JP5151523B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器 Download PDF

Info

Publication number
JP5151523B2
JP5151523B2 JP2008029870A JP2008029870A JP5151523B2 JP 5151523 B2 JP5151523 B2 JP 5151523B2 JP 2008029870 A JP2008029870 A JP 2008029870A JP 2008029870 A JP2008029870 A JP 2008029870A JP 5151523 B2 JP5151523 B2 JP 5151523B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pitch
waveform
data
waveform data
sampling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008029870A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009192553A (ja
Inventor
広 岩瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2008029870A priority Critical patent/JP5151523B2/ja
Publication of JP2009192553A publication Critical patent/JP2009192553A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5151523B2 publication Critical patent/JP5151523B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

本発明は、外部からの音声をサンプリングする電子楽器に関する。
マイクやオーディオ再生機器からの音声信号を受け入れて、当該音声信号をA/D変換して得たディジタルの音声信号データを、波形データとしてRAMに格納し、RAMに格納された波形データを、鍵盤での演奏に使用し、或いは、自動伴奏の音色として使用する電子楽器が知られている。
たとえば、特許文献1においては、録音用メモリに記録された波形データに特定の音高を割り当てて、演奏にて指定される音高(たとえば押鍵された鍵で指定される音高)および上記割り当てにしたがって、録音用メモリに記録された波形データの読み出し速度を変更して、もとの波形データの音高とは異なる音高の楽音信号データを生成する技術が開示されている。このように、サンプリング方式を採用する電子楽器では、特定の波形データの読み出し速度を変更することで異なる音高の楽音信号データを出力することが一般的である。
また、特許文献2には、他の楽器の鍵盤などの演奏操作子に対応する波形データすべてを、音高と対応付けて自動的にメモリ中に格納する技術が提案されている。このような技術を利用することにより、上述したような読み出し速度の変更をすることなく、所定の音高の楽音信号データを出力することが可能である。
特公昭63−62759号公報 特開平5−46177号公報
ピアノ、ギターなど、一定のピッチ感を有する楽器においては、上述したように、押鍵された鍵の音高に応じて波形データの読み出し速度を変更して楽音信号データを生成することが望ましい。その一方、上述したようなピッチ感を有する楽器であっても比較的長時間の演奏によるフレーズ、複数の楽器によるアンサンブル、バスドラム、スネアドラムおよびシンバルなどの打楽器音は、ある特定の音高と対応付けることは難しく、或いは、ピッチ感に乏しいため、特定の音高と波形データとを対応付けて、押鍵された鍵の音高にしたがって読み出し速度を変更した楽音信号データを生成すると、非常に不自然な楽音となる場合が多い。
従来、このようにある特定の音高と対応付けることは難しく、或いは、ピッチ感に乏しい楽音については、演奏者がスイッチの操作などによって、音高の変更なく、つまり、サンプリングした波形データをそのまま読み出すように設定していた。しかしながら、演奏者がそのたびにスイッチ操作をすることは煩わしいという問題点があった。
本発明は、煩わしい操作なしに、サンプリングする楽音によって適した演奏形態を選択することができる電子楽器を提供することを目的とする。
本発明の目的は、押鍵された鍵に基づく楽音信号データを生成する電子楽器であって、
外部からの音声信号入力を受け入れ、ディジタルの音声信号データとして出力する入力インタフェース手段と、
前記入力インタフェース手段から出力された音声信号データを、波形データとして、波形RAMのサンプリングデータエリアに格納するサンプリング手段と、
前記押鍵された鍵に基づいて、前記波形RAMのサンプリングデータエリアに格納された波形データを読み出して、当該波形データに基づく楽音信号データを生成する楽音発生手段と、を備え、
前記楽音発生手段が、前記波形RAMのサンプリングエリアに格納された波形データが、一定の音程を有する楽音波形であるか否かの判断結果に応じて、前記波形データが一定の音程を有する楽音波形であれば、前記押鍵された鍵にしたがった音高の楽音信号データを生成し、前記波形データが一定の音程を有する楽音波形で無い場合には、前記押鍵された鍵にかかわらず、前記波形データそのものの音高による楽音信号データを生成することを特徴とする電子楽器により達成される。
好ましい実施態様においては、前記楽音発生手段が、前記波形データが一定の音程を有する楽音波形で無い場合には、前記波形データの音高を変化させることなく、その再生速度を、前記押鍵された鍵の音高にしたがって調整した楽音信号データを生成する。
より好ましい実施態様においては、前記楽音発生手段が、前記波形データに予め関連付けられた基準となる音高と、前記押鍵された鍵の音高と基づいて、押鍵された鍵の音高と前記基準となる音高とが一致する場合には、波形データをそのまま楽音信号として生成し、かつ、押鍵された鍵の音高が高くなるのにしたがって再生速度が速くなるような楽音信号データを生成する。
別の好ましい実施態様においては、前記サンプリング手段が、前記波形データの少なくとも一部分にLPF処理を施し、当該LPF処理を施された波形データを参照し、所定数のピーク値を見出し、隣接するピーク値の間の時間間隔を取得し、それぞれの時間間隔の変動が所定の範囲内であれば、前記波形データが一定の音程を有すると判断する。
本発明によれば、煩わしい操作なしに、サンプリングする楽音によって適した演奏形態を選択することができる電子楽器を提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかる電子楽器の構成を示すブロックダイヤグラムである。図1に示すように、本実施の形態にかかる電子楽器10は、CPU11、ROM12、RAM13、サウンドシステム14、表示部15、入力I/F16、鍵盤17および操作部18を備える。
CPU11は、電子楽器10全体の制御、鍵盤17の鍵の押鍵や操作部18を構成するスイッチ(図示せず)の操作の検出、鍵盤17やスイッチの操作にしたがったサウンドシステム14の制御、後述するマイク24などから入力された音声信号のサンプリング処理などを実行する。
ROM12は、CPU11に実行させる演奏処理やサンプリング処理のプログラムを記憶する。RAM13は、ROM12から読み出されたプログラムや、処理の過程で生じたデータを記憶する。また、ROM12は、ピアノ、ギター、バスドラム、スネアドラム、シンバルなどの楽音を生成するための波形データを記憶している。また、RAM13も、サンプリングされた波形データを格納するサンプリングデータエリアを有する。
サウンドシステム14は、音源部21、オーディオ回路22およびスピーカ23を有する。音源部21は、たとえば、押鍵された鍵の音高情報をCPU11から受信すると、ROM12やRAM13のデータエリアから波形データを読み出して、押鍵された鍵の音高にしたがった楽音信号データを生成して出力する。また、音源部21は、波形データをそのまま楽音データとして出力することもできる。オーディオ回路22は、楽音信号データをD/A変換して増幅する。これによりスピーカ23から音響信号が出力される。
入力I/F16には、マイク24が接続される。また、入力I/F16は、外部入力端子(図示せず)を含み、オーディオ機器からの信号を受け入れることができる。入力I/F16に入力された音声信号は、A/D変換されて、ディジタルデータにされる。
本実施の形態にかかる電子楽器10は、鍵盤17の鍵の押鍵に基づいて楽音を発生する。また、電子楽器10は、操作部18における自動伴奏スイッチが操作されることにより、バスドラムの音色やスネアドラムの音色のドラム音が、所定のタイミングで発音され、一定のリズムパターンを演奏することも可能である。
図2は、本実施の形態にかかる電子楽器10にて実行される処理を示すフローチャートである。図2に示すように、電子楽器10のCPU11は、たとえば、処理で使われるRAM13中のフラグなどのクリアを含むイニシャライズ処理を行う(ステップ201)。イニシャライズ処理201が終了すると、CPU11は、操作部18のスイッチの操作を検出し、検出された操作にしたがった処理を実行するスイッチ処理を実行する(ステップ202)。
次いで、CPU11は、表示部15に表示すべき画像データを生成して、表示部15の画面上に表示する(ステップ203)。操作部18のスイッチに隣接して配置されたLEDのオン・オフも、ステップ203で行われる。その後、CPU204は、入力I/F16を介して入力された音声信号をディジタル化されたデータを、RAM13中の所定のサンプリングデータエリアに格納するサンプリング処理(ステップ204)、および、ROM12の所定のデータエリアに格納された波形データや、RAM13の所定のサンプリングデータエリアに格納された波形データを読み出して、楽音信号データを生成する演奏処理(ステップ205)を実行する。サンプリング処理(ステップ204)および演奏処理(ステップ205)については後に詳述する。
その後、CPU11は、その他、電子楽器10を作動させるために必要な処理を実行して(ステップ206)、ステップ202に戻る。
スイッチ処理(ステップ202)においては、図示しないが、CPU11は、スイッチ部18の操作状況を調べて、サンプリングスイッチが押下されたか否かを判断する。サンプリングスイッチがオンされた場合には、CPU11は、RAM13中のサンプリングフラグSFを反転させる。つまり、SF=1であれば、SF=0にし、その一方、SF=0であれば、SF=1とする。本実施の形態では、サンプリングスイッチはサイクリックに動作し、初期状態から1回オンすることで、サンプリング中を示すことになり、もう1回オンすることで、サンプリング動作が終了することになる。
スイッチ処理においては、他のスイッチ、たとえば、自動伴奏スイッチ、テンポスイッチなどの押下が検出され、それぞれのスイッチの押下にしたがって必要な処理が実行される。また、スイッチ処理において、CPU11は、鍵盤のオン・オフを検出する。オンされた(押鍵された)鍵の情報、および、オフされた(離鍵された)鍵の情報は、後の演奏処理に利用するため、RAM13中に格納される。上記スイッチ処理は、従来の電子楽器のものと同じであるため、詳細な説明は省略する。
次に、本実施の形態にかかるサンプリング処理について説明する。図3は、本実施の形態にかかるサンプリング処理の例を示すフローチャートである。図3に示すように、サンプリング処理においては、CPU11は、まず、サンプリングフラグSFが「1」であるか否かを判断する(ステップ301)。
ステップ301でYesと判断された場合には、サンプリング中であることを示すフラグSSFが「1」であるか否かを判断する(ステップ302)。ステップ301でYes、かつ、ステップ302でNoと判断された場合は、サンプリングスイッチがオンされているが、まだサンプリングが開始されていないことを示す。したがって、CPU11は、入力I/F16に入力された音声信号のレベルが所定値を超えたか否かを判断し(ステップ303)、超えている場合(ステップ303でYes)には、サンプリング中を示すフラグSSFを「1」にセットする(ステップ304)。ステップ303でNoと判断された場合には、処理を終了する。
次いで、CPU11は、入力I/F16から受け入れた音声信号データを、RAM13のサンプリングデータエリアに書き込む(ステップ305)。CPU11は、入力I/F16に入力された音声信号のレベルが所定値以下になっているか否かを判断する(ステップ306)。ステップ306でYesと判断された場合には、CPU11は、後述するピッチ固定フラグ生成処理(ステップ308)を実行して、サンプリングフラグSFおよびフラグSSFの双方を「0」にリセットする(ステップ309)。
ステップ306でNoと判断された場合には、CPU11は、書き込み中のRAM13のサンプリングデータエリアのアドレスを参照して、音声信号データがサンプリングデータエリアの末尾まで書き込まれているか否かを判断する(ステップ307)。ステップ307でYesと判断された場合にも、CPU11は、後述するピッチ固定フラグ生成処理(ステップ308)を実行して、サンプリングフラグSFおよびフラグSSFの双方を「0」にリセットする(ステップ309)。その後、サンプリング処理は終了する。
ステップ306でNo、かつ、ステップ307でNoであった場合には、ピッチ固定フラグ生成処理およびフラグSFおよびSSFのリセットを経ることなくサンプリング処理は終了する。サンプリング処理においては、処理が終了される、つまり、音声信号レベルが所定値以下になったとき、および、サンプリングデータエリアの末尾まで波形データが格納されたときにのみ、ピッチ固定フラグ生成処理が行われ、その後に、フラグSFおよびSSFがリセットされている。
図4は、本実施の形態にかかるピッチ固定フラグ生成処理の例を示すフローチャートである。図4に示すように、CPU11は、サンプリングデータエリアに格納された音声信号データ(波形データ)を読み出して、当該波形データについて周波数分析を行う(ステップ401)。
周波数分析(ステップ401)においては、たとえば、CPU11は波形データについて、以下の処理を実行する。CPU11は、波形データに対してLPF(低域通過フィルタ)処理を施して、高次倍音成分を除去して、所定の周波数成分のみを含むデータを生成する。その後、CPU11は、生成したデータを参照して、所定数のピーク値を見出し、隣接するピーク値の間の時間間隔を取得する。CPU11は、取得したそれぞれの時間間隔の変動が所定の範囲内であれば、その波形データは、一定の音程を有する楽音波形(本明細書では、「単一音声波形」と称する。)と判断する。その一方、それぞれの時間間隔の変動が所定の範囲以上であれば、その波形データは、一定の音程を有さない楽音波形と判断する。
より詳細には、波形データの所定の長さの先頭部分を除き、定常状態となっていると考えられる波形データの部分についてLPF処理を施すのが望ましい。また、61鍵の鍵盤楽器の最高音の周波数がほぼ2kHz、ピアノ(88鍵)であれば、その最高音の周波数はほぼ4kHzである。したがって、LPFのカットオフは2〜4kHz程度であれば良い。さらに、単一音声波形の定常状態においては、ピッチの変動は半音(100セント)以内であると考えられることから、上記時間間隔の変動の範囲は、1/4音(50セント)に相当する時間とするのが望ましい。なお、波形データの少なくとも所定の長さの先頭部分を除いた部分に対してLPF処理を施しても良い。
CPU11は、ステップ401の処理結果に基づいて、波形データが、単一音声波形であるか否かを判断する(ステップ402)。ステップ402でYesと判断された場合には、サンプリングした波形データについて、RAM13中のピッチ固定フラグを「オフ」にする(ステップ403)。実際には、RAM13中のピッチ固定フラグを「0」とすればよい。その一方、ステップ402でNoと判断された場合には、ピッチ固定フラグを「オン」(RAM13中のピッチ固定フラグを「1」)にする(ステップ404)。なお、ピッチ固定フラグは、後述する演奏処理において参照され、発音すべき楽音が、押鍵された鍵にしたがってその音高(ピッチ)を変化させるべきか否を判断するために用いられる。
図6は、ピッチを変更することが可能な単一楽器をあるピッチで演奏した楽音をサンプリングしてその波形データをRAM13のサンプリングデータエリアに格納し、当該波形データにLPF処理を施したときの波形の例を示す図である。図6に示す例では、ピーク値(たとえば、符号601、602、603参照)の間隔がほぼ一定であり、その変動は所定の範囲内である。したがって、ピッチ固定フラグは「オフ」に設定される。
図7(a)は、単一楽器であってもピッチ感に乏しい(或いはピッチ変更が基本的に不可能な)シンバルの楽音をサンプリングしてその波形データをRAM13のサンプリングデータエリアに格納し、当該波形データにLPF処理を施したときの波形の例を示す図である。図7(a)の例では、ピーク値とピーク値との間隔のばらつきが大きく(符号701、702、703参照)、したがって、ピッチ固定フラグは「オン」に設定される。図7(b)は、単一の楽器であっても、楽曲の1フレーズのようなピッチ変化の大きな音声をサンプリングしてその波形データをRAM13のサンプリングデータエリアに格納し、当該波形データにLPF処理を施したときの波形の例を示す図である。この例においても、図7(a)と同様に、ピーク値とピーク値との間隔のばらつきが大きく、ピッチ固定フラグは「オン」に設定される。
このように本実施の形態においては、サンプリングによりRAM13のサンプリングデータエリアに格納された波形データが、一定の音程を有する楽音波形であれば、当該波形データについてピッチ固定フラグが「オフ」に設定され、一定の音程を有する楽音波形でなければ、当該波形データについてピッチ固定フラグが「オン」に設定される。
次に、本実施の形態にかかる演奏処理(ステップ205)について説明する。図5は、本実施の形態にかかる演奏処理の例を示すフローチャートである。図5に示すように、CPU11は、鍵盤17の何れかの鍵について押鍵があったか否かを判断する(ステップ501)。ステップ501でYesと判断された場合には、CPU11は、RAM13のサンプリングデータエリアに波形データが格納済であるか否かを判断する(ステップ502)。
ステップ502でNoと判断された場合、つまり、RAM13のサンプリングデータエリアに波形データが格納されていない、或いは、波形データを格納している途中である場合には、CPU11は、鍵の音高情報を音源部21に通知し、ROM12の所定の波形データを用いた発音を指示する。音源部21は、ROM12の波形データを読み出して、読み出した波形データおよび音高情報に基づいて、押鍵された鍵の音高に相当する楽音信号データを生成する(ステップ503)。
ステップ502でYesと判断された場合、つまり、RAM13のサンプリングデータエリアに波形データが格納済である場合には、CPU11は、RAM13のピッチ固定フラグがオン状態であるかオフ状態であるかを判断する(ステップ504)。ステップ504でピッチ固定フラグがオン状態であると判断された場合には、CPU11は、RAM13のサンプリングデータエリアの波形データをそのまま用いた発音を指示する。音源部21は、RAM13のサンプリングデータエリアの波形データを読み出し、読み出した波形データをそのまま楽音信号データとする(ステップ505)。その一方、ステップ504でピッチ固定フラグがオフ状態であると判断された場合には、CPU11は、鍵の音高情報を音源部21に通知し、RAM13のサンプリングデータエリアの波形データを用いた発音を指示する。音源部21は、RAM13のサンプリングデータエリアの波形データを読み出し、読み出した波形データおよび音高情報に基づいて、押鍵された鍵の音高に相当する楽音信号データを生成する(ステップ506)。
このような処理の後、CPU11は、他に発音すべき楽音、たとえば、発音タイミングに達した自動伴奏パターンを構成する楽音の発音処理を実行する(ステップ507)。
上述したように、本実施の形態においては、RAM13のサンプリングデータエリアに格納された波形データを読み出して発音する場合に、ピッチ固定フラグがオフ状態であれば、通常の押鍵と同様に、鍵の音高にしたがってピッチが変更された楽音信号データが生成される。その一方、ピッチ固定フラグがオン状態であれば、押鍵された鍵の音高にかかわらず、波形データに相当する同一の楽音信号データが生成される。
なお、ステップ506において、サンプリング処理の際に、サンプリングする音声信号と、鍵の音高とを対応付けておき、当該鍵の音高を基準情報としてRAM13に記憶しておき、当該基準情報と押鍵された鍵の音高とに基づいて、前記波形データの読み出し速度が変更されて、押鍵された鍵の音高に相当する楽音信号データを生成するのが望ましい。
本実施の形態によれば、RAM13のサンプリングデータエリアに格納された波形データについて、一定のピッチ感の有る楽音の波形データであるか否かが判断され、一定のピッチ感のある楽音の波形データについては、押鍵された鍵の音高に基づいて波形データの読み出し速度が変更され、当該音高にしたがった楽音波形データが出力され、その一方、一定のピッチ感の無い楽音の波形データについては、押鍵された鍵の音高にかかわらず、読み出し速度は変更されずに楽音信号データが生成される。したがって、ユーザによるスイッチの切り替え操作などを必要とせず、サンプリングした楽音に応じた最適な演奏形態で楽音信号データを生成することが可能となる。
また、本実施の形態にかかるサンプリング処理においては、波形データの少なくとも一部分にLPF処理を施し、当該LPF処理を施された波形データを参照し、所定数のピーク値を見出し、隣接するピーク値の間の時間間隔を取得し、それぞれの時間間隔の変動が所定の範囲内であれば、波形データが一定の音程を有する(ピッチ感を有する)と判断する。このように簡単な処理により波形データのピッチ感の有無を適切に判断することが可能となる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態においては、ピッチ固定フラグがオン状態である波形フラグについては、サンプリングした波形をそのまま読み出したが、第2の実施の形態においては、音高(ピッチ)はそのままで再生速度のみを、押鍵された鍵の音高に基づき、当該鍵の音高が高くなるのにしたがって、再生速度が速くなりその結果発音時間は短くなるように調整している。
なお、第2の実施の形態においては、たとえば、サンプリング処理の際に、サンプリングする音声信号と、鍵の音高とを対応付けておき、当該鍵の音高を基準情報としてRAM13に記憶しておく。たとえば、サンプリング処理の際に演奏者が所望の鍵を押鍵することで、CPU11が押鍵された鍵の音高を基準情報とすることができる。
図8は、本発明の第2の実施の形態にかかる演奏処理の例を示すフローチャートである。図8において、ステップ801〜804、ステップ806およびステップ807は、それぞれ、図5のステップ501〜504、ステップ506およびステップ507と同様である。すなわち、RAM13のサンプリングデータエリアに波形データが格納されていなければ(ステップ802でNo)、CPU11は、鍵の音高情報を音源部21に通知し、ROM12の所定の波形データを用いた発音を指示する。音源部21は、ROM12の波形データを読み出して、読み出した波形データおよび音高情報に基づいて、押鍵された鍵の音高に相当する楽音信号データを生成する(ステップ803)。また、ステップ802でYesと判断され、かつ、ピッチ固定フラグがオフ状態であった場合には、CPU11は、鍵の音高情報を音源部21に通知し、RAM13のサンプリングデータエリアの波形データを用いた発音を指示する。音源部21は、RAM13のサンプリングデータエリアの波形データを読み出し、読み出した波形データおよび音高情報に基づいて、押鍵された鍵の音高に相当する楽音信号データを生成する(ステップ806)。
その一方、ステップ804でピッチ固定フラグがオン状態と判断された場合には、CPU11は、鍵の音高情報を音源部21に通知し、かつ、波形データの音高は変化させず、押鍵された鍵の音高にしたがった再生速度での楽音の発音を指示する。音源部21は、RAM13のサンプリングデータエリアの波形データを読み出し、基準情報および音高情報に基づいて、音高(ピッチ)はそのままで、押鍵された鍵の音高が高くなるのにしたがって再生速度が速くなるように、その再生速度を調節して、楽音信号データを生成する(ステップ805)。なお、押鍵された鍵の音高についての音高情報と基準情報とが一致する場合には、波形データがそのまま楽音信号として出力される。
音源部21は、たとえば、ステップ805において以下のような処理を実行する。まず、音源部21は読み出した波形データを複数ブロックに分解し、それぞれに窓関数をかけて、窓関数がかけられた複数のブロックを生成する。次いで、音源部21は予め定められた基準となる音高と、押鍵された鍵の音高との差や比率を算出し、当該算出された差や比率に基づいて、所定のブロックを重複して再生し、或いは、1以上のブロックの再生を省略して楽音信号データを生成する。
図9は、基準の波形データに基づく楽音信号データ、および、異なる再生速度の楽音信号データの包絡線を示す図である。押鍵された鍵が基準情報に基づく音高より1オクターブ低い音高であれば、たとえば、同一のブロックを2回ずつ読み出すことにより、図9に示すように、基準の波形データ(符号901参照)と比較して、1/2の再生速度(2倍の発音時間)の楽音信号データ(符号902参照)を生成することができる。また、押鍵された鍵が基準となる音高より1オクターブ高い音高であれば、ブロックを1つおきに読み出すことにより、2倍の再生速度(1/2の発音時間)の楽音信号データ(符号903参照)を生成することができる。なお、重複して読み出すブロックの選択や、省略するブロックの選択は上述したものに限定されない。
第2の実施の形態によれば、ピッチ感に乏しい楽音については、音高自体は変化させず、押鍵された鍵の音高に基づいて、その再生速度(発音時間)のみを変化させている。これにより、演奏者が、電子楽器により所望の楽音を発音させることが可能となる。
また、前記実施の形態においては、波形データに予め関連付けられた基準となる音高と、押鍵された鍵の音高と基づいて、押鍵された鍵の音高と前記基準となる音高とが一致する場合には、波形データをそのまま楽音信号として生成し、かつ、押鍵された鍵の音高が高くなるのにしたがって再生速度が速くなるように楽音信号データを生成する。これにより、音高自体は変化せずに、再生速度(発音時間)を音高に応じて調整することができるため、演奏者による演奏の幅を広げることが可能となる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
前記実施の形態においては、周波数分析(ステップ401)において、CPU11は、波形データに対してLPF(低域通過フィルタ)処理を施して、高次倍音成分を除去して、所定の周波数成分のみを含むデータを生成し、その後、CPU11は、生成したデータを参照して、所定数のピーク値を見出し、隣接するピーク値の間の時間間隔を取得する。この時間間隔に基づいて、単一音声波形であるか否かが判断されている。しかしながら、このような構成に限定されるものではない。
たとえば、波形データの全部或いは所定の部分をフーリエ変換して、基音および倍音の規則性の有無に基づいて、単一音声波形であるか否かを判断しても良い。たとえば、CPU11は、フーリエ変換により得られた周波数軸上のレベルを参照して、最初に現れるピークを特定し、次いで、それ以降に現れるピーク値が、最初にピーク値が現れた周波数の整数倍の周波数(整数倍音の周波数)の所定の範囲であるか否かを判断する。ピーク値が現れる周波数が、整数倍音の周波数の所定の範囲内であれば、CPU11は、当該波形データが一定の音程を有する楽音波形(単一音声波形)と判断し、当該波形データに関連付けられるピッチ固定フラグを「オン」とする。その一方、ピーク値が現れる周波数が、整数倍音の周波数の所定の範囲内になければ、CPU11は、当該波形データが一定の音程を有する楽音波形(単一音声波形)ではないと判断し、当該波形データに関連付けられるピッチ固定フラグを「オフ」とする。
また、本発明にかかる電子楽器を2つの動作モードで動作可能とし、第1の動作モードでは第1の実施の形態にしたがって、ピッチ固定フラグがオン状態であれば、波形データをそのまま楽音信号データとして出力し、その一方、第2の動作モードでは、第2の実施の形態にしたがって、ピッチ固定フラグがオンであれば、押鍵された鍵の音高にしたがって再生速度を調整した楽音波形データを生成しても良い。
上記動作モードは、演奏者が操作部18の所定のスイッチを操作することにより切り替えることができる。このような構成とすることにより、演奏者が所望の演奏形態を選択することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる電子楽器の構成を示すブロックダイヤグラムである。 図2は、本実施の形態にかかる電子楽器にて実行される処理を示すフローチャートである。 図3は、本実施の形態にかかるサンプリング処理の例を示すフローチャートである。 図4は、本実施の形態にかかるピッチ固定フラグ生成処理の例を示すフローチャートである。 図5は、本実施の形態にかかる演奏処理の例を示すフローチャートである。 図6は、ピッチを変更することが可能な単一楽器をあるピッチで演奏した楽音をサンプリングしてその波形データをRAMのサンプリングデータエリアに格納し、当該波形データにLPF処理を施したときの波形の例を示す図である。 図7(a)、(b)は、それぞれ、単一楽器であってもピッチ感に乏しいシンバルの楽音、および、単一の楽器であっても楽曲の1フレーズのようなピッチ変化の大きな音声をサンプリングしてその波形データをRAMのサンプリングデータエリアに格納し、当該波形データにLPF処理を施したときの波形の例を示す図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態にかかる演奏処理の例を示すフローチャートである。 図9は、本発明の第2の実施の形態にかかる楽音信号データを説明するための図である。
符号の説明
10 電子楽器
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 サウンドシステム
15 表示部
16 入力I/F
17 鍵盤
18 操作部
21 音源部
22 オーディオ回路
23 スピーカ
24 マイク

Claims (4)

  1. 押鍵された鍵に基づく楽音信号データを生成する電子楽器であって、
    外部からの音声信号入力を受け入れ、ディジタルの音声信号データとして出力する入力インタフェース手段と、
    前記入力インタフェース手段から出力された音声信号データを、波形データとして、波形RAMのサンプリングデータエリアに格納するサンプリング手段と、
    前記押鍵された鍵に基づいて、前記波形RAMのサンプリングデータエリアに格納された波形データを読み出して、当該波形データに基づく楽音信号データを生成する楽音発生手段と、を備え、
    前記楽音発生手段が、前記波形RAMのサンプリングエリアに格納された波形データが、一定の音程を有する楽音波形であるか否かの判断結果に応じて、前記波形データが一定の音程を有する楽音波形であれば、前記押鍵された鍵にしたがった音高の楽音信号データを生成し、前記波形データが一定の音程を有する楽音波形で無い場合には、前記押鍵された鍵にかかわらず、前記波形データそのものの音高による楽音信号データを生成することを特徴とする電子楽器。
  2. 前記楽音発生手段が、前記波形データが一定の音程を有する楽音波形で無い場合には、前記波形データの音高を変化させることなく、その再生速度を、前記押鍵された鍵の音高にしたがって調整した楽音信号データを生成することを特徴とする請求項1に記載の電子楽器。
  3. 前記楽音発生手段が、前記波形データに予め関連付けられた基準となる音高と、前記押鍵された鍵の音高と基づいて、押鍵された鍵の音高と前記基準となる音高とが一致する場合には、波形データをそのまま楽音信号として生成し、かつ、押鍵された鍵の音高が高くなるのにしたがって再生速度が速くなるような楽音信号データを生成することを特徴とする請求項2に記載の電子楽器。
  4. 前記サンプリング手段が、前記波形データの少なくとも一部分にLPF処理を施し、当該LPF処理を施された波形データを参照し、所定数のピーク値を見出し、隣接するピーク値の間の時間間隔を取得し、それぞれの時間間隔の変動が所定の範囲内であれば、前記波形データが一定の音程を有すると判断することを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の電子楽器。
JP2008029870A 2008-02-12 2008-02-12 電子楽器 Active JP5151523B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008029870A JP5151523B2 (ja) 2008-02-12 2008-02-12 電子楽器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008029870A JP5151523B2 (ja) 2008-02-12 2008-02-12 電子楽器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009192553A JP2009192553A (ja) 2009-08-27
JP5151523B2 true JP5151523B2 (ja) 2013-02-27

Family

ID=41074665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008029870A Active JP5151523B2 (ja) 2008-02-12 2008-02-12 電子楽器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5151523B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6145298A (ja) * 1984-08-09 1986-03-05 カシオ計算機株式会社 電子楽器
JP3200742B2 (ja) * 1991-08-19 2001-08-20 カシオ計算機株式会社 電子楽器
JPH0728483A (ja) * 1993-07-14 1995-01-31 Pioneer Electron Corp 楽音発生装置
JPH117281A (ja) * 1997-06-18 1999-01-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子楽器の音源装置
JP3898944B2 (ja) * 2001-12-20 2007-03-28 ローランド株式会社 電子楽器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009192553A (ja) 2009-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5494677B2 (ja) 演奏装置及び演奏プログラム
JP2018146876A (ja) 電子楽器、発音制御方法およびプログラム
JP5533892B2 (ja) 演奏装置
JP5732982B2 (ja) 楽音生成装置および楽音生成プログラム
JP7243116B2 (ja) 共鳴音信号発生装置、共鳴音信号発生方法、共鳴音信号発生プログラムおよび電子音楽装置
JP5458494B2 (ja) 電子楽器
JP5151523B2 (ja) 電子楽器
JP5151603B2 (ja) 電子楽器
JP4238807B2 (ja) 音源用波形データの決定装置
JP4514055B2 (ja) 楽音制御装置および楽音制御プログラム
JP6410345B2 (ja) サウンドプレビュー装置及びプログラム
JP5742592B2 (ja) 楽音生成装置、楽音生成プログラム及び電子楽器
JP5453966B2 (ja) 楽音発生装置および楽音発生プログラム
JP5600968B2 (ja) 自動演奏装置および自動演奏プログラム
JP4094441B2 (ja) 電子楽器
JP3821117B2 (ja) 管楽器型の電子楽器
JP4303023B2 (ja) 音色制御方法、波形メモリ作成方法、電子楽音発生方法、音色制御システム、波形メモリ及び電子楽音発生装置
JP4624879B2 (ja) 楽音情報発生プログラムおよび楽音情報発生装置
JP5935380B2 (ja) 電子楽器、共鳴音付与方法及びプログラム
JP3556997B2 (ja) 電子楽曲発生装置
JP4186855B2 (ja) 楽音制御装置及びプログラム
JP5463724B2 (ja) 楽音発生装置および楽音発生プログラム
JP5707673B2 (ja) 共鳴音付加装置および電子楽器
JP6149890B2 (ja) 楽音生成装置および楽音生成プログラム
JP5034471B2 (ja) 楽音信号発生装置及びカラオケ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121119

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5151523

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150