JP5149487B2 - 液晶シール剤、及びそれを用いた液晶表示パネル - Google Patents
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Description
好ましくは、成分(1)のガラス転移温度(Tg)が50℃以下であり、エポキシ基当量が200〜10000g/eqであるエポキシ基含有コポリマーであり、水酸基当量500〜5000g/eqの水酸基価を有する水酸基含有コポリマーであり、Fedorsの理論溶解度パラメータ(sp値)が9.0〜12.0(cal/cm3)1/2であることが望ましい。また、液晶シール剤100重量部中に、成分(1)を1〜50重量部含有することが好ましい。更に、液晶シール剤100重量部中に、成分(3)を1〜40重量部含有することが好ましい。そして、該液晶シール剤を用いて得られた液晶表示パネルである。
本発明に係る液晶シール剤とは、具体的には、(1)アクリル酸エステルおよび/またはメタクリル酸エステルと、他のエチレン性不飽和単量体とを共重合させて得られる、一分子内に少なくとも1個のエポキシ基を有する、重量平均分子量が1000〜10000の少なくとも1種類のコポリマーと、(2)潜在性エポキシ硬化剤と、(3)環球法による軟化点が40℃以上で、かつ、重量平均分子量が1000以上のエポキシ樹脂と、必要に応じて、(4)フィラーと、(5)その他の添加剤成分とからなるものである。その構成成分から具体的に説明する。
本発明に用いられる成分(1)は一分子内に少なくとも1個以上のエポキシ基および(メタ)アクリロイル基を有する、重量平均分子量が1000〜10000、好ましくは2000〜8000の少なくとも1種類のコポリマーであれば特に限定されない。成分(1)の分子量が上記範囲内であれば、液晶への溶け込みが少なく、得られるシール剤の保存安定性、ディスペンス性が良好で好ましい。重量平均分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により、ポリスチレンを標準として測定することができる。
成分(1)は、ガラス転移温度(Tg)が50℃以下、好ましくは20℃以下であることが望ましい。成分(1)のガラス転移温度が上記範囲内であれば、接着性が良好である。成分(1)のガラス転移温度はDSC(示差走査熱量計)で測定することができる。
成分(1)の分子内に含有するエポキシ基の量は特に限定されないが、通常、エポキシ基当量が300〜10000g/eq、好ましくは500〜800g/eqである。成分(1)の分子内に含有するエポキシ基が上記範囲内であれば、接着性、得られるシール剤で作製された液晶表示セルの表示特性が良好で望ましい。
また、上記単量体、あるいはその共重合体をセグメントに有し、末端にビニル基を有するマクロモノマー類も使用できる。これらの単量体は、単独で、あるいは2種以上組み合わせて用いることができる。なお、上記のメチル(メタ)アクリレートは、メチルアクリレートおよびメチルメタクリレートを示す。
成分(1)の分子内に水酸基を含有する手法としては特に限定されないが、ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチルビニルエーテル、ラクトン変性ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等の水酸基含有ビニル化合物類と上記(メタ)アクリレートを共重合させることで得られる。また、エポキシ基含有コポリマーに、ステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等のカルボキシル基含有化合物を、常法に従って、塩基性触媒下で付加させることにより2級水酸基を生成させる手法も挙げられる。
成分(1)が、水酸基当量500〜5000g/eq、好ましくは2000〜4800g/eq.の水酸基含有コポリマーであることが望ましい。成分(1)の分子内に上記範囲の水酸基価を含有すると、接着性が良好であり、かつ、得られるシール剤の保存安定性が良好である。
液晶シール剤樹脂組成物中の成分(1)の使用量が1重量部未満であると、成分(1)による接着性、液晶への耐汚染性の効果が充分に得られないことがあり、50重量%を超えると、得られるシール剤のディスペンス塗布性や保存安定性が劣ることがある。
溶解度パラメータ(sp値)の算出方法にはさまざまな手法や計算方法が存在するが、本明細書において用いられる理論溶解度パラメータはFedorsが考案した計算法に基づくものである(日本接着学会誌、vol.22、no.10(1986)(53)(566)など参照)。この計算法では、密度の値を必要としないため、溶解度パラメータを容易に算出することができる。上記Fedorsの理論溶解度パラメータ(sp値)は、以下の式で算出されるものである。
潜在性エポキシ硬化剤としては、公知のものが使用できるが一液型で粘度安定性が良好な配合物を与えることができる点から、具体的には有機酸ジヒドラジド化合物、イミダゾール及びその誘導体、ジシアンジアミド、芳香族アミン等のアミン系潜在性硬化剤、フェノールノボラック、キシリレンフェノール、クレゾールノボラック等のフェノール系潜在性硬化剤等、テトラヒドロ無水フタル酸等の酸無水物等が好ましく挙げられる。これらは単独で用いても組み合わせて使用しても良い。
本発明に使用される潜在性エポキシ硬化剤は、水洗法、再結晶法などにより、高純度化処理を行ったものを使用することが好ましい。
本発明に用いられるエポキシ樹脂は、環球法による軟化点温度が40℃以上でかつ重量平均分子量が1000〜10000のエポキシ樹脂であれば、エポキシ樹脂の種類には限定されない。該エポキシ樹脂の環球法による軟化点温度が40℃以上で、かつ重量平均分子量が1000〜10000、好ましくは2000〜8000であれば、該エポキシ樹脂の液晶に対する溶解性、拡散性が低く、得られる液晶表示セルパネルの表示特性が良好となり好ましい。該エポキシ樹脂の重量平均分子量は、例えば、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により、ポリスチレンを標準として測定できる。また、これらのエポキシ樹脂としては分子蒸留法などにより高純度化を行ったものを使用することが好ましい。
本発明の液晶シール剤組成物には(4)フィラーを配合しても良い。このフィラーとしては、通常、電子材料分野で使用可能なのものであればいずれでもよい。具体的には、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸ジルコニウム、酸化鉄、酸化チタン、酸化アルミニウム(アルミナ)、酸化亜鉛、二酸化珪素、チタン酸カリウム、カオリン、タルク、石英粉、雲母、ガラス繊維、ガラスビーズ、セリサイト活性白土、ベントナイト、窒化アルミニウム、窒化ケイ素等の無機フィラーが挙げられる。また、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、これらを構成するモノマーと該モノマーと共重合可能なモノマーとを共重合させた共重合体、ポリエステル微粒子、ポリウレタン微粒子、ゴム微粒子等の公知の有機フィラーも使用可能の公知の有機フィラーも使用可能である。また、前記フィラーを、エポキシ樹脂やシランカップリング剤等でグラフト化変性させたのち使用することも可能である。
上記フィラーの形状としては、特に限定されず、球状、板状、針状等の定形物または非定形物が挙げられる。
前記フィラーは、フィラー成分を除く液晶シール剤組成物100重量部に対して、好ましくは1〜40重量部、より好ましくは10〜30重量部の量で用いられることが望ましい。フィラーの使用量が上記範囲内であれば、液晶シール剤組成物のガラス基板上への塗布安定性が良好であり、さらに、接着性も良好となるためセルギャップ幅の寸法安定性が向上する。
本発明では必要に応じて更に、光ラジカル開始剤、熱ラジカル発生剤、シランカップリング剤等のカップリング剤、応力緩和剤、エラストマー、イオントラップ剤、イオン交換剤、レベリング剤、溶剤、光ラジカル重合性樹脂、顔料、染料、可塑剤、消泡剤等の添加剤の使用が可能である。また、所望のセルギャップを確保するためスペーサー等を配合しても良い。
本発明の液晶シール剤の調整は特に限定はない。混合には、例えば、双腕式攪拌機、ロール混練機、2軸押出機、ボールミル混練機、遊星式撹拌機等すでに公知の混練機械を介して行って良く、最終的にフィルターを用いてろ過を実施し、真空脱泡処理後にガラス瓶やポリ容器に密封充填され、貯蔵、輸送さる。
本願発明の液晶表示セルの製造方法とは、前述のようにして得られた液晶シール剤を液晶表示装置の作製に用いられる。その使用方法の一例を説明する。
予め設定したギャップ幅のスペーサーを該液晶シール剤に混合する。さらに対になる液晶セル用ガラス基板を用い、一方の液晶セル用ガラス基板上に該液晶シール剤をディスペンサーにて枠型に塗布して、上下基板を真空下で重ねあわせる。
ここで、2枚の基板を重ね合わせる前に、シール剤を塗布した基板を、Bステージ化によりシール剤の粘度を増粘させて重ねあわせることも可能である。Bステージ化を行った場合、液晶表示パネルの表示特性が良好で、より好ましい。
ここでBステージ化とは、液晶表示パネルの製造方法において、液晶シール剤塗布工程と2枚の電極付き基板を貼り合わせる工程との間に、液晶を滴下注入する工程である液晶滴下工法で、2枚の電極付き基板を貼り合わせる工程前に該シール剤を増粘させるステージのことである。その大小関係は、塗布後の初期粘度<Bステージ化後の粘度<本硬化後の粘度、となる。
Bステージ化の手法としては、例えば、溶剤の除去により粘度を増加させる方法、紫外線、可視光、赤外線、熱を利用した硬化を利用する方法、紫外線、可視光、赤外線、相互作用を利用して粘度を増加させる方法などが挙げられる。
熱を利用する場合は、その硬化条件は、40〜100℃で5〜20分が好ましい。この範囲であれば、Bステージ化するための硬化反応が進み、本硬化反応が抑制される。
上下基板の真空重ね合わせ前に、貼り合わせ後のパネル内部容量に相当する液晶材料をその枠内または、対向基板に精密に滴下、上下基板にズレが発生しないように紫外線硬化樹脂を基板の4隅にディスペンサーで塗布する。減圧下で上下電極付き基板を貼りあわせ、その後大気下に開放して、セルギャップを確保し、4隅の紫外線硬化樹脂をスポット紫外線照射機にて硬化させ、上下基板を固定化する。
液晶セル用基板に液晶シール剤を塗布する方法には特に限定はなく、例えば、スクリーン印刷塗布方法又はディスペンサー塗布方法などで行って良い。
例中記載の%、部とはそれぞれ重量%、重量部を意味する。
[使用原材料等]
成分(1)アクリル酸エステルおよび/またはメタクリル酸エステルと、他のエチレン性不飽和単量体とを共重合させて得られる、一分子内に少なくとも1個以上のエポキシ基を有する、重量平均分子量が1000〜10000の、少なくとも1種類のコポリマー;
合成例1〜5のエポキシ基含有コポリマーを使用した。
攪拌機、温度計、還流冷却装置、及び窒素導入管を備えた4つ口フラスコに、
トルエン66.7部を仕込み、窒素をパージしながら還流温度まで加熱昇温した。このフラスコ内に、グリシジルメタクリレート25重量部、メチルメタクリレート10重量部、ヒト゛ロキシルエチルメタアクリレート5重量部と、スチレン10重量部、ノルマルブチルメタクリレート50重量部と、重合開始剤としてt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート10重量部とが溶解した混合液を、5時間にわたりフィードして、さらにその後100℃で5時間保持した。その後、得られた樹脂溶液からトルエンを除去することによりグリシジル基及びヒドロキシル基含有コポリマーを得た。この、得られたコポリマーを超純水にて12回洗浄処理を繰り返した。得られたグリシジル基及びヒドロキシル基アクリル樹脂(官能基を含有するアクリルコポリマー成分(A))の数平均分子量Mn(GPCにて測定)は、1680であり、重量平均分子量Mw(GPCにて測定)は、4020であり、エポキシ当量は、640g/eq、水酸基当量は2910g/eqであった。また、DSCにより測定されたTgは−10℃であった。なお、Fedorsの方法により決定される「設計溶解度パラメーター(SP)」は10.0である。
ラジカル重合開始剤としてt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエートを15重量部使用した以外は合成例1と同様にして、グリシジル基、及び、ヒドロキシル基含有アクリル樹脂を得た。得られたコポリマーを超純水にて12回洗浄処理を繰り返した。
得られたグリシジル基、及び、ヒドロキシル基(官能基を含有するアクリルコポリマー成分(A))の数平均分子量Mn(GPCにて測定)は、765であり、重量平均分子量Mw(GPCにて測定)は、1610であり、エポキシ当量は、660g/eq、また、水酸基当量は3045g/eqであった。また、DSCにより測定されたTgは−15℃であった。
ラジカル重合開始剤としてt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエートを5重量部使用した以外は合成例1と同様にして、グリシジル基、及び、ヒドロキシル基含有アクリル樹脂を得た。得られたコポリマーを超純水にて12回洗浄処理を繰り返した。
得られたグリシジル基、及び、ヒドロキシル基含有アクリル樹脂(官能基を含有するアクリルコポリマー成分(A))の数平均分子量Mn(GPCにて測定)は、3315であり、重量平均分子量Mw(GPCにて測定)は、7610であり、エポキシ当量は、612g/eq、また、水酸基当量は2760g/eqであった。また、DSCにより測定されたTgは−8℃であった。
ラジカル重合開始剤としてt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエートを2重量部使用した以外は合成例1と同様にして、グリシジル基、及び、ヒドロキシル基含有アクリル樹脂を得た。得られたコポリマーを超純水にて12回洗浄処理を繰り返した。
得られたグリシジル基、及び、ヒドロキシル基含有アクリル樹脂(官能基を含有するアクリルコポリマー成分(A))の数平均分子量Mn(GPCにて測定)は、4620であり、重量平均分子量Mw(GPCにて測定)は、11800であり、エポキシ当量は、582g/eq、また、水酸基当量は2670g/eqであった。また、DSCにより測定されたTgは−7℃であった。
ラジカル重合開始剤としてt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエートを20重量部、重合溶剤としてトルエンの代わりにキシレン100重量部使用した以外は合成例1と同様にして、グリシジル基、及び、ヒドロキシル基含有アクリル樹脂を得た。得られたコポリマーを超純水にて12回洗浄処理を繰り返した。
得られたグリシジル基、及び、ヒドロキシル基含有アクリル樹脂(官能基を含有するアクリルコポリマー成分(A))の数平均分子量Mn(GPCにて測定)は、360であり、重量平均分子量Mw(GPCにて測定)は、865であり、エポキシ当量は、690g/eq、また、水酸基当量は3150g/eqであった。また、DSCにより測定されたTgは−20℃であった。
潜在性エポキシ硬化剤として1,3−ビス(ヒドラジノカルボエチル)−5−イソプロピルヒダントインである、味の素社製・商品名「アミキュアVDH−J」、および、2,4−ジアミノ―6―[2’−エチル―4’―メチルイミダゾリル−(1’)]−エチル―s―トリアジンである、四国化成社製・商品名「キュアゾール2E4MZ−A」を使用した。
エポキシ樹脂として、O−クレゾールノボラック型固形エポキシ樹脂である日本化薬社製品・商品名「EOCN−1020−20;環球法による軟化点80℃、重量平均分子量2300」を使用した。
フィラーとして、アドマテックス社製球状シリカ、「アドマファインAO−802」(1次平均粒子径0.7μm)を使用した。
添加剤として、シランカップリングを使用した。γ−グリシドキシトリメトキシシラン:「信越化学工業社製・商品名KBM403」を使用した。
(液晶表示パネルの液晶表示状態テスト)
透明電極及び、配向膜を付した40mm×45mmガラス基板(EHC社製、RT−DM88PIN)上に、5μmのガラスファイバーを1重量部添加した液晶シール剤を、ディスペンサー(ショットマスター;武蔵エンジニアリング社製)にて0.5mmの線幅、50μmの厚みで35mm×40mmの枠型に描画し、該基板をオーブンにて80℃×20分間Bステージ化した、そして、貼り合わせ後のパネル内容量に相当する液晶材料(MLC−11900−000:メルク社製)を、ディスペンサーを使用し精密に滴下した。さらに対となるガラス基板を90Paの減圧下で重ね合わせ、荷重をかけ固定し、さらに、基板の4隅をUV硬化樹脂にて仮止めした後、さらに、120℃、60分加熱硬化した後に両面に偏向フィルムを貼り付けた。
その液晶パネルを直流電源装置を用い5Vの印加電圧で駆動させた際の液晶シール剤近傍の液晶表示機能が駆動初期から正常に機能するか否かでパネル表示特性の評価判定を行った。該判定方法は、シール際まで液晶表示機能が発揮出来ている場合を表示特性が良好であるとして記号○で、またシール際の近傍0.3mmを超えて表示機能の異常を見た場合を表示特性が著しく劣るとして記号×と表示した。
5μmのガラスファイバーを添加した液晶シール剤を、25mm×45mm厚さ5mmの無アルカリガラス上に直径1mmの円状にスクリーン印刷し、対となる同様のガラスを十字に貼り合わせて、固定しながら、120℃×1時間加熱し、接着試験片を作製した。得られた試験片を引っ張り試験機(モデル210;インテスコ社製)を使用し、引っ張り速度2mm/分で平面引張り強度を測定した。得られた試験片の平面引張り強度を測定した。該判定方法は10MPa以上の接着強度が得られている場合は、接着強度が良好あるとして記号○で、また、10MPa未満の接着強度が得られた場合は、接着強度が劣るとして記号×で表示した。
上記と同様にして作製した、接着試験片を、プレッシャークッカーテスト機に投入して、121℃、2気圧、湿度100%の条件下で、20時間、高温高湿保管後の接着強度を上記と同様な引っ張り法で測定した。該判定方法は10MPa以上の接着強度が得られている場合は、接着強度が良好あるとして記号○で、また、10MPa未満の接着強度が得られた場合は、接着強度が劣るとして記号×で表示した。
液晶シール剤組成物100部をポリエチレン製容器に入れ、密封したのち、密封時の25℃粘度値を100とし25℃/5日経過後の同粘度値の変化率で表した。10%未満の変化率であった場合に貯蔵安定性が良好の意味で記号○で、10%を超える変化があった場合を貯蔵安定性不良とし記号×で例中に記載した。
O−クレゾールノボラックエポキシ樹脂(EOCN−1020−20 日本化薬社製)25部を、合成例1のコポリマー40部に加熱溶解させて均一溶液とし、冷却後、潜在性エポキシ硬化剤として、1,3−ビス(ヒドラジノカルボエチル)−5−イソプロピルヒダントイン(アミキュアVDH−J 味の素社製)15部、及び、2,4−ジアミノ―6―[2’−エチル―4’―メチルイミダゾリル−(1’)]−エチル―s―トリアジン(キュアゾール2E4MZ−A 四国化成製)1部、フィラーとして球状シリカ(アドマファインAO−802、アドマテックス社製)18部、添加剤としてγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1部を加え、ミキサーで予備混合し、次に3本ロールで固体原料が5μm以下になるまで混練し、目開き10μmのフィルター(ADVANTEC社製、MSP−10−E10S)でろ過した後、真空脱泡処理して液晶シール剤(P1)を 得た。
合成例1のコポリマー40部の代わりに、合成例2のコポリマーを40部使用した以外は実施例1と同様にして液晶シール剤(P2)を得た。
合成例1のコポリマー40部の代わりに、合成例3のコポリマーを40部使用した以外は実施例1と同様にして液晶シール剤(P3)を得た。
合成例1のコポリマー40部の代わりに、合成例4のコポリマーを40部使用した以外は実施例1と同様にして液晶シール剤(C1)を得た。
合成例1のコポリマー40部の代わりに、合成例5のコポリマーを40部使用した以外は実施例1と同様にして液晶シール剤(C2)を得た。
合成例1のコポリマー40部の代わりに、本発明範囲外の液状エポキシ樹脂である、大日本インキ化学工業社製 商品名「エピクロン830S」(エポキシ当量175g/eq、重量平均分子量480)、40部使用した以外は実施例1と同様にして液晶シール剤(C3)を得た。
実施例1〜3、比較例1〜3で作成した液晶シール剤による、液晶表示パネルの液晶表示状態テスト、接着強度、高温高湿接着強度、粘度安定性の結果を表1[表1]に示した。
比較例1、比較例2は、本発明範囲外の分子量のコポリマーを使用した例であるが、比較例1は液晶表示パネルの表示特性、接着性、高温高湿接着性が劣り、比較例2は粘度安定性が劣った。また、比較例3はコポリマー成分を使用せずに、本発明範囲外のエポキシ樹脂を使用した例であるが、液晶表示パネルの液晶表示状態、高温高湿後の接着性が劣った。
Claims (9)
- 一液熱硬化性樹脂組成物であって、(1)アクリル酸エステルおよび/またはメタクリル酸エステルと、他のエチレン性不飽和単量体とを共重合させて得られる、一分子内に少なくとも1個のエポキシ基を有する、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定したポリスチレン換算の重量平均分子量が1000〜10000の少なくとも1種類のコポリマーと、(2)潜在性エポキシ硬化剤、(3)環球法による軟化点が40℃以上で、かつ、重量平均分子量が1000〜10000のエポキシ樹脂を必須成分とする液晶シール剤。
- 成分(1)のガラス転移温度(Tg)が50℃以下であることを特徴とする請求項1記載の液晶シール剤。
- 成分(1)のエポキシ基当量が200〜10000g/eqであるエポキシ基含有コポリマーであることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶シール剤。
- 成分(1)が更に、水酸基当量500〜5000g/eqの水酸基価を有する水酸基含有コポリマーであることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の液晶シール剤。
- 成分(1)のFedorsの理論溶解度パラメータ(sp値)が9.0〜12.0(cal/cm3)1/2であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の液晶シール剤。
- 液晶シール剤100重量部中に、成分(1)を1〜50重量部含有することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の液晶シール剤。
- 液晶シール剤100重量部中に、成分(3)を1〜40重量部含有することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の液晶シール剤。
- 前記他のエチレン性不飽和単量体が、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、n−アミル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ステアリルメタクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、ラウロイル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボロニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ジメチルアモノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチルスチレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、モノクロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン、クロロプレン、アクリロニトリル、メタクリルニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、アクリルアミド、メタクリルアミド、メチロールアクリルアミド、メチロールメタクリルアミド、エチレン、プロピレン、炭素数4〜20のα−オレフィン、及びビニルピロリドンからなる群から選ばれる1種以上であることを特徴とする、請求項1〜7の何れか一項に記載の液晶シール剤。
- 請求項1〜8の何れか一項に記載の液晶シール剤を用いて得られた液晶表示パネル。
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