JP2006073429A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 防水性能を損なうことなく電線の振動を抑制する。
【解決手段】 ハウジング10の後端部に、ゴム栓40よりも硬度が高く、且つ電線35を保持可能な電線保持部材50を組み付けた。ゴム栓40とは別に、電線35を保持する電線保持部材50をハウジング10に組み付けたので、ゴム栓40により防水性能が保たれる。電線保持部材50は、ゴム栓40よりも硬度が高いので、電線35を強い力で確実に保持できるとともに、ハウジング10に対してガタ付きなく組み付けられる。したがって、ハウジング10に対する電線35の相対変位が確実に規制され、電線35の振動を確実に阻止することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、防水機能を備えたコネクタに関するものである。
特許文献1には、防水機能を備えたコネクタが開示されている。このコネクタは、電線の端末部に固着した端子金具を、後方からハウジング内のキャビティに挿入するとともに、電線に外嵌した筒状のゴム栓をキャビティの後端部内周面に弾性接触させた構造となっている。このコネクタでは、後方からのキャビティ内への浸水が、ゴム栓によって阻止されている。
特開平9−134757号公報
上記のようなコネクタが自動車のワイヤーハーネスなどのように振動を受ける環境下で使用された場合には、電線の振動が端子金具に伝わり、その結果、端子金具と相手側端子との間で微摺動磨耗が生じる虞がある。
この微摺動磨耗を防止するためには、端子金具の振動を抑制すればよく、その手段としては、ゴム栓による電線の保持力を利用することが考えられる。ゴム栓によって電線の振動を抑制するためには、硬度の高いゴム材料からなるゴム栓を用いてゴム栓の剛性を高める必要がある。ところが、ゴム栓の剛性を高めることは、キャビティの内周面及び電線の外周面に対する密着性、即ち防水性能の低下を来たすため、ゴム栓を利用する方法は好ましくない。
この微摺動磨耗を防止するためには、端子金具の振動を抑制すればよく、その手段としては、ゴム栓による電線の保持力を利用することが考えられる。ゴム栓によって電線の振動を抑制するためには、硬度の高いゴム材料からなるゴム栓を用いてゴム栓の剛性を高める必要がある。ところが、ゴム栓の剛性を高めることは、キャビティの内周面及び電線の外周面に対する密着性、即ち防水性能の低下を来たすため、ゴム栓を利用する方法は好ましくない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、防水性能を損なうことなく電線の振動を抑制することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、電線の端末部に固着した端子金具を、後方からハウジング内のキャビティに挿入するとともに、電線に外嵌した筒状のゴム栓をキャビティの後端部内周面に弾性接触させることで後方からのキャビティ内への浸水を規制するようにしたコネクタにおいて、前記ハウジングの後端部に、前記ゴム栓よりも硬度が高く、且つ前記電線を保持可能な電線保持部材を組み付けたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記電線保持部材には、前記ハウジングに対して径方向に弾性押圧可能な弾性片が設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記弾性片の外周が前記キャビティの内周に接触するとともに、前記弾性片の内周が前記電線の外周に接触する形態とされているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ゴム栓とは別に、電線を保持する電線保持部材をハウジングに組み付けたので、ゴム栓による防水性能が保たれる。また、電線保持部材は、ゴム栓よりも硬度が高いので、電線を強い力で確実に保持できるとともに、ハウジングに対してガタ付きなく組み付けられる。したがって、ハウジングに対する電線の相対変位が確実に規制され、ひいては、電線の振動を確実に阻止することができる。
ゴム栓とは別に、電線を保持する電線保持部材をハウジングに組み付けたので、ゴム栓による防水性能が保たれる。また、電線保持部材は、ゴム栓よりも硬度が高いので、電線を強い力で確実に保持できるとともに、ハウジングに対してガタ付きなく組み付けられる。したがって、ハウジングに対する電線の相対変位が確実に規制され、ひいては、電線の振動を確実に阻止することができる。
<請求項2の発明>
弾性片をハウジングに対して径方向に弾性押圧するようにしたので、電線保持部材やハウジングの寸法にばらつきがあっても、電線保持部材がハウジングに対して径方向にガタ付きを生じることがなく、ひいては、電線の振動を確実に規制することができる。
弾性片をハウジングに対して径方向に弾性押圧するようにしたので、電線保持部材やハウジングの寸法にばらつきがあっても、電線保持部材がハウジングに対して径方向にガタ付きを生じることがなく、ひいては、電線の振動を確実に規制することができる。
<請求項3の発明>
ハウジングに対する電線保持部材のガタ付き防止手段である弾性片が、電線を保持する手段を兼ねているので、弾性片とは別に電線を保持するための専用の保持手段を設ける場合に比べると、電線保持部材の形状の簡素化を図ることができる。
ハウジングに対する電線保持部材のガタ付き防止手段である弾性片が、電線を保持する手段を兼ねているので、弾性片とは別に電線を保持するための専用の保持手段を設ける場合に比べると、電線保持部材の形状の簡素化を図ることができる。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図9を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、ハウジング10内に後方から端子金具20を挿入するとともに、ゴム栓40によって後方からのキャビティ11内への浸水を規制するようにしたものである。
ハウジング10は、合成樹脂製であり、その内部には左右一対のキャビティ11が形成されている。キャビティ11は、前後方向に細長く、キャビティ11の前面壁には相手側端子のタブ(図示せず)を挿入させるためのタブ挿入口12が形成されている。キャビティ11の略前半領域は略方形断面の角形収容室13Fとなっており、角形収容室13Fには、その内壁に沿って前方へ片持ち状に延出した形態の弾性撓み可能なランス14が形成されている。キャビティ11の略後半部分(角形収容室13Fからキャビティ11の後端に至る領域)は円形断面の円形収容室13Rとなっている。キャビティ11の後端の円形の開口は、端子金具20を挿入するための端子挿入口15となっている。円形収容室13Rの内周は、滑らかな円形のシール面16となっている。また、ハウジング10の後端部外周には、各キャビティ11毎に、キャビティ11を挟むように上下で対をなすように配置された係止突起17が合計4つ形成されている。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図9を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、ハウジング10内に後方から端子金具20を挿入するとともに、ゴム栓40によって後方からのキャビティ11内への浸水を規制するようにしたものである。
ハウジング10は、合成樹脂製であり、その内部には左右一対のキャビティ11が形成されている。キャビティ11は、前後方向に細長く、キャビティ11の前面壁には相手側端子のタブ(図示せず)を挿入させるためのタブ挿入口12が形成されている。キャビティ11の略前半領域は略方形断面の角形収容室13Fとなっており、角形収容室13Fには、その内壁に沿って前方へ片持ち状に延出した形態の弾性撓み可能なランス14が形成されている。キャビティ11の略後半部分(角形収容室13Fからキャビティ11の後端に至る領域)は円形断面の円形収容室13Rとなっている。キャビティ11の後端の円形の開口は、端子金具20を挿入するための端子挿入口15となっている。円形収容室13Rの内周は、滑らかな円形のシール面16となっている。また、ハウジング10の後端部外周には、各キャビティ11毎に、キャビティ11を挟むように上下で対をなすように配置された係止突起17が合計4つ形成されている。
端子金具20は、所定形状に打ち抜いた金属板材を曲げ加工したものであり、全体として前後方向に細長い形態である。端子金具20の略前半領域は、タブを収容することでそのタブと導通可能に接続される角筒部21となっており、角筒部21の外面には係止部22が形成されている。端子金具20の略後半領域は電線圧着部23となっている。電線圧着部23は、角筒部21に連なる基板23aと、基板23aの左右両側縁から延出する一対のカシメ片23bとからなり、電線圧着部23の略前半部分はワイヤバレル23Fとなっており、後端部はインシュレーションバレル23Rとなっている。電線35の端末部においては、絶縁被覆35aを除去することによって芯線35bが露出されており、露出した芯線35bがワイヤバレル23Fに対して圧着により導通可能に固着されているとともに、絶縁被覆35aの端部がインシュレーションバレル23Rに対して圧着により固着されている。
インシュレーションバレル23Rと電線35との間には、円筒形をなすゴム栓40が介装されている。ゴム栓40は、シリコーン製であり、そのHS硬度(JIS K 6301に基づく試験方法による硬度)は、50°である。ゴム栓40は、電線圧着部23に接続される前に予め電線35に外嵌されており、ゴム栓40の前端部が絶縁被覆35aの前端部を覆うように配置されている。そして、このゴム栓40の前端部を電線35と一緒にインシュレーションバレル23Rにカシメつけることにより、ゴム栓40が端子金具20及び電線35に対して固着されている。また、ゴム栓40の外周には、円形収容室13Rの内径よりも径の大きいリップ部41が形成されている。
上記端子金具20は、後方からキャビティ11内に挿入され、正規位置まで挿入された状態では、係止部22にランス14を係止させることで抜止め状態に保持されている。正規挿入状態では、角筒部21とワイヤバレル23Fが角形収容室13F内に収容され、インシュレーションバレル23Rとゴム栓40が円形収容室13R内に収容される。ゴム栓40のリップ部41は、円形収容室13Rのシール面16に対して全周に亘って均一に弾性的に密着しており、この密着によって、水等の異物が後方からキャビティ11の角形収容室13F(端子金具20の角筒部21と図示しない相手側端子のタブとの接続部分)へ侵入することが阻止されている。また、ゴム栓40の後端と円形収容室13R(キャビティ11)の後端との間には、後述する電線保持部材50を収容するための空間が確保されている。
電線保持部材50は、合成樹脂(PBT[ポリブチレンテレフタレート])製であり、そのロックウェル硬度(JIS K 7202に基づく試験方法による硬度)は、75である。つまり、電線保持部材50はゴム栓40よりも硬度の高い材料からなっている。電線保持部材50は、一対の半割体51をヒンジ52で連結した単一部品である。各半割体51は、軸線を前後方向に且つ互いに平行に向けた左右一対の略半円筒部53と、この2つの略半円筒部53の後端同士を連結する連結板54とを有する。略半円筒部53の中央には径方向のスリット55が形成され、このスリット55の両側には、略90°の角度範囲に亘る円弧状をなす弾性片56が形成されている。弾性片56は、その後端(連結板54)との連なり部分を支点として径方向(略半円筒部53の軸線に対して接近・離間する方向)へ弾性的に変形し得るようになっている。弾性片56の内周には、周方向に延びる突条部57が、前後方向に複数並ぶように形成されている。弾性片56の外周前端部には、テーパ面58が形成されている。弾性片56の内周後端部には、突条部57に対して段差状に径が大きくなった四半円弧状の切欠部59が形成されている。連結板54には、前方へ片持ち状に延出した形態であって係止孔61を有する係止片60が形成されている。
かかる2つの半割体51は、ヒンジ52を撓ませつつ、合体させることができる。合体した状態では、連結板54の外面のうち係止片60とは反対側に位置する突当面同士が面接触状態に当接するともに、2つの略半円筒部53によって略円筒部62が構成される。一方の半割体51の弾性片56と他方の半割体51の弾性片56との間には、スリット状の隙間が確保されており、したがって、略円筒部62は、周方向にスリット状の間隔を空けた4つの弾性片56から構成されていることになる。また、略円筒部62の外周前端部には、テーパ面58により、前方に向かって縮径する形態のテーパ状のガイド部63が形成されている。さらに、略円筒部62の内周後端部には、切欠部59によって突条部57と同心の円形をなす拡径部が形成されている。弾性片56が弾性撓みしていない自由状態では、略円筒部62の外径は円形収容室13Rの内径よりも少し大きい寸法となっているとともに、突条部57の内径は電線35の絶縁被覆35aの外径よりも小さい寸法となっている。
かかる電線保持部材50は、キャビティ11に端子金具20を挿入した後に、半割体51に組み付けられる。即ち、半割体51の後端面から後方へ導出されている2本の電線35に対し、2つの半割体51を上下に挟むように組み付けるとともに、両半割体51を合体させる。この合体状態では、突条部57が絶縁被覆35aに食い込むようになる。
次に、この合体した電線保持部材50を、突条部57と絶縁被覆35aとの間の摩擦抵抗に抗して電線35に沿って前方へスライドさせ、2つの略円筒部62をキャビティ11の円形収容室13R内に嵌入させる。嵌入する際には、略円筒部62の前端のガイド部63によってキャビティ11への嵌入を容易且つ確実に行うことができる。嵌入する過程では、弾性片56が、その外周面と円形収容室13Rのシール面16との当接によって弾性的に縮径変形させられ、この縮径変形によって絶縁被覆35aに対する突条部57の食い込みが強くなる。
そして、連結板54が半割体51の後端面に突き当たる位置まで略円筒部62がキャビティ11内に挿入されると、電線保持部材50が正規の組付け状態となる。この状態では、電線保持部材50の係止孔61がハウジング10の係止突起17に係止することにより、電線保持部材50がハウジング10に対して後方への離脱を規制された状態にロックされる。尚、ヒンジ52は、ハウジング10の外部に位置する。
電線保持部材50が正規に組み付けられた状態では、ゴム栓40に比べて剛性の高い弾性片56の弾性復元力により、略円筒部62がキャビティ11内において径方向へのガタ付きを規制された状態に保持されるとともに、この略円筒部62が、電線35におけるゴム栓40よりも後方であり且つキャビティ11内に収容されている領域に径方向へのガタ付きなく外嵌される。これにより、ハウジング10の外部において電線35に振動や曲げ力が付与されても、電線保持部材50によって電線35の振動や変形が規制され、ゴム栓40よりも前方において端子金具20が振動したり斜め姿勢になったりする虞はない。
上述のように本実施形態においては、ゴム栓40とは別に、電線35を保持する電線保持部材50をハウジング10に組み付けたので、ゴム栓40により防水性能が保たれる。また、電線保持部材50は、ゴム栓40よりも硬度が高いので、電線35を強い力で確実に保持できるとともに、ハウジング10に対してガタ付きなく組み付けられる。したがって、ハウジング10に対する電線35の相対変位が確実に規制され、ひいては、電線35の振動を確実に阻止することができる。
また、弾性片56をハウジング10に対して径方向に弾性押圧するようにしたので、電線保持部材50やハウジング10の寸法にばらつきがあっても、電線保持部材50がハウジング10に対して径方向にガタ付きを生じることがなく、ひいては、電線35の振動を確実に規制することができる。
また、弾性片56の外周がキャビティ11の内周に接触するとともに、弾性片56の内周が電線35の外周に接触する形態とされているが、これにより、ハウジング10に対する電線保持部材50のガタ付き防止手段である弾性片56が、電線35を保持する手段を兼ねるようになっている。したがって、弾性片56とは別に電線35を保持するための専用の保持手段を設ける場合に比べると、電線保持部材50の形状の簡素化を図ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では電線保持部材に弾性片を設けたが、本発明によれば、弾性片を設けない形態としてもよい。この場合、電線保持部材は、ハウジングに対して圧入によって組み付けることができる。
(2)上記実施形態では弾性片をハウジングの内周に嵌合(弾性接触)させたが、本発明によれば、弾性片は、ハウジングの外周のみに嵌合(弾性接触)させてもよく、弾性片をハウジングの内周と外周の両方に嵌合(弾性接触)させてもよい。
(3)上記実施形態では電線保持部材がヒンジで2つの半割体を連結した形態とされているが、本発明によれば、2つの半割体をヒンジで連結せずに互いに別々の(独立した)部品としてもよい。
(4)上記実施形態では電線保持部材をゴム栓とは別の部品としたが、本発明によれば、電線保持部材とゴム栓を二色成形によって単一の部品とすることもできる。
(5)上記実施形態では1つの電線保持部材が2本の電線を保持するようにしたが、本発明によれば、1つの電線保持部材が3本以上の電線を保持するようにしてもよく、1つの電線保持部材が1本の電線のみを保持するようにしてもよい。
(6)上記実施形態ではハウジングに端子金具を挿入した後に、電線保持部材を半割体に組み付けるようにしたが、本発明によれば、電線保持部材を電線に嵌合した状態で、端子金具と電線保持部材とをワンアクション(1工程)でハウジングに取り付けるようにしてもよい。
(7)上記実施形態では端子金具の数が2極である場合について説明したが、本発明によれば、端子金具の数は1極でもよく、3極以上でもよい。
(8)上記実施形態では端子金具が雌形である場合について説明したが、本発明は、端子金具が雄形である場合にも適用できる。
(9)上記実施形態では電線のズレ止め手段として、弾性片の内周面(電線に接触する面)に突条部を形成したが、本発明によれば、このようなズレ止め部を形成しない形態としてもよい。
(10)上記実施形態では4つの弾性片を略円筒状に配したが、本発明によれば、弾性片の数は、3つ以下でもよく、5つ以上でもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では電線保持部材に弾性片を設けたが、本発明によれば、弾性片を設けない形態としてもよい。この場合、電線保持部材は、ハウジングに対して圧入によって組み付けることができる。
(2)上記実施形態では弾性片をハウジングの内周に嵌合(弾性接触)させたが、本発明によれば、弾性片は、ハウジングの外周のみに嵌合(弾性接触)させてもよく、弾性片をハウジングの内周と外周の両方に嵌合(弾性接触)させてもよい。
(3)上記実施形態では電線保持部材がヒンジで2つの半割体を連結した形態とされているが、本発明によれば、2つの半割体をヒンジで連結せずに互いに別々の(独立した)部品としてもよい。
(4)上記実施形態では電線保持部材をゴム栓とは別の部品としたが、本発明によれば、電線保持部材とゴム栓を二色成形によって単一の部品とすることもできる。
(5)上記実施形態では1つの電線保持部材が2本の電線を保持するようにしたが、本発明によれば、1つの電線保持部材が3本以上の電線を保持するようにしてもよく、1つの電線保持部材が1本の電線のみを保持するようにしてもよい。
(6)上記実施形態ではハウジングに端子金具を挿入した後に、電線保持部材を半割体に組み付けるようにしたが、本発明によれば、電線保持部材を電線に嵌合した状態で、端子金具と電線保持部材とをワンアクション(1工程)でハウジングに取り付けるようにしてもよい。
(7)上記実施形態では端子金具の数が2極である場合について説明したが、本発明によれば、端子金具の数は1極でもよく、3極以上でもよい。
(8)上記実施形態では端子金具が雌形である場合について説明したが、本発明は、端子金具が雄形である場合にも適用できる。
(9)上記実施形態では電線のズレ止め手段として、弾性片の内周面(電線に接触する面)に突条部を形成したが、本発明によれば、このようなズレ止め部を形成しない形態としてもよい。
(10)上記実施形態では4つの弾性片を略円筒状に配したが、本発明によれば、弾性片の数は、3つ以下でもよく、5つ以上でもよい。
10…ハウジング
20…端子金具
35…電線
40…ゴム栓
50…電線保持部材
56…弾性片
20…端子金具
35…電線
40…ゴム栓
50…電線保持部材
56…弾性片
Claims (3)
- 電線の端末部に固着した端子金具を、後方からハウジング内のキャビティに挿入するとともに、電線に外嵌した筒状のゴム栓をキャビティの後端部内周面に弾性接触させることで後方からのキャビティ内への浸水を規制するようにしたコネクタにおいて、
前記ハウジングの後端部に、前記ゴム栓よりも硬度が高く、且つ前記電線を保持可能な電線保持部材を組み付けたことを特徴とするコネクタ。 - 前記電線保持部材には、前記ハウジングに対して径方向に弾性押圧可能な弾性片が設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記弾性片の外周が前記キャビティの内周に接触するとともに、前記弾性片の内周が前記電線の外周に接触する形態とされていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
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JP2004257348A JP2006073429A (ja) | 2004-09-03 | 2004-09-03 | コネクタ |
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-
2004
- 2004-09-03 JP JP2004257348A patent/JP2006073429A/ja active Pending
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