JP5133122B2 - ロータ製造方法 - Google Patents

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本発明は、モータ及び発電機等の回転電機に用いられるロータの製造方法であって、該ロータのヨークに形成された収納孔に磁石を収納した後に、該収納孔に樹脂を注入して前記磁石を固定するロータ製造方法に関する。
従来より、ヨークに形成された収納孔に磁石を組み込んだ磁石埋込型ロータが知られている。このロータを用いたインナロータ型の回転電機においては、インナロータの外周にステータが配置されるので、前記磁石と前記ステータとの間の距離をできる限り小さくして磁力を有効に利用するために、該磁石は、前記収納孔の前記外周側に寄せて固定されることが望ましい。
通常、前記ロータにおいては、樹脂又は接着剤を前記収納孔に充填することにより前記収納孔内に前記磁石が固定される。特許文献1には、上型及び下型によってロータコア(ヨーク)を保持し、前記上型に設けられたシリンダから前記収納孔に溶融樹脂を加圧注入して、前記収納孔内の前記磁石を前記ロータコアの内径側から外径側に押圧することにより樹脂モールドを行う技術が開示されている。
特開2007−215301号公報
前述した回転電機に用いられるロータでは、一般に、収納孔内に樹脂を注入するための空間(隙間)は比較的に小さいので、該樹脂の注入量は少なくて済む。そのため、特許文献1の技術のように、前記樹脂を加圧注入しながら前記磁石を前記収納孔内の一方側に寄せて樹脂モールドを行う方法では、前記樹脂の注入量を制御することが困難である。また、前記樹脂の注入量を予め設定しても、前記磁石やヨークの寸法ばらつきによって、ヨーク毎に前記樹脂が不足したり、あるいは、外部に前記樹脂が漏出する場合もある。
本発明は、上記課題を考慮してなされたものであり、精度よく樹脂の注入量を制御することが可能なロータ製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るロータ製造方法は、薄板を積層して構成されるヨークに形成された収納孔に磁石を収納する第1工程と、前記磁石が収納された前記収納孔に第1圧力のエアを注入して該収納孔内の容量(以下、第1測定容量という。)を測定する第2工程と、前記磁石が収納された前記収納孔に第2圧力のエアを注入して前記収納孔内の容量(以下、第2測定容量という。)を測定する第3工程と、測定した前記第1測定容量及び前記第2測定容量に基づいて前記磁石が収納された前記収納孔内の空間の容量を算出する第4工程と、該第4工程にて算出した前記容量に応じた量の樹脂を前記収納孔に注入して該収納孔に前記樹脂を充填する第5工程と、前記収納孔に前記樹脂が充填された状態で前記ヨークを加熱して該樹脂を硬化させる第6工程とを有することを特徴としている。
これらの工程によれば、圧力の異なるエアを前記収納孔に注入して、前記磁石が収納された前記収納孔内の前記各測定容量(体積)を測定し、これらの測定容量に基づいて前記収納孔内の空間の真の容量(体積)を算出する。これにより、寸法公差及び加工誤差等の個体差によってヨーク毎に収納孔内の容量にばらつきがあっても、該ヨーク毎に前記真の容量に応じた樹脂の注入量を正確に求めることで、該樹脂の注入量を精度よく制御することが可能となる。また、前記各測定容量の測定に前記エアを使用しているので、前記測定による前記ロータの製造及び周囲環境に対する影響を極力小さくすることができる。
従って、前記第4工程にて算出した前記容量に応じた量の樹脂を前記収納孔に注入し、該収納孔に前記樹脂が充填された状態で前記ヨークを加熱すれば、前記真の容量に応じた量の樹脂が前記収納孔に充填されているので、前記樹脂の注入量が不足したり、あるいは、前記樹脂が前記ヨークから漏れ出すことを確実に防止することができる。この結果、外観品質に優れたロータを製造することが可能となる。
ここで、前記第4工程では、前記第1測定容量と前記第2測定容量との差に基づいて、前記収納孔から前記積層された薄板の隙間を介して前記ヨークの外部に漏れ出るエアの漏出量を算出し、算出した前記漏出量に基づいて、前記磁石が収納された前記収納孔内の空間の容量を算出することが好ましい。
これにより、積層した薄板(鋼板)の隙間から漏出するエアに起因した前記各測定容量の測定誤差を排除することができる。
本発明によれば、圧力の異なるエアを収納孔に注入して、磁石が収納された前記収納孔内の各測定容量(体積)を測定し、これらの測定容量に基づいて前記収納孔内の空間の真の容量(体積)を算出する。これにより、寸法公差及び加工誤差等の個体差によってヨーク毎に収納孔内の容量にばらつきがあっても、該ヨーク毎に前記真の容量に応じた樹脂の注入量を正確に求めることで、該樹脂の注入量を精度よく制御することが可能となる。また、前記各測定容量の測定に前記エアを使用しているので、前記測定による前記ロータの製造及び周囲環境に対する影響を極力小さくすることができる。
従って、第4工程にて算出した容量に応じた量の樹脂を収納孔に注入し、該収納孔に前記樹脂が充填された状態で前記ヨークを加熱すれば、真の容量に応じた量の樹脂が前記収納孔に充填されているので、前記樹脂の注入量が不足したり、あるいは、前記樹脂が前記ヨークから漏れ出すことを確実に防止することができる。この結果、外観品質に優れたロータを製造することが可能となる。
本発明に係るロータ製造方法について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して以下詳細に説明する。
先ず、この実施形態に係るロータ製造方法を説明する前に、該ロータ製造方法により製造されるロータ10について、図1〜図3を参照しながら説明する。
ロータ10は、モータ及び発電機等の回転電機に用いられるインナロータであって、円筒状のロータコア(リング状のヨーク)12と、該ロータコア12の内径側に設けられた有底筒状のボス部(回転軸)14と、該ボス部14の底部16の中心部に形成された孔18とを備える。該底部16には、孔18からボス部14の径方向に離間して6つの筒状のカラー20が装着されている。各カラー20にボルトがそれぞれ挿通することにより図示しないシャフトがボス部14に固定される。なお、図1〜図3に示すように、ロータコア12及びボス部14は略同軸に配置されているので、ロータコア12の軸方向とボス部14の軸方向とは略一致する。
ロータコア12は、その軸方向(図1及び図3の上下方向)に薄板鋼板28を積層して構成され、積層された薄板鋼板28は、リング状の上抑え板(端面板)34及び下抑え板(端面板)36で狭持された状態でボス部14の外周側に装着される。すなわち、ロータコア12は、ボス部14の下端部側の突出部32と、ボス部14の上端部側の突出部26との間のボス部14の外周側に装着され、ロータコア12を構成する前記積層された薄板鋼板28及び上抑え板34は、ボス部14の外周面に対して、しめ代を有し、突出部32側に配置された下抑え板36の上方で該ボス部14の外周側に圧入保持される。なお、上抑え板34及び下抑え板36は、積層された薄板鋼板28を上下方向から略覆うようにロータ10にそれぞれ配設されている。また、上抑え板34及び下抑え板36は、例えば、ステンレス鋼板により構成される。
ロータコア12の外周側には、所定角度間隔で、凹部44が前記軸方向に沿って形成され、ロータコア12における2つの凹部44間には、2つの収納孔38が前記軸方向に沿って形成されている。収納孔38は、図2の平面視で、長方形状に形成されている。
そして、各収納孔38内には、磁石40がそれぞれ収納され、各収納孔38及び磁石40により形成される空間にはシリコーン樹脂等の樹脂42が充填されている。
なお、このロータ10を回転電機に適用する場合には、その外周にステータが配置されるので、磁石40と前記ステータとの間の距離をできる限り小さくして磁力を有効に利用するために、該磁石40は、収納孔38の前記外周側に寄せて固定されている。この場合、収納孔38の内径方向には、平面視で、円弧状の凹部50が形成され、一方で、上抑え板34には、収納孔38の円弧状の凹部50に対向して24個の注入孔48が形成されているので、注入孔48を介して凹部50に樹脂42を加圧注入(圧送充填)することにより、収納孔38内において、磁石40は、ロータコア12の外周側に寄せられるように固定される。また、上抑え板34には、ロータコア12の凹部44に対応して12個の凹部46がさらに形成されている。
以上のように構成されるロータ10の製造方法(ロータ製造方法)について、図4〜図8を参照しながら説明する。
図4は、ロータ10の製造方法の工程を示すフローチャートである。
先ず、ステップS1において、ロータコア12を形成する。ロータコア12の形成方法は、例えば、板部材(例えば、珪素鋼板)からプレス加工により中空状の薄板を切り取り、切り取った薄板を一枚ずつかしめながら積層して、ロータコア12を形成する。また、前記プレス加工においては、収納孔38及び凹部44、50となる箇所の加工も併せて行うことが望ましいことは勿論である。
次に、ステップS2において、ボス部14の突出部32上に下抑え板36を配置した後に、下抑え板36の上方で薄板鋼板28をボス部14の外周側に圧入し、薄板鋼板28を該ボス部14に保持する。その後、収納孔38内に磁石40を収納した状態で上抑え板34をボス部14の外周側に圧入して、該薄板鋼板28をボス部14に保持する。
次に、ステップS3において、上抑え板34、収納孔38、磁石40及び下抑え板36により形成される収納孔38内の空間の容積(容量)を算出する。
図5は、ステップS3の処理についての詳細なフローチャートであり、図6及び図7は、ステップS3の処理を実行する容積算出機構100の概略構成図を示している。
容積算出機構100は、ロータ10を製造するロータ製造装置60の一部であり、エアボリュームテスタとしてのエアリークテスタ(容積算出手段)62、容積マスタ64、容積測定ノズル66及び受け部材74から構成される。この場合、ロータ10は、受台70上に載置され、1つのカラー20には、受台70から上方に突出するピン72が挿通している。従って、ロータ10は、受台70上で位置決め固定されている。なお、受台70は、図示しない昇降回転手段の駆動作用下に、上下方向に昇降自在で且つ受台70に連結された回転軸68を中心として回転可能である。
容積測定ノズル66は、筒状のノズル本体76と、該ノズル本体76の先端側に装着されたパッキン80と、該ノズル本体76の基端側に配設された押圧部材82と、該押圧部材82とノズル本体76の径方向に形成された突出部86との間に装着されたバネ部材84と、該ノズル本体76の先端側に配設された押圧部材88と、各押圧部材82、88間に取り付けられた2つのねじ90とを有する。
次に、図5のフローチャートを参照しながら、容積算出機構100による収納孔38内の空間の容積(容量)の算出処理について説明する。
先ず、ステップS31において、容積測定ノズル66を上抑え板34上面に押し付け、一方で、受け部材74を下抑え板36の底面に押し付ける。この場合、エアリークテスタ62に接続されたノズル本体76のエア通過孔78と、1つの注入孔48とが略同軸となるように、上抑え板34に対して容積測定ノズル66の位置合わせを行って、ノズル本体76の先端部及び押圧部材88の先端部と上抑え板34の上面とを接触させた状態で、図示しない駆動機構により押圧部材82を下方に押圧すると共に、受け部材74を下抑え板36の底面側に押し付ける。
この場合、2つのねじ90の先端側は、押圧部材88にねじ止めされているので、ねじ90に沿って押圧部材82が下方に移動すると、バネ部材84を介してノズル本体76が押圧されるので、該ノズル本体76の先端部と上抑え板34の上面との間は、パッキン80の存在によって外部へのエア漏れが確実に阻止されることになる。
その際、押圧部材88及び受け部材74によるロータコア12への押圧力は、後述するステップS4での樹脂42の注入時における樹脂注入ノズルの押圧力と略等しくする。これにより、ステップS3において、樹脂42の注入時(ステップS4)における積層体(薄板鋼板28)の隙間の状況を正確に実現することができる。
次に、ステップS32において、エアリークテスタ62からエア通過孔78及び注入孔48を介して収納孔38に比較的低圧(第1圧力P1)のエアを注入し、ステップS33において、第1圧力P1のエアの注入時における収納孔38内の空間の第1容量(1次体積、第1測定容量)V1を測定する。この場合、エアリークテスタ62は、第1圧力P1のエアを収納孔38及び容積マスタ64にそれぞれ注入し、図示しない差圧センサを用いて、収納孔38に注入されたエアと、容積マスタ64に注入されたエアとの圧力差を検出し、検出した圧力差(収納孔38内の圧力変化)に基づいて第1容量V1を求める。
次に、ステップS34において、エアリークテスタ62からエア通過孔78及び注入孔48を介して収納孔38に比較的高圧(第2圧力P2、P2>P1)のエアを注入し、ステップS35において、第2圧力P2のエアの注入時における収納孔38内の空間の第2容量(2次体積、第2測定容量)V2を測定する。この場合においても、エアリークテスタ62は、第2圧力P2のエアを収納孔38及び容積マスタ64にそれぞれ注入し、前記差圧センサを用いて、収納孔38に注入されたエアと、容積マスタ64に注入されたエアとの圧力差を検出し、検出した圧力差に基づいて第2容量V2を求める。
そして、ステップS36において、エアリークテスタ62は、求めた第1容量V1及び第2容量V2に基づいて、磁石40が収納された収納孔38内の空間の真の容積(容量)V0を算出する。図8は、前記真の容積V0の算出方法について模式的に示すグラフである。
前述したように、ロータコア12は、薄板鋼板28を積層して構成されているので、各薄板鋼板28間の隙間によって、第1圧力P1及び第2圧力P2のエアを収納孔38に注入しても、収納孔38から前記隙間を介してロータコア12外に前記エアが漏出してしまう。
ここで、第2圧力P2を第1圧力P1の2倍の圧力とした場合(P2=2P1)に、第2容量V2から第1容量V1を減算した値(V2−V1)は、第1圧力P1による容量測定でのエアの漏出量となる。また、前記漏出量の2倍の値は、第2圧力P2による測定でのエアの漏出量となる。従って、第1圧力P1のエアを収納孔38に注入した場合には、V1−(V2−V1)=2V1−V2=V0が真の容量V0として算出される。
これらのステップS3の処理(真の容積V0の算出処理)が完了すると、容積算出機構100は、収納孔38に対するエア抜きを行った後に、押圧部材82及び受け部材74に対する押圧状態を解除する。これにより、容積測定ノズル66及び受け部材74は、ロータコア12から離間可能となる。
なお、上抑え板34には、24個の注入孔48が形成されているので、容積算出機構100は、各注入孔48に対してステップS3の処理を実行する。この場合、前記昇降回転手段の駆動作用下に、回転軸68を中心として受台70を回転させることで、各注入孔48に対して上記のステップS3の処理が可能となる。
次に、ステップS4において、真の容積V0に応じた量(V0と同量)の樹脂42を図示しない樹脂注入ノズルから注入孔48を介して収納孔38に注入する。前述したように、上抑え板34には24個の注入孔48が形成されているので、各収納孔38に対してそれぞれ求めた、真の容積V0に応じた量の樹脂42を、該各収納孔38にそれぞれ注入する。この場合、前記樹脂注入ノズル及び受け部材74により、ロータコア12に押圧力を付与した状態で樹脂42を注入すれば、前述した容量測定における積層体(薄板鋼板28)での隙間の状態と同様の状態を実現することができる。
次に、ステップS5において、各収納孔38に樹脂42が充填された状態でロータコア12を加熱して、該樹脂42を硬化させることによりロータ10が製造される。この場合、加熱方法としては、ロータ10の外周に図示しない高周波加熱手段(高周波コイル)を配置し、該高周波加熱手段によりロータ10を加熱することにより樹脂42を硬化させる。
以上説明したように、本実施形態に係るロータ製造方法によれば、圧力の異なるエアを収納孔38に注入して、磁石40が収納された収納孔38内の各容量(体積)V1、V2を測定し、測定したこれらの容量に基づいて収納孔38内の空間の真の容積V0を算出する。これにより、寸法公差及び加工誤差等の個体差によってロータコア12(ロータ10)毎に収納孔38内の容量にばらつきがあっても、該ロータコア12毎に真の容積V0に応じた樹脂42の注入量を正確に求めることで、該樹脂42の注入量を精度よく制御することが可能となる。また、各容量V1、V2の測定に前記エアを使用しているので、前記測定によるロータ10の製造及び周囲環境に対する影響を極力小さくすることができる。
従って、算出した容積V0に応じた量の樹脂42を収納孔38に注入し、該収納孔38に樹脂42が充填された状態でロータコア12を加熱して該樹脂42を硬化させる場合には、真の容積V0に応じた量の樹脂42が収納孔38に充填されているので、樹脂42の注入量が不足したり、あるいは、樹脂42がロータコア12から漏れ出すことを確実に防止することができると共に、外観品質に優れたロータ10を製造することが可能となる。
この場合、第1容量V1と第2容量V2との差に基づいて、収納孔38から薄板鋼板28の隙間を介してロータコア12の外部に漏れ出るエアの漏出量(V2−V1)を算出し、算出した漏出量(V2−V1)に基づいて、磁石40が収納された収納孔38内の空間の真の容積V0を算出するので、薄板鋼板28の隙間から漏出するエアに起因した各容量V1、V2の測定誤差を排除することができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは勿論である。
本実施形態に係るロータ製造方法により製造されたロータの斜視図である。 図1のロータの平面図である。 図2のIII−III線に沿った断面図である。 本実施形態に係るロータ製造方法を示すフローチャートである。 図4のステップS3の詳細な工程を示すフローチャートである。 容積算出機構の概略構成図である。 図2のVII−VII線に沿った断面での容積算出機構の概略構成図である。 真の容積の算出方法を模式的に示すグラフである。
符号の説明
10…ロータ 12…ロータコア
14…ボス部 28…薄板鋼板
32…突出部 34…上抑え板
36…下抑え板 38…収納孔
40…磁石 42…樹脂
50…凹部 48…注入孔
60…ロータ製造装置 62…エアリークテスタ
64…容積マスタ 66…容積測定ノズル
72…ピン 74…受け部材
76…ノズル本体 80…パッキン
82、88…押圧部材 84…バネ部材
90…ねじ 100…容積算出機構

Claims (2)

  1. 薄板を積層して構成されるヨークに形成された収納孔に磁石を収納する第1工程と、
    前記磁石が収納された前記収納孔に第1圧力のエアを注入して、該収納孔内の容量(以下、第1測定容量という。)を測定する第2工程と、
    前記磁石が収納された前記収納孔に第2圧力のエアを注入して、前記収納孔内の容量(以下、第2測定容量という。)を測定する第3工程と、
    測定した前記第1測定容量及び前記第2測定容量に基づいて、前記磁石が収納された前記収納孔内の空間の容量を算出する第4工程と、
    前記第4工程にて算出した前記容量に応じた量の樹脂を前記収納孔に注入して、該収納孔に前記樹脂を充填する第5工程と、
    前記収納孔に前記樹脂が充填された状態で前記ヨークを加熱して、該樹脂を硬化させる第6工程と、
    を有する
    ことを特徴とするロータ製造方法。
  2. 請求項1記載のロータ製造方法において、
    前記第4工程では、
    前記第1測定容量と前記第2測定容量との差に基づいて、前記収納孔から前記積層された薄板の隙間を介して前記ヨークの外部に漏れ出るエアの漏出量を算出し、
    算出した前記漏出量に基づいて、前記磁石が収納された前記収納孔内の空間の容量を算出する
    ことを特徴とするロータ製造方法。
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