JP5151437B2 - 注出口付き液体容器用アダプター - Google Patents

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Description

本発明は、バックインボックス用の内袋等の容器に取り付けられる液体注出装置を構成するもので、その液体注出装置を構成する筒状に突出したスパウトに装着される注出口付き液体容器用アダプターに関する。詳しくは、キャップに設けられた注出口の開閉が容易で、且つ開口時には開口状態の保持が容易で液体の注出が安定して成しえることのできる注出口付き液体容器用アダプターに関する。
従来、例えば、合成樹脂フィルムでなる内袋に注出用装置を取付け、この注出用装置を段ボールあるいは板紙等で形成された外箱の外面に出して前記の内袋をこの外袋に保持したバックインボックスが知られている。
このバックインボックスの内袋に取付けられる注出用装置として、筒状に突出したスパウトに嵌合される注出口付きアダプターが知られている。この注出口付き液体容器用アダプターは、容器内の液体内容物を小分けして注出する際に、このアダプターに設けられている小さな注出口を開口して行うもので、特に業務用のバックインボックスなどに適用されている。
上記注出口付き液体容器用キャップの事例として、例えば、図6の概略断面図に示すように、バックインボックス等の内袋に取り付けられるもので、筒状に突出しているスパウト101に嵌合される注出口付き液体容器用キャップ100は、封止時にはスパウト101の先端102と注出口103の内側をアダプターに連設している可撓性で弾力性を有する凹状部104で圧するように塞いでいるものがある(例えば、特許文献1参照)。
この注出口付き液体容器用キャップ100の注出口103の開口は、前記キャップの可撓性で弾力性を有する凹状部104の内側に一体となっているリング状のつまみ105の上から指106を入れて上方向(P)に引っ張り上げると、可撓性で弾力性を有する凹状部104がスパウト101の先端102と注出口103の内側から離されることによって、注出口103を全開状態にしてから容器を傾け、その容器内の液体を開口された注出口103から注出していた。
また、容器内の液体を注出するときに、注出量を容易に調整することができる注出量の切り替え可能な注出口付きキャップ(例えば、特許文献2参照)も知られている。
この注出量の切り替え可能な注出口付きキャップは注出口の内側を塞いでいる封止部の上面に突起部が付着し、しかも、該突起部の先端部にリング状タブが取り付けられている。
さらに、必要量の内容物の注出が楽に行えるとともに、内容物の注出を続行する場合の作業を簡単にすることのできる容器の注出装置および注出装置用キャップ(例えば、特許文献2参照)も知られている。
この容器の注出装置および注出装置用キャップは管状注出路を備えたスパウトと、スパウトの出口側端部に嵌着される筒状部を備えたキャップとからなり、キャップの筒状部の上端には可撓性を有する凹状部が連設され、凹状部のほぼ中央に開閉用つまみが設けられ、キャップの筒状部の上端部付近には注出口が形成され、注出口はキャップをスパウトに嵌着した状態において閉鎖されるよに構成された、バッグインボックス形式の容器の注出装置において、キャップの開閉用つみに、指かけ可能な引掛け部を設けるとともに、引掛け部に指を掛けて引き上げることにより、凹状部が逆側に反転した状態となって、注出口の閉鎖状態が解除されるように構成されている。
また、容器内の液体等を注出口から注出する際に、注出口を開口状態にロックする機構が設けられている液体容器用キャップ(例えば、特許文献4および5参照)及び注出口用キャップ部材(例えば、特許文献6参照)が知られている。
以下に、上記先行技術文献を示す。
特開2002−326651号公報 特開2003−205959号公報 特開2004−182277号公報 特開平07−73119号公報 特開平02−148999号公報 実開平04−124912号公報
しかしながら、上記従来技術である上記注出口付き液体容器用キャップ(アダプター)では、容器内の液体を小分けするため小面積の注出口から少量づつ注出している間(長時間)中、容器を傾けながら常にリング状のつまみまたは突起部の先端部のリング状タブに指を入れて引っ張り上げなければならない。
このため、指が痛くなるという問題とともに、引っ張り上げているもう一方の手で容器を傾けて残りの液体を注出しなければならないため、注出作業の安定さに欠ける(零したりする)危惧があった。
さらに、注出口を開口状態にロックする機構が設けられている液体容器用キャップ、または、注出口用キャップ部材はキャップの構造が複雑になり、製造コストが上昇すると言う問題がある。
また、注出口を開口状態にロックする機構が設けられている液体容器用キャップ、または、注出口用キャップ部材はロックする際に、凹部に設けられている突起部等が短いため、注出口の開口に指先に力が掛かると言う問題がある。
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、バックインボックス等の内袋に取り付けられる液体注出用装置として、筒状に突出したスパウトに嵌着される注出口付き液体容器用アダプターにおいて、この注出口の開閉が容易で、かつ開口時には長時間の開口状態の保持、すなわち常に指で引っ張り上げていなくても容易に、且つ、僅かの力で液体の注出が安定して行えることのできる注出口付き液体容器用アダプターを提供することである。
上記問題点を解決するために、本発明の請求項1に係る発明は、
管状の注出路を備えたスパウトの上端に嵌着されるアダプターには筒状部が形成され、その筒状部の上端にフランジ部を備え、
前記筒状部の上端近傍に注出口が形成され、
前記フランジ部には可撓性で弾力性を有する凹状部が一体成形で連設され、該凹状部の内面で前記注出口寄りに注出口開閉用の引掛け孔を有する帯板状のレバーが一体成形で立設され、
前記フランジ部の注出口と対向する側に嵌着枠が嵌着され、その嵌着枠上に断面形状がくの字状に曲げられ、注出口寄りの前記帯板状のレバーの引掛け孔に挿入係着される挿入部を有する操作桿が設けられ、
前記スパウトに嵌着された状態で前記注出口は、前記可撓性で弾力性を有する凹状部で閉鎖されるように構成されている注出口付き液体容器用アダプターであって、
前記注出口と対向する側の筒状部のフランジ部に嵌着枠が嵌着され、その嵌着された嵌着枠の上側面に設けられている操作桿の注出口方向先端の挿入部が凹状部に立設する帯板状のレバーの引掛け孔に挿入し、係着され
前記操作桿は、注出口方向に倒された状態で、上方にくの字状に曲げられ、
前記操作桿の注出口方向の先端に係止部が設けられていることを特徴とする注出口付き液体容器用アダプターである。
本発明の注出口付き液体容器用アダプター以上の構成からなるので、容器内の液体等を小分けする際に、操作桿の先端を僅かな力で押すだけで注出口を容易に開口することができる。このため、力の弱い、お年寄りや身体の弱い人でも注出口を容易に開口することができる。
また、僅かな力で注出口が開口できるので、注出口から注出する液体等の注出量の調整が容易にでき、且つ、注出作業が安定して行える。
さらに、本発明の注出口付き液体容器用アダプターは構造が複雑でないため、金型の作製等のコストは安価で、且つ、効率良く製造できる。
また、本発明の注出口付き液体容器用アダプターはアダプターのフランジ部に嵌着枠が嵌着されている。そして、嵌着枠は取り外しも容易にできる。このため、注出口を開口する時だけに、フランジ部に嵌着枠を嵌着することにより、容器内の液体等を勝手に注出口から取り出すことができない。
本発明の注出口付き液体容器用アダプターを実施の形態に沿って以下に図面を参照にしながら詳細に説明する。
図1は、本発明の注出口付き液体容器用アダプターが容器のスパウトに用いられた一実施例の断面を示す断面図である。
図1に示す、本発明の注出口付き液体容器用アダプター1を用いる容器としては、特に限定されるものではないが、プラスチックフィルム30から製袋されたプラスチックバック20に孔が開けられ、その孔にスパウト50が熱溶着等により取り付けられた容器、例えば、バッグインボックス用内袋等に好適である。
そして、バッグインボックス用内袋等の容器の大きさとしては、特に限定されるもので
はないが、5乃至20リットル入りが好適である。
また、バッグインボックス用のスパウト50は、例えば、段ボール、板紙などよりなるボックスの内側に収納されているプラスチック製バック20に図1に示すように貼着されている。
また、バックインボックス用のスパウト50の構造は、プラスチック製バッグ20の内面にシール部40で接着できる面積のフランジ部51と、フランジ部51の中心部から内容物を注出入する際の管状の注出路を形成する周壁筒52から形成されている。
前記周壁筒52の先端部は液を注出入する開口部53であり、前記フランジ部51と前記開口部53との間の周壁筒52の外側には、少なくとも上部リブ54と、その下方にリブからなるガイド板55が設けられている。
そして、上述したようにプラスチック製バッグ20の内面がスパウト50のフランジ部51の上側面でシール部40を介して貼着されており、バッグ20に突設するスパウト50が設けられた構造からなっている。
また、バッグインボックス用スパウト50は、射出成形方法により作製される。そして、射出成形方法で用いられるスパウト50の樹脂は熱可塑性樹脂ならば特に制約されない。
例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリブテンポリマー、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸などの不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリビニル系樹脂など公知の樹脂が用いられる。
また、上記樹脂を用いてスパウト50を成形する際には、必要に応じて一般的な添加剤として、例えば、紫外線吸収剤、帯電防止剤、顔料、充填剤、その他等を使用することができる。その添加量としては、極微量から数10%まで、その目的に応じて任意に添加することができる。そして、公知の射出成形加工機等を用いてスパウト50が成型加工される。
また、バッグインボックス用スパウト50は、上述したように射出成形して得られる。その製造方法として、例えば、スパウト50の軸方向(回動する口栓の回転軸線方向)に沿った割面を有する半割金型を用いてなる閉金型のキャビティ内に熱可塑性樹脂を射出されてスパウト50が射出成形される。そして、射出成形後に、その半割金型を開いて軸線方向(口部の方向)にエジェクトすることによって成形されたスパウト50を取り出すという方法等が用いられる。
また、プラスチック製バッグ20は、ガスバリヤー性、耐擦傷性、ピンホール性等を付与する単体フィルムあるいは積層フィルムが用いられる。さらに、収納物の量が5L、10L、20Lのように多い場合は、バッグ20の損傷による内容物の洩れを防ぐためにフィルムを適宜二重ないし三重に重ね合わせて製袋する。そして、多重袋形式のバッグ20とする方法が用いられる。
また、該バッグ20に積層フィルムを用いた際、積層フィルムの最内面層、即ち、接液面となるシーラント層には、ヒートシール強度のほか、低温ヒートシール性、耐ピンホール性等に優れたエチレン−酢酸ビニル共重合体、あるいは、線状低密度ポリエチレン等が用いられる。
前記シーラント層は内容物によって、内容物の香りや味に対する影響が少なくない。このため、内容物によって、ポリオレフィン系樹脂の中でも分子量の分布の幅が狭く、共重合比も安定し、低温ヒートシール性、熱間シール性等にも優れている樹脂が適宜選択される。
そして、内容物の香りや味を損なうことなく、且つ、バッグ20の内面同士が密着することなく、充填適性にも優れたバッグ20が生産性よく製造される。
また、該バッグ20に用いられる積層フィルムの、各々の層の積層は、2液硬化型ウレタン樹脂などの接着剤を用いて貼り合わせるドライラミネーション法、無溶剤接着剤を用いて貼り合わせるノンソルベントラミネーション法により積層する方法、樹脂を加熱溶融させてカーテン状に押し出し貼り合わせる押し出しラミネーション法などいずれも公知の方法により得ることができる。
特に、該バッグ20に用いられる積層フィルムの、各々の層の積層は、ドライラミネーション用接着剤を用いて貼り合わせるドライラミネーション法を適用するのが好ましい。
前記ドライラミネーション用接着剤としては、2液型の硬化タイプのビニル系、(メタ)アクリル系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリエ−テル系、ポリウレタン系、エポキシ系等の接着剤を使用することができるが、2液硬化型ウレタン系接着剤が好ましく使用される。
上記の接着剤のコーティング法としては、例えば、ダイレクトグラビアロールコ−ト法、グラビアロールコート法、キスコート法、リバースロールコート法、フォンテン法、トランスファーロールコート法、その他等の方法で塗布することができる。
また、バッグ20の形態は、特に限定はされず、例えば、従来公知の三方シール形式、四方シール形式、ピロー形式等の平パウチの他、ガセットパウチ、或いは、それらの変形タイプ等、いずれの形態も採ることができる。
また、該バッグ20のフィルム30内面とスパウト50のフランジ部51の上面との貼着は、熱溶着、例えば、加熱シール法、インパルスシール法、超音波熱溶着法等のいずれかの方法により成される。
そして、本発明の注出口付き液体容器用アダプター1は図1に示すようにスパウト50の出口側端部(先端)に嵌着されている。また、本発明の注出口付き液体容器用アダプター1の構成は、図1に示すように注出口付アダプター2と、その注出口付アダプター2の注出口9と反対方向の注出口付アダプター2のフランジ部8に嵌着される嵌着枠3と、その嵌着枠3の上側面に設けられている操作桿5等から形成されている。
また、スパウト50の出口側端部(先端)にアダプター2が嵌着されるとスパウト50の先端外周に設けられている上部リブ54の凸部はアダプター2の注出口9に掛かった状態となる。
また、注出口付アダプター2は注出口付アダプター2の筒状部11と凹状部13とによって圧着される厚さを有している。このため、注出口付アダプター2は筒状部11と凹状部13との間にスパウト50の先端部が位置して密閉圧着状態となる。そして、注出口9はスパウト20の先端部によって閉鎖され、注出口9内外の流通が遮断される。
前記注出口付アダプター2は図2及び図3(a)(b)に示すように、周囲に円形の筒状部11を備え、この筒状部11の上端近傍には注出口9が形成されている。
また、上記円形の筒状部11上端のフランジ部8には可撓性で弾力性を有する凹状部10が一体成形で設けられていて、そしてこの可撓性で弾力性を有する凹状部10の内面で、円形の筒状部11に設けられた注出口9寄りにこの注出口9を開閉するための帯板状のレバー12と、この帯板状のレバー12と連接する開閉用補助部13と、この開閉用補助部13と連接する連結部14と、が凹状部10と一体成形で設けられている。
そして、上述したように、スパウト50に嵌着された状態の注出口9は、その内側とスパウト50の先端とがこの可撓性で弾力性を有する凹状部10で外側に圧するような状態で閉鎖されるように構成されている。
また、凹状部10に立設して設けられている帯板状のレバー12の注出口9寄り面の下部両端に開閉用補助部13が設けられている。この開閉用補助部13の注出口9寄りには、円弧状の低い連結部14が設けられ、前記開閉用補助部13と連接されている。
また、帯板状のレバー12の上方方向には、フランジ部8に嵌着される嵌着枠3の上側面に設けられている操作桿5の先端に形成されている挿入部16が挿入し、係着する引掛け孔15が設けられている。
上述した注出口付アダプター2は軟質の合成樹脂又は合成ゴムを用いて一体的に成形される。前記軟質の合成樹脂又は合成ゴムとしては、例えば、EPDM(エチレンプロピレンジエン三元共重合体)等が用いられる。
次に、図4は本発明の注出口付き液体容器用アダプターの嵌着枠の概略を示す概略図で、(a)は嵌着枠の平面の概略を示す概略図であり、(b)は嵌着枠の正面の概略を示す概略図である。
本発明の注出口付き液体容器用アダプター1の嵌着枠3は注出口付アダプター2のフランジ部8に嵌着される。前記フランジ部8に嵌着される嵌着枠3の断面の形状はコの字形状に形成され、フランジ部8の注出口9の反対方向の外周縁の半分に嵌着枠3が嵌着されている。
前記嵌着枠3の上側面には操作桿5が設けられている。前記操作桿5はくの字状に曲げられている。そして、操作桿5はくの字状に曲がる位置に、操作桿5を回転可能にするための操作桿軸6が左右に設けられている。
前記操作桿軸6は嵌着枠3の上側面の、注出口9の反対方向のフランジ部8上に操作桿5を回転可能に係止する操作桿軸受け部4の軸穴に挿入される。そして、くの字状に曲がっている操作桿5が操作桿軸受け部4を支点として上下に作動する。
また、操作桿5は注出口9の方向の先端に係止部16が設けられている。そして、係止部16は注出口付アダプター2の凹状部10の内面で、一体成形で設けられている帯板状のレバー12の引掛け孔15に挿入し、係着される。
前記帯板状のレバー12に設けられている引掛け孔15に操作桿5の係止部16の挿入は、帯板状のレバー12が可撓性で弾力性を有する軟質の合成樹脂又は合成ゴムが用いられているために、凸部が先端に形成されている係止部16が容易に挿入することができる。また、挿入され係着されている係止部16は容易に抜くことができない。
また、操作桿5の操作桿軸6が回転可能に挿入される操作桿軸受け部4は嵌着枠3と一体成形されている。そして、嵌着枠3を成形する樹脂としては、熱可塑性樹脂ならば特に制約されない。
例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリブテンポリマー、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸などの不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリビニル系樹脂など公知の樹脂が用いられる。
また、上記樹脂を用いて嵌着枠3を成形する際には、一般的な添加剤として、例えば、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、耐火剤、防かび剤、顔料、充填剤、その他等を使用することができる。その添加量としては、極微量から数10%まで、その目的に応じて任意に添加することができる。そして、公知の射出成形加工機等を用いて嵌着枠3が成型加工される。
また、操作桿5を成形する樹脂としては、嵌着枠3と同様、熱可塑性樹脂ならば特に制約されない。例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリブテンポリマー、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸などの不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリビニル系樹脂など公知の樹脂を用いることができる。
また、嵌着枠3と同じ樹脂であっても異なる樹脂であっても良い。さらに、樹脂でなくとも良い。例えば、金属、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル合金等を用いることができる。
上記樹脂を用いる場合の成形加工は公知の射出成形加工機等を使用することができる。また、金属、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル合金等を用いる場合は、公知の工作機械またはプレス加工機等を使用して操作桿5を成形することもできる。
次に、図5は本発明の注出口付き液体容器用アダプターの概略を示す概略図で、(a)は注出口付き液体容器用アダプターの平面の概略を示す概略図であり、(b)は図5(a)のB−B´線の断面を示す断面図である。
図5(a)(b)に示すように本発明の注出口付き液体容器用アダプター1はアダプタ
ー2のフランジ部8に、操作桿5等が設けられている嵌着枠3がアダプター2のフランジ部8に嵌着される。
前記嵌着に際しては、断面形状がコの字状の嵌着枠3が注出口9の反対方向のフランジ部8から注出口9方向に向かって嵌着枠3のコの字状部分がフランジ部8を覆う状態で前進する。そして、嵌着枠3の上側面に設けられている操作桿5の係止部の凸部がアダプター2と一体成形されている帯板状のレバー12に形成されている引掛け孔15に挿入し係着される。
また、アダプター2のフランジ部8に嵌着枠3が嵌着された後、図1に示すようにバックインボックス50等の容器に設けられているスパウト50の周壁筒52にアダプター2の筒状部11が嵌着される。
また、バックインボックス50等の容器に収納されている収納物等を注出する際には、アダプター2の筒状部11外側の操作桿5をスパウト50方向に押す。前記操作桿5を押すことにより、帯板状のレバー12が形成されている部分の凹状部10が引っ張り上げられ凸状となった状態となる。そして、これに伴い、この凹状部10で閉鎖されていた注出口9が外部と通じるように開口されて収納物等(図示せず)を注出することができるようになる。
本発明の注出口付き液体容器用アダプターが容器のスパウトに用いられた一実施例の断面を示す断面図である。 本発明の注出口付き液体容器用アダプターの注出口付きアダプターの概略を説明するための斜視図である。 本発明の注出口付き液体容器用アダプターの注出口付きアダプターの概略を示す、(a)は注出口付きアダプターの平面の概略を示す概略図であり、(b)は図3(a)のA−A´線の断面を示す断面図である。 本発明の注出口付き液体容器用アダプターの嵌着枠の概略を示す概略図で、(a)は嵌着枠の平面の概略を示す概略図であり、(b)は嵌着枠の正面の概略を示す概略図である。 本発明の注出口付き液体容器用アダプターの概略を示す概略図で、(a)は注出口付き液体容器用アダプターの平面の概略を示す概略図であり、(b)は図5(a)のB−B´線の断面を示す概略断面図である。 従来の注出口付き液体容器用アダプターの一事例を開口するときの状態を表す概略断面図である。
符号の説明
1…注出口付き液体容器用アダプター
2…注出口付きアダプター
3…嵌着枠
4…操作桿軸受け
5…操作桿
6…操作桿軸
7…操作桿軸穴
8…フランジ部
9…注出口
10…凹状部
11…筒状部
12…帯板状のレバー
13…開閉用補助部
14…連結部
15…引掛け孔
16…挿入部
20…プラスチックバック
40…シール部
50…スパウト
51…フランジ部
52…周壁筒
53…開口部
54…上部リブ
55…ガイド板

Claims (1)

  1. 管状の注出路を備えたスパウトの上端に嵌着されるアダプターには筒状部が形成され、その筒状部の上端にフランジ部を備え、
    前記筒状部の上端近傍に注出口が形成され、
    前記フランジ部には可撓性で弾力性を有する凹状部が一体成形で連設され、該凹状部の内面で前記注出口寄りに注出口開閉用の引掛け孔を有する帯板状のレバーが一体成形で立設され、
    前記フランジ部の注出口と対向する側に嵌着枠が嵌着され、その嵌着枠上に断面形状がくの字状に曲げられ、注出口寄りの前記帯板状のレバーの引掛け孔に挿入係着される挿入部を有する操作桿が設けられ、
    前記スパウトに嵌着された状態で前記注出口は、前記可撓性で弾力性を有する凹状部で閉鎖されるように構成されている注出口付き液体容器用アダプターであって、
    前記注出口と対向する側の筒状部のフランジ部に嵌着枠が嵌着され、その嵌着された嵌着枠の上側面に設けられている操作桿の注出口方向先端の挿入部が凹状部に立設する帯板状のレバーの引掛け孔に挿入し、係着され
    前記操作桿は、注出口方向に倒された状態で、上方にくの字状に曲げられ、
    前記操作桿の注出口方向の先端に係止部が設けられていることを特徴とする注出口付き液体容器用アダプター。
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