JP5151541B2 - タスク管理装置、タスク管理方法、及びタスク管理プログラム - Google Patents

タスク管理装置、タスク管理方法、及びタスク管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、階層構造によって複数個のタスクを管理するタスク管理装置に関するものである。
昨今、製品開発などのプロジェクトは、数多くのタスク(作業工程)から構成され、かつ複数の部門・部署の担当者が関わることによって、複雑化してきている。このようなプロジェクトを効率良く管理し遂行することは、企業にとって重要である。
このようなことを背景に、プロジェクトの管理を支援するシステムとして、プロジェクトを、実行すべきタスクの階層として管理するタスク管理システムが使われている。
これらのタスク管理システムは、例えば、予め定義し共通化されたタスク構成と開発対象物の構成情報に基づいて、プロジェクト固有の詳細な作業項目を生成する機能や(例えば、特許文献1を参照)、また、予め作成しておいたシステム開発の基本的なプロセスを定義するプロセス定義に基づいて、作成すべき成果物のリストや対応するタスク情報を生成する機能(例えば、特許文献2を参照)など、タスクを管理する各機能を有している。
このように、従来のタスク管理システムでは、予めプロジェクトを構成するタスクに関する情報を定義しておき、一元管理することで、効率の良いプロジェクト管理を実現している。
特開2004−110102号公報 特開2000−215038号公報
しかしながら、特許文献1及び2に開示される従来のタスク管理では、プロジェクトの計画立案時に、ある程度明確にタスクを定義できるような定型業務を想定しており、プロジェクト開始時には、全体のタスク構成を決定しておくことが前提となっている。
例えば、特許文献1に開示されている方法では、プロジェクト固有の詳細な作業項目を生成するために、共通化されたタスク構成と開発対象物の構成情報を予め定義しておかなければならない。また、特許文献2に開示されている方法では、作成すべき成果物のリストや対応するタスク情報を生成するために、予め、システム開発の基本的なプロセスを定義するプロセス定義を作成しておかなければならない。
そのため、従来のタスク管理では、非定型業務などのように、プロジェクト実行途中にタスク構成が変更になった場合、タスク構成の部分的な再定義が必要になる。
実際、数多くのタスクから構成され、かつ複数の部門・部署の担当者が関わるプロジェクトを考えると、定型業務に比べ、より柔軟に対応する必要がある非定型業務の割合が多い。
このような非定型業務では、業務の全体を予見・把握し辛く、プロジェクトの進行に応じて徐々にタスク構成ができて行くことから、プロジェクトの遂行途中にタスク構成が変更になる。
よって、従来のタスク管理のように、最初にプロジェクト全体のタスク構成を厳密に定義しておかなければならないと言うのは、非定型業務を含むプロジェクトの管理として現実的でない。また、タスク登録と別に(プロジェクトを開始する前に)、タスクに関する定義を作成することは、タスク管理者にとって心理的負担感(タスク管理への不安感)が大きい。
本発明では、上記従来技術の問題点を鑑み、階層構造によって複数個のタスクを管理するタスク管理において、ユーザが、簡便な操作によりタスクを追加・登録できるタスク管理装置、タスク管理方法、及びタスク管理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のタスク管理装置は、記憶装置に格納し登録された、階層構造を有する複数個のタスクを管理するタスク管理装置であって、タスクの内容が記述されたタスク定義データを入力するタスク定義データ入力手段と、前記タスク定義データ入力手段により入力された前記タスク定義データからタスク情報を生成するタスク情報生成手段と、前記タスク情報生成手段により生成された前記タスク情報を、前記記憶装置に格納するタスク情報格納手段と、前記タスク情報から下位タスクを生成する指示を受け付ける受付手段と、を有し、前記タスク情報生成手段が、前記受付手段によって、前記下位タスクを生成する指示を受け付けた場合に、前記タスク情報のタスク定義データから、前記下位タスクとして生成すべき内容を定義する予め定められた、前記下位タスク間の階層関係を示す情報を有する所定の規則に従って、前記下位タスクの内容を示す文字列を順次抽出し生成した登録前のタスク情報に、前記下位タスク間の階層構造を示す情報に基づき、前記下位タスクの階層位置を示す情報を抽出された順に付加して、当該タスクの下位タスクのタスク情報を生成し、前記タスク情報格納手段は、前記タスク情報生成手段により生成された一連の前記タスク情報を前記記憶装置に格納することを特徴とする。
このように、本発明のタスク管理装置は、タスク定義データに記述された内容から登録済みタスクの下位タスクのタスク情報を生成し追加・登録するか、またはタスク定義データに記述された内容をそのままタスク情報として追加・登録するかのユーザ指示に応じて、入力されたタスク定義データを基に、異なる生成処理によりタスクを管理するためのタスク情報を生成し、生成したタスク情報を記憶装置に格納する。
これによって、タスク管理装置は、業務の全体を予見・把握し辛い非定型業務のタスク管理において、プロジェクトがどのようなフェーズであっても、将来下位タスクとなる可能性のある内容などを含めた状態で、タスクの内容を自由なデータ形式(例えばフリーテキスト)で追加・登録できるタスク管理環境をユーザに提供することができる。
よって、タスク管理装置は、ユーザが柔軟にタスクの追加・登録を行うことができ、タスク定義作成作業の負担を軽減することができる。
また、上記目的を達成するため、本発明のタスク管理装置は、前記タスク情報生成手段が、前記タスク定義データから前記下位タスクの内容を示す文字列を抽出し生成した登録前のタスク情報に、前記下位タスクを特定するための情報を付加し、前記下位タスクのタスク情報を生成することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のタスク管理装置は、前記所定の規則が、前記下位タスク間の階層関係を示す情報を有し、前記タスク情報生成手段において、前記登録前のタスク情報が複数生成された場合に、前記下位タスク間の階層構造を示す情報に基づき、前記下位タスクの階層位置を示す情報を付加し、前記下位タスクのタスク情報を生成することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のタスク管理装置は、前記受付手段が、前記タスク定義データにおける前記下位タスクの生成を行う範囲の指定を受け付け、前記タスク情報生成手段が、前記指定された範囲を対象として、前記所定の規則に従った解析を行うことを特徴とする。
このように、本発明のタスク管理装置は、タスク定義データに記述された内容から登録済みタスクの下位タスクのタスク情報を生成し追加・登録する旨の通知を受け付けた場合に、入力されたタスク定義データを、下位タスクの内容や下位タスクの階層関係を示す情報を定義する所定の規則に基づいて構文解析を行い、その構文解析結果から、下位タスクのタスク情報を生成する。
これによって、タスク管理装置は、内容が確定した登録済みタスクの下位タスクを順次追加・登録することができる。
上記目的を達成するため、本発明のタスク管理方法は、記憶装置に格納し登録された、階層構造を有する複数個のタスクを管理するタスク管理方法であって、タスクの内容が記述されたタスク定義データを入力するタスク定義データ入力手順と、前記タスク定義データ入力手順により入力された前記タスク定義データからタスク情報を生成するタスク情報生成手順と、前記タスク情報生成手順により生成された前記タスク情報を、前記記憶装置に格納するタスク情報格納手順と、前記タスク情報から下位タスクを生成する指示を受け付ける受付手順と、を有し、前記タスク情報生成手順が、前記受付手順によって、前記下位タスクを生成する指示を受け付けた場合に、前記タスク情報のタスク定義データから、前記下位タスクとして生成すべき内容を定義する予め定められた、前記下位タスク間の階層関係を示す情報を有する所定の規則に従って、前記下位タスクの内容を示す文字列を順次抽出し生成した登録前のタスク情報に、前記下位タスク間の階層構造を示す情報に基づき、前記下位タスクの階層位置を示す情報を抽出された順に付加して、当該タスクの下位タスクのタスク情報を生成し、前記タスク情報格納手順において、前記タスク情報生成手順において生成された一連の前記タスク情報が前記記憶装置に格納されることを特徴とする。
これによって、本発明のタスク管理方法は、タスク定義データに記述された内容から登録済みタスクの下位タスクのタスク情報を生成し追加・登録するか、またはタスク定義データに記述された内容をそのままタスク情報として追加・登録するかのユーザ指示に応じて、入力されたタスク定義データを基に、異なる生成処理によりタスクを管理するためのタスク情報を生成し、生成したタスク情報を記憶装置に格納することができ、業務の全体を予見・把握し辛い非定型業務のタスク管理において、プロジェクトがどのようなフェーズであっても、将来下位タスクとなる可能性のある内容などを含めた状態で、タスクの内容を自由なデータ形式で追加・登録可能なタスク管理環境をユーザへ提供することができる。
よって、タスク管理方法は、ユーザが柔軟にタスクの追加・登録を行うことができ、タスク定義作成作業の負担を軽減することができる。
上記目的を達成するため、本発明のタスク管理プログラムは、記憶装置に格納し登録された、階層構造を有する複数個のタスクを管理するタスク管理プログラムであって、コンピュータを、タスクの内容が記述されたタスク定義データを入力するタスク定義データ入力手段と、前記タスク定義データ入力手段により入力された前記タスク定義データからタスク情報を生成するタスク情報生成手段と、前記タスク情報生成手段により生成された前記タスク情報を、前記記憶装置に格納し登録するタスク情報格納手段と、前記タスク情報から下位タスクを生成する指示を受け付ける受付手段として機能させ、前記タスク情報生成手段が、前記受付手段によって、前記下位タスクを生成する指示を受け付けた場合に、前記タスク情報のタスク定義データから、前記下位タスクとして生成すべき内容を定義する予め定められた、前記下位タスク間の階層関係を示す情報を有する所定の規則に従って、前記下位タスクの内容を示す文字列を順次抽出し生成した登録前のタスク情報に、前記下位タスク間の階層構造を示す情報に基づき、前記下位タスクの階層位置を示す情報を抽出された順に付加して、当該タスクの下位タスクのタスク情報を生成し、前記タスク情報格納手段は、前記タスク情報生成手段により生成された一連の前記タスク情報を前記記憶装置に格納するように実行される。
これによって、本発明のタスク管理プログラムは、コンピュータを、タスク定義データに記述された内容から登録済みタスクの下位タスクのタスク情報を生成し追加・登録するか、またはタスク定義データに記述された内容をそのままタスク情報として追加・登録するかのユーザ指示に応じて、入力されたタスク定義データを基に、異なる生成処理によりタスクを管理するためのタスク情報を生成し、生成したタスク情報を記憶装置に格納するように機能させることができ、業務の全体を予見・把握し辛い非定型業務のタスク管理において、プロジェクトがどのようなフェーズであっても、将来下位タスクとなる可能性のある内容などを含めた状態で、タスクの内容を自由なデータ形式で追加・登録できるタスク管理環境をユーザに提供することができる。
よって、本発明のタスク管理プログラムは、コンピュータにおいて、ユーザが柔軟にタスクの追加・登録を行うことができ、タスク定義作成作業の負担を軽減するタスク管理機能を実現することができる。
本発明によれば、階層構造によって複数個のタスクを管理するタスク管理において、ユーザが、簡便な操作によりタスクを追加・登録することができるタスク管理装置、タスク管理方法、及びタスク管理プログラムを提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、「実施形態」と言う。)について、図面を用いて詳細に説明する。
まず、以下に説明する実施形態に係るタスク管理装置が、タスク管理においてどのような場面で利用されることを想定しているのかについて、非定型業務のプロジェクト遂行時のユーザ操作を例に簡単に説明する。
(タスク管理装置の利用例)
ユーザは、遂行するプロジェクトにおいてタスクが発生すると、タスク管理装置が提供するUIを介して、発生したタスクを新規タスクとして登録する。
この段階、すなわち、新規のタスクが発生した時点では、往々にしてそのタスク内容は明確でなく、そのタスクが実際は複数の下位タスクの集合となる場合であっても、幾つかの下位タスクに分けられるか、各下位タスクが具体的にどのようなものであるか、下位タスクとして作成することが本当に妥当かといったことまでは決定できないことが多い。
そのような場合でも本実施形態では、将来下位タスクとなる可能性のある内容を、今登録しようとしている新規タスクの内容に含めて登録しておくことができる。その後、プロジェクトの進行に応じて、先に登録したタスクの内容が明確になり、あるいは、タスクの内容が変更され、当該タスクを幾つかの下位タスクに分解する必要が生じたときには、ユーザは登録済みタスクから、当該タスクの登録時に含めておいた「将来下位タスクとなる可能性のある内容」に基づいて、当該タスクから1つまたは複数の下位タスクを生成することができる。
そのため、本実施形態に係るタスク管理装置は、ユーザインタフェース(UI:User Interface(以下、「UI」と言う。))を介して入力された各種データから登録するタスクのタスク情報を生成する機能と、ユーザからの指示に従って、入力された各種データから登録済みタスクの下位タスクのタスク情報を生成する機能とを有している。
このように、本実施形態に係るタスク管理装置では、業務の全体を予見・把握し辛い非定型業務のタスク管理において、プロジェクトがどのようなフェーズであっても、将来下位タスクとなる可能性のある内容など、タスクの内容を自由なデータ形式で追加・登録できるタスク管理環境をユーザに提供するものである。
[第1の実施形態]
<タスク管理装置のハードウェア構成について>
まず、本実施形態に係るタスク管理装置100のハードウェア構成について、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るタスク管理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係るタスク管理装置100は、制御部11、主記憶部12、補助記憶部13、ネットワークI/F14、外部記憶装置I/F15、外部装置I/F16、出力装置I/F17、及び入力装置I/F18とから構成されている。
制御部(CPU:Central Processing Unit)11は、以下に説明する主記憶部12、補助記憶部13、及びネットワークI/F14など、本実施形態に係るタスク管理装置100が有する各装置の制御を行う。また、制御部11は、主記憶部12に記憶されたプログラムを実行する装置で、入力装置や記憶装置からデータを受け取り、データを演算・加工した上で、出力装置や記憶装置に出力する(例えば、キーボードで入力した文字をディスプレイに表示するなど)。
主記憶部(ROM:Read Only MemoryやRAM:Random Access Memory)12は、制御部11が実行するプログラムや関連するデータを記憶(一時的に保持する場合も含む)する装置である。ROMには、制御部11が実行するプログラムや関連するデータが記憶されており、記憶されたプログラムや関連するデータは、制御部11により、必要に応じてRAM上へ読み込まれ(ロードされ)、読み込まれたプログラムや関連するデータは、制御部11により、演算・加工される。
補助記憶部(HD:Hard Disk)13は、基本ソフトウェアであるOS(Operating System)やアプリケーションソフトウェアなどを関連するデータとともに記憶する装置である。また、補助記憶部13には、本実施形態に係るタスク管理装置100が管理する各種情報(例えば、タスク情報など。)が格納され、データベース(DB:database(以下、「DB」と言う。))やファイルシステム(FS:File System)などにより管理される。
ネットワークI/F14は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器と本実施形態に係るタスク管理装置100とのインタフェースである。
外部記憶装置I/F15は、USB(Universal Serial Bus)などのデータ伝送路を介して接続された外部記憶装置(例えば、記憶メディアドライブなど。)と本実施形態に係るタスク管理装置100とのインタフェースである。
外部装置I/F16は、USBなどのデータ伝送路を介して接続された外部入力装置(例えば、外付けHDやUSBメモリなど。)と本実施形態に係るタスク管理装置100とのインタフェースである。
本実施形態に係るタスク管理装置100は、これらのインタフェースを介して、外部と各種データのやり取り(送受信や読み込み/書き込み)を行っている。
出力装置I/F17は、専用ケーブルなどのデータ伝送路を介して接続された出力装置(例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)など。)と本実施形態に係るタスク管理装置100とのインタフェースである。
入力装置I/F18は、USBなどのデータ伝送路を介して接続された入力装置(例えば、キーボードやマウスなど。)と本実施形態に係るタスク管理装置100とのインタフェースである。
このように、本実施形態に係るタスク管理装置100は、主記憶部(ROM)12や補助記憶部13などの記憶装置に格納されたプログラムを実行し、各装置を制御することで、本実施形態を説明する上で最初に説明を行ったタスク管理環境をユーザに提供する「タスク管理機能」を実現している。
<タスク管理装置が有するタスク管理機能の主な機能構成について>
では、図1で説明したハードウェア構成により実現する、本実施形態に係るタスク管理装置100が有する「タスク管理機能」の主要な機能構成について簡単に説明する。
本実施形態に係るタスク管理装置100が有する「タスク管理機能」は、登録するタスクの内容が記述されたタスク定義データを、ユーザが入力するためのUIを提供する機能であるタスク定義データ入力部、UIを介して入力されたタスク定義データから、当該タスク管理装置100においてタスクを管理するためのタスク情報を生成する機能であるタスク情報生成部、及び生成されたタスク情報を補助記憶部13などの不揮発性の記憶装置に格納する機能であるタスク情報格納部とから構成されている。
このように、本実施形態に係るタスク管理装置100が有する「タスク管理機能」は、上記に説明した各機能部を実現するプログラムを、主記憶部(RAM)12上に読み込み、制御部11で実行することにより、階層構造によって複数個のタスクを管理するタスク管理を実現している。
<タスク管理装置が有するタスク管理機能の主な機能を構成する手段について>
では、本実施形態に係るタスク管理装置100が有する「タスク管理機能」の主な機能を構成する各手段について、図2〜5を用いて説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るタスク管理装置100が有する主な機能を構成する手段の一例を示すブロック図である。
本実施形態に係るタスク管理装置100が有する「タスク管理機能」は、タスク管理装置100が有する各機能(タスク定義データ入力、タスク情報生成、及びタスク情報格納の各機能)によって実現している。
本実施形態に係るタスク管理装置100が有する「タスク管理機能」は、タスク定義データ入力手段21、タスク情報生成手段22、及びタスク情報格納手段23とから構成されている。
タスク定義データ入力手段21は、タスク定義データ入力部が有する手段であって、登録するタスクの内容が記述されたタスク定義データ31を、ユーザが入力するためのUI(受付手段)を提供する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るタスク定義データ入力の一例(その1)を示す図である。
タスク定義データ入力手段21は、図3に示すような入力用UI41を、ディスプレイなどの出力装置に表示することによって、ユーザに、キーボードやマウスなどの入力装置を介してタスク定義データ31をタスク管理装置100へ入力する環境を提供する。
例えば、図3に示す入力用UI41は、タスクの名称を示す「タスク名」、タスクの内容を説明する「タスク内容」、タスクを実行(実施)する担当者を示す「担当者名」、タスクが完了する期日を示す「完了期日」、及びタスクの状態を示す「タスク状態」などの項目を入力する各テキストボックスを有している。
図3は、"田中さん"が、"技術調査"などの将来下位タスクとなる可能性のある複数個のタスクが予定されている"新スケジュール管理システムの検討"と言うタスクを、"12月31日"までに完了する予定が、キーボードなどの入力装置を介して、各テキストボックスに入力されたときの例である。
このように、「タスク内容」の項目には、「タスク名」に示されるタスクの内容の他にも、将来下位タスクとなる可能性のある内容も入力することができる。
このようにして入力された各項目のテキストデータ(文字列データ)が、「タスク名」に示されるタスクのタスク定義データ31となる。
これによって、本実施形態に係るタスク管理装置100は、ユーザに対して、タスクの登録などを行いたい場合に、プロジェクトがどのようなフェーズであっても、将来下位タスクとなる可能性のある内容を含め、タスクの内容をテキスト入力などの簡便な方法で定義可能な環境を提供することができる。
上記のように入力されたタスク定義データ31は、マウスなどのポインティングデバイスを介して、入力用UI41上にある[保存]ボタン41bまたは[下位タスク分解]ボタン41aが選択されることによって、タスク情報として登録される。
例えば、ユーザから入力用UI41上にある[保存]ボタン41bが、マウスなどのポインティングデバイスを介して選択されると、タスク定義データ31を基に、登録するタスクのタスク情報を生成し登録する指示を受け付ける。また、ユーザによって入力用UI41上にある[下位タスク分解]ボタン41aが選択されると、タスク定義データ31を基に、登録済みタスクの下位タスクそれぞれのタスク情報を生成し登録する指示を受け付ける。このようにして受け付けたタスクの登録指示は、タスク情報生成部(後述するタスク情報生成手段22)へと渡される。
図2に戻り、タスク定義データ入力手段21は、入力用UI41から受け付けたタスク情報の登録指示とともに、タスク定義データ31を、後述するタスク情報生成手段22へと送信する(タスク定義データ31を、主記憶部(RAM)12に保持する)。
タスク情報生成手段22は、タスク情報生成部が有する手段であって、タスク定義データ入力手段21から受け取ったタスク定義データ31を基に、タスクの登録指示に従って、登録するタスクのタスク情報を生成する。
その中で、タスク情報生成手段22は、受け取ったタスクの登録指示に従って、異なる生成処理により、タスク定義データ31からタスク情報を生成する。すなわち、タスク情報生成手段22が行うタスク情報の生成処理は、上記に説明したように、入力用UI41の[保存]ボタン41bが選択された場合と[下位タスク分解]ボタン41aが選択された場合とで異なる。
以下に、タスク情報生成手段22が行うタスク情報の生成処理について説明する。
<<下位タスク分解ボタンが選択された場合>>
タスク定義データ入力手段21は、入力用UI41上にある[下位タスク分解]ボタン41aが選択されると、タスク情報生成手段22へ、下位タスクの登録指示を送信する。すなわち、タスク定義データ31に定義されている下位タスクのタスク情報32を生成する指示を送信する。
タスク情報生成手段22は、受け取った下位タスクの登録指示に従って、タスク定義データ入力手段21により入力されたタスク定義データ31の構文解析を行い、構文解析結果に基づいて抽出した、下位タスクの内容が記述された文字列データに、下位タスクを特定するための識別情報、及び階層構造における下位タスクの階層位置を示す情報(以下、「階層構造情報」と言う。)を付加したタスク情報を生成する。
タスク情報生成手段22は、所定の規則に基づいて、タスク定義データ31から下位タスクの内容を示す文字列データを抽出する手段(情報抽出手段)と、下位タスクの識別情報及び階層構造情報を付加する手段(情報付加手段)を含む。
タスク情報生成手段22は、まず、タスク定義データ31を、下位タスクの内容を定義するときの所定の規則に基づいて構文解析を行う(ここで言う「構文解析」とは、文字列を含む文章構成の解析を意味する)。
図4は、本発明の第1の実施形態に係るタスク定義データ31内のタスク内容データとタスク定義規則の一例を示す図である。
タスク定義データ31には、図4(下段)の「タスク定義規則」に示すような所定の規則に従って、下位タスクの内容や下位タスク間の階層関係を示す情報が定義されている。例えば、ユーザにより、図3に示した入力用UI41から、上記タスク定義規則に基づいて、下位タスクの内容と下位タスク間の階層関係を示す情報とが入力されることで、図4に示すような各情報が定義される。
図4から明らかなように、タスク定義規則は、タスク内容そのものではなく、タスク定義データ31から下位タスクを抽出する際に、その部分を下位タスクとみなして抽出すべきかと言う規則を定義したものであり、テキストの構造や文字列のフォーマットを定義したテンプレートといってもよい。このタスク定義規則は、予めユーザあるいは本システムの管理者によって、補助記憶部13に格納されているものである。タスク情報生成手段22は、補助記憶部13から主記憶部(RAM)12上にタスク定義規則を読み込んだ後に、読み込んだタスク定義規則に基づいて、タスク定義データ31を構文解析する。
図4(下段)に示す「タスク定義規則」の例は、以下のような規則を示している。
[タスク定義規則]
(1)下位タスクの内容について
(1−A)行頭が決められた文字'■'から始まる以下に示す文字列51aに
よって表現する。
■タスク名称(担当者:Name、完了期日:Date)
(1−B)上記文字列51aの改行によって1タスクを表現する。
(1−C)上記文字列51aの構成は、「タスク名称」だけの文字列51c、
51dであってもよい。
(1−D)文字列51bには、下位タスクを説明するコメント文であることが判別できるように'■'を使わない。
(2)下位タスク間の階層関係について
(2−A)スペース(図4では、スペースを'→'で示す。)による規則的な
字下げによって下位タスク間の階層構造を表現する。
例えば、図4(上段)のタスク定義データ31内のタスク内容データを、図4(下段)に示すタスク定義規則に基づいて構文解析した場合、タスク情報生成手段22が有する下位タスクの内容を示す文字列データを抽出する手段は、先頭行に位置し改行までの"■技術調査(担当者:山田、完了期日:9月30日)"と言う文字列51aに対して、上記(1−A)及び(1−B)のタスク定義規則に基づいて、「タスク名称」の"技術調査"、「担当者名」の"山田"、及び「完了期日」の"9月30日"それぞれの文字列データを抽出する。その結果、"山田さん"が"9月30日"までに作業を行う予定のタスク名"技術調査"と言うタスクの内容を示す文字列データを抽出することができる。次の行の"新スケジュール管理システムのZZZについて詳細に調査する。"と言う文字列51bに対して、上記(1−D)のタスク定義規則に基づいて、"技術調査"のタスクを説明するコメント文である文字列データを抽出することができる。
タスク情報生成手段22が有する下位タスクの内容を示す文字列データを抽出する手段は、"■既存システムの調査"と言う文字列51cや、"■AAAシステム"及び"■BBBシステム"と言う文字列51dに対して、上記(1−A)〜(1−C)のタスク定義規則に基づいて、「タスク名称」の"既存システムの調査"、"AAAシステム、"BBBシステム"それぞれの文字列データを抽出する。その結果、タスク名"既存システムの調査"、"AAAシステム、"BBBシステム"と言うタスクの内容を示す文字列データを抽出することができる。
図2に戻り、タスク情報生成手段22は、抽出した下位タスクの内容を示す文字列データを、主記憶部(RAM)12上に保持する。この段階で、タスク情報生成手段22は、上記方法によって抽出した文字列データや、入力用UI41から入力された「タスク名」、「担当者名」、「完了期日」、及び「タスク状態」などの各項目のデータなど、タスク情報を構成する各データを保持し、主記憶部(RAM)12上に登録前のタスク情報を生成する。
また、タスク情報生成手段22は、主記憶部(RAM)12上に生成された登録前のタスク情報に、下位タスクを特定するための識別情報(例えば、タスク追加のときに発行するタスク番号など。)を付加する。また、タスク情報生成手段22は、図4(下段)に示すような下位タスク間の階層関係を示す情報を定義するタスク定義規則に基づいて、タスク定義データ31を構文解析した結果、複数の下位タスク情報が生成され、各下位タスク間に階層関係が存在すると判断された場合に、下位タスクの階層構造情報を付加する(例えば、生成された、ある下位タスクの親にあたる、他のタスクのタスク番号などを付加する)。
まず、タスク情報生成手段22により、下位タスクを特定するための識別情報を付加する方法について説明する。
例えば、図4(上段)のタスク定義データ31内のタスク内容データを、図4(下段)に示すタスク定義規則に基づいて構文解析した場合、タスク情報生成手段22が有する下位タスクの識別情報を付加する手段は、主記憶部(RAM)12上に生成された登録前のタスク情報に対して、抽出された順にタスク番号を付加する。このとき、付加されるタスク番号は、前回、タスク定義データ31を構文解析し、抽出した最後の下位タスクに割り当てたタスク番号の次の番号である。
下位タスクの識別情報を付加する手段は、前回、タスク定義データ31を構文解析し、抽出した最後の下位タスクに割り当てたタスク番号が'1'であった場合、現在の構文解析によって最初に抽出したタスク名"技術調査"と言うタスクのタスク情報に、タスク番号'2'を識別情報として付加する。また、次に抽出したタスク名"既存システムの調査"と言うタスクのタスク情報にタスク番号'3'、タスク名"AAAシステム"と言うタスクのタスク情報にタスク番号'4'、タスク名"BBBシステム"と言うタスクのタスク情報にタスク番号'5'を識別情報として付加する。そして、最後のタスク番号'5'を、補助記憶部13などの不揮発性の記憶装置へ格納する。よって、次回、タスク定義データ31を構文解析し、最初に抽出した下位タスクに付加するタスク番号は'6'となる。
次に、タスク情報生成手段22により、階層構造情報を付加する方法について説明する。
例えば、図4(上段)のタスク定義データ31内のタスク内容データを、図4(下段)に示すタスク定義規則に基づいて構文解析した場合、タスク情報生成手段22が有する階層構造情報を付加する手段は、上記(2−A)のタスク定義規則に基づいて解析され、抽出・生成された下位タスク間の階層関係を示す情報を基に、ある下位タスクに対して親にあたるタスクが、生成された下位タスクの中に存在するか否かを判断し、親にあたるタスクが存在すると判断された場合に、下位タスクの階層構造情報として、親にあたるタスクの識別情報を付加する。
階層構造情報を付加する手段は、文字列51aの行頭にスペースがないことから、タスク定義データ31に定義された複数の下位タスクのうち、構文解析によって最初に抽出したタスク名"技術調査"と言うタスクに対して親にあたるタスクが存在しないと判断し、登録済みタスクであるタスク名"新スケジュール管理システムの検討"のタスク番号'1'を、タスク名"技術調査"と言うタスクのタスク情報に付加する。また、文字列51cの行頭にスペースが1つあり、字下げされていることから、次に抽出したタスク名"既存システムの調査"と言うタスクに対して親にあたるタスクが存在すると判断し、親にあたるタスク名"技術調査"と言うタスクのタスク番号'2'を、タスク名"既存システムの調査"と言うタスクのタスク情報に付加する。また、文字列51cの行頭にスペースが2つあり、字下げされていることから、抽出したタスク名"AAAシステム"及び"BBBシステム"と言うそれぞれのタスクに対して親にあたるタスクが存在すると判断し、親にあたるタスク名"既存システムの調査"と言う下位タスクのタスク番号'3'を、タスク名"AAAシステム"及び"BBBシステム"と言うそれぞれのタスクのタスク情報に付加する。
図2に戻り、タスク情報生成手段22は、この段階で、識別情報のデータ(例えば、タスク番号など。)や階層構造情報のデータ(例えば、親タスクのタスク番号など。)が付加された登録前のタスク情報を、主記憶部(RAM)12上に保持する。
図5は、本発明の第1の実施形態に係るタスク情報32のデータ構造の一例を示す図である。
タスク情報生成手段22は、上記に説明を行った方法で、図5に示すようなタスク情報32を生成し、生成したタスク情報32を後述するタスク情報格納手段23へ送信する(生成されたタスク情報32をタスク情報格納部へ渡す)。
これによって、本実施形態に係るタスク管理装置100は、登録済みのタスクの内容が記述されたタスク定義データ31に含まれる下位タスクの内容や下位タスク間の階層関係を示す情報を基に、登録済みタスクの下位タスクのタスク情報32を生成し、一括して登録することができる。
<<保存ボタンが選択された場合のタスク情報生成処理>>
次に、[保存]ボタン41bが選択された場合のタスク情報生成手段22によるタスク情報の生成処理について説明する。また、以下の説明では、上記に説明を行った[下位タスク分解]ボタン41aが選択された場合における生成処理との違いについて説明する。
タスク定義データ入力手段21は、入力用UI41上にある[保存]ボタン41bが選択されると、タスク情報生成手段22へ、タスクの登録指示を送信する。すなわち、タスク定義データ31を、登録するタスクの「タスク内容」の一部としてタスク情報32を生成する指示を送信する。
タスク情報生成手段22は、受け取ったタスクの登録指示に従って、タスク定義データ31から、登録するタスクのタスク情報32を生成する。このとき、タスク情報生成手段22は、[下位タスク分解]ボタン41aが選択された場合と異なり、タスク定義データ31に下位タスクとなる可能性のある内容が記述されていたとしても、下位タスクのタスク情報32を生成せず、登録するタスクの「タスク内容」の一部としてタスク情報32を生成する。
このように、本実施形態に係るタスク管理装置100は、[下位タスク分解]ボタン41aが選択されると、タスク情報生成手段22により、タスク定義データ31に定義されている下位タスクの内容から下位タスクのタスク情報32を生成し、[保存]ボタン41bが選択されると、下位タスクの内容を含む、登録するタスクのタスク情報32を生成する。
図2に戻り、タスク情報格納手段23は、タスク情報格納部が有する手段であって、タスク情報生成手段22により生成されたタスク情報32を、補助記憶部13などの不揮発性の記憶装置へ格納する。
タスク情報格納手段23は、タスク情報32が有する各項目のデータを、補助記憶部13などの不揮発性の記憶装置内の所定の領域に格納する。ここで言う「所定の領域」とは、例えば、図5に示すようなテーブル形式のデータを構成する「タスク番号(識別情報)」、「タスク名」、「タスク内容」、「担当者名」、「完了期日」、「タスク状態」、及び「親にあたるタスク番号(階層構造情報)」などの各項目に対応するデータ領域を意味する。
このように、本実施形態に係るタスク管理装置100は、上記に説明した「タスク管理機能」により、業務の全体を予見・把握し辛い非定型業務のタスク管理において、プロジェクトがどのようなフェーズであっても、将来下位タスクとなる可能性のある内容など、タスクの内容を自由なデータ形式で追加・登録できるタスク管理環境をユーザに提供することで、階層構造によって複数個のタスクを管理するタスク管理において、非定型業務におけるプロジェクトの進行に応じてタスク構成が変更する場合であっても、ユーザが、タスク定義作成作業の負担を感じることなく、簡便な操作により柔軟にタスクを登録することを実現している。
<タスク管理装置におけるタスク管理操作について>
本実施形態の説明を行う前に簡単に説明を行った本実施形態に係るタスク管理装置100が想定するタスク管理のユーザ操作例について、図6〜14を用いて説明する。以下の説明では、タスクの新規登録時には、そのタスクの内容が確定していない状態でタスク登録を行い、プロジェクトの進行に応じて、登録済みタスクに対して将来下位タスクとなる可能性のある内容を、登録済みタスクの内容として編集・登録し、その後、登録済みタスクの内容(下位タスクの内容)が確定した時点で、下位タスクを登録すると言うユーザ操作を例に挙げる。
<<操作例(その1)>>
操作例(その1)では、「ユーザが新規タスクの登録を行う場合」のタスク管理の操作例について説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係るタスク管理操作(タスク定義データ31の入力)の一例(その1)を示す図である。図7は、本発明の第1の実施形態に係る入力後に生成されたタスク情報32の一例(その1)を示す図である。図8は、本発明の第1の実施形態に係るタスク管理操作(タスク情報32の閲覧)の一例(その1)を示す図である。
図6に示すように、本実施形態に係るタスク管理装置100は、タスク定義データ入力手段21により、入力用UI41をユーザに提供する。
ユーザは、図6に示すように、「タスク内容」の項目に新規タスクの内容を入力すると、[保存]ボタン41bを選択する。この例では、新規登録を行うタスクの内容が、まだ確定していない状態であるため、「タスク内容」の項目には、登録するタスクの内容を説明するコメント文のみが、テキストボックスに入力されている。また、この時点では、「タスク内容」を含む入力項目が、全て入力される必要はなく、ユーザは、ある程度分かっている内容のみを入力しておけばよい。
このように、ユーザから[保存]ボタン41bが選択されると、タスク管理装置100は、タスク情報生成手段22により、主記憶部(RAM)12上に保持されたタスク定義データ31を基に、例えば、図7に示すようなタスク情報32を生成する。このとき、タスク管理装置100は、タスク情報生成手段22により、登録前のタスク情報32にタスクの識別情報(例えば、図7のタスク番号'1'。)を付加する。すなわち、新規タスクを登録するときに採番したタスクの識別情報を付加する。
次に、タスク管理装置100は、タスク情報格納手段23により、生成されたタスク情報32を、補助記憶部13などの不揮発性の記憶装置内の所定の領域に格納し、新規タスクのタスク情報32を登録する。
その後、ユーザは、タスク管理装置100が提供する図8に示すような閲覧用UI61を介して、登録済みタスクのタスク情報32を閲覧する。
その結果、ユーザは、閲覧用UI61を介して、例えば、上記に説明を行ったように登録した新規タスクのタスク情報32の内容を確認し、必要に応じて閲覧用UI61上の[編集]ボタン61aを選択することにより、登録済みタスクのタスク情報32を更新することができる。
<<操作例(その2)>>
操作例(その2)では、「ユーザが、プロジェクトの進行に応じて、登録済みタスクの内容を編集し、再び登録する場合」のタスク管理の操作例について説明する。
図9は、本発明の第1の実施形態に係るタスク管理操作(タスク定義データ31の入力)の一例(その2)を示す図である。図10は、本発明の第1の実施形態に係る入力後に生成されたタスク情報32の一例(その2)を示す図である。図11は、本発明の第1の実施形態に係るタスク管理操作(タスク情報32の閲覧)の一例(その2)を示す図である。
非定型業務は、業務の全体を予見・把握し辛く、プロジェクトの進行に応じてタスクの内容が徐々に決定されることから、プロジェクトの遂行途中にタスク構成が変更になる。
このような場合、ユーザは、図8に示す閲覧用UI61を介して登録済みタスクを閲覧し、内容に変更が必要なタスク(図8の例では、タスク名"新スケジュール管理システムの検討")を選択した後に、[編集]ボタン61aを選択し、タスク情報32の内容を変更する。ユーザは、図9に示すように、入力用UI41の「タスク内容」の項目へ、非公式なドラフトとして大まかなタスクの構成案を入力しておき、入力用UI41上の[保存]ボタン41bを選択することによって、図10に示すように、登録済みタスクに対して将来下位タスクとなる可能性のある内容を、登録済みタスクのタスク情報32において「タスク内容」の一部の情報として登録しておくことができる。
このように、ユーザから[保存]ボタン41bが選択されると、タスク管理装置100は、タスク情報生成手段22により、主記憶部(RAM)12上に保持されたタスク定義データ31を基に、例えば、図10に示すようなデータ構成をしたタスク情報32を生成し、タスク情報格納手段23により、生成されたタスク情報32を、補助記憶部13などの不揮発性の記憶装置に格納し、登録済みタスクのタスク情報32を更新する。
その後、ユーザは、図11に示すように、更新後のタスク情報32を閲覧することができ、プロジェクトの進行状況に応じて、タスク情報32の内容を確認し、タスクの内容(下位タスクの内容を含む)を徐々に決定していく。
<<操作例(その3)>>
操作例(その3)では、「ユーザが、登録済みタスクの内容(下位タスクの内容)が確定した時点で、下位タスクの登録を行う場合」のタスク管理の操作例について用いて説明する。
図12は、本発明の第1の実施形態に係るタスク管理操作(下位タスクに分解)の一例(その2)を示す図である。図13は、本発明の第1の実施形態に係る分解後に生成されたタスク情報32の一例(その2)を示す図である。図14は、本発明の第1の実施形態に係るタスク管理操作(タスク情報32の閲覧)の一例(その2)を示す図ある。
例えば、登録済みのタスク名"新スケジュール管理システムの検討"と言うタスクにおいて、プロジェクトが進行し、下位タスクの内容が確定した場合、まず、ユーザは、閲覧用UI61上の[編集]ボタン61aを選択し、閲覧用UI61から、図12に示す入力用UI41へ移行する。
ユーザは、入力用UI41へ移行した後、「タスク内容」の項目に入力された下位タスクとして分解したい内容を示す文字列データ、すなわち、確定後の下位タスクが定義されている範囲をタスク定義データ31から選択する(図12では、白黒反転した領域が選択された範囲を示す)。
ユーザは、確定後の下位タスクが定義されている範囲を選択した後、入力用UI41上の[下位タスク分解]ボタン41aを選択することにより、範囲選択したタスク定義データ31に定義されている内容を、タスク名"新スケジュール管理システムの検討"と言うタスクの下位タスクとして登録することができる。
このように、ユーザから[下位タスク分解]ボタン41aが選択されると、タスク管理装置100は、タスク情報生成手段22により、下位タスクの内容と下位タスク間の階層関係を示す情報とを定義するときのタスク定義規則に基づいて、タスク定義データ31を構文解析する。
その結果、タスク管理装置100は、タスク情報生成手段22により、構文解析結果を基に、下位タスクの内容を示す文字列データ(図12ではタスク名"技術調査"と言うタスクをはじめとする10個のタスク)を抽出し、下位タスクのタスク情報32を生成する。
また、タスク管理装置100は、タスク情報生成手段22により、構文解析結果を基に、生成したタスク情報32に下位タスクの識別情報を付加するとともに、下位タスクに親にあたるタスクが存在するか否か(下位タスク間の階層関係が存在するか否か)を判断し、親にあたるタスクが存在すれば、階層構造情報を、抽出データへ付加する。
次に、タスク管理装置100は、タスク情報格納手段23により、生成された下位タスクのタスク情報32を、補助記憶部13などの不揮発性の記憶装置に格納し、下位タスク群(図13の「タスク番号(識別番号)」'2'〜'11'が付加されたタスク群)のタスク情報32を登録する。
その後、ユーザは、タスク管理装置100が提供する図14に示すような閲覧用UI61を介して、登録済み下位タスクのタスク情報32を閲覧する。
その結果、ユーザは、閲覧用UI61上の[階層表示▽]ボタン61bを選択することにより、登録後の下位タスクの内容と下位タスク間の階層構造について確認することができる。
このように、本実施形態に係るタスク管理装置100では、業務の全体を予見・把握し辛く、プロジェクトの進行に応じて徐々にタスク構成される非定型業務を考慮し、プロジェクトの遂行途中においても、ユーザが、タスク定義作成作業の負担を感じることなく、簡便な操作により柔軟にタスクを登録することができる。
<タスク管理装置における「タスク管理機能」の処理手順について>
これまでに説明した本実施形態に係るタスク管理装置100が有する「タスク管理機能」の具体的な処理手順について説明する。
図15は、本発明の第1の実施形態に係るタスク管理の基本処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係るタスク管理装置100は、例えば、補助記憶部13に格納された「タスク管理機能」の処理を行うタスク管理プログラムを主記憶部(RAM)12上に読み込み、制御部11で実行する。このとき、以下の処理手順(S101〜S104)が実行される。
本実施形態に係るタスク管理装置100は、登録するタスクの内容が記述されたタスク定義データ31が、入力用UI41上のテキストボックスに入力される(S101)。
タスク管理装置100は、入力用UI41上の[下位タスク分解]ボタン41aまたは[保存]ボタン41bのどちらか一方が選択されたか否かを判定し(S102)、どちらかのボタンが選択されるまで、データ入力中として待つ(S102がNOの場合)。
タスク管理装置100は、どちらかのボタンが選択された場合(S102がYESの場合)、タスク定義データ入力手段21により、ボタンが選択されたことにより受け取ったタスクの登録指示とともに、主記憶部(RAM)12を介して、タスク定義データ31を、タスク情報生成処理(タスク情報生成手段22)へ渡す。すなわち、タスク管理装置100は、S102の処理手順を終了した時点で、タスク定義データ31を、主記憶部(RAM)12上に保持する。
次に、タスク管理装置100は、タスク情報生成手段22により、タスク定義データ31を基に、タスク情報32を生成するタスク情報生成処理を行う(S103)。タスク情報生成処理の具体的な処理手順については、図16を用いて説明する。
タスク管理装置100は、タスク情報格納手段23により、タスク情報生成処理により生成されたタスク情報32を、補助記憶部13などの不揮発性の記憶装置へ格納する(S104)。
<タスク管理装置におけるタスク情報生成処理の処理手順について>
本実施形態に係るタスク管理装置100が有する「タスク管理機能」の処理手順のうち、タスク定義データ31からタスク情報32を生成するタスク情報生成処理の具体的な処理手順について用いて説明する。
図16は、本発明の第1の実施形態に係るタスク情報生成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。また、図16に示すタスク情報生成処理は、図15のS103で行われる処理手順である。
本実施形態に係るタスク管理装置100は、S102の処理手順において、入力用UI41上の[保存]ボタン41bが選択された場合(S1031がNOの場合)、タスク情報生成手段22により、タスクの登録指示に従って、タスク定義データ入力手段21が主記憶部(RAM)12上に保持したタスク定義データ31を基に、登録するタスクのタスク情報32を生成する。タスク情報生成手段22は、生成したタスク情報32を、主記憶部(RAM)12上に保持する(S1032)。
また、タスク管理装置100は、S102の処理手順において、入力用UI41上の[下位タスク分解]ボタン41aが選択された場合(S1031がYESの場合)、タスク情報生成手段22により、タスク定義データ入力手段21が主記憶部(RAM)12上に保持したタスク定義データ31の構文解析を行う。このとき、タスク情報生成手段22は、下位タスクの内容を定義するタスク定義規則を補助記憶部13から主記憶部(RAM)12上に読み出し、読み出したタスク定義規則に基づいて、タスク定義データ31を構文解析する。
まず、タスク管理装置100は、主記憶部(RAM)12上に保持されたタスク定義データ31を読み込む(S1033)。このとき、タスク管理装置100は、最初のデータ読み込みの場合、データの先頭から改行コード(例えば、CRまたはLFなど。)までの文字列を読み込む。また、タスク管理装置100は、2回目以降のデータ読み込みの場合、改行されたデータ先から次の改行コードまでの文字列を読み込む。
タスク管理装置100は、タスク定義データ31を読み込むときに、例えば、データ内にファイルの終端コード(EOF)などを基に、次に読み込むデータ(文字列)が存在するか否かを判定し(S1034)、読み込むデータが存在しない場合(S1034がNOの場合)、タスク定義データ31の構文解析が終了したとして、タスク情報生成処理を終了する。
タスク管理装置100は、読み込むデータが存在する場合(S1034がYESの場合)、読み込んだデータ、すなわち、文字列に対して、構文解析の対象とした下位タスクの内容や下位タスク間の階層関係を示す情報を定義するタスク定義規則に基づいて構文解析を行う(S1035)。
タスク管理装置100は、文字列の先頭からの文字コード(例えば、スペースなどの字下げなど。)を解析した結果を基に、下位タスク間の階層関係を示す情報(例えば、階層位置を示す情報など。)を得る。また、タスク管理装置100は、文字列のパターン(例えば、"■タスク名称(担当者:Name、完了期日:Date)"など。)を解析した結果を基に、下位タスクの内容を示す文字列データを抽出する(S1036)。抽出された文字列データは、他の各種データとともに、登録前の下位タスクのタスク情報32として、主記憶部(RAM)12上に保持される。
タスク管理装置100は、生成された登録前の下位タスクのタスク情報32に、下位タスクを特定する識別情報であるタスク番号を付加する(S1037)。
タスク管理装置100は、S1037の処理手順によって付加したタスク番号を、最後に付加したタスク番号として、主記憶部(RAM)12上に保持する(現時点で最後に付加したタスク番号を保持する)(S1038)。
タスク管理装置100は、構文解析を行って得た、下位タスク間の階層関係を示す情報を基に、下位タスクが、下位タスク間の階層構造の中で最上位のタスクか否かを判定する(S1039)。
タスク管理装置100は、下位タスクが最上位のタスクでない場合(S1039がNOの場合)のみ、下位タスクの1つ上位の階層に位置するタスク(親となるタスク)のうち、最も大きなタスク番号を、下位タスクの階層構造情報として、生成された登録前の下位タスクのタスク情報32に付加する(S1040)。
その結果、タスク管理装置100は、下位タスクの識別情報及び階層構造情報が付加された登録前の下位タスクのタスク情報32を、主記憶部(RAM)12上に保持する(S1041)。
タスク管理装置100は、これまで説明を行ってきたS1033〜S1041までの処理手順を、タスク定義データ31から読み取るデータ(構文解析の対象)がなくなるまで繰り返す(処理手続きがS1041からS1033へ移行)。
このように、本実施形態に係るタスク管理装置100は、図15及び図16に示す処理手順によって、タスク定義規則に従って下位タスクの内容が記述されたタスク定義データ31を入力し、入力されたタスク定義データ31の構文解析結果に基づいて生成した、下位タスクのタスク情報32に、下位タスクの識別情報及び階層構造情報を付加したタスク情報32を生成すると言う処理手順を実現している。
<まとめ>
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、本実施形態に係るタスク管理装置100は、入力されたタスク定義データ31から下位タスクのタスク情報32を生成し登録するか否かのユーザ指示に応じて、タスク定義データ31を基に、異なる生成処理によりタスクを管理するためのタスク情報32を生成し、生成したタスク情報32を記憶装置に格納する。
また、本実施形態に係るタスク管理装置100は、不確定だった下位タスクの情報が確定し、ユーザから下位タスクを生成する旨の指示を受け付けた場合に、登録済みのタスク情報のタスク定義データ31を、下位タスクに関する情報や下位タスクの階層関係を示す情報を定義する所定の規則を基に構文解析を行い、その解析結果に基づいて、登録済みのタスク情報から抽出した下位タスクに関する情報に、階層構造に関する情報を付加した下位タスクのタスク情報32を生成する。
これによって、タスク管理装置100は、例えば登録しようとしているタスクが、将来的に複数の下位タスクに分かれることが予想される場合であっても、その内容を含めて1つのタスクとして登録しておき、後日、不確定だった下位タスクの情報が確定したタイミングで、登録済みのタスク情報32から、確定した下位タスクのタスク情報32を生成し、下位タスクを一括して登録することができる。
このように、本実施形態に係るタスク管理装置100は、階層構造によって複数個のタスクを管理するタスク管理において、業務の全体を予見・把握し辛く、プロジェクトの進行に応じて徐々にタスク構成される非定型業務を考慮し、プロジェクトの遂行途中においても、ユーザが、タスク定義作成作業の負担を感じることなく、簡便な操作により柔軟にタスクを登録することができる。
これまでに、上記実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、本実施形態に係るタスク管理装置100が有する「タスク管理機能」は、実施形態において説明した各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムをコンピュータで実行することで実現することができる。よって、本実施形態に係るタスク管理装置100が有する「タスク管理機能」を実行するプログラム(タスク管理プログラム)は、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納することができる。
図17は、本発明の第1の実施形態の変形例に係るタスク定義データ入力の一例を示す図である。
上記実施形態の中で説明したタスク定義規則については、タスク定義データ31に下位タスクの内容と下位タスク間の階層関係を示す情報とを定義する規則の一例であって、その規則に、本発明が限定されるものではない。例えば、図17に示すような段落番号による規則に従って、下位タスクの内容や下位タスク間の階層関係を示す情報とを定義してもよく、タスク情報生成手段22により解析できる規則であればよい。
図18は、本発明の第1の実施形態の変形例に係る生成されたタスク情報32の一例を示す図である。
変形例に係るタスク管理装置100は、図17示すような規則に従ったタスク定義データ31が入力された場合、タスク情報生成手段22により、図18に示すようなタスク情報32が生成される。
また、上記実施形態の中で説明した「入力用UI41を介したタスク定義データ31の入力方法」については、タスク定義データ31を入力するタスク定義データ入力手段21の一例であって、そのデータ入力方法に、本発明が限定されるものではない。
例えば、本実施形態に係るタスク定義データ入力手段21が、以下のようなデータ入力方法によってタスク定義データ31をタスク管理装置100に入力してもよい。
ユーザが、登録済みタスクの下位タスクとして追加したいタスク群などのように、予めまとまった単位の下位タスクの内容と下位タスク間の階層関係を示す情報とを、タスク定義規則に従って定義したタスク定義ファイルを予め作成し、作成したタスク定義ファイルを補助記憶部13などの不揮発性の記憶装置に格納しておく。その結果、タスク定義データ入力手段21は、登録や追加が必要になったときに指定されたファイル名を基に、格納しておいたタスク定義ファイルを補助記憶部13などの不揮発性の記憶装置から検索し、該当したタスク定義ファイルのデータを読み取ることで、タスク定義データ31を入力する。
図19は、本発明の第1の実施形態の変形例に係るタスク管理システムの一例を示す図である。
図19では、例えば、業務中のメモ書きなど、所定の規則に従って下位タスクの内容と下位タスク間の階層関係を示す情報とが記述された「タスク手順書」を基に、ユーザが、簡便な操作でタスクを登録することができるタスク管理システムの一例を示している。
図19に示すタスク管理システムは、原稿(タスク手順書)を読み取るスキャナ機能を有するタスク管理装置100(例えば、複写機などの画像形成装置など。)と、タスク情報32を格納するDB機能を有するサーバ200とが、ネットワーク90で接続されるシステムである。
変形例に係るタスク管理システムでは、まず、下位タスクの内容と下位タスク間の階層関係を示す情報とが記述された「タスク手順書」を、タスク管理装置100が有するスキャナ機能によって読み取り、読み取った画像データから、OCR(Optical Character Reader)機能などを用いて、テキスト形式のタスク定義ファイルを自動生成する。
次に、タスク管理システムでは、タスク管理装置100により、タスク定義ファイルからデータを読み取り、構文解析結果を基にタスク情報32を生成し、生成されたタスク情報32を、ネットワーク90を介してサーバ200に送信する。
その結果、タスク管理システムでは、タスク管理装置100から送信されたタスク情報32が、サーバ200が有するDB機能の所定の領域に格納される。
このように、変形例に係るタスク管理システムでは、メモ書きなどの紙媒体に記述された下位タスクの内容と下位タスク間の階層関係を示す情報に対しても、ユーザが、簡便な操作により登録を行うことができる。
最後に、上記各実施形態に挙げた形状に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明の第1の実施形態に係るタスク管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るタスク管理装置が有する主な機能を構成する手段の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るタスク定義データ入力の一例(その1)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るタスク定義データ内のタスク内容データとタスク定義規則の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るタスク情報のデータ構造の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るタスク管理操作(タスク定義データの入力)の一例(その1)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る入力後に生成されたタスク情報の一例(その1)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るタスク管理操作(タスク情報の閲覧)の一例(その1)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るタスク管理操作(タスク定義データの入力)の一例(その2)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る入力後に生成されたタスク情報の一例(その2)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るタスク管理操作(タスク情報の閲覧)の一例(その2)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るタスク管理操作(下位タスクに分解)の一例(その2)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る分解後に生成されたタスク情報の一例(その2)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るタスク管理操作(タスク情報の閲覧)の一例(その2)を示す図ある。 本発明の第1の実施形態に係るタスク管理の基本処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るタスク情報生成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の変形例に係るタスク定義データ入力の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る生成されたタスク情報の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の変形例に係るタスク管理システムの一例を示す図である。
符号の説明
11 制御部(CPU)
12 主記憶部(ROM,RAM)
13 補助記憶部(HD)
14 ネットワークI/F
15 外部記憶装置I/F
16 外部装置I/F
17 出力装置I/F
18 入力装置I/F
21 タスク定義データ入力手段
22 タスク情報生成手段
23 タスク情報格納手段
31 タスク定義データ
32 タスク情報
41 入力用UI
41a 下位タスク分解ボタン
41b 保存ボタン
51a 文字列(その1)
51b 文字列(その2)
51c 文字列(その3)
51d 文字列(その4)
61 閲覧用UI
61a 編集ボタン
90 ネットワーク
100 タスク管理装置(情報処理装置)
200 サーバ(リモートアクセスによるタスク情報の格納先:情報処理装置)

Claims (4)

  1. 記憶装置に格納し登録された、階層構造を有する複数個のタスクを管理するタスク管理装置であって、
    タスクの内容が記述されたタスク定義データを入力するタスク定義データ入力手段と、
    前記タスク定義データ入力手段により入力された前記タスク定義データからタスク情報を生成するタスク情報生成手段と、
    前記タスク情報生成手段により生成された前記タスク情報を、前記記憶装置に格納するタスク情報格納手段と、
    前記タスク情報から下位タスクを生成する指示を受け付ける受付手段と、を有し、
    前記タスク情報生成手段は、
    前記受付手段によって、前記下位タスクを生成する指示を受け付けた場合に、
    前記タスク情報のタスク定義データから、前記下位タスクとして生成すべき内容を定義する予め定められた、前記下位タスク間の階層関係を示す情報を有する所定の規則に従って、前記下位タスクの内容を示す文字列を順次抽出し生成した登録前のタスク情報に、
    前記下位タスク間の階層構造を示す情報に基づき、前記下位タスクの階層位置を示す情報を抽出された順に付加して、当該タスクの下位タスクのタスク情報を生成し、
    前記タスク情報格納手段は、前記タスク情報生成手段により生成された一連の前記タスク情報を前記記憶装置に格納する
    ことを特徴とするタスク管理装置。
  2. 前記受付手段は、前記タスク定義データにおける前記下位タスクの生成を行う範囲の指定を受け付け、
    前記タスク情報生成手段は、
    前記指定された範囲を対象として、前記所定の規則に従った解析を行うことを特徴とする請求項1に記載のタスク管理装置。
  3. 記憶装置に格納し登録された、階層構造を有する複数個のタスクを管理するタスク管理装置で実行されるタスク管理方法であって、
    タスク定義データ入力手段が、タスクの内容が記述されたタスク定義データを入力するタスク定義データ入力手順と、
    タスク情報生成手段が、前記タスク定義データ入力手順により入力された前記タスク定義データからタスク情報を生成するタスク情報生成手順と、
    タスク情報格納手段が、前記タスク情報生成手順により生成された前記タスク情報を、前記記憶装置に格納するタスク情報格納手順と、
    受付手段が、前記タスク情報から下位タスクを生成する指示を受け付ける受付手順と、を有し、
    前記タスク情報生成手順は、
    前記受付手順によって、前記下位タスクを生成する指示を受け付けた場合に、
    前記タスク情報のタスク定義データから、前記下位タスクとして生成すべき内容を定義する予め定められた、前記下位タスク間の階層関係を示す情報を有する所定の規則に従って、前記下位タスクの内容を示す文字列を順次抽出し生成した登録前のタスク情報に、
    前記下位タスク間の階層構造を示す情報に基づき、前記下位タスクの階層位置を示す情報を抽出された順に付加して、当該タスクの下位タスクのタスク情報を生成し、
    前記タスク情報格納手順において、前記タスク情報生成手順において生成された一連の前記タスク情報が前記記憶装置に格納される
    ことを特徴とするタスク管理方法。
  4. 記憶装置に格納し登録された、階層構造を有する複数個のタスクを管理するタスク管理プログラムであって、
    コンピュータを、
    タスクの内容が記述されたタスク定義データを入力するタスク定義データ入力手段と、
    前記タスク定義データ入力手段により入力された前記タスク定義データからタスク情報を生成するタスク情報生成手段と、
    前記タスク情報生成手段により生成された前記タスク情報を、前記記憶装置に格納し登録するタスク情報格納手段と、
    前記タスク情報から下位タスクを生成する指示を受け付ける受付手段として機能させ、
    前記タスク情報生成手段が、
    前記受付手段によって、前記下位タスクを生成する指示を受け付けた場合に、
    前記タスク情報のタスク定義データから、前記下位タスクとして生成すべき内容を定義する予め定められた、前記下位タスク間の階層関係を示す情報を有する所定の規則に従って、前記下位タスクの内容を示す文字列を順次抽出し生成した登録前のタスク情報に、
    前記下位タスク間の階層構造を示す情報に基づき、前記下位タスクの階層位置を示す情報を抽出された順に付加して、当該タスクの下位タスクのタスク情報を生成し、
    前記タスク情報格納手段は、前記タスク情報生成手段により生成された一連の前記タスク情報を前記記憶装置に格納する
    ように実行されるタスク管理プログラム。
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