JP5146242B2 - 車両用フードヒンジ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、フードの開閉に用いられる車両用フードヒンジ構造に関する。
車両用フードヒンジにおいては、フードに作用する衝撃力を変形により吸収するために、ヒンジベースに予め屈曲部が形成されている場合がある(例えば、特許文献1参照)。ところで、このような構造の一例として、例えば、フードに衝撃力が作用した場合にヒンジベースを車幅方向内側へ倒れ変形させるために、屈曲部の稜線を荷重入力点となるヒンジピン挿通部に対して車幅方向外側にオフセットさせているものがある。
特開平11−291948号公報
しかしながら、この従来構造では、衝突体がフードヒンジ付近に衝突した際に、ヒンジベースの車幅方向内側への倒れ変形が阻害されると、ヒンジベースが十分に変形しない可能性がある。
本発明は、上記事実を考慮して、衝突体がフードヒンジ付近に衝突した際にヒンジベースの車幅方向内側への倒れ変形が阻害されてもヒンジベースを十分に変形させることができる車両用フードヒンジ構造を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明の車両用フードヒンジ構造は、一端部がフードに取り付けられたヒンジアームと、車体側部材に取り付けられ、前記ヒンジアームの他端部と連結されて当該他端部を車幅方向の軸回りに相対回転可能に支持する連結部と、前記連結部と前記車体側部材への取付部とを車両上下方向に繋ぐ中間支持部と、を備え、前記中間支持部の車両上下方向の中間部に前記連結部よりも車幅方向の一方側に位置して車幅方向の一方側へ曲げられた第1曲げ部が形成されると共に、前記中間支持部と前記車体側部材への取付部との間に前記連結部よりも車幅方向の他方側に位置して曲げられた第2曲げ部が形成され、さらに、前記第1曲げ部が、車両下方へ向けて車幅方向の一方側に傾斜した第1傾斜部と、車両下方へ向けて車幅方向の他方側に傾斜した第2傾斜部と、の間の境界部に形成されると共に、前記第2曲げ部が前記第2傾斜部と前記車体側部材への取付部との間の境界部に形成されたヒンジベースと、を有する。
請求項1に記載する本発明の車両用フードヒンジ構造によれば、ヒンジアームは、一端部がフードに取り付けられると共に他端部がヒンジベースの連結部に連結されてかつ車幅方向の軸回りに相対回転可能に支持されている。また、ヒンジベースは、車体側部材に取り付けられると共に、連結部と車体側部材への取付部とが中間支持部によって車両上下方向に繋がれている。このため、例えば、衝突体がフードヒンジ付近に衝突した衝突時には、入力された荷重がヒンジベースの連結部へ伝達される。
ここで、ヒンジベースにおいて、連結部と連続する中間支持部の車両上下方向の中間部には、連結部よりも車幅方向の一方側に位置して車幅方向の一方側へ曲げられた第1曲げ部が形成され、中間支持部と車体側部材への取付部との間には、連結部よりも車幅方向の他方側に位置して曲げられた第2曲げ部が形成されている。また、第1曲げ部が、車両下方へ向けて車幅方向の一方側に傾斜した第1傾斜部と、車両下方へ向けて車幅方向の他方側に傾斜した第2傾斜部と、の間の境界部に形成されると共に、第2曲げ部が、第2傾斜部と車体側部材への取付部との間の境界部に形成されている。このため、衝突体の前記衝突時には、ヒンジベースの連結部への荷重入力によって、第1曲げ部を起点として連結部側から第1傾斜部にかけての部位を車幅方向の他方側へ倒そうとする方向の曲げモーメントが作用すると共に第2曲げ部を起点として第2傾斜部を車幅方向の一方側へ倒そうとする方向の曲げモーメントが作用する。
このように、ヒンジベースには車幅方向の一方側及び他方側へ倒そうとする方向の曲げモーメントが作用するので、ヒンジベースの車幅方向内側への倒れ変形が阻害された場合、ヒンジベースが車幅方向外側へ倒れ変形する。このとき、連結部よりも車幅方向外側に位置している曲げ部(第1曲げ部及び第2曲げ部のいずれか)と連結部との車幅方向のオフセット量が大きくなると、前記オフセット量が大きくなった分だけヒンジベースの車幅方向内側への倒れ変形も促進される。これらにより、ヒンジベースは衝突体の衝突位置による影響が抑えられて低い荷重で曲げ変形する。
請求項2に記載する本発明の車両用フードヒンジ構造は、請求項1記載の構成において、前記第1曲げ部及び前記第2曲げ部のうち前記連結部よりも車幅方向外側に位置する一方の曲げ部は前記連結部よりも車幅方向内側に位置する他方の曲げ部よりも車両上方側からの荷重に対する剛性が低く設定されている。
請求項2に記載する本発明の車両用フードヒンジ構造によれば、第1曲げ部及び第2曲げ部のうち連結部よりも車幅方向外側に位置する一方の曲げ部は連結部よりも車幅方向内側に位置する他方の曲げ部よりも車両上方側からの荷重に対する剛性が低く設定されているので、衝突体がフードヒンジ付近に衝突した際にヒンジベースの連結部へ荷重が入力されると、ヒンジベースはまず一方の曲げ部を曲げ起点として車幅方向内側へ倒れ変形しようとする。このとき、ヒンジベースの車幅方向内側への倒れ変形が阻害されると、ヒンジベースは他方の曲げ部を曲げ起点として車幅方向外側へ倒れ変形しようとする。このため、ヒンジベースは安定した変形モードで曲げ変形する。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の車両用フードヒンジ構造によれば、衝突体がフードヒンジ付近に衝突した際にヒンジベースの車幅方向内側への倒れ変形が阻害されてもヒンジベースを十分に変形させることができるという優れた効果を有する。
請求項2に記載の車両用フードヒンジ構造によれば、衝突体がフードヒンジ付近に衝突した際にヒンジベースは安定した変形モードで曲げ変形し、ヒンジベースの車幅方向内側への倒れ変形が阻害されてもヒンジベースを十分に変形させることができるという優れた効果を有する。
[第1実施形態]
本発明の第1の実施形態に係る車両用フードヒンジ構造について図1〜図5を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車幅方向内側を示している。
図1に示されるように、車体前部10の両側部には、車体前部10の側面を構成するフロントフェンダパネル12がそれぞれ配設されている。左右一対のフロントフェンダパネル12の間に形成されたエンジンルーム14は、フード(エンジンフード)16によって覆われている。また、ウインドシールドガラス22の下端部からフード16の後端部にかけてはカウルルーバ20が車幅方向に沿って配設されている。
図2には、フード16を開閉可能に支持するフードヒンジ30及びその周辺構造が斜視図で示されている。この図に示されるように、フロントフェンダパネル12の上端部の車幅方向内側には、車体側部材としてのエプロンアッパメンバ24(広義には「車両骨格部材」として把握される要素である。)が車両前後方向に沿って延在されている。エプロンアッパメンバ24は、車幅方向外側に配置されるエプロンアッパメンバアウタ25と車幅方向内側に配置されてエプロンアッパメンバアウタ25と共に閉断面を構成するエプロンアッパメンバインナ26とによって構成されている。
一方、左右一対のフロントフェンダパネル12は、前輪の上方側に配置されて意匠面を構成する外側縦壁部12Aを備えると共に、外側縦壁部12Aの上端からは内側縦壁部12Bが屈曲垂下されている。また、内側縦壁部12Bの下端部からはエンジンルーム14側へ略水平に折り曲げられた水平部12Cが設けられている。左右一対のフロントフェンダパネル12の内側縦壁部12B側には、フード16の車幅方向の端末部16Aが図示しないシール材を介して圧接されるようになっている。
フード16は、フード外板を構成するフードアウタパネル17を備えると共に、フードアウタパネル17のフード下方側に配設されてフード内板を構成するフードインナパネル18を備えている。フードインナパネル18とエプロンアッパメンバインナ26の頂壁部26Aとの間には、フードヒンジ30が介在されている。
フードヒンジ30は、エプロンアッパメンバ24(エプロンアッパメンバインナ26の頂壁部26A)に取り付けられたヒンジベース40(「ベースプレート」、「支持ブラケット」、「ヒンジブラケット」等ともいい、広義には「支持部材」として把握される要素である。)を備えると共に、このヒンジベース40に連結されたヒンジアーム(フードヒンジアーム)32を備えており、ヒンジアーム32の一端部34がフード16に取り付けられている。
ヒンジアーム32は、長尺状とされたアーム体として構成されており、フード16の閉止状態では略車両前後方向に沿って延在し、長手方向に直角な一般断面形状が上下逆向きのL字状とされている。すなわち、ヒンジアーム32は、車幅方向外側に配置される側壁部32Aを備えると共に、側壁部32Aの上縁部から車幅方向内側へ向けて略直角に折り曲げられて形成されたフランジ部32B(頂壁部)を備えている。
ヒンジアーム32の先端部(ヒンジアーム32の一端部34)におけるフランジ部32Bは、フードインナパネル18へのフード取付座部132Bとされている。フード取付座部132Bには、前後一対の取付孔33A、33Bが貫通形成されている。取付孔33A、33Bは、ボルト挿通用とされており、フード取付座部132Bは、ボルト締結によりフードインナパネル18に固定されている。なお、図2では、ボルト締結線を一点鎖線で示す(図3も同様)。
図3には、図2の3−3線に沿った拡大断面図が示されている。図3に示されるように、ヒンジアーム32の基端部(ヒンジアーム32の他端部36)における側壁部32Aは、ヒンジベース40への被連結部132Aとされ、この被連結部132Aにはヒンジベース40への連結用として車幅方向に貫通する取付孔33Cが形成されている。また、ヒンジアーム32の被連結部132Aの車幅方向外側には、ヒンジベース40が配設されている。
ヒンジベース40は、屈曲板状とされ、上端側の連結部42と下端側の取付部44(取付基部)とが中間支持部46によって車両上下方向に一体に繋がれた構成となっている。ヒンジベース40の上端側を構成する連結部42は、ヒンジアーム32の被連結部132Aの側方に隣接してかつ平行に配設されており、その一般面が車両上下方向及び車両前後方向を含む面を面方向として配置されている。この連結部42には、ヒンジアーム32の連結用として車幅方向に貫通する取付孔42Aが形成されている。この取付孔42A及びヒンジアーム32の取付孔33Cにヒンジピン56が貫通されることによって、ヒンジベース40の連結部42は、ヒンジアーム32の被連結部132A(ヒンジアーム32の他端部36)と連結されてこの被連結部132A(ヒンジアーム32の他端部36)を車幅方向の軸回りに相対回転可能に支持している。すなわち、ヒンジピン56は、ヒンジアーム32を回動可能にヒンジベース40に軸支している。
連結部42と一体とされてエプロンアッパメンバ24に取り付けられる取付部44は、その一般面が車幅方向及び車両前後方向を含む面を面方向としてエプロンアッパメンバインナ26の頂壁部26A上に配置されている。取付部44には、エプロンアッパメンバインナ26への取付用として車両上下方向に貫通する取付孔(図示省略)が形成されている。この取付孔は、ボルト挿通用とされており、取付部44は、エプロンアッパメンバインナ26の頂壁部26Aにボルト締結(ボルト28A及びナッド28B)により固定されている。
連結部42と取付部44とを一体に繋ぐ中間支持部46は、上端側に連結部42の下方側延長部である縦壁部46Aを備えている。縦壁部46Aは、その一般面が車両上下方向及び車両前後方向を含む面を面方向として配置されている。縦壁部46Aの下端には、車両下方へ向けて車幅方向外側に傾斜する第1傾斜部46Bが連続して設けられており、縦壁部46Aと第1傾斜部46Bとの間には、曲部48が形成されている。曲部48は、中間支持部46の車両上下方向の中間部において連結部42の車両下方側(直下)に位置している。
また、第1傾斜部46Bの下端には、車両下方へ向けて車幅方向内側に傾斜する第2傾斜部46Cが連続して設けられており、第1傾斜部46Bと第2傾斜部46Cとの間には、第1曲げ部50が形成されている。第1曲げ部50は、中間支持部46の車両上下方向の中間部において連結部42(ヒンジピン56が配設されたピボット位置P(荷重入力点))よりも車幅方向外側(車幅方向の一方側)に位置して(オフセットして)車幅方向外側(車幅方向の一方側)へ屈曲して(曲げられて)いる。また、この第1曲げ部50は、車両上方側からの所定荷重に対して、ヒンジベース40を車幅方向内側へ向けて車両下方側(矢印M1方向参照)に変形させる曲げ起点部となっている。
また、第2傾斜部46Cの下端はエプロンアッパメンバ24への取付部44に連続しており、第2傾斜部46C(中間支持部46)と取付部44との間には、第2曲げ部52が形成されている。換言すれば、取付部44の取付面44Aに第2曲げ部52が連設されている。第2曲げ部52は、連結部42(ヒンジピン56が配設されたピボット位置P(荷重入力点))よりも車幅方向内側(車幅方向の他方側)に位置して(オフセットして)車幅方向内側(車幅方向の他方側)へ屈曲して(曲げられて)いる。また、この第2曲げ部52は、車両上方側からの所定荷重に対して、ヒンジベース40を車幅方向外側へ向けて車両下方側(矢印M2方向参照)に変形させる曲げ起点部となっている。
図2に示されるように、曲部48、第1曲げ部50及び第2曲げ部52の各稜線(折れ線)は、本実施形態では、直線状とされており、車両前後方向に延在するように配置されている。また、第1曲げ部50の稜線は第2曲げ部52の稜線よりも短く設定されている。これにより、第1曲げ部50(連結部42よりも車幅方向外側に位置する一方の曲げ部)は第2曲げ部52(連結部42よりも車幅方向内側に位置する他方の曲げ部)よりも車両上方側からの荷重に対する剛性(曲げ剛性)が低く設定されている。なお、曲部48の稜線は、第1曲げ部50の稜線と同等に設定されているが、第1曲げ部50の稜線より長く設定してもよい。
(作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
図2に示されるように、ヒンジアーム32は、一端部34がフード16に取り付けられると共に他端部36がヒンジベース40の連結部42に連結されてかつ車幅方向の軸回りに相対回転可能に支持されている。また、ヒンジベース40は、エプロンアッパメンバ24に取り付けられると共に、連結部42とエプロンアッパメンバ24への取付部44とが中間支持部46によって車両上下方向に繋がれている。このため、図1に示されるように、例えば、衝突体58がフード16やフロントフェンダパネル12やカウルルーバ20等におけるフードヒンジ30付近に衝突した衝突時(衝撃荷重入力方向を矢印F方向で示す)には、フード16等を介して入力された荷重が図2に示されるヒンジベース40の連結部42へ伝達される。
ここで、図3に示されるように、ヒンジベース40において、連結部42と連続する中間支持部46の車両上下方向の中間部には、連結部42よりも車幅方向外側に位置して車幅方向外側へ曲げられた第1曲げ部50が形成され、中間支持部46と取付部44との間には、連結部42よりも車幅方向内側に位置して車幅方向内側へ曲げられた第2曲げ部52が形成されている(フードヒンジ衝撃吸収構造)。すなわち、第1曲げ部50及び第2曲げ部52は連結部42に対するオフセット方向が反対になっている。
このため、衝突体58(図1参照)の前記衝突時には、例えば、ヒンジアーム32の他端部36からヒンジベース40の連結部42への荷重入力によって、第1曲げ部50を起点として連結部42側から第1曲げ部50にかけての部位を車幅方向内側へ倒そうとする(車幅方向内側へ向けて車両下方側に変位させようとする)方向の曲げモーメントM1が作用すると共に、第2曲げ部52を起点として第1曲げ部50から中間支持部46の下端側にかけての部位を車幅方向外側へ倒そうとする(車幅方向外側へ向けて車両下方側に変位させようとする)方向の曲げモーメントM2が作用する。
このように、ヒンジベース40には車幅方向内側及び車幅方向外側へ倒そうとする方向の曲げモーメントM1、M2が作用するので、図4に示されるように、ヒンジベース40の車幅方向内側への倒れ変形が、例えば、フロントフェンダパネル12の内側縦壁部12Bによって阻害された場合(又は、衝突体58の衝突位置(衝撃位置)が連結部42の真上よりも車幅方向内側にずれて衝突体58自体によってヒンジベース40の車幅方向内側への倒れ変形が阻害された場合)、ヒンジベース40が第2曲げ部52を起点として車幅方向外側(矢印M2方向)へ倒れ変形する。なお、図中の二点鎖線で示すヒンジベース40の一部は変形前におけるヒンジベース40の位置を示す。
このとき、連結部42よりも車幅方向外側に位置している第1曲げ部50と連結部42との車幅方向のオフセット量が大きくなるので、前記オフセット量が大きくなった分だけ第1曲げ部50を起点としたヒンジベース40の車幅方向内側への倒れ変形(矢印M1方向参照)も促進される。これらにより、ヒンジベース40は衝突体58の打撃位置のばらつきによる影響を抑えて(ロバスト性を有して)低い荷重で曲げ変形する。また、このような変形モードの設定も容易にできる。
また、本実施形態に係る車両用フードヒンジ構造では、連結部42よりも車幅方向外側に位置する第1曲げ部50は連結部42よりも車幅方向内側に位置する第2曲げ部52よりも車両上方側からの荷重に対する剛性が低く設定されているので、図5に示されるように、例えば、衝突体58がフードヒンジ30の付近に衝突した際に、ヒンジベース40の連結部42へ直上から荷重が入力されると、ヒンジベース40はまず第1曲げ部50を曲げ起点として車幅方向内側へ倒れ変形しようとする(矢印M1方向参照)。なお、図中の二点鎖線で示すヒンジベース40の一部は変形前におけるヒンジベース40の位置を示す。
その後、第1曲げ部50を曲げ起点としたヒンジベース40の車幅方向内側への倒れ変形が阻害されると、ヒンジベース40は第2曲げ部52を曲げ起点として車幅方向外側へ倒れ変形しようとする(矢印M2方向参照)。このため、ヒンジベース40は安定した変形モードで曲げ変形する。
なお、最初に変形させる曲げ部を一つに絞って第1曲げ部50としているので、比較的小さい荷重でヒンジベース40を変形させることができ、また、耐荷重の調節(例えば、悪路走行時の荷重に耐えるための設定)についても容易にできる。
ここで、対比構造と対比しながら本実施形態の作用及び効果を補足説明すると、例えば、ヒンジベースの中間支持部の上端部に、当該ヒンジベースのヒンジアームとの連結部に対して車幅方向にオフセットせずに車両下方側へ垂下された縦壁部を設け、この縦壁部の下端に車両下方へ向けて車幅方向外側に傾斜する傾斜部を連続して設けると共に、この傾斜部の車幅方向外側の端部に車両下方側へ垂下された縦壁部を連続して設けて車体側部材への取付部と連続させるような対比構造(すなわち、傾斜部と下側の縦壁部との間に前記連結部に対して車幅方向外側に位置する屈曲部を設けた対比構造)では、前記連結部の真上から受けた衝撃荷重に対してはヒンジベースが車幅方向内側に倒れ変形して(弱体化して)衝撃を有効に吸収することができる。
しかしながら、このような対比構造では、フードヒンジの車幅方向内側への倒れ変形が阻害された場合(例えば、衝突体の衝突位置が前記連結部の真上よりも車幅方向内側にずれて衝突体自体がヒンジベースの車幅方向内側で変形阻害要素となる場合やフロントフェンダパネルの内側縦壁部が変形阻害要素となる場合)には、ヒンジベースを十分には変形させることができない可能性があり、仮にヒンジベースの変形が不十分になると、その分だけ荷重が大きくなる。これに対して、本実施形態に係る車両用フードヒンジ構造では、このような懸念を解消することができる。
また、他の対比構造と対比すると、例えば、ヒンジベースの中間支持部の上端部及び下端部に、当該ヒンジベースのヒンジアームとの連結部に対して車幅方向にオフセットせずに車両上下方向に延びる縦壁部をそれぞれ設けると共に、上側の縦壁部の下端と下側の縦壁部の上端とを車両上下方向に繋ぎかつ車幅方向外側へ屈曲させた横向きのV字状部を設け(すなわち、横向きのV状字部の上下端側に前記連結部の直下に位置する屈曲部を設けると共に、横向きのV状字部の上下方向中央部に前記連結部に対して車幅方向外側に位置する屈曲部を設け)、さらに車両上方側からの荷重に対する三つの屈曲部の剛性を等しく設定したような対比構造では、前記連結部の真上から受けた衝撃荷重に対して、ヒンジベースは車幅方向内側へ倒れるように変形するのではなく横向きのV字状部が閉じられるように変形して衝撃を有効に吸収することができる。
しかしながら、衝突体の衝突する位置が前記連結部に対して車幅方向内側又は車幅方向外側へずれた場合には、ヒンジベース全体が車幅方向内側又は車幅方向外側へ倒れるように変形するので、荷重が大きくなる可能性がある。特に、ヒンジベース全体が車幅方向外側へ倒れる場合には、ヒンジベース全体が車幅方向外側へ変位しようとしてもフード自体は車幅方向には殆ど変位しないので、ヒンジベースはフードから車幅方向内側への引っ張り抗力を受けることになって荷重が大きくなりやすい。また、三つの屈曲部(三本の折れ線)を用いて座屈変形させるためには、それぞれの屈曲部への入力と耐荷重とをバランスよく調整する必要があり、実現象として予想される様々な入力に対応して種々の変形モードを設定するのが難しい。また、三つの屈曲部(三本の折れ線)を同時に変形させる場合、変形荷重時が大きくならないように設定するのが比較的難しく、また、ヒンジベースが容易に変形できるように屈曲部(折れ線)の剛性を下げてしまうと、フード建付け時や悪路走行時に変形してしまう可能性があるので、剛性の設定が難しい。
これに対して、本実施形態に係る車両用フードヒンジ構造では、衝突体58の衝突位置が車幅方向内側や車幅方向外側にずれても、前述のように、衝突位置のばらつきによる影響を抑えて低い荷重でヒンジベース40を変形させることができる。また、本実施形態では、図3に示されるように、ヒンジベース40には中間支持部46と取付部44との間に取付部44の取付面44Aに連設された第2曲げ部52が形成されてかつ第2傾斜部46Cが車両下方へ向けて車幅方向内側に傾斜しており、さらに第2曲げ部52が連結部42に対して車幅方向内側に位置しているので、フード16の組付け時や建付け時(ヒンジアーム32にフード16を固定する際)に連結部42に作用する車幅方向内側への荷重fに対する剛性が高められる。なお、第2曲げ部52において、フード16の建付け時に変形しようとする方向(図3の矢印B方向)と、衝突体の衝突時に変形しようとする方向(矢印M2方向参照)とは逆の方向となっており、第2曲げ部52での剛性の調整は比較的容易にできる。
以上説明したように、本実施形態に係る車両用フードヒンジ構造によれば、衝突体58がフードヒンジ30付近に衝突した際にヒンジベース40は安定した変形モードで曲げ変形し、ヒンジベース40の車幅方向内側への倒れ変形が阻害されてもヒンジベース40を十分に変形させることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る車両用フードヒンジ構造について、図6を用いて説明する。図6には、本発明の第2の実施形態に係る車両用フードヒンジ構造が断面図(第1の実施形態における図3に相当する断面図)にて示されている。この図に示されるように、フードヒンジ60は、屈曲板状とされたヒンジベース62の形状が第1の実施形態におけるヒンジベース40(図3参照)の形状とは異なる。他の構成は、第1の実施形態とほぼ同様の構成となっている。よって、第1の実施形態と実質的に同様の構成部(ヒンジベース62においてヒンジベース40と同様とされる構成部も含む)については、同一符号を付して説明を省略する。
図6に示されるように、ヒンジベース62の下端側の取付部64(取付基部)は、その一般面が車幅方向及び車両前後方向を含む面を面方向としてエプロンアッパメンバ24におけるエプロンアッパメンバインナ26の頂壁部26A上に配置されており、この頂壁部26Aにボルト締結により取り付けられている。取付部64の車幅方向外側の端部には第2傾斜部46Cが連続して設けられており、取付部64と第2傾斜部46Cとの間には、第2曲げ部66が形成されている。換言すれば、取付部64の取付面64Aに第2曲げ部66が連設されている。
第2曲げ部66は、連結部42(ヒンジピン56が配設されたピボット位置P(荷重入力点))よりも車幅方向内側(車幅方向の他方側)に位置して(オフセットして)屈曲されて(曲げられて)いる。また、この第2曲げ部66は、車両上方側からの所定荷重に対して、ヒンジベース62を車幅方向外側へ(矢印M2方向参照)変形させる曲げ起点部となっている。
また、第2曲げ部66の稜線(折れ線)は、本実施形態では、直線状とされており、車両前後方向に延在するように配置されている。また、第2曲げ部66の稜線は第1曲げ部50の稜線よりも長く設定されている。これにより、第1曲げ部50(連結部42よりも車幅方向外側に位置する一方の曲げ部)は第2曲げ部66(連結部42よりも車幅方向内側に位置する他方の曲げ部)よりも車両上方側からの荷重に対する剛性が低く設定されている。
以上に説明した本実施形態の構成によっても、前述した第1実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態に係る車両用フードヒンジ構造について、図7を用いて説明する。図7には、本発明の第3の実施形態に係る車両用フードヒンジ構造が断面図(第1の実施形態における図3に相当する断面図)にて示されている。この図に示されるように、フードヒンジ70は、屈曲形状とされたヒンジベース72の形状が第1の実施形態におけるヒンジベース40(図3参照)の形状とは異なる。他の構成は、第1の実施形態とほぼ同様の構成となっている。よって、第1の実施形態と実質的に同様の構成部(ヒンジベース72においてヒンジベース40と同様とされる構成部も含む)については、同一符号を付して説明を省略する。
図7に示されるように、ヒンジベース72の下端側の取付部74(取付基部)は、その一般面が車両上下方向及び車両前後方向を含む面を面方向としてエプロンアッパメンバ24におけるエプロンアッパメンバインナ26の側壁部26B(エプロンアッパメンバ24の車幅方向内側の縦壁部)に接して配置されており、この側壁部26Bにボルト締結により取り付けられている。取付部74の車両上方側の端部には第2傾斜部46Cが連続して設けられており、取付部74と第2傾斜部46Cとの間には、第2曲げ部76が形成されている。換言すれば、取付部74の取付面74Aに第2曲げ部76が連設されている。
第2曲げ部76は、連結部42(ヒンジピン56が配設されたピボット位置P(荷重入力点))よりも車幅方向内側(車幅方向の他方側)に位置して(オフセットして)屈曲されて(曲げられて)いる。また、この第2曲げ部76は、車両上方側からの所定荷重に対して、ヒンジベース72を車幅方向外側へ(矢印M2方向参照)変形させる曲げ起点部となっている。
また、第2曲げ部76の稜線(折れ線)は、本実施形態では、直線状とされており、車両前後方向に延在するように配置されている。また、第2曲げ部76の稜線は第1曲げ部50の稜線よりも長く設定されている。これにより、第1曲げ部50(連結部42よりも車幅方向外側に位置する一方の曲げ部)は第2曲げ部76(連結部42よりも車幅方向内側に位置する他方の曲げ部)よりも車両上方側からの荷重に対する剛性が低く設定されている。
以上に説明した本実施形態の構成によっても、前述した第1実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態に係る車両用フードヒンジ構造について、図8を用いて説明する。図8には、本発明の第4の実施形態に係る車両用フードヒンジ構造が断面図(第1の実施形態における図3に相当する断面図)にて示されている。この図に示されるように、フードヒンジ80は、屈曲板状とされたヒンジベース82における第1曲げ部88が連結部42よりも車幅方向内側(車幅方向の一方側)に位置すると共に第2曲げ部90が連結部42よりも車幅方向外側(車幅方向の他方側)に位置している点で、第1〜第3の実施形態に係るフードヒンジ30、60、70のヒンジベース40、62、72(図3等参照)とは異なる。他の構成は、第1〜第3の実施形態とほぼ同様の構成となっている。よって、第1〜第3の実施形態と実質的に同様の構成部(ヒンジベース82においてヒンジベース40、62、72と同様とされる構成部も含む)については、同一符号を付して説明を省略する。
図8に示されるように、ヒンジベース82は、上端側の連結部42と下端側の取付部64とが中間支持部84によって車両上下方向に一体に繋がれた構成となっている。中間支持部84の縦壁部46Aの下端には、車両下方へ向けて車幅方向内側に傾斜する第1傾斜部84Aが連続して設けられており、縦壁部46Aと第1傾斜部84Aとの間には、曲部86が形成されている。曲部86は、中間支持部84の車両上下方向の中間部において連結部42の車両下方側(直下)に位置している。
また、第1傾斜部84Aの下端には、車両下方へ向けて車幅方向外側に傾斜する第2傾斜部84Bが連続して設けられており、第1傾斜部84Aと第2傾斜部84Bとの間に第1曲げ部88が形成されている。第1曲げ部88は、中間支持部84の車両上下方向の中間部において連結部42(ヒンジピン56が配設されたピボット位置P(荷重入力点))よりも車幅方向内側(車幅方向の一方側)に位置して(オフセットして)車幅方向内側(車幅方向の一方側)へ屈曲して(曲げられて)いる。また、この第1曲げ部88は、車両上方側からの所定荷重に対して、ヒンジベース82を車幅方向外側へ変形させる曲げ起点部となっている。
また、第2傾斜部84Bの下端は取付部64に連続しており、第2傾斜部84B(中間支持部84)とエプロンアッパメンバ24への取付部64との間に第2曲げ部90が形成されている。換言すれば、取付部64の取付面64Aに第2曲げ部90が連設されている。第2曲げ部90は、連結部42(ヒンジピン56が配設されたピボット位置P(荷重入力点))よりも車幅方向外側(車幅方向の他方側)に位置して(オフセットして)車幅方向外側(車幅方向の他方側)へ屈曲して(曲げられて)いる。また、この第2曲げ部90は、車両上方側からの所定荷重に対して、ヒンジベース82を車幅方向内側へ変形させる曲げ起点部となっている。
曲部86、第1曲げ部88及び第2曲げ部90の各稜線(折れ線)は、本実施形態では、直線状とされており、車両前後方向に延在するように配置されている。また、第2曲げ部90の稜線は第1曲げ部88の稜線よりも短く設定されている。これにより、第2曲げ部90(連結部42よりも車幅方向外側に位置する一方の曲げ部)は第1曲げ部88(連結部42よりも車幅方向内側に位置する他方の曲げ部)よりも車両上方側からの荷重に対する剛性が低く設定されている。なお、曲部86の稜線は第2曲げ部90の稜線と同等以上の長さに設定されている。
以上のような構成によれば、衝突体58(図1参照)がフードヒンジ80の付近に衝突した衝突時には、ヒンジベース82の連結部42への荷重入力によって、第1曲げ部88を起点として連結部42側から第1曲げ部88にかけての部位を車幅方向外側へ倒そうとする(車幅方向外側へ向けて車両下方側に変位させようとする)方向の曲げモーメントM4が作用すると共に第2曲げ部90を起点として第1曲げ部88から中間支持部84の下端側にかけての部位を車幅方向内側へ倒そうとする(車幅方向内側へ向けて車両下方側に変位させようとする)方向の曲げモーメントM3が作用する。
このように、ヒンジベース82には車幅方向内側及び車幅方向外側へ倒そうとする方向の曲げモーメントM3、M4が作用するので、ヒンジベース82の車幅方向内側への倒れ変形が阻害された場合、ヒンジベース82が第1曲げ部88を起点として車幅方向外側へ倒れ変形する(矢印M4方向参照)。これらによって、前述した第1実施形態とほぼ同様に、衝突体58(図1参照)がフードヒンジ80の付近に衝突した際にヒンジベース82は安定した変形モードで曲げ変形し、ヒンジベース82の車幅方向内側への倒れ変形が阻害されてもヒンジベース82を十分に変形させることができる。
[実施形態の補足説明]
なお、上記実施形態では、連結部42よりも車幅方向外側に位置する一方の曲げ部(第1曲げ部50、第2曲げ部90)は連結部42よりも車幅方向内側に位置する他方の曲げ部(第2曲げ部52、66、76、第1曲げ部88)よりも車両上方側からの荷重に対する剛性が低く設定されており、このような構成はヒンジベース40、62、72、82をより安定した変形モードで曲げ変形させる観点からは好ましいが、第1曲げ部及び第2曲げ部のうち連結部よりも車幅方向外側に位置する一方の曲げ部は連結部よりも車幅方向内側に位置する他方の曲げ部と比較して車両上方側からの荷重に対する剛性が低く設定されていなくてもよい。
また、上記実施形態では、連結部42よりも車幅方向外側に位置する一方の曲げ部(第1曲げ部50、第2曲げ部90)の稜線は、連結部42よりも車幅方向内側に位置する他方の曲げ部(第2曲げ部52、66、76、第1曲げ部88)の稜線よりも短く設定されているが、必ずしもこのような構成でなくてもよく、第1曲げ部、第2曲げ部における各断面形状や連結部に対するオフセット量等を異ならせることによって、第1曲げ部及び第2曲げ部の車両上方側からの荷重に対する剛性を設定してもよい。
本発明の第1の実施形態に係る車両用フードヒンジ構造が適用された車体前部を車両斜め前方から見た状態で示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両用フードヒンジ構造が適用されたフードヒンジ及びその周辺構造を示す車両組付状態の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両用フードヒンジ構造を示す断面図(図2の3−3線に沿った拡大断面図)である。 衝突体がフードヒンジ付近に衝突してフードヒンジの車幅方向内側への倒れ変形が阻害された状態を示す断面図である。 衝突体がフードヒンジの連結部の直上に衝突してフードヒンジが車幅方向内側へ倒れ変形した状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両用フードヒンジ構造を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る車両用フードヒンジ構造を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る車両用フードヒンジ構造を示す断面図である。
符号の説明
16 フード
24 エプロンアッパメンバ(車体側部材)
30 フードヒンジ
32 ヒンジアーム
34 一端部
36 他端部
40 ヒンジベース
42 連結部
44 取付部
46 中間支持部
46B 第1傾斜部
46C 第2傾斜部
50 第1曲げ部
52 第2曲げ部
60 フードヒンジ
62 ヒンジベース
64 取付部
66 第2曲げ部
70 フードヒンジ
72 ヒンジベース
74 取付部
76 第2曲げ部
80 フードヒンジ
82 ヒンジベース
84 中間支持部
84A 第1傾斜部
84B 第2傾斜部
88 第1曲げ部
90 第2曲げ部

Claims (2)

  1. 一端部がフードに取り付けられたヒンジアームと、
    車体側部材に取り付けられ、前記ヒンジアームの他端部と連結されて当該他端部を車幅方向の軸回りに相対回転可能に支持する連結部と、前記連結部と前記車体側部材への取付部とを車両上下方向に繋ぐ中間支持部と、を備え、前記中間支持部の車両上下方向の中間部に前記連結部よりも車幅方向の一方側に位置して車幅方向の一方側へ曲げられた第1曲げ部が形成されると共に、前記中間支持部と前記車体側部材への取付部との間に前記連結部よりも車幅方向の他方側に位置して曲げられた第2曲げ部が形成され、さらに、前記第1曲げ部が、車両下方へ向けて車幅方向の一方側に傾斜した第1傾斜部と、車両下方へ向けて車幅方向の他方側に傾斜した第2傾斜部と、の間の境界部に形成されると共に、前記第2曲げ部が前記第2傾斜部と前記車体側部材への取付部との間の境界部に形成されたヒンジベースと、
    を有する車両用フードヒンジ構造。
  2. 前記第1曲げ部及び前記第2曲げ部のうち前記連結部よりも車幅方向外側に位置する一方の曲げ部は前記連結部よりも車幅方向内側に位置する他方の曲げ部よりも車両上方側からの荷重に対する剛性が低く設定されている請求項1記載の車両用フードヒンジ構造。
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