JP5144319B2 - シールド電線におけるドレーン線とアース線とのジョイント部の止水構造及び止水方法 - Google Patents
シールド電線におけるドレーン線とアース線とのジョイント部の止水構造及び止水方法 Download PDFInfo
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Description
上記ジョイント部は、シールド電線から延出して露出するドレーン線と、前記アース線の被覆が剥かれて露出する導体と、これらをジョイント手段で接続するジョイント箇所とで構成する部分であることを含む。
したがって、電気的・機械的に信頼性の高い、シールド電線のドレーン線とアース線のジョイント部を構成することができる。
殊に、低粘度のシリコーン樹脂系止水剤を用い、流体状の止水剤にジョイント部を浸漬させて止水部を形成する場合、低粘度のシリコーン樹脂系止水剤が素線間や芯線間に浸透するため、より止水性の高い止水部を容易に構成することができる。
シールド電線10におけるドレーン線11と、アース線20とのジョイント区間30の止水は、図1に示すように、ジョイント端子31、並びに前記ドレーン線11及び前記アース線20の露出する前記導体21で構成するジョイント区間30を止水するシリコーン止水部40で構成している。なお、図1はシールド電線10のドレーン線11とアース線20とをジョイントするジョイント区間30の概略図を示している。
ジョイント区間30は、複数の素線からなり、シールド電線10から延出するドレーン線11と、アース線20の他端側20aの導体21と、ドレーン線11と導体21とをカシメ接続するジョイント端子31とで構成している。
そして、ドレーン線11は、シールド電線10の被覆層14及びシールド層13が剥かれた端部10aからコア線12とともに延出している。
さらには、ドレーン線11と、アース線20の導体21を集合させて加圧しつつ、超音波振動や抵抗加熱を加える溶着によって接続してもよい。
なお、上記実施例において、ジョイント区間30を流体状であるシリコーン樹脂に浸漬して、導体21の芯線間やドレーン線11の素線間にシリコーン樹脂を充填した後、このシリコーン樹脂を熱などによって硬化させてシリコーン止水部40を形成したが、滴下や塗布によってシリコーン止水部40を形成してもよい。
この発明のジョイント部は、ジョイント区間30に対応し、
以下同様に、
止水部は、シリコーン止水部40に対応し、
ジョイント手段は、ジョイント端子31に対応し、
エンジン電子制御ユニットは、エンジンECU100に対応し、
アース線の他端側露出部分は、アース線20の導体21の露出部分に対応し、
するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
11…ドレーン線
12…コア線
13…シールド層
14…被覆層
20…アース線
20a…他端側
21…導体
30…ジョイント区間
31…ジョイント端子
40…シリコーン止水部
100…エンジンECU
Claims (3)
- 複数の素線からなり、被覆のないドレーン線と、被覆電線であるコア線とを、前記ドレーン線に接触するシールド層で束ね、その外側を絶縁被覆層で被覆して構成したシールド電線における端部から前記コア線と前記ドレーン線とが延出され、
延出した前記コア線は、車両のエンジン制御ユニット内部に導入され、延出した前記ドレーン線は、導体が複数の芯線からなる被覆電線であるアース線の少なくとも他端側が露出した他端側露出部分に接続され、前記アース線は、一端が接地端子に接続され、
前記アース線の前記他端側露出部分と、
前記シールド電線の端部から延出された前記ドレーン線の露出部分と、
前記ドレーン線の露出部分、及び前記アース線の前記他端側露出部分を接続するジョイント手段とでなるジョイント部に、少なくとも前記素線及び前記芯線間に浸透する樹脂系の止水剤で構成した止水部を備え、
前記樹脂系の止水剤を、
シリコーン樹脂系止水剤で構成し、
前記止水部を、前記ジョイント部と前記シールド電線の端部とを一体に包み込んで形成した
シールド電線におけるドレーン線とアース線とのジョイント部の止水構造。 - 前記アース線の一端に接続される前記接地端子を、
車両のエンジン電子制御ユニット内に配置した
請求項1に記載のシールド電線におけるドレーン線とアース線とのジョイント部の止水構造。 - 複数の素線からなり、被覆のないドレーン線と、被覆電線であるコア線とを、前記ドレーン線に接触するシールド層で束ね、その外側を絶縁被覆層で被覆して構成したシールド電線における前記ドレーン線と、
一端が接地端子に接続され、導体が複数の芯線からなる被覆電線であるアース線における他端側の導体とを、それぞれ露出させ、
前記アース線の前記他端側露出部分に向けて前記シールド電線の端部から延出された前記ドレーン線の露出部分と、前記アース線の他端側露出部分とを、ジョイント手段で接続し、
該ジョイント手段、前記ドレーン線の露出部分、及び前記アース線の他端側露出部分で構成するジョイント部と、前記ドレーン線が延出されるとともに、車両のエンジン制御ユニット内部に導入されるように前記コア線が延出される前記シールド電線の端部とに、樹脂系の止水剤としてシリコーン樹脂系止水剤を浸透させて、これらジョイント部と前記シールド電線の端部とを、一体に包み込む止水部を形成する
シールド電線におけるドレーン線とアース線とのジョイント部の止水方法。
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