JP5081202B2 - スイッチング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インダクタンス成分を共有する第1ループ回路と第2ループ回路とを備え、インダクタンス成分に流れる電流を制御するスイッチング装置に関する。
従来、電動モータをPWM制御するためのスイッチング素子のゲートと電動モータの上流側端子との間に、高周波ノイズ吸収用のキャパシタを設けることによって、ラジオノイズ等の高周波ノイズの低減を図っている、電動モータの制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−42096号公報
しかしながら、スイッチング素子のゲートに接続されたキャパシタ等を追加することによってノイズの低減を図る上述の従来技術では、ノイズを低減するための部品点数が増え、ノイズを低減するための構成が複雑になってしまう。
そこで、本発明は、回路配置を工夫することで、ノイズを低減することができる、スイッチング装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るスイッチング装置は、
インダクタンス成分を共有する第1ループ回路と第2ループ回路とを備え、
前記第1ループ回路に設けられるスイッチング素子のオン/オフ動作に伴い前記第1ループ回路と前記第2ループ回路に交互に電流を流すことにより、前記インダクタンス成分に流れる電流を制御するスイッチング装置であって、
前記スイッチング素子のオン動作時に前記第1ループ回路の電流経路である第1の電流経路に流れる電流によって形成される磁界の向きと、前記スイッチング素子のオン動作後のオフ動作時に前記第2ループ回路の電流経路である第2の電流経路に流れる電流によって形成される磁界の向きが同方向であり、
前記インダクタンス成分に直列に接続されるキャパシタが、前記第1の電流経路に直列に挿入されたものであって、
前記第1の電流経路と前記第2の電流経路とが、それぞれの電流経路に対する法線方向で対向して配置される、ことを特徴とするものである。
本発明によれば、部品配置を工夫することで、ノイズを低減することができる。
従来の負荷駆動装置11の回路構成を示す図である。 従来の負荷駆動装置11の部品配置を示す図である。 本発明の一実施例である負荷駆動装置1の回路構成を示す図である。 本発明の一実施例である負荷駆動装置2の回路構成を示す図である。 負荷駆動装置1の回路配置を概念的に示す図である。 図5に示す回路配置を採用した負荷駆動装置1における磁束変動低減効果を説明する波形図である。 本実施例に係る負荷駆動装置1の回路配置を実現するための具体例を示す図である。 図7に示した回路ユニットU1とU2のノイズレベルの測定結果である。 ループ回路A1及びA2の配線パターンが形成される基板の一例である4層基板の断面図である。 本実施例に係る負荷駆動装置1の回路配置を実現するためのその他の具体例を示す図である。 本実施例に係る負荷駆動装置1の回路配置を実現するためのその他の具体例を示す図である。 本発明の一実施例である負荷駆動装置3の回路構成を示す図である。 本発明の一実施例である負荷駆動装置4の回路構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態の説明を行う。本発明に係るスイッチング装置の実施形態として、インダクタンス成分を有する誘導性負荷を駆動する負荷駆動装置が挙げられる。
図1は、従来の負荷駆動装置11の回路構成を示す図である。負荷駆動装置11は、スイッチング素子Qのオン/オフ動作によって、インダクタンス成分Lを有する誘導性負荷を駆動する。負荷駆動装置11は、インダクタンス成分Lを共有するループ回路A11とループ回路A12とを備える。スイッチング素子Qのオン動作によって、インダクタンス成分Lを有する誘導性負荷とスイッチング素子Qとを順番に経由するループ回路A11に電流が流れ、スイッチング素子Qのオフ動作によって、インダクタンス成分Lを有する誘導性負荷とダイオードDとを順番に経由するループ回路A12に電流が流れる。
図1に示す回路構成は、一般的に、図2に示すように、当該回路構成を実現するための部品や配線パターンをプリント基板上に配置することで実現される。図2において、ダイオードDとスイッチング素子Qとの接続点P12(図1参照)に同電位の配線パターンと、インダクタンス成分Lを有する誘導性負荷の一端にワイヤハーネスを介して接続された端子T3に同電位の配線パターンとは、プリント基板の裏面側で、スルーホールH11とH12を介して導通可能に同電位で接続されている。
しかしながら、図1及び図2に示すような従来の回路構成では、例えばスイッチング素子Qをオン/オフ動作させるときに、ループ回路A11とループ回路A12に交互に電流が流れるので、ループ回路A11を貫く磁界と、ループ回路A12を貫く磁界とが交互に発生する。このとき、ループ回路A11とループ回路A12に流れる電流のそれぞれの向きは、図1,2の矢印に示すように逆方向であるので、右ねじの法則によって、ループ回路A11を貫く磁界とループ回路A12を貫く磁界の方向は(紙面に対して)互いに逆向きとなる。かかる構成では、スイッチング素子Qの高速(短時間)のオン/オフ動作に伴って向きが逆の磁界が高速(短時間)で交互に発生し、当該磁界の変動に起因したノイズが発生するという問題がある。
図3は、本発明の一実施例である負荷駆動装置1の回路構成を示す図である。本実施例の負荷駆動装置1の回路図自体は、図1に示した従来の負荷駆動装置11の回路図と同様である。
具体的には、負荷駆動装置1は、第1ループ回路としてのループ回路A1と、第2ループ回路としてのループ回路A2とを備える。負荷駆動装置1の駆動対象は、誘導性の電気負荷40である。負荷駆動装置1の第1の駆動端子22には、電気負荷40の両端部のうち、一方の端部である第1の端部が接続され、負荷駆動装置1の第2の駆動端子23には、もう一方の端部である第2の端部が接続される。ループ回路A1とループ回路A2は、電気負荷40のインダクタンス成分を共有する。
ループ回路A1は、インダクタンス成分を有する電気負荷40に加えて、スイッチング素子Q1とキャパシタC1とを有する。ループ回路A1は、電源の正極側に結線される電源端子21に接続される接続点P1、接続点P2、上流側の駆動端子22、電気負荷40、下流側の駆動端子23、接続点P3、スイッチング素子Q1、接続点P4、キャパシタC1の順番で結ばれた回路である。スイッチング素子Q1は、例えば、MOSFET(metal oxide semiconductor field−effect transistor)等の半導体素子であればよく、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等のような他のトランジスタであってもよい。キャパシタC1は、例えば、電解キャパシタ(電解コンデンサ)やフィルムキャパシタ(フィルムコンデンサ)などに比べて小型の積層セラミックキャパシタ(積層セラミックコンデンサ)であればよい。
スイッチング素子Q1のドレイン側は、電気負荷40の下流側に結線された駆動端子23に接続点P3で接続されるとともに、スイッチング素子Q1のソース側は、グランド(GND)に結線されたグランド端子24に接続点P4で接続される。
電気負荷40に直列に接続されるキャパシタC1は、ループ回路A1の電流経路に直列に挿入されている。すなわち、キャパシタC1は、ループ回路A1に流れる電流がループして通る経路上に直列に挿入されている。キャパシタC1の一方の端子が、スイッチング素子Q1に対して上流側の第1の電源ラインに接続され、キャパシタC1のもう一方の端子が、スイッチング素子Q1に対して下流側の第2の電源ラインに接続される。第1の電源ラインの電位は、第2の電源ラインの電位より低い。例えば、第1の電源ラインは、直流電源の正極側に接続されており、第2の電源ラインは、グランド側に接続される。具体的には、キャパシタC1の一方の端子は、電源端子21に接続点P1で接続されると共に電気負荷40の上流側に接続される駆動端子22に接続点P2で接続され、キャパシタC1のもう一方の端子は、グランド端子24に接続点P4で接続される。
キャパシタC1と電気負荷40との直列接続によってLC回路が構成されおり、ループ回路A1の電流経路にキャパシタC1が直列に挿入されているので、キャパシタC1は、電解キャパシタに比べて容量が小さく且つ小型の積層セラミックキャパシタを使用することができるので、十分なノイズ低減効果を発揮することができる。
一方、ループ回路A2は、インダクタンス成分を有する電気負荷40に加えて、ダイオードD2を有する。ループ回路A2は、電気負荷40、駆動端子23、接続点P3、ダイオードD2、接続点P2、駆動端子22の順番で結ばれた回路である。
ダイオードD2のアノード側は、駆動端子23及びスイッチング素子Q1のドレイン側に接続点P3で接続され、ダイオードD2のカソード側は、電気負荷40の上流側に結線された駆動端子22に接続点P2で接続される。ダイオードD2は、電気負荷40に並列に接続される。ダイオードD2は、スイッチング素子Q1のオン時にループ回路A2に電源(+B)から電流が流れることを遮断し、スイッチング素子Q1のオフ動作時にループ回路A2に電流が流れることを許可する。
第1の電源端子である電源端子21は、バッテリ等の第1の直流電源の正極側(+B)に接続され、第2の電源端子であるグランド端子24は、グランド(GND)側に接続される。もちろん、高電位側端子である電源端子21に、第1の直流電源が接続され、低電位側端子であるグランド端子24に、第1の直流電源よりも電圧が低い第2の直流電源が接続されてもよい。第1の直流電源及び第2の直流電源の定格電圧は、第2の直流電源の方が第1の直流電源よりも低い限り、任意であってよい。以下では、説明の複雑化を防止するために、特に言及しない限り、グランド端子24はグランドに接続されているものとする。
キャパシタC1は、主に、負荷駆動装置1における発生ノイズを低減する機能を有する。キャパシタC1は、好ましくは、劣化の影響を低減するために、耐久劣化し難いセラミックタイプのキャパシタが用いられる。また、セラミックタイプのキャパシタを使用することによって、小型化できる。
スイッチング素子Q1は、オン/オフを繰り返すように制御される。オン/オフの繰り返し周期やデューティ比は、任意である。
図3に示す例において、動作時、スイッチング素子Q1がオンすると、ループ回路A1に図中の矢印で示す向きのループで電流I1が流れる。スイッチング素子Q1がオンからオフに反転すると、ループ回路A2に図中の矢印で示す向きのループで電流I2が流れる。このようにして、スイッチング素子Q1がオンしている間の時間(オンデューティ)を適切に制御することで、電気負荷40に流れる電流を制御することができる。
また、図3に示した負荷駆動装置1は、吸い込み(SINK)型の回路で構成されているが、図4に示すように、本発明に係るスイッチング装置は、吐き出し(SOURCE)型の回路で構成される負荷駆動装置にも適用できる。
図4に示した負荷駆動装置2は、第1ループ回路としてのループ回路B1と、第2ループ回路としてのループ回路B2とを備える。負荷駆動装置2の駆動端子25には、電気負荷40の一方の上流側端部である第1の端部が接続される。電気負荷40のもう一方の下流側端部である第2の端部は、グランドに接続点P8で接続される。電気負荷40の第2の端部は、負荷駆動装置2のグランド端子に接続されてもよい。ループ回路B1とループ回路B2は、電気負荷40のインダクタンス成分を共有する。
ループ回路B1は、インダクタンス成分を有する電気負荷40に加えて、スイッチング素子Q1とキャパシタC1とを有する。ループ回路B1は、電源(+B)の正極側に結線される電源端子21に接続される接続点P6、スイッチング素子Q1、接続点P7、上流側の駆動端子25、電気負荷40、接続点P8、グランド端子24、接続点P9、キャパシタC1の順番で結ばれた回路である。スイッチング素子Q1は、例えば、MOSFET等の半導体素子であればよいが、IGBT等のような他のトランジスタであってもよい。キャパシタC1は、例えば、積層セラミックコンデンサであればよい。
スイッチング素子Q1のソース側は、電気負荷40の上流側に結線された駆動端子25に接続点P7で接続されるとともに、スイッチング素子Q1のドレイン側は、電源(+B)に結線された電源端子21に接続点P6で接続される。
電気負荷40に直列に接続されるキャパシタC1は、ループ回路B1の電流経路に直列に挿入されている。すなわち、キャパシタC1は、ループ回路B1に流れる電流がループして通る経路上に直列に挿入されている。キャパシタC1の一方の端子は、電源端子21及びスイッチング素子Q1のドレイン側に接続点P6で接続され、もう一方の端子は、グランド端子24に接続点P9で接続される。
キャパシタC1と電気負荷40との直列接続によってLC回路が構成されおり、ループ回路B1の電流経路にキャパシタC1が直列に挿入されているので、キャパシタC1は、電解キャパシタに比べて容量が小さく且つ小型の積層セラミックキャパシタを使用することができるので、十分なノイズ低減効果を発揮することができる。
一方、ループ回路B2は、インダクタンス成分を有する電気負荷40に加えて、ダイオードD2を有する。ループ回路B2は、電気負荷40、グランド端子24、接続点P9、ダイオードD2、接続点P7、駆動端子25の順番で結ばれた回路である。
ダイオードD2のカソード側は、駆動端子25及びスイッチング素子Q1のソース側に接続点P7で接続され、ダイオードD2のアノード側は、電気負荷40の下流側に結線された駆動端子24に接続点P9で接続される。ダイオードD2は、電気負荷40に並列に接続される。
キャパシタC1は、主に、負荷駆動装置2における発生ノイズを低減する機能を有する。キャパシタC1は、好ましくは、劣化の影響を低減するために、耐久劣化し難いセラミックタイプのキャパシタが用いられる。また、セラミックタイプのキャパシタを使用することによって、小型化できる。
スイッチング素子Q1は、オン/オフを繰り返すように制御される。オン/オフの繰り返し周期やデューティ比は、任意である。
図4に示す例において、動作時、スイッチング素子Q1がオンすると、ループ回路B1に図中の矢印で示す向きのループで電流I1が流れる。スイッチング素子Q1がオンからオフに反転すると、ループ回路B2に図中の矢印で示す向きのループで電流I2が流れる。このようにして、スイッチング素子Q1がオンしている間の時間(オンデューティ)を適切に制御することで、電気負荷40に流れる電流を制御することができる。
ところで、図1,2を参照して上述したように、図3(又は、図4)に示すような負荷駆動装置1(又は、2)の回路構成をそのまま平面的に配置すると、スイッチング素子Q1を高速にオン/オフ動作させるときに、ループ回路A1(B1)を貫く磁界と、ループ回路A2(B2)を貫く逆方向の磁界とが交互に高速に発生し、当該磁界の高周波変動に起因した高周波ノイズが発生するという問題が生ずる。
そこで、本実施例では、以下で詳説する如く、負荷駆動装置1の回路構成を適切に配置することで、ループ回路A1とループ回路A2に形成される磁界変動に起因したノイズを効果的に低減することを可能としている。以下、これについて詳説する。負荷駆動装置2については、同様に考えることができるので、詳細な説明は省略する。
図5は、本実施例に係る負荷駆動装置1の回路配置を概念的に示す図である。本実施例では、図5に示すように、スイッチング素子Q1をオン/オフ動作させることに伴って交互に発生する磁界について、ループ回路A1の基板上の電流経路を貫く磁束φ1の向きと、ループ回路A2の基板上の電流経路を貫く磁束φ2の向きとが、同方向になるように構成される。換言すると、ループ回路A1の基板上の電流経路を包含する平面とループ回路A2の基板上の電流経路を包含する平面とが、図5に示すように、それぞれのループ回路の電流経路を包含する平面に対する法線方向で互いに対向するように配置される。即ち、ループ回路A1の基板上の電流経路とループ回路A2の基板上の電流経路とが、図3のラインX1−X2に沿って折り曲げるようにして対向配置される(図4に示した負荷駆動装置2についても同様である)。
ここで、図5に示されるように、電源端子21に接続される接続点P1とグランド端子24に接続された接続点P4との間にバイパスされたキャパシタC1は、負荷駆動装置1内部のループ回路から発生するノイズのバイパス回路として作用する。つまり、キャパシタC1は、電源端子21に接続されたワイヤハーネス及びグランド端子24に接続されたワイヤハーネスを介して、負荷駆動装置1の外部にノーマルモードのノイズが放出されることを抑えることができる。
さらに、負荷駆動装置1の回路配置において、スイッチング素子Q1に対して上流側の電流経路であって且つスイッチング素子Q1のオン動作時に電流が流れる第1の電流経路と、スイッチング素子Q1に対して下流側の電流経路であって且つスイッチング素子Q1のオン動作時に電流が流れる第2の電流経路とが並走している並走区間を有する。この並走区間の中で、第1の電流経路に流れる電流の方向が、第2の電流経路に流れる電流の方向に対して逆向きの区間(電流逆向き区間)を形成することによって、電流逆向き区間の周辺領域に生ずるノイズを抑えることができる。
例えば、図3,5の場合、第1の電流経路が、電源(+B)の正極側と駆動端子22との間の電流経路(電源の正極側と電源端子21との間のワイヤハーネスを含む)に相当し、第2の電流経路が、スイッチング素子Q1の下流側端子とグランドとの間の電流経路(グランド端子24とグランドとの間のワイヤハーネスを含む)に相当する。図4の場合、例えば、第1の電流経路が、電源(+B)の正極側とスイッチング素子Q1の上流側との間の電流経路(電源の正極側と電源端子21との間のワイヤハーネスを含む)に相当し、第2の電流経路が、スイッチング素子Q1の下流側端子とグランドとの間の電流経路(駆動端子25とグランド(又は、電気負荷40)との間のワイヤハーネスを含む)に相当する。
図5に示されるように、スイッチング素子Q1のオン動作時に、電源の正極側から負荷駆動装置1に流れ込む電流の方向は、負荷駆動装置1からグランド側に流れ出る電流の方向に対して逆向きである。互いに並走している電流経路に流れる電流の方向を逆向きにすることによって、図5に示すように、当該電流経路の周囲に磁界M,Mが図示の向きに形成されるので、それぞれの電流経路から放射されるノイズ(主に、スイッチング素子のスイッチングによるスイッチングノイズ)をキャンセルでき、そのノイズを低減することができる。
すなわち、図5に示されるように、紙面上、電流逆向き区間の右側空間領域では、磁界Mと磁界Mの磁界の向きが上下反対方向のため、当該右側空間領域の磁界の強さを低減することができる。電流逆向き区間の左側空間領域についても、同様である。つまり、電流逆向き区間の周囲の空間領域の磁界の強さを低減することができる。したがって、電流逆向き区間の周囲の空間領域に、所定の信号線を伝送するための信号線が配索されていても、当該信号線に影響を与えるノイズの低減を図ることができる。例えば、電源端子21に接続された電源ワイヤハーネス及びグランド端子24に接続されたグランドワイヤハーネスと共に束ねられた信号線に対して、ノイズが及ぶことを抑えることができる。
もちろん、電流逆向き区間は、上述のように負荷駆動装置1の外部で形成されていてもよいし、負荷駆動装置1の内部回路において、近接して配索されたパターンを並走させることによって、形成されていてもよい。
また、キャパシタC1は、電気負荷40がPWM制御可能な波形を維持しながら(すなわち、電気負荷40に流す電流を所定のスイッチング周波数fで制御しながら)、除去したいノイズ周波数fを2つの対向したループ回路に流すため、下記の条件式(1)を満たす容量Cに設定すればよい。条件式(1)を解くと、関係式(2)が得られる。
スイッチングノイズの大部分は、高調波ノイズで問題になることから、f1<f2、すなわち、f ≪f であるため、関係式(2)の第1項を満たす容量Cを選定することで、PWM制御(波形)を維持したまま、高調波ノイズのみを対向したループに流すことができるので、ノイズの低減した回路を設計することができる。
図6は、図5に示す回路配置を採用した負荷駆動装置1における磁束変動低減効果を説明する波形図である。
上述の如く、スイッチング素子Q1が所定のデューティ比で駆動されると、図6(A)及び(B)に示すような波形で、ループ回路A1及びループ回路A2に電流が流れ、図6(F)に示すような波形で、接続点P3の電圧が変化する。このとき、ループ回路A1及びループ回路A2に流れる電流に起因して、図6(C)及び(D)に示すような波形(時系列)で、ループ回路A2を貫く磁束φ2及びループ回路A1を貫く磁束φ1が発生する。このような磁束φ2及びφ1は、スイッチング素子Q1が高速に駆動されることから、それぞれは短時間に大きく変動する。本実施例では、図6(C)及び(D)に示す磁束φ2と磁束φ1とが同一方向であるので、これらの波形(時系列)を足し合わせると、図6(E)に示すような急峻な変動が無くなった波形となる。即ち、時間的変動の少ない磁束変化が実現される。このように、図5に示す回路配置を採用した負荷駆動装置1によれば、磁束φ1+φ2の高周波変動による発生ノイズを効果的に低減することができる。
図7は、本実施例に係る負荷駆動装置1の回路配置を実現するための具体例を示す図である。図7(a)は、従来の負荷駆動装置11の回路配置で作成された回路ユニットU1を示し、図7(b)は、本実施例に係る負荷駆動装置1の回路配置で作成された回路ユニットU2を示す。A面は、プリント基板の表面の構成を示し、B面は、プリント基板のもう一方の表面(すなわち、裏面)の構成を示す。図1と図7(a)との間で対応関係を有する部分には、又は図3と図7(b)との間で対応関係を有する部分には、同じ符号を付している。符号71〜76は、基板に平面的に形成された電流経路である配線パターンである。
図7(a)において、71は、ループ回路A11の基板上の配線パターン(スイッチング素子Qの下流側及びキャパシタCの片側端子に接続されるグランドパターン)、72は、ループ回路A12の基板上の配線パターン(ダイオードDのアノード側及び電気負荷40の上流側に接続される電源パターン)、73は、ループ回路A11とA12とが共有する配線パターン(接続点P12と端子T3との間の配線パターン)である。配線パターン73は、スルーホールHを介して、基板の表側と裏側に形成されている。
一方、図7(b)において、74は、ループ回路A1の基板上の配線パターン(スイッチング素子Q1の下流側及びキャパシタC1の片側端子に接続されるグランドパターン)、75は、ループ回路A2の基板上の配線パターン(ダイオードD2のアノード側及び電気負荷40の上流側に接続される電源パターン)、76は、ループ回路A1とA2とが共有する配線パターン(接続点P3と端子23との間の配線パターン)である。配線パターン75は、スルーホールH1を介して、基板の表側と裏側に形成されている。配線パターン76は、スルーホールH2を介して、基板の表側と裏側に形成されている。
図7(a)の場合、配線パターン71と配線パターン72に電流が交互に流れる。配線パターン71に流れる電流によって形成される磁界φ1の向きが、配線パターン72に流れる電流によって形成される磁界φ2に向きに対して逆方向である。一方、図7(b)の場合、配線パターン74と配線パターン75に電流が交互に流れる。配線パターン74に流れる電流によって形成される磁界φ1の向きが、配線パターン72に流れる電流によって形成される磁界φ2に向きに対して同方向である。
図8は、図7に示した回路ユニットU1とU2のノイズレベルの測定結果である。図8に示されるノイズレベルは、スイッチング素子Q(又は、Q1)を20kHzでオン/オフ駆動した状態で測定された結果である。横軸の1マスは200kHz、縦軸の1マスは10dBである。図8に明示されるように、本発明の実施例である回路ユニットU2は、従来の回路ユニットU1に比べて、特にAM帯のノイズが低減されている。
特に、回路ユニットU2の場合、配線パターン74と配線パターン75は、基板の面に対する法線方向で対向して配置されているので、互いに近接した磁界φ1と磁界φ2との合成磁界が生成されやすくなる。その結果、図6(E)に示すような時間的変動の少ない磁束変化が実現できるため、ノイズの低減効果は一層高くなる。
また、実際の実装上、図7にも示したように、ノイズ低減の点で、ループ回路A1の電流経路の全部が、ループ回路A2の電流経路の全部に対向して配置されている必要はなく、ループ回路A1の電流経路の一部が、ループ回路A2の電流経路の一部に対向して配置されていてもよい。また、ループ回路A1の構成要素の一部(特に配線パターン)及び/又はループ回路A2の構成要素の一部(特に配線パターン)がプリント基板の他の面に配置されてもよい。例えば、図7に示すように、ループ回路A1の一部の配線パターンがプリント基板の表面に配置されると共に、ループ回路A2の一部の配線パターンがプリント基板の裏面に配置されてもよい。また、基板の種類は、特に限定する必要はない。
また、ループ回路A1及びA2の基板上の配線パターンは、複数の配線層が積層された多層基板に設けられてよく、多層基板の外層又は内層に設けられてよい。図9は、ループ回路A1及びA2の配線パターンが形成される基板の一例である4層基板の断面図である。各層は、絶縁体(絶縁層)82によって分離されている。例えば、ループ回路A1の配線パターンが、第2層81bに形成され、ループ回路A2の配線パターンが、第3層81cに形成されてもよい。また、ループ回路A1の配線パターンが、第1層81aに形成され、ループ回路A2の配線パターンが、第3層81cに形成されてもよい。ループ回路A1とA2の配線パターンが配置可能な内層の数は特に限定されないが、ループ回路A1の配線パターンの配置面とループ回路A2の配線パターンの配置面とを近づけることによって、ノイズ低減の効果は大きくなる。
図10は、本実施例に係る負荷駆動装置1の回路配置を実現するためのその他の具体例を示す図である。
図10に示す例では、ループ回路A1及びループ回路A2が形成されたフレキシブル基板80を折り曲げて、ループ回路A1及びループ回路A2が対向配置される。これにより、ループ回路A1とループ回路A2とが、それぞれのループ回路に対する法線方向で互いに対向するように配置される。すなわち、ループ回路A1の配線パターン74とループ回路A2の配線パターン75とが、それぞれのパターンに対する法線方向で互いに対向するように配置される。フレキシブル基板80には、ループ回路A1及びループ回路A2を覆うように絶縁層82が形成され、ループ回路A1及びループ回路A2間(特に、電源端子とグランド端子間)の絶縁が確保される。
図11は、本実施例に係る負荷駆動装置1の回路配置を実現するためのその他の具体例を示す図である。図11に示す例では、ループ回路A1の配線パターン74及びループ回路A2の配線パターン75がそれぞれ形成された2枚の基板84a,84bを積層することで、配線パターン74及び配線パターン72が対向配置される。これにより、配線パターン74と配線パターン75とが、それぞれの配線パターンに対する法線方向で互いに対向するように配置される。基板84a,84bには、配線パターン74及び配線パターン75を覆うように絶縁層82がそれぞれ形成され、配線パターン74及び配線パターン75の絶縁が確保される。ループ回路A1とループ回路A2の共有部分である配線パターン76は、基板84aと84bのいずれか一方に実装されるとよい。基板84a,84bは、プリント基板であってもよいし、フレキシブル基板であってもよいし、セラミック基板であってもよい。
図11に示す例では、ループ回路A1の配線パターン74及びループ回路A2の配線パターン75がそれぞれ形成された2枚の基板84a,84bが直接隣接して積層されているが、間に他の層を介して積層されてもよい。また、基板84a,84b以外の他の層を備えてもよく、例えば上面又は下面に銅のベタパターンを備えた基板を、基板84aの上層又は基板84bの下層に配置し、対ノイズ性を高めることとしてもよい。
したがって、上述の実施例は、スイッチング素子がオン/オフするときのそれぞれの電流の向きとその電流量の総和変動が抑えられるループ回路を有しているので、それぞれのループ回路の電流経路に電流が流れることにより発生する磁束変動の総和を抑え、ラジオノイズを低減することができる。上述の実施例では、2つのループ回路内に同一のインダクタンス成分を有する電気負荷が構成されている。
また、インダクタンス成分を有する電気負荷40を駆動する負荷駆動装置を実施例として示したが、本実施例の負荷駆動装置は、モータ(例えば、ブラシモータ、ブラシレスモータ、ステッピングモータ、三相モータ、リニアモータなど)、リニアソレノイド、電磁弁等の各種の電気負荷を駆動することができる。また、本実施例の負荷駆動装置は、スイッチング素子で駆動制御する装置であるが、特に、ECU等の駆動制御ユニットとアクチュエータとの一体型の装置の場合、ノイズの低減効果が高い。駆動制御ユニットとアクチュエータとの混載によるノイズ耐性の低下を抑えることができるからである。
本実施例の負荷駆動装置は、インダクタンス成分を有する電気負荷に流す電流を制御する電子部品装置の大部分に適用可能である。このような電子部品装置は、車室内外を問わず、車両に多く搭載されている。車載の負荷駆動装置の具体例として、ラジエーターファンを制御するECU,燃料制御ECU、パワーステアリング用モータを制御するECU,パワーシートの速度制御装置、パワーウィンドウの速度制御装置、前照灯等のライトの明るさを制御するECU,ハプティック用モータを制御する装置、パワースライドドアの開閉時の速度を制御する装置、エアコンの通信信号を制御するECU,ワイパーブレードの速度制御装置、ブロアモータの速度制御装置、変速ギヤ用モータの制御装置などが挙げられる。したがって、本実施例によれば、車両上の複数のスイッチング装置への適用によって、車両全体としてのノイズ低減の効果は極めて高くなる。また、部品点数を増やすことなくノイズ低減を図ることができるので、車両への搭載性の向上や車両の軽量化も図ることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形、改良及び置換を加えることができる。
例えば、図5には、ループ回路A1及びループ回路A2の各ループ面積(磁束が貫通する面積)が同一であり、ループ回路A1及びループ回路A2の各ループが互いに全面積が対向するように配置されている例が概念的に示されている。しかしながら、ループ回路A1及びループ回路A2の各ループ面積は、同一である方が望ましいが、実際の実装上の制約等に応じて、必ずしも同一である必要はない。また、同様に、ループ回路A1及びループ回路A2の各ループの対向面積は、大きいほど望ましいが、部分的に対向するだけでもよい。
また、ループ回路A1及びループ回路A2のパターンの端部にR(角アール)を付けて、ピン角を除いてノイズの発散を防止することとしてもよい。
また、ループ回路A1及びループ回路A2をプリント基板だけでなく、シールド線の芯線を用いて構成してもよい。この場合、シールド線の網線を磁力線の経路に用いることで、磁力線が他の回路部に輻射するのを防止することができる。
また、高電位側端子と低電位側端子(本例ではグランド)とが対向する部位がプリント基板の端部になると短絡の可能性が高くなるため、これを防止すべく、絶縁材料のコーティングが追加されてもよい(例えば二度塗りやドブ付けされてもよい)。また、同様の観点から、高電位側端子と低電位側端子とが対向する部位をプリント基板の中央に配置し、沿面距離を大きくするようにしてもよい。また、ノイズ低減のため、高電位側端子と低電位側端子とが対向する部位からスルーホールを遠ざけるようにしてもよい。
また、図3に示した負荷駆動装置1のダイオードD2を、図12に示されるように、スイッチング素子Q2に置き換えてもよいし、図4に示した負荷駆動装置2のダイオードD2を、図13に示されるように、スイッチング素子Q2に置き換えてもよい。スイッチング素子Q1及びQ2は、一方がオンのときに他方がオフとなるように制御される。スイッチング素子Q1及びQ2の制御態様の詳細(例えばデットタイムの設定・調整方法等)は、任意である。すなわち、スイッチング素子Q2は、同期整流用素子である。
A1,A2,B1,B2,A11,A12 ループ回路
C,C1,C2 キャパシタ
D,D2 ダイオード
L インダクタンス成分
H,H1,H2 スルーホール
I1,I2 ループ電流
,M 磁界
P* 接続点
Q,Q1,Q2 スイッチング素子
T1〜T4 端子
U1,U2 回路ユニット
φ1,φ2 磁束(磁界の向き)
1,2,3,4,11 負荷駆動装置
40 電気負荷
71〜76 配線パターン
80 フレキシブル基板
81a,81d 外層
81b,81c 内層
82 絶縁層
84a,84b 基板

Claims (7)

  1. インダクタンス成分を共有する第1ループ回路と第2ループ回路とを備え、
    前記第1ループ回路に設けられるスイッチング素子のオン/オフ動作に伴い前記第1ループ回路と前記第2ループ回路に交互に電流を流すことにより、前記インダクタンス成分に流れる電流を制御するスイッチング装置であって、
    前記スイッチング素子のオン動作時に前記第1ループ回路の電流経路である第1の電流経路に流れる電流によって形成される磁界の向きと、前記スイッチング素子のオン動作後のオフ動作時に前記第2ループ回路の電流経路である第2の電流経路に流れる電流によって形成される磁界の向きが同方向であり、
    前記インダクタンス成分に直列に接続されるキャパシタが、前記第1の電流経路に直列に挿入されたものであって、
    前記第1の電流経路と前記第2の電流経路とが、それぞれの電流経路に対する法線方向で対向して配置される、スイッチング装置。
  2. 前記第1の電流経路と前記第2の電流経路とが、基板に配置される、請求項に記載のスイッチング装置。
  3. 前記第1の電流経路が前記基板の一方の表面に配置され、前記第2の電流経路が前記基板のもう一方の表面に配置される、請求項に記載のスイッチング装置。
  4. 前記第1の電流経路と前記第2の電流経路の少なくともいずれか一方が前記基板の内層に配置される、請求項に記載のスイッチング装置。
  5. 前記第1の電流経路と前記第2の電流経路とが配置されたフレキシブル基板が、前記第1の電流経路の配置面と前記第2の電流経路の配置面とが対向するように折り曲げられる、請求項に記載のスイッチング装置。
  6. 前記キャパシタの一方の端子が、前記スイッチング素子に対して上流側の第1の電源ラインに接続され、前記キャパシタの他方の端子が、前記スイッチング素子に対して下流側の第2の電源ラインに接続される、請求項1からのいずれか一項に記載のスイッチング装置。
  7. 前記スイッチング素子に対して上流側の電流経路であって前記スイッチング素子のオン動作時に電流が流れる第1の電流経路と、前記スイッチング素子に対して下流側の電流経路であって前記スイッチング素子のオン動作時に電流が流れる第2の電流経路とが並走している並走区間において、
    前記第1の電流経路に流れる電流の方向が、前記第2の電流経路に流れる電流の方向に対して逆向きの区間を有する、請求項1からのいずれか一項に記載のスイッチング装置。
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