JP2006338309A - プロジェクト管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】反復型開発に適したプロジェクト管理・作業管理システムを提供する。
【解決手段】プロジェクトの期間を分割したフェーズ情報のリストと、プロジェクトで行う作業を階層的に整理した基本作業情報のツリーを保持し、フェーズ情報と基本作業情報の組に対してフェーズ作業情報を作成可能にし、フェーズ作業情報にそのフェーズにおけるその基本作業に関する情報を保持する。また、上記フェーズ作業情報の子として、フェーズ作業情報の作業を更に細分化した複数の詳細フェーズ作業情報を追加可能にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロジェクト管理・作業システムに関し、特に反復型の開発に適したプロジェクト管理・作業管理システムに関する。
製品やソフトウエア開発などを行うプロジェクトにおいては、プロジェクト全体の進捗状況や投入コスト、品質状況などを常時把握することが求められる。
このため以下のようなことを支援するプロジェクト管理システムが提案されてきた。
・プロジェクトで行う作業一覧の作成
・各作業に対する期間や負荷・コストなどの見積りの入力
・各作業への担当者やリソースの割り当て
・各作業の進捗状況や開始終了日の入力
・これらの情報を元にした集計値やグラフの表示
このようなプロジェクト管理システムの多くは、WBS (Work Breakdown Structure)の考えに基づいており、市販システムとしては米国マイクロソフト社の Microsft Project などがある。
近年、特にソフトウエア開発においては、従来のウォーターフォール型の開発にかわって、要件定義→設計→実装→評価などの基本工程を意図的に何度か繰返して実施する反復型・イテレーション型の開発プロセスの有効性が認識されている。
このような反復型のプロセスモデルとしては、XP(eXtream Programming)、 UP(Unified Process) などの提唱があり、反復によって段階的にソフトウエアを開発していくことにより、開発チームの習熟度を高め、リスクが少ない確実な開発が期待できる。
但し、このような反復型のプロセスでは、反復の過程で柔軟に作業の目標や内容を変更していくため、全体の計画や進捗が不明確で、頻繁な計画の変更による混乱が生じがちである、といった欠点も指摘されている。
このため、このような反復型プロセスモデルを用いるプロジェクト管理では以下のようなことが求められる。
・あらかじめ全体の反復計画を作成し、それを基準に作業していく。
・作業計画の変更を行う際も、全体計画と整合をとり、変更が関係者に周知徹底されるようにする。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、全体の反復計画の作成や各反復内での各作業の進捗管理、全体の進捗状況の把握などが容易になり、反復型の開発に適したプロジェクト管理システムを提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明におけるプロジェクト管理システムは、プロジェクトの期間を分割した複数のフェーズに関する情報を保持するフェーズ情報のリストと、プロジェクトで行う作業を階層化し、各作業に関する情報を保持する基本作業情報のツリーを保持し、上記フェーズ情報と上記基本作業情報の組に対してフェーズ作業情報を作成可能にし、上記フェーズ作業情報にその基本作業のそのフェーズにおける作業に関する情報を保持する。
本発明によれば、全体の反復計画の作成や各反復内での各作業の進捗管理、全体の進捗状況の把握などが容易になり、反復型の開発に適したプロジェクト管理・作業管理システムが得られ、ソフトウエア開発やハードウエア製品開発などのプロジェクト管理・作業管理に有効に利用できる。
本発明の実施においては、上記課題を解決するための手段に加え、上記フェーズ作業情報の子として、フェーズ作業情報の作業を更に細分化した複数の詳細フェーズ作業情報を追加可能にすることが望ましい。
また、本発明のデータを従来の単純なツリー構造の作業データに変換する手段を備えることにより、従来のプロジェクト管理ツールと連携なども可能になる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の基本的な構成を示す図である。
a-1は本発明に関わるプロジェクト管理サーバー、a-2はそのクライアントとなる複数のコンピュータであり、互いにネットワークa-3で接続されている。
プロジェクト管理サーバー a-1 には、プロジェクトにおける作業の一覧と、各作業の内容・担当者・期間・進捗率などの作業情報をもつデータベースがあり、これらの情報はクライアントa-2からの要求によってクライアントに送信され、クライアントコンピュータの画面に情報表示される。
また、クライアントにおけるユーザー操作によって、作業の追加削除、作業情報の入力・更新要求がサーバーに送信され、サーバーは要求に従ってデータベースを更新する。
図2,図3を用いて、プロジェクト管理サーバー a-2 の保持する基本的なデータ構造と動作を説明する。
図2はデータの内容と関連を説明する図であり、フェーズ情報 d-1、要約基本作業情報 d-2、単位基本作業情報 d-3、フェーズ作業情報 d-4 よりなる。
図2で矢印は、矢印の向きに1対多の関連があることを示している。また各箱の右下の括弧内は、各データのもつ属性を示しており、主キーである属性は後ろに * をつけて示している。
フェーズ情報 d-1 は、反復開発における1つの反復期間に関する情報であり、主キーであるフェーズIDと、このフェーズの名称、開始日、終了日、現在などの属性を保持する。
現在属性はこのフェーズが現在実施中のフェーズであるかどうかを示し、1つのフェーズ情報のみが真になることができる。
要約基本作業情報 d-2、単位基本作業情報 d-3 は、プロジェクトにおける作業をWBS のツリー構造の形で保持するものであり、主キーである基本作業IDと、ツリー上の親の基本作業ID(親がないトップレベルの基本作業に対してはNULL値)、基本作業の名称、作業の責任者名などの属性がある。
ここで単位基本作業情報 d-3 は、子を持たない作業(WBS で言う Work Package)である。
要約基本作業情報 d-2 は子として1つ以上の要約基本作業情報または単位基本作業情報を持つ作業である。
なお説明の都合上、ここでは作業情報を要約単位基本作業情報と単位基本作業情報の2つに分けたが、これらを1つのデータテーブルで保持することもできる。
フェーズ作業情報 d-4 は、フェーズ情報 d-1 と単位基本作業情報 d-3 間のリレーションであり、1つのフェーズにおける1つの単位基本作業に関する情報を表す。
フェーズ作業情報 d-4 の主キーは、基本作業IDとフェーズIDの組であり、フェーズ作業名と予定進捗率、実績進捗率、担当者などの属性を持つ。
作業をいくつかのフェーズで反復して実施する場合には、1つの単位基本作業に対して複数のフェーズ作業情報が対応することになる。
ここで、進捗率とは、作業の進捗状況を%で表した量であり、フェーズ作業情報の予定進捗率は、対応する単位基本作業の進捗率が、対応するフェーズにおいて全体の何%になるように計画したかを示す。
実績進捗率は作業の実施に伴い、実際の進捗率を同様に%で表した量である。
図3は、本発明の画面例を示す図である。
R-1 で示す行はフェーズ情報d-1を表示し、各列に各フェーズ情報のフェーズ名、期間とこのフェーズにおける実績進捗率と予定進捗率を3行で表示している。
なお図で灰色の部分はユーザーによる入力値でなく、システムによる集計値であることを示している。
なお、進捗率の集計・表示に関しては後述する。
C-1 の列は基本作業情報d-2、 d-3 を階層的に表示し、そのツリー構造に従って子の基本作業名を右にインデントして表示おり、最も右端(図では3段目)のものが単位基本作業情報 d-3、それより左のものが要約基本作業情報 d-4 である。
例えば列C-1におけるR-2の行範囲は、トップレベルの要約基本作業である「全体システム」を表し、その中のR-3の行範囲は、その子の要約基本作業である「開発環境」を表している。
更にその中の R-4 の行範囲は、要約基本作業「開発環境」の子として2つの単位基本作業「CVS」と「コンパイラ」があることを表示している。
各行の基本作業名の右横の数値は、その基本作業の実績進捗率と予定進捗率であり、要約基本作業である「全体システム」「開発環境」に対しては、それぞれその子孫を集計した全体の進捗率であり、単位基本作業である「CVS」「コンパイラ」に対しては、この作業自体の進捗率である。
網掛けで図示した、フェーズ情報と単位基本情報の交点である CELL-1、 CELL-2 には、対応するフェーズ作業情報としてフェーズ作業名と、実績進捗率と予定進捗率を表示している。
例えば図のCELL-1では、単位基本作業である「クラス図」に対し、「全体設計」フェーズでは「概要作成」というフェーズ作業名のフェーズ作業情報があり、予定進捗率20%に対して実績進捗率が30%であることを示している。
またCELL-2では、同じ単位基本作業である「クラス図」に対し、「基本機能実装」フェーズでは「クラス図完成」というフェーズ作業名のフェーズ作業情報があり、予定進捗率100%に対して実績進捗率が90%であることを示している。
システムに対するユーザー操作とシステムの動作の基本的な流れは以下のようである。
(1)はじめにプロジェクトの管理者やリーダーが、プロジェクトで行うべき作業を通常のWBS作成と同様に分割・階層化し、基本作業のツリーを作成し、作業名、責任者などをシステムに入力する。
入力に従ってシステムは要約基本作業情報 d-2 と単位基本作業情報 d-3 のデータを更新する。
(2)同様にプロジェクトの管理者やリーダーは、プロジェクトの全期間を反復の単位であるいくつかのフェーズに分割し、フェーズID、フェーズ名、開始日、終了日などをシステムに入力する。
入力に従ってシステムはフェーズ情報 d-1 のテーブルを更新する。
(3)プロジェクトの管理者やリーダーは、反復計画を作成する。
すなわち単位基本作業のそれぞれについて、どのフェーズで実施するか、複数のフェーズで実施する場合には各フェーズでどのような目標で実施するかを検討し、フェーズ作業情報を作成してフェーズ作業名・予定進捗率を入力する。
このためには例えばシステムは図3のような形式でクライアントに画面表示する。
列C-1には(1)で入力した基本作業が階層的に表示され、行R-1には(2)で入力したファイル情報が表示されるが、最初はフェーズ作業情報は存在しないので、他の各セルは空である。
このためシステムは、入力者に単位基本作業とそれを実施するフェーズの交点のセルを選択し「フェーズ作業の追加」メニューを選択させるなどの方法で、フェーズ作業情報の入力画面を表示する。入力者はそこでフェーズ作業名・予定進捗率を入力する。なおフェーズ作業情報の実績進捗率のデフォルト値は0%である。
システムは選択されたセルの単位基本作業とフェーズに対応するフェーズ作業情報 d-4 がなければ追加し、入力値に従って更新する。
単位基本作業を複数フェーズに渡って反復する場合には、入力者はこれらに対応したフェーズ作業情報の作成・情報入力を繰返して行う必要がある。
同様にフェーズ作業情報の修正、削除を行う場合には、交点のセルを選択して「フェーズ作業の修正」「フェーズ作業の削除」メニューを選択させるなどの方法で操作させればよい。
(4)以上でプロジェクト全体の反復計画ができたので、必要に応じて見直し・修正を行った後、プロジェクトの作業を最初のフェーズから開始することになる。
作業の状況に伴い各担当者は自担当のフェーズ作業情報の実績進捗率を入力していく。
なお図3で列C-3のフェーズ名の前の菱形記号でこのフェーズが現在実施中のフェーズであることを示している。
フェーズ作業情報の実績進捗率はこの現フェーズに対してのみ入力可能である。
システムは入力されたフェーズ作業情報の実績進捗率を更新し、同じ単位基本作業の、 このフェーズより後ろの各フェーズ作業情報の実績進捗率を同じ値に更新する。
最後に以下のように進捗率を集計しなおし画面表示を更新する。
次に、予定進捗率、実績進捗率の集計方法について述べる。
まず(ある単位基本作業、あるフェーズ)における進捗率(予定/実績)を以下のように算出する。
・対応するフェーズ作業情報がある場合は、
進捗率(予定/実績)=フェーズ作業情報の進捗率(予定/実績)
・対応するフェーズ作業情報がない場合で、
このフェーズより以前のフェーズにフェーズ作業情報がある場合、
進捗率(予定/実績)= そのうち最も後のフェーズの進捗率(予定/実績)
・対応するフェーズ作業情報がなく、
このフェーズより以前のフェーズにもフェーズ作業情報がない場合、
進捗率(予定/実績)= 0%
次に、(ある要約基本作業、あるフェーズ)における進捗率(予定/実績)は以下のように集計する。
進捗率(予定/実績)=
この要約基本作業の子孫にあるすべての単位基本作業についての、
(単位基本作業、このフェーズ)における進捗率(予定/実績)の和を、この要約基本作業の子孫にあるすべての単位基本作業の数で除したもの
また、(あるフェーズ)における進捗率(予定/実績)は以下のように集計する。
進捗率(予定/実績)= すべての単位基本作業についての、
(単位基本作業、このフェーズ)における進捗率(予定/実績)の和を、すべての単位基本作業の数で除したもの
また、(ある要約または単位基本作業)の進捗率(予定/実績)は、
進捗率(予定/実績)=
(この要約または単位基本作業、最後のフェーズ)の進捗率(予定/実績)
なお、進捗率(予定/実績)と同様に、作業工数やコスト、期間などの値をフェーズ作業ノードや詳細作業情報に入力し、それらを同様な方法で集計できるようにしてもよい。
また、進捗率の代わりに、未完(0%)、着手(30%)、完了(100%)など数個の状態名と進捗率を対応付け、この状態名で予定・実績の進捗を入力させてもよい。
また、各作業に重みを入力させ、進捗率を重み付けして集計するようにすることもできる。
また上述の例では、子を持たない作業である単位基本作業情報に対してのみ、フェーズ業情報を作成するとしたが、子をもつ要約基本作業情報に対してもフェーズ作業情報を作成することも可能である。
この場合、要約基本作業情報に対するフェーズ作業情報については、進捗率(予定/実績)はユーザー入力させずに集計値(上記の(ある要約基本作業、あるフェーズ)における進捗率(予定/実績))を設定するようにする。
また、基本作業情報と同様に、フェーズ作業情報も大フェーズ、中フェーズ、小フェーズのような階層構造を持つことができるようにしてもよい。
(第2の実施形態)
ここでは、上述した第1の実施形態に対し、各フェーズでの作業に更に詳細な情報を追加可能にした例について説明する。
図4は、第2の実施形態におけるデータの内容と関連を説明する図である。
基本的に図2と同様であるが、ここではフェーズ作業情報 d-4' は図2の d-4 に対して担当者の属性が削除されている。
また、新たに詳細フェーズ作業情報 d-5 が追加されている。
詳細フェーズ作業情報 d-5 は、各フェーズ作業情報 d-4' の子として複数追加可能であり、主キーであるフェーズID、基本作業ID、詳細フェーズ作業番号と、詳細フェーズ作業名、担当者、実績進捗の属性を持つ。
詳細フェーズ作業情報 d-5 は、フェーズ作業情報 d-4' を更に細分化した情報であり、そのフェーズ作業で行うべき具体的な作業や、達成すべき課題などを示す。
ここでは、詳細フェーズ作業情報の実績進捗属性は、「未完」と「完了」の2つの値のみをとるものとし、「未完」の場合は0%、「完了」の場合は100%の進捗率に換算するものとする。
また、詳細フェーズ作業情報の予定進捗率はすべて100%であり、属性には持たない。
図5は本実施形態の画面例を示す図である。
R-1' で示す行は図2と同様にフェーズ情報d-1を表示し、各列に各フェーズ情報のフェーズ名、期間とこのフェーズにおける実績進捗率と予定進捗率を3行で表示している。
なお、図3と同様に、灰色の部分はユーザーによる入力値でなく、システムによる集計値であることを示している。
C-1' の列は図2と同様に、基本作業情報d-2、 d-3 を階層的に表示している。
但し、ここでは基本作業の階層は2段であり、例えば列C-1' におけるR-2' の行範囲は、トップレベルの要約基本作業である「全体システム」を表し、その中のR-3'の行範囲は、その子の単位基本作業である「開発環境」を表している。
網掛けで図示した、フェーズ情報と単位基本情報の交点である CELL-1'、 CELL-2' には、対応するフェーズ作業情報 d-4' のフェーズ作業名と、実績進捗率と予定進捗率をセル内の最初の行に表示し、2行目以降の各行にはインデントしてこのフェーズ作業情報の子である詳細フェーズ作業情報 d-5 の詳細フェーズ作業名と実績進捗を表示している。
図5のCELL-1' では、単位基本作業である「設計書」に対して「全体設計」フェーズでは「設計書作成」というフェーズ作業名のフェーズ作業情報があり、更にその子として「仕様書作成」「クラス図作成」という詳細フェーズ作業名の2つの詳細フェーズ作業情報があることを示している。
また、CELL-2' では、同じ単位基本作業である「設計書」に対して「基本機能実装」フェーズでは「設計書改訂」というフェーズ作業名のフェーズ作業情報があり、更にその子として「仕様書見直し」「クラス図見直し」という詳細フェーズ作業名の2つの詳細フェーズ作業情報があることを示している。
各詳細フェーズ作業名の右横は「未完」または「完了」で、詳細フェーズ作業の実績進捗を表示する。
システムに対するユーザー操作とシステムの動作の基本的な流れは以下のようである。
(1')実施形態1の(1)と同様に、プロジェクトの管理者やリーダーが、プロジェクトで行うべき基本作業のツリーを作成し、作業名、責任者などをシステムに入力する。
入力に従ってシステムは要約基本作業情報 d-2 と単位基本作業情報 d-3 のデータを更新する。
(2')実施形態1の(2)と同様に、プロジェクトの管理者やリーダーは、フェーズID、フェーズ名、開始日、終了日などフェーズ情報をシステムに入力する。
入力に従ってシステムはフェーズ情報 d-1 のデータを更新する。
(3')実施形態1の(3)と同様に、プロジェクトの管理者やリーダーは、反復計画を作成する。
すなわち、単位基本作業のそれぞれについて、どのフェーズで実施するか、複数のフェーズで実施する場合には各フェーズでどのような目標で実施するかを検討し、フェーズ作業情報を作成してフェーズ作業名・予定進捗率を入力する。
システムは入力に従ってフェーズ作業情報 d-4' を追加あるいは更新する。
なお、この実施形態ではフェーズ作業情報 d-4' の実績進捗率は集計値であり、ユーザーには入力させない。
(4')次に、プロジェクトの管理者やリーダー、あるいは各担当者は、(3')で作成されたフェーズ作業情報に、このフェーズ作業で行うべき詳細・具体的な作業あるいは達成すべき課題などを詳細フェーズ作業情報として追加していく。
このためには例えば単位基本作業とそれを実施するフェーズの交点のセル(例えばCELL-1')を選択し「詳細作業の追加」メニューを選択させるなどの方法で詳細作業情報の入力画面を表示し、そこで詳細作業名、担当者などを入力させる。
システムは入力に従って詳細フェーズ作業情報 d-5 を追加あるいは更新する。
(5') 実施形態1の(4)と同様に、以上でプロジェクト全体の反復計画ができたので、必要に応じて見直し・修正を行った後、プロジェクトの作業を最初のフェーズから開始することになる。
作業の状況に伴い各担当者は自担当の詳細フェーズ作業情報の実績進捗を入力していくが、ここでは前述のように「未完(0%)」「完了(100%)」のみとしたので、各担当者は作業完了時に詳細フェーズ作業情報の実績進捗を「完了」に変更することになる。
システムは詳細フェーズ作業情報 d-5 を更新するとともに、フェーズ作業情報 d-4' の実績進捗率を集計して更新する。
ここで、フェーズ作業情報の実績進捗率は以下で集計する。
まず、このフェーズ作業情報より以前のフェーズで同じ単位基本作業に対するフェーズ作業情報のうちもっとも最後のフェーズであるフェーズ作業情報(a)を求め、以下で集計する。
実績進捗率=フェーズ作業情報(a)の実績進捗率+
(このフェーズ作業情報の予定進捗率 − フェーズ作業情報(a)の予定進捗率)×
このフェーズ作業情報の子の 完了した詳細作業数/詳細作業総数
但し、(a)がない場合は(a)の実績進捗率・予定進捗率とも0とする。
最後に、全体の進捗率を集計しなおし画面表示を更新する。
進捗率の集計方法は基本的に第1の実施形態の場合と同様である。
本実施形態は、第1の実施形態に比べて、基本作業の階層構造をあまり厳格につくらずとも、必要に応じてフェーズ作業の子とてし詳細フェーズ作業を追加していくことができ、例えば前回のフェーズで発生した障害に対して、次のフェーズでその修正作業を追加するなどの形でも使用できる。
またこの場合、あるフェーズで完了しなかった詳細フェーズ作業は、次のフェーズのフェーズ作業の詳細フェーズ作業として自動的にコピーが追加されるなどの機能を備えてもよい。
(第3の実施形態)
上述の第1,第2の実施形態のように、本発明では反復開発に適した作業計画作成・進捗管理が可能になるが、本発明ではデータが単純なツリー構造でないため、WBSのようなツリー構造に基づいた既存のツール・システム、例えばガントチャートの表示ツールや従来のプロジェクト管理ツールと本発明の間でデータをやりとりするような連携がこのままではできない。
このため、本発明のデータを従来型のWBSのツリー構造に変形する機能が有用である。
図6は、実施形態2の図5で説明した作業情報を、ツリー構造へ変換した一例を示す図である。
図6で、ツリーのトップレベルのノード s-1、 s-2 は、図5におけるトップレベルの要約基本作業情報「全体システム」「サブシステム1」に対応する。
その子は各要約基本作業の子である単位作業情報に対応したノードであり、s-1 に対しては t-1「開発環境」、 t-2「設計書」、 t-3「評価」の3つの子ノードがある。
更にこれらの単位作業情報に対応したノードは、フェーズ作業情報に対応した子ノードを持つ。
例えば、t-1「開発環境」ノードは、単位作業情報「開発環境」に対応したフェーズ作業情報が「開発環境作成」だけであるので、これに対応した v-1「開発環境作成」を子ノードに持つ。
また、t-2「設計書」ノードは、単位作業情報「設計書」に対応したフェーズ作業情報が「設計書作成」と「設計書改訂」であるので、これらに対応した v-2「設計書作成」とv-3「設計書見直し」の2つを子ノードに持つ。
更に、これらフェーズ作業情報に対応したノードは、そのフェーズ作業情報の子である詳細フェーズ作業情報に対応した子ノードを持つ。
例えば、r-2「設計書作成」ノードは、「仕様書作成」と「クラス図作成」の2つの詳細フェーズ作業情報があるので、これらに対応した q-3「仕様書作成」とq-4「クラス図作成」の2つを子ノードに持つ。
このような変換は以下のようにして行えばよい。
(1)元の各要約基本作業情報・単位基本作業情報に対応したノードを作成し、元の基本作業情報と同じ構造のツリーを作成する。
(2)現在のツリーの葉である単位基本作業情報に対応したノードに対し、単位基本作業情報に対する各フェーズ作業情報に対応したノードを作成し、これらを子ノードとして追加する。
(3)現在のツリーの葉であるフェーズ作業情報に対応したノードに対し、フェーズ作業情報の子である各詳細フェーズ作業情報に対応したノードを作成し、これらを子ノードとして追加する。
図7は、別の方法でツリー構造に変換した一例を示す図である。
ここでは、ツリーのトップレベルはフェーズ情報に対応したノードである。
その子は、元のトップレベルの要約基本作業であり、その子孫の要約基本作業・単位基本作業に対応したノードを元と同じツリー構造で加えたものである。
更に、単位基本作業に対応したノードの子として、詳細フェーズ作業情報に対応した子ノードがある。
この詳細フェーズ作業情報は、このノードの親である単位基本作業情報と祖先であるフェーズ情報できまるフェーズ作業情報の子の詳細フェーズ作業情報である。
例えば、図7でP-1「全体設計」、P-2「基本機能実装」はそれぞれ図5の「全体設計」「基本機能実装」フェーズに対応したノードである。
p-1 の子の S-1 「全体システム」、S-2「サブシステム1」はトップレベルの要約基本作業情報に対応したノードである。
また、P-2の子の S-1'「全体システム」もトップレベルの要約基本作業情報「全体システム」に対応したノードである(対応する基本作業情報は同じであるが、ツリーのノードとしてはS-1 とは異なる)。
更に、S-1「全体システム」の子には、要約基本作業情報の子である単位基本作業情報とツリーの祖先であるフェーズ情報に対応したフェーズ作業情報に対応するノード V-1「開発環境作成V-2「設計書作成」がある。
更に、フェーズ作業情報に対応したノード V-1「開発環境作成」の子には、フェーズ作業情報の子である詳細フェーズ作業情報に対応したノードQ-1「CVS準備」、Q-2「コンパイラ準備」がある。
本発明の基本的なシステム構成を説明する図である。 本発明における第1の実施形態の基本的なデータ構造を説明する図である。 本発明における第1の実施形態の画面例を説明する図である。 本発明における第2の実施形態の基本的なデータ構造を説明する図である。 本発明における第2の実施形態の画面例を説明する図である。 本発明の第3の実施形態におけるツリー構造への変換を説明する図である。 本発明の第3の実施形態におけるツリー構造への変換の他の例を説明する図である。
符号の説明
a-1 プロジェクト管理サーバー
a-2 コンピュータ
a-3 ネットワーク

Claims (3)

  1. プロジェクトの期間を分割した複数のフェーズに関する情報を保持するフェーズ情報のリストと、
    プロジェクトで行う作業を階層化し、各作業に関する情報を保持する基本作業情報のツリーを保持し、
    上記フェーズ情報と上記基本作業情報の組に対してフェーズ作業情報を作成可能にし、上記フェーズ作業情報にその基本作業のそのフェーズにおける作業に関する情報を保持することを特徴とするプロジェクト管理システム。
  2. 上記フェーズ作業情報の子として、フェーズ作業情報の作業を更に細分化した複数の詳細フェーズ作業情報を追加可能にしたことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクト管理システム。
  3. 上記フェーズ情報のリストと、上記基本作業情報のツリーと、上記フェーズ作業情報とから、作業のツリー構造へ変換する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクト管理システム。
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