JP5147148B2 - 液圧プレス機におけるラム振動抑制方法およびその装置 - Google Patents

液圧プレス機におけるラム振動抑制方法およびその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5147148B2
JP5147148B2 JP2000377823A JP2000377823A JP5147148B2 JP 5147148 B2 JP5147148 B2 JP 5147148B2 JP 2000377823 A JP2000377823 A JP 2000377823A JP 2000377823 A JP2000377823 A JP 2000377823A JP 5147148 B2 JP5147148 B2 JP 5147148B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ram
hydraulic
pressure
cylinder chamber
lower cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000377823A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002178198A (ja
Inventor
伸明 有路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2000377823A priority Critical patent/JP5147148B2/ja
Publication of JP2002178198A publication Critical patent/JP2002178198A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5147148B2 publication Critical patent/JP5147148B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、液圧シリンダにより上型と下型を接近・退避させることにより加工を行う液圧プレス機におけるラム振動抑制方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5には、従来より良く知られている、上型であるパンチPを装着したラム(上部テーブル)101を、パンチPに対向する下型であるダイDを装着した下部テーブル103対して接近・退避させることにより加工を行うタイプのプレス機105の油圧回路107が示されている。このプレス機105では、例として液圧シリンダとしてのラムシリンダ109のピストン111に連結されたラム101を上下移動させるタイプが示されている。
【0003】
この油圧回路107では、モータ113により正逆回転する双方向吐出型ポンプ115が用いられており、この双方向吐出型ポンプ115は配管117を介してラムシリンダ109の上シリンダ室119に接続されている。上シリンダ室119は、プレフィル弁121が設けられている配管123により直接タンクTに接続されている。
【0004】
また、双方向吐出型ポンプ115は、配管125およびチェック弁127を介してタンクTに接続されると共に、配管125の途中から分かれる配管129および配管131を介してラムシリンダ109の下シリンダ室133に接続されている。なお、配管129と配管131は、速度切換え弁135あるいはカウンタバランス弁137を介して接続されている。また、配管129とプレフィル弁121の間にはパイロット管139が設けられている。
【0005】
なお、この油圧回路107では、ラムシリンダ109の速度は双方向吐出型ポンプ115の回転数により制御され、ラムシリンダ109の移動方向は双方向吐出型ポンプ115の回転方向により制御される。
【0006】
図6を参照して、ラムシリンダ109によりラム101を下降させて下部テーブル103に接近させる接近動作について説明する。まず、速度切換え弁135をON(図6中右方向へ移動)し、モータ113により双方向吐出型ポンプ115を回転させて、下シリンダ室133の作動油を吸引すると共に上シリンダ室119に作動油を供給することにより、ラム101等の自重を利用してピストン111を高速で下降させる。
【0007】
このとき、上シリンダ室119は負圧になり、且つ上シリンダ室119の受圧面積と下シリンダ室133の受圧面積の差(すなわちピストンロッド111Rの断面積に相当)により、下シリンダ室133から吸引されて上シリンダ室119の作動油の量が不足するので、不足分をプレフィル弁121を介して直接タンクTから吸い込む。
【0008】
次に、図7を参照して、加工の際の加圧動作について説明する。速度切換え弁135をOFF(図7に示されている状態)し、双方向吐出型ポンプ115により作動油を上シリンダ室119に供給すると共に下シリンダ室133の作動油を吸引して、ピストン111をさらに下降させる。このとき、配管129のパイロット圧が低下するので、プレフィル弁121は閉じている。
【0009】
また、上シリンダ室119の受圧面積と下シリンダ室133の受圧面積の差により、上シリンダ室119に供給する作動油の量に対して下シリンダ室133から吸引される作動油の量が不足するので、不足分の作動油はチェック弁127を介してタンクTから吸い上げられる。
【0010】
次に、図8を参照して、加工後のラム101の上方への退避動作について説明する。モータ113により双方向吐出型ポンプ115を逆転させて、下シリンダ室133に作動油を供給すると共に、上シリンダ室119から作動油を吸引する。このとき、配管129のパイロット圧が上昇するので、プレフィル弁121が開き、前述した受圧面積の差により生じる上シリンダ室119からの余剰の作動油は、プレフィル弁121を介して直接タンクTへ戻される。
【0011】
以上説明したような油圧回路107では、接近動作および退避動作におけるラム移動速度を高速にして加工時間の短縮を図りたいため、上シリンダ室119の受圧面積と、下シリンダ室133の受圧面積の比を大きくする、すなわち下シリンダ室133の受圧面積を小さくすることが望まれている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、下シリンダ室133の受圧面積を小さくすると、図9に示されているように、下シリンダ室133内部の圧力が振動して接近動作および退避動作時にラム101の動作が不安定になり、ついには図10に示されているように振動しながら動作するため加工精度の低下を招くという問題がある。
【0013】
このときの振動の周波数ωは、ω=√(2A/βmV)により表されることがわかっている。ここで、Aはシリンダ面積、mは質量、Vは作動油の体積、βは作動油の圧縮率を示している。この振動周波数が低くなると、機械が共振し易くなるが、上記式により振動周波数ωはシリンダ面積Aが小さいときに作動油の圧縮率βが大きく関係していることがわかる。
【0014】
この発明の目的は、以上のような従来の技術の問題点に着目してなされたものであり、プレス機による加工時における上型と下型の接近動作時および退避動作時に発生する振動を抑えて、滑らかに動作するための液圧プレス機におけるラム振動抑制方法およびその装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1による発明の液圧プレス機におけるラム振動抑制方法は、正逆方向に選択的に回転可能な双方向吐出型液圧ポンプの回転数の制御によりラム移動用の液圧シリンダへの作動液の吐出量を調整してラム移動速度を制御し、ラムの移動により上型と下型を接近・退避させて加工を行う液圧プレス機におけるラム振動抑制方法において、前記液圧シリンダの下シリンダ室と前記液圧ポンプとの間を接続する配管に、前記下シリンダ室からの作動液の流入を制限するオリフィスを備えた耐圧容器からなるローパスフィルター機能を有する振動抑制装置を設け、該振動抑制装置により前記ラムの急速接近動作時および急速退避動作時に前記下シリンダ室の内部の圧力と前記耐圧容器内部の圧力に位相差を生じさせることにより前記下シリンダ室内の急激な圧力変化を吸収して、前記ラムの振動を抑制することを特徴とするものである。
【0016】
従って、正逆方向に選択的に回転可能な双方向吐出型の液圧ポンプの回転数を制御してラム移動用の液圧シリンダへの作動液の吐出量を調整してラムを上下移動させ、加工に用いる上型と下型を接近・退避させる際に、ラムを急速接近あるいは急速退避させると液圧シリンダの圧力が急激に変化してラムが振動する場合があるが、この様なときに前記液圧シリンダの下シリンダ室と前記液圧ポンプとの間に設けられ、前記下シリンダ室からの作動液の流入を制限するオリフィスを備えた耐圧容器からなるローパスフィルター機能を有する振動抑制装置が、前記下シリンダ室の内部の圧力と前記耐圧容器内部の圧力に位相差を生じさせることにより前記下シリンダ室内の急激な圧力変化を吸収して前記ラムの振動を防止する。
【0021】
請求項2による発明の液圧プレス機におけるラム振動抑制装置は、正逆方向に選択的に回転可能な双方向吐出型液圧ポンプの回転数の制御によりラム移動用の液圧シリンダへの作動液の吐出量を調整してラム移動速度を制御し、ラムの移動により上型と下型を接近・退避させて加工を行う液圧プレス機におけるラム振動抑制装置であって、前記液圧シリンダの下シリンダ室と前記液圧ポンプとの間を接続する配管に、前記下シリンダ室からの作動液の流入を制限するオリフィスを備えた耐圧容器からなるローパスフィルター機能を有する振動抑制装置を設け、該振動抑制装置により前記ラムの急速接近動作時および急速退避動作時に前記下シリンダ室の内部の圧力と前記耐圧容器内部の圧力に位相差を生じさせることにより前記下シリンダ室内の急激な圧力変化を吸収して、前記ラムの振動を抑制することを特徴とするものである。
【0022】
従って、正逆方向に選択的に回転可能な双方向吐出型液圧ポンプの回転数を制御してラム移動用の液圧シリンダへの作動の吐出量を調整してラムを上下移動させ、加工に用いる上型と下型を接近・退避させる際に、ラムを急速接近あるいは急速退避させると液圧シリンダの圧力が急激に変化してラムが振動する場合があるが、この様なときに液圧シリンダの下シリンダ室と液圧ポンプとの間に設けられた、前記下シリンダ室からの作動液の流入を制限するオリフィスを備えた耐圧容器からなるローパスフィルター機能を有する振動抑制装置が前記下シリンダ室の内部の圧力と前記耐圧容器内部の圧力に位相差を生じさせることにより液圧シリンダの圧力の急激な変化を吸収してラムの振動を防止する。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0028】
図1には、この発明に係る振動抑制装置1を用いた、液圧ポンプの一例として例えば双方向吐出型ポンプ3を用いたプレス機5の油圧回路7が示されている。ここでは、例として上型であるパンチPを装着したラム(上部テーブル)9を、パンチPに対向する下型であるダイDを装着した下部テーブル11対して接近・退避させることにより加工を行うタイプのプレス機5が示されているが、このプレス機5は既に良く知られているものなので、詳細な説明は省略する。
【0029】
この油圧回路7では、モータ13により正逆回転する双方向吐出型ポンプ3が用いられており、この双方向吐出型ポンプ3は配管15を介して液圧シリンダとしてのラムシリンダ17の上シリンダ室19に接続されている。上シリンダ室19は、プレフィル弁21が設けられている配管23によりタンクTに直接接続されている。
【0030】
また、双方向吐出型ポンプ3は、配管25およびチェック弁27を介してタンクTに接続されると共に、配管25の途中から分かれる配管29および配管31を介してラムシリンダ17の下シリンダ室33に接続されている。なお、配管29と配管31との間は、速度切換え弁35またはカウンタバランス弁37を介して接続されている。また、配管29とプレフィル弁21の間にはパイロット管39が設けられており、配管29内の圧力に応じてプレフィル弁21が開閉するようになっている。
【0031】
双方向吐出型ポンプ3と下シリンダ室33の間にある前記配管25には、振動抑制装置1が取り付けられている。図2を併せて参照するに、この振動抑制装置1は、オリフィス41と耐圧容器43から構成されている。
【0032】
図2を参照するに、オリフィス41を通過する作動油の流量Qは、
Q=CA√(2g(P−P)/ρ)=βV(dP/dt)……(1)
で与えられる。ここで、Pは下シリンダ室33の圧力、Pは耐圧容器43内の圧力、Vは耐圧容器容積、Qは通過流量、Aは絞りの断面積、Cは縮流係数、ρは密度、βは圧縮率を示している。
【0033】
上記(1)式の中央の式は非線型なのでこれを局所線形化すると、
κ−κ=βV(dP/dt)……(2)
ここで、κ=∂Q/∂P、κ=∂Q/∂Pである。
【0034】
上記(2)式をラプラス変換すると、
κ(s)−κ(s)=βVsP(s)
κ(s)=(κ+βVs)P(s)
(s)/P(s)=κ/(κ+βVs)……(3)
上式より、振動抑制装置1はローパスフィルターであることがわかる。なお、ローパスフィルタであるがゆえに、下シリンダ室33における内部の圧力と、耐圧容器43における内部の圧力に位相差を生じさせることができる。
【0035】
次に、図1に図3および図4を併せて参照して、動作について説明する。まず、ラムシリンダ17によりラム9を下降させてパンチPをダイDに接近させる接近動作では、速度切換え弁35を図1中右方向へ移動させてONし、モータ13により双方向吐出型ポンプ3を回転させて、配管31、29、25を介して下シリンダ室33の作動油を双方向吐出型ポンプ3により、ラム9等の自重を利用してピストン45を高速で下降させる。
【0036】
このとき、下シリンダ室33の圧力が急激に減少する(図3中Aの破線で表示)ので、耐圧容器43が減少した圧力を補うと共にローパスフィルターの役目をすることから、図3中Aの実線で示されているように下シリンダ室33内の圧力の変動を抑制して、図4中Aの破線で示されているようにラム9の振動を防止して接近動作を滑らかにする。なお、図4中実線はラム指令速度を示している。
【0037】
そして、上シリンダ室19は負圧になるので、下シリンダ室33の受圧面積と上シリンダ室19の受圧面積の差により不足する作動油を、プレフィル弁21を介してタンクTから直接吸い込む。
【0038】
また、加工後のラム9の上方への退避動作では、モータ13により双方向吐出型ポンプ3を逆転させて、配管25、29、31を介して下シリンダ室33に作動油を供給すると共に、配管15を介して上シリンダ室19から作動油を双方向吐出型ポンプ3へ吸引する。
【0039】
このとき、下シリンダ室33の圧力が急激に上昇する(図3中Bの破線で表示)ので、耐圧容器43が上昇した圧力を吸収すると共にローパスフィルターの役目をすることから、図3中Bの実線で示されているように下シリンダ室33内の圧力の変動を抑制して、図4中Bの破線で示されているようにラムであるラム9の振動を防止して退避動作を滑らかにする。
【0040】
なお、パイロット管39のパイロット圧が上昇するのでプレフィル弁21が開き、前述した受圧面積の差により生じる上シリンダ室19からの余剰の作動油は、プレフィル弁21を介して直接タンクTへ戻される。
【0041】
以上の結果から、ラムシリンダ17と双方向吐出型ポンプ3との間に設けた振動抑制装置1がローパスフィルターの役目をするので、ラムシリンダ17の急速下降時あるいは急速上昇時にラムシリンダ17と双方向吐出型ポンプ3との間の圧力が急激に変化しても、ラム9の振動を抑制して、滑らかな接近動作あるいは退避動作を行うことができる。
【0042】
また、振動抑制装置1の耐圧容器43内の圧力は急激な圧力変化には反応しないため、ラム9の応答時間を落とさず、ラム9を急加速あるいは急減速させることができる。
【0043】
なお、前述の実施の形態においては、双方向吐出型ポンプ3を用いた油圧回路について説明したが、この他、ポンプの回転数によって作動油の吐出量を制御してラム9の移動速度を変化させる液圧プレス機であれば、双方向吐出型ポンプ3を用いていないものであっても同様に適用することができる。
【0044】
また、前述の実施の形態においては、ラムシリンダ17によりラム9としての上部テーブルを上下移動させるタイプのプレス機5について説明したが、下部テーブルを上下移動させるタイプのプレス機についてもまったく同様に適用することができる。この場合には、前述した実施の形態における接近動作が退避動作に、前述した退避動作が接近動作に該当する。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明による液圧プレス機におけるラム振動抑制方法では、正逆方向に選択的に回転可能な双方向吐出型の液圧ポンプの回転数を制御してラム移動用の液圧シリンダへの作動油の吐出量を調整してラムを上下移動させ、加工に用いる上型と下型を接近・退避させる際に、ラムを急速接近あるいは急速退避させると液圧シリンダの圧力が急激に変化してラムが振動する場合があるが、この様なときに前記液圧シリンダの下シリンダ室と前記液圧ポンプとの間に設けられ、前記下シリンダ室からの作動液の流入を制限するオリフィスを備えた耐圧容器からなるローパスフィルター機能を有する振動抑制装置が、前記下シリンダ室内の急激な圧力変化を吸収して前記ラムの振動を防止して、スムーズな移動を行うことができる。これにより加工精度の向上を図ることができる。
【0048】
請求項2の発明による液圧プレス機におけるラム振動抑制装置では、正逆方向に選択的に回転可能な双方向吐出型液圧ポンプの回転数を制御してラム移動用の液圧シリンダへの作動油の吐出量を調整してラムを上下移動させ、加工に用いる上型と下型を接近・退避させる際に、ラムを急速接近あるいは急速退避させると液圧シリンダの圧力が急激に変化してラムが振動する場合があるが、この様なときに前記液圧シリンダの下シリンダ室と前記液圧ポンプとの間に設けられ、前記下シリンダ室からの作動液の流入を制限するオリフィスを備えた耐圧容器からなるローパスフィルター機能を有する振動抑制装置が、前記下シリンダ室内の急激な圧力変化を吸収して、前記ラムの振動を防止してスムーズな移動を行うことができる。これにより、加工精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る液圧プレス機におけるラム振動抑制装置を用いた油圧回路図である。
【図2】この発明に係る液圧プレス機におけるラム振動抑制装置である。
【図3】ラムの接近動作時および退避動作時における下シリンダ室内圧力および耐圧容器内圧力の変化を示すグラフである。
【図4】ラムの接近動作時および退避動作時における実速度および指令速度を示すグラフである。
【図5】従来の液圧プレス機における油圧回路図である。
【図6】ラム接近動作時における作動油の流れを示す油圧回路図である。
【図7】加工動作時における作動油の流れを示す油圧回路図である。
【図8】ラム退避動作時における作動油の流れを示す油圧回路図である。
【図9】ラムの接近動作時および退避動作時における下シリンダ室内圧力の変化を示すグラフである。
【図10】ラムの接近動作時および退避動作時におけるラム実速度および指令速度を示すグラフである。
【符号の説明】
1 振動抑制装置
3 双方向吐出型ポンプ(液圧ポンプ)
5 プレス機
9 ラム
17 ラムシリンダ(液圧シリンダ)
29 配管
33 下シリンダ室
41 オリフィス
43 耐圧容器
P パンチ(上型)
D ダイ(下型)

Claims (2)

  1. 正逆方向に選択的に回転可能な双方向吐出型液圧ポンプの回転数の制御によりラム移動用の液圧シリンダへの作動液の吐出量を調整してラム移動速度を制御し、ラムの移動により上型と下型を接近・退避させて加工を行う液圧プレス機におけるラム振動抑制方法において、前記液圧シリンダの下シリンダ室と前記液圧ポンプとの間を接続する配管に、前記下シリンダ室からの作動液の流入を制限するオリフィスを備えた耐圧容器からなるローパスフィルター機能を有する振動抑制装置を設け、該振動抑制装置により前記ラムの急速接近動作時および急速退避動作時に前記下シリンダ室の内部の圧力と前記耐圧容器内部の圧力に位相差を生じさせることにより前記下シリンダ室内の急激な圧力変化を吸収して、前記ラムの振動を抑制することを特徴とする液圧プレス機におけるラム振動抑制方法。
  2. 正逆方向に選択的に回転可能な双方向吐出型液圧ポンプの回転数の制御によりラム移動用の液圧シリンダへの作動液の吐出量を調整してラム移動速度を制御し、ラムの移動により上型と下型を接近・退避させて加工を行う液圧プレス機におけるラム振動抑制装置であって、前記液圧シリンダの下シリンダ室と前記液圧ポンプとの間を接続する配管に、前記下シリンダ室からの作動液の流入を制限するオリフィスを備えた耐圧容器からなるローパスフィルター機能を有する振動抑制装置を設け、該振動抑制装置により前記ラムの急速接近動作時および急速退避動作時に前記下シリンダ室の内部の圧力と前記耐圧容器内部の圧力に位相差を生じさせることにより前記下シリンダ室内の急激な圧力変化を吸収して、前記ラムの振動を抑制することを特徴とする液圧プレス機におけるラム振動抑制装置。
JP2000377823A 2000-12-12 2000-12-12 液圧プレス機におけるラム振動抑制方法およびその装置 Expired - Fee Related JP5147148B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000377823A JP5147148B2 (ja) 2000-12-12 2000-12-12 液圧プレス機におけるラム振動抑制方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000377823A JP5147148B2 (ja) 2000-12-12 2000-12-12 液圧プレス機におけるラム振動抑制方法およびその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002178198A JP2002178198A (ja) 2002-06-25
JP5147148B2 true JP5147148B2 (ja) 2013-02-20

Family

ID=18846493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000377823A Expired - Fee Related JP5147148B2 (ja) 2000-12-12 2000-12-12 液圧プレス機におけるラム振動抑制方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5147148B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7048821B2 (ja) 2018-10-01 2022-04-05 サルヴァニーニ イタリア エッセ.ピ.ア. 打抜き装置のための油圧運転システム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008279469A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Chuo Motor Wheel Co Ltd 車両用ホイールリムのロール加工装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51137119A (en) * 1975-05-21 1976-11-26 Hijiri Seikou Sangyo Kk Method to prevent liquid pulsation
JP2730349B2 (ja) * 1991-10-16 1998-03-25 日産自動車株式会社 流体圧回路の脈動低減装置
JPH08118096A (ja) * 1994-10-26 1996-05-14 Aida Eng Ltd プレス機械の駆動装置
JPH08118086A (ja) * 1994-10-26 1996-05-14 Aida Eng Ltd プレス機械の駆動装置
JPH08145271A (ja) * 1994-11-16 1996-06-07 Suzuki Sogyo Co Ltd ウォータハンマ防止器
JPH11228035A (ja) * 1998-02-19 1999-08-24 Mitsubishi Electric Corp 油圧エレベーター装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7048821B2 (ja) 2018-10-01 2022-04-05 サルヴァニーニ イタリア エッセ.ピ.ア. 打抜き装置のための油圧運転システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002178198A (ja) 2002-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DK1924773T3 (en) Control device and control method for a piston-cylinder device
JP4576639B2 (ja) プレス機械のダイクッション装置
US8549983B2 (en) Hydraulic drive, in particular for machine tools, and method for controlling the hydraulic drive
JP6153270B2 (ja) ダイクッション装置及びダイクッション装置の制御方法
WO2010058710A1 (ja) プレス機械のダイクッション装置
JP4942714B2 (ja) プレス機械のダイクッション装置
JP5147148B2 (ja) 液圧プレス機におけるラム振動抑制方法およびその装置
JP5060423B2 (ja) プレス機械のダイクッション装置
JP2012106483A (ja) 射出成形機及び油圧アクチュエータ
WO2018092510A1 (ja) 荷役車両の油圧駆動装置、及び流量制御弁
JP6702491B1 (ja) ダイクッション装置
JP6779296B2 (ja) 油圧式射出成形機の制御方法及び駆動制御装置
JP2023119628A (ja) シリンダ装置
JP2001137965A (ja) プレッシャーピン均圧化装置の油圧補償方法及びその装置
JP6009770B2 (ja) 油圧閉回路システム
JP2001079694A (ja) ダイクッション装置
JP2011088167A (ja) 液圧プレス
JP4558867B2 (ja) プレスブレーキにおけるラム移動方法およびこのラム移動方法を用いたプレスブレーキ
JP2553044B2 (ja) 圧縮ガスを用いて成型材料を圧縮するための装置
JP4604275B2 (ja) グラブバケット用油圧シリンダ装置
JP4473990B2 (ja) プレスブレーキ
JP6810713B2 (ja) プレス成形機械及びその制御方法
US3187508A (en) Hydraulic clamp system for guillotine cutters
CN215171132U (zh) 垃圾车的液压控制系统及垃圾车
JP2013160319A (ja) 油圧閉回路システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110920

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5147148

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees