JP5477848B2 - スポーツシューズの爪先部構造 - Google Patents

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この発明は、アウトソールの爪先部を立ち上げてトウガードを設けるとともに、シューズ本体爪先部にそのトウガードを包んで保護カバーを設けたスポーツシューズに関するものである。
通常、スポーツシューズは、その着用した運動により、その甲被爪先部が地面や床に接触してすり減って穴が開く場合が多い。このため、アウトソールの爪先部を立ち上げてトウガードを設け、このトウガードによってその甲被爪先部が地面や床に直接接触することを防止している(特許文献1 段落0002、図10)。
また、野球靴等のように、甲被爪先部の先端縁のみならず、その上側面まで地面や床に接触するシューズにおいては、そのトウガードを包んで甲被爪先部全域(シューズ本体爪先部)を覆う保護カバー、所謂、P皮を設けたものがある(特許文献2 段落0003 図7)。
その保護カバーは、甲被の爪先部上面を覆う椀状をしたカバー本体とそのカバー本体の下縁内側に向く馬蹄と言われる鍔状取付片とからなる(特許文献2 図2)。そのカバー本体を甲被爪先部に被せて取付片をシューズ底をなすアウトソール底面に接着したり、取付片をアウトソールに釘によって固定したりしている(特許文献2 段落0003)。その釘打ち固定の場合、釘先をつぶして(横に曲げて)釘を抜けにくくしている(本願4参照)。
特開2002−34608号公報 特開2003−38209号公報
上記のトウガードを設け、さらに、そのトウガードを包んでシューズ本体爪先部に保護カバーを設けたスポーツシューズは、トウガードが甲被爪先部から突出しているため、保護カバーがその突出分浮き上がって甲被の表面にフィットしない。このため、シューズの着用者が保護カバーのシューズへのフィットが得られず、違和感が生じることがある。特に、野球におけるピッチャーにおいて、軸足のシューズに保護カバーを装着した場合、その軸足に違和感が生じることは、投球動作に支障をきたす。
また、保護カバーがトウガードの突出分浮き上がることは、その保護カバーの取付片もアウトソール底面から外側に飛び出すこととなって、その取付片とアウトソール底面の接触面積が減少して接着強度が低下したり、釘打スペースが減少したりする。釘打スペースが減少すれば、釘を斜めに打たなければならない等、釘を上手く打つことが出来ない等の不都合が生じる。釘を上手く打てないと、釘先がアウトソール(中材)を貫通してその上面に突出しない場合が生じる。釘先が突出しないと、その釘先をつぶすことができないから、充分な締結力を得ることができず、シューズの着用中に釘が抜けたりする。
このとき、取付片(馬蹄)の幅を大きくすれば良いが、その幅を大きくすると、その取付片の縁がアウトソール底面のグリップ力を上げるための突起(スパイク爪、図2の符号:16参照)にあたって浮き上がり、保護カバーも浮き上がってシューズ本体爪先部にフィットしないという現象が生じる。また、シューズの各サイズ及び何種類もある前記突起の形状に合わせて保護カバーを作成するには、製造コスト面で極めて無理があり、数サイズのシューズに一つの保護カバーで対応しているため、取付片の幅を必要以上に大きくすることはできない。
この発明は、以上の実情の下、トウガードを包んで保護カバーを設けたスポーツシューズにおいて、その保護カバーと甲被のフィット感を高めることを課題とする。
上記課題を達成するために、この発明は、保護カバーの内面にトウガードが嵌る凹部を形成したのである。
このように、保護カバー内面内にトウガードを納めれば、保護カバーの内側全面が甲被の爪先部表面に接触(フィット)するようにすることができる。
具体的には、この発明は、アウトソールの爪先部を立ち上げてトウガードを設けるとともに、そのトウガードを包んでシューズ本体爪先部に保護カバーを設けたスポーツシューズにおいて、前記保護カバーは、トウガードを含んでシューズ本体爪先部を包む椀状カバー本体と、そのカバー本体の下縁に設けた内側に向く鍔状取付片とからなり、前記カバー本体の内面に前記トウガードが嵌る凹部を形成した構成としたのである。
この構成において、凹部の開口縁形状とトウガードの外縁形状を同一として、その凹部にトウガードがピッタリ嵌るようにすれば、そのフィット感もさらに向上する。
この発明は、以上のように、保護カバーの内面にトウガードが嵌る凹部を形成したので、保護カバーの内面を甲被の爪先部表面にフィットさせることができる。このフィット感は、このスポーツシューズの着用時の違和感を生じさせない。このため、例えば、野球ピッチャーは、そのフィット感がないことによる投球動作に支障をきたすことがなくなる。
また、設計時の保護カバー取付片とアウトソール底面の接触面積を確保できて、釘をしっかり打つことができる。すなわち、釘先をアウトソール(中材)を貫通してその上面に確実に突出させて、その釘先を確実につぶすことができる。このため、シューズ着用中に釘が抜けて、保護カバーが外れる等の恐れは少ない。
この発明に係るスポーズシューズの一実施形態の要部斜視図 同実施形態の要部底面図 同実施形態の要部切断正面図 同実施形態の要部切断右側面図 同実施形態の保護カバーの正面斜視図 同実施形態の保護カバーの裏面斜視図 同保護カバーの取付説明用斜視図
この発明に係わる野球靴の一実施形態を図1〜図7に示し、この実施形態の野球靴は、そのシューズ本体10が、靴底を構成するアウトソール11と、そのアウトソール11の上面に設けた中材12と、その中材12の上に設けたインソール13と、アウトソール11の周全縁にその下縁が固定された甲被14とからなる。
アウトソール11はその周縁が甲被14の下縁周縁表面より外側に突出している(突出側縁11a)とともに、先端が上方に(アウトソール11の底面に対して略垂直方向に)立ち上がってトウガード15となって、底面には適宜形状のスパイク爪16が適宜位置に設けられている。
そのトウガード15の大きさ(形状)は、投手等の使用する者等によって適宜に決定すれば良い。例えば、投手が使用する野球靴のサイズ規格は、19.0cmから30.0cmまであり、サイズ規格:19.0cmの場合、トウガード15の大きさは、シューズ本体爪先部中央部を中心に(図2の靴幅の中央上下方向において)靴底からの高さ:10mm〜30mm、左右最大幅:120mm(一方幅:60mm)、同30.0cmの場合、トウガード15の大きさは、シューズ本体爪先部中央部を中心に靴底からの高さ:15mm〜35mm、左右最大幅:180mm(一方幅:90mm)位が最もシューズ本体爪先部の保護に効果的という実験結果を得た。
シューズ本体10の爪先部にはその上面を覆う保護カバー20が設けられている。この保護カバー20は、合成樹脂、合成皮革(人工皮革)、天然皮革、又はその合成樹脂と合成皮革や合成樹脂と天然皮革を積層して一体化した皮革等からなって、甲被14の爪先部上面を覆う椀状をしたカバー本体21と、そのカバー本体21の下縁内側に向く馬蹄と言われる鍔状取付片22とからなる(図5、図6参照)。
そのカバー本体21の内面には、図5、図6に示すようにトウガード15が嵌る凹部23と横方向全長に亘るアウトソール11の突出側縁11aが嵌る溝23aが形成されている。この凹部23の開口縁形状(図6において、溝23aを除く鎖線上方凹部)はトウガード15の外縁形状と同一になっているとともに、溝23aの開口縁形状(図6において、鎖線下方凹部)はアウトソール突出側縁11aの上下縁形状と同一となっており、図3に示すように、トウガード15全体及びアウトソール突出側縁11aが凹部23及び溝23aにピッタリ嵌る。このため、図7から図1に示すように、この保護カバー20をシューズ本体10の爪先部に嵌めると(被せると)、トウガード15及びアウトソール突出側縁11aが凹部23及び溝23aにピッタリ嵌り、保護カバー20の内面が甲被14表面にぴったり沿う。このピッタリ嵌ることによって、保護カバー20が担うシューズ本体10の爪先部は、トウガード15と保護カバー20が一体となったものとなる。
なお、このように、保護カバー20の凹部23(溝23a)にトウガード15(アウトソール突出側縁11a)がピッタリ嵌らなくても、トウガード15に対し保護カバー20が動かない程度において、トウガード15に対して凹部23を大きくすることができる。例えば、凹部23の上下方向の幅は同一にし、同左右方向の幅を変える等と任意である。また、溝23aにアウトソール突出側縁11aがピッタリ嵌れば、上下方向の動きは規制されるため、トウガード15の左右縁及び上縁は凹部23と隙間があっても動くことはなくなる。このように、凹部23がその上下又は左右においてトウガード15に対して隙間を有すれば、その隙間分、凹部23に異なる大きさのトウガード15を嵌めることができ、一の保護カバー20でもって、サイズの異なるシューズ本体10に対応でき得ることとなる。
また、アウトソール突出側縁11aが無い場合は、溝23aを形成せず、図6の鎖線上部のみの凹部23とする。いずれにしても、保護カバー20の内面に位置するトウガード15等の突起物をその内面の凹部23(溝23a)に嵌めて、保護カバー20がシューズ本体10表面にピッタリ沿うようにする。
この保護カバー20を、図7の鎖線で示すように被せた状態で、保護カバー取付片22を釘打して、図1に示すように、靴紐17を保護カバー20の舌片部の鳩目24に通して適宜の強さに締付ける。
その釘打ちのとき、トウガード15が凹部23にぴったり嵌って、保護カバー20の内面が甲被14表面にぴったり沿っているため、取付片22とアウトソール11の接触面積を設計通りに得ることができる。また、その釘打ちは、図3、図4に示すように留め釘25をアウトソール11に対して真っ直ぐに打つことができるため、釘25を中材12まで貫通させて釘25の先端潰しも確実に行うことができ、釘25による保護カバー20の充分な強度をもった取付けを行うことができる。
上記トウガード15はアウトソール11の一部を連続して立ち上げて形成したが、特許文献1のように、アウトソール11とは別物でも良いことは勿論である。また、従来と同様に、数サイズ規格のシューズや大きさ・形状の異なるトウガード15に一つの保護カバー20で対応させ得ることも勿論である。このとき、保護カバーの取付片22がスパイク爪16に緩衝せず、かつ、トウガード15と凹部23の嵌り合いが保護カバー20としての機能に支障がない限りにおいて、例えば、上記の凹部23の上下方向の幅は同一にし、同左右方向の幅を変える等と保護カバー20の大きさ・形状及び凹部23の大きさ・形状を適宜に設定する。
さらに、保護カバー20のアウトソール11への固定は、釘打ちに限らず、接着などの適宜な手段を採用できる。
上記の実施形態は、野球靴の場合であったが、アウトソール11がトウガード15を有し、かつ保護カバー20を有するスポーツシューズ、例えば、バレーシューズ、テニスシューズ等においてもこの発明は採用し得ることは勿論である。
10 シューズ本体
11 アウトソール
12 中材
13 インナソール
14 甲被
15 トウガード
16 スパイク爪
17 靴紐
20 保護カバー
21 保護カバー本体
22 保護カバーの取付片
23 トウガードが嵌る凹部
25 留め釘

Claims (2)

  1. アウトソール(11)の爪先部を立ち上げてトウガード(15)を設けるとともに、シューズ本体(10)の爪先部に前記トウガード(15)を包んで保護カバー(20)を設けたスポーツシューズにおいて、
    記保護カバー(20)は、上記トウガード(15)を含んで上記シューズ本体(10)の爪先部を包む椀状カバー本体(21)と、そのカバー本体(21)の下縁に設けた内側に向く鍔状取付片(22)とからなり、前記カバー本体(21)の内面に前記トウガード(15)が嵌る凹部(23)を形成したことを特徴とするスポーツシューズ。
  2. 上記凹部(23)の開口縁形状と上記トウガード(15)の外縁形状が同一とされて、その凹部(23)にトウガード(15)がピッタリ嵌ることを特徴とする請求項1に記載のスポーツシューズ。
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