JP6028469B2 - モールド金型及びモータコアの樹脂モールド方法 - Google Patents
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Description
また、ロータコアには、磁石収納孔と磁石の隙間に樹脂を注入する際にカル底面となるカル座が形成されているため、コアの製造段階から、積層コアの端部に相当する鋼板だけカル座を設ける加工が必要となり、コアの製造コストが嵩むうえに、樹脂モールド金型へのセットにも方向性が生じるため、製造上も取り扱い難くなる。
相対的に接離動可能な一方の金型と他方の金型間に、モータコアの貫通孔に磁石が挿入された当該モータコアと中間型とが挟み込まれて前記磁石が貫通孔内で樹脂モールドされるモールド金型であって、前記中間型には、前記モータコアが当接するコア当接部と、前記コア当接部に複数箇所に突設され、前記モータコアに設けられた貫通孔に挿入された前記磁石の外周面と前記貫通孔の孔壁面とに各々当接することにより所定のクリアランスを設けて前記磁石の位置決めを行う位置決めピンと、前記一方の金型若しくは他方の金型と前記中間型との間に形成される樹脂路に連通し前記中間型を板厚方向に貫通して前記貫通孔に連絡するゲートと、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、モータコアを中間型のコア当接部に載置し、貫通孔に磁石を挿入すると、貫通孔に挿入された位置決めピンにより磁石を位置決めしたままモールドすることができる。特に、複数の位置決めピンが磁石の外周面と貫通孔の孔壁面との間に所定のクリアランスを設けて位置決めするため、貫通孔内に挿入された磁石の姿勢がモールド前後を通じて安定すると共に磁石の周囲にモールド樹脂を充填する空間を確保することができる。
これにより、モータコアの貫通孔内に挿入される磁石の周囲を囲んで位置決めピンを配置して確実に位置決めが行える。
上記構成によれば、モータコアを一方の中間型のコア当接部に載置し、貫通孔に磁石を挿入して他方の中間型のコア当接部とで挟み込むと、位置決め部材が磁石に両面から各々当接して保持するので、貫通孔内で磁石を位置決めしたままモールドすることができる。特に、位置決め部材が貫通孔内に挿入された磁石を貫通孔の孔壁面との間に所定のクリアランスを設けて挟み込んで保持することにより、磁石の周囲にモールド樹脂を充填する空間を確保することができる。
これにより、モータコアの貫通孔に挿入された磁石がモータコアに対して位置決めされたまま樹脂モールドされるので、モータコアの磁束作用面から生じる磁力線の磁束バランスが乱れることなくモータ特性を向上させることができる。
ロータコア1の両面に当接する一対の中間型6(上中間型6B、下中間型6A)の各コア当接部6aにロータコア1に設けられた貫通孔2に挿入されて磁石3の位置決めを行う位置決めピン5が各々設けられていてもよい。これにより、貫通孔2内に挿入された磁石3を上下から位置決めしてモールドすることができる。
上記構成によれば、モータコア1を中間型4のコア当接部4aに載置し、貫通孔2に磁石3を挿入すると、貫通孔2に挿入された位置決めピン5により磁石3を位置決めしたままモールドすることができる。
また、一対の中間型を用いた場合、下中間型にゲートが設けられていたが、上中間型にゲートが設けられていてもよい。
モータコアの貫通孔に挿入される磁石がモータコアに対して位置決めされたまま樹脂モールドされるので、磁束作用面から生じる磁力線の磁束バランスが乱れることなくモータ特性を向上させることができる。
Claims (5)
- 相対的に接離動可能な一方の金型と他方の金型間に、モータコアの貫通孔に磁石が挿入された当該モータコアと中間型とが挟み込まれて前記磁石が貫通孔内で樹脂モールドされるモールド金型であって、
前記中間型には、前記モータコアが当接するコア当接部と、
前記コア当接部に複数箇所に突設され、前記モータコアに設けられた貫通孔に挿入された前記磁石の外周面と前記貫通孔の孔壁面とに各々当接することにより所定のクリアランスを設けて前記磁石の位置決めを行う位置決めピンと、
前記一方の金型若しくは他方の金型と前記中間型との間に形成される樹脂路に連通し前記中間型を板厚方向に貫通して前記貫通孔に連絡するゲートと、を有することを特徴とするモールド金型。 - 前記コア当接部には、断面矩形状の前記磁石の外周面において対向位置で各々当接して前記貫通孔内で前記磁石の位置決めを行う位置決めピンを更に有する請求項1記載のモールド金型。
- 前記モータコアの両面に当接する一対の中間型の各コア当接部に、前記モータコアに設けられた貫通孔に挿入されて前記磁石の位置決めを行う位置決めピンが各々設けられている請求項1又は請求項2記載のモールド金型。
- 相対的に接離動可能な一方の金型と他方の金型間に、モータコアの貫通孔に磁石が挿入された当該モータコアと一対の中間型とが挟み込まれて前記磁石が貫通孔内で樹脂モールドされるモールド金型であって、
前記一対の中間型には、前記モータコアに両面から各々当接するコア当接部と、
前記各コア当接部に複数箇所に突設され、前記モータコアの貫通孔に挿入される磁石を挟み込んで位置決めを行う位置決め部材と、
前記一対の中間型のいずれか一方と前記一方の金型若しくは他方の金型との間に形成される樹脂路に連通し当該一方の中間型を板厚方向に貫通し前記貫通孔に連絡するゲートと、が形成されており、前記位置決め部材は、前記中間型のコア当接部より常時突出する向きに付勢され、前記磁石と前記貫通孔の孔壁面との間に所定のクリアランスを設けて位置決めすることを特徴とするモールド金型。 - モータコアを中間型のコア当接部に位置合わせして載置する工程と、
前記モータコアに形成された貫通孔に磁石を挿入し、当該磁石を前記貫通孔の孔壁面に対して所定のクリアランスを保って位置決めするする工程と、
前記磁石が前記モータコアに対して位置決めされたまま前記モータコア及び中間型を請求項1乃至請求項4のいずれかのモールド金型に搬入してクランプする工程と、
前記貫通孔内に前記中間型に設けられたゲートを介してモールド樹脂を充填して加熱硬化させて前記磁石を前記モータコアに対して一体に樹脂モールドする工程と、
を含むことを特徴とするモータコアの樹脂モールド方法。
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