JP5145010B2 - シール体、及びそのシール体を有するコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、電線の接続等に使用されるコネクタに関し、詳しくは、電線の端末に取り付けられた端子金具を収容するハウジングと、該ハウジングの内面と前記電線との間を水密に保つシール体と、を有するコネクタに関する。
移動体としての自動車には、多種多様な電子機器が搭載される。前記自動車は、前記電子機器に電力や制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、コネクタとを有している。
上記コネクタとして、図9に示すように、電線101の端末に取り付けられた端子金具102を収容するコネクタハウジング103と、このコネクタハウジング103の内面と電線101の外表面との間を水密に保つシール部材104などを有したコネクタ100が公知である(特許文献1を参照。)。
上記シール部材104は、ゴムなどの弾性材料で構成されているとともに互いの間に電線101を挟む一対のシール体105,106で構成されている。これらシール体105,106の一端部はヒンジ107により連結されている。また、シール体105,106は、図9及び図10に示すように、断面半円形に形成された溝108を複数有している。これら複数の溝108は、互いに平行に並べられている。また、上記電線101は、これら複数の溝108内に位置付けられる。
また、上記シール体105,106には、溝108の内面から溝108の径方向内方に向かって突出したリップ部110が設けられている。そして、リップ部110が電線101の外周に弾性的に接触することにより、この電線101とコネクタハウジング103の内面との間が水密に保たれる。また、上記シール部材104は、一対のシール体105,106の間に電線101を挟んだ状態で、コネクタハウジング103内に圧入される。
特開2000−323229号公報
前述したコネクタ100のシール部材104は、リップ部110の厚みがその全域に亘って同一に形成されていた。即ち、シール体105,106同士の当接面111近傍における厚みS1と、当接面111から最も離れた溝108の底部112における厚みS2と、が等しく形成されていた。このような構成によれば、リップ部110の当接面111近傍は、底部112よりも弾力が小さくなるので、この当接面111近傍の電線101への接触圧、即ちシール性、が低くなってしまうという問題があった。
また、シール部材104は、コネクタ100へのアッシー状態やシール部材104の寸法バラツキによって図11に示すように、シール体105,106同士の溝108のピッチがずれる場合がある。この場合、隣り合う溝108間に位置付けられた当接面111は、幅が小さく強度も低いことから、相手方のシール体105,106の当接面111と当接せずに、図12に示すように、めくれたりして、当接面111間のシール性が低くなってしまうという問題があった。
したがって、本発明の目的は、高いシール性を有するシール体、及びそのシール体を有するコネクタを提供することにある。
上述した目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、互いの間に電線を挟んで該電線との間を水密に保つシール体であって、シール体同士が重なる当接面と、前記電線を内側に位置付ける溝と、前記溝の内面と前記当接面とに亘ってこれらから凸に設けられたリップ部と、を有し、前記リップ部は、前記当接面、及び、前記溝の内面の前記当接面近傍、の厚みが、前記溝の内面の底部の厚みよりも厚いことを特徴とするシール体である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記溝が、互いに平行に複数設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、電線の端末に取り付けられた端子金具を収容するハウジングと、該ハウジングの開口部付近に取り付けられて該ハウジングの内面と前記電線との間を水密に保つシール部材と、を有するコネクタであって、前記シール部材が、請求項1または請求項2に記載のシール体を複数有していることを特徴とするコネクタである。
請求項1に記載された発明によれば、シール体同士が重なる当接面と、電線を内側に位置付ける溝と、溝の内面と当接面とに亘ってこれらから凸に設けられたリップ部と、を有していることにより、当接面同士が確実に密着し、当接面間のシール性が低下することを防止できる。よって、高いシール性を有するシール体を提供することができる。
また、請求項1に記載された発明によれば、リップ部は、当接面及び溝の内面の当接面近傍の厚みが、溝の内面の底部の厚みよりも厚く形成されていることから、リップ部の当接面及び当接面近傍の部分の弾力が底部よりも小さくなることを防止できる。また、リップ部の当接面近傍の厚みによりシール体同士の接触面積を大きく取ることができる。よって、シール体間、即ち当接面間、のシール性、及び溝の当接面近傍のシール性が低下することを防止でき、高いシール性を有するシール体を提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、互いに平行に設けられた溝間に配された当接面の幅が小さい場合でも、この当接面にリップ部が設けられていることにより、この当接面の強度・弾力を上げることができるので、当接面同士が確実に密着し、当接面間のシール性が低下することを防止できる。よって、高いシール性を有するシール体を提供することができる。
請求項3に記載された発明によれば、シール部材が、高いシール性を有するシール体を有しているので、ハウジングの内面と電線との間を確実に水密に保つことができるコネクタを提供することができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るコネクタを、図1ないし図7を参照して説明する。図1に示すように、コネクタ1は、アウタハウジング2(特許請求の範囲に記載したハウジングに相当する。)と、複数のプレート積層体3と、複数のシール部材4と、を有している。
上記アウタハウジング2は、絶縁性の合成樹脂で構成され、コネクタ1が嵌合する相手方のコネクタの雄端子を通す孔5が複数設けられた相対壁6と、該相対壁6の外縁から立設した複数の周壁7とを有して、筒状に形成されている。また、アウタハウジング2の内側の空間は、複数(図示例では、3つ)に仕切られている。
上記プレート積層体3は、3つ設けられている(これら3つのプレート積層体3は同一構成であるので代表して図1中に1つのみ示し他を省略する。)。プレート積層体3は、図1及び図2に示すように、複数のプレート状ハウジング10と、一つのカバー部材11とを有している。図示例では、プレート状ハウジング10は、一つのプレート積層体3に4つ設けられている。
上記プレート状ハウジング10は、絶縁性の合成樹脂で構成されており、平板状に形成されている。プレート状ハウジング10には、端子金具13(図2に示す)を収容する端子収容溝14が複数形成されている。複数の端子収容溝14は、プレート状ハウジング10の外表面から凹に形成されており、互いに平行に配置されている。複数のプレート状ハウジング10は、互いに平行に重ねられる。
上記カバー部材11は、絶縁性の合成樹脂で構成されており、平坦な天井壁11aと、該天井壁11aの互いに逆に位置する外縁から立設した立設壁11bとを有して、コ字状に形成されている。カバー部材11は、天井壁11aが複数のプレート状ハウジング10のうち最も上方に位置する一つのプレート状ハウジング10の端子収容溝14を塞ぐように該プレート状ハウジング10に重ねられ、かつ、一対の立設壁11b間に複数のプレート状ハウジング10を位置付けて、これらのプレート状ハウジング10と固定される。
このように、プレート積層体3は、電線12が取り付けられた端子金具13を端子収容溝14に収容したプレート状ハウジング10同士が重ねられるとともに、プレート状ハウジング10をカバー部材11で覆って、これらのプレート状ハウジング10とカバー部材11とが互いに固定されて、組み立てられる。
上記シール部材4は、3つ設けられている(これら3つのシール部材4は同一構成であるので代表して図1中に1つのみ示し他を省略する。)。シール部材4は、図2に示すように、硬質な合成樹脂で構成されて互いに積層される5つのホルダ18d,18e,18f(同一構成のホルダ18d,18fがぞれぞれ2つずつ設けられている。)と、この5つのホルダ18d,18e,18fそれぞれに取り付けられた5つのシール体27a,27b,27c(同一構成のシール体27cが3つ設けられている。)と、を有している。
上記複数のホルダ18d,18e,18fのうち当該複数のホルダ18d,18e,18f同士が積層されるとこれら複数のホルダ18d,18e,18fの両端に位置する2つのホルダ18dは、互いに同形状に形成され、図2に示すように、棒状の本体部42と、該本体部42の長手方向の両端から同方向に立設した一対の側板部43と、複数の仕切り部44と、を有している。仕切り部44は、本体部42から一対の側板部43と同方向に立設して、側板部43間に等間隔に配置されており、互いの間に電線12を位置付ける。仕切り部44は、電線12の長手方向に沿って互いに間隔をあけた一対の立設棒45を有している。なお、以下、ホルダ18d,18e,18fにおいて、同一部分には、同一符号を付して説明する。
また、複数のホルダ18d,18e,18fのうち当該複数のホルダ18d,18e,18f同士が積層されるとこれら複数のホルダ18d,18e,18fの中央に位置する1つのホルダ18eは、図2に示すように、棒状の本体部42と、該本体部42の長手方向の両端から両方向に立設した二対の側板部43と、複数の仕切り部44と、を有している。仕切り部44は、本体部42から二対の側板部43と同方向に立設して、側板部43間に等間隔に配置されており、互いの間に電線12を位置付ける。仕切り部44は、電線12の長手方向に沿って互いに間隔をあけた一対の立設棒45を有している。
また、複数のホルダ18d,18e,18fのうち前記ホルダ18d,18e間に配置される2つのホルダ18fは、図2に示すように、棒状の本体部42と、複数の仕切り部44と、を有している。仕切り部44は、本体部42から両方向に立設して、本体部42の長手方向に沿って等間隔に配置されており、互いの間に電線12を位置付ける。
さらに、ホルダ18fには、その長手方向の両端からホルダ18d,18eに向かって凸に突出した位置決め棒46が設けられている。また、ホルダ18d,18eの側板部43には、位置決め穴47が設けられている。この位置決め棒46が位置決め穴47に浸入することで、互いに重なり合うホルダ18d,18e,18f同士が位置決めされる。
上記シール体27a,27b,27cは、ゴムなどの弾性材料で構成されている。シール体27a,27b,27cは、それぞれ棒状に形成され、プレート状ハウジング10の積層方向に沿って互いに平行に積層されている。シール体27a,27b,27cは、他のシール体27a,27b,27cと互いに重なり合う平らな当接面29と、電線12を内側に位置付ける複数の溝28と、リップ部26と、を有している。
また、複数のシール体27a,27b,27cのうちの図2中最も下方に位置する1つのシール体27aは、他のシール体27bと相対する1つの面に、上記当接面29と、複数の溝28と、リップ部26と、を有している。また、シール体27aは、接着剤によって、上記ホルダ18dに取り付けられている。
また、複数のシール体27a,27b,27cのうちの図2中最も上方に位置する1つのシール体27bは、他のシール体27bと相対する1つの面に、上記当接面29と、複数の溝28と、リップ部26と、を有している。また、シール体27bは、接着剤によって、上記ホルダ18dに取り付けられている。
また、複数のシール体27a,27b,27cのうちの上述したシール体27a,27bを除く残りの3つのシール体27cは、互いに相対する面と、上記シール体27a,27bと相対する面との双方に、上記当接面29と、複数の溝28と、リップ部26と、を有している。また、シール体27cは、接着剤によって、上記ホルダ18e,18fに取り付けられている。
上記溝28は、上記当接面29から凹でかつ断面円弧状に形成されている。また、溝28は、電線12の長手方向に沿って直線状に延在している。また、複数の溝28は、電線12の長手方向と直交する方向に沿って互いに間隔をあけて平行に並べられている。また、溝28と当接面29とは互い違いに配されている。
上記リップ部26は、上記溝28の内面と上記当接面29とに亘ってこれらから凸に設けられており、複数の溝28の並び方向に沿って延びているとともに、シール体27a,27b,27cの長手方向全域に亘って延びている。また、図示例では、リップ部26は1つの当接面29及び1つの溝28に2本設けられている。また、リップ部26の当接面29に設けられた部分は、相対するシール体27a,27b,27cのリップ部26に弾性的に接触する(密着する)。また、リップ部26の溝28の内面に設けられた部分は、溝28内に位置付けられる電線12の外周に弾性的に接触する(密着する)。
さらに、上記リップ部26は、図4に示すように、当接面29部分の厚みT1、及び、溝28の内面の当接面近傍24部分の厚みT2が、溝28の内面の底部25部分の厚みT3よりも厚く形成されている。また、「底部25」とは、溝28の内面のうち当接面29から最も離れた部分を意味する。
このようなリップ部26は、互いに相対するシール体27a,27b,27c同士が重ねられると、図5に示すように、当接面29に設けられたリップ部26同士が潰れる格好で互いに密着する。また、リップ部26の当接面近傍24部分は、底部25部分よりも分厚い厚み、即ち潰し代、になっていることから、溝28内に位置付けられる電線12に高い接触圧で密着する。
即ち本発明では、シール体27a,27b,27cのシール性が低下する当接面29にリップ部26を設けたことにより、シール体27a,27b,27c間、即ち当接面29間、のシール性を高くしている。また、リップ部26の弾力、即ち電線12への接触圧、が小さくなる当接面近傍24部分の厚みを分厚く形成したことにより、溝28の内面のリップ部26の電線12への接触圧を、電線12の全周に亘って均一にしている。
また、このようなリップ部26を有したシール体27a,27b,27cは、寸法バラツキなどにより図6に示すように、互いに相対するシール体27a,27b,27cの溝28のピッチがずれている場合でも、リップ部26の当接面近傍24部分の厚みが大きく形成されている分、互いに相対するシール体27a,27b,27c同士の接触面積が大きく設定されているので、図7に示すように、シール体27a,27b,27c同士、即ち当接面29同士、が確実に密着し、シール体27a,27b,27c間、即ち当接面29間、のシール性が低下することを防止できる。即ち、溝28のピッチのずれを吸収することができる。
上述したコネクタ1は、以下のように組み立てられる。まず、各プレート状ハウジング10の端子収容溝14内に電線12付きの端子金具13を圧入する。そして、図2に示すように、シール体27aの溝28内、及びホルダ18dの仕切り部44間に1つのプレート状ハウジング10の電線12を位置付ける。そして、この電線12にシール体27c及びホルダ18fを重ねる。そして、このシール体27c及びホルダ18fに他のプレート状ハウジング10の電線12を重ねる。このようにして、残りのシール体27c,27bとホルダ18e,18f,18dとを電線12と交互に重ね、シール部材4を組み立てる。
その後、互いに積層された複数のプレート状ハウジング10にカバー部材11を組み付けて、複数のプレート状ハウジング10同士を固定し、プレート積層体3を組み立てる。そして、組み立てられたプレート積層体3をアウタハウジング2内に挿入した後、該アウタハウジング2内の開口部付近に、組み立てられたシール部材4を圧入する。こうして、シール部材4の各シール体27a,27b,27cが、アウタハウジング2の内面と電線12との間を水密に保って、コネクタ1が組み立てられる。
また、上述したように組み立てられたコネクタ1は、相手方のコネクタと嵌合して、自動車などに配索されるワイヤハーネスを構成する。
本実施形態によれば、当接面29にリップ部26が設けられていることにより、当接面29間のシール性が低下することを防止できる。また、リップ部26の溝28内の当接面近傍24部分の厚みが底部25部分よりも厚く形成されていることにより、当接面近傍24のシール性が低下することを防止できるとともに、シール体27a,27b,27c同士の接触面積を大きく取ることができ、シール体27a,27b,27c間、即ち当接面29間、のシール性が低下することを防止できる。
また、シール体27a,27b,27cそれぞれがホルダ18e,18f,18dに接着剤によって予め取り付けられているので、ホルダ18e,18f,18d同士を組み付ける際にシール体27a,27b,27cの弾性復元力が生じても、これらシール体27a,27b,27cがホルダ18e,18f,18dから脱落することを防止できる。したがって、容易にシール部材4を組み立てることができる。
また、シール部材4は、位置決め棒46及び位置決め穴47によってホルダ18e,18f,18d同士即ちシール体27a,27b,27c同士が常に一定の位置関係に保たれるので、シール体27a,27b,27cと電線12との間を確実に水密にでき、コネクタ1内に水などの液体が浸入することをより一層確実に防止できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係るコネクタを構成するシール体を、図8を参照して説明する。また、同図において、前述した第1の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態のシール体27a,27b,27c(代表してシール体27aのみを図8に示し、他を省略する。)は、前述した第1の実施形態のシール体27a,27b,27cのリップ部26の代わりに、リップ部26’を有している。このリップ部26’は、電線12の長手方向に沿った幅が、前述したリップ部26よりも大きく形成されている。このことから、リップ部26’の弾力はリップ部26の弾力よりも大きくなっている。また、リップ部26’は、リップ部26と同様に、当接面29部分の厚み、及び、溝28の内面の当接面近傍24部分の厚みが、溝28の内面の底部25部分の厚みよりも厚く形成されている。
このようなリップ部26’を有する本実施形態のシール体27a,27b,27cは、他のシール体27a,27b,27cとの間のシール性、即ち当接面29間のシール性、が、第1の実施形態よりも高くなっている。また、電線12との間のシール性が第1の実施形態よりも高くなっている。
このように、本発明では、リップ部26,26’の幅を変更することにより、シール性の高低、即ち度合い、を調節することができる。また、これ以外に、本発明では、リップ部26,26’の本数を変更することにより、シール性の高低、即ち度合い、を調節することもできる。
また、例えば、リップ部の幅が小さい場合、シール体27a,27b,27c同士を重ねた際に、このリップ部同士が座屈してしまう可能性があるが、第2の実施形態で示したリップ部26’のように幅を大きく形成することにより、シール体27a,27b,27c同士を重ねた際にリップ部26’同士が座屈してしまうことを確実に防止できる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の第1の実施形態に係るコネクタの斜視図である。 図1に示されたコネクタのシール部材を示す分解斜視図である。 図2に示されたシール部材のシール体を示す斜視図である。 図2に示されたシール部材のシール体を説明する説明図である。 図2に示されたシール部材のシール体を説明する説明図であり、図4に示されたシール体同士が重なり合った状態を示す図である。 図2に示されたシール部材のシール体を説明する説明図であり、シール体同士の溝のピッチがずれている場合を説明する図である。 図2に示されたシール部材のシール体を説明する説明図であり、図5に示されたシール体同士が重なり合った状態を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るコネクタを構成するシール体を示す斜視図である。 従来のシール部材を有するコネクタを示す斜視図である。 図9に示されたシール部材の問題点を説明する説明図である。 図9に示されたシール部材の問題点を説明する説明図であり、シール体同士の溝のピッチがずれている場合を説明する図である。 図9に示されたシール部材の問題点を説明する説明図であり、図11に示されたシール体同士が重なり合った状態を示す図である。
符号の説明
1 コネクタ
2 アウタハウジング(ハウジング)
4 シール部材
12 電線
13 端子金具
24 当接面近傍
25 底部
26,26’ リップ部
27a,27b,27c シール体
28 溝
29 当接面

Claims (3)

  1. 互いの間に電線を挟んで該電線との間を水密に保つシール体であって、
    シール体同士が重なる当接面と、前記電線を内側に位置付ける溝と、前記溝の内面と前記当接面とに亘ってこれらから凸に設けられたリップ部と、を有し、
    前記リップ部は、前記当接面、及び、前記溝の内面の前記当接面近傍、の厚みが、前記溝の内面の底部の厚みよりも厚い
    ことを特徴とするシール体。
  2. 前記溝が、互いに平行に複数設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のシール体。
  3. 電線の端末に取り付けられた端子金具を収容するハウジングと、該ハウジングの開口部付近に取り付けられて該ハウジングの内面と前記電線との間を水密に保つシール部材と、を有するコネクタであって、
    前記シール部材が、請求項1または請求項2に記載のシール体を複数有している
    ことを特徴とするコネクタ。
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