JP5151832B2 - 電磁スイッチ - Google Patents
電磁スイッチ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5151832B2 JP5151832B2 JP2008231128A JP2008231128A JP5151832B2 JP 5151832 B2 JP5151832 B2 JP 5151832B2 JP 2008231128 A JP2008231128 A JP 2008231128A JP 2008231128 A JP2008231128 A JP 2008231128A JP 5151832 B2 JP5151832 B2 JP 5151832B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron core
- thin steel
- fixed
- steel plates
- movable iron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electromagnets (AREA)
Description
この電磁スイッチは、電磁コイルへの通電によって磁化される固定鉄心と、磁化された固定鉄心に吸引される可動鉄心とを備え、この可動鉄心の動きに連動して電気接点(モータ回路のメイン接点)を開閉する働きを有する。
固定鉄心は、可動鉄心に対向して配置されるベース部と、このベース部の外周に嵌合してベース部を保持するディスク部とに分割して構成され、そのディスク部が複数枚の薄鋼板を積層して構成されている。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、可動鉄心が固定鉄心に衝突した時に発生する衝突音を低減できる電磁スイッチを提供することにある。
本発明は、通電により電磁石を形成する電磁コイルと、この電磁コイルの軸方向一端側に配置され、電磁コイルへの通電によって磁化される固定鉄心と、この固定鉄心に対向して電磁コイルの内周を軸方向に可動する可動鉄心と、この可動鉄心の固定鉄心側中央部に取付けられ、可動鉄心の動きを伝達するロッドとを備える電磁スイッチにおいて、可動鉄心には、磁化された固定鉄心に吸引されて衝突する部位に、複数枚の薄鋼板を軸方向に積層した積層部が、ロッドに固定して設けられている。そして、この積層部は、複数枚の薄鋼板が、それぞれ中央部に丸孔を有するリング状に形成されていて、複数枚の薄鋼板を重ね合わせた状態で、複数枚の薄鋼板の内周側がロッドの外周に固定されており、複数枚の薄鋼板の外周側は、各々の薄鋼板同士が分離した状態で重ね合わされていることを特徴とする。
上記の構成によれば、磁化された固定鉄心に可動鉄心が吸引された時に、積層部を介して可動鉄心と固定鉄心とが衝突するため、衝突時の衝撃が積層部によって緩和される。その結果、衝突時の振動により発生する音を低減できるので、電磁スイッチの作動音を小さくできる。
また、積層部は、複数枚の薄鋼板の内周側がロッドに固定されるため、可動鉄心が固定鉄心に繰り返し衝突した場合にもロッドから抜け落ちることはなく、耐久性を確保できる。
さらに、複数枚の薄鋼板の外周側は、各々の薄鋼板同士が分離していて固定されていないため、各薄鋼板間の相対位置ずれによる摩擦効果を得ることができ、衝撃緩和効果が減ることはない。
通電により電磁石を形成する電磁コイルと、この電磁コイルの軸方向一端側に配置され、前記電磁コイルへの通電によって磁化される固定鉄心と、この固定鉄心に対向して電磁コイルの内周を軸方向に可動する可動鉄心とを備え、この可動鉄心が固定鉄心側中央に凸部を有している電磁スイッチにおいて、可動鉄心には、磁化された固定鉄心に吸引されて衝突する部位に、複数枚の薄鋼板を軸方向に積層した積層部が、凸部に固定して設けられている。そして、この積層部は、複数枚の薄鋼板が、それぞれ中央部に丸孔を有するリング状に形成されていて、複数枚の薄鋼板を重ね合わせた状態で、複数枚の薄鋼板の内周側が可動鉄心の凸部の外周に固定されており、複数枚の薄鋼板の外周側は、各々の薄鋼板同士が分離した状態で重ね合わされていることを特徴とする。
上記の構成においても、請求項1の発明と同様な効果を得ることができる。
つまり、衝突時の衝撃が積層部によって緩和され、衝突時の振動により発生する音を低減できるので、電磁スイッチの作動音を小さくできる。
また、積層部は、複数枚の薄鋼板の内周側が可動鉄心の凸部に固定されるため、可動鉄心が固定鉄心に繰り返し衝突した場合にも凸部から抜け落ちることはなく、耐久性を確保できる。
さらに、複数枚の薄鋼板の外周側は、各々の薄鋼板同士が分離していて固定されていないため、各薄鋼板間の相対位置ずれによる摩擦効果を得ることができ、衝撃緩和効果が減ることはない。
請求項1または2に記載した電磁スイッチにおいて、積層部は、薄鋼板と薄鋼板との間に、薄鋼板の板厚の1/10以下の厚さを有する樹脂部材が介在されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数枚の薄鋼板のみを積層した場合と比較して、衝撃の緩和効果が増大するため、発生する衝突音を更に低減できる。
また、薄鋼板と比べて樹脂部材の厚さを十分に薄く設定することにより、磁気吸引力への影響は少なく、樹脂部材を用いない場合と同等の吸引性能を確保できる。
請求項1〜3に記載した何れかの電磁スイッチにおいて、固定鉄心は、可動鉄心に対向して配置されるベース部と、このベース部の外周に嵌合してベース部を保持する環状のディスク部とで構成され、ディスク部は、複数枚の薄鋼板を積層して構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、可動鉄心と固定鉄心との衝突によって生じた振動の伝播に起因する音の発生も低減できるため、電磁スイッチの作動音を更に低減できる。
請求項1〜4に記載した何れかの電磁スイッチを搭載した自動車用スタータ。
本発明の電磁スイッチをスタータに搭載することにより、作動音の小さいスタータを提供できる。また、スタータの作動回数が多くなるアイドルストップ車両に対しては、スタータの作動音を低減できるため、車両が走行する道路周辺の騒音問題を抑制でき、道路環境を向上できる。
本実施例の電磁スイッチ1は、図2に示す様に、自動用エンジンを始動するためのスタータ2に搭載され、図示しないシフトレバーを介してピニオンギヤ3をエンジンのリングギヤ4側へ押し出す働きと、モータ5への通電電流を断続する働きとを有する。
この電磁スイッチ1は、図1に示す様に、モータ5の通電回路に接続される2本の端子ボルト6、7と、この2本の端子ボルト6、7が固定される樹脂製の接点カバー8と、2本の端子ボルト6、7と一体に設けられる一組の固定接点9、10と、この一組の固定接点9、10間を電気的に断続する可動接点11と、この可動接点11を駆動するスイッチ本体(以下に説明する)等より構成される。
スイッチケース12は、軸方向の一端側(図示右側)が開口し、軸方向の他端側に円環状の底面を有する円筒形状に設けられている。
電磁コイル13は、樹脂製のボビン19に二層状態で巻線される吸引コイル13aと保持コイル13bとから成り、通電によって電磁石を形成する。
スイッチケース12の底面内側には、ボビン19の軸方向他端側の端面との間に、電磁コイル13をディスク部14b側へ押圧する弾性部材20が配設され、この弾性部材20の弾力により電磁コイル13の軸方向の移動が抑制されている。
また、可動鉄心16には、可動鉄心16の動きをシフトレバーに伝達するためのジョイント部材22と、エンジン始動時にピニオンギヤ3がリングギヤ4に当接した後、ピニオンギヤ3をリングギヤ4に押し込むための押圧力をピニオンギヤ3に付与するドライブスプリング23とが組み込まれている。
ドライブスプリング23は、ジョイント部材22のフランジ部22aと、可動鉄心16の円筒開口部にかしめ固定された係止ワッシャ24との間に弾力を蓄えた状態で配設されている。
リターンスプリング17は、電磁コイル13への通電が遮断された時に、可動鉄心16を反ベース部方向(図示左方向)へ押し戻す働きを有する。
ロッド18は、ベース部14aの中央開口部を通り抜けて軸方向に配置され、一方の端部に設けられた大径部18aが可動鉄心16の端面に溶接等により固定されている。
2本の端子ボルト6、7は、バッテリケーブルを介して車載バッテリ(図示せず)に接続されるB端子ボルト6と、モータリード線26(図2参照)を介してモータ内部の正極ブラシ(図示せず)に接続されるM端子ボルト7であり、それぞれ接点カバー8の有底部にかしめワッシャ27を介して固定されている。
可動接点11は、ベース部14aの中央開口部を通り抜けて接点カバー8の内部に突き出るロッド18の他方の端部に絶縁部材28、29を介して摺動可能に支持されると共に、ロッド18の外周に配置される接点圧スプリング30によってロッド18の先端方向(図1の右方向)へ付勢され、且つ、ロッド18の先端部に固定されたワッシャ31によりロッド18から抜け止めされている。
積層部21は、中央部に丸孔が開口するリング状の薄鋼板を複数枚重ね合わせた状態で可動鉄心16の端面上に配置され、且つ、各薄鋼板の丸孔の内径にロッド18の大径部18aの外径を圧入嵌合して固定されている。なお、積層部21は、隣り合う薄鋼板同士が接着等によって接合されている訳ではなく、一枚一枚が分離した状態で重ね合わされ、各薄鋼板の内径側のみロッド18の大径部18aに圧入固定されている。
この積層部21は、可動鉄心16が軸方向に移動する際に、積層部21の外周がスリーブ15の内周面に摺接しない様に、各薄鋼板の外径が可動鉄心16の外径と同一寸法、あるいは、可動鉄心16の外径よりわずかに小さく形成されている。
始動スイッチ(図示せず)のオン操作により電磁コイル13に通電されると、電磁石が形成されて固定鉄心14が磁化されるため、固定鉄心14のベース部14aと可動鉄心16との間に吸引力が働く。その結果、可動鉄心16がリターンスプリング17を押し縮めながらベース部14a側(図1の右方向)へ移動し、可動鉄心16の端面上に構成された積層部21がベース部14aの端面に衝突して停止する。この可動鉄心16の移動により、ジョイント部材22に連結されたシフトレバーを介してピニオンギヤ3がリングギヤ4側へ押し出され、さらに、ロッド18の端部に支持された可動接点11が一組の固定接点9、10に当接した後、接点圧スプリング30の荷重が可動接点11に付与される。
エンジン始動後、始動スイッチのオフ操作により、電磁コイル13への通電が停止して電磁石の吸引力が消滅すると、リターンスプリング17の反力で可動鉄心16が反ベース部方向へ押し戻されるため、可動接点11が一組の固定接点9、10から離れて、一組の固定接点9、10の間が電気的に遮断されることにより、バッテリからモータ5への給電が停止される。
本実施例の電磁スイッチ1は、電磁コイル13への通電により、可動鉄心16が固定鉄心14のベース部14aに吸引された時に、可動鉄心16の端面上に設けられた積層部21を介して可動鉄心16とベース部14aとが衝突するため、衝突時の衝撃が積層部21によって緩和される。その結果、衝突時に発生する衝突音を低減できる。
可動鉄心16に設けた積層部21は、複数枚の薄鋼板の内径側がロッド18の大径部18aに圧入固定されているため、可動鉄心16がベース部14aに繰り返し衝突した場合にも、ロッド18の大径部18aから積層部21が抜け落ちることはなく、耐久性を確保できる。また、複数枚の薄鋼板の外周側は、各々の薄鋼板同士が分離していて相互に固定されていないため、各薄鋼板間の相対位置ずれによる摩擦効果を得ることができ、衝撃緩和効果が減ることはない。
さらに、本実施例の電磁スイッチ1を備えるスタータ2をアイドルストップ車両(アイドルストップシステムを搭載する車両)に適用した場合、スタータ2の作動音を低減できるので、車両が走行する道路周辺の騒音問題を抑制でき、道路環境を向上できる。
本実施例の電磁スイッチ1は、図3に示す様に、基本的な構成は実施例1と同じであり、固定鉄心14のベース部14aに積層部21を構成したことが実施例1と異なる点である。
積層部21は、実施例1の場合と同様に、リング状の薄鋼板を複数枚重ね合わせて構成され、ベース部14aに設けられた円筒ボス部14cの外径を、各薄鋼板の丸孔の内径に圧入嵌合して固定されている。
本実施例においても、実施例1と同様の効果を得ることができる。つまり、可動鉄心16がベース部14aに衝突した時の衝撃を積層部21によって緩和できるので、衝突時に発生する衝突音を低減できる。
本実施例の電磁スイッチ1は、シフトレバー(図示せず)を介してピニオンギヤ3をエンジンのリングギヤ4側へ押し出す働きと、モータ5への通電電流を断続する働きとを、それぞれ別々の電磁コイルと可動鉄心とを用いて行う構成である。
具体的には、ピニオンギヤ3をエンジンのリングギヤ4側へ押し出す働きを担う電磁コイル13と可動鉄心16、モータ5への通電電流を断続する働きを担う第2の電磁コイル32と第2の可動鉄心33、および、両方の働きに共用される固定鉄心14を備えている。
なお、本実施例では、実施例1と実質的に共通する部品には、同一番号を付けて説明する。また、以下の説明では、図3に示す電磁スイッチ1の図示右側を軸方向モータ側と呼び、図示左側を軸方向ピニオン側と呼ぶ。
電磁コイル13と第2の電磁コイル32は、それぞれ樹脂製のボビン19、34に巻線されて、スイッチケース12の内部に固定鉄心14のディスク部14bを挟んで収容されている。つまり、ディスク部14bに対し軸方向ピニオン側に電磁コイル13が配置され、ディスク部14bに対し軸方向モータ側に第2の電磁コイル32が配置されている。
第2の電磁コイル32の外周には、固定鉄心14のディスク部14bと磁性プレート35との間に磁気回路の一部を形成する円筒形状のスペーサ部材37が配置され、このスペーサ部材37を介して磁性プレート35の軸方向ピニオン側の位置が固定されている。
第2の可動鉄心33は、ベース部14aの軸方向モータ側の端面に対向して第2の電磁コイル32の内周に摺動自在に挿入され、ベース部14aとの間に配設されるリターンスプリング38により軸方向モータ側へ付勢されている。
ロッド18の軸方向モータ側の先端には、可動接点11が固定されている。
可動接点11は、第2の電磁コイル32が非通電の時に、接点カバー8に設けられた接点受け面8bに押し当てられ、且つ、可動接点11を軸方向ピニオン側へ付勢する接点圧スプリング30の荷重が付与されている。
接点カバー8の内側には、B端子ボルト6に設けられた一方の固定接点9と、M端子ボルト7に設けられた他方の固定接点10とが配置されている。
B端子ボルト6とM端子ボルト7は、実施例1と同じく、接点カバー8の有底部に取り付けられ、それぞれ、かしめワッシャ27によって固定されている。
電磁コイル13と第2の電磁コイル32は、図示しないECU(エンジンの始動を制御する電子制御装置)により通電制御される。
先ず、ECUを通じて電磁コイル13に通電される。これにより、可動鉄心16がベース部14aに吸引されて軸方向モータ側へ移動することで、シフトレバーを介してピニオンギヤ3が反モータ方向へ押し出される。
本実施例の電磁スイッチ1は、実施例1と同じく、軸方向にベース部14aと対向する可動鉄心16の端面上に積層部21を設けているので、可動鉄心16が固定鉄心14のベース部14aに吸引された時に、積層部21を介して可動鉄心16とベース部14aとが衝突する。これにより、衝突時の衝撃が積層部21によって緩和されるので、衝突時に発生する衝突音を低減できる。
また、固定鉄心14は、ベース部14aを保持するディスク部14bが複数枚の薄鋼板を積層して構成されているので、可動鉄心16とベース部14aとの衝突によって発生する振動の伝播が抑制され、外部へ放射される音は低減される。その結果、実施例1と比較して、更に電磁スイッチ1の発生音を低減できる。
実施例1〜3に記載した積層部21は、薄鋼板と薄鋼板との間に樹脂部材を介在させても良い。この樹脂部材は、例えば、薄鋼板の板厚の1/10以下の厚さを有するもので、磁気吸引力への影響は小さい。薄鋼板と薄鋼板との間に樹脂部材を介在させることで、複数枚の薄鋼板のみを積層した場合と比べて、衝撃の緩和効果が増大するため、発生する衝突音を更に低減できる。また、樹脂部材の厚さを薄くすることにより、樹脂部材を用いない場合と同等の吸引性能を確保できる。
実施例1〜3では、可動鉄心16とベース部14aのどちらか一方に積層部21を設ける例を記載したが、可動鉄心16とベース部14aの両方に積層部21を設けることもできる。この場合、可動鉄心16がベース部14aに吸引された時に、両者に設けられる積層部21同士が衝突することで、衝突音の発生を更に低減することが可能である。
2 スタータ
13 電磁コイル
14 固定鉄心
14a 固定鉄心のベース部
14b 固定鉄心のディスク部
14c 円筒ボス部
16 可動鉄心
16a 可動鉄心に設けられた凸部(ボス部)
18a ロッドの大径部(ボス部)
21 積層部
32 第2の電磁コイル
33 第2の可動鉄心
Claims (5)
- 通電により電磁石を形成する電磁コイルと、
この電磁コイルの軸方向一端側に配置され、前記電磁コイルへの通電によって磁化される固定鉄心と、
この固定鉄心に対向して前記電磁コイルの内周を軸方向に可動する可動鉄心と、
この可動鉄心の固定鉄心側中央部に取付けられ、前記可動鉄心の動きを伝達するロッドとを備える電磁スイッチにおいて、
前記可動鉄心には、磁化された前記固定鉄心に吸引されて衝突する部位に、複数枚の薄鋼板を軸方向に積層した積層部が、前記ロッドに固定して設けられており、
前記積層部は、前記複数枚の薄鋼板が、それぞれ中央部に丸孔を有するリング状に形成されていて、前記複数枚の薄鋼板を重ね合わせた状態で、前記複数枚の薄鋼板の内周側が前記ロッドの外周に固定されており、前記複数枚の薄鋼板の外周側は、各々の薄鋼板同士が分離した状態で重ね合わされていることを特徴とする電磁スイッチ。 - 通電により電磁石を形成する電磁コイルと、
この電磁コイルの軸方向一端側に配置され、前記電磁コイルへの通電によって磁化される固定鉄心と、
この固定鉄心に対向して前記電磁コイルの内周を軸方向に可動する可動鉄心とを備え、
この可動鉄心が中央部に前記固定鉄心と対向する凸部を有している電磁スイッチにおいて、
前記可動鉄心には、磁化された前記固定鉄心に吸引されて衝突する部位に、複数枚の薄鋼板を軸方向に積層した積層部が、前記凸部に固定して設けられており、
前記積層部は、前記複数枚の薄鋼板が、それぞれ中央部に丸孔を有するリング状に形成されていて、前記複数枚の薄鋼板を重ね合わせた状態で、前記複数枚の薄鋼板の内周側が前記可動鉄心の凸部の外周に固定されており、前記複数枚の薄鋼板の外周側は、各々の薄鋼板同士が分離した状態で重ね合わされていることを特徴とする電磁スイッチ。 - 請求項1または2に記載した電磁スイッチにおいて、
前記積層部は、前記薄鋼板と前記薄鋼板との間に、前記薄鋼板の板厚の1/10以下の厚さを有する樹脂部材が介在されていることを特徴とする電磁スイッチ。 - 請求項1〜3に記載した何れかの電磁スイッチにおいて、
前記固定鉄心は、前記可動鉄心に対向して配置されるベース部と、このベース部の外周に嵌合して前記ベース部を保持する環状のディスク部とで構成され、前記ディスク部は、複数枚の薄鋼板を積層して構成されていることを特徴とする電磁スイッチ。 - 請求項1〜4に記載した何れかの電磁スイッチを搭載した自動車用スタータ。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008231128A JP5151832B2 (ja) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | 電磁スイッチ |
EP10005907.0A EP2239453B8 (en) | 2008-08-07 | 2009-08-07 | A starting device for engines |
EP10005906.2A EP2241748B1 (en) | 2008-08-07 | 2009-08-07 | A starting device for engines |
EP09010250.0A EP2151573B1 (en) | 2008-08-07 | 2009-08-07 | A starting device for combustion engines |
US12/461,327 US8193882B2 (en) | 2008-08-07 | 2009-08-07 | Starting device for engines |
US13/358,235 US8421562B2 (en) | 2008-08-07 | 2012-01-25 | Starting device for engines |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008231128A JP5151832B2 (ja) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | 電磁スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010067407A JP2010067407A (ja) | 2010-03-25 |
JP5151832B2 true JP5151832B2 (ja) | 2013-02-27 |
Family
ID=42192831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008231128A Expired - Fee Related JP5151832B2 (ja) | 2008-08-07 | 2008-09-09 | 電磁スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5151832B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5039170B2 (ja) * | 2010-05-06 | 2012-10-03 | 三菱電機株式会社 | スタータ用電磁石装置 |
JP5581973B2 (ja) | 2010-10-28 | 2014-09-03 | 株式会社デンソー | 電磁ソレノイド |
JP5838329B2 (ja) * | 2011-03-22 | 2016-01-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 接点装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100922542B1 (ko) * | 2005-11-25 | 2009-10-21 | 파나소닉 전공 주식회사 | 전자기 개폐 장치 |
JP4569547B2 (ja) * | 2006-02-23 | 2010-10-27 | 株式会社デンソー | 電磁スイッチ |
-
2008
- 2008-09-09 JP JP2008231128A patent/JP5151832B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010067407A (ja) | 2010-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5392002B2 (ja) | 電磁スイッチ装置 | |
JP4569547B2 (ja) | 電磁スイッチ | |
US8193882B2 (en) | Starting device for engines | |
US8590500B2 (en) | System for starting internal combustion engine | |
JP5251693B2 (ja) | スタータ | |
JP4645771B1 (ja) | エンジン始動装置 | |
US8426989B2 (en) | Starter for vehicles equipped with automatic engine stop/re-starting device | |
JP2010242556A (ja) | スタータ | |
JP5594184B2 (ja) | 電磁スイッチ装置 | |
JP5151832B2 (ja) | 電磁スイッチ | |
JP5864774B2 (ja) | アクチュエータに関連するリセット要素を備えた自動車用触覚型アクセルペダル | |
JP2010038103A (ja) | スタータ | |
US7504917B2 (en) | Electromagnetic switch of starter | |
JP5590112B2 (ja) | スタータ | |
JP5920045B2 (ja) | スタータ用電磁ソレノイド装置 | |
JP5668804B2 (ja) | 電磁スイッチ装置 | |
JP2011085129A (ja) | スタータ | |
JP5039170B2 (ja) | スタータ用電磁石装置 | |
JP5578257B1 (ja) | スタータ用電磁スイッチ装置 | |
JP2007165247A (ja) | スタータ用電磁スイッチ | |
JP6069934B2 (ja) | スタータ用電磁ソレノイド装置 | |
JP2008146874A (ja) | 電磁スイッチ | |
JP5472437B1 (ja) | 電磁スイッチ | |
JP2014074347A (ja) | 電磁ソレノイド | |
JP2011144796A (ja) | スタータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110524 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120821 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121018 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121106 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121119 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5151832 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |