - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクタ機能を有したカメラに関する。
従来、プロジェクタを備えたカメラが知られている(例えば、特許文献1参照)。プロジェクタはカメラ本体に組み込まれており、プロジェクタ用の投影光学系を用いて画像をスクリーンに投影するようにしている。カメラ撮影を行う場合には、カメラの液晶表示モニタに表示された被写体画像を観察して構図を決定する。また、液晶表示モニタ上に表示されるAFエリアマークを用いて、所望の被写体にピントを合わせるようにしている。
特開2005−250392号公報
しかしながら、実際の被写体上で撮影に関する情報を確認することはできなかった。
請求項1の発明によるカメラは、複数の被写体を撮影する撮影部と、前記撮影部の撮影情報を表す投影像を前記複数の被写体に対して投射するプロジェクタ部と、を備え、前記プロジェクタ部は、前記撮影部が前記複数の被写体のうち少なくとも1つの被写体に合焦したとき、合焦した被写体に対して投影している前記投影像の視認される態様のみを変化させることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、前記投影像の視認される態様の変化は、色を変化させることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のカメラにおいて、前記撮影情報を表す投影像は、被写体の構図位置または顔位置を示す標識であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のカメラにおいて、前記撮影部による露光動作中は、前記プロジェクタ部による前記投影像の投射を停止することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のカメラにおいて、前記撮影部の光軸と前記プロジェクタ部の光軸とのずれ、および、被写体距離に応じて前記投影像の投射位置を補正する補正手段を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、撮影部の撮影情報を表す投影像を被写体に向けて投射するようにしたので、被写体上で撮影情報を認識することができる。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態を説明する図であり、プロジェクタを備えたカメラの概略構成を示す断面図である。カメラ6のボディ内には、被写体の撮影を行うための撮影ユニット1と、画像を投射するためのプロジェクタ部2と、制御基板3と、電池4と表示モニタ5が設けられている。
本実施の形態のカメラでは、撮影モード時には撮影ユニット1による撮影を行うことができ、表示モニタ5にレリーズ前の画像をスルー画としてリアルタイムに表示することができる。さらに、後述するように、撮影情報を表す指標を被写体に向けて投射することができる。一方、再生モード時には、既に撮影された画像を表示モニタ5に表示したり、プロジェクタ部2により再生画像をスクリーン上に投射表示したりすることができる。
撮影ユニット1は、撮像素子11と、撮像素子11の撮像面上に被写体を結像するための撮影光学系12とを備えている。なお、撮像素子11としては、CCD型やCMOS型など種々の撮像素子が用いられる。プロジェクタ部2は、投射画像を表示する透過型の表示素子21と、表示素子21を照明する光源22と、表示素子21を透過して出射される投射光を被写体に投射する投影光学系23とを備えている。表示素子21としては、例えば、透過型の液晶表示パネルが用いられる。撮影光学系12および投影光学系23は、それぞれズーム光学系を構成している。制御基板3には、撮影ユニット1およびプロジェクタ部2を制御するための回路素子(CPUやメモリなど)等が搭載されている。
図2は、図1に示したカメラのブロック図である。CPU10はカメラ全体の制御動作を行う。撮影光学系12には、ズーム動作を行わせるズーム駆動部32と、焦点調節動作を行わせるフォーカスレンズ駆動部33とが設けられている。撮像素子11の撮像信号は、信号処理回路31に入力されて画像処理される。信号処理回路31では、相関二重サンプリング処理等のアナログ処理が行われた後にデジタル信号に変換され、輪郭強調、ガンマ補正、ホワイトバランス補正などの画像処理が施される。
バッファメモリ41は撮像素子11で撮像された複数フレーム分のデータを記憶することができるフレームメモリである。信号処理回路31でデジタルデータに変換された信号は、一旦このバッファメモリ41に格納される。そして、バッファメモリ41に格納されているデータを再び信号処理回路31に読み込んで、上述した各種画像処理を行い、処理後のデータを再びバッファメモリ41に格納する。バッファメモリ41に格納された処理済みの画像データは、着脱可能なメモリカード等の記録媒体39に記録される。
AF演算部40は、AF領域内の画像データに基づいて、コントラスト検出方式により撮影光学系12の焦点調節状態を演算する。フォーカスレンズ駆動部33は、AF演算部40の演算結果に基づいて、撮影光学系12のフォーカスレンズ(不図示)を駆動する。CPU10に接続された入力操作部38によりズーム指示が入力されると、ズーム駆動部32はズーム指示に基づいて撮影光学系12をズーム駆動する。
プロジェクタ部2の表示素子21による画像表示は、表示制御部34により制御される。再生モード時にプロジェクタ部2による投射を行う場合には、記録媒体39に記録された画像を表示素子21に再生表示する。また、撮影モード時に撮影情報に関する標識を投射する場合には、その標識に対応する表示を表示素子21に表示する。表示できる標識は予め設定されており、入力操作部38でいずれかを選択する。上述したように、投影光学系23はズーム機能を有しており、ズーム駆動部35によりズーム動作が行われ、フォーカスレンズ駆動部36により焦点調節動作が行われる。
表示モニタ5には液晶表示モニタが用いられ、モニタ制御部37により制御される。表示モニタ5には、撮影モード時のスルー画や、再生モード時の再生画や、設定メニュー等が表示される。カメラのレリーズボタン50(図4参照)が半押し操作されると半押しスイッチSW1がオンし、AF動作が行われる。また、レリーズボタン50が全押し操作されるとレリーズスイッチSW2がオンし、露光動作(撮影動作)が行われる。
以下では、撮影時に、撮影情報を表す標識を被写体に向けて投射する場合について詳しく説明する。本実施の形態のカメラでは、投射光を利用して撮影情報を表す標識を被写体に投射するようにした。なお、暗い状況で撮影を行う場合には、プロジェクタ部2の投射光をAF補助光として使用するようにしても良い。
ここでは、撮影情報を表す標識として、AF位置を示すマークを投射する場合を例に説明する。撮影モード時における表示モニタ5のオンオフ、および、プロジェクタ部2を用いた標識の投射を行うか否かは、入力操作部38により設定することができる。図3は、撮影モード時のカメラの動作を説明するフローチャートである。再生モードが設定されている場合には、図3に示す処理とは別の再生モード処理のプログラムが実行される。
ステップS1では、表示モニタ5のオンオフ設定を判定し、オンと判定されるとステップS2へ進み、オフと判定されるとステップS2をスキップしてステップS3へと進む。ステップS2では、表示モニタ5を起動する。表示モニタ5を起動すると、図4に示すように、撮像素子11で撮像されている被写体画像がスルー画として表示モニタ5に表示される。表示モニタ5の画面中央(すなわち撮影範囲の中央)には、AF領域を示すAFターゲットマーク51が表示される。図4において、50はレリーズボタンであり、380はズームスイッチ、381はAFターゲットマーク51をモニタ上で上下左右に移動させるための操作部材である。
ステップS3では、プロジェクタを使用する設定になっている否かを判定する。使用しないと設定されている場合にはステップS3でnoと判定されてステップS5へ進む。一方、プロジェクタ使用と設定されている場合には、ステップS3からステップS4へと進んでプロジェクタ部2を起動し、図4に示すような撮影情報(AF標識)52を被写体53に向けて投射する。符号54は投射光の投射範囲を表しており、被写体53上にAF標識52が投射されている。以下では、プロジェクタ使用に設定されている場合について説明する。
なお、ここでの投射形態としては、AF標識52のみが明るく投射され、それ以外の範囲には投射光がほとんど投射されず暗くなっているものとする。もちろん、投射範囲54が分かるようにAF標識52以外の投射範囲を薄暗く投射するようにしても良い。
ところで、図5に示すように、撮影光学系12と投影光学系23とでは光軸にずれがある。そのため、撮影光学系12の光軸J1上にAF標識52を投射するためには、投影光学系23の光軸J2に対して角度θ方向にAF標識52を投射する必要がある。角度θは光軸のズレ量L1と被写体53との距離L2によって決まり、図2の表示制御部34で算出される。
本実施の形態のカメラはコントラスト検出方式により焦点調節状態を算出するようにしているので、被写体距離L2を直接に得ることはできない。そこで、被写体53にピントが合っている状態における撮影光学系12のフォーカスレンズ位置から被写体距離L2を推定し、角度θを算出する。そして、AF標識52に対応する表示をプロジェクタ部2の表示素子21に表示する際には、角度θに相当する距離だけ光軸J2からずれた位置に表示を行う。また、投射距離L2の位置に投射像のピントが合うように、投影光学系23のフォーカスレンズ位置を調整する。
なお、撮影モードに入ったときの初期状態では、例えば、人物撮影を想定して被写体距離が3m程度であるとして角度θを設定し、その位置に投射像のピントが合うように予め調整するようにしても良い。
ステップS5では、半押しスイッチSW1がオンか否かを判定し、半押しスイッチSW1がオンであると判定されるとステップS6へ進み、半押しスイッチSW1がオフであると判定されるステップS1へ戻る。ステップS6では、撮影光学系12のAF動作を行うとともに、それに連動して投影光学系23のAF動作を行う。
すなわち、撮影光学系12に関しては、AF演算部40の演算結果に基づいてコントラスト値がピークとなるレンズ位置にフォーカスレンズを移動する。なお、このAF動作の際には、AF標識52を表示するための投射光をAF補助光として用いても良い。プロジェクタ部2も、撮影光学系12のフォーカスレンズ位置に対応するレンズ位置に投影光学系23のフォーカスレンズを移動する。さらに、プロジェクタ部2に関しては、フォーカスレンズのレンズ位置に対応する被写体距離に基づいて、角度θを算出し表示素子21上におけるAF標識の表示位置を調整する。その結果、被写体53上のAF位置に、ピントのあったAF標識52が投射されることになる。
なお、AF動作により撮影光学系12がAFエリア内の被写体に合焦した場合、合焦前後でAF標識52の表示色を変えたり、AF標識52の形状を変えるようにしても良い。例えば、AF標識52の形状を、図5に示す形状から丸マークに変える。そのように、合焦前後で表示形態を変えることで、ピントが合ったか否かを容易に認識することができる。
ステップS7では、レリーズスイッチSW2がオンか否かを判定する。ステップS7でオンと判定されると、ステップS9へ進んでプロジェクタ部2の光源22を消灯する。その後、ステップS10へ進んで撮影処理が行われる。撮影処理が終了したならば、ステップS11に進んで光源22を再び点灯する。ステップS12ではカメラの電源がオフされたか否かを判定し、オフされた場合にはプログラムを終了し、オンの場合にはステップS1へ戻る。
一方、ステップS7においてオフと判定された場合、ステップS8へ進んで半押しスイッチSW1がオフか否かを判定する。ステップS8でオフと判定されると、すなわち、レリーズボタン50が全押しされずに半押しが解除された場合には、ステップS1へ戻る。ステップS8においてオンと判定されると、すなわち、レリーズボタン50の半押し状態が継続している場合には、ステップS7に戻る。
プロジェクタ部2で投射する撮影情報としては、上述したAF標識52以外に種々のものがあるが、ここでは、他の例として(a)AFエリアが複数設定されている場合、(b)撮影をアシストする機能として構図枠や顔認識用の枠などを表示する場合、(c)撮影範囲枠を表示する場合について説明する。
上述した実施の形態では、撮影範囲内にAFエリアが一つ設定されている場合を説明したが、AFエリアが複数設定されていても良い。例えば、図6に示すように撮影範囲55内に3つのAFエリアが設定されている場合は、それらに対応する3つのAF標識51a〜51cを投射表示する。そして、レリーズボタンの半押しで合焦動作が行われたら、ピントが合ったAFエリアに対応するAF標識の表示色を変える。
また、3つのAFエリアのうちの一つをユーザが任意に選択できるような設定の場合には、以下のように構成する。一般的に、初期状態では中央のAFエリアが選択されているので、最初は中央のAF指標52aが被写体53a上に投射される。撮影者は、カメラ背面に設けられている操作部材381を操作することで、使用するAFエリアを変更することができる。操作部材381の矢印ボタン381aを操作すると選択状態が右側のAFエリアに移動し、矢印ボタン381bを操作すると選択状態が左側のAFエリアに移動する。そして、選択されたAFエリアに対応するAF標識が投射される。
例えば、中央のAFエリアが選択されている場合には、中央のAF標識52aに対応する表示がプロジェクタ部2の表示素子21に表示され、AF標識52aが被写体53a上に投射される。この状態から操作部材381の矢印ボタン381aを操作すると、選択状態が右側のAFエリアに移動し、プロジェクタ部2の表示素子21にはAF指標52bに対応する表示が表示される。
すなわち、図2の表示制御部34では、撮影光学系12のフォーカスレンズ位置から推定される被写体距離L2と、撮影範囲55内における選択されたAFエリアの位置情報とに基づいて、AF標識52bの投射角度θを算出する。そして、算出された投射角度θとズレ量L1と被写体距離L2とに基づいて、表示素子21上における標識用表示の表示位置を変更する。その結果、被写体53a上のAF標識52aは消え、AF標識52bが右側の被写体53b上に投射される。
図6に示した例では、AFエリアの数を3つとしたが、2つでも良いし4つ以上であっても良い。また、AFエリアが撮影範囲55内において任意に移動できるような構成の場合にも、同様に適用することができる。その場合、操作部材381の矢印ボタン381a,381bを操作することで、AF標識52が投射範囲54内を左右に移動し、矢印ボタン381c,381dを操作することで、AF標識52が投射範囲54内を上下に移動する。
図7は、構図枠を投射する場合を説明する図である。図7に示す例は人物撮影をアシストする構図枠の例を示したもので、表示モニタ5に表示される従来の構図枠56と全く同等の構図枠57を投射範囲54内に投射する。従来のように、表示モニタ5に表示される構図枠56の場合には、被写体53と構図枠56との関係は撮影者しか分からないが、構図枠57を投射することで、被撮影者である被写体53a,53b側も投射光の照射されている様子を見ることができる。その結果、撮影範囲内における自分の位置を知ることができる。
また、肌色補正機能が作動している場合には、人物の顔に枠を投射する。肌色補正機能とは、撮影画像から人物の顔と認識される領域を抽出し、その領域に肌色調整を施すものである。顔認識は、例えば、撮影画面内の肌色領域を抽出し、その領域内に一対の眼らしき領域が存在する場合に、その領域を顔領域と判定するものである。そして、顔認識した領域に図12(a)に示すような顔枠70を投射し、顔枠70の画像に対して肌色調整を施す。なお、図12(b)に示すようにAF標識52を顔枠70内に投射し、顔と認識された領域にピントを合わせるようにしても良い。なお、構図枠56や顔枠70を投射する場合にも、AF標識52の場合と同様にピントのあった投射像が投射されるように、プロジェクタ部2のフォーカスレンズ駆動部36を制御する。
図8〜図11は、撮影範囲枠を表示する場合を説明する図である。この場合も、撮影ユニット1の撮影光学系12とプロジェクタ部2の投影光学系23との間に光軸のずれ(ズレ量L1)があるので、ズレ量L1と被写体距離とに応じて投射枠の範囲を補正する必要がある。図8は、距離L3の被写体53aを撮影する場合と、距離L4の被写体53bを撮影する場合とを示している。撮影光学系12および投影光学系23の各光軸J1,J2はズレ量L1だけずれているので、距離L3,L4が異なると、投射範囲と撮影範囲との関係が変化する。
図9(a)は距離L4の場合の投射範囲54と撮影範囲55との関係を示しており、図9(b)は距離L3の場合の投射範囲54と撮影範囲55との関係を示している。図9では、距離L3,L4における撮影範囲55を示しているので大きさが異なっているが、この撮影範囲55内の被写体が同じ大きさの撮影画像として撮影されることになる。撮影範囲55の位置は投射範囲54に対して左側に偏っており、被写体距離が近い場合ほどこの偏りの比率は大きくなる。
そこで、プロジェクタ部2の表示制御部34では、被写体距離すなわち撮影光学系12のフォーカスレンズ位置に応じて、撮影範囲枠60に対応する表示を表示素子21上に表示する。なお、撮影範囲枠60を投射する場合にも、AF指標の場合と同様にピントのあった投射像が投射されるように、プロジェクタ部2のフォーカスレンズ駆動部36を制御する。
このような撮影範囲枠60を被写体に向けて投射すると、被写体の背後にある物体(例えば、壁等)に撮影範囲枠60が投射され、撮影者は撮影範囲を認識することができる。また、複数の人物の集合写真を撮影するような場合、全員が撮影範囲に収まらないときには人物上に撮影範囲枠60が投射されることになり、被撮影者自身も自分が撮影範囲からはみ出ていることが容易に分かる。
また、被写体距離が同じであってもズーム動作をすると撮影範囲が変化するので、この場合は、ズーム状態に応じて撮影範囲枠60の投射位置を補正する。図10は、被写体53bに対して図8に示す状態からズーミングを行った場合を示す図であり、破線はズーミングした場合の投射範囲と撮影範囲を示す。図11(a),(b)はズーミング前後の投射範囲54および撮影範囲55を示したものである。この場合には、撮影光学系12のズーミング状態に応じて、撮影範囲枠60の表示位置を補正して撮影範囲55が正しく示されるようにする。
上述したように、本実施の形態のカメラでは、カメラに搭載されているプロジェクタ部2を利用して、撮影情報に関する指標を被写体に向けて投射するようにした。そのため、被写体上で撮影情報を確認することができる。また、従来のように消費電力の大きな表示モニタ5をオンしなくても、撮影情報を知ることができるので、消費電力の低減を図ることができる。例えば、AF標識52を投射する場合には、AF標識52によりAF位置を知ることができるともに、AF動作時のAF標識52の色の変化や形状を変化させることで、被写体にピントが合ったか否かを容易に認識することができる。
また、被写体上に投射されるAF標識52や構図枠57(図7)などの場合、投射光をAF補助光として使用することができ、AF補助光用の光源を別に設ける必要がない。構図枠57や撮影範囲枠60を投射する場合には、それらの枠を撮影者だけでなく被撮影者も認識することができるという利点がある。そのため、撮影すべき被写体が撮影範囲外に出てしまうようなことを、確実に防止することができる。なお、フェイスクリア機能において記載したように、複数種類の標識を組み合わせて投射するようにしても良い。
図1に示したカメラ6では、撮影ユニット1とプロジェクタ部2とが別々に設けられていたが、図13に示すように撮影ユニットとプロジェクタ部とが一体となったカメラ80にも、本発明は同様に適用することができる。なお、図13では、図1と同一の構成要素には同一の符号を付した。カメラ80では、撮影ユニットの光軸上にハーフミラー81が配置されている。表示素子21を透過した投射光は、一部がハーフミラー81により反射されカメラ前方に投射される。カメラ80の場合には、投射光の光軸が撮影ユニットの光軸との間にずれがないので、上述したようなAF標識や撮影範囲枠の投射位置に関する補正は必要ない。
なお、上述した実施の形態では、コントラストAF方式により撮影光学系の焦点調節を行うカメラを例に説明したが、例えば、測距装置により被写体距離を検出するカメラにも同様に適用することができる。また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。
本発明の実施の形態を説明する図であり、カメラの断面図である。 カメラのブロック図を示す。 撮影モード時のカメラの動作を説明するフローチャートである。 AF標識52の投射状況を示す図である。 撮影光学系12と投影光学系23との間の光軸ずれを説明する図である。 AFエリアが複数設定されている場合の、AF標識52の投射を説明する図である。 構図枠57の投射を説明する図である。 被写体距離と撮影範囲および投射範囲との関係を示す図である。 投射範囲54と撮影範囲55との関係を示す図であり、(a)は距離L4の場合を示し、(b)は距離L3の場合を示す。 ズーミングを行った場合の投射範囲54と撮影範囲55との関係を示す図である。 ズーミング前後の投射範囲54および撮影範囲55を示す図であり、(a)はズーミング前を、(b)はズーミング後をそれぞれ示す。 フェイスクリア機能における標識の投射を説明する図であり、(a)は顔枠70のみが投射される場合を、(b)は顔枠70およびAF標識52を投射する場合をそれぞれ示す。 撮影ユニットとプロジェクタ部とが一体となったカメラ80を示す断面図である。
符号の説明
1:撮影ユニット、2:プロジェクタ部、5:表示モニタ、6,80:カメラ、11:撮像素子、12:撮影光学系、21:表示素子、22:光源、23投影光学系、52,52a〜52c:AF標識、53,53a,53b:被写体、54:投射範囲、55:撮影範囲、56,57:構図枠、60:撮影範囲枠、70:顔枠、81:ハーフミラー

Claims (5)

  1. 複数の被写体を撮影する撮影部と、
    前記撮影部の撮影情報を表す投影像を前記複数の被写体に対して投射するプロジェクタ部と、を備え、
    前記プロジェクタ部は、前記撮影部が前記複数の被写体のうち少なくとも1つの被写体に合焦したとき、合焦した被写体に対して投影している前記投影像の視認される態様のみを変化させることを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記投影像の視認される態様の変化は、色を変化させることを特徴とするカメラ。
  3. 請求項1または2に記載のカメラにおいて、
    前記撮影情報を表す投影像は、被写体の構図位置または顔位置を示す標識であることを特徴とするカメラ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記撮影部による露光動作中は、前記プロジェクタ部による前記投影像の投射を停止することを特徴とするカメラ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記撮影部の光軸と前記プロジェクタ部の光軸とのずれ、および、被写体距離に応じて前記投影像の投射位置を補正する補正手段を設けたことを特徴とするカメラ。
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