実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る遊技機の1つであるスロットマシン1の外観構成を示す正面図、図2は、図1に示すスロットマシン1の内部構成を示す図である。また、図3は、図1に示すスロットマシン1の前扉3を取り外した状態の外観構成を示す斜視図、図4は、図1に示すスロットマシン1の前扉3が開かれた状態を示す前扉背面図及び筐体2の断面図である。また、図5は、図1に示すスロットマシン1の前扉3が閉じられた状態を示す断面図、図6は、図1に示すスロットマシン1の電気的構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るスロットマシン1は、前面開口を有し、全体形状が略長方形状を呈している筐体2と、この筐体2の前面開口を塞ぐようにして蝶番機構4により開閉可能に取り付けられた前扉3とを備えている。
図2及び図3に示すように、筐体2内の中央からやや下端寄りにおいて、側板2aと側板2bとの間に架設された棚板11の上面には、回胴装置12が固設されている。この回胴装置12は、左リール21a、中リール21b及び右リール21cを備えている。左リール21a、中リール21b及び右リール21cは、いずれも略円筒状を呈しており、それぞれが回転自在に、かつ、各回転軸が略同一直線上に位置するように並設されている。左リール21a、中リール21b及び右リール21cの各外周面には、複数種類の図柄が入賞役に応じて1個又は数個ずつ略等間隔に描かれている。但し、図柄の配列は、左リール21a、中リール21b及び右リール21cそれぞれで異なっている。
図2及び図3に示す左リール21a、中リール21b及び右リール21cの各回転軸には、ステッピングモータ22a、22b及び22c(図6参照)がそれぞれ連結されている。左リール21a、中リール21b及び右リール21cは、対応するステッピングモータ22a、22b及び22cによってそれぞれ駆動されて回転する。回胴装置12の上面には、回胴装置基板23が固設されている。
回胴装置12の図中右側近傍の側板2bの内側には、開放検知部14が固設されている。開放検知部14は、本体14aと、作動部材14bとから構成されている。作動部材14bは、略円柱状を呈しており、本体14aの略中央に穿設された有底穴14aaに埋没可能であるとともに、本体14aの前面から突出可能に構成されている。
開放検知部14は、前扉3の開放時に作動部材14bが本体14aの前面から突出してオフ状態となり、前扉3が閉じられた時に前扉3側に固設された押圧部材14c(図2及び図4参照)に作動部材14bの先端14baが押されて本体14aの内部に埋没することによりオン状態となる。開放検知部14は、前扉3の開閉に関する第1の開閉検知信号をメイン制御基板18に供給する。
図2及び図3に示す回胴装置12の下方であって、筐体2の底板2cの上面略中央には、ホッパ装置15が固設されている。ホッパ装置15は、前扉3の操作卓3aに穿設されたメダル投入口31a(図1参照)から投入されたメダル(図示略)を貯留するとともに、入賞配当等の際にメダルを払い出す。このホッパ装置15の図中右隣の底板2c上面には、オーバーフロータンク16が固設されている。オーバーフロータンク16には、ホッパ装置15から溢れたメダルが収容される。一方、ホッパ装置15の図中左隣の底板2c上面には、電源装置17が固設されている。
また、回胴装置12の上方であって、筐体2の背板2dには、メイン制御基板18が固設されている。メイン制御基板18は、スロットマシン1の各部を制御する。メイン制御基板18は、図6に示すように、中央処理装置(CPU)61、ROM62、RAM63、インターフェイス(I/F)回路64等を有するマイコンを中心として構成されている。
図2〜図5に示すように、筐体2の上板2e下面奥には、左端近傍から右端近傍にかけて照明部19が固設されている。照明部19は、開放検知部14の検知結果に基づいて後述するサブ制御基板47(図2、図4及び図6参照)により動作制御される。照明部19は、例えば冷陰極蛍光管等を有している。
また、照明部19の前方であって、上板2e下面左端近傍及び下面右端近傍には、いずれも長手方向が上板2の端辺と平行となるように開放検知部20がそれぞれ固設されている。開放検知部20は、収容部20aa、20abと、反射部20ba、20bbと、光センサ20ca、20cbとから構成されている。収容部20aa、20abは、略角筒状を呈しており、光センサ20ca、20cbを収容している。この収容部20aa、20abは、長手方向の前後に開口している。また、収容部20aa、20abは内面の全面に反射素材20da、dbを備えている。反射部20ba、20bbは収容部20aa、20abの前部開口下端部から所定角度で上方に向かって延出して一体形成されている。また、反射部20ba、20bbは上面に反射素材20da、dbを備えている。光センサ20ca、20cbは、収容部20aa、20abの下板上面の前部開口近傍に固設されている。
開放検知部20は、前扉3の開放時に光センサ20ca、20cbが主に筐体2の前面開口から入射する外部光等を検知してオン状態となり、前扉3が閉じられた時には前扉3が外部光を遮り、光センサ20ca、20cbが光を検知しなくなりオフ状態となる。開放検知部20は、前扉3の開閉に関する第2の開閉検知信号をメイン制御基板18に供給する。
一方、図1に示すように、前扉3の前面中央からやや下端寄りには、遊技者側に突出して、操作卓3aが前扉3と一体的に形成されている。前扉3は、例えば、硬質プラスチック等から構成されている。操作卓3aの段部3aaの図中右端近傍には、メダル投入部31が形成されている。メダル投入部31の略中央には、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口31aが穿設されている。
一方、操作卓3aの段部3aaの左端近傍に所定距離離れてそれぞれ穿設された2つの貫通孔(図示略)には、1ベットボタン32及びマックスベットボタン33がそれぞれ嵌合されている。1ベットボタン32及びマックスベットボタン33は、スロットマシン1の1ゲームに賭けるメダルの枚数を指示するためのものである。つまり、遊技者が1ベットボタン32を押圧操作することにより、内部的に貯留されているメダルから1枚のメダルが当該ゲームに対して賭けられる。同様に、遊技者がマックスベットボタン33を押圧操作することにより、内部的に貯留されているメダルから最大枚数(通常、3枚)のメダルが当該ゲームに対して賭けられる。
また、操作卓3aの左端近傍に穿設された貫通孔(図示略)には、精算ボタン34が嵌合されている。精算ボタン34は、ゲームに使用するためにメダル投入口31aから投入されたメダルをキャンセルして払い出させることを指示するとともに、メイン制御基板18が内部的に貯留しているメダルを清算して払い出させることを指示するためのものである。
さらに、操作卓3aにおいて、上記精算ボタン34の図中右隣には、スタートレバー35が固設されている。スタートレバー35は、上記回胴装置12を構成する左リール21a、中リール21b及び右リール21cの一斉回転の開始を指示するためのものである。このスタートレバー35は、先端に球形状を呈する操作ノブを有する揺動可能な操作桿を備えている。スタートレバー35は、遊技者により操作されていない状態では、操作桿が操作卓3aの正面に対して直交する姿勢を保持している(オフ状態)。遊技者が操作ノブを把持して操作桿を上下左右のいずれかの方向に傾倒操作すると、スタートレバー35はオン状態となる。その後、遊技者が操作桿から手を離すと、内蔵された図示せぬスプリングの付勢力によって操作桿が元の位置に戻り、スタートレバー35は再びオフ状態となる。
また、操作卓3aの正面略中央には、ストップボタン36a、36b及び36cがそれぞれ所定間隔離れて並設されている。ストップボタン36a、36b及び36cは、上記左リール21a、上記中リール21b及び上記右リール21cの配列にそれぞれ対応しており、対応する上記左リール21a、上記中リール21b又は上記右リール21cのそれぞれの回転停止をそれぞれ指示するためのものである。
一方、操作卓3aの図中右端近傍には、前扉3を開錠するための前扉鍵(図示略)が挿入される鍵穴37が穿設されている。この鍵穴37にスロットマシン1の管理者等が所定の前扉鍵を挿入して開錠操作すると、蝶番機構4によって筐体2に取り付けられている前扉3を上記蝶番機構4を軸として前方へ開き、開状態とすることができる。一方、スロットマシン1の管理者等が、前扉3を筐体2側に閉じ、前扉3の上記鍵穴37近傍を筐体2側に押し付ける操作をすると、自動的に施錠される。
操作卓3aの上方には、中パネルユニット41が取り付けられている。この中パネルユニット41の略中央には、筐体2内の略中央に固設された回胴装置12に対応して、略長方形状を呈する透明な表示窓41aが形成されている。このため、遊技者は、回胴装置12を構成する左リール21a、中リール21b及び右リール21cがそれぞれ停止した状態において、上記表示窓41aから、各リール21a、21b及び21cのそれぞれの外周面に描かれた縦3行、横3列の図柄を目視することができる。
中パネルユニット41の左右には、サイドランプ42a及び42bが取り付けられている。また、中パネルユニット41の上方には、上パネル部43が設けられている。この上パネル部43は、上部ランプ43a、放音部43b及び43c並びに画像表示部43d等から概略構成されている。上部ランプ43aは、前扉3の上端略中央に取り付けられている。
サイドランプ42a及び42b並びに上部ランプ43aは、それぞれ高輝度の発光ダイオード(LED)等を内蔵している。後述するサブ制御基板47(図2、図4及び図6参照)は、リーチや大当たり等の際に遊技者の視覚に訴える演出を行うために、サイドランプ42a及び42b並びに上部ランプ43aをそれぞれ点灯又は点滅させる。
放音部43b及び43cは、前扉3の左右それぞれの端部3b及び3c近傍であって、中パネルユニット41の上部に接して取り付けられている。放音部43b及び43cは、それぞれスピーカ43ba及び43ca(図2及び図4参照)を内蔵している。後述するサブ制御基板47(図2、図4及び図6参照)は、ゲーム中に遊技者の聴覚に訴える演出を行うために、当該ゲームの進行に応じて選択した効果音や楽音等を放音部43b及び43cから放出させる。
上記した放音部43bと放音部43cとの間には、画像表示部43dが設けられている。画像表示部43dは、例えば、液晶パネル又はプラズマディスプレイパネル(PDP)等のディスプレイを有している。後述するサブ制御基板47(図2、図4及び図6参照)は、当該ゲームにストーリー性を与えたり、遊技者に内部当選結果を暗示して期待感を惹起させたりする等の演出を行うために、画像表示部43dにゲームの進行に応じて選択した動画像又は静止画像を表示させる。
一方、操作卓3aの下方には、下パネル44が取り付けられている。下パネル44には、スロットマシン1のモデルタイプ等を遊技者へ認識させるため、例えば登場キャラクタの絵等が描かれている。
さらに、下パネル44の下方、即ち、前扉3の下端には、受皿ユニット45が前扉3と一体的に形成されている。受皿ユニット45の図1中右端から左端近傍にかけて、メダルを貯留するための受け皿45aが前扉3と一体的に形成されている。受皿ユニット45の背板45bのうち、上記受け皿45aの左右端近傍には、放音部45c及び45dがそれぞれ設けられている。放音部45c及び45dは、それぞれスピーカ45ca及び45da(図2及び図4参照)を内蔵している。後述するサブ制御基板47(図2、図4及び図6参照)は、ゲーム中に遊技者の聴覚に訴える演出を行うために、当該ゲームの進行に応じて選択した効果音や楽音等を放音部45c及び45dから放出させる。
また、受皿ユニット45の背板45bの中央やや図中左寄りには、入賞時にメダルが排出されたり、後述するメダルセレクタ50(図2、図4及び図6参照)により不適であるとして排除され落下したメダル等が排出されたりするメダル払出口45eが穿設されている。メダル払出口45eは、略長方形状を呈している。受皿ユニット45の左端近傍には、遊技者の喫煙に供するための灰皿46が設けられている。
次に、前扉3の背面側の構成について、図2を参照して説明する。図2において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。前扉3の背面の上端近傍、即ち、図1に示す画像表示部43dの背面側には、サブ制御基板47が固設されている。サブ制御基板47は、主として、ゲームの演出に関して、前扉3に取り付けられている各部を制御する。サブ制御基板47は、図6に示すように、CPU71、ROM72、RAM73、インターフェイス(I/F)回路74等を有するマイコンを中心として構成されている。ROM72には、後述する通常時演出内容等の各種の演出パターンが予め記憶されている。
サブ制御基板47の両端近傍には、上記した放音部43b及び43cをそれぞれ構成するスピーカ43ba及び43caがそれぞれ取り付けられている。サブ制御基板47の下方であって、表示窓41aの上方には、中パネルユニット41を構成するリール照明部48が取り付けられている。リール照明部48は、例えば、冷陰極蛍光管等を有し、左リール21a、中リール21b及び右リール21cの各外周面を照明する。
一方、表示窓41aの下方には、中パネルユニット41を構成する中央表示基板49が取り付けられている。中央表示基板49の図中左端近傍、即ち、図1に示すメダル投入部31の背面側には、メダルセレクタ50が取り付けられている。メダルセレクタ50は、上記メダル投入部31から投入されたメダルの適否を判別し振り分ける装置である。メダルセレクタ50は、投入されたメダルが適正であると判定した場合、上記中央表示基板49を介してメイン制御基板18へメダル受付信号を供給する。メイン制御基板18は、メダル受付信号を受信するごとにクレジットを加算して内部的にメダルを貯留する。
メダルセレクタ50の図中右隣には、メダルガイド部51が設けられている。このメダルガイド部51は、上記メダルセレクタ50によって選別され検知された適正なメダルを筐体2に固設されているホッパ装置15へ案内する。また、メダルセレクタ50の下方には、フローシュート52が設けられている。このフローシュート52は、上記メダルセレクタ50により不適であるとして排除され落下したメダル又は異物を、前扉3の受皿ユニット45の背板45bに穿設されているメダル払出口45eへ案内する。さらに、このフローシュート52と一体的にメダル払出通路53が設けられている。メダル払出通路53は、前扉3が施錠された状態において、筐体2に固設されているホッパ装置15のメダル排出口15aに当接し、ホッパ装置15から払い出されたメダルを、上記メダル払出口45eへ案内する。メダル払出通路53の図中右隣には、上記した放音部45cを構成するスピーカ45caが取り付けられている。一方、前扉3の背面の図中左下端近傍には、上記した放音部45dを構成するスピーカ45daが取り付けられている。
次に、本発明の実施の形態1に係るスロットマシン1の電気的構成について、図6に示すブロック図を参照して、説明する。なお、図1では、サイドランプ42a及び42b並びに上部ランプ43aについて、便宜上、単に「ランプ」として示している。メイン制御基板18では、CPU61は、ROM62に予め記憶されているシステムプログラム及びスロットマシンゲーム用のプログラムを読み出し、RAM63を用いるなどして実行し、回胴装置基板23、サブ制御基板47、中央表示基板49及び電源装置基板81にそれぞれ所定の命令を含む制御信号を供給してそれぞれに分散制御を行わせることにより、スロットマシン1全体を集中制御する。
また、メイン制御基板18は、開放検知部14及び開放検知部20から供給される第1及び第2の開閉検知信号に基づいて、前扉3が開状態であること又は閉状態であることを認識する。そして、メイン制御基板18は、第1の開閉検知信号に基づいてサブ制御基板47に対し、照明部点灯信号又は照明部消灯信号を供給する。また、前扉3の開状態であることを示す第1及び第2の開閉検知信号が供給されてから所定時間経過しても、所定の動作(例えば、メイン制御基板18等に取り付けられている複数のボタンの決められた手順に基づく操作)がされなかった場合には、メイン制御基板18は、不正に開状態とされたと認識し、サブ制御基板47に対し、前扉3の開放報知を指示する開放報知信号を供給する。そして、所定の動作で開状態が閉状態へ変化した場合には、サブ制御基板47に対し、報知の停止を指示する報知停止信号を供給する。
I/F回路64は、メイン制御基板18と、回胴装置基板23、サブ制御基板47、中央表示基板49及び電源装置基板81との間で行われる信号の送受信の際に、タイミングの制御等を行う。但し、メイン制御基板18とサブ制御基板47との間では、メイン制御基板18からサブ制御基板47への信号の送信は行われるが、サブ制御基板47からメイン制御基板18への信号の送信は行われない。
中央表示基板49は、前扉3の操作卓3aに取り付けられている、1ベットボタン32、マックスベットボタン33、精算ボタン34、スタートレバー35、ストップボタン36a、36b及び36c等がそれぞれ操作されたことにより発生する各種信号を受信してメイン制御基板18へ転送する中継基板として機能する。また、中央表示基板49は、メダルセレクタ50から出力されるメダル受付信号等を受信してメイン制御基板18へ転送することにより、メダル投入部31に投入されたメダルの枚数、異物の投入や目詰まりの発生等を報知する。
サブ制御基板47では、CPU71は、ROM72に予め記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、前扉3各部の制御、特に遊技者に対する演出の制御を行う。ROM72には、遊技中の演出(役の当選可能性の告知演出等)に必要なプログラム及びデータ等が予め記憶されている。上記ROM72に予め記憶されているデータ等には、画像表示部43dに表示されるキャラクタ、文字及び背景等の動画像データ及び静止画像データも含まれている。一方、RAM63は、CPU71等が各種の制御を行ったり、画像を作成したりする時に用いられ、データ等が一時的に記憶される。上記RAM73に記憶されるデータ等には、ROM72から読み出したデータ等に基づき表示すべき画像データも含まれている。
これにより、サブ制御基板47は、メイン制御基板18から演出に関する制御信号が供給された場合には、サイドランプ42a及び42b、上部ランプ43a、並びに放音部43b、43c、45c及び45dをそれぞれ駆動するとともに、画像表示部43dに演出に関する動画像データ又は静止画像データを供給することにより、遊技者の視覚及び聴覚に訴える演出を行う。また、サブ制御基板47は、メイン制御基板18から照明部点灯信号又は照明部消灯信号が供給された場合には、照明部19を点灯、消灯制御する。そして、サブ制御基板47は、メイン制御基板18から開放報知信号が供給された場合には、サイドランプ42a及び42b、上部ランプ43a、照明部19並びに放音部43b、43c、45c及び45dをそれぞれ駆動することにより、警報を発生する。
回胴装置基板23は、左リール21a、中リール21b及び右リール21cのそれぞれの回転と制動及び停止の制御を行うために、メイン制御基板18から供給される回胴駆動(励磁)パルスデータ等に基づいて、ステッピングモータ22a、22b及び22cへそれぞれ4相の駆動パルス信号を供給する。
電源装置基板81には、電源装置17で発生される各種電源電圧をホッパ装置15その他の各部に配電する配電回路(図示略)が形成されており、この配電回路からスロットマシン1の動作に必要な電源を供給する。また、電源装置基板81は、メイン制御基板18からメダルの払い出しをすべき旨の制御信号が供給された場合には、ホッパ装置15を制御してメダルの払い出しを行わせる。
次に、上記構成を有するスロットマシン1が行う通常動作の概略について説明する。このスロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの払い出しが完了した時、または先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この状態において、遊技者により1ベットボタン32又はマックスベットボタン33のいずれかが押圧操作されると、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームにメダルが賭けられゲームが開始する。
メイン制御基板18は、ゲーム開始の状態でスタートレバー35の作動を検知すると、左リール21a、中リール21b及び右リール21cを一斉に回転させ始める。この動作と同時に、メイン制御基板18は、入賞役を内部的な処理で抽選し、その結果をRAM63に記憶する。
次に、遊技者がストップボタン36a、36b及び36cを任意の順番で押圧操作すると、メイン制御基板18は、この押圧操作に応じて、順次、対応する左リール21a、中リール21b又は右リール21cを停止させる。これにより、遊技者は、左リール21a、中リール21b及び右リール21cがそれぞれ停止した状態において、前扉3を構成する中パネルユニット41の表示窓41aから、各リール21a、21b及び21cのそれぞれの外周面に描かれた縦3行、横3列の図柄を目視することができる。
一方、メイン制御基板18は、すべての左リール21a、中リール21b及び右リール21cが停止したことを検知すると、左リール21a、中リール21b及び右リール21cがそれぞれ停止した状態において、左リール21a、中リール21b及び右リール21cの各外周面に描かれている図柄の組み合わせが上述のRAM63に記憶された入賞役に係る図柄の組み合わせのいずれかと一致しているか否か判定する。
上記判定の結果、上記入賞役に係る図柄の組み合わせのいずれかと一致した図柄の組み合わせが停止した左リール21a、中リール21b及び右リール21cの各外周面に描かれている図柄の組み合わせの中にある場合には、メイン制御基板18は、その図柄の組み合わせに対応した入賞を確定し、当該入賞役の種類に応じた配当数のメダルをクレジットに加算する。このとき、入賞の配当によりクレジットが上限を超える場合には、メイン制御基板18は、ホッパ装置15を作動させて、超過分のメダルをメダル払出口45eから受皿ユニット45へ払い出す。
以上説明したように、スロットマシン1の遊技者は、1ベットボタン32又はマックスベットボタン33、スタートレバー35及びストップボタン36a、36b及び36cを順次操作することにより、左リール21a、中リール21b及び右リール21cを回転・停止させる遊技操作を行う。これにより、遊技者は、表示窓41aから目視することができる縦3行、横3列の図柄のうち、所定の組み合わせのいずれもが上記入賞役に係る図柄の組み合わせのいずれとも一致しなければ賭けたメダルを失う。一方、遊技者は、上記縦3行、横3列の図柄のうち、所定の組み合わせのいずれかが上記入賞役に係る図柄の組み合わせのいずれかと一致した場合には、入賞が成立し、賭けた枚数以上のメダルを獲得することができる。
次に前扉3が開閉された際の動作について詳しく説明する。
この実施の形態1では、前扉3が開放されると、開放検知部14の作動部材14bが本体14aの前面から突出して開放検知部14が前扉3の開放状態を検知し、第1の前扉開信号がCPU61へ供給される。また、開放検知部14が前扉3の開放状態を検知すると、照明部19が点灯する構成となっている。
また、この実施の形態1では、前扉3が開放されると、筐体2前面開口からホールの照明灯などの外部光が光センサ20ca、20cb及び反射部20ba、20bbに照射される。次に、反射部20ba、20bbに照射された光は、反射部20ba、20bbの上面及び収容部20aa、20abの内面等に設けられた反射素材20da、dbによって順次反射され光センサ20ca、20cbの受光部へ到達し、これにより、第2の前扉開信号がCPU61へ供給される構成となっている。
一方、開放検知部14が前扉3の開放状態を検知すると照明部19が点灯する構成となっていることにより、収容部20aa、20abの後部開口から照明部19の光が照射される。即ち、開放検知部20は外部光だけでなく、照明部19の光もほぼ同時に検知する。
以上のことを前提として、メイン制御基板18のCPU61が開放検知部14及び開放検知部20の検知結果に基づいて行う処理について、図7に示されるフローチャートを参照して説明する。
まず、CPU61は、図7に示すステップS1の処理へ進み、前扉3が開放されているか否かを判断する。この判断は、第1の開閉検知信号の検知結果に基づいて判断して行う。
前扉3が開放されると、開放検知部14の作動部材14bが本体14aの前面から突出して開放検知部14がオフ状態となり、第1の前扉開信号がCPU61へ供給される。これにより、ステップS1の判断結果が「YES」となり、CPU61はS2の処理に進む。
ステップS2の処理では、CPU61が照明部点灯信号をサブ制御基板47に供給した後、ステップS3の処理に進む。これにより、サブ制御基板47が照明部19を点灯させる。また、ステップS1の判断結果が「NO」となった場合にはCPU61はステップS3の処理に進む。
ステップS3の処理においては、CPU61は開放検知部14及び開放検知部20の作動状況の検知結果の確認を行う。この検知結果の確認は、例えば、RAM63の所定の記憶領域に開放検知部14及び開放検知部20の作動状況の検知結果を常時記憶しておき、その記憶領域を参照することにより行う。上記検知結果は所定周期で更新される。CPU61は検知結果の確認をした後、ステップS3の判断に進む。
ステップS4の判断においては、CPU61はステップS3における開放検知部14及び開放検知部20の確認結果に基づいて前扉3が開放されたか否かを判断する。開放検知部14が反応している、又は開放検知部20が光を検知している場合には、判断結果が「YES」となり、CPU61はステップS5の判断に進む。一方、ステップS4の判断結果が「NO」となった場合には、CPU61は適法にも不適法にも前扉3が開放されていないと判断して、一連の処理を終了し、例えばメインルーチンに戻る。
ステップS5の判断においては、CPU61はステップS3における開放検知部14及び開放検知部20の確認結果に基づいて前扉3が不正に開放されたか否かを判断する。上述した様に、正規の動作で前扉3が開放された場合には開放検知部14及び開放検知部20の開放状態を示す検知結果は同一となる。それぞれの検知結果で矛盾が生じた場合(不正行為者によって開放検知部14が反応しないように細工されて開放検知部20のみ反応している場合、不正行為者によって開放検知部20が反応しないように細工されて開放検知部14のみ反応している場合、不正行為者によって光が遮られて光センサ20ca及び光センサ20cbの片方しか反応していない場合など)には、判断結果が「YES」となり、CPU61はステップS6の処理に進む。
ステップS6の処理においては、CPU61は不正検知信号をサブ制御基板47及び図示しない管理装置に供給する。CPU61は不正検知信号をサブ制御基板47及び管理装置に供給した後、CPU61はステップS7の判断に進む。ここで、不正検知信号の供給とは、サブ制御基板47に開放報知信号を供給することに加え、管理装置等に不正信号を供給する処理を言う。
ステップS7の判断において、CPU61は前扉3の開状態が所定の動作で不正状態を解除されたか否か判断する。担当者が所定の動作で不正状態を解除し、ステップS7の判断結果が「YES」となった場合には、CPU61はステップS8の処理に進む。また、ステップS7の判断結果が「NO」となった場合には、CPU61は同判断を繰り返す。
ステップS8では、CPU61は、不正検知信号停止処理及び照明部19の消灯処理を順次行った後、一連の処理を終了し、例えばメインルーチンに戻る。
一方、ステップS5の判断において判断結果が「NO」となった場合には、CPU61はステップS9の処理に進む。ステップS9の処理においては、CPU61は前扉3が適正に開放されたと判断して、サブ制御基板47に開放報知信号を供給して、ステップS10の判断に進む。
ステップS10の判断においては、CPU61は前扉3の開状態が閉状態に変化したかを判断する。担当者が所定の動作で前扉3の開状態を解除し、ステップS31の判断結果が「YES」となった場合には、CPU61はステップS11の処理に進む。一方、また、ステップS10の判断結果が「NO」となった場合には、CPU61は同判断を繰り返す。
ステップS11では、CPU61は、開放報知信号停止処理及び照明部19の消灯を順次行った後、CPU61は適法に前扉3が施錠されたと判断して、一連の処理を終了し、例えばメインルーチンに戻る。
これにより、管理者が前扉を開放した際には、照明部19が点灯し、筐体2の内部を目視確認しやすくなる。よって管理者が前扉を開放して作業する際の効率があがる。また、不正行為者が筐体2に対し不正な改造等を行っていた場合には、管理者が不正改造等を発見しやすくなる。
また、前扉3が開放された際には、筐体2前面開口からホールの照明灯などの外部光が光センサ20ca、20cbに照射される。また、光センサ20ca、20cbの後方に備えた照明灯19が第1の開放検知信号に基づいて点灯することにより、確実に光が光センサ20ca、20cbへ到達する。従って、より確実に前扉3の開放状態を検知することができるようになる。
また、第1の開放検知信号及び第2の開放検知信号それぞれの検知結果に基づいて処理を行うことにより、不正行為者が開放検知部14を反応しないように細工等をして不正に前扉3を開放した場合や、不正行為者が開放検知部20を反応しないように細工等をして不正に前扉3を開放した場合にも、前扉3の開放を検知することができる。このとき、開放報知の他に不正信号を管理装置に供給することになり、管理者は前扉3の開放状態だけでなく、不正行為も検知出来るようになる。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2に係る遊技機の1つであるスロットマシン91の外観構成を示す一部透視平面図である。なお、スロットマシン91の他の部分の構成及び動作については、上記した実施の形態1において図1〜図5を参照して説明したスロットマシン1の構成及び動作と略同様であるので、図8において、図3の各部に対応する部分に同一の符号を付けるとともに、その説明を省略する。
図8に示すように、照明部19の前方であって、上板2e下面右端近傍には、照明部点灯検知部90が固設されている。照明部点灯検知部90は、例えば光センサ等を有している。照明部点灯検知部90は、照明部19から照射された光を受光して照明部19の点灯に関する照明部点灯検知信号をメイン制御基板18に供給する。
次に、本発明の実施の形態2に係るスロットマシン91の電気的構成について、図9を参照して、説明する。図9において、図6の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図9においては、上記した照明部点灯検知部90から上記照明部点灯検知信号が供給されるように構成されている。
メイン制御基板18は、開放検知部14、開放検知部20から供給される第1及び第2の開閉検知信号並びに、照明部点灯検知部90から供給される照明部点灯検知信号に基づいて、前扉3が開状態であること又は閉状態であることを認識する。そして、メイン制御基板18は、第1の開閉検知信号に基づいてサブ制御基板47に対し、照明部点灯信号又は照明部消灯信号を供給する。また、前扉3の開状態であることを示す第1及び第2の開閉検知信号が供給されてから所定時間経過しても、所定の動作(例えば、メイン制御基板18等に取り付けられている複数のボタンの決められた手順に基づく操作)がされなかった場合には、メイン制御基板18は、不正に開状態とされたと認識し、サブ制御基板47に対し、前扉3の開放報知を指示する開放報知信号を供給する。そして、所定の動作で開状態が閉状態へ変化した場合には、サブ制御基板47に対し、報知の停止を指示する報知停止信号を供給する。
次に前扉3が開閉された際の動作について詳しく説明する。図10は、照明部19が点灯しない場合における開放検知部20の検知状態を表した図である。
上記した実施の形態1では、前扉3が開放されると照明部19が必ず点灯することを前提としている。しかし、照明部19が何らかの事情で点灯しなくなる場合もあり、その場合においては、光センサ20ca及び光センサ20cbは外部光のみで光を検知することになる。そこで、この実施の形態2においては、このような事態が発生した場合でも所期の目的を達するために、照明部点灯検知部90を設けるとともに、以下に示す動作を行う。
この実施の形態2では、光センサ20ca及び光センサ20cbの検知結果並びに照明部点灯検知部90の判断結果を基に、前扉3が不正に開放されたか否かを判断する構成となっている。
前扉3が開放される際、照明部19が点灯している場合には、光センサ20ca及び光センサ20cbの検知タイミングがほぼ同時となる。一方、何らかの理由により照明部19が点灯していない場合には、固着位置の関係上、光センサ20cbよりも光センサ20caの方へ先に外部光が到達するので、図10で示すように、光センサ20caが光を検知した後に光センサ20cbが光を検知する。また、光センサ20ca及び光センサ20cbが光を検知した際には、管理者によって前扉3が適正に施錠されない限り検知結果は変化しない。なお、照明部点灯検知部90は、照明部19が点灯しているか否かを判断する構成となっている。これにより、CPU61は、光センサ20ca及び光センサ20cbの検知結果並びに照明部点灯検知部90の判断結果を基に、前扉3が不正に開放されたか否かを判断する構成となっている。
以上のことを前提として、メイン制御基板18のCPU61が開放検知部14及び開放検知部20の検知結果並びに、照明部点灯検知部90から供給される照明部点灯検知信号に基づいて行う処理について、図11に示されるフローチャートを参照して説明する。
まず、CPU61は、図11に示すステップS21の処理へ進み、前扉3が開放されているか否かを判断する。この判断は、第1の開閉検知信号の検知結果に基づいて判断して行う。
前扉3が開放されると、開放検知部14の作動部材14bが本体14aの前面から突出して開放検知部14がオフ状態となり、第1の前扉開信号がCPU61へ供給される。これにより、ステップS21の判断結果が「YES」となり、CPU61はS22の処理に進む。
ステップS22の処理では、CPU61が照明部点灯信号をサブ制御基板47に供給した後、ステップS23の処理に進む。これにより、サブ制御基板47が照明部19を点灯させる。また、ステップS21の判断結果が「NO」となった場合にはCPU61はステップS23の処理に進む。
ステップS23の処理においては、CPU61は開放検知部20の作動状況及び作動タイミング並びに、照明部点灯検知部90の検知結果の確認を行う。この検知結果の確認は、例えば、RAM63の所定の記憶領域に開放検知部20の作動状況及び作動タイミング並びに、照明部点灯検知部90の検知結果を常時記憶しておき、その記憶領域を参照することにより行う。上記検知結果は所定周期で更新される。CPU61は検知結果の確認をした後、ステップS23の判断に進む。
ステップS24の判断においては、CPU61はステップS23における開放検知部20の確認結果に基づいて前扉3が開放されたか否かを判断する。光センサ20ca又は光センサ20cbが光を検知している場合には、判断結果が「YES」となり、CPU61はステップS25の判断に進む。一方、ステップS24の判断結果が「NO」となった場合には、CPU61は適法にも不適法にも前扉3が開放されていないと判断して、一連の処理を終了し、例えばメインルーチンに戻る。
ステップS25の判断においては、CPU61はステップS23における開放検知部20の作動状況及び作動タイミング並びに、照明部点灯検知部90の検知結果に基づいて前扉3が不正に開放されたか否かを判断する。上述した様に、照明部19が点灯している場合には、光センサ20ca及び光センサ20cbの検知タイミングがほぼ同時となり、照明部19が点灯していない場合には、光センサ20caが光を検知した後に光センサ20cbが光を検知する。このような動作以外が検知された場合(例えば、光センサの検知タイミング上記以外の場合、不正行為者によって光が遮られて光センサ20ca及び光センサ20cbの片方しか反応していない場合、不正行為者によって光が遮られるなどして光センサ20ca及び光センサ20cbの検知結果に変化が生じた場合など)には、判断結果が「YES」となり、CPU61はステップS26の処理に進む。
ステップS26の処理においては、CPU61は不正検知信号をサブ制御基板47及び図示しない管理装置に供給する。CPU61は不正検知信号をサブ制御基板47及び管理装置に供給した後、CPU61はステップS27の判断に進む。
ステップS27の判断においては、CPU61は前扉3の開状態が所定の動作で不正状態が解除されたか否かを判断する。担当者が所定の動作で不正状態を解除し、ステップS27の判断結果が「YES」となった場合には、CPU61はステップS28の処理に進む。また、ステップS27の判断結果が「NO」となった場合には、CPU61は同判断を繰り返す。
ステップS28では、CPU61は、不正検知信号停止処理及び照明部19の消灯を順次行った後、一連の処理を終了し、例えばメインルーチンに戻る。
一方、ステップS25の判断において判断結果が「NO」となった場合には、CPU61はステップS29の処理に進む。ステップS29の処理においては、CPU61は前扉3が適正に開放されたと判断して、サブ制御基板47に開放報知信号を供給して、ステップS30の判断に進む。
ステップS30の判断においては、CPU61は前扉3の開状態が閉状態に変化したかを判断する。担当者が所定の動作で前扉3の開状態を解除し、ステップS31の判断結果が「YES」となった場合には、CPU61はステップS31の処理に進む。一方、ステップS30の判断結果が「NO」となった場合には、CPU61は同判断を繰り返す。
ステップS31では、CPU61は、開放報知信号停止処理及び照明部19の消灯を順次行った後、CPU61は適法に前扉3が施錠されたと判断して、一連の処理を終了し、例えばメインルーチンに戻る。
第1の開放検知信号及び第2の開放検知信号並びに、照明部点灯検知信号それぞれの検知結果に基づいて処理を行うことにより、長期使用により照明部19が点灯しなくなった等の場合にも、前扉3が正しい動作で開放されたか否かを検知することができる。このとき、開放報知の他に不正信号を管理装置に供給することになり、管理者は前扉3の開放状態だけでなく、不正行為も検知出来るようになる。
以上、本発明の第1実施例及び第2実施例の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、上述の第1実施例及び第2実施例の形態では、開放検知部14は、押圧スイッチを備えて開閉を検知する例を示したが、これに限定されず、光センサや磁気センサ、赤外線センサなどの検知装置を備えるように構成としても良い。
また、上述の第1実施例及び第2実施例の形態では、照明部19は、冷陰極蛍光管を備えた例を示したが、これに限定されず、冷陰極蛍光管に換えてLEDなどの発光装置を備えるような構成にしても良い。
また、上述の第1実施例及び第2実施例の形態では、照明部19及び開放検知部20は上板2e下面に備えた例を示したが、これに限定されず、前扉3を開放した際に外部光及び照明部19の光が開放検知部20に到達する構成であれば、それぞれ筐体2内又は前扉3の背面いずれかの箇所に設けられていても良い。
また、上述の第1実施例及び第2実施例の形態では、光センサ20cは該各筒状の収容部20aa、20abに収容される例を示したが、これに限定されず、演出用の光ではなく、ホールなどの外部光及び照明部19の光を光センサ20cに導入できる構成であれば良い。
また、上述の第1実施例及び第2実施例の形態では、開放検知部14と開放検知部20の検知結果に基づいて開放報知信号と不正検知信号をそれぞれ出力する例を示したが、これに限定されず、何れかが開放状態を検知した場合に開放報知信号のみを出力するような構成にしても良い。
また、上述の第1実施例及び第2実施例の形態では、開放検知部14は、前扉3が開状態とされることによりオン状態となり、前扉3が閉状態とされることによりオフ状態となる例を示したが、これに限定されず、前扉3が開状態とされることによりオフ状態となり、前扉3が閉状態とされることによりオン状態となるような構成にしても良い。
1…スロットマシン、2…筐体、2a,2b…側板、2c…底板、2d…背板、3…前扉、3a…操作卓、3aa…段部、3b,3c…端部、4…蝶番機構、12…回胴装置、14…開放検知部、14a…本体、14aa…有底穴、14b…作動部材、14ba…先端、14c…押圧部材、15…ホッパ装置、15a…メダル排出口、16…オーバーフロータンク、17…電源装置、18…メイン制御基板、19…照明部、20…開放検知部、20aa,20ab…収容部、20ba,20bb…反射部、20ca,cb…光センサ、20da,db…反射素材、21a…左リール、21b…中リール、21c…右リール、22a,22b,22c…ステッピングモータ、23…回胴装置基板、31…メダル投入部、31a…メダル投入口、32…1ベットボタン、33…マックスベットボタン、34…精算ボタン、35…スタートレバー、36a,36b,36c…ストップボタン、37…鍵穴、41…中パネルユニット、41a…表示窓、42a,42b…サイドランプ、43…上パネル部、43a…上部ランプ、43b,43c…放音部、43ba,43ca…スピーカ、43d…画像表示部、44…下パネル、45…受皿ユニット、45a…受皿、45b…背板、45c,45d…放音部、45ca,45da…スピーカ、45e…メダル払出口、46…灰皿、47…サブ制御基板、48…リール照明部、49…中央表示基板、50…メダルセレクタ、51…メダルガイド部、52…フローシュート、53…メダル払出通路、61,71…CPU、62,72…ROM、63,73…RAM、64,74…I/F回路、81…電源装置基板、90…照明部点灯検知部、91…スロットマシン