JP5144437B2 - バックル装置 - Google Patents

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本発明は、車両のシートベルト装置を構成し、バックル本体とアンカ部材とがウエビングによって連結されたバックル装置に関する。
車両のシートベルト装置においては、タングプレートを保持するためにバックル装置を備えている。このようなバックル装置としては、バックル本体がウエビングを介してアンカプレートに連結される構成のものがある(例えば、特許文献1参照)。
ところで、前記構成のバックル装置では、バックル本体の非使用時にウエビングが曲がることで当該バックル本体はシート上に倒れ込む。このため、このようなバックル装置では、非使用時には見栄えが良くバックル本体が邪魔になりにくいという利点がある。
特開2007−118854公報
しかしながら、この従来構造では、例えば、片手でのタングプレートの係合操作が難しく、操作性の点で改善の余地がある。一方、このような操作性を改善したバックル装置としては、例えば、ブーツによってバックル本体の起立姿勢を保持する構成のものがあるが、このような装置ではバックル本体の非使用時に見栄えが悪いうえにブーツやバックル本体等が邪魔になりやすい。
本発明は、上記事実を考慮して、バックル本体の配置状態を起立保持状態と倒れた状態との二つの状態から選択することが可能なバックル装置を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明のバックル装置は、車両のシートベルト装置を構成するバックル装置であって、車両室内の所定位置に取り付けられるアンカ部材と、一側が前記アンカ部材に連結され、他側にループ状に形成されたループ部を備えたウエビングと、タングプレートが係合可能とされ、前記ループ部の内側に配設される連結用の基端部を備えて前記ウエビングの他側に連結されると共に、前記ウエビングの他側に対して前記ループ部の貫通方向に沿った軸方向周りに回転移動可能なバックル本体と、前記ループ部の内側に配設されて前記ウエビングに取り付けられ、前記バックル本体の起立姿勢位置と倒れ姿勢位置との間での移動を許容し、前記バックル本体を前記起立姿勢位置に移動させた状態では当該バックル本体の前記基端部を挟むことによって当該バックル本体を当該起立姿勢位置で保持する保持部材と、を有する。
請求項1に記載する本発明のバックル装置によれば、車両室内の所定位置に取り付けられるアンカ部材には、ウエビングの一側が連結されている。このウエビングの他側にはループ状のループ部が形成されており、ループ部の内側にバックル本体の連結用の基端部が配設されている。タングプレートが係合可能なバックル本体は、ウエビングの他側に連結され、ウエビングの他側に対してループ部の貫通方向に沿った軸方向周りに回転移動可能となっている。また、ループ部の内側には保持部材が配設されてウエビングに取り付けられている。
ここで、保持部材は、バックル本体の起立姿勢位置と倒れ姿勢位置との間での移動を許容し、バックル本体を起立姿勢位置に移動させた状態ではバックル本体の基端部を挟むことによってバックル本体を起立姿勢位置で保持する。このため、乗員は、バックル本体を起立保持状態と倒れた状態とに切り替えることができる。
請求項2に記載する本発明のバックル装置は、請求項1記載の構成において、前記保持部材は、前記バックル本体を前記倒れ姿勢位置に移動させた状態では当該バックル本体の前記基端部を挟むことによって当該バックル本体を当該倒れ姿勢位置で保持する。
請求項2に記載する本発明のバックル装置によれば、保持部材は、バックル本体を倒れ姿勢位置に移動させた状態ではバックル本体の基端部を挟むことによってバックル本体を倒れ姿勢位置で保持する。このため、乗員は、バックル本体を起立保持状態と倒れ保持状態とに切り替えることができる。
請求項3に記載する本発明のバックル装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記保持部材は、前記バックル本体の前記基端部に当接することによって前記バックル本体が回転移動方向の一方向側へ傾倒するのを規制する規制部を備える。
請求項3に記載する本発明のバックル装置によれば、保持部材の規制部は、バックル本体の基端部に当接することによってバックル本体が回転移動方向の一方向側へ傾倒するのを規制する。このため、バックル本体の倒れる向きが規制される。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載のバックル装置によれば、バックル本体の配置状態を起立保持状態と倒れた状態との二つの状態から選択することが可能になるという優れた効果を有する。
請求項2に記載のバックル装置によれば、バックル本体の配置状態を起立保持状態と倒れ保持状態との二つの状態から選択することが可能になるという優れた効果を有する。
請求項3に記載のバックル装置によれば、バックル本体の倒れる向きを規制することができるという優れた効果を有する。
(実施形態の構成)
本発明の一実施形態に係るバックル装置について図1〜図5を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印UPは車両上方側を示しており、矢印Wは車両幅方向を示している。
図1には、本発明の第1の実施形態に係るバックル装置20が斜視図にて示されており、図2には、バックル装置20及びその周辺構造が断面図(図1の2−2線に沿った拡大断面図)にて示されている。
図1に示されるように、バックル装置20は、車両のシートベルト装置10(一部のみ図示)を構成しており、車両室内15においてリヤシート(後列座席)16に配設されている。なお、図中では、図示されたバックル装置20が使用されるリヤシートを符号16で示し、リヤシート16の隣のリヤシートを符号18で示す。
バックル装置20は、アンカ部材としてのアンカプレート40を備えている。アンカプレート40は、隣り合うリヤシート16、18同士の間に配設され、リヤシート16の側部16B(車両室内15の所定位置)にボルト締結によって取り付けられている。なお、本実施形態では、アンカプレート40は、リヤシート16の側部16Bに固定されているが、アンカプレート40(アンカ部材)は、図示しない車体フロアに固定されてもよい。
アンカプレート40の自由端40A側(図1では上側)には、スリット状の貫通孔42が形成されている。この貫通孔42には、化学繊維等によってベルト状に形成されたウエビング30(ウエビングベルト、広義には「連結手段」として把握される要素)の長手方向一端側が挿通されている。図2に示されるように、貫通孔42に挿通されたウエビング30の長手方向一端側は、貫通孔42の孔縁部に巻き掛けられており、ウエビング30の長手方向一端部は、ウエビング30の長手方向中間部に重ね合わされて縫い付けられている。これにより、ウエビング30の一側(図2ではウエビング30の下側)がアンカプレート40に連結されている。
一方、ウエビング30の他側(図2ではウエビング30の上側)には、バックル本体22が設けられている。バックル本体22は、起立状態ではリヤシート16、18同士の間に形成されたバックル配置孔19の略上方側に配置されている。このバックル本体22には、シートベルト装置10の一部を構成するタングプレート14が係合可能となっている。なお、タングプレート14は、リヤシート16に着座した乗員を拘束するためのウエビング12に取り付けられている。
図1に示されるように、バックル本体22は、概ねブロック状に形成されている。バックル本体22の先端部(図1では上端部)には、タングプレート14に設けられた係合片14Aを挿入するための挿入部24が設けられている。また、バックル本体22は、タングプレート14が係合された状態でリヤシート16に着座した乗員側へ向けられる内側部26A(図2参照)を備えると共に、この内側部26Aとは反対側へ向けられる外側部26Bとを備えている。
このバックル本体22の基端(図1では下端)側には、金属製で板状の連結片28が設けられている。この連結片28は、バックル本体22の一部を構成しており、連結片28の下端は、リヤシート16、18の着座部16A、18A(座面)の高さ位置よりも高い位置に配置されている。なお、バックル本体22の高さ位置をある程度高く設定することで、バックル本体22へのタングプレート14の係合がしやすくなる。
図2に示されるように、この連結片28には、スリット状の貫通孔28Aが形成されており、この貫通孔28Aには、ウエビング30の長手方向他端側が挿通されている。貫通孔28Aに挿通されたウエビング30の長手方向他端側は、貫通孔28Aの孔縁部側に巻き掛けられており、ウエビング30の長手方向他端部は、ウエビング30の長手方向中間部とウエビング30の長手方向一端部との重合部分に重ね合わされて縫い付けられている(図中ではこれら三枚が重ね合わされた重合部を符号34、重合部34の縫付部を符号34Aで示す。)。
換言すれば、ウエビング30の他側(図2ではウエビング30の上側)にはループ状のループ部32が形成され、このループ部32の内側に連結片28における連結用の基端部28Bが配設されており、ウエビング30の他側がバックル本体22に連結されている。バックル本体22は、ウエビング30の他側に対してループ部32の貫通方向(図2の紙面に垂直な方向)に沿った軸方向周りに回転移動可能となっている。なお、図2の矢印A方向から見たバックル装置20の一部を示す図5に示されるように、連結片28の基端部28Bは、ループ部32の貫通方向(図5の左右方向)に沿って配置される巻掛部128Bを備えると共に、貫通孔28Aの両サイドでループ部32の内側に配設されるサイド基部228Bを備えている。
これらにより、図2に示されるバックル本体22とアンカプレート40とがウエビング30によって連結されている。また、このウエビング30は、バックル本体22側の一部を除きバックル配置孔19内に配置されており、リヤシート16の側部16Bにほぼ沿って配置される構成になっている。
ウエビング30のループ部32の内側には、樹脂製の保持部材50が配設されている。図3には、保持部材50の形状が示されている。図3(A)は、図2の矢印A方向から見た保持部材50の背面図、図3(B)は、図2と同じ方向から見た保持部材50の側面図、図3(C)は、図2の矢印C方向から見た保持部材50の正面図をそれぞれ示している。これらの図に示されるように、保持部材50は、基端側(図3の下端側)に平板状の基板部52を備えている。基板部52には、略矩形状の貫通孔52Aが貫通形成されている。
図2に示されるように、貫通孔52A内には、ウエビング30の重合部34の一部(ウエビング30の長手方向一端部等)が配設され、縫付部34Aの縫製糸が貫通孔52Aを貫通した状態となっている。これにより、保持部材50は、ウエビング30に取り付けられており、ウエビング30に対して固定された状態になっている。
図3(B)及び図3(C)に示されるように、保持部材50は、基板部52と一体の第一支持片54を備えている。第一支持片54は、基板部52の上端側の幅方向中央部から延出され、正面側(図3(B)の右側)に膨出して反るように湾曲しており、可撓性を備えている。第一支持片54の幅54W(図3(C)参照)は、バックル本体22(図2参照)の回転移動を許容するために、図5に示される連結片28の貫通孔28Aの幅寸法128Aよりも狭い寸法に設定されており、本実施形態では一定幅になっている。
図3(B)及び図3(C)に示されるように、保持部材50は、基板部52と一体の第二支持片56を備えている。第二支持片56は、基板部52の上端側から延出され、正面視(図3(C)参照)で第一支持片54の背面側(図3(B)の左側)に位置しており、可撓性を備えている。図3(B)に示されるように、第二支持片56は、先端側へ向かうに従って徐々に第一支持片54から離間するように湾曲しており、その先端部の高さ位置は第一支持片54の先端部の高さ位置よりも低く設定されている。
また、図3(C)に示されるように、第二支持片56は、その基端側では基板部52と同様の幅に設定されているが、先端側へ向かうに従って徐々に幅狭となっている。なお、本実施形態では、第二支持片56の先端部の幅は、第一支持片54の先端部の幅よりも広く設定されており、正面視で左右対称の台形状に形成されている。このため、第二支持片56がループ部32(図1参照)内に完全に収容されることで見栄えがよい。
図4に示されるように、第一支持片54と第二支持片56との間には、バックル本体22における連結片28の巻掛部128B(基端部28Bの一部)が配置されるようになっている。換言すれば、バックル本体22の基端側に保持部材50が組み付けられた構成になっている。保持部材50は、第一支持片54及び第二支持片56が弾性変形することによってバックル本体22の起立姿勢位置22X(図4(A)参照)と倒れ姿勢位置22Y(図4(C)参照)との間での移動を許容する構造になっている。
なお、起立姿勢位置22X(図4(A)参照)は、バックル本体22にタングプレート14(図2参照)を係合させる際の準備位置(レディ位置)として捉えることができ、倒れ姿勢位置22Y(図4(C)参照)は、バックル本体22を使用しない場合の非使用位置(レスト位置)として捉えることができる。
ここで、図4(A)に示されるように、保持部材50は、バックル本体22を起立姿勢位置22Xに移動させた状態では第一支持片54及び第二支持片56が巻掛部128B(基端部28B)を挟むことによってバックル本体22を起立姿勢位置22Xで保持するようになっている(バックル本体22の直立維持)。また、図4(C)に示されるように、保持部材50は、バックル本体22を倒れ姿勢位置22Yに移動させた状態では第一支持片54及び第二支持片56が巻掛部128B(基端部28B)を挟むことによってバックル本体22を倒れ姿勢位置22Yで保持するようになっている。
なお、保持部材50は、例えば、バックル本体22に乗員の臀部等が干渉してバックル本体22側から押圧された場合には第一支持片54や第二支持片56が弾性変形するようになっている。
また、図3(A)及び図3(B)に示されるように、保持部材50は、基板部52と一体の規制部としての逆倒れ防止片58を備えている。逆倒れ防止片58は、基板部52の上端側から延出されており、図3(B)に示されるように、第二支持片56の背面側(図3(B)の左側)に設けられ、側面視で概ね第一支持片54と左右対称になるように湾曲している。また、逆倒れ防止片58の先端部と第一支持片54の先端部との間には、所定の間隔(連結片28(図2参照)の板厚以上の間隔)が設けられている。図3(A)に示されるように、逆倒れ防止片58は、基端側では基板部52と同様の幅に設定されているが、先端側へ向かうに従って徐々に幅狭となっている。
図3(A)と同様の方向からバックル装置20の一部を見た図5に示されるように、逆倒れ防止片58の先端部の幅58Wは、連結片28の貫通孔28Aの幅よりも広く設定されており、連結片28のサイド基部228Bに逆倒れ防止片58の先端部が当接可能な寸法とされている。逆倒れ防止片58は、バックル本体22の基端部28Bのサイド基部228Bに当接することによってバックル本体22がその当接側(回転移動方向の一方向側)へ傾倒するのを規制するようになっている。
(実施形態の作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
図2に示されるように、リヤシート16の側部16Bに取り付けられるアンカプレート40には、ウエビング30の一側(図2の下側)が連結されている。このウエビング30の他側にはループ状のループ部32が形成されており、ループ部32の内側にバックル本体22における連結片28の基端部28Bが配設されている。タングプレート14が係合可能とされるバックル本体22は、ウエビング30の他側(図2の上側)に連結され、ウエビング30の他側に対してループ部32の貫通方向(図2の紙面に垂直な方向)に沿った軸方向周りに回転移動可能となっている。また、ループ部32の内側には保持部材50が配設されてウエビング30に取り付けられている。
ここで、図4に示されるように、保持部材50は、バックル本体22の起立姿勢位置22X(図4(A)参照)と倒れ姿勢位置22Y(図4(C)参照)との間での移動を許容する。すなわち、バックル本体22を起立姿勢位置22X(図4(A)参照)と倒れ姿勢位置22Y(図4(C)参照)との間で移動させると、図4(B)に示されるように、保持部材50の第一支持片54及び第二支持片56がバックル本体22における連結片28の巻掛部128B(基端部28B)によって一旦押し広げられるように弾性変形する。これによって、バックル本体22の回転移動が許容される。
図4(A)に示されるように、保持部材50は、バックル本体22を起立姿勢位置22Xに移動させた状態ではバックル本体22における連結片28の巻掛部128B(基端部28B)を挟むことによってバックル本体22を起立姿勢位置22Xで保持する。このとき、保持部材50の第一支持片54及び第二支持片56は、連結片28の巻掛部128B(基端部28B)を挟み付ける方向に付勢している。
また、図4(C)に示されるように、保持部材50は、バックル本体22を倒れ姿勢位置22Yに移動させた状態ではバックル本体22における連結片28の巻掛部128B(基端部28B)を挟むことによってバックル本体22を倒れ姿勢位置22Yで保持する。このときも、保持部材50の第一支持片54及び第二支持片56は、連結片28の巻掛部128B(基端部28B)を挟み付ける方向に付勢している。これらによって、乗員は、バックル本体22を起立保持状態と倒れ保持状態とに切り替えること(自由選択すること)ができる。
また、図5に示される保持部材50の逆倒れ防止片58は、バックル本体22の基端部28Bのサイド基部228Bに当接することによってバックル本体22が図2に示される隣のリヤシート18側(回転移動方向の一方向側)へ傾倒するのを規制する。このため、バックル本体22の倒れる向きを好ましい側(リヤシート16側)にすることができる。
以上説明したように、本実施形態に係るバックル装置20によれば、ループ部32の内側に配設される小型の保持部材50を用いることによって、バックル本体22の配置状態を起立保持状態と倒れ保持状態(倒れた状態)との二つの状態から選択することが可能になる。
(実施形態の補足説明)
なお、上記実施形態では、図4に示される保持部材50は、バックル本体22を倒れ姿勢位置22Y(図4(C)参照)に移動させた状態ではバックル本体22における連結片28の巻掛部128B(基端部28B)を挟むことによってバックル本体22を倒れ姿勢位置22Y(図4(C)参照)で保持しているが、保持部材は、例えば、バックル本体の倒れ姿勢位置への移動を許容する構造であって、バックル本体を倒れ姿勢位置に移動させた状態で当該バックル本体を倒れ姿勢位置で保持するような保持機能を備えない構造(例えば、上記実施形態において第二支持片56を短くしたような構造等)でもよい。
また、上記実施形態では、保持部材50は、逆倒れ防止片58を備えているが、保持部材は、例えば、このような逆倒れ防止片58を備えない構成としてもよい。
また、上記実施形態では、図2に示される保持部材50の基板部52には、縫付部34Aの縫製糸を貫通させるために略矩形状の貫通孔52A(図3参照)が貫通形成されているが、保持部材の基端側をウエビングに縫い付けることが可能であれば、保持部材の基端側に予めこのような貫通孔を形成しなくてもよい。また、保持部材の基端側をホチキス等の固定手段によってウエビングに固定(取り付け)してもよい。
本発明の一実施形態に係るバックル装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るバックル装置及びその周辺構造を示す断面図(図1の2−2線に沿った拡大断面図)である。 本発明の一実施形態に係るバックル装置の保持部材の形状を示す図である。図3(A)は、図2の矢印A方向から見た背面図であり、図3(B)は、図2と同じ方向から見た側面図であり、図3(C)は、図2の矢印C方向から見た正面図である。 本発明の一実施形態に係るバックル装置においてバックル本体を回転移動させた状態を示す断面図である。図4(A)は、バックル本体が起立姿勢位置にある状態を示し、図4(B)は、バックル本体が起立姿勢位置と倒れ姿勢位置との中間(切り替え途中)にある状態を示し、図4(C)は、バックル本体が倒れ姿勢位置にある状態を示す。 本発明の一実施形態に係るバックル装置の一部を図2の矢印A方向から見た背面図である。
符号の説明
10 シートベルト装置
14 タングプレート
15 車両室内
16B リヤシートの側部(車両室内の所定位置)
20 バックル装置
22 バックル本体
22X 起立姿勢位置
22Y 倒れ姿勢位置
28B 基端部
30 ウエビング
32 ループ部
40 アンカプレート(アンカ部材)
50 保持部材
58 逆倒れ防止片(規制部)

Claims (3)

  1. 車両のシートベルト装置を構成するバックル装置であって、
    車両室内の所定位置に取り付けられるアンカ部材と、
    一側が前記アンカ部材に連結され、他側にループ状に形成されたループ部を備えたウエビングと、
    タングプレートが係合可能とされ、前記ループ部の内側に配設される連結用の基端部を備えて前記ウエビングの他側に連結されると共に、前記ウエビングの他側に対して前記ループ部の貫通方向に沿った軸方向周りに回転移動可能なバックル本体と、
    前記ループ部の内側に配設されて前記ウエビングに取り付けられ、前記バックル本体の起立姿勢位置と倒れ姿勢位置との間での移動を許容し、前記バックル本体を前記起立姿勢位置に移動させた状態では当該バックル本体の前記基端部を挟むことによって当該バックル本体を当該起立姿勢位置で保持する保持部材と、
    を有するバックル装置。
  2. 前記保持部材は、前記バックル本体を前記倒れ姿勢位置に移動させた状態では当該バックル本体の前記基端部を挟むことによって当該バックル本体を当該倒れ姿勢位置で保持する請求項1記載のバックル装置。
  3. 前記保持部材は、前記バックル本体の前記基端部に当接することによって前記バックル本体が回転移動方向の一方向側へ傾倒するのを規制する規制部を備える請求項1又は請求項2に記載のバックル装置。
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