JP2007244027A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータおよびステータ間の相対距離を変化させる相対移動機構を具えた回転電機において、誘起電圧やロータ回転数を常時監視するセンサ機器を設けることなく、簡易な構成で誘起電圧を低減することができる回転電機を提案する。
【解決手段】ロータ1のロータトルクはカム機構のボール15とカムディスク11とを経由してロータ回転軸10を駆動する。ロータトルクが大きいときはボール15を具えたカム機構がロータ1をステータ5に近づけて通常状態による運転を実行する。ロータトルクが小さいときは上記のカム機構がロータ1をステータ5から遠ざけて、これらロータ1およびステータ5間で形成される磁気回路の磁気抵抗を増大する。この結果、誘起電圧の低減を実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機の誘起電圧を低減する技術、特に、永久磁石の磁束を短絡させることにより回転電機のロータと回転電機のステータとの間で形成される磁気回路に流れる磁束を低減する技術に関するものである。
永久磁石を具えた回転電機は、ロータの高回転時に誘起電圧が高くなるという問題がある。このため従来、コイルを具えたステータおよび永久磁石を具えたロータを相対移動可能に配置したアキシャルギャップ型および/またはラジアルギャップ型の回転電機であって、高回転時にステータおよびロータを相対移動する種々の技術が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
そのうち、特許文献1では、ラジアルギャップ型の回転電機において、電動機(アクチュエータ)によってステータをロータに対して移動させて、ロータとステータとの距離を変化させている。また、特許文献2では、アキシャルギャップ型の回転電機において、位置調整器(アクチュエータ)によってステータをロータに対して移動させて、ロータとステータとの距離を変化させている。さらに、特許文献3では、ラジアルギャップ型の回転電機において、位置調整器(アクチュエータ)によってステータをロータに対して移動させて、ロータとステータとのラップ面積(ラジアルギャップにおける重なり具合)を変化さている。
これら特許文献1〜3はいずれも、ステータおよびロータを相対移動させて、ロータとステータとの間で形成される磁気回路における磁気抵抗を変化させることにより、磁気回路に流れる磁束を変化させることが可能である。したがって高回転時には、ステータおよびロータ間を離して、ロータとステータとの間で形成される磁気回路における磁気抵抗を増大させることにより磁気回路に流れる磁束を小さくして、誘起電圧を低減する。
実開平7−20079号公報 特開2002−247822号公報 特開2002−300760号公報
しかし、上記従来のような回転電機にあっては、以下に説明するような問題を生ずる。つまり誘起電圧やロータ回転数をモニタリングするセンサ機器を設置して、これらセンサ機器からの信号を監視し、アクチュエータを作動させる制御システムが不可欠であり、回転電機を有するシステムの複雑化およびコスト高を招く。
またアクチュエータを作動させるために必要な力が、何ら他の用途を為し得ず、有効利用されていない。さらに、上記した相対移動が不要な通常状態での運転中も、アクチュエータが電力を消費しつつステータを所定位置に保持するのであれば、回転電機のエネルギー効率が低下するという問題がある。
本発明は、上述の実情に鑑み、アクチュエータを動かすための制御システムが不要な磁気抵抗の変化手段を具え、かつ、アクチュエータを作動させるための力を、そのまま回転電機のトルクとして活用することができる回転電機を提案するものである。
この目的のため本発明による回転電機は、請求項1に記載のごとく、
ステータおよびロータを相対移動可能に具えた回転電機において、該ロータのロータトルクを用いて前記ロータおよびステータ間の距離を変化させる相対移動機構を設けたことを特徴としたものである。
かかる本発明の構成によれば、ロータ駆動のためのロータトルクを用いて前記相対移動機構を作動するため、ロータトルクの大きい時に回転数も大きい特性をもった回転電機では、大ロータトルクで前記の相対移動機構が相対距離を大きくするよう設定しておくことにより、誘起電圧を低減することができ、
あるいは、ロータトルクが小さい時に回転数が大きい特性をもった回転電機では、小ロータトルクで前記の相対移動機構が相対距離を大きくするよう設定しておくことにより、誘起電圧を低減することができ、
ロータトルクに観応して誘起電圧を低減することができる。
したがって、相対移動機構を動かすための制御システムが不要となり、構成の簡易化およびコスト低減を図ることができる。
さらに、相対移動機構を作動するために用いたロータトルクで、そのままロータ回転軸を駆動するため、相対移動機構を作動するために必要な力を有効利用することができ、回転電機のエネルギー効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施例になる回転電機を、ロータ軸線を含む平面で断面にして示す縦断面図である。
この実施例は、ロータ1とステータ5とをロータ径方向に配置したラジアルギャップ構造の回転電機である。ステータ5は、ロータ1のロータ外径側に配置される。つまり第1実施例の回転電機はインナーロータ型の回転電機である。
回転電機の外殻を形成するケース7の内壁には、ステータ5のステータコア8を、周方向に複数配列する。そして、ステータコア8の一側をケース7の内壁に固定し、ステータコア8の他側をロータ内径方向に向かって突出させ、ロータ1の外周に指向させる。各ステータコア8の両側間にはコイル9を夫々巻回する。
ロータ1の中央には孔1hを設け、この孔1hにロータ回転軸10を貫通させる。ケース7はロータ回転軸10を、少なくともロータ回転軸10の両側2箇所で軸受を介して回転自在に支持する。また孔1hの内周とロータ回転軸10との隙間にはニードル軸受6を設け、ロータ回転軸10は孔1hを相対回転自在に支持する。なおニードル軸受6は、孔1hがロータ回転軸10に対して軸方向に移動することも許容する。
円筒形状のロータ1内部には複数の磁極、具体的には永久磁石3、を周方向に複数配列する。ステータコア8のコイル9に適宜通電するとステータコア8に磁束が発生し、ステータコア8の磁束が近傍の永久磁石3の磁束と磁気回路を形成する。これによりロータ1およびステータ5間で、ロータ1を駆動するためのロータトルク(ロータトルク)を発生する。ロータ回転軸10は、このロータトルクを車輪等図示しない負荷側に出力する。
なお、ロータ1に設ける磁極としては、上述した内部配置型永久磁石の他、表面配置型永久磁石や、突極鉄心や、これらの混成型であってもよい。
コイル9は図示しないインバータおよびバッテリと電気的に接続し、図示しないインバータがコイル9に適宜通電するための制御を実行する。ロータトルクの大小の調整は、コイル9の通電制御により行う。
ロータ1とロータ回転軸10との間にはこのロータ1を移動させるためのカム機構を設ける。このカム機構は、ロータ1とステータ5との間の相対距離を変化させる相対移動機構としての役割を果たす。
このカム機構はボールを用いて伝達トルクに応じたスラストを与える公知のものでよい。ロータ1はカム機構のフォロワーディスクを兼用する。ロータ1の軸方向近傍にはカム機構のカムディスク11を配置する。これらロータ1とカムディスク11との間にはカム機構のボール15を配置する。
ロータ1の近傍にあるカムディスク11は円盤形状であって、その中心をロータ回転軸10に結合する。ロータ回転軸10上であって、ロータ1から見てカムディスク11とは反対側になる部位には抜け止め用ナット18を結合する。抜け止め用ナット18は上述したカムディスク11と相俟って、これら部材11,18間にロータ1の軸方向位置を制限する。抜け止め用ナット18とロータ1との間の軸方向位置には、皿バネ21を縮設する。
皿バネ21は弾発力によりロータ1をカムディスク11に近づくよう付勢する。
カムディスク11と向かい合うロータ1の側面には周方向溝19を刻設する。またロータ1と向かい合うカムディスク11の側面にも周方向溝20を刻設する。これら周方向溝19および周方向溝20を相互に向き合うよう配置して、複数のボール15,15・・・をこれら周方向溝19,20内に収容する。
次に、ロータ1およびステータ5環の相対距離を変化させる相対移動手段であるカム機構が、如何にしてロータ1を相対移動させて誘起電圧を低減するかにつき説明する。
前提として、第1実施例の回転電機の運転特性は、ロータ1のロータトルクと ロータ1のロータ回転数との間に相関関係を有する。
つまり図9に実線で示すように、ロータ回転数が高いほどロータトルクが小さく、ロータ回転数が低いほどロータトルクが大きい運転特性を有する。
この前提のもと第1実施例では、ロータ回転軸10のロータトルクが後述する所定の閾値以上である場合の通常の状態では、図1に示すように、ロータ1の軸方向両端がステータ5の軸方向両端と揃うよう向かい合うようにする。別な言い方をすればラップ面積を最大にしておくことにより、これらロータ1およびステータ5間の磁気回路における磁気抵抗を小さくする。これにより、高トルク運転の実現を容易にする。
ここで付言すると、閾値とは図9に示すように、通常の中低速運転状態における上限回転数N1に対応するロータトルクである。上限回転数N1を下回る回転数で通常運転する場合、回転電機の誘起電圧は許容できるほど小さいものであるから、ロータトルクが上記閾値よりも大きい通常時は、回転電機の磁気抵抗を通常(ロータ1とステータ5の軸方向両端と揃うよう)に設定しておけばよい。
これに対し、回転数N1を上回って運転しなければならない場合、別な言い方をするとロータトルクを上記閾値未満で運転するとき、回転電機の誘起電圧は許容できないほど大きなものとなる。
そこで、ロータトルクが上記閾値よりも小さいときは、回転電機の磁気抵抗を通常よりも大きくして、誘起電圧を低減する。
具体的には、ロータ回転軸10のロータトルクが上記所定の閾値未満である場合では、図2に示すように、このロータトルクに比例する上述のスラストを上回る付勢力で皿バネ21に付勢されたロータ1をカムディスク11に接近させる。したがってロータ1の軸方向両端がステータ5の軸方向両端とずれて、別な言い方をすればラップ面積が減少して上述した磁気抵抗を大きくする。これにより、誘起電圧の低減を実現して、高回転領域における運転を可能にする。
ステータ5およびロータ1間の磁気回路によってロータトルクがロータ1に与えられると、このロータトルクはロータ1から、ボール15と、カムディスク11とを経由してロータ回転軸10に伝達される。ロータ回転軸10は、このロータトルクを車輪等図示しない負荷側に出力する。
ボール15を挟圧する周方向溝19の深さ(カムディスク11と向かい合う円盤形状の表面からの深さ)は一様ではなく、周方向全体に亘って変化する。つまり、周方向溝19を周方向に切断し展開して見ると、波形の深浅を繰り返すものとする。
この場合、周方向溝19と20との間に挟圧されたボール15に、ロータトルクが作用すると、ロータ1がカムディスク11に対して相対回動し、ボール15がロータトルクの大きさに応じて上記の波形上を移動して、これら周方向溝19と20との距離を変化させる。そして、ロータ1とカムディスク11との軸方向距離が変化する。
このときボール15は伝達するトルクの大きさに応じて、ロータ1にカムディスク11から遠ざかるようスラストを与える。これに対し皿バネ21は、ロータ1をカムディスク11へ近づくよう付勢する。
したがって、ボール15が伝達するロータトルクが小さいとき、皿バネ21の上記付勢力が上記スラストに勝ってロータ1は図2上の右側に位置する。この結果、ロータ1およびステータ5間のラップ面積は狭くなる。
ラップ面積が狭い状態では、ロータ1およびステータ5間で形成される磁気回路の磁気抵抗は大きいものとなり、誘起電圧を低減することが可能になる。したがって、ロータ回転軸10の高回転領域でも回転電機を運転することができる。
これに対し、ボール15が伝達するロータトルクが大きいとき、皿バネ21の上記付勢力が上記スラストに負けて皿バネ21はロータ軸方向に押し潰れるよう弾性変形する。これによりロータ1の軸方向位置は、図1に示すようにステータ5の軸方向位置と揃い、ラップ面積は広くなる。
ラップ面積が広い状態では、ロータ1およびステータ5間で形成される磁気回路の磁気抵抗は小さいものとなり、磁気回路の磁束を大きくした通常の運転が可能になる。したがって、ロータ回転軸10は低回転領域で大きなロータトルクを出力することができる。
なおラップ面積を広くして運転中でも(図1)、狭くして運転中でも(図2)、ラップ面積を一定に保持して運転する間は、ロータ1とカムディスク11とロータ回転軸10とが一体に回転すること勿論である。
図9は、ロータトルクが小さくなるほどロータ回転数が高くなる特性を具えた第1実施例の回転電機における運転性能を、同様の特性を具えた相対移動機構を有しない従来一般の回転電機と比較して示す特性図である。
図9中、破線で示す従来例では、誘起電圧を低減する制御を具えていないため、ロータの最高回転数がN1に制限される。
これに対し、実線で示す第1実施例では、ロータトルクが小さい高回転領域(>N1)でラップ面積を狭くするため、誘起電圧を低減することが可能となりロータの高回転領域をN2まで広げることができる(N1<N2)。したがって、運転性能を向上させることができる。
上記の第1実施例では、図1〜図2に示すようにロータ回転軸10を駆動するロータ1のロータトルクを用いてラップ面積(ロータ1とステータ5との相対距離)を変化させるため、
ロータトルクの大小に応じて磁気回路の磁気抵抗を簡明直截に変化させることが可能となり、相対移動を適切に実行するため制御システムが不要となって、構成の簡易化およびコスト低減を図ることができる。
さらに上記の第1実施例では、ロータ1を軸方向移動するために用いたロータトルクで、そのままロータ回転軸10を駆動するため、ロータ1を軸方向移動するために必要な力を有効利用することができ、回転電機のエネルギー効率を向上させることができる。
次に本発明の第2実施例になる回転電機について説明する。
図3は、本発明の第2実施例になる回転電機を、ロータ軸線を含む平面で断面にして示す縦断面図である。
この第2実施例はステータの外径側にロータを配置したアウターロータ型の回転電機であるが、ステータとロータとをロータ径方向に配置したラジアルギャップ構造の回転電機であるため基本構造は上述した第1実施例と共通する。そこで共通する部材には、同一符号を付し、部材毎の説明を省略する。
図3に示す第2実施例でも、ロータ1およびステータ5間の磁気回路によってロータ1に与えられたロータトルクが、ボール15と、カムディスク11とを経由してロータ回転軸10に伝達される。
ロータ回転軸10の上記ロータトルクが所定の閾値以上である場合の通常の状態では、図3に示すように、このロータトルクがロータ1の軸方向位置をステータ5の軸方向位置に合わせてラップ面積を広くし、磁気回路の磁気抵抗を小さくする。
これに対し、ロータ回転軸10のロータトルクが所定の閾値未満である場合では、図4に示すように、ロータ1が皿バネ21に付勢されてロータ1の軸方向位置がステータ5の軸方向位置に対してずれる。したがって両者1,5のラップ面積が狭くなり、磁気回路の磁気抵抗が大きくなる。
次に本発明の第3実施例になる回転電機につき、図5の縦断面図に沿って説明する。この第3実施例は、ステータとロータとをロータ軸方向に配置したアキシャルギャップ構造の回転電機である。前述した第1実施例と共通する機能を有する要素については、同一符号もしくは末尾が共通する符号を付して説明する。
第3実施例の回転電機はステータ105を具える。ステータ105はステータブラケット107を介してケース7の内周壁に取り付けられる。ステータブラケット107を周方向に複数配置し、複数のステータコア108を周方向に配列する。
ステータ105のロータ軸方向両側にはロータ101をそれぞれ配置する。つまり、第3実施例の回転電機は2枚のロータ101,101を共通するロータ回転軸10に取り付けた2ロータ1ステータ型の回転電機である。
ロータ101には複数の永久磁石103を周方向に配列する。
ステータブラケット107によって支持されるステータ105のステータコア108にはコイル109を巻回する。巻回の中心線はロータ軸線と平行であり、コイル109に通電するとステータコア108にはロータ軸線と平行な磁束が発生し、この磁束が両側のロータ101,101へ向かう。
そうすると、ステータコア108からの磁束が永久磁石103の磁束と一体になり、ロータ101およびステータ105間で磁気回路が形成され、ロータ101にロータトルクを与える。
回転電機の中心を貫通するロータ回転軸10の中央部10bは、ステータブラケット107の軸方向位置と共通する。このロータ回転軸中央部10bの断面径を、両端部よりも大きくする。中央部10bから見て近い順に、皿バネ21とロータ101とボール15とカムディスク11と抜け止めナット18を順次配置する。
ロータ回転軸中央部10bの断面径およびロータ回転軸端部の断面径が断続する段差部には、皿バネ21を係止する。そして、皿バネ21が隣接するロータ101を端部側へ付勢できるようになす。
ロータ101、ボール15、およびカムディスク11はカム機構を構成する。フォロワーディスクを兼用するロータ101は、ニードル軸受6を介してロータ回転軸10に回動可能に支持される。
図5に示す第3実施例でも、ロータ101およびステータ105間の磁気回路によってロータ101に与えられたロータトルクが、ボール15と、カムディスク11とを経由してロータ回転軸10に伝達される。
ロータ回転軸10の上記ロータトルクが所定の閾値以上である場合の通常の状態では、図5に示すように、このロータトルクがロータ101をステータ105へ近づけて、別な言い方をするとアキシャルギャップ間隔を減少して磁気回路の磁気抵抗を小さくする。
したがって、誘起電圧を低減することなく、高トルク運転の実現を容易にする。
これに対し、ロータ回転軸10のロータトルクが所定の閾値未満である場合では、図6に示すように、皿バネ21に付勢されたロータ101がステータ105から離れて、別な言い方をするとアキシャルギャップ間隔を増大して磁気抵抗を大きくする。
したがって、誘起電圧の低減を実現して、高回転領域における運転を可能にする。
次に本発明の第4実施例になる回転電機について説明する。
図7は、本発明の第4実施例になる回転電機を、ロータ軸線を含む平面で断面にして示す縦断面図である。
図7中、一点鎖線はロータ回転軸線を示す。ロータ回転軸線より下半分はアキシャルギャップ間隔が狭い通常の運転状態を示し、ロータ回転軸線より上半分はアキシャルギャップ間隔が広い誘起電圧低減中の運転状態を示す。
この第4実施例も2枚のロータを共通するロータ回転軸上に設けたアキシャルギャップ構造の回転電機であるため、基本構造は上述した第3実施例と共通するが、1のカム機構により片方のロータのみ相対移動する点で異なる。そこで共通する部材には、同一符号を付し、部材毎の説明を省略する。
ステータ105のロータ軸方向両側にはロータ101およびロータ102をそれぞれ配置する。ロータ回転軸10には一方のロータ102を一体に結合する。そして、ロータ102の中心部102bを軸方向に、他方のロータ101まで延在し、この中心部102b先端と他方のロータ101との間には皿バネ21を縮設する。ここで中心部102b先端は皿バネ21の軸方向位置を規定して、皿バネ21からの弾発力を受け止める。
ロータ101からロータ回転軸10に伝達されるロータトルクが所定の閾値以上である場合の通常の状態では、図7中の下半分に示すように、このロータトルクがロータ101をステータ105へ近づけて、別な言い方をするとアキシャルギャップ間隔を減少して磁気回路の磁気抵抗を小さくする。
したがって、誘起電圧を低減することなく、高トルク運転の実現を容易にする。
また、ロータ101および102間の周方向相対位置を永久磁石103が揃うように配列する。つまり、図7中の左側ロータ101に配置した永久磁石103の周方向位置と、右側ロータ102に配置した永久磁石103の周方向位置とを一致させ、ロータ軸方向にこれらロータ101,102をみたときに両者に配置した永久磁石103同士が揃うようにしておく。
これにより、大トルク運転を効果的に実現する。
これに対し、ロータ回転軸10のロータトルクが所定の閾値未満である場合では、図7中の上半分に示すように、皿バネ21に付勢されたロータ101がステータ105から離れて、別な言い方をするとアキシャルギャップ間隔を増大して磁気抵抗を大きくする。
したがって、誘起電圧の低減を実現して、高回転領域における運転を可能にする。
また、ロータ101および102間の周方向相対位置を永久磁石103がずれるように配列する。つまり、図7中の左側ロータ101に配置した永久磁石103の周方向位置と、右側ロータ102に配置した永久磁石103の周方向位置とを不一致とし、ロータ軸方向にこれらロータ101,102をみたときに両者に配置した永久磁石103同士がずれるようにしておく。
これにより、ロータ101と、ステータ105と、ロータ102との間で形成される磁気回路の磁気抵抗を増大して、誘起電圧を効果的に低減することができる。
図7に示す第4実施例では、2枚のロータ101,102を具える構成であっても、片方のロータ101のみに1のカム機構を設けることにより、誘起電圧を低減することができ、前述した第3実施例よりも、より簡易な構成で本発明の効果を実現することができる。
また大ロータトルクで運転中は、ロータ101とロータ102の周方向相対位置が所定の位置関係になるよう、具体的には両ロータ101,102に配置した永久磁石103(磁極)の周方向位置が一致するよう、両ロータ101,102を共通するロータ回転軸10に取り付けたことから、通常状態では大きなロータトルクを効果的に出力することが可能である。
これに対し小ロータトルクで運転中は、ロータ101とロータ102の周方向相対位置が所定の位置関係からずれるよう、具体的にはカム機構が両ロータ101,102に配置した永久磁石103(磁極)の周方向位置を不一致にすることから、高回転領域では磁気回路の磁気抵抗を増大して、一層効果的に誘起電圧を低減することができる。
次に本発明の第5実施例になる回転電機について説明する。
図8は、本発明の第5実施例になる回転電機を、ロータ軸線を含む平面で断面にして示す縦断面図である。
図8中、一点鎖線はロータ回転軸線を示す。ロータ回転軸線より下半分はアキシャルギャップ間隔が狭い通常の運転状態を示し、ロータ回転軸線より上半分はアキシャルギャップ間隔が広い誘起電圧低減中の運転状態を示す。
この第5実施例も2枚のロータを共通するロータ回転軸上に設けたアキシャルギャップ構造の回転電機であるため、基本構造は上述した第3実施例と共通する。そこで共通する部材には、同一符号を付し、部材毎の説明を省略する。
この実施例では、ロータ回転軸の中央部がロータ回転軸に対して軸方向に相対移動可能な点、および1のカム機構を具える点で第3実施例と異なる。
ロータ回転軸10の中央部には中空円筒形状の中央部材22を軸方向に相対移動し得るよう回転結合する。
ステータブラケット107の一側をケース7の内壁に固定する。ステータブラケット107の他側を中央部材22まで延在し、ステータブラケット107が軸受を介してこの中央部材22を回転自在に支持する。中央部材22の軸方向位置はステータ105の軸方向位置と一致する。
中央部材22と近傍のロータ101,101との間には、皿バネ21,21をそれぞれ縮設する。中央部材22は皿バネ21の軸方向位置を規定する。皿バネ21はロータ101を中央部材22から離れるよう付勢する。
図8中の左側に配置した左側ロータ101はカム機構のフォロワーディスクを兼用し、左側ロータ101からみて部材22とは反対側にはカム機構のボール15と、カムディスク11とを順次配置する。カムディスク11の中央はロータ回転軸10と一体に結合し、左側ロータ101をロータ回転軸10に回転係合する。
図8中の右側に配置した右側ロータ101は、ボールスプライン17を介してロータ回転軸10に取り付けられる。ここでボールスプライン17は、右側ロータ101がロータ回転軸10と一体に回転し、かつ軸方向に相対移動することを許容する。右側ロータ101からみて部材22とは反対側には抜け止めナット18を順次配置する。抜け止めナット18はロータ回転軸10と一体に結合する。
図8中の右側に配置した抜け止めナット18は図8中の左側に配置したカムディスク11と相俟って、これらの部材11,18間に、ボール15、左側ロータ101、左側皿バネ21、中央部材22、右側ロータ101および右側皿バネ21の軸方向位置を制限する。
この実施例でも、ロータ101からロータ回転軸10に伝達されるロータトルクが所定の閾値以上である場合の通常の状態では、図8中の下半分に示すように、このロータトルクが大きなスラストを発生して左側皿バネ21が弾性変形して左側ロータ101をステータ105へ近づける。
また上記のスラストはカムディスク11を図8中の左側へ移動させる。そうするとロータ軸10および抜け止めナット18も図8中の左側へ移動し、右側皿バネ21が弾性変形して右側ロータ101をステータ105へ近づける。別な言い方をするとアキシャルギャップ間隔を減少して磁気回路の磁気抵抗を小さくする。
したがって、誘起電圧を低減することなく、高トルク運転の実現を容易にする。
また図8中左側ロータ101の周方向位置と、右側ロータ101の周方向位置とを揃えておけば、通常状態では大きなロータトルクを効果的に出力することができる。
これに対し、ロータ回転軸10のロータトルクが所定の閾値未満である場合ではスラストが小さく、図8中の上半分に示すように、左側皿バネ21に付勢された左側ロータ101がステータ105から離れる。
また右側皿バネ21も右側ロータ101がステータ105から離れるよう、これを付勢する。別な言い方をするとアキシャルギャップ間隔を増大して磁気抵抗を大きくする。
したがって、誘起電圧の低減を実現して、高回転領域における運転を可能にする。
またボール15等を具えたカム機構が、図8中左側ロータ101の周方向位置と、右側ロータ101の周方向位置とをずらすよう構成しておけば、磁気抵抗を増大することが可能になり、誘起電圧を効果的に低減することができる。
図8に示す第5実施例では、2枚のロータ101,101を具える構成であっても、左側ロータ101のみに1のカム機構を設けることにより、両側のロータ101,101の磁気抵抗を変化させて誘起電圧を低減することができ、前述した第3実施例とは別な構成で本発明の効果を実現することができる。
また大ロータトルクで運転中は、図8中の左側ロータ101と右側ロータ101の周方向相対位置が所定の位置関係になるよう、具体的には両ロータ101,101に配置した永久磁石103(磁極)の周方向位置が一致するよう、両ロータ101,101を共通するロータ回転軸10に取り付けたことから、通常状態では大きなロータトルクを効果的に出力することが可能である。
これに対し小ロータトルクで運転中は、上記した左側ロータ101と右側ロータ101の周方向相対位置が所定の位置関係からずれるよう、具体的にはカム機構が両ロータ101,101に配置した永久磁石103(磁極)の周方向位置を不一致にすることから、高回転領域では磁気回路の磁気抵抗を増大して、一層効果的に誘起電圧を低減することができる。
ところで上述した第1〜5実施例では、ステータ5およびロータ1を相対移動可能に具え、ロータ1のロータトルクを用いてロータ1とステータ5との距離を変化させる相対移動機構(ボール15等からなるカム機構)を設けたことから、
ロータトルクに感応して選択的に誘起電圧を減少させることが可能となる。したがって、ロータ回転軸10の回転数などの運転状態を常時監視してロータ1とステータ5との距離を制御するといった制御システムが不要となり、構成の簡易化およびコスト低減を図ることができる。
さらに、相対移動機構を作動するために用いたロータトルクで、そのままロータ回転軸10を駆動するため、相対移動機構を作動するために必要な力を有効利用することができ、回転電機のエネルギー効率を向上させることができる。
具体的には相対移動機構は第1〜第5実施例に示すように、ロータ1とロータ回転軸10とを回転係合するカム機構である。また図には示さなかったがロータトルクに応じてロータ1とステータ5との相対距離を変化させる機構であればいずれのものであってもよい。
また第1〜第5実施例に示すカム機構は、ロータ1とロータ回転軸10との間の伝達トルクに応じたスラストを発生して、ロータ1およびステータ5間の距離を変化させることから、
ロータ1のロータトルクに感応して選択的に誘起電圧を減少させるという本発明の効果を好適に実現することができる。
また第1〜第5実施例では、ロータ1をステータ5から離すよう付勢する皿バネ21を設けたことから、
ロータトルクに比例したスラストをロータ1に与えてこのロータ1をステータ5に近づけるようなカム機構を具えた第1〜第5実施例において、ロータトルクが小さくなれば、ロータ1を速やかにステータ5から離して誘起電圧を低減することができる。
また第1〜第2実施例では、ステータ5とロータ1とをロータ回転軸10と直角なロータ径方向に配置したことから、
相対移動機構を作動するために用いたロータトルクでそのままロータ回転軸10を駆動するという本発明をラジアルギャップ構造の回転電機において実現することができる。
また第3〜第5実施例では、ステータ105とロータ101とをロータ回転軸方向に配置したことから、
相対移動機構を作動するために用いたロータトルクでそのままロータ回転軸10を駆動するという本発明をアキシャルギャップ構造の回転電機において実現することができる。
また第4〜第5実施例では、ステータ105のロータ回転軸方向両側にロータ101(102)をそれぞれ配置し、両側のロータ101(102)にそれぞれ設けた永久磁石103の周方向位置が所定の位置関係になるよう、これら両側のロータを共通するロータ回転軸に取り付けておく。図中左側のロータ101および右側のロータ101(102)の周方向位置が、当該所定の位置関係にある場合は、大ロータトルクによる運転を好適に実現することができる。
これに対し、ロータトルクが小さくなるとボール15等からなるカム機構が、当該所定の位置関係をずらすことから、磁気回路の磁気抵抗を増大することが可能になり、誘起電圧を効果的に低減することができる。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり、本発明はその主旨に逸脱しない範囲において種々変更が加えられうるものである。例えば、第3実施例においても、大ロータトルクで運転中では第4〜第5実施例のように両側のロータ101の周方向相対位置を永久磁石103が揃うように配列し、小ロータトルクで運転中ではカム機構が永久磁石103の周方向相対位置がずらすよう構成してもよい。
また、上述した各実施例では、ロータトルクが所定の閾値よりも大きいかあるいは小さいかによって磁気抵抗が2段階に変化する構成であるが、その他にも3段階以上で変化する構成でもよい。
また、磁気抵抗が断続的に変化する構成の他、連続的に変化する構成であってもよい。
本発明の第1実施例になる回転電機を、ロータ軸線を含む平面で断面にして示す縦断面図であり、通常の状態を示す。 同実施例の回転電機につき、誘起電圧を低減中の状態を示す縦断面図である。 本発明の第2実施例になる回転電機を、ロータ軸線を含む平面で断面にして示す縦断面図であり、通常の状態を示す。 同実施例の回転電機につき、誘起電圧を低減中の状態を示す縦断面図である。 本発明の第3実施例になる回転電機を、ロータ軸線を含む平面で断面にして示す縦断面図であり、通常の状態を示す。 同実施例の回転電機につき、誘起電圧を低減中の状態を示す縦断面図である。 本発明の第4実施例になる回転電機を、ロータ軸線を含む平面で断面にして示す縦断面図であり、下半分は通常の状態を示し、上半分は誘起電圧を低減中の状態を示す。 本発明の第5実施例になる回転電機を、ロータ軸線を含む平面で断面にして示す縦断面図であり、下半分は通常の状態を示し、上半分は誘起電圧を低減中の状態を示す。 本実施例の回転電機における運転領域を、一般的な従来例と比較して示す特性図である。
符号の説明
1,101,102 ロータ
3,103 永久磁石
5,105 ステータ
7 回転電機ケース
8,108 ステータコア
9,109 コイル
10 ロータ回転軸
11 カム機構のカムディスク
15 カム機構のボール
17 ボールスプライン
21 皿バネ
22 中央部材

Claims (7)

  1. ステータおよびロータを相対移動可能に具えた回転電機において、該ロータのロータトルクを用いて前記ロータおよびステータ間の距離を変化させる相対移動機構を設けたことを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記相対移動機構は、前記ロータとロータ回転軸とを回転係合するカム機構であることを特徴とする回転電機。
  3. 請求項2に記載の回転電機において、
    前記カム機構は、前記ロータとロータ回転軸との間の伝達トルクに応じたスラストを発生して、前記距離を変化させることを特徴とする回転電機。
  4. 請求項3に記載の回転電機において、
    前記ロータをロータ軸方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする回転電機。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の回転電機において、
    前記ステータと前記ロータとをロータ回転軸と直角なロータ径方向に配置してラジアルギャップ構造としたことを特徴とする回転電機。
  6. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の回転電機において、
    前記ステータと前記ロータとをロータ回転軸方向に配置してアキシャルギャップ構造としたことを特徴とする回転電機。
  7. 請求項6に記載の回転電機において、前記ステータのロータ回転軸方向両側に前記ロータをそれぞれ配置し、
    両側のロータにそれぞれ設けた磁極の周方向位置が所定の位置関係になるよう、これら両側のロータを共通するロータ回転軸に取り付け、
    前記カム機構は、前記所定の位置関係をずらすよう構成したことを特徴とする回転電機。

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