JP5135693B2 - 回転電機 - Google Patents

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本発明は、回転電機の誘起電圧を低減する技術、特に、永久磁石の磁束を短絡させることにより回転電機のロータと回転電機のステータとの間で形成される磁気回路に流れる磁束を低減する技術に関するものである。
永久磁石を具えた回転電機は、ロータの高回転時に誘起電圧が高くなるという問題がある。すなわち、誘起電圧が高くなるとインバータによる回転電機の運転制御が不可能になったり、インバータの耐電性能を超える電圧がインバータに作用し、インバータ内部の半導体素子に悪影響を及ぼす。
このため、ロータの高回転時には永久磁石の磁束を短絡して誘起電圧を抑制する発明としては従来、例えば特許文献1に記載のごときものが知られている。
特許文献1に記載の永久磁石式回転電機は、永久磁石の近傍に可動磁性体を設置しておき、ロータの高回転時には、永久磁石に可動磁性体を密着させることにより、永久磁石の磁束を短絡させて、誘起電圧を抑制するようにしたものである。
特開平9−308200号公報
しかし、上記従来のような永久磁石短絡機能付き回転電機にあっては、以下に説明するような問題を生ずる。つまり誘起電圧やロータ回転数をモニタリングするセンサ機器を設置して、これらセンサ機器からの信号を監視し、可動磁性体を作動させるためのストッパ押し部材や、スリップリングや、これらストッパ押し部材またはスリップリングを進退動させる制御が新たに必要となり、回転電機を有するシステムの複雑化およびコスト高を招く。
さらに可動磁性体等を進退動させるために必要な力が、何ら他の用途を為し得ず、有効利用されていない。
また特許文献1には、ロータに設けた可動磁性体を、径方向に伸縮する弾性部材を介してロータ中央部に取り付け、ロータの高回転時には、可動磁性体に作用する遠心力が弾性部材の弾性力に勝ることにより、可動磁性体を永久磁石に密着するよう構成したものについて開示している。
遠心力は、質量と速度の自乗とを乗算したものを半径で除算したものである。
しかしながら、この構成によれば、何らかの原因で可動磁性体が常態位置でスティック(固着)した場合、可動磁性体の質量が小さいことから、遠心力のみではスティックを解消することができず、永久磁石の磁束を短絡することができなくなるといった懸念もある。
本発明は、上述の実情に鑑み、
可動磁性体を動かすための制御システムを不要とすることができ、
可動磁性体を進退動させるための力を、そのまま回転電機のトルクとして活用することができる回転電機を提案するものである。
この目的のため本発明による回転電機は、請求項1に記載のごとく、
ロータに複数の永久磁石を設け、ステータにコイルを設け、これらロータおよびステータ間で該ロータを駆動するためのロータトルクを発生する回転電機において、
該ロータトルクを用いて前記複数の永久磁石同士の磁束を短絡する磁束短絡機構を設けたことを特徴としたものである。
かかる本発明の構成によれば、ロータ駆動のためのロータトルクを用いて前記永久磁石短絡機構を作動するため、ロータトルクの大きい時に回転数も大きい特性をもった回転電機では、大ロータトルクで永久磁石短絡機構を作動するよう設定しておくことにより、永久磁石同士の磁束を短絡することができ、
あるいは、ロータトルクが小さい時に回転数が大きい特性をもった回転電機では、小ロータトルクで永久磁石短絡機構を作動するよう設定しておくことにより、永久磁石同士の磁束を短絡することができる。
したがって、可動磁性体を動かすための制御システムが不要となり、構成の簡易化およびコスト低減を図ることができる。
さらに、永久磁石短絡機構を作動するために用いたロータトルクで、そのままロータ回転軸を駆動するため、永久磁石短絡機構を作動するために必要な力を有効利用することができる。
また本発明の構成によれば、特許文献1に記載された可動磁性体の遠心力よりも大きなロータトルクによって、永久磁石短絡機構を作動させることが可能となる。したがって、磁性体がスティックしても確実に永久磁石の磁束を短絡させることができ、永久磁石短絡機能付き回転電機の作動信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の回転電機が有する磁束短絡機構の一例につき、その概要を示す斜視図であり、(a)は永久磁石同士の磁束を短絡しない状態を示し、(b)は永久磁石同士の磁束を短絡した状態を示す。
本発明の回転電機は、ロータとして円筒形状のロータ1を具える。ロータ1は回転電機のトルク(ロータトルク)を発生する主要部品である。
(a)状態および(b)状態の双方で本発明の回転電機は、ロータ1のロータトルクを、図1に示しないロータ回転軸から出力する。
ロータ1の内部には、複数個の永久磁石3を、周方向に等間隔に配置する。そして永久磁石3のロータ軸線方向両端を、ロータ1の表面に一致させる。なお、図1に例示する他、ロータ1の円筒表面に永久磁石を配置してもよい。
ロータ1の近傍には磁性体で形成した磁性ヨーク部材4を配置する。磁性ヨーク部材4は円環形状であって、その中心がロータ軸線と共通する。磁性ヨーク部材4は同一永久磁石3同士の磁束を短絡する磁束短絡機構の一部である。
ロータ1と向かい合う磁性ヨーク部材4の表面を、ロータ1の軸線に対し直角な平面にする。同様に、磁性ヨーク部材4と向かい合うロータ1の表面も、ロータ1の軸線に対し直角な平面にする。
本発明の回転電機は後述する磁性体移動手段を具える。そして、ロータ1のロータトルクが後述する所定の閾値以下であるとき等、必要に応じて、磁性ヨーク部材4を図1(a)の紙の上で、下向き矢で示すようにロータ1側に移動させる。そして(b)に示すようにロータ1に磁性ヨーク部材4を当接する。
磁性ヨーク部材4がロータ1に当接する間、図1(b)の二点鎖線(仮想線)で示すように磁性ヨーク部材4は永久磁石3、3同士の磁束を短絡する。そうすると、ロータ1が図示しないステータとの間で形成する磁気回路の磁束が減少し、ステータコイルに発生する誘起電圧を低減することができる。
ここで、磁性ヨーク部材4を図1(a)の矢印で示すようにロータ1側に移動させる動力源として、後述する磁性体移動手段はロータトルクを用いる。例えば、弾性部材で磁性ヨーク部材4をロータ1側に付勢しておき、ロータトルクはその大きさに応じたスラストを発生してヨーク部材4をロータ1から離すようにしておく。
ここで付言すると、この磁束短絡機構を具えた回転電機におけるロータトルクとロータ回転数の関係は、図10の特性図に実線で示すようになる。
図10中、横軸はロータ回転数を表し、縦軸はロータトルクを表す。図10に示すようにこの回転電機では、ロータ回転数が高いほどロータトルクが低くなることから、ロータトルクが所定の閾値以下の場合に磁束短絡機構が磁束を短絡するよう設定しておく。
このように本発明の回転電機は、複数の永久磁石3,3同士の磁束を短絡する磁性ヨーク部材4と、磁性ヨーク部材4およびロータ1間の距離をロータトルクによって変化させる磁性体移動手段とからなる磁束短絡機構を具える。そしてロータ1の高回転時には、磁束短絡機構が磁性ヨーク部材4をロータ1に当接して誘起電圧を低減する。
なお、永久磁石3,3同士の磁束を短絡する本発明の磁束短絡機構は、図1に示す一例の他、幾つかの形態によって実現可能である。
図2は、他の例になる磁束短絡機構の概要を示す斜視図である、(a)は永久磁石同士の磁束を短絡しない状態を示し、(b)は永久磁石同士の磁束を短絡した状態を示す。図2中、図1に示した構成要素と機能が共通する構成要素については、共通する符号を付す。
この例では、磁性ヨーク部材4の一部をロータ1に向けて突出させ、磁性体突出部4tを設ける。ロータ1には4個の永久磁石3を設けてあることから、磁性ヨーク部材4にも同数個の磁性体突出部4tを立設する。
磁性体突出部4tの先端はロータ1の軸線に対し直角な平面に形成されている。
永久磁石3,3同士の磁束を短絡する場合には、後述する磁性体移動手段が図2(a)の紙の上で、下向き矢で示すように、磁性ヨーク部材4をロータ1側へ移動し、図2(b)に示すように、磁性体突出部4tの先端をロータ1に設けた複数の永久磁石3に当接する。
上記のように磁性体突出部4tの先端は平面に形成されていることから、磁性体突出部4tは永久磁石3に確実に当接して、複数の永久磁石3,3同士の磁束を短絡する。
図3は、さらに他の例になる磁束短絡機構の概要を示す斜視図である、(a)は永久磁石同士の磁束を短絡しない状態を示し、(b)は永久磁石同士の磁束を短絡した状態を示す。図3中、図2に示した構成要素と機能が共通する構成要素については、共通する符号を付す。
この例では、磁性ヨーク部材4の一部をロータ1に向けて突出させて、磁性体突出部4tを設ける構成については共通する。また、図3(b)に示すように、磁性体突出部4tの先端を永久磁石3に当接して、磁束を短絡する構成についても共通する(図2(b)と同じ)。
しかし、短絡しない状態では図3(a)に示すように、磁性体突出部4tの先端を永久磁石3から遠ざかるよう配置する構成において異なる。つまり短絡しない状態では磁性体突出部4tからロータ軸線方向に延長すると永久磁石3,3間を通過するよう、磁性ヨーク部材4tの周方向位置を規定する。
永久磁石3,3同士の磁束を短絡する場合には、後述する磁性体移動手段が図3(a)で周方向の矢で示すようにロータ1を回転させ、図3(a)の紙の上に下向き矢で示すように、磁性ヨーク部材4をロータ1側へ移動し、図3(b)に示すように、磁性体突出部4tの先端をロータ1に設けた複数の永久磁石3に当接する。
短絡を止めて通常の状態に戻すときには、図1〜3に示すいずれの例においても、上述した動きとは逆の動きを行う。
次に、本発明の回転電機が具える磁束短絡機構をより具体的な実施例に基づき説明する。
図4は、本発明の第1実施例になる回転電機を、ロータ軸線を含む平面で断面にして示す縦断面図である。
この実施例は、ステータ5とロータ1とをロータ径方向に配置したラジアルギャップ構造の回転電機である。ステータ5は、ロータ1のロータ外径側に配置される。つまり第1実施例の回転電機はインナーロータ型の回転電機である。
回転電機の外殻を形成するケース7の内壁には、ステータ5のステータコア8を、周方向に複数配列する。そして、ステータコア8の一側をケース7の内壁に固定し、ステータコア8の他側をロータ内径方向に向かって突出させ、ロータ1の外周に指向させる。各ステータコア8の両側間にはコイル9を夫々巻回する。
ロータ1の中央には孔1hを設け、この孔1hにロータ回転軸10を貫通させる。ケース7はロータ回転軸10を、少なくともロータ回転軸10の両側2箇所で軸受を介して回転自在に支持する。また孔1hの内周とロータ回転軸10との隙間にはニードル軸受6を設け、ロータ回転軸10は孔1hを相対回動自在に支持する。なおニードル軸受6は、孔1hがロータ回転軸10に対して軸方向に移動することも許容する。
前述したように円筒形状のロータ1内部には、複数の永久磁石3を周方向に複数配列する。ステータコア8のコイル9に適宜通電するとステータコア8に磁束が発生し、ステータコア8の磁束が近傍の永久磁石3の磁束と磁気回路を形成する。これによりロータ1およびステータ5間で、ロータ1を駆動するためのロータトルク(ロータトルク)を発生する。ロータ回転軸10は、このロータトルクを車輪等図示しない負荷側に出力する。
コイル9は図示しないインバータおよびバッテリと電気的に接続し、図示しないインバータがコイル9に適宜通電するための制御を実行する。ロータトルクの大小の調整は、コイル9の通電制御により行う。
ロータ1とロータ回転軸10との間には磁性ヨーク部材4を移動させるためのカム機構を設ける。
このカム機構はボールを用いて伝達トルクに応じたスラストを与える公知のものでよい。ロータ1はカム機構のカムディスクを兼用する。ロータ1の軸方向近傍にはカム機構のフォロワーディスクとなる軸方向可動部材16を配置する。これらロータ1と軸方向可動部材16との間にはカム機構のボール15を配置する。
ロータ1の近傍にある軸方向可動部材16は円盤形状であって、その中心をボールスプライン17でロータ回転軸10に取り付ける。軸方向可動部材16の外周縁には磁性ヨーク部材4を結合する。なお、軸方向可動部材16および磁性ヨーク部材4を磁性体で一体に形成してもよいこと勿論である。
図4に示す第1実施例の磁性ヨーク部材4は、前述した図3に示す形状である。ロータ1と向かい合う磁性ヨーク部材4の表面には磁性体突起4tを立設し、磁性体突起4tの先端をロータ1に向けて指向させる。なお、磁性ヨーク部材4は前述した図1〜図3に示すような円環形状であればよい。
ロータ回転軸10上であって、軸方向可動部材16から見てロータ1とは反対側になる部位には抜け止め用ナット18を結合する。ロータ1の孔1hのうち、軸方向可動部材16から遠い部位にはアンギュラー軸受2を設ける。そして、軸方向可動部材16およびロータ1間の距離が長くなりすぎないよう、抜け止め用ナット18はアンギュラー軸受2と相俟って、これら部材2,18間にあるロータ1および軸方向可動部材16がロータ回転軸10から抜け出ることを防止する。
軸方向可動部材16と向かい合うロータ1の側面には周方向溝19を刻設する。またロータ1と向かい合う軸方向可動部材16の側面にも周方向溝20を刻設する。これら周方向溝19および周方向溝20を相互に向き合うよう配置して、複数のボール15,15・・・をこれら周方向溝19,20内に収容する。
軸方向可動部材16と抜け止め用ナット18との間には皿バネ21を配置する。皿バネ21は軸方向可動部材16をロータ1に近づくよう付勢する。
次に、磁性体移動手段であるカム機構が、如何にして磁性ヨーク部材4を移動させて永久磁石3の磁束を短絡するかにつき説明する。
前提として、第1実施例の回転電機の運転特性は、ロータ1のロータトルクとロータ1のロータ回転数との間に相関関係を有する。つまり図10に実線で示すように、ロータ回転数が高いほどロータトルクが小さく、ロータ回転数が低いほどロータトルクが大きい運転特性を有する。
この前提のもと第1実施例では、ロータ回転軸10のロータトルクが後述する所定の閾値以上である場合の通常の状態では、図4に示すように、このロータトルクが磁性ヨーク部材4をロータ1から離間して永久磁石3の磁束を短絡しない。
別な言い方をすれば短絡しないことにより、磁気回路の磁束を大きくして、高トルク運転の実現を容易にする。
ここで付言すると、閾値とは図10に示すように、通常の中低速運転状態における上限回転数N1に対応するロータトルクである。上限回転数N1を下回る回転数で通常運転する場合、回転電機の誘起電圧は許容できるほど小さいものであるから、磁気回路の磁束は大きくてもよい。そこで、ロータトルクが上記閾値よりも大きい通常時は、永久磁石3の磁束を短絡しないように設定しておけばよい。
これに対し、回転数N1を上回って運転しなければならない場合、別な言い方をするとロータトルクを上記閾値未満で運転するとき、回転電機の誘起電圧は許容できないほど大きなものとなる。
そこで、ロータトルクが上記閾値よりも小さいときは、前述した図3に示すように、磁性ヨーク部材4をロータ1に近づけて永久磁石3に当接させて磁気回路の磁束を小さくすることにより、誘起電圧を低減する。
具体的にはロータ回転軸10のロータトルクが所定の閾値未満である場合では、図5に示すように、皿バネ21に付勢された磁性ヨーク部材4がロータ1に押し付けられて永久磁石3の磁束を短絡する。これにより、誘起電圧の低減を実現して、高回転領域における運転を可能にする。
ステータ5およびロータ1間の磁気回路によってロータトルクがロータ1に与えられると、このロータトルクはロータ1から、ボール15と、軸方向可動部材16と、ボールスプライン17とを経由してロータ回転軸10に伝達される。ロータ回転軸10は、このロータトルクを車輪等図示しない負荷側に出力する。
ボール15を挟圧する周方向溝19の深さ(ロータ1と向かい合う円盤形状の表面からの深さ)は一様ではなく、周方向全体に亘って変化する。つまり、周方向溝19を周方向に切断し展開して見ると、波形の深浅を繰り返すものとする。
この場合、周方向溝19と20との間に挟圧されたボール15に、ロータトルクが作用すると、ロータ1が軸方向可動部材16に対して相対回動し、ボール15がロータトルクの大きさに応じて上記の波形上を移動して、これら周方向溝19と20との距離を変化させる。そして、ロータ1から見た軸方向可動部材16の軸方向位置が変化する。
このときボール15は伝達するトルクの大きさに応じて、軸方向可動部材16にロータ1から遠ざかるようスラストを与える。これに対し皿バネ21は、軸方向可動部材16にロータ1へ近づくよう付勢する。
したがって、ボール15が伝達するロータトルクが小さいとき、皿バネ21の上記付勢力が上記スラストに勝って磁性ヨーク部材4はロータ1に当接した状態を保つ。この結果、永久磁石3,3同士の磁束は短絡される。
永久磁石3,3同士の磁束が短絡されると、ロータ1およびステータ5間で形成される磁気回路の磁束は小さいものとなり、ロータ回転軸10の高回転領域でも回転電機を運転することができる。
これに対し、ボール15が伝達するロータトルクが大きいとき、皿バネ21の上記付勢力が上記スラストに負けて皿バネ21はロータ軸方向に押し潰れるよう弾性変形する。これにより軸方向可動部材16はロータ1から離間し、永久磁石3,3同士の磁束は短絡されない。したがって上記した第1実施例によれば、コイル9の誘起電圧を低減してロータ回転軸10の高回転を許容することができる。
永久磁石3,3同士の磁束は短絡されなければ、ロータ1およびステータ5間で形成される磁気回路の磁束は大きいものとなり、ロータ回転軸10の回転数が高くない通常の状態で回転電機を運転することができる。したがって上記した第1実施例によれば、低回転かつ大トルクが必要な場合に対応可能である。
図10は、ロータトルクが小さくなるほどロータ回転数が高くなる特性を具えた第1実施例の回転電機における運転性能を、同様の特性を具えた磁束短絡機構を有しない従来例の回転電機と比較して示す特性図である。
図10中、破線で示す従来例では、誘起電圧を低減する制御を具えていないため、ロータの高回転領域がN1に制限される。
これに対し、実線で示す第1実施例では、磁性ヨーク部材4をロータ1に当接させるため、ロータの高回転領域をN2まで広げることができ(N1<N2)、運転性能を向上させることができる。
また、上記の第1実施例では、ロータ1を駆動するためのロータトルクを用いて磁性ヨーク部材4をロータ軸方向に当接させるため(図5)、
ロータトルクの大小に応じて永久磁石3の短絡状態と非短絡状態とを簡明直截に切り替えることが可能となり、磁性ヨーク部材4を動かすための制御システムが不要となって、構成の簡易化およびコスト低減を図ることができる。
さらに上記の第1実施例では、軸方向可動部材16を作動するために用いたロータトルクで、そのままロータ回転軸10を駆動するため、軸方向可動部材16を作動するために必要な力を有効利用することができる。
また上記の第1実施例では、遠心力を用いるのではなく、遠心力よりも大きなロータトルクを用いて、磁性ヨーク部材4を確実に当接させることが可能となり、永久磁石短絡機能付き回転電機の作動信頼性を向上させることができる。
次に本発明の第2実施例になる回転電機について説明する。
図6は、本発明の第2実施例になる回転電機を、ロータ軸線を含む平面で断面にして示す縦断面図である。
この第2実施例はステータの外径側にロータを配置したアウターロータ型の回転電機であるが、ステータとロータとをロータ径方向に配置したラジアルギャップ構造の回転電機であるため基本構造は上述した第1実施例と共通する。そこで共通する部材には、同一符号を付し、部材毎の説明を省略する。
図6に示す第2実施例でも、ロータ1およびステータ5間の磁気回路によってロータ1に与えられたロータトルクが、ボール15と、軸方向可動部材16と、ボールスプライン17とを経由してロータ回転軸10に伝達される。そして上記のロータトルクが、前述した図3に示すように、磁性ヨーク部材4をロータ1に近づけて永久磁石3に当接させるものである。
つまり、ロータ回転軸10の上記ロータトルクが所定の閾値以上である場合の通常の状態では、図6に示すように、このロータトルクが磁性ヨーク部材4をロータ1から離間して永久磁石3の磁束を短絡しない。
これに対し、ロータ回転軸10のロータトルクが所定の閾値未満である場合では、図7に示すように、皿バネ21に付勢された磁性ヨーク部材4がロータ1に押し付けられて永久磁石3の磁束を短絡する。
次に本発明の第3実施例になる回転電機につき、図8の縦断面図に沿って説明する。この第3実施例は、ステータとロータとをロータ軸方向に配置したアキシャルギャップ構造の回転電機である。前述した第1実施例と共通する機能を有する要素については、同一符号もしくは末尾が共通する符号を付して説明する。
第3実施例の回転電機はステータ105を具える。ステータ105はステータブラケット107を介してケース7の内周壁に取り付けられる。ステータブラケット107を周方向に複数配置し、複数のステータコア108を周方向に配列する。
ステータ105のロータ軸方向両側にはロータ101をそれぞれ配置する。つまり、第3実施例の回転電機は2枚のロータ101,101を共通するロータ回転軸10に取り付けた2ロータ1ステータ型の回転電機である。
ロータ101には複数の永久磁石103を周方向に配列する。
ステータブラケット107によって支持されるステータ105のステータコア108にはコイル109を巻回する。巻回の中心線はロータ軸線と平行であり、コイル109に通電するとステータコア108にはロータ軸線と平行な磁束が発生し、この磁束が両側のロータ101,101へ向かう。
そうすると、ステータコア108からの磁束が永久磁石103の磁束と一体になり、ロータ101およびステータ105間で磁気回路が形成され、ロータ101にロータトルクを与える。
回転電機の中心を貫通するロータ回転軸10の中央部10bは、ステータブラケット107の軸方向位置と共通する。このロータ回転軸中央部10bの断面径を、両端部よりも大きくする。中央部10bから見て近い順に、皿バネ21と磁性ヨーク部材104とボール15とロータ101とアンギュラー軸受2と抜け止めナット18を順次配置する。
ロータ回転軸中央部10bの断面径およびロータ回転軸端部の断面径が断続する段差部には、皿バネ21を係止する。そして、皿バネ21が隣接する磁性ヨーク部材104を端部側へ付勢できるようになす。
磁性ヨーク部材104、ボール15、およびロータ101はカム機構を構成する。カムディスクを兼用するロータ101は、アンギュラー軸受2を介してロータ回転軸10に回動可能に支持される。抜け止めナット18によってロータ回転軸端部側に移動しないよう規制されたアンギュラー軸受2は、カム機構のボール15からのスラストを受け止める。
フォロワーディスクとなる磁性ヨーク部材104は、軸方向可動部材16に相当する円盤形状の部材であって、ロータ101の近傍にある。磁性ヨーク部材104をボールスプライン17でロータ回転軸10に取り付ける。ボールスプライン17は、ロータ回転軸10に対し磁性ヨーク部材104を軸方向に相対移動可能、かつ、周方向に相対回動不可とする。
ロータ101の径は、磁性ヨーク部材104の径よりも大きく形成する。そして、ステータブラケット107と向かい合うロータ101の平面のうち、外径側には永久磁石103を固設し、内径側には前記永久磁石が存在しない分の軸方向深さを具えた凹部101bを形成する。円形の凹部101bは上述した小さな径の磁性ヨーク部材104を収容し、ロータ101と磁性ヨーク部材104とを少なくとも一部においてロータ回転軸線方向に重なり合うよう配置する。
磁性ヨーク部材104の外周縁をテーパとし、凹部101bを区画する永久磁石103の内周縁をテーパ孔とし、両者のテーパ角度を一致させる。
なお、凹部101bにあっては、ロータ軸方向に整列したロータ101と磁性ヨーク部材104との間に皿バネ21を設け、磁性ヨーク部材104がロータ101から離れるよう付勢する。
図8に示す第3実施例でも、ロータ101およびステータ105間の磁気回路によってロータ101に与えられたロータトルクが、ボール15と、磁性ヨーク部材104と、ボールスプライン17とを経由してロータ回転軸10に伝達される。そして上記のロータトルクが、前述した図3に示すように、磁性ヨーク部材104をロータ101に近づけて永久磁石103に当接させるものである。
つまり、ロータ回転軸10の上記ロータトルクが所定の閾値以上である場合の通常の状態では、図8に示すように、このロータトルクが磁性ヨーク部材104をロータ101から離間して永久磁石103の磁束を短絡しない。
これに対し、ロータ回転軸10のロータトルクが所定の閾値未満である場合では、図9に示すように、皿バネ21に付勢された磁性ヨーク部材104がロータ101に押し付けられて永久磁石103の磁束を短絡する。
この第3実施例では、ロータ101と磁性ヨーク部材104との当接箇所をテーパ形状としたため、図9に示すように磁性ヨーク部材104が永久磁石103に隙間なく当接することができる。この当接した状態を図11(a)に拡大して示す。図11(a)に示すように磁性ヨーク部材104のテーパ104pは、磁性ヨーク部材104のロータ軸方向一側から他側に亘り形成される。
なお、テーパ形状は、図11(a)に限定されない。例えば図11(b)に示すように、磁性ヨーク部材104のテーパ形状104pを、磁性ヨーク部材104の軸方向一側部で形成して、短絡する磁束量を規定することが可能である。
あるいは、図11(c)に示すように、磁性ヨーク部材104のテーパ104pのテーパ角度と、永久磁石103のテーパ孔103pのテーパ角度とを異ならせて、短絡する磁束量を規定することが可能である。
ところで上述した第1〜3実施例では、ロータ1に複数の永久磁石3を設け、ステータ5にコイル9を設け、これらロータ1およびステータ5間でロータ1を駆動するためのロータトルクを発生する回転電機において、このロータトルクを用いて前記複数の永久磁石3,3同士の磁束を短絡する永久磁石短絡機構(磁性ヨーク部材4およびカム機構)を設けたことから、
ロータトルクに応動して選択的に短絡状態を実現することが可能となる。したがって、磁性ヨーク部材4を動かすための制御システムが不要となり、構成の簡易化およびコスト低減を図ることができる。
さらに、カム機構を作動するために用いたロータトルクで、そのままロータ回転軸10を駆動するため、永久磁石短絡機構を作動するために必要な力を有効利用することができる。
また、磁性ヨーク部材がスティックしても確実に永久磁石3の磁束を短絡させることができ、永久磁石短絡機構の作動信頼性を向上させることができる。
永久磁石短絡機構として具体的には、複数の永久磁石3,3同士の磁束を短絡する磁性ヨーク部材4と、磁性ヨーク部材4およびロータ1間の距離をロータトルクに応じて変化させる磁性体移動手段とを具える。
また磁性ヨーク部材4には磁性体突出部4tを周方向に複数設け、永久磁石3,3同士の磁束を短絡しない場合には図3(a)に示すように前記磁性体突出部4tの周方向位置と永久磁石3の周方向位置とを異ならせ、
永久磁石3,3同士の磁束を短絡する場合には磁性体移動手段が磁性ヨーク部材4を永久磁石3に対し相対回動させて磁性体突出部4tの先端を永久磁石3に当接することから、
非短絡状態では図3(a)に示すように磁性体突出部4tを永久磁石3から確実に離間することができ、磁束の短絡を確実に遮断して、回転電機の高トルク運転に寄与することができる。
具体的には、この磁性体移動手段を、ロータ1とロータ回転軸10とを回転係合させるカム機構とする。第1実施例〜第3実施例では図4〜図9に示すように、ボール15およびボール15を軸方向両側から挟圧する円盤部材1,16がカム機構を構成する。
このカム機構は、ロータ1とロータ回転軸10との間で伝達されるロータトルクに応じたスラストを発生して、軸方向可動部材16とロータ1との距離を変化させる。
本発明の永久磁石短絡機構は、第1実施例および第2実施例のように、ステータ5とロータ1とをロータ回転軸と直角なロータ径方向に配置してラジアルギャップ構造において実現することが可能である。
つまり図4〜図7に示すように、ロータ回転軸方向に移動するカム機構の軸方向可動部材16を、ロータ1の近傍に設け、軸方向可動部材16に磁性ヨーク部材4を取り付けた。
また本発明の永久磁石短絡機構は、第3実施例のように、ステータ105とロータ101とをロータ回転軸方向に配置してアキシャルギャップ構造においても実現することが可能である。
つまり図8〜図9に示すように、ロータ回転軸方向に移動するカム機構の軸方向可動部材16を、ロータ101の近傍に設け、軸方向可動部材16が磁性ヨーク部材104を兼用する。
また第1〜第3実施例では、軸方向可動部材16をロータ1に近づくよう付勢する皿バネ21を設けたことから、
ロータトルクに比例したスラストを軸方向可動部材16に与えてこの軸方向可動部材16をロータ1から遠ざけるカム機構を具えた第1〜第3実施例において、ロータトルクが小さくなれば、磁性ヨーク部材4を速やかにロータ1に当接させることができる。
また第3実施例ではロータ101と磁性ヨーク部材104とを、少なくとも一部においてロータ回転軸線方向に重合させて配置し、磁性ヨーク部材104のうちロータ101に当接する部分、またはロータ101のうちに磁性ヨーク部材104に当接する部分の少なくとも一方を、他方に向けてテーパ形状としたことから、
磁性ヨーク部材によって短絡される永久磁石の磁束量を規定することができる。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり、本発明はその主旨に逸脱しない範囲において種々変更が加えられうるものである。
例えば図示はしなかったが、図11(a)〜(c)の技術は第1実施例〜第2実施例にも適用可能である。つまり、ロータ1と磁性ヨーク部材4とを、少なくとも一部においてロータ回転軸線方向に重合させて配置し、磁性ヨーク部材4のうちロータ1に当接する部分、またはロータ1のうち磁性ヨーク部材4に当接する部分の少なくとも一方を、他方に向けてテーパ形状としてもよい。
また、上述した各実施例では、ロータトルクが所定の閾値よりも大きいかあるいは小さいかによって短絡または非短絡の2段階に変化する構成であるが、その他にも磁性ヨーク部材4を複数具えて短絡の度合い3段階以上で変化する構成でもよい。
本発明の一例になる磁束短絡機構の概要を示す斜視図であり、(a)は永久磁石同士の磁束を短絡しない状態を示し、(b)は永久磁石同士の磁束を短絡した状態を示す。 本発明の他の例になる磁束短絡機構の概要を示す斜視図であり、(a)は永久磁石同士の磁束を短絡しない状態を示し、(b)は永久磁石同士の磁束を短絡した状態を示す。 本発明のさらに他の例になる磁束短絡機構の概要を示す斜視図であり、(a)は永久磁石同士の磁束を短絡しない状態を示し、(b)は永久磁石同士の磁束を短絡した状態を示す。 本発明の第1実施例になる回転電機を、ロータ軸線を含む平面で断面にして示す縦断面図であり、非短絡状態を示す。 同実施例の回転電機につき、短絡状態を示す縦断面図である。 本発明の第2実施例になる回転電機を、ロータ軸線を含む平面で断面にして示す縦断面図であり、非短絡状態を示す。 同実施例の回転電機につき、短絡状態を示す縦断面図である。 本発明の第3実施例になる回転電機を、ロータ軸線を含む平面で断面にして示す縦断面図であり、非短絡状態を示す。 同実施例の回転電機につき、短絡状態を示す縦断面図である。 本実施例の回転電機における運転領域を、一般的な従来例と比較して示す特性図である。 本発明の第3実施例の短絡状態を拡大して示す縦断面図であり、(a)は磁性ヨーク部材のロータ軸方向一側から他側に亘りテーパを形成した例を示し、(b)は磁性ヨーク部材の軸方向一側部でテーパを形成した例を示し、(c)は磁性ヨーク部材のテーパ角度と、永久磁石のテーパ角度とを異ならせた例を示す。
符号の説明
1 101 ロータ
2 アンギュラー軸受
3 103 永久磁石
4 104 磁性ヨーク部材
5 105 ステータ
7 回転電機ケース
8 108 ステータコア
9 109 コイル
10 ロータ回転軸
15 カム機構のボール
16 軸方向可動部材
17 ボールスプライン
21 皿バネ

Claims (6)

  1. ロータに複数の永久磁石を設け、ステータにコイルを設け、これらロータおよびステータ間で該ロータを駆動するためのロータトルクを発生する回転電機において、
    前記ロータは、ロータ回転軸の外周に相対回転可能に支持し、
    前記ロータトルクを用いて前記複数の永久磁石同士の磁束を短絡する磁束短絡機構を設け、
    該磁束短絡機構は、
    前記ロータ回転軸に対してロータトルクを伝達可能であると共に軸方向に相対移動可能に支持された軸方向可動部材に設けられて、該軸方向可動部材の軸方向の移動により複数の永久磁石同士の磁束を短絡する磁性ヨーク部材と、
    該磁性ヨーク部材および前記ロータ間の距離を前記ロータトルクに応じて変化させる磁性体移動手段と、を具え、
    該磁性体移動手段は、
    前記ロータと前記軸方向可動部材との間に介在されて、前記ロータトルクを前記軸方向可動部材に伝達すると共に、前記ロータトルクに応じて前記軸方向可動部材が前記ロータから遠ざかるようスラストを与える周方向溝とボールとを備えたカム機構と、
    前記軸方向可動部材を、前記ロータに近づくよう付勢する付勢手段と、
    を具えていることを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1 に記載の回転電機において、
    前記磁性体移動手段は、前記ロータトルクが小さくなるほど、前記軸方向可動部材を前記ロータから遠ざけるスラスト力も小さくなる構造であることを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の回転電機において、
    前記磁性ヨーク部材に磁性体突出部を周方向に複数設け、
    前記永久磁石同士の磁束を短絡しない場合には前記磁性体突出部の周方向位置と前記永久磁石の周方向位置とを異ならせ、
    前記永久磁石同士の磁束を短絡する場合には前記磁性体移動手段が前記磁性ヨーク部材を永久磁石に対し相対回動させて前記磁性体突出部の先端を前記永久磁石に当接することを特徴とする回転電機。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の回転電機において、
    前記ステータと前記ロータとを前記ロータ回転軸と直角なロータ径方向に配置してラジアルギャップ構造としたことを特徴とする回転電機。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の回転電機において、
    前記ステータと前記ロータとをロータ回転軸に沿う方向に配置してアキシャルギャップ構造としたことを特徴とする回転電機。
  6. 請求項4または請求項5に記載の回転電機において、
    前記ロータと、前記磁性ヨーク部材とを、少なくとも一部においてロータ回転軸線方向に重合させて配置し、前記磁性ヨーク部材のうち前記ロータに当接する部分、または該ロータのうち該磁性ヨーク部材に当接する部分の少なくとも一方を、他方に向けてテーパ形状としたことを特徴とする回転電機。
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