JP5151196B2 - 有機エレクトロルミネッセンス装置とその製造方法、電子機器 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス装置とその製造方法、電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、有機エレクトロルミネッセンス装置とその製造方法、電子機器に関するものである。
特許文献1、2には、有機EL(エレクトロルミネッセンス)装置において、発光層と陰極との間、及び発光層と陽極との間に、それぞれホールブロック層、電子ブロック層を設けることで、キャリア再結合に寄与せず抜けてしまうキャリアを減少させ、発光効率及び発光寿命の向上を図ることが記載されている。
特開2006−059878号公報 特開2006−059879号公報
特許文献1、2では、ホールブロック層として、ポリ(2−ビニルピリジン)、ポリ(4−ビニルピリジン)、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリ(N,N−ジメチルアクリルアミド)、ポリ(エチレングリコール)、ポリプロピレングリコール、ポリ(2−エチル−2−オキサゾリン)、ポリ(2−ヒドロキシエチルアクリレート)、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリ(テトラメチレンエーテル)グリコール、ポリビニル酢酸、ポリビニルブチラ−ル、置換ポリスチレン、ポリ−N−ビニルピロリドンが好ましいとされ、主にポリ(2−ビニルピリジン)が用いられている。
ところで、ポリ(2−ビニルピリジン)は、そもそも絶縁体でありキャリアブロック性はあるものの導電性は少ない。そのため特許文献1、2では、絶縁性を無視出来るほどの膜厚で成膜している。しかしながら、このようにホールブロック層を薄膜化すると電流リークが起きるおそれがある。また塗布法では1〜5nm程度の膜厚制御は非常に難しく、5nmを超える厚さに積層するとホール(正孔)だけでなく電子すらブロックし、ホールブロック兼電子輸送層としてほとんど機能しなくなる可能性がある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、上述した問題点を解決したホールブロック層を備え、発光効率、発光寿命、及び製造性の改善された有機エレクトロルミネッセンス装置を提供することを目的としている。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス装置は、ホールブロック層を含む機能層と、前記機能層に電圧を印加する第1電極及び第2電極とを備え、前記ホールブロック層が、電子輸送性を有する芳香環又は電子輸送性を有する複素環を含む置換基をポリビニルピリジンの側鎖ピリジル基に導入してなる有機化合物を含んでおり、前記ホールブロック層が、以下の(1)〜(4)に示す有機化合物のいずれか1種以上を含み、かつ厚さが10nm以上20nm以下であることを特徴とする。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法は、ホールブロック層を含む機能層と、前記機能層に電圧を印加する一対の電極とを備えた有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法であって、電子輸送性を有する芳香環又は電子輸送性を有する複素環を含む置換基をポリビニルピリジンの側鎖ピリジル基に導入してなる、以下の(1)〜(4)に示す有機化合物のいずれか1種以上を含む液体材料を用いて、前記ホールブロック層を10nm以上20nm以下の厚さに成膜することを特徴とする。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス装置は、上記課題を解決するために、ホールブロック層を含む機能層と、前記機能層に電圧を印加する一対の電極とを備え、前記ホールブロック層が、電子輸送性を有する芳香環又は電子輸送性を有する複素環を含む置換基をポリビニルピリジンの側鎖ピリジル基に導入してなる有機化合物を含んでいることを特徴とする。
前記ホールブロック層が、以下の(1)〜(4)に示す有機化合物のいずれか1種以上を含んでいることが好ましい。これらの有機化合物を用いることで、電流効率が高く、長寿命の有機エレクトロルミネッセンス装置を実現できる。
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基体上に複数の前記第1電極が配列形成されており、前記機能層と前記第2電極とが、複数の前記第1電極にわたる平面形状に形成されていることが好ましい。かかる構成では、機能層が複数の発光素子で共通の平面ベタ状であることから、スピンコート法などの液相法を用いた機能層の形成に好適な構成となっている。そして、本発明では、特にホールブロック層を従来に比して厚く形成できることから、従来は液相法による形成が困難であったホールブロック層についても低コストの液相法で形成でき、有機エレクトロルミネッセンス装置の製造コストを低減するとともに製造性を向上させることができる。
また、上記構成において、複数の前記第1電極の間の領域に絶縁膜が形成されていることが好ましく、前記絶縁膜の一部が前記第1電極上に配置されていることが好ましい。このように第1電極間の領域に絶縁膜を形成することで、機能層を平面ベタ状に形成した場合の第1電極間の短絡を効果的に防止することができ、絶縁膜の一部が第1電極上に乗り上げている構成とすれば、さらに確実に短絡を防止することができる。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法は、ホールブロック層を含む機能層と、前記機能層に電圧を印加する一対の電極とを備えた有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法であって、電子輸送性を有する芳香環又は電子輸送性を有する複素環を含む置換基をポリビニルピリジンの側鎖ピリジル基に導入してなる有機化合物を含む液体材料を用いて、前記ホールブロック層を成膜することを特徴とする。
前記ホールブロック層を、インクジェット法やスピンコート法などの液相法を用いて形成することが好ましい。このような製造方法とすることで、キャリアブロック機能と電子輸送機能とを具備したホールブロック層を容易に形成することができる。
従来はホールブロック層の電子輸送性を確保するために1〜5nmの厚さに形成する必要があり、このような薄い膜はインクジェット法やスピンコート法などの液層法では形成が困難であった。これに対して、本発明では、電子輸送性を有する材料によりホールブロック層を構成するので、例えばスピンコート法を用いて均一に形成可能な膜厚(例えば10〜20nm)にてホールブロック層を形成できる。したがって、本発明の製造方法によれば、良好なホールブロック性と電子輸送性とを備えたホールブロック層を具備した有機エレクトロルミネッセンス装置を液相法により簡便かつ低コストに製造することができる。
本発明の電子機器は、先に記載の本発明の有機エレクトロルミネッセンス装置を備えたことを特徴とする。この構成によれば、信頼性が高く、発光特性に優れた発光デバイスを具備した電子機器を提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。かかる実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
(有機EL装置)
図1は、本実施形態の有機EL装置10の概略構成図である。有機EL装置10は、ガラスや石英、プラスチック等からなる基体2を備えている。基体2上には、陽極(第1電極)3、正孔注入層4、発光層5、ホールブロック層6、及び陰極(第2電極)8が形成されている。正孔注入層4、発光層5、及びホールブロック層6はいずれも有機材料によって形成されており、正孔注入層4と発光層5とホールブロック層6とによって機能層7が形成されている。また、機能層7は、陽極3と陰極8との間に挟持されており、陽極3、機能層7及び陰極8によって、発光素子である有機EL素子9が形成されている。陽極3と陰極8には、図1に概念的に示すように駆動電圧を印加するための配線が接続される。
発光層5には、前記配線を介して陽極3から正孔が、陰極8から電子がそれぞれ注入されるようになっている。発光層5に注入された正孔及び電子は、発光層5中を移動して再結合する。この再結合の際に放出されたエネルギーにより、励起子が生成し、この励起子が基底状態に戻る際に蛍光や燐光という形でエネルギーを放出する。有機EL素子9から放出された光は、ガラス基板等からなる基体2から射出され、外部に取り出される(ボトムエミッション方式)。陰極8がITO等の透明導電膜によって形成されていれば、有機EL素子9から放出された光を陰極8側から取り出すこともできる(トップエミッション方式)。なお、以下の説明では、発光層5に注入された電子及び正孔(ホール)をキャリアと呼ぶことがある。
正孔注入層4としては、アリールアミン誘導体、フタロシアニン誘導体、ポリアニリン誘導体+有機酸、ポリチオフェン誘導体+ポリマー酸等が用いられる。特に、ポリエチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルフォン酸との混合物(PEDOT/PSS)が好適である。
発光層5は、蛍光あるいは燐光を発光することが可能な公知の発光材料を含む。具体的には、(ポリ)フルオレン誘導体(PF)、(ポリ)パラフェニレンビニレン誘導体(PPV)、ポリフェニレン誘導体(PP)、ポリパラフェニレン誘導体(PPP)、ポリビニルカルバゾール(PVK)、ポリチオフェン誘導体、ポリメチルフェニルシラン(PMPS)などのポリシラン系などが好適に用いられる。また、これらの高分子材料に、ペリレン系色素、クマリン系色素、ローダミン系色素などの高分子系材料や、ルブレン、ペリレン、9,10−ジフェニルアントラセン、テトラフェニルブタジエン、ナイルレッド、クマリン6、キナクリドン等の低分子材料をドープして用いることもできる。またカルバゾール(CBP)などの低分子材料にこれらの低分子色素をドープして発光層とすることもできる。
なお、ホールブロック層6と陰極8との間に電子注入層を設けてもよい。かかる電子注入層としては、ポリフルオレン誘導体、ポリパラフェニレンビニレン誘導体、ポリパラフェニレン誘導体、ポリビニルカルバゾール、ポリチオフェン誘導体、ポリメチルフェニルシランなどのポリシラン系などの高分子有機材料が好適に用いられる。
そして、本発明に係る有機EL装置10は、発光層5と陰極8との間に形成されたホールブロック層6として、ポリビニルピリジンの側鎖ピリジル基に電子輸送性を有する芳香環又は電子輸送性を有する複素環を備えた置換基が導入された有機化合物を用いている。具体的には、以下の化2に示すポリビニルピリジンの側鎖ピリジル基におけるR(Rは水素又はアルキル基あるいは芳香環又は複素環)が、化3〜化7に例示する電子輸送材料の骨格を有する置換基のいずれか又は複数により置換された有機化合物、あるいは、側鎖ピリジル基のRが、化8に示す芳香環ないし複素環のいずれか1種又は複数種により置換された有機化合物を用いてホールブロック層6を形成している。より詳細には、ホールブロック層6を構成する有機化合物としては、化9の(1)〜(4)に示すポリビニルピリジン誘導体を挙げることができる。
本実施形態では、ホールブロック層6を構成する有機化合物が良好なホールブロック機能を奏するポリビニルピリジンの骨格構造を具備しており、かつ、側鎖ピリジル基に導入された化3〜化8に例示される置換基によって絶縁体であるポリビニルピリジンに電子輸送性が付与されていることで、ホールブロック機能と電子輸送機能とを兼ね備えたホールブロック層6を実現している。
ここで図2は、ホールブロック層6を備えた有機EL装置10の作用説明図である。図2(a)は本発明に係る有機EL装置10における発光層5とホールブロック層6とを拡大して示す断面構成図であり、図2
(b)はポリビニルピリジンからなるホールブロック層60を発光層5上に形成した従来構成における断面構成図である。
従来構成におけるホールブロック層60は、絶縁体であるポリビニルピリジンからなるものであるため、厚く形成すると陰極から注入された電子まで遮断してしまい、ホールブロック層60として機能しなくなる。そこで図2(b)に示すように、厚さ1〜5nm程度のごく薄いポリビニルピリジン膜を形成することでホールを遮断しつつ電子を透過するようにホールブロック層60を形成していた。しかしながら、このように薄い膜では、ホールの遮断が十分に成されないために意図した効果を得られないことがある。特に、スピンコート法などの液相法を用いた場合には、図2(b)に示すように発光層5表面の凹凸によって局所的にホールブロック層60が薄くなった部位60dが形成されやすい。また、液相法では厚さ5nm以下の薄膜を均一な厚さに形成するのは極めて困難であり、膜厚むらによる発光特性のばらつきが生じやすい。
これに対して本発明では、上述したように、絶縁体であるポリビニルピリジンの側鎖ピリジル基に置換基を導入して電子輸送性を付与した有機化合物からなるホールブロック層6が発光層5上に形成されている。このように電子輸送性を付与されていることで、ホールブロック層6を図2(a)に示すように厚く(例えば厚さ10nm〜20nm)形成することができる。これにより、図2(b)に示した膜厚の薄い部位60dが形成されることなく、均一な厚さで発光層5上に形成することができる。またこのように厚く形成できることから従来適用が困難であったスピンコート法などの液相法によりホールブロック層6を形成することができるようになり、設備コストを抑えつつ簡便な工程でホールブロック層6を形成することができる。
また、ホールブロック層6を従来の2倍以上の厚さに形成できることから、ホールブロック層6のホールブロック機能も向上させることができ、ホールブロック機能と電子輸送性の双方に優れるホールブロック層6を実現することができる。
このように、本発明の有機EL装置では、ホールブロック機能と電子輸送性の双方に優れるホールブロック層6を備えたことで発光層5へのホールの閉じこめが良好に成され、これにより電流効率を向上させることができ、その結果、発光寿命も長くなる。さらに、簡便な液相工程で製造できることから製造コストの低減を図ることができる有機EL装置となっている。
Figure 0005151196
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次に、図3を参照しつつ有機EL装置10の製造方法を説明する。
まず、図3(a)に示すように、陽極3が形成された基体2上に、先に示した有機材料を用いて正孔注入層4を形成し、正孔注入層4上に発光層5を形成する。これら正孔注入層4及び発光層5の形成工程には公知の成膜工程を用いることができる。例えば、正孔注入層形成材料を含む液体材料をインクジェット法やスピンコート法等を用いて陽極3上に塗布し、これを乾燥固化させることで正孔注入層4を形成することができる。その後、発光層形成材料を含む液体材料を正孔注入層4上に塗布し、乾燥固化させることで発光層5を形成することができる。
次に、発光層5上にホールブロック層6を形成する。より詳細には、ホールブロック層6の構成材料である、ポリビニルピリジンの側鎖ピリジル基に電子輸送性を有する芳香環又は電子輸送性を有する複素環を備えた置換基が導入された有機化合物を溶解ないし分散させた液体材料6aを用意する。そして、図3(b)に示すように、インクジェット法やスピンコート法などの液相法を用いて発光層5上に液体材料6aを塗布する。そして、かかる液体材料6aを乾燥、焼成することで、図3(c)に示すように発光層5上にホールブロック層6を形成する。これにより、基体2上に機能層7が形成される。
ホールブロック層6を形成したならば、図3(d)に示すように、ホールブロック層6上に陰極8を形成することで、有機EL素子9を備えた有機EL装置10を製造することができる。
本発明に係る有機EL装置10のホールブロック層6は、先に記載のように、ポリビニルピリジンに電子輸送性を付与した有機化合物からなるものであるので、図2(a)を参照して説明したように、10nm〜20nm程度にまで厚くしても発光層5への電子輸送性を損なうことがない。そのため、簡便な工程で成膜が可能である一方、ごく薄い膜の形成には不適であるスピンコート法を用いて比較的厚く成膜することが可能になっている。したがって本発明の製造方法によれば、液相法を採用することで簡便に低コストでホールブロック層6を形成することができる。
次に、実施形態に係るホールブロック層6の形成材料として使用できる化9に示した有機化合物について、その製造方法を簡単に説明する。
化9(1)に示す有機化合物は、以下の化10に示す反応過程を経て得られるビニル化合物1Aを重合反応させて製造することができる。重合方法は特に限定されず、ラジカル重合、カチオン重合、アニオン重合のいずれを用いても良い。かかるビニル化合物1Aの製造工程については、下記参考文献にも記載されている。
なお、化10の下欄には、反応式(i)〜(vi)における反応条件(触媒、反応環境、反応温度、反応時間等)の要部を併記している。
(参考文献) Org. Lett. 2000, 2, 433. , Org. Lett. 2004, 6, 4125, Macromolecules.2002, 35, 2529
Figure 0005151196
化9(2)に示す有機化合物は、以下の化11に示す反応過程を経て得られるビニル化合物(2A)を重合反応させて製造することができる。重合方法は特に限定されず、ラジカル重合、カチオン重合、アニオン重合のいずれを用いても良い。
なお、化11中、「1」で示されている物質は、化10の物質「1」と同一のものである。また、化11の下欄には、反応式(i)〜(iii)における反応条件(触媒、反応環境、反応温度、反応時間等)の要部を併記している。
Figure 0005151196
化9(3)に示す有機化合物は、以下の化12に示す反応過程を経て得られるビニル化合物(3A)を重合反応させて製造することができる。重合方法は特に限定されず、ラジカル重合、カチオン重合、アニオン重合のいずれを用いても良い。
なお、化12中、「1」で示される物質は化10に「1」で示した物質と同一である。また、化12の下欄には、反応式(i)における反応条件(触媒、反応環境、反応温度、反応時間等)の要部を併記している。
Figure 0005151196
化9(4)に示す有機化合物は、以下の化13に示す反応過程を経て得られるビニル化合物(4A)を重合反応させて製造することができる。重合方法は特に限定されず、ラジカル重合、カチオン重合、アニオン重合のいずれを用いても良い。
なお、化13中、「1」で示される物質は化10に「1」で示した物質と同一である。また、化13の下欄には、反応式(i)〜(iii)における反応条件(触媒、反応環境、反応温度、反応時間等)の要部を併記している。
Figure 0005151196
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。なお、以下の説明においても、図1から図3に示した有機EL装置の構成及び製造工程を適宜参照することとする。
[実施例1]
本実施例では、化9(1)に示す有機化合物からなるホールブロック層6を備えた有機EL装置10を作製した。
まず、基体2上にITO膜をパターン形成して陽極3とした。
次に、陽極3上に、正孔注入層形成材料を含む液体材料をスピンコート法により層厚50〜60nmに塗布し、その後、液体材料を塗布された基体2を150℃で加熱焼成することで、陽極3上に正孔注入層4を形成した。正孔注入層形成材料には、ポリオレフィン誘導体である3,4−ポリエチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルホン酸(PEDOT/PSS)を用いた。
次に、正孔注入層4上に、ポリ(9,9−ジオクチルフルオレン−2,7−ジイル)を1.8wt%キシレン溶液とした液体材料をスピンコート法により層厚60〜80nmに塗布し、その後、液体材料を塗布された基体2に対して、窒素雰囲気下において130℃、30分の焼成処理を施すことで、正孔注入層4上に発光層5を形成した。
次に、化9(1)に示した有機化合物(数平均分子量50000)を0.5wt%DMF溶液(DMF:ジメチルホルムアミド)とした液体材料を用意し、この液体材料をスピンコート法により発光層5上に10〜20nm塗布した。その後、液体材料を塗布された基体2に対して、窒素雰囲気下において200℃、60分の焼成処理を施すことで、発光層5上にホールブロック層6を形成した。
次に、真空度が10−6Torr(1.33×10−4Pa)の真空下において、真空蒸着法により、ホールブロック層6上に層厚4nmのLiF層、層厚10nmのCa層、及び層厚200nmのAl層を順次積層して陰極8を形成した。
[実施例2]
化9(2)に示した有機化合物からなるホールブロック層6を形成した以外は、実施例1と同様として第2実施例に係る有機EL装置を作製した。
[実施例3]
化9(3)に示した有機化合物からなるホールブロック層6を形成した以外は、実施例1と同様として第2実施例に係る有機EL装置を作製した。
[実施例4]
化9(4)に示した有機化合物からなるホールブロック層6を形成した以外は、実施例1と同様として第2実施例に係る有機EL装置を作製した。
[比較例]
比較例に係る有機EL装置は、以下の手順で作製した。比較例に係る有機EL装置は、ホールブロック層6を備えない以外は図1に示した有機EL装置10と同様の構成である。すなわち、基体2上に、陽極3と、正孔注入層4と、発光層5と、陰極8とを積層してなる構成を備えた有機EL装置である。
まず、まず、基体2上にITO膜をパターン形成して陽極3とした。
次に、陽極3上に、正孔注入層形成材料を含む液体材料をスピンコート法により層厚50〜60nmに塗布し、その後、液体材料を塗布された基体2を150℃で加熱焼成することで、陽極3上に正孔注入層4を形成した。正孔注入層形成材料には、ポリオレフィン誘導体である3,4−ポリエチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルホン酸(PEDOT/PSS)を用いた。
次に、正孔注入層4上に、ポリ(9,9−ジオクチルフルオレン−2,7−ジイル)を1.8wt%キシレン溶液とした液体材料をスピンコート法により層厚60〜80nmに塗布し、その後、液体材料を塗布された基体2に対して、窒素雰囲気下において130℃、30分の焼成処理を施すことで、正孔注入層4上に発光層5を形成した。
次に、ホールブロック層を形成することなく、陰極8を発光層5上に形成した。具体的には、真空度が10−6Torr(1.33×10−4Pa)の真空下において、真空蒸着法により、層厚4nmのLiF層、層厚10nmのCa層、及び層厚200nmのAl層を順次積層して陰極8を発光層5上に形成した。
[評価結果]
以上のようにして作製した実施例1〜4及び比較例に係る有機EL装置について、発光スペクトルを測定した。その結果、実施例1〜4の有機EL装置においては、メインピーク約460nmのポリ(9,9−ジオクチルフルオレン−2,7−ジイル)由来の発光スペクトルが得られた。一方、比較例の有機EL装置では、やや青色側にシフトした約440nmにピークを有する発光スペクトルが得られた。
次に、初期輝度を800cd/cmとして実施例1〜4の有機EL装置及び比較例の有機EL装置を低電流駆動し、各有機EL装置について、電流効率及び半減時間を測定した。表1に測定結果を示す。
なお、電流効率は輝度1cd/cm当たりに要する電流値であり、半減時間は発光輝度が初期輝度の1/2となるまでの稼働時間である。また表1では、電流効率及び半減時間の値について、それぞれ比較例の電流効率及び半減時間を1とした相対値で表示している。
表1に結果を示すように、化9(1)〜(4)のいずれかの有機化合物からなるホールブロック層を具備した実施例1〜4の有機EL装置は、ホールブロック層を備えない比較例の有機EL装置に比して、電流効率、半減時間のいずれにおいても優位であるという結果が得られた。特に、化9(1)及び化9(4)の有機化合物をホールブロック層6に用いることで、さらに顕著な効果を得られることがわかる。
このように、ホールブロック層6として、電子輸送性を有する芳香環又は電子輸送性を有する複素環を含む置換基をポリビニルピリジンの側鎖ピリジル基に導入してなる有機化合物を含むものを用いることで、良好なホールブロック機能と電子輸送性とにより電流効率を向上することができ、発光寿命を延ばせることが確認された。また本例に係るホールブロック層6は良好な電子輸送性を有していることから10〜20nm程度に厚く形成することができ、これによりホールブロック層6のホールブロック機能をさらに向上させることができ、また、薄く形成することによって生じるリーク電流等の問題も解決できるものとなる。
Figure 0005151196
[画像形成装置(電子機器)]
次に、本発明の有機EL装置を備えた電子機器の第1実施例である画像形成装置について説明する。図4は、有機EL装置をラインヘッドとして備えた画像形成装置100の要部を示す概略構成図である。
画像形成装置100は、転写媒体22の走行経路の近傍に、像担持体としての感光体ドラム16を備えている。感光体ドラム16の周囲には、感光体ドラム16の回転方向(図中に矢印で示す)に沿って、露光装置15、現像装置18及び転写ローラ21が順次配設されている。感光体ドラム16は、回転軸17の周りに回転可能に設けられており、その外周面には、回転軸方向中央部に感光面16Aが形成されている。露光装置15及び現像装置18は感光体ドラム16の回転軸17に沿って長軸状に配置されており、その長軸方向の幅は、感光面16Aの幅と概ね一致している。
画像形成装置100では、まず、感光体ドラム16が回転する過程において、露光装置15の上流側に設けられた図示略の帯電装置により感光体ドラム16の表面(感光面16A)が例えば正(+)に帯電され、次いで露光装置15により感光体ドラム16の表面が露光されて表面に静電潜像LAが形成される。さらに、現像装置18の現像ローラ19により、トナー(現像剤)20が感光体ドラム16の表面に付与され、静電潜像LAの電気的吸着力によって静電潜像LAに対応したトナー像が形成される。なお、トナー粒子は正(+)に帯電されている。
現像装置18によるトナー像の形成後は、感光体ドラム16の更なる回転によりトナー像が転写媒体22に接触し、転写ローラ21により転写媒体22の背面からトナー像のトナー粒子とは逆極性の電荷(ここでは負(−)の電荷)が付与され、これに応じて、トナー像を形成するトナー粒子が感光体ドラム16の表面から転写媒体22に吸引され、トナー像が転写媒体22の表面に転写される。
露光装置15は、複数の有機EL素子9を有するラインヘッド1と、該ラインヘッド1から放射された光Lを正立等倍結像させる複数のレンズ素子13を有する結像光学素子12とを備えている。ラインヘッド1と結像光学素子12とは、互いにアライメントされた状態で図示略のヘッドケースによって保持され、感光体ドラム16上に固定されている。
ラインヘッド1は、複数の有機EL素子9を感光体ドラム16の回転軸17に沿って配列してなる発光素子列110と、有機EL素子9を駆動させる図示略の駆動素子からなる駆動素子群と、これら駆動素子(駆動素子群)の駆動を制御する制御回路群11とを備えている。有機EL素子9、駆動素子群及び制御回路群11は長細い矩形の素子基板(基体)2上に一体形成されている。
結像光学素子12は、日本板硝子株式会社製のセルフォック(登録商標)レンズ素子と同様の構成からなるレンズ素子13を感光体ドラム16の回転軸17に沿って千鳥状に2列配列(配置)してなるレンズ素子列14を備えている。
この画像形成装置100は、ラインヘッド1に形成された有機EL素子9が、上述した本発明の発光素子の構造を備えている。そのため、電流効率が高く低消費電力であり、また長寿命の露光装置を具備した画像形成装置となる。
[有機EL表示装置(電子機器)]
次に、本発明の有機EL装置を備えた電子機器の第2実施形態である有機EL表示装置について説明する。図5は、有機EL素子を画素としてマトリクス状に備えた有機EL表示装置200の概略構成図である。
有機EL表示装置200は、基体2上に、回路素子としての薄膜トランジスタを含む回路素子部30、陽極である画素電極(第1電極)3、発光層を含む有機機能層7、陰極である対向電極(第2電極)8、及び封止部32等を備えている。
基体2としては、例えば、ガラス基板が用いられる。本発明における基板としては、ガラス基板の他に、シリコン基板、石英基板、セラミックス基板、金属基板、プラスチック基板、プラスチックフィルム基板等、電気光学装置や回路基板に用いられる公知の様々な基板が適用される。
基体2上には、発光領域としての複数の画素領域Aがマトリクス状に配列されており、カラー表示を行う場合、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色に対応する画素領域Aが所定の配列で形成される。各画素領域Aには、画素電極(陽極)3が配置され、その近傍には信号線42、共通給電線43、走査線41及び図示しない他の画素電極用の走査線等が配置されている。画素領域Aの平面形状は、図に示す矩形の他に、円形、長円形など任意の形状が適用可能である。
封止部32は、水や酸素の侵入を防いで対向電極8あるいは有機機能層7の酸化を防止するものであり、基体2に貼り合わされる封止基板(又は封止缶)34を含む。封止基板34は、ガラスや金属等からなり、基体2と封止基板34とはシール剤を介して貼り合わされている。基体2の内側には乾燥剤が配置されており、基板間に形成された空間には不活性ガスを充填した不活性ガス充填層33が形成されている。
画素領域Aには、走査線41を介して走査信号がゲート電極に供給されるスイッチング用の第1の薄膜トランジスタ44と、この薄膜トランジスタ44を介して信号線42から供給される画像信号を保持する保持容量capと、保持容量capによって保持された画像信号がゲート電極に供給される駆動用の第2の薄膜トランジスタ45と、この薄膜トランジスタ45を介して共通給電線43に電気的に接続したときに共通給電線43から駆動電流が流れ込む画素電極3と、画素電極3と対向電極(陰極)8との間に挟み込まれる機能層7とが設けられている。機能層7は発光層とホールブロック層とを含み、発光素子である有機EL素子9は、画素電極3、対向電極8、及び機能層7等を含んで構成される。
画素領域Aでは、走査線41が駆動されて第1の薄膜トランジスタ44がオンになると、そのときの信号線42の電位が保持容量capに保持され、この保持容量capの状態に応じて、第2の薄膜トランジスタ45の導通状態が決まる。また、第2の薄膜トランジスタ45のチャネルを介して共通給電線43から画素電極3に電圧が印加され、かかる電位差により画素電極3と対向電極8との間に機能層7を通じて電流が流れる。そして、このときの電流量に応じて、機能層7(発光層)が発光する。
有機EL表示装置200においては、機能層7から基体2側に発した光が、回路素子部30及び基体2を透過して基体2の下側(観測者側)に射出されるとともに、機能層7から基体2の反対側に発した光が対向電極8により反射されて、その光が回路素子部30及び基体2を透過して基体2の下側(観測者側)に射出される(ボトムエミッション型)。なお、対向電極8として、透明な材料を用いることにより対向電極側から発光する光を射出させることもできる(トップエミッション型)。この場合、対向電極用の透明な材料としては、ITO、Pt、Ir、Ni、もしくはPdを用いることができる。
この有機EL表示装置200は、画素領域Aに形成された有機EL素子9が、上述した本発明の発光素子の構造を備えている。そのため、電流効率が高く低消費電力であり、また長寿命の明るい表示が可能な有機EL表示装置となる。
本発明の有機EL装置を示す断面構成図。 本発明の有機EL装置の製造工程を示す図。 本発明の有機EL装置の作用説明図。 電子機器の一例である画像形成装置を示す図。 電子機器の一例である有機EL表示装置を示す図。
符号の説明
10 有機EL装置、2 基体、3 陽極(第1電極)、4 正孔注入層、5 発光層、6 ホールブロック層、7 機能層、8 陰極、9 有機EL素子、6a 液体材料

Claims (5)

  1. ホールブロック層を含む機能層と、前記機能層に電圧を印加する第1電極及び第2電極とを備え、
    前記ホールブロック層が、電子輸送性を有する芳香環又は電子輸送性を有する複素環を含む置換基をポリビニルピリジンの側鎖ピリジル基に導入してなる有機化合物を含んでおり、
    前記ホールブロック層が、以下の(1)〜(4)に示す有機化合物のいずれか1種以上を含み、かつ厚さが10nm以上20nm以下であることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。
    Figure 0005151196
  2. 基体上に複数の前記第1電極が配列形成されており、
    前記機能層と前記第2電極とが、複数の前記第1電極にわたる平面形状に形成されていることを特徴とする請求項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  3. ホールブロック層を含む機能層と、前記機能層に電圧を印加する一対の電極とを備えた有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法であって、
    電子輸送性を有する芳香環又は電子輸送性を有する複素環を含む置換基をポリビニルピリジンの側鎖ピリジル基に導入してなる、以下の(1)〜(4)に示す有機化合物のいずれか1種以上を含む液体材料を用いて、前記ホールブロック層を10nm以上20nm以下の厚さに成膜することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
    Figure 0005151196
  4. 前記ホールブロック層を、液相法を用いて形成することを特徴とする請求項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  5. 請求項1又は2に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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