JP5147168B2 - 車両の車室用の換気モジュール - Google Patents

Description

本発明は、自動車等の車両の車室用の換気モジュールに関する。

本発明は、車室の選択された場所に設置可能なハウジングを有し、このハウジングは、少なくとも１つの空気の入口と、少なくとも１つの空気の出口とを有し、かつ少なくとも１つのモータと回転エレメントとを備えていて、空気を移動させる空気推進部材が収容されている。

既に知られているこの種のモジュールは、自動車の車室内に配置されるように設計され、車室内の空気を局部的に換気しうる独立ユニットを構成している。

このようなモジュールは、たとえば自動車のルーフの下に設置することによって、車両に設けられている暖房、換気、または空調設備を補って、空気を換気することができる。

これは、たとえば大型車両の車室の後部において、補足的な快適性を得ることができるという長所となる。

場合によっては、モジュールは、特にモジュールにおける１つまたは複数の排気口から排出される空気の濾過機能等の、他の機能を果たすことができる。

いずれの場合にも、この種の換気モジュールは、車両の暖房、換気、または空調設備に付加される独立したエレメントを構成するが、この設備に代わりうるものではない。

従来使用されている換気モジュールは、基本設計によるものであり、一般に、ベンチレータタイプの空気推進部材と、場合によっては、基本フィルタとを収容するハウジングを有し、それらは、主に、車室内に送られる空気を換気する。

本発明は、従来の換気モジュールを改善することを目的としている。

本発明の目的の１つは、できるだけ性能の高い条件で、空気を適切に換気できる上記のタイプのモジュールを提案することにある。

本発明の別目的は、空気を濾過し、特に、車室の空気に含まれる臭いを除去することができる上記モジュールを提案することにある。

本発明の別の目的は、発生する負荷損失を最小とし、かつ換気機能または濾過機能を果たしうるようにした上記モジュールを提案することにある。

本発明の別の目的は、様々な変形実施形態に従って設計可能であり、特に、各種の空気推進部材と、場合によっては、フィルタと共に設計可能な上記モジュールを提案することにある。

本発明の別の目的は、車室の選択された場所に、容易に設置可能な小型の上記モジュールを提案することにある。

このため、本発明は、空気推進部材の回転エレメントがハウジングの内部チャンバに収容された、上記タイプの車両の車室用の換気モジュールを提案する。

本発明の好適な実施形態では、モジュールはフィルタを有し、特に臭いを除去するために、車室の空気を濾過することができるようになっている。

この場合、空気推進部材が、フィルタに対して上流に配置され、内部チャンバが、空気推進部材から送られる圧縮空気用の膨張容積を画定していると有利である。

フィルタが存在する場合、内部チャンバが、このフィルタにより出口側で画定されていると、より有利である。

変形実施形態では、空気推進部材は、フィルタの下流に配置され、内部チャンバは濾過空気用の容積を画定している。

本発明の範囲では、半径流式、接線流式、または軸流式で「強制換気装置」とも呼ばれる各種の空気推進部材を使用できる。

特に、半径流式の空気推進部材、すなわち、空気推進部材の回転素子が、ハウジング内に収容される半径流式のタービンである推進部材を用いることが好ましい。

フィルタがあり、推進装置がフィルタの上流に配置される場合、前記内部チャンバは、タービンの周囲に直接画定されるので、外形寸法を小さくし、負荷損失を減らすことができる。

半径流式のタービンの場合、翼を備えるタービンを使用し、フィルタはタービンから隔てられると、有利である。

本発明の別の実施例では、空気推進部材の回転エレメントは、接線流式のタービンである。

内部チャンバは、一定の空気容積を画定できる。変形実施形態では、内部チャンバは、モジュールの少なくとも１つの内部部材の可動性により、可変空気容量を画定できる。

この内部部材は、モジュールがこれを装備する場合には、フィルタから構成されていると有利である。

その場合、フィルタは、ハウジング内で、内部チャンバの内部容量が減る「引っ込み」位置と、内部チャンバの容量が増える「突出」位置との間を移動するように取り付けられる。そのため、ハウジングに対して、フィルタを回転式に取り付けるか、または変形実施形態では、ハウジングに対して、並進移動式に取り付けることがある。

別の実施形態では、フィルタは、ハウジングに対して可動式にカバーに結合される。従って、これは、ハウジングに対してカバーを、回転式に取り付けても、並進式に取り付けてもよいことを意味する。

カバーは、また、フィルタ以外の部材、たとえば空気推進部材を支持する役割を果たすことができる。

この場合、カバーを移動できることから、特にメンテナンスのために、フィルタばかりではなく、空気推進部材にも手をのばすことができる。

有利な実施形態では、モジュールは、フィルタから送られる空気用の少なくとも１つの濾過空気の出口と、濾過されない空気用の少なくとも１つの換気空気の出口と、濾過空気の出口または濾過されない空気の出口を空気が選択的に通過するようにさせる切換手段とを備えている。空気が、予め濾過されず、濾過されない空気の出口に向かって直接進む場合、負荷損失を減らすことによって、換気流量を増やすことができる。

このような切換機能を確保するために、様々な解決方法を検討できる。

第１の変形実施形態では、ハウジングは、開口面を備える本体と、ハウジング内の「引っ込み」位置とハウジングから出た「突出」位置との間を、本体に対して回転するように取り付けられるカバーとを有し、カバーは、主要面に設けられた少なくとも１つの濾過空気の出口と、側面に設けられた少なくとも１つの濾過されない空気の出口とを有し、濾過されない空気の出口は、カバーが突出位置にあるとき、ハウジングの本体から引き出され、カバーが引っ込み位置にあるとき、ハウジングの本体により塞がれるようになっている。

第２の変形実施形態では、ハウジングは、濾過空気または濾過されない空気用の少なくとも１つの空気の出口が設けられた主要面を有し、フィルタは、空気の出口の正面において、フィルタが空気の出口を解放して濾過されない空気を通過させる位置と、フィルタが空気の出口を塞いで濾過空気を通過させる位置との間を、摺動するようにして取り付けられている。

車室内に送られる空気を加熱するために、特に正の温度係数を持つ抵抗などの少なくとも１つの電気抵抗を設けることがある。

フィルタが使用される場合、このフィルタは、様々な変形実施形態をとることができる。たとえば、粒子フィルタ、活性炭フィルタ、あるいはまた光触媒フィルタとすることができる。

例としてのみ挙げる以下の説明では、添付図面を参照する。

まず、自動車の車室内部の選択された場所に設置されるように構成され、全体として符号１０で示された換気モジュールを示す図１を参照する。このモジュールは、濾過機能を有し、従って、換気モジュールまたは空気濾過モジュールを構成している。

モジュール１０は、ほぼ平行六面体のハウジング１２を有し、例では、その上壁１４が、ほぼ水平として、車両のルーフＰ（図２）の下に配置され、この車両の車室Ｈ内に配置されるように構成されている。

ハウジング１４は、さらに、ここでは下向きのほぼ矩形の開口面１８を画定する側壁１６を有する。開口面１８は、カバー２０により塞がれており、カバーは、この例では可動カバーであって、軸２２を中心として回転式に取り付けられている（図２）。

ハウジングの内部で、上壁１４とほぼ平行な位置に、隔壁２４が配置されている。隔壁２４と上壁１４との間に画定されるスペース内に、空気推進部材２８（以下、「強制換気装置」とする）の回転エレメント２６が配置されている。

回転エレメント２６は、翼を備えた半径流式タービンとして構成され（図１〜図３）、上壁１４に垂直な軸Ｘ−Ｘを中心として、回転駆動される。

強制換気装置２８は、タービン２６を回転駆動する電動機（図示せず）を備え、車室からの空気流を吸入し、この空気流を、カバー２０に設けられた空気の入口３０を通過させる（図２）。その後、空気は、吸入リング３２を介して、上記の内部スペースに入る。このように吸入された空気流は、半径流式タービン２６により、図３に示す矢印３４の方向に加速される。

上記の内部スペースには、湾曲した隔壁３６が配置され、半径流式タービン２６が内部に収容される内部空気チャンバ３８を画定している。その後、空気は、カバー２０に配置されて、出口側で内部チャンバ３８を画定するフィルタ４０を通って、内部チャンバ３８を出る。

カバー２０が、図２の上部に示された閉鎖位置にあるとき、フィルタは、ハウジング内にあるので、空気の出口４２から、ハウジングを出る空気を濾過することができる（図２）。

カバーが、図２の下部に示された開放位置にあるとき、フィルタ４０に手をのばすことができ、必要であれば交換できる。実施例では、フィルタが光触媒タイプである。フィルタは、それ自体公知の方法で、ＵＶランプ４４とバラスト４６とに結合されている。

この実施例では、構成部品全体は、ハウジング１４内に配置されている。しかし、幾つかの構成部品が、空気流を妨害し、モジュール１０の空気音響性能を損なう可能性がある。

変形実施形態においては、空気音響性能の劣化を招く電子カード等の構成部品を内部に配置した、いわゆる「技術」エリアを設ける。

この「技術」エリアは、いわゆる「機能」エリアの周囲に配置される。「機能」エリアは、強制換気装置のモータ、フィルタなどの、モジュール１０のあらゆる機能エレメントを備えている。

図１からさらに分かるように、電子カード４８は、カバー２０に配置される。カバーを開ければ、容易にこのカードに手がのばせる。電子カードには、たとえば制御ボタン（図１から３では示さず）により制御手段が結合される。カバーの外部から、制御手段に手がのばせるので、ユーザは、自分が望むときに強制換気装置２８を作動できる。

同様に、電子カード４８は、この電子カード４８に直接組み込まれた空気品質センサを含んでいる。このような構成により、本発明によれば、装置の環境状態を考慮しながら内部快適性を改善できる。こうした配置によって、空気品質センサは、ハウジング１４に入る空気流に十分にさらされる。

この実施形態に代わる実施形態では、ハウジング１４の壁に、空気品質センサが設置されている。

上記の内部チャンバ３８は、空気推進部材から送られる圧縮空気が、濾過される前にタービンの両側で膨張可能な膨張容積を画定し、これによって、負荷損失を低減して、モジュールの動作を改善できる。

好適な実施形態によれば、膨張容積の長さは、空気流に応じて、０ｍｍ〜１０ｍｍである。このような構成により、空気流の軸方向の寸法を短縮できる。

しかし、図１〜図３の装置では、濾過は常時行われる。すなわち、濾過なしで、換気だけを行うことはできない。

図４、図５に示した装置では、このような機能を、切換手段により果たすことができる。

ハウジング１２は、開口面１８と、ハウジング内の引っ込み位置（図５）と、ハウジングから出た突出位置（図４）との間で、本体に対して回転するように取り付けられたカバー２０を有する。カバーは、主要面５０に設けられた１個の空気の入口３０と、２個の空気の出口４２とを有する。空気の出口４２は、予め濾過された空気流を、車両の車室Ｈの方に通過させるように構成されている。カバーは、少なくとも一つの側面５２を有し、濾過されない空気用の少なくとも１つの空気の出口５４が、この側面に設けられている（図４）。

図４の位置では、濾過されない空気の出口５４は解放され、矢印５６が示すように、空気を濾過せずに車室内に排出できる。その反対に、カバーが図５の引っ込み位置にあるとき、空気の出口５４は塞がれ、空気は、濾過された空気を車室内に入れる空気の出口４２だけを通過しなければならない。

このように、カバー２０の位置を変えることによって、換気された空気、従って強い流量の空気を車室内に入れたり、あるいは濾過空気を、濾過により生じる負荷損失のために弱い流量で車室内に入れたりすることができる。一定の状況では、濾過よりも、むしろ換気を優先することが有利である。

図５の場合、濾過された空気は、矢印５８で示すように、出口４２から車室側に排出される。

次に、図１、図２と類似する本発明の別の実施形態を示す図６〜図８を参照する。

図４、図５の場合と同様に、換気または濾過を選択的に行うために切換手段が設けられている。ハウジングは、主要面５０を備えたカバー２０を有し、この主要面に空気の入口３０（図６〜図８では示さず）と、空気の出口４２（図７、図８でのみ示す）とが設けられている。

空気の入口３０と空気の出口４２とは、モジュール１０に入る空気流とこのモジュールから出る空気流とを配向するエレメントを備えている。これらの配向エレメントは、羽根またはそらせ板とすることができる。

空気流の循環を容易にするために、空気の入口３０から入る空気流の配向エレメントの配向は、空気の出口４２から出る空気流の配向と反対にする。このようにして、空気流は、異なる方向に従って、モジュール１０に入り、また、このモジュールから出ることができる。

こうした構成により、再循環作用（空気の出口４２から直接送られる空気流を再導入する）は低減され、空気流が所望の方向に出るように配向できる。

フィルタ４０は、カバー５０に平行に矢印６０の方向に摺動するように取り付けられている。フィルタの摺動は、空気の出口４２の正面で、濾過された空気を通過させるためにフィルタが空気の出口を塞ぐ位置（図６）と、濾過されない空気を通過させるためにフィルタが空気の出口を解放する位置（図８）との間で行われる。フィルタは、図７に示すように、空気流の一部が濾過されて、空気流の他の部分が濾過されない中間位置をとることができる。

次に、図１〜図３と類似する本発明の別の実施形態を示す図９を参照する。ここでは、ハウジングには、さらに、電気抵抗６２、特に正の温度係数を持つタイプの抵抗（ＰＴＣ抵抗）が収容されている。このような抵抗により、望む場合には、フィルタ４０の通過前に、強制換気装置２８から送られる空気を加熱できる。しかし、空気の加熱が、フィルタに影響を及ぼさないように注意しなければならない。実際、幾つかのタイプのフィルタでは、空気が加熱されると、機能は最適化されない。

次に、固定容積、すなわち一定の容積の内部チャンバ３８を、全てが共通して画定する４個のモジュールを、それぞれ示す図１０〜図１３を参照する。

図１０〜図１２の場合、強制換気装置２８は、フィルタ４０に対して上流に配置されているが、図１３の場合、強制換気装置は、フィルタに対して下流に配置されている。いずれの場合にも、内部チャンバ３８は、強制換気装置２８とフィルタ４０との間に配置されている。

図１０の場合、強制換気装置は、ブラシ付モータを含む外向き半径流タイプであるが、図１１の場合、強制換気装置は、ブラシレスモータを備える外向き半径流タイプである。

図１２、図１３の場合、強制換気装置は、横流、接線流タイプである。強制換気装置は、例では、ハウジングの上壁１４に、平行な軸７４を中心として回転する細長い形のタービン７２を備えている。

図１４〜図１７は、図１０〜図１３とそれぞれ類似する強制換気装置を示している。ここでの主な相違点は、フィルタ４０が、軸７６を中心として、チャンバ３８の空気容積が減る引っ込み位置と、チャンバ３８の空気容積が増える突出位置との間に回転式に取り付けられていることである。

フィルタを破線で示した引っ込み位置では、フィルタがハウジング内に格納されるので、装置は小さく動作できる。フィルタを実線で示した突出位置では、チャンバの容積が増え、フィルタは有効に動作できる。

次に、図１４〜図１７とそれぞれ類似する図１８〜図２１を参照する。ここでは、ハウジングは、既に述べたものと同様の回転カバー２０を有する。

図１８、図１９の場合、カバー２０は、フィルタの回転軸７６と平行な軸２２を中心として回転する。カバーは、使用する突出位置に向けて、フィルタを回転できるように、部分的に開くようにしなければならない。

図２０の場合、カバーの軸２２が、フィルタの回転軸７６のすぐ近くにあるので、フィルタとカバーとは、ほぼ同期回転可能である。

図２１の場合、カバー２０がフィルタ４０と強制換気装置２８（ここでは外向き流強制換気装置）とを同時に支持するので、軸２２、７６は一致する。

図２２〜図２５は、図１０〜図１３とそれぞれ類似する強制換気装置の４つの実施形態を示している。ここでは、フィルタ４０は、ハウジングの上壁１４とほぼ垂直な方向に並進するように取り付けられている。これにより、強制換気装置とフィルタとの間で可変容積のチャンバ３８を同様に画定できる。フィルタは、破線で示す引っ込み位置と、実線で示す突出位置との間で移動可能である。

次に、図２２〜図２５とそれぞれ類似する図２６〜図２９を参照する。

ハウジング１２は、フィルタ４０を支持するカバー２０を有することが分かる。カバー２０は、ここでは、ハウジングの上壁１４とほぼ垂直な方向に、並進移動可能である。カバーは、突出位置（実線）から引っ込み位置（破線）まで移動できる。

図２６〜図２８の場合、カバーは、フィルタ４０を支持する役割を果たす。

図２９の場合、カバーは、強制換気装置２８（ここでは、横流／接線流強制換気装置）を支持する役割を果たすので、メンテナンスのために、強制換気装置に手をのばしやすい。

理想的には、図１４〜図２９のフィルタの引き込み位置は、非使用時の位置に対応し、これらの図の突出位置は、使用時の位置に対応している。

本発明の装置には、多くの変形実施形態が考えられる。

既に説明したように、半径流または横流／接線流の各種の強制換気装置を使用できる。

同様に、フィルタの種類には、多数の変形実施形態が考えられる。ここでは、前述のように、たとえば、粒子フィルタ、活性炭フィルタ、あるいはまた光触媒フィルタとすることができる。

図３の変形実施形態では、湾曲した形状の隔壁３６をなくしたので、空気は、一定方向に導かれずに、あらゆる方向にタービン２６から排出される。

本発明のモジュールは、特に自動車の車室内部の選択された場所に設置可能である。このため、モジュールは、車室への設置を可能にする固定手段（ここでは図示せず）を含んでいる。

同様に、たとえばシガーライターソケット、または車室内に設けられた他のあらゆる電気ソケットから得られる電源に、モジュールを電気的に接続するための電気接続手段が設けられる。

ハウジングの一部を除去した、本発明の第１の実施形態による換気モジュールを示す部分斜視図である。 図１のモジュールの垂直断面図である。 図１、図２のモジュールを、ハウジングの上部をとって示す斜視図である。 本発明の第２の実施形態による換気モジュールの斜視図であり、モジュールの回転カバーは、換気用の「突出」位置で示されている。 空気濾過機能を実施するためにカバーが引っ込み位置にある同じモジュールを示す、図４と同様の図である。 濾過機能または換気機能を選択的に実施するために、フィルタが摺動式に取り付けられた本発明による第３の実施形態による換気モジュールを、ハウジングを外して示す斜視図である。 濾過機能または換気機能を選択的に実施するために、フィルタが摺動式に取り付けられた本発明による第３の実施形態による換気モジュールを、ハウジングを外して示す斜視図である。 濾過機能または換気機能を選択的に実施するために、フィルタが摺動式に取り付けられた本発明による第３の実施形態による換気モジュールを、ハウジングを外して示す斜視図である。 図６〜図８と同様であるが、加熱抵抗をさらに含む換気モジュールを、ハウジングを部分的に外して示す斜視図である。 内部チャンバが固定容積を画定する４個の換気モジュールの、概略的な側面図である。 内部チャンバが固定容積を画定する４個の換気モジュールの、概略的な側面図である。 内部チャンバが固定容積を画定する４個の換気モジュールの、概略的な側面図である。 内部チャンバが固定容積を画定する４個の換気モジュールの、概略的な側面図である。 可変容積の内部チャンバを供給するためにフィルタが回転式に取り付けられた４個の換気モジュールの概略図である。 可変容積の内部チャンバを供給するためにフィルタが回転式に取り付けられた４個の換気モジュールの概略図である。 可変容積の内部チャンバを供給するためにフィルタが回転式に取り付けられた４個の換気モジュールの概略図である。 可変容積の内部チャンバを供給するためにフィルタが回転式に取り付けられた４個の換気モジュールの概略図である。 各モジュールがさらに回転カバーを含む、図１４と同様の概略図である。 各モジュールがさらに回転カバーを含む、図１５と同様の概略図である。 各モジュールがさらに回転カバーを含む、図１６と同様の概略図である。 各モジュールがさらに回転カバーを含む、図１７と同様の概略図である。 可変容積の内部チャンバを画定するために垂直摺動式に取り付けられたフィルタを含む、４個の換気モジュールの概略図である。 可変容積の内部チャンバを画定するために垂直摺動式に取り付けられたフィルタを含む、４個の換気モジュールの概略図である。 可変容積の内部チャンバを画定するために垂直摺動式に取り付けられたフィルタを含む、４個の換気モジュールの概略図である。 可変容積の内部チャンバを画定するために垂直摺動式に取り付けられたフィルタを含む、４個の換気モジュールの概略図である。 モジュールがさらに可動カバーを含む、図２２と同様の図である。 モジュールがさらに可動カバーを含む、図２３と同様の図である。 モジュールがさらに可動カバーを含む、図２４と同様の図である。 モジュールがさらに可動カバーを含む、図２５と同様の図である。

符号の説明

Ｈ 車室
１０ 換気モジュール
１２ ハウジング
１４ ハウジングの上壁
１８ 開口面
２０ カバー
２２、７６ 軸
２４ 隔壁
２６ 回転エレメントまたは半径流式タービン
２８ 空気推進部材または強制換気装置
３０ 空気の入口
３２ 吸入リング
３８ 内部チャンバ
４０ フィルタ
５０ 主要面
５２ 側面
４２、５４ 空気の出口
７２ 接線流式タービン

Claims (24)

1. 車両の換気モジュールであって、ハウジング（１２）を備え、ハウジング（１２）は、車室（Ｈ）の選択された場所に設置されるのに適しており、少なくとも１つの空気の入口（３０）と、少なくとも１つの空気の出口（４２）とを有し、空気推進部材（２８）を含み、空気推進部材（２８）は、少なくとも１つのモータと、回転エレメント（２６）とを備え、回転エレメント（２６）は、空気の移動を可能にする、換気モジュールにおいて、
   回転エレメント（２６）は、ハウジング（１２）の内部チャンバ（３８）の内側に位置し、空気推進部材（２８）は、換気モジュールのフィルタ（４０）に対して上流に配置され、内部チャンバ（３８）は、空気推進部材から送られる圧縮空気用の膨張容積を画定し、
   ハウジング（１２）は、開口面を有する本体と、カバー（２０）とを備え、カバー（２０）は、ハウジング内の引っ込み位置とハウジングから出た突出位置との間で、本体に対して回転式に取り付けられ、カバー（２０）は、主要面に設けられた少なくとも１つの濾過空気の出口と、側面に設けられた少なくとも１つの濾過されない空気の出口とを有し、濾過されない空気の出口は、カバーが突出位置にあるとき、ハウジングの本体から取り出され、カバーが引っ込み位置にあるとき、ハウジングの本体により塞がれるようになっていることを特徴とする換気モジュール。
2. 車両の換気モジュールであって、ハウジング（１２）を備え、ハウジング（１２）は、車室（Ｈ）の選択された場所に設置されるのに適しており、少なくとも１つの空気の入口（３０）と、少なくとも１つの空気の出口（４２）とを有し、空気推進部材（２８）を含み、空気推進部材（２８）は、少なくとも１つのモータと、回転エレメント（２６）とを備え、前記回転エレメント（２６）は、空気の移動を可能にする、換気モジュールにおいて、
   回転エレメント（２６）は、ハウジング（１２）の内部チャンバ（３８）の内側に位置し、空気推進部材（２８）は、換気モジュールのフィルタ（４０）に対して下流に配置され、内部チャンバ（３８）が、濾過空気の容積を定め、
   ハウジング（１２）は、開口面を有する本体と、カバー（２０）とを備え、カバー（２０）は、ハウジング内の引っ込み位置とハウジングから出た突出位置との間で、本体に対して回転式に取り付けられ、カバー（２０）は、主要面に設けられた少なくとも１つの濾過空気の出口と、側面に設けられた少なくとも１つの濾過されない空気の出口とを有し、濾過されない空気の出口は、カバーが突出位置にあるとき、ハウジングの本体から取り出され、カバーが引っ込み位置にあるとき、ハウジングの本体により塞がれるようになっていることを特徴とする換気モジュール。
3. 膨張容積が、空気流に応じて、０ｍｍ〜１０ｍｍの長さを有することを特徴とする請求項１に記載の換気モジュール。
4. 内部チャンバ（３８）の、出口側に、フィルタ（４０）を設けてあることを特徴とする請求項１に記載の換気モジュール。
5. 空気推進部材（２８）の回転エレメントが、半径流式タービンであることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記載の換気モジュール。
6. 半径流式タービンは翼を備え、かつフィルタ（４０）はタービンから隔てられていることを特徴とする請求項５に記載の換気モジュール。
7. 空気推進部材（２８）の回転エレメントが、接線流式タービン（７２）であることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記載の換気モジュール。
8. 内部チャンバ（３８）が、一定の空気容積を定めていることを特徴とする請求項１〜７のいずれか１項に記載の換気モジュール。
9. 内部チャンバ（３８）の可変空気容積が、モジュールの少なくとも１つの内部部材（４０）の作動により、画定されるようになっていることを特徴とする請求項１〜７のいずれか１項に記載の換気モジュール。
10. フィルタ（４０）は、ハウジング（１２）において、内部チャンバの容積が減る引っ込み位置と、内部チャンバの容積が増える突出位置との間を移動するようにして、取り付けられていることを特徴とする請求項１〜９のいずれか１項に記載の換気モジュール。
11. フィルタ（４０）が、ハウジング（１２）に対して回転式に取り付けられていることを特徴とする請求項１０に記載の換気モジュール。
12. フィルタ（４０）が、ハウジング（１２）に対して並進移動式に取り付けられていることを特徴とする請求項１０に記載の換気モジュール。
13. ハウジング（１２）を閉じるカバー（２０）を含むことを特徴とする請求項１〜１２のいずれか１項に記載の換気モジュール。
14. カバー（２０）が、少なくとも１つの空気の入口と、少なくとも１つの空気の出口とを備えていることを特徴とする請求項１３に記載の換気モジュール。
15. カバー（２０）が、ハウジング（１２）に対して、可動式に取り付けられていることを特徴とする請求項１３または１４に記載の換気モジュール。
16. フィルタ（４０）が、カバー（２０）に結合されていることを特徴とする請求項１５に記載の換気モジュール。
17. カバー（２０）が、また、空気推進部材（２８）を支持していることを特徴とする請求項１３〜１６のいずれか１項に記載の換気モジュール。
18. フィルタ（４０）から送られる空気用の少なくとも１つの濾過空気の出口と、濾過されていない空気用の少なくとも１つの換気空気の出口と、空気が濾過空気の出口または濾過されない空気の出口を選択的に通るようにさせる切換手段とを含むことを特徴とする請求項１〜１４のいずれか１項に記載の換気モジュール。
19. ハウジング（１２）は、濾過された空気または濾過されない空気用の少なくとも一方の空気の出口（４２）が設けられた主要面（５０）を有し、フィルタ（４０）は、空気の出口（４２）の正面において、フィルタが空気の出口を解放して、濾過されない空気を通過させる位置と、フィルタが空気の出口を塞いで、濾過空気を通過させる位置との間を摺動するように取り付けられていることを特徴とする請求項１６に記載の換気モジュール。
20. 車室内に送られる空気を加熱するために、正の温度係数（ＰＴＣ）を持つ抵抗等の、少なくとも１つの電気抵抗（６２）を備えていることを特徴とする請求項１〜１８のいずれか１項に記載の換気モジュール。
21. フィルタ（４０）が、粒子フィルタ、活性炭フィルタ、光触媒フィルタの中から選択されたものであることを特徴とする請求項１〜１９のいずれか１項に記載の換気モジュール。
22. 空気の入口および空気の出口が、ハウジングに入る空気流と、ハウジングから出る空気流との配向エレメントを備えることを特徴とする請求項１３〜２１のいずれか１項に記載の換気モジュール。
23. 空気の入口に入る空気流の向きが、空気の出口から出る空気流の向きと反対であることを特徴とする請求項２２に記載の換気モジュール。
24. ハウジングが、モジュール（１０）の機能部品を集めた、いわゆる「機能」エリアと、空気音響性能の劣化を招く構成部品を集めた、いわゆる「技術」エリアとを含むことを特徴とする請求項１〜２３のいずれか１項に記載の換気モジュール。

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