JP5151505B2 - 車載用電子制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁束を発生させるチョークコイルを備えた車載用電子制御装置に関する。
車両の電子制御は年々高度化しており、車載用電子制御装置の高機能化が進んでいる。これに伴い制御マイコンの高性能化が進み、旧来のシリーズ電源よりも大きな電流を効率的に供給できるスイッチング電源が広く採用されるようになった。
このスイッチング電源においては、従来、スイッチングされる電流により電源ワイヤから漏れ出すノイズをフィルタなどを用いて低減していた。しかし、効率的に大電流を供給するためにスイッチング周波数の高周波数化が進み、パターンやコイルなどから放射される磁気ノイズが問題となってきている。この磁気ノイズを低減するために、従来、金属筐体を用いて、磁気ノイズの発生源をシールドするなどの対策が行われてきた(例えば、特許文献1を参照)。
特開2007−37384号公報
しかし、金属筐体はその重量により車両の燃費を悪化させる。このため近年、一部に樹脂を用いた筐体が採用されるようになった。そして、一部に樹脂を用いた筐体の樹脂部分からの不要放射を防ぐために、磁性材料を用いたシートなどが筐体に用いられている。しかし、磁性材料自体のコストが非常に高いという問題があった。
また磁気ノイズを低減するために、より理想的な閉磁路を形成するトロイダルコイルを採用することも考えられる。しかし、トロイダルコイルは高価で大型であるという問題点があった。さらに図8に示すように、チョークコイル100では一般に、巻線を高透磁率磁性材料によって形成されたコア材110で覆い、出来るだけ磁束の閉ループを小さくするような構造のものが採用されている。しかし、天面111および底面112からは磁束の漏れが発生しており、スイッチング電源の周波数が高くなるにしたがってノイズが大きくなるという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、車載用電子制御装置から放射される磁気ノイズを低減する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1,3,8,13に記載の車載用電子制御装置は、外部電源から電源供給を受け、スイッチング素子をオンオフすることにより、電源供給先の回路に通電する通電用回路と、通電用回路の通電経路に設けられる第1チョークコイルとを有するものである。そして、この車載用電子制御装置は、第1チョークコイルが通電されているときに第1チョークコイルから発生する磁束である発生磁束の磁束方向に対して反対方向の磁束方向を有し、且つ発生磁束と重なり合う磁束である逆磁束を発生させる逆磁束発生手段を備え、第1チョークコイルは、磁性体材料で覆われている
このように構成された請求項1,3,8,13に記載の車載用電子制御装置によれば、逆磁束発生手段から発生する磁束が、第1チョークコイルから発生する磁束の磁束方向に対して反対方向の磁束方向を有し、且つ、第1チョークコイルから発生する磁束と重なり合うので、第1チョークコイルから発生する磁束(発生磁束)と逆磁束発生手段から発生する磁束(逆磁束)とが打ち消しあい、磁性体材料で覆われた第1チョークコイルから発生する磁束を低減できる。これにより、第1チョークコイルから発生する磁束に起因して放射される磁気ノイズを低減することができる。
また、当該車載用電子制御装置の筐体の少なくとも一部に樹脂を用いた場合において、当該車載用電子制御装置から放射される磁気ノイズを低減するために、磁性材料を用いたシートなどを筐体に用いることを不要とすることができる。これにより、当該車載用電子制御装置の低コスト化を達成することができる。
また請求項1に記載の車載用電子制御装置において、逆磁束発生手段は、当該車載用電子制御装置内に設けられたプリント基板の回路配線を流れる電流により形成される第1電流ループ経路である
また請求項1に記載の車載用電子制御装置において、発生磁束と逆磁束とを重なり合わせるために、例えば、請求項2に記載のように、第1チョークコイルが第1電流ループ経路の内側に位置するように第1電流ループ経路を配置することが挙げられる。
また請求項3,8に記載の車載用電子制御装置において、通電用回路は、当該車載用電子制御装置の内部または外部に電源を供給する第1スイッチング電源回路である。また請求項1に記載の車載用電子制御装置において、通電用回路としては、請求項18に記載のように、当該車載用電子制御装置に接続された電気負荷を駆動する第2電気負荷駆動回路が挙げられる。
そして請求項3に記載の車載用電子制御装置において、逆磁束発生手段は、第1スイッチング電源回路の回路配線を流れる電流により形成される第2電流ループ経路である。また請求項8に記載の車載用電子制御装置において、逆磁束発生手段は、第1スイッチング電源回路と別のスイッチング電源回路である第2スイッチング電源回路の回路配線を流れる電流により形成される第3電流ループ経路である
さらに請求項3または請求項8に記載の車載用電子制御装置においてそれぞれ、第1スイッチング電源回路または第2スイッチング電源回路が降圧型のスイッチング電源回路である場合には、第2電流ループ経路または第3電流ループ経路としては、例えば、請求項4または請求項9に記載のように、ダイオード、チョークコイル、出力コンデンサ、出力コンデンサに接続されたグランド、およびダイオードに接続されたグランドにより形成されるものや、請求項5または請求項10に記載のように、入力コンデンサ、スイッチング素子、チョークコイル、出力コンデンサ、出力コンデンサに接続されたグランド、および入力コンデンサに接続されたグランドにより形成されるものが挙げられる。
また請求項3または請求項8に記載の車載用電子制御装置においてそれぞれ、第1スイッチング電源回路または第2スイッチング電源回路が昇圧型のスイッチング電源回路である場合には、第2電流ループ経路または第3電流ループ経路としては、例えば、請求項6または請求項11に記載のように、入力コンデンサ、チョークコイル、ダイオード、出力コンデンサ、出力コンデンサに接続されたグランド、および入力コンデンサに接続されたグランドにより形成されるものや、請求項7または請求項12に記載のように、入力コンデンサ、チョークコイル、スイッチング素子、スイッチング素子に接続されたグランド、および入力コンデンサに接続されたグランドにより形成されるものが挙げられる。
また請求項13に記載の車載用電子制御装置において、逆磁束発生手段は、当該車載用電子制御装置に接続された電気負荷を駆動する第1電気負荷駆動回路の回路配線を流れる電流により形成される第4電流ループ経路である
そして請求項13に記載の車載用電子制御装置において、第4電流ループ経路としては、例えば、請求項14に記載のように、入力コンデンサ、チョークコイル、出力コンデンサ、出力コンデンサに接続されたグランド、および入力コンデンサに接続されたグランドにより形成されるものや、請求項15に記載のように、入力コンデンサ、スイッチング素子、出力コンデンサ、出力コンデンサに接続されたグランド、および入力コンデンサに接続されたグランドにより形成されるものが挙げられる。
また請求項1〜請求項15の何れかに記載の車載用電子制御装置において、発生磁束と逆磁束とを重なり合わせるために、例えば、請求項16に記載のように、逆磁束発生手段が第1チョークコイルの周囲に隣接して配置されることや、請求項17に記載のように、逆磁束発生手段は、第1チョークコイルと、当該車載用電子制御装置の外周との間に配置されることが挙げられる。

以下に本発明の実施形態について図面をもとに説明する。
図1は本発明が適用された車載用電子制御装置1の構成を示すブロック図、図2は電源回路14及び電子負荷駆動回路12の構成を示す回路図、図3(a)は電流ループIL1を示す回路図、図3(b)は電流ループIL1により発生する磁束の磁束方向を示す図、図4(a)は電流ループIL2を示す回路図、図4(b)は電流ループIL2により発生する磁束の磁束方向を示す図、図5は電流ループIL3〜6を示す回路図である。
車載用電子制御装置1は、車両に搭載され、図1に示すように、フィルタやA/D変換器などで構成され、装置外部に設置された各種センサ2からの検出信号等を入力するための入力回路11と、外部電源4からの電源供給を受けて、装置外部に設置された各種電子負荷3を駆動制御する電子負荷駆動回路12と、入力回路11を介して入力された検出信号に基づいて各種演算処理を実行し、電子負荷駆動回路12を動作させるための指令値(制御値)を求めるマイクロコンピュータ(マイコン)13と、外部電源4からの電源供給を受けて入力回路11及びマイコン13に所望電圧にて電源供給を行う電源回路14とを備える。
電源回路14は、図2に示すように、外部電源4からの電源供給ラインに重畳された高周波のノイズ成分を除去する電源入力フィルタ回路21と、電源入力フィルタ回路21を介して入力した入力電圧を降圧してマイコン13及び入力回路11に出力するスイッチング電源回路22と、電源入力フィルタ回路21を介して入力した入力電圧を降圧してマイコン13に出力するスイッチング電源回路23とを備える。また、電源入力フィルタ回路21及びスイッチング電源回路22,23は、プリント基板20(図3,4を参照)上に形成される。なお、図1においてはセンサ2及び電子負荷駆動回路12を複数記載しているが、図2においては、記載の簡略化のため、センサ2及び電子負荷駆動回路12を1つのみ記載している。
これらのうち電源入力フィルタ回路21は、一端が外部電源4に接続されるとともに他端がスイッチング電源回路22,23に接続されたフィルタコイルL1と、一端が外部電源4に接続されるとともに他端が接地されたフィルタコンデンサC1と、一端がスイッチング電源回路22,23に接続されるとともに他端が接地されたフィルタコンデンサC2とを備えている。
またスイッチング電源回路22は、電源入力フィルタ回路21が接続された電源経路にシリーズ接続されたNチャネル型の電界効果トランジスタ(以下、スイッチング素子31という)と、スイッチング素子31の出力を平滑化して出力する平滑回路32と、平滑回路32から出力された電圧をフィードバック電圧として、このフィードバック電圧が予め設定された一定電圧値となるようにスイッチング素子31をオンオフ制御するスイッチング制御回路33とを備える。これらのうち平滑回路32は、チョークコイルL2及び出力コンデンサC3からなるローパスフィルタと、スイッチング素子31のオフ時に導通して還流電流を流すことで、スイッチング素子31のオン時にチョークコイルL2及び出力コンデンサC3に蓄積された電磁エネルギーを放出させる還流ダイオードD1とからなる周知のものである。
またスイッチング電源回路23は、スイッチング電源回路22と同様に構成されており、電源入力フィルタ回路21が接続された電源経路にシリーズ接続されたNチャネル型の電界効果トランジスタ34(以下、スイッチング素子34という)と、スイッチング素子34の出力を平滑化して出力する平滑回路35と、平滑回路35から出力された電圧をフィードバック電圧として、このフィードバック電圧が予め設定された一定電圧値となるようにスイッチング素子34をオンオフ制御するスイッチング制御回路36とを備える。これらのうち平滑回路35は、チョークコイルL3及び出力コンデンサC4からなるローパスフィルタと、スイッチング素子34のオフ時に導通して還流電流を流すことで、スイッチング素子34のオン時にチョークコイルL3及び出力コンデンサC4に蓄積された電磁エネルギーを放出させる還流ダイオードD2とからなる周知のものである。
さらに電子負荷駆動回路12は、外部電源4からの電源供給ラインに重畳された高周波のノイズ成分を除去する負荷駆動入力フィルタ回路41と、負荷駆動入力フィルタ回路41が接続された電源経路にシリーズ接続されたバイポーラトランジスタ42(以下、スイッチング素子42という)と、一端がスイッチング素子42の出力端に接続されるとともに他端が接地された出力コンデンサC5とを備えている。なお負荷駆動入力フィルタ回路41は、一端が外部電源4に接続されるとともに他端がスイッチング素子42の入力端に接続されたフィルタコイルL4と、一端が外部電源4に接続されるとともに他端が接地されたフィルタコンデンサC6と、一端がスイッチング素子42の入力端に接続されるとともに他端が接地されたフィルタコンデンサC7とを備えている。
また電源回路14において、図3(a)に示すように、スイッチング素子31、チョークコイルL2、出力コンデンサC3、出力コンデンサC3の接地点GND4、フィルタコンデンサC2の接地点GND2、及びフィルタコンデンサC2により電流ループIL1が形成されている。この電流ループIL1は、図3(b)に示すように、チョークコイルL2から発生する磁束の磁束方向(矢印Y1を参照)に対して反対方向の磁束方向(矢印Y2を参照)を有する磁束を発生させる。
さらに電源回路14において、図4(a)に示すように、チョークコイルL2、出力コンデンサC3、出力コンデンサC3の接地点GND4、還流ダイオードD1の接地点GND3、及び還流ダイオードD1により電流ループIL2が形成されている。この電流ループIL2は、図4(b)に示すように、チョークコイルL2から発生する磁束の磁束方向(矢印Y1を参照)に対して反対方向の磁束方向(矢印Y3を参照)を有する磁束を発生させる。
このように構成された車載用電子制御装置1によれば、電流ループIL1,2から発生する磁束が、チョークコイルL2から発生する磁束の磁束方向に対して反対方向の磁束方向を有し、且つ、チョークコイルL2から発生する磁束と重なり合うので、チョークコイルL2から発生する磁束と電流ループIL1,2から発生する磁束とが打ち消しあい、チョークコイルL2から発生する磁束を低減できる。これにより、チョークコイルL2から発生する磁束に起因して放射される磁気ノイズを低減することができる。
また、車載用電子制御装置1の筐体の少なくとも一部に樹脂を用いた場合において、車載用電子制御装置から放射される磁気ノイズを低減するために、磁性材料を用いたシートなどを筐体に用いることを不要とすることができる。これにより、車載用電子制御装置1の低コスト化を達成することができる。
以上説明した実施形態において、スイッチング電源回路22は本発明における通電用回路および第1スイッチング電源回路、チョークコイルL2は本発明における第1チョークコイル、電流ループIL1,2は本発明における逆磁束発生手段、第1電流ループ経路および第2電流ループ経路である。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態においては、チョークコイルL2から発生する磁束を低減するために、チョークコイルL2が電流ループの一部を構成するものを示したが、図6(a)に示すように、チョークコイルL2が電流ループIL11の周囲に隣接して配置されるようにしてもよい。
例えば、電源回路14のスイッチング電源回路23において、図5(a)に示すように、スイッチング素子34、チョークコイルL3、出力コンデンサC4、出力コンデンサC4の接地点GND6、フィルタコンデンサC2の接地点GND2、及びフィルタコンデンサC2により形成される電流ループIL3や、チョークコイルL3、出力コンデンサC4、出力コンデンサC4の接地点GND6、還流ダイオードD2の接地点GND5、及び還流ダイオードD2により形成される電流ループIL4が挙げられる。なお、スイッチング電源回路23は本発明における第2スイッチング電源回路、電流ループIL3,4は本発明における第3電流ループ経路である。
さらに電子負荷駆動回路12において、図5(b)に示すように、スイッチング素子42、出力コンデンサC5、出力コンデンサC5の接地点GND7、フィルタコンデンサC7の接地点GND9、及びフィルタコンデンサC7により形成される電流ループIL5や、フィルタコイルL4、出力コンデンサC7、出力コンデンサC7の接地点GND9、フィルタコンデンサC6の接地点GND8、及びフィルタコンデンサC6により形成される電流ループIL6が挙げられる。なお、電子負荷駆動回路12は本発明における第1電気負荷駆動回路、電流ループIL5,6は本発明における第4電流ループ経路である。
また上記実施形態においては、チョークコイルL2から発生する磁束を低減するために、チョークコイルL2が電流ループの一部を構成するものを示した。しかし図6(b)に示すように、電流ループIL12の内側にチョークコイルL2が配置されるようにしてもよい。
また図6(c)に示すように、車載用電子制御装置1の外周50とチョークコイルL2との間に、電流ループを形成する回路配線51と配置するようにしてもよい。これにより、車載用電子制御装置1の外周50とチョークコイルL2との間でチョークコイルL2から発生する磁束MF1を、チョークコイルL2を挟んで回路配線51と反対側でチョークコイルL2から発生する磁束MF2よりも小さくすることができる。
また、チョークコイルL2から発生する磁束を低減するために、チョークコイルL2とは異なるチョークコイル、例えばフィルタコイルL1、チョークコイルL3、またはフィルタコイルL4から発生する磁束を用いるようにしてもよい。なお、チョークコイルL2とは異なるチョークコイルは本発明における第2チョークコイルである。
また上記実施形態においては、チョークコイルL2から発生する磁束を低減するものを示した。しかし、不要な磁束の発生源として電子負荷駆動回路12のフィルタコイルL4に着目し、フィルタコイルL4から発生する磁束を低減するために電流ループを形成するようにしてもよい。なお、電子負荷駆動回路12は本発明における第2電気負荷駆動回路である。
また上記実施形態においては、電源電圧を降圧して出力する電源回路を備えた車載用電子制御装置1を示したが、電源電圧を昇圧して出力する電源回路を備えた車載用電子制御装置においても本発明を適用可能である。
例えば、車載用電子制御装置1が、スイッチング電源回路22またはスイッチング電源回路23の代わりに、図7に示すように、一端が電流逆流防止用のダイオードD11を介して電源入力フィルタ回路21に接続されるとともに他端が電流逆流防止用のダイオードD12を介してマイコン13に接続されたチョークコイルL11と、ドレインがチョークコイルL11とダイオードD12との接続点に接続されるとともにソースが接地され、スイッチング制御回路33からの制御信号がゲートに印加されるNチャネル型の電界効果トランジスタ61(以下、スイッチング素子61という)と、一端がダイオードD11とチョークコイルL11との接続点に接続されるとともに他端が接地された入力コンデンサC11と、一端がダイオードD12とマイコン13との接続点に接続されるとともに他端が接地された出力コンデンサC12を有するスイッチング電源回路60を備えている場合において、チョークコイルL11から発生する磁束を低減するための電流ループIL11,12を以下に示す。
電流ループIL11は、入力コンデンサC11、チョークコイルL11、ダイオードD12、出力コンデンサC12、出力コンデンサC12の接地点GND12、入力コンデンサC11の接地点GND11により形成される。また電流ループIL12は、入力コンデンサC11、チョークコイルL11、スイッチング素子61、スイッチング素子61の接地点GND13、入力コンデンサC11の接地点GND11により形成される。なお、電流ループIL11,12は本発明における第2電流ループ経路または第3電流ループ経路である。
車載用電子制御装置1の構成を示すブロック図である。 電源回路14及び電子負荷駆動回路12の構成を示す回路図である。 電流ループIL1を示す回路図、及び電流ループIL1により発生する磁束の磁束方向を示す図である。 電流ループIL2を示す回路図、及び電流ループIL2により発生する磁束の磁束方向を示す図である。 電流ループIL3〜6を示す回路図である。 別の電流ループの配置を示すチョークコイルL2及び電流ループの平面図と側面図である。 スイッチング電源回路60の構成を示す回路図である。 トロイダルコイルの斜視図である。
符号の説明
1…車載用電子制御装置、2…センサ、3…電子負荷、4…外部電源、11…入力回路、12…電子負荷駆動回路、13…マイコン、14…電源回路、20…プリント基板、21…電源入力フィルタ回路、22,23,60…スイッチング電源回路、31,34,42,61…スイッチング素子、32,35…平滑回路、33,36…スイッチング制御回路、41…負荷駆動入力フィルタ回路、50…車載用電子制御装置外周、51…回路配線、C1,C2,C6,C7…フィルタコンデンサ、C3,C4,C5,C12…出力コンデンサ、C11…入力コンデンサ、D1,D2…還流ダイオード、D11,D12…ダイオード、GND1〜9,GND11〜13…接地点、IL1〜6,IL11,IL12…電流ループ、L1,L4…フィルタコイル、L2,L3,L11…チョークコイル

Claims (18)

  1. 外部電源から電源供給を受け、スイッチング素子をオンオフすることにより、電源供給先の回路に通電する通電用回路と、前記通電用回路の通電経路に設けられる第1チョークコイルとを有する車載用電子制御装置であって、
    前記第1チョークコイルが通電されているときに前記第1チョークコイルから発生する磁束である発生磁束の磁束方向に対して反対方向の磁束方向を有し、且つ前記発生磁束と重なり合う磁束である逆磁束を発生させる逆磁束発生手段を備え、
    前記第1チョークコイルは、磁性体材料で覆われており、
    前記逆磁束発生手段は、
    当該車載用電子制御装置内に設けられたプリント基板の回路配線を流れる電流により形成される第1電流ループ経路である
    ことを特徴とする車載用電子制御装置。
  2. 前記第1チョークコイルが前記第1電流ループ経路の内側に位置するように前記第1電流ループ経路を配置することにより、前記発生磁束と前記逆磁束とを重なり合わせる
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載用電子制御装置。
  3. 外部電源から電源供給を受け、スイッチング素子をオンオフすることにより、電源供給先の回路に通電する通電用回路と、前記通電用回路の通電経路に設けられる第1チョークコイルとを有する車載用電子制御装置であって、
    前記第1チョークコイルが通電されているときに前記第1チョークコイルから発生する磁束である発生磁束の磁束方向に対して反対方向の磁束方向を有し、且つ前記発生磁束と重なり合う磁束である逆磁束を発生させる逆磁束発生手段を備え、
    前記第1チョークコイルは、磁性体材料で覆われており、
    前記通電用回路は、
    当該車載用電子制御装置の内部または外部に電源を供給する第1スイッチング電源回路であり、
    前記逆磁束発生手段は、
    前記第1スイッチング電源回路の回路配線を流れる電流により形成される第2電流ループ経路である
    ことを特徴とする車載用電子制御装置。
  4. 前記第1スイッチング電源回路は、降圧型のスイッチング電源回路であり、
    前記第2電流ループ経路は、
    ダイオード、チョークコイル、出力コンデンサ、該出力コンデンサに接続されたグランド、および該ダイオードに接続されたグランドにより形成される
    ことを特徴とする請求項3に記載の車載用電子制御装置。
  5. 前記第1スイッチング電源回路は、降圧型のスイッチング電源回路であり、
    前記第2電流ループ経路は、
    入力コンデンサ、スイッチング素子、チョークコイル、出力コンデンサ、該出力コンデンサに接続されたグランド、および該入力コンデンサに接続されたグランドにより形成される
    ことを特徴とする請求項3に記載の車載用電子制御装置。
  6. 前記第1スイッチング電源回路は、昇圧型のスイッチング電源回路であり、
    前記第2電流ループ経路は、
    入力コンデンサ、チョークコイル、ダイオード、出力コンデンサ、該出力コンデンサに接続されたグランド、および該入力コンデンサに接続されたグランドにより形成される
    ことを特徴とする請求項3に記載の車載用電子制御装置。
  7. 前記第1スイッチング電源回路は、昇圧型のスイッチング電源回路であり、
    前記第2電流ループ経路は、
    入力コンデンサ、チョークコイル、スイッチング素子、該スイッチング素子に接続されたグランド、および該入力コンデンサに接続されたグランドにより形成される
    ことを特徴とする請求項3に記載の車載用電子制御装置。
  8. 外部電源から電源供給を受け、スイッチング素子をオンオフすることにより、電源供給先の回路に通電する通電用回路と、前記通電用回路の通電経路に設けられる第1チョークコイルとを有する車載用電子制御装置であって、
    前記第1チョークコイルが通電されているときに前記第1チョークコイルから発生する磁束である発生磁束の磁束方向に対して反対方向の磁束方向を有し、且つ前記発生磁束と重なり合う磁束である逆磁束を発生させる逆磁束発生手段を備え、
    前記第1チョークコイルは、磁性体材料で覆われており、
    前記通電用回路は、
    当該車載用電子制御装置の内部または外部に電源を供給する第1スイッチング電源回路であり、
    前記逆磁束発生手段は、
    前記第1スイッチング電源回路と別のスイッチング電源回路である第2スイッチング電源回路の回路配線を流れる電流により形成される第3電流ループ経路である
    ことを特徴とする車載用電子制御装置。
  9. 前記第2スイッチング電源回路は、降圧型のスイッチング電源回路であり、
    前記第3電流ループ経路は、
    ダイオード、チョークコイル、出力コンデンサ、該出力コンデンサに接続されたグランド、および該ダイオードに接続されたグランドにより形成される
    ことを特徴とする請求項8に記載の車載用電子制御装置。
  10. 前記第2スイッチング電源回路は、降圧型のスイッチング電源回路であり、
    前記第3電流ループ経路は、
    入力コンデンサ、スイッチング素子、チョークコイル、出力コンデンサ、該出力コンデンサに接続されたグランド、および該入力コンデンサに接続されたグランドにより形成される
    ことを特徴とする請求項8に記載の車載用電子制御装置。
  11. 前記第2スイッチング電源回路は、昇圧型のスイッチング電源回路であり、
    前記第3電流ループ経路は、
    入力コンデンサ、チョークコイル、ダイオード、出力コンデンサ、該出力コンデンサに接続されたグランド、および該入力コンデンサに接続されたグランドにより形成される
    ことを特徴とする請求項8に記載の車載用電子制御装置。
  12. 前記第2スイッチング電源回路は、昇圧型のスイッチング電源回路であり、
    前記第3電流ループ経路は、
    入力コンデンサ、チョークコイル、スイッチング素子、該スイッチング素子に接続されたグランド、および該入力コンデンサに接続されたグランドにより形成される
    ことを特徴とする請求項8に記載の車載用電子制御装置。
  13. 外部電源から電源供給を受け、スイッチング素子をオンオフすることにより、電源供給先の回路に通電する通電用回路と、前記通電用回路の通電経路に設けられる第1チョークコイルとを有する車載用電子制御装置であって、
    前記第1チョークコイルが通電されているときに前記第1チョークコイルから発生する磁束である発生磁束の磁束方向に対して反対方向の磁束方向を有し、且つ前記発生磁束と重なり合う磁束である逆磁束を発生させる逆磁束発生手段を備え、
    前記第1チョークコイルは、磁性体材料で覆われており、
    前記逆磁束発生手段は、
    当該車載用電子制御装置に接続された電気負荷を駆動する第1電気負荷駆動回路の回路配線を流れる電流により形成される第4電流ループ経路である
    ことを特徴とする車載用電子制御装置。
  14. 前記第4電流ループ経路は、
    入力コンデンサ、チョークコイル、出力コンデンサ、該出力コンデンサに接続されたグランド、および該入力コンデンサに接続されたグランドにより形成される
    ことを特徴とする請求項13に記載の車載用電子制御装置。
  15. 前記第4電流ループ経路は、
    入力コンデンサ、スイッチング素子、出力コンデンサ、該出力コンデンサに接続されたグランド、および該入力コンデンサに接続されたグランドにより形成される
    ことを特徴とする請求項13に記載の車載用電子制御装置。
  16. 前記逆磁束発生手段は、
    前記第1チョークコイルの周囲に隣接して配置されることにより、前記発生磁束と前記逆磁束とを重なり合わせる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項15の何れかに記載の車載用電子制御装置。
  17. 前記逆磁束発生手段は、
    前記第1チョークコイルと、当該車載用電子制御装置の外周との間に配置されることにより、前記発生磁束と前記逆磁束とを重なり合わせる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項15の何れかに記載の車載用電子制御装置。
  18. 前記通電用回路は、
    当該車載用電子制御装置に接続された電気負荷を駆動する第2電気負荷駆動回路である
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載用電子制御装置。
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