JP5154699B2 - 先芯および先芯内蔵靴 - Google Patents
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Description
先芯は、安全靴やプロテクティブスニーカーの最重要要素であるつま先保護のためつま先に内蔵され、上記規格の中で詳細にその性能・強度が規定されている。しかし、靴の屈曲との関係で第5指(小指)だけは保護できないという問題があった。そのため足部災害の中でも小指の損傷については落下、台車等の横からの踏み付けによる事故は無視できないものであった。
先芯の素材は鋼、樹脂様々であるが、その形状は特許文献1、2、3等に図示されているように、主として親指の付け根付近から先の部分を覆う椀状(アーチ状あるいはドーム状と表現する場合もある)の殻体を有するものであり、底面に外周端を内側に折り曲げたスカートを有するとともに、後方に足入れ部となる開口を有したものである。
本願発明は上記問題に鑑み発明されたものであって、従来と同様の足先保護機能に加え、移動中の台車の車輪が衝突するような側方からの荷重や衝撃から足指を保護するとともに、歩行等の足の運動や足先の屈曲動作を妨げることのない先芯および当該先芯を内蔵した靴に関する種々の構造を提供することを課題とするものである。
重量物による荷重や衝撃から足先を保護するための靴用先芯であって、先芯本体を、先端壁、左側壁、右側壁及び上面壁をなだらかな曲面で連続するように形成した椀状の殻体として形成すると共に、小指の側面を保護するために前記先芯本体の小指側の側壁の後端縁を前記上面壁の中央位置における後端縁より後方に延長し、
足甲部の上面を覆わないようにし、かつ前記先芯の上面壁を超えない高さの延長側壁を設けることにより、重量物を積載した台車の車輪による小指の側方からの衝突から小指を保護すると同時に足の屈曲運動を妨げないことを特徴とする。
椀状の殻体は主として従来型の先芯と同様に親指の付け根付近から前方の部分を保護し、延長側壁は従来の先芯では十分に保護されていなかった小指部分を保護するようになっている。また、本発明に係る先芯は、小指部分を保護するにも関わらず、歩行や足先の屈曲運動を妨げることがないようになっている。
重量物による荷重や衝撃から足先を保護するための先芯内蔵靴であって、先芯本体を、先端壁、左側壁、右側壁及び上面壁をなだらかな曲面で連続するように形成した椀状の殻体として形成すると共に、小指の側面を保護するために前記先芯本体の小指側の側壁の後端縁を前記上面壁の中央位置における後端縁より後方に延長し、
足甲部の上面を覆わないようにし、かつ前記先芯の上面壁を超えない高さの延長側壁を設けることにより、重量物を積載した台車の車輪による小指の側方からの衝突から小指を保護すると同時に足の屈曲運動を妨げないことを特徴とする。
当該先芯を内蔵した靴は、従来型の先芯入りの靴と同様に靴先部分を保護するとともに、延長側壁を設けた先芯の作用によって、従来保護が十分とは言えなかった特に小指周辺の保護を強化したものとなっている。また、本発明に係る先芯は、小指周辺の保護を強化したにも関わらず、歩行や足先の屈曲運動を妨げることがないようになっている。
本発明に係る先芯は、前述した先芯と同様に親指の付け根付近から前方の足先部分を保護するとともに、従来の先芯では十分に保護されていなかった小指部分を延長側壁によって保護するものとなっている。また、本発明に係る先芯は、小指部分を保護するにも関わらず、足甲部が先芯と強く当接することがなく、歩行の阻害や足先の屈曲運動を阻害しないようになっている。
足先は前方に向かって大きく屈曲するが、前記上面壁の後端縁を前後方向に対して略直交する方向に沿って形成することで、当該後端縁をできるだけ後方位置に設けることができ、足先部分の広い範囲を先芯によって覆うことができるようになっている。
前記上面壁の後端縁の略中央から親指側方向に向かう部位を前後方向に対して略直交する方向に沿うように設けると、前方に向かって大きく屈曲する足先の動作を妨げることがない範囲で、前記後端縁をできるだけ後方の位置に設けることができる。
また、前記後端縁の略中央付近若しくは当該略中央付近から小指側の側壁に至る中間位置と前記延長側壁の後端縁とを結ぶ内側に向って円弧を成すように形成された湾曲縁を有する延長上壁を設けることにより、従来保護が十分でなかった小指の側面および上面を覆うことができるにも関わらず、図8(b)に示すように足甲部を前方に向かって移動させるように足先を屈曲させても、足先部分の屈曲動作を妨げないようになっている。
本願発明に係る先芯は、基本的な形状として前記上面壁の後端縁を前後方向に対して略直交する左右方向に沿って設けることで、前方に向かって大きく屈曲する足先の動作を妨げることがない範囲で、前記後端縁をできるだけ後方の位置に設けることができる。そして、当該後端縁の中央よりも小指側に近い部位から小指側の側壁に至る中間位置と前記延長側壁の後端縁付近とを結ぶ傾斜した端縁を有する延長上壁を設けることによって、図8(b)に示すように足甲部を前方に向かって移動させるように足先を屈曲させても、足先部分の屈曲動作を妨げることなく、従来保護が十分でなかった小指の側面および上面を覆い保護することができるようになっている。
本発明に係る先芯を内蔵した靴は、前述した靴と同様に親指の付け根付近から前方の足先部分を保護するとともに、図4に示す従来の先芯では十分に保護されていなかった小指部分を延長側壁によって保護するものとなっている。また、本発明に係る先芯を内蔵した靴は、小指部分を保護するにも関わらず、足甲部が先芯と強く当接することがなく、歩行の阻害や足先の屈曲運動を阻害しないようになっている。
前記先芯の上面壁の後端縁を、略中央から親指側方向に向かう部位を前後方向に対して略直交する方向に沿うように設けると、図8(b)に示すように足甲部を前方に向かって移動させるように足先を屈曲させても、足先部分の屈曲動作を妨げることがない範囲で前記後端縁をできるだけ後方の位置に設けることができる。
また、前記先芯の後端縁の略中央付近若しくは当該略中央付近から小指側の側壁に至る中間位置と前記延長側壁の後端縁とを結ぶ内側に向って円弧を成すように形成された湾曲縁を有する延長上壁を設けることにより、従来保護が十分でなかった小指の側面および上面を覆うことができるにも関わらず、足先部分の屈曲動作を妨げることがない靴を形成することができるようになっている。
本願発明に係る先芯内蔵靴に設けた先芯は、基本的な形状として前記上面壁の後端縁を前後方向に対して略直交する左右方向に沿って設けることで、図8(b)に示すように足甲部を前方に向かって移動させるように足先を屈曲させても、足先部分の屈曲動作を妨げない範囲で、前記後端縁をできるだけ後方の位置に設けることができる。そして、本願発明に係る先芯内蔵靴は、後端縁の中央よりも小指側に近い部位から小指側の側壁に至る中間位置と前記延長側壁の後端縁付近とを結ぶ傾斜した端縁を有する延長上壁を設けた前記先芯によって、足先部分を屈曲させる動作を妨げることなく、従来保護が十分でなかった小指の側面および上面を覆い保護することができるようになっている。
図示した先芯1は右足用として形成されたものであり、左足用の先芯は当該図示した先芯と左右対称の形状に形成されるものとなっている。先芯1は、先端壁2、左側壁3、右側壁4、上面壁5をなだらかな曲面で連続するように形成した椀状(ドーム状)の殻体として形成されたものである。当該殻体の肉厚は概ね1〜2mmであり、当該殻体の内部には、足先を収容する収容空間が設けられている。
なお、本願明細書において「前(先)」「後」「左」「右」「内」「外」「上」「下」「底」等の説明は、靴を履いた人体を基準とした向き、姿勢、位置を表している。
8101」に則って形成されている。当該JIS規格は靴先に先芯を内蔵した安全靴について、その作業区分に基づきH種:重作業用、S種:普通作業用、L種:軽作業用の3種類を定義している。そして、先芯の形状は「先しんは、表面を全て平滑に仕上げ、へり及び角に丸みをつけ、鋼製のものは、全面にわたってさび止めを施したものとし、寸法は次による。」とした上で、「(a)アーチ後端中央部と最先端部との水平距離aは、H種およびS種は40〜60mm、L種は30〜50mmとする。(b)高さbは、後端最後部において、H種およびS種は33mm以上、L種は28mm以上とする。(c)下辺折り曲げ部分は、ほぼ水平に折り曲げ、水平な底辺の幅cは3mm以上とする。」との定義が行われている。当該定義中に用いた各寸法値abcは、図6に示した同号による各部位の寸法である。
なお、本願発明に係る先芯は、一例として上記JIS規格のH種を満たすように形成しているが、S種、L種の実施を妨げるものではない。また、本願発明に係る先芯は、JIS規格を満足する安全靴だけでなく、運動靴タイプの安全スニーカーや、一般作業靴、長靴などに適用したり、紳士靴などの爪先保形具としても用いることができるものである。
本発明に係る先芯1は、上記構造に加え少なくとも一方の側壁に、当該側壁の後端縁17を前記上面壁5の中央位置における後端縁9よりも後方に延長した延長側壁7を設けたことを特徴とする。最適な具体例としては、外側に面した小指側の側壁である右側壁4に延長側壁7を設けている。
先芯1の前記延長側壁7を除いた後端縁9で形成される足入れ部開口は、従来の先芯と同様に拇指球と親指先端の略中間位置であって、かつ、靴の長手方向に対してほぼ直角を成すとともに靴底面に対して直角若しくはやや前傾した平面上に設けられている。
また、図1における延長側壁7を、先芯1とは異なる別部材として形成しても良い。例えば、図5のように側壁16を用意し、これを先芯1の右側壁4の一部(外面4a、または後端4b、または内面4c)に固着するといった構成が挙げられる。この固着の方法としては、接着剤による固着、溶接による固着、右側壁4と側壁16にそれぞれ係合部と被係合部を設けることによる固着(例えば凹部と凸部との嵌合によるもの)、さらには右側壁4と側壁16とに貫通孔を設けてネジ止めするといった固着方法などが挙げられる。
通常、台車の車輪Sは、荷台下の四隅に設けられている。このため、台車が足にぶつかる場合に車輪Sと衝突するのは概ね靴先である。足首に近い部位は荷台の縁が車輪よりも先に接触する場合が多く車輪とは接触しにくいが、足先は荷台の下に入り込む場合があるからである。また、足先の中でも特に車輪Sとの接触が多いのは、足の外側である。すなわち、足先の小指側が最も車輪Sと接触する可能性が高いのである。
重量のある荷物を搭載した手押し台車の場合、車輪Sが延長側壁7を乗り越えて小指Lの上部まで乗り上げることは少ない。通常、台車の操作は人間が行うので、台車に重量物が搭載されている場合にはスピードが遅く、台車を上昇させつつ車輪が靴先に乗り上げるほどの勢いがないからである。車輪が靴先にぶつかると、靴先がくさびのように車輪と床面の間に挟まれ、車輪止めのように台車を停止させる状態になる。
また、搭載した荷物の重量が軽く台車のスピードが速い場合には、車輪が靴先に乗り上げるケースも想定されるが、この場合には上方から小指Lに作用する荷重は比較的小さいので怪我をするケースは少ない。また側方からの衝撃は先芯1(延長側壁7)によって遮断される。以上の通り、上記いずれの場合であっても足先に生じる怪我を防止あるいは軽減することができるようになっている。
また、小指付近の上部が開口していても、前記延長側壁7の上縁と上面壁5、あるいは後述する延長側壁26の上縁と上面壁24が小指付近を囲むようになっている。したがって、穿頭状のものが小指付近の直上部から刺さるような場合を除き、前記延長側壁の上縁と上面壁が支えとなって、ある程度の大きさの落下物や乗り上げた台車などの荷重が直接的に小指付近に到達するのを防ぐことが出来るようになっている。さらに、前記延長側壁の上縁と上面壁によって囲まれた部分は靴の甲被によって覆われている部分であり、当該甲被も一定量の荷重を支えることができるので小指付近の保護に貢献している。
この実験では、先芯1の延長側壁7の高さを20mmに設定し、台車の移動速度を、通常歩行程度(1.4m/sec)、ゆっくり歩く程度(1.0m/sec)、極ゆっくり歩く程度(0.6m/sec)の3段階に調節し、それぞれの移動速度において、台車の車輪Sが靴の上面に乗り上げるか否かを確認した。
また、台車の各速度において、台車上に搭載する荷物の重量を50kg〜300kgの間で50kgずつ増やしていき、各重量において車輪Sが靴の上面に乗り上げるか否かを確認した。
図15に示す表では、車輪Sが延長側壁7を越えて靴の上に乗り上げた場合には「乗り上げた」という表記を、車輪Sが延長側壁7を越えられずに止まった場合、あるいは移動方向とは反対側へ跳ね返った場合は「乗り上げない」という表記をしている。
この実験の結果、いずれの移動速度で台車を衝突させても、車輪Sは延長側壁7を越えることなく「乗り上げない」という結果が得られた。このことから、本発明に係る先芯1を用いることで、足先の外側(特に小指側)方向からの衝撃を受けた場合であっても、足先を十分に保護できるということが分かる。
一方、足先の保護に重点を置くのであれば、全ての指と足甲部までを覆う大きな先芯を用いればよい。しかし、これではつま先の屈曲ができず、作業や歩行に支障が生じることになる。このような、作業や歩行に支障が生じることがなく、かつ、足指の全てを含む足先全体を実質的に保護することができる延長側壁および当該延長側壁と同様の作用効果を奏する手段を設けた先芯(先芯を内蔵した靴)が本願発明の要旨である。したがって、本願発明に係る手段と実質的に等しい作用・効果を奏する手段である場合には、その形状が上記実施の形態において説明した形状と相違するものであっても、実質的に本発明の技術的範囲に属するものである。
なお、用途に応じて、内側(親指側)を保護するように、延長側壁7と同様の側壁を内側(親指側)に設けたものも、本発明の技術的範囲に属するものである。また、先芯を構成する素材は鋼材に限らず、ポリカーボネイトその他の合成樹脂を用途に応じて使用してもよいものである。
図7に示した先芯20は、前述した先芯1と同様に先端壁21、左側壁22、右側壁23、上面壁24、下辺折り曲げ部25、延長側壁26、後端縁27を有する。先芯20は、前記JIS規格のH種(重作業用)として定められた条件を満たすドーム状の殻体(以下「本体部分」という)を有するとともに、当該本体部分に延長側壁26を設けたものである。
図7に示した延長側壁26を含む先芯20の全長L1は60〜80mmであり、先端壁21から後端縁27の中央Qまでの長さa1は約40〜50mmである。そして、側面視上における後端縁27の中央Qから延長側壁26先端までの長さa2は約20〜30mmである。
なお、前記後端縁27の中央Qとは、本体部分の左右方向における中間点付近若しくは本体部分の先端壁21から後端縁27までの距離が最も長くなる後端縁27上の位置付近をいうものである。
当該延長側壁26の高さh1は、一例として概ね全高b1の半分程度の高さに形成されている。前記JIS規格によるとH種の全高b1は33mm以上であるから、本実施の形態に係る延長側壁26の高さh1は16.5mm以上であり、本実施の形態に係る先芯20では20mm程度の高さに形成している。この高さは、靴底や中敷きの厚みなど、取り付ける靴の構造も考慮して定められるものであり、少なくとも収容した足の小指の高さを超えるように定められるものである。
延長側壁26を有する先芯20の背面図は、図7(c)に示すように右側に拡張部を設けたような形状に見えている。この拡張されているように見えている部分が延長側壁26であって、本体部分に対して斜め後方に張り出すように設けられている関係で、背面図では右側に拡張したような図形に見えている。また、図7(c)において2点鎖線で示した線31で示した部位が本体部分の後端縁を示しており、この位置は概ね延長側壁を設けていない従来型の先芯の後端縁と近似した位置である。
上面壁24の後端縁27の形状は、図6に示した先芯50の後端縁Yのように、左右方向に沿ってなだらかな弧を描く上縁と、左右の両側壁においてなだらかに連続しながら下降する内側肩部37、外側肩部38を有した開口縁を有したものとなっている。
日本人の足に適合した作業靴を作る場合には、足の大きさに応じた靴のサイズ毎に前記JIS規格で定められた寸法を比例的に増減して適用した先芯を内蔵する。これにより、概ね足先部分の屈曲時に足甲と後端縁27が強く接触しない日本人の足に合わせた先芯の本体部分を形成することができる。本体部分に求められる先芯としての強度、および屈曲時における足甲と後端縁27との接触の程度については、図6に示す従来型の先芯と同様である。
なお、日本以外の国において前述したJIS規格と同様の安全規格が存在している場合には、各国の安全規格を満たすように先芯および作業靴が形成される。
適切に形成されている前記JIS規格に基づく従来型の先芯50の場合、足裏が歩行面に対して直角を成す程度にまで靴先を屈曲させることができる。すなわち、強く足先を屈曲させた場合であっても足甲部が後端縁57と接触しないようになっている。
改めて先芯20の構造的な特徴点を述べると、先芯20は図7に示す構造を有したものであり、本体部分の小指側(外側)である右側壁23に、延長側壁26を斜め後方に向かって突出するように設けたものである。
上面壁24の後端縁27は左右方向に沿ってなだらかな弧を描くような外形を成している。左側(内側)側壁22と後端縁27の間には、なだらかに下降しながら両者を接続する内側肩部37があり、右側(外側)側壁23と後端縁27の間には、なだらかに下降しながら両者を接続する外側肩部38が設けられている。当該連続する後端縁27、内側肩部37、外側肩部38からなる上縁部39の形状が、本実施の形態である先芯20にとって重要な形状になっている。当該上縁部39の形状は、適切に形成された従来型の先芯の同一部位と近似した形状を有している。これにより、先芯20は足を強く前方に屈曲させても足の甲部と接触せず、図14に示した例と同様に足先の屈曲動作を妨げることがないようになっている。
図9(a)に示しているように、足Fの底面は概ね前方から足趾(ゆび)A、踏み付け部B、踏まずC、踵Dの各領域に分けることが出来る。足の指は、大まかに中足骨J(Metatarsal)と、当該中足骨Jより先の部分である趾骨G(しこつ、Phalanx)によって構成されている。中足骨Jと趾骨Gを接続する関節をMP(Metatarsal Phalanx)関節という。本願明細書では、第1指(親指)から第5指(小指)までの各MP関節をなだらかに結んだ仮想的な湾曲線をMPライン(MP)という。
靴底の構造は多様であるが、一般的には靴の内側から接地面側に向かって中敷き34、ミッドソール35、アウトソール36が設けられている。そして、前述した図8(b)に示すような足裏が垂直になるような屈曲を行う場合には、当然ながら靴底も足の形状に追従して屈曲する。
足先が屈曲する際に、靴底が足の形状に追従して屈曲できなければ、作業姿勢の維持や足の運動を阻害することになる。本実施の形態に係る先芯20は、延長側壁26を設けることに伴って非屈曲部が増加したにもかかわらず、従来の靴と同様の屈曲性能を有している。
図11(a)〜図11(d)はビドスコープの説明図および説明写真等である。撮影に用いたビドスコープ90は、立方体型のケースを有しており、観察面として透明で肉厚のガラス板91を設けたものである。ガラス板91の裏面には、靴底の外形よりもやや大きく切り抜かれたマスク板が装着されており、前記マスク板によって切り抜かれた領域のみで光の透過が可能となっている。当該切り抜かれた領域は、左右の靴それぞれに対応して個別に設けられており、前後方向に沿って並んで設けられている。また、ガラス板91の端面からライト92によって均等な光をガラス板91内に照射するようになっている。
図11(e)、図11(f)に示すように、上記構成のビドスコープ90上に靴を着用した人間が立つと前方の開口から鏡94を介して靴底面を見ることが出来る。そして、ガラス板91に密着している部分が、ガラス板91内で拡散している光によって照射されて明るく反射する。この反射光をカメラ95で撮影したものが、図10に示す画像である。
図10(b)は、本実施の形態における先芯20を装着した靴の底面であって、着用者が膝を前方に突きだして観察面に対して靴先を接触させたまま踵を浮かせた場合(図11(f)の状態)を撮影した画像である。
図10(c)は、延長側壁の無い従来型の先芯を装着した靴の底面であって、図10(b)と同様に着用者が膝を前方に突きだして観察面に対して靴先を接触させたまま踵を浮かせた場合を撮影した画像である。
図10(b)に記載した曲線96と、図10(c)に記載した曲線97はともに、接地部位と接地していない部位の境界を結んだ境界線である。両図を比較して解るように、当該境界線96、97の位置はほぼ等しいということができる。これは、延長側壁の有無に関わらず、靴底が足の形状に追従して屈曲していることを記している。すなわち、上記実施例に示した延長側壁26の有無が足の屈曲に影響を与えておらず、本実施例に係る先芯を内蔵した靴が従来型の先芯を内蔵したものと同様の屈曲性を備えているということを示している。
足先の屈曲は、踏み付け部Bを中心に行われるため、踏み付け部Bの前縁部であるmpライン上では大きな屈曲は起こらない。したがって、本願発明に係る先芯20を搭載した図9(c)記載の靴も、ほぼ従来型の先芯50を搭載した図9(d)記載の靴も、靴底の屈曲のしかたに実質的な差異は無く、靴先の屈曲動作に実質的な影響を与えないものとなっている。
また、上記上縁部39とは、先芯20の後端縁27、当該後端縁27に連続する内側肩部37および外側肩部38からなる縁部であり、足を前方に屈曲させた際に足の甲部が近接する部位である。しかしながら、当該上縁部39は、MPラインより前方の屈曲しない位置の上部に位置しているため、MPラインで足が屈曲しても足甲部と接触しにくいようになっている。
当該規格で示された立て膝を着いた姿勢をとる場合、後方の足に着用した靴は前方へ大きく屈曲する。このような屈曲が生じる場合、親指の拇指球と呼ばれる踏み付け部Bに含まれる膨らみ部分が主な接地領域となって各関節が屈曲する。すなわち、前述したMPラインを中心とした屈曲が行われ、図8(b)に示すような足裏が垂直になる程度の屈曲が行われる。
上記規格に基づき設定される水平距離aは、本実施の形態における先芯20の上縁部39の位置を定める数値でもある。そして、足先の保護と足の屈曲を両立させるという機能の点からみて、前記水平距離aは前記mpラインの最前部と一致する寸法値と一致するのが好ましい。
一方、mpラインは両端が後方に向かうように湾曲した線であり、足甲との関係のみを考慮すれば、前記上縁部39もmpラインを超えない程度に湾曲させた外縁として形成しても差し支えがないものである。
図12(a)に示した先芯60は、本体部分の形状は従来の先芯と同様のものであるが、小指側(外側)の側壁61を後方に向かって長く形成し、親指側(内側)の側壁62は従来の先芯と同様の位置に設けたものである。そして、上面壁63の後端縁64を、側壁61の上部と側壁62の上部とをなだらかに結ぶ曲線を描くように形成したものである。また、当該例は左右を結ぶ後端縁64が、前述したmpラインを大きく超えた形状を有したものとなっている。
この例に示した先芯60は、後端縁64がmpラインを大きく超えているので、足先を大きく屈曲させると甲部が後端縁64に接触し、それ以上の屈曲運動が妨げられることになる。
そして、上面壁73の後端中央から親指側(内側)に向かう後端縁74は従来の先芯と同様の位置および形状に形成するとともに、中央から小指側(外側)の側壁71に向かう部分については小指側(外側)の側壁71から中央方向に向かう端縁75と上面壁73の中央から斜め後方に向かう端縁76を有した形状に形成されている。この例に示した先芯70は、上記端縁75と端縁76で構成される中央から外側の後端縁がmpラインを大きく超えているので、足先を大きく屈曲させると甲部が端縁75、76に接触し、それ以上の屈曲運動が妨げられることになる。
そして、上面壁43の後端中央45から親指側(内側)に向かう後端縁44は従来の先芯と同様の位置および形状に形成するとともに、後端中央45から小指側(外側)の側壁41に向かう部分については当該後端中央45から小指側(外側)の側壁41に設けた延長側壁の後端に内側に向って円弧を成すように形成された湾曲縁46を形成している。そして、上面壁43の外側後方部に当該湾曲縁46を端縁とする延長上壁47が設けられている。
また、当該先芯40は、前述した先芯20の上縁部39に相当する部位よりも後方に、mpラインを超えないように上面壁43と延長側壁とを連続的に接続する延長上壁47が設けられている。当該延長上壁47は、延長側壁を補強する作用を有するとともに、小指の上方を覆うようになっているので、前述した先芯と比較して上方からの荷重に対する保護が強化されているものである。
そして、上面壁83の後端中央85から親指側(内側)に向かう後端縁84は従来の先芯と同様の位置および形状に形成するとともに、当該後端中央85よりも小指側(外側)に近い部位86から小指側の側壁81に設けた延長側壁の後端縁付近とを結ぶ傾斜した端縁87を形成している。
また、当該先芯80は、前述した先芯20の上縁部39に相当する部位よりも後方に、mpラインを超えないように上面壁83と延長側壁とを連続的に接続する延長上壁88が設けられている。当該延長上壁88は、延長側壁を補強する作用を有するとともに、小指の上方を覆うようになっているので、前述した先芯と比較して上方からの荷重に対する保護が強化されているものである。
また、先芯1に折り曲げ部6を設けずに延長側壁7だけを設けた場合、延長側壁7に上方から落下物等による大きな衝撃が加わると延長側壁7が靴底に対して沈み込んでしまう可能性がある。この沈み込みが深くなると、延長側壁7の上端縁が小指よりも低くなり、落下物の荷重が小指の上面に作用する可能性が出てくる。そこで、上記と同じく延長側壁7の下端に折り曲げ部(スカート)6を形成すると、折り曲げ部6と靴底との接触面積が増加させると延長側壁7が靴底に対して沈み込みにくくなる。その結果、上方から大きな衝撃が加わっても小指を保護するようになっている。
2 先端壁
3 左側(内側)壁
4 右側(外側)壁
4a 外面
4b 後端
4c 内面
5 上面壁
6 折り曲げ部
7 延長側壁
8 上部小壁(延長上壁)
9 後端縁
10 甲被
11 先裏布
12 中敷き(インソール)
13 中底
14 アウトソール
15 ミッドソール
16 側壁
17 後端縁
20 先芯
21 先端壁
22 左側壁
23 右側壁
24 上面壁
25 下辺折り曲げ部
26 延長側壁
27 後端縁
28 湾曲部
29 後端面
30 角部
31 本体部分との境界(2点鎖線)
32 甲被
33 先裏布
34 中敷き(インソール)
35 ミッドソール
36 アウトソール
37 内側肩部
38 外側肩部
39 上縁部
40 先芯
41 小指側(外側)の側壁
42 親指側(内側)の側壁
43 上面壁
45 後端中央
44 後端縁
46 湾曲縁
47 延長上壁
50 先芯
52 甲被
53 先裏布
54 中敷き(インソール)
55 ミッドソール
56 アウトソール
57 後端縁
60 先芯
61 小指側(外側)の側壁
62 親指側(内側)の側壁
63 上面壁
64 後端縁
70 先芯
71 小指側(外側)の側壁
72 親指側(内側)の側壁
73 上面壁
74 後端縁
75 端縁
76 端縁
80 先芯
81 小指側(外側)の側壁
82 親指側(内側)の側壁
83 上面壁
84 後端縁
85 後端中央
86 小指側(外側)に近い部位
87 端縁
88 延長上壁
90 ビドスコープ
91 ガラス板
92 ライト
93 隔壁
94 鏡
95 カメラ
96 曲線
97 曲線
100 先芯
MP MPライン
mp mpライン
h1 高さ
a 水平距離
A 足趾(ゆび)
B 踏み付け部
C 踏まず
D 踵
F 足
G 趾骨(しこつ、Phalanx)
J 中足骨(Metatarsal)
K 靴
L 小指
S 車輪
T 親指
Y 後端縁
Claims (6)
- 重量物による荷重や衝撃から足先を保護するための靴用先芯であって、先芯本体を、先端壁、左側壁、右側壁及び上面壁をなだらかな曲面で連続するように形成した椀状の殻体として形成すると共に、小指の側面を保護するために前記先芯本体の小指側の側壁の後端縁を前記上面壁の中央位置における後端縁より後方に延長し、
足甲部の上面を覆わないようにし、かつ前記先芯の上面壁を超えない高さの延長側壁を設けることにより、重量物を積載した台車の車輪による小指の側方からの衝突から小指を保護すると共に足の屈曲運動を妨げないことを特徴とする靴用先芯。 - 重量物による荷重や衝撃から足先を保護するための先芯内蔵靴であって、先芯本体を、先端壁、左側壁、右側壁及び上面壁をなだらかな曲面で連続するように形成した椀状の殻体として形成すると共に、小指の側面を保護するために前記先芯本体の小指側の側壁の後端縁を前記上面壁の中央位置における後端縁より後方に延長し、
足甲部の上面を覆わないようにし、かつ前記先芯の上面壁を超えない高さの延長側壁を設けることにより、重量物を積載した台車の車輪による小指の側方からの衝突から小指を保護すると共に足の屈曲運動を妨げないことを特徴とする先芯内蔵靴。 - 前記延長側壁の高さが、少なくとも収容した足の小指の高さを超える請求項1の先芯又は請求項2の先芯内蔵靴。
- 前記延長側壁が、足小指の付け根付近までを覆うことのできる長さの請求項1の先芯又は請求項2の先芯内蔵靴。
- 前記延長側壁が、先芯本体と同程度の強度を有する請求項1の先芯又は請求項2の先芯内蔵靴。
- 前記先芯本体の中央付近又はそれより小指側の後端縁から前記延長側壁の上部に亘る上部小壁を有する請求項1の先芯又は請求項2の先芯内蔵靴。
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