JP5132923B2 - 電子部品製造装置および電子部品製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品製造装置および電子部品製造方法に関する。
TAB ( Tape Automated Bonding ) テープにボンディングされた半導体チップの表面に、樹脂を滴下して保護膜を形成する樹脂封止装置が従来から知られている。この種の樹脂封止装置の中には、TABテープ上の半導体チップの有無を判断し、樹脂を滴下すべきか否かの指令を出すチップ確認機構を有する電子部品製造装置が存在する(特許文献1を参照)。
特開平5−147608号公報
ところで、特許文献1で提案されている電子部品製造装置は、半導体チップの表面に樹脂を滴下する部分とは離れた場所に、チップの有無を判断する部分が設置されている。そのため、電子部品製造装置が大型化してしまう。また、樹脂を滴下する樹脂供給部が複数配置される装置の場合、1つの光学センサで半導体チップの有無を検出しようとすると、検出制御とその後の塗布制御が複雑となってしまう。
そこで本発明の目的は、小型化が可能になると共に制御の複雑さを抑制できる電子部品製造装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の電子部品製造装置は、基材の透光性領域上に設置された素子に樹脂を供給する樹脂供給部を有し、光を発する発光部と透光性領域を通過した、発光部からの光を受光可能な受光部と、素子に樹脂を供給する際に基材が載置される治具とを有し、発光部または受光部のいずれか一方を治具に配置し、いずれか他方を樹脂供給部または樹脂供給部を動作させ、若しくは一体的に動作する装置に配置している。
この発明によれば、基材が載置される治具と、発光部または受光部とを装置の幅方向で見た場合、同じ位置に設置することができる。そのため、本発明に係る電子部品製造装置は、幅方向での大型化を抑制できる。また本発明によれば、同じ治具の上で素子の有無を検出し、かつ樹脂供給部によって素子への樹脂の供給を行うことができる。よって本発明に係る電子部品製造装置は、制御の複雑さを抑制できる。
他の発明に係る電子部品製造装置は、上述の発明に加え、治具は、中に空洞を有する立体であり、治具の基材と接する外面には発光部からの光が通過する光通過部を有し、空洞内には、発光部または受光部の構成要素の全部または一部が設置されている。この構成を採用することによって、発光部または受光部のいずれか一方の構成要素の全部または一部を治具に配置でき、電子部品製造装置の大型化を抑制できる。
他の発明に係る電子部品製造装置は、上述の発明に加え、光通過部は、孔とされると共に、治具の外面に設けられる基材を吸着する吸着用の複数の吸着孔の中央部分に孔が配置されている。この構成を採用することによって、基材を安定的に吸着できる部分に光通過部の出口(外見上の発光位置)を配置できる。その結果、基材に配置される素子の有無検出を安定的に実行することができる。
他の発明に係る電子部品製造装置は、上述の発明に加え、発光部の光源は、発光素子とされ、受光部は樹脂の塗布位置を検出する画像取り込み用の受光素子とされている。この構成を採用することによって、受光部に少なくとも受光および樹脂の塗布位置の検出の機能を担わせることができ、電子部品製造装置の小型化をより促進できる。
他の発明に係る電子部品製造装置は、上述の発明に加え、治具を加熱する加熱装置を光通過部の出口が設置される外面とは逆側の面に接するように、かつ治具と分離可能に備えると共に、加熱装置が有する電気配線は、治具と分離している。この構成を採用することによって、治具に載置された基材に供給された樹脂を、治具を介した加熱によって硬化することができる。また、治具と加熱装置が有する電気配線は分離しているため、仕掛品となる基材の仕様変更等の理由で治具または加熱装置を交換する際に、電気配線の接続部が損傷し難い。
上記目的を達成するため、本発明の電子部品製造装置は、基材が載置される治具とアーム部とを有し、基材の透光性領域上に設置された素子の有無の判断を行うことができる電子部品製造装置において、光を発する発光部と、透光性領域を通過した発光部からの光を受光可能な受光部とを有し、発光部または受光部のいずれか一方治具にされ、いずれか他方アーム部に配置され、治具は、中に空洞を有する立体であり、治具の基材と接する外面には発光部からの光が通過する光通過部を有し、空洞内には、発光部または受光部の構成要素の全部または一部が設置され、光通過部は、孔とされると共に、治具の外面に設けられる基材を吸着する吸着用の複数の吸着孔の中央部分に孔が配置されている。
また、他の発明に係る電子部品製造装置は、上述の発明に加え、発光部の光源が、発光素子とされ、受光部は素子の塗布位置を検出する画像取り込み用の受光素子とされている。
上記目的を達成するため、本発明の電子部品製造方法は、基材を吸着し、治具の外面に位置保持する位置保持工程と、位置保持された状態の基材上に設置された素子の有無を治具および基材が有する透光性領域をはさんで治具とは反対側に配置される部材に配置される発光部と受光部からなる光センサ手段によって判断する部品有無判断工程と、部品有無判断工程によって、素子が設置されていると判断した場合に行う工程である、樹脂供給部が、位置保持された素子に近づき、素子に樹脂を供給する樹脂供給工程と、部品有無判断工程によって素子が配置されていないと判断した場合に行う工程である、樹脂供給部が素子側に近づかず、樹脂供給を行わない休止工程と、を有する。
この発明によれば、治具で位置保持された状態の基材に設置された素子の有無判断、および樹脂供給を行うことができる。そのため、本発明に係る電子部品製造方法では、制御の複雑さを抑制できる。また、休止工程では樹脂供給部が、素子が配置されているはずの位置に近づく動作を行わないため、動力を節約できると共に装置の目視管理がしやすいものとなる。
他の発明に係る電子部品製造方法は、上述の発明に加え、樹脂供給工程と休止工程の両工程においては、治具に接する加熱装置の加熱によって、基材を温める加熱工程が併せて実行される。この方法を採用することによって、治具で基材が位置保持された状態で、部品有無判断工程および樹脂供給工程に加えて、供給された樹脂を治具を介した加熱によって硬化する加熱工程も行うことができる。よって、より電子部品製造装置の制御の複雑さを抑制できる。さらに、不定期に行われる休止工程においても加熱工程を行うことによって、加熱装置による加熱温度を一定に維持し易い。
本発明によれば、小型化が可能になると共に制御の複雑さを抑制できる電子部品製造装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る電子部品製造装置1および電子部品製造方法について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る電子部品製造装置1の概略の構成を右側面から見た右側面面である。以下の説明において、紙面の奥側方向および手前側方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向と表現する。
電子部品製造装置1は、X軸方向に配置された一対のガイドレール2、樹脂供給部となるシリンジ部4、テープ状基材3を吸着すると共に光を発する発光部およびポッティング材を熱硬化する加熱装置等を有する治具装置6、光を受光可能な受光部としてのカメラ部7、カメラ部7およびシリンジ部4を支持する支持アーム8、支持アーム8をX軸方向に移動させるX軸方向移動機構9、支持アーム8をY軸方向に移動するY軸方向移動機構10、カメラ部7およびシリンジ部をZ軸方向へと移動させるモータ11、治具装置6をZ軸方向に移動させる治具装置昇降機構12等を有している。
ガイドレール2のX軸方向両端に設置されている、図示しない搬送機構は、電子部品の一部材となるテープ状基材3を、その長尺方向(X軸方向)に搬送する。シリンジ部4は、テープ状基材3の上に設置された素子(本実施の形態では半導体チップ5)に樹脂を供給する。テープ状基材3は、透光性となっている。しかしテープ状基材3のうち、半導体チップ5が設置される領域のみを、透光性としても良い。カメラ部7は、テープ状基材3を通過した光を受光可能であり、その受光の可否によって、半導体チップ5の有無を判断する。発光部とカメラ部7によって、光センサ手段が構成される。支持アーム8は、X軸方向移動機構9によってX軸方向に、またY軸方向移動機構10によってY軸方向に移動させられる。また、支持アーム8が、それぞれ一対のレール上を移動することでカメラ部7およびシリンジ部4は移動させられる。モータ11は、ブラケット11aとリードスクリュー11bとの間のねじ結合を利用してカメラ部7およびシリンジ部4を、Z軸方向へと移動させる。治具装置昇降機構12は、図示を省略するモータ等の駆動機構を有し、治具装置6を上下方向(=Z軸方向)に移動させる。
図2は、このような電子部品製造装置1の概略の構成を正面から見た正面図である。図2に示されるように、本実施の形態に係る電子部品製造装置1は、4つの同一形状の樹脂塗布装置1Aを有している。したがって、一度に4つの半導体チップ5について、テープ状基材3との間にペースト状の熱硬化性樹脂を主剤とするポッティング材の塗付をシリンジ4によって行うことができる。各樹脂塗布装置1Aは、同一の構成となっている。
次に、テープ状基材3について説明する。テープ状基材3の実装面(上面)には、電極部が設けられている。そして、この電極部に半導体チップ5の下側面に設けられている端子部が電気的に接続されることで、半導体チップ5のテープ状基板2への実装が行われる。テープ状基材3は、例えば、ポリミド等のフレキシブルな薄い樹脂フィルムをテープ状に形成し、これを基材としてこの上に、ICチップ等の半導体チップ5を実装することで、COF(Chip On Film or Chip On Flexible Circuit Board)として構成されている。
このような電子部品製造装置1およびテープ状基材3を用いて、電子部品を製造する。その製造方法の概略を、まず簡単に説明する。テープ状基材3は、リールに巻回された状態から、電子部品製造装置1にテープ状基材3が停止と移動を繰り返しながら間欠的に搬送されつつ供給される。電子部品製造装置1においては、テープ状基材3が停止している間に、テープ状基材3と半導体チップ5との間にポッティング材の塗付が行われる。電子部品製造装置1の図2の左右両側には、テープ状基材3の間欠搬送を行うための搬送ローラ等の搬送手段(図示省略)が備えられている。この搬送手段により、テープ状基材3は、所定量の移動と所定時間の停止を行う間欠的な搬送が行われる。半導体チップ5との間をポッティング材によって封止させられたテープ状基材3は、加熱炉で樹脂硬化された後、巻き取られる。その後、テープ基材3は、所定の位置で切断され、個々の電子部品が製造される。
本実施の形態に係る電子部品の製造方法には、上述した製造方法に加え、以下の製造方法の内容が付加される。
本実施の形態に係る電子部品の製造方法は、テープ状基材3を吸着し、治具装置6の治具61(図6参照)の外面に位置保持する位置保持工程と、テープ状基材3上に設置された素子となる半導体チップ5の有無を治具装置6およびテープ状基材3が有する透光性の領域をはさんで治具装置6とは反対側に配置される部材に配置される発光部と受光部からなる光センサ手段によって判断する部品有無判断工程と、部品有無判断工程によって、半導体チップ5が設置されていると判断した場合に行う工程である、樹脂供給部となるシリンジ4が半導体チップ5に近づき、その半導体チップ5に樹脂を供給する樹脂供給工程と、部品有無判断工程によって半導体チップ5が配置されていないと判断した場合に行う工程である、シリンジ4が半導体チップ5に近づかず樹脂供給を行わない休止工程と、を有する。
また、本実施の形態に係る電子部品の製造方法の場合は、上述の製造方法における、樹脂供給工程と休止工程の両工程においては、治具61に接する加熱装置62(図5参照)の加熱によって、テープ状基材3を温める加熱工程が併せて実行される。なお、この工程を行わないようにしても良い。
以下に、電子部品製造装置1の構成をより詳細に説明しつつ「位置保持工程」、「部品有無判断工程」「樹脂供給工程」、「休止工程」および「加熱工程」について、併せて説明する。また、各工程の関係を示すフロー図を図3に示す。
(位置保持工程:図3のステップS101)
図4は、図1に示すガイドレール2、テープ状基材3および半導体チップ5等の概略の構成を示す部分的な平面図である。ガイドレール2は、テープ状基板3をガイドすると共に支持している。ガイドレール2は、平行位置にある1対のガイド部材21a,21bにより構成されている。ガイド部材21a,21bは、テープ状基板3の幅方向の両側部の下側を支持すると共に、テープ状基板3が蛇行しないように、テープ状基板3の幅方向の両側端部の端面に当接または近接するように構成されている。ガイド部材21aとガイド部材21bの間はZ軸方向に抜ける空間22となっている。また、テープ状基板3には、その実装面に複数の半導体チップ5が、一定間隔で予め実装されている。
図5は、図1に示す治具装置6を拡大した側面概略図である。治具装置6は、テープ状基材3が載置される直方体形状の治具61と、治具61に接して治具61を支持すると共に加熱する直方体形状の加熱装置62と、加熱装置62を支持すると共に加熱装置62からの熱が治具装置昇降機構12へと伝わるのを抑制する直方体形状の断熱材63およびこれらの部材を載置する直方体形状の台座64を有し、この順に上から積層し、各々の間を固定したものである。
図4に示すガイドレール21a,21bに沿ってテープ状基材3が搬送されている間、図1に示す治具装置昇降機構12は、治具61を下方に移動させ、治具61の上面である支持面6aをテープ状基材3から離している。そして、テープ状基材3が搬送され、支持面6aと対向する位置に半導体チップ5が搬送されてくると、テープ状基材3の、その搬送は停止させられる。そして、治具装置昇降機構12は、治具装置6を上方に移動し、支持面6aをテープ状基材3に当接させる。この際、テープ状基材3の上述の搬送により支持面6aと半導体チップ5とがZ軸方向に重なる位置関係となっている。そして、図示外の吸引装置によって、後述する図7に示す基材吸着用孔616よりも内側の治具61の内部を負圧とし、テープ状基材3を吸引することで、テープ状基材3を支持面6aに当接させ固定する。
図6(A)は、図5に示す加熱装置62の平面概略図である。図6(B)は、図5に示す加熱装置62の側面概略図である。加熱装置62は、大気吸引用孔626a,626bを備えている。
図7は、図6に示した大気吸引用孔626a,626bが、治具61の支持面6aに設置されている基材吸着用孔616まで連通している状態を示す図である。図7(A)は、治具61と加熱装置62が固定された状態の平面図である。図7(B)は、図7(A)の側面図である。基材吸着用孔616は、支持面6aは、支持面6aに2列で計8個設けられている。各4個の列は、テープ状基材3の搬送方向に2列として配置されている。その2列の基材吸着用孔616の各列の間の中央でY軸方向中央に後述する光通過部としての出口614bが配置されている。
エアシリンダ等を用いて、加熱装置62の吸気パイプ627(図5参照)を介して大気吸引用孔626aから吸気すると、大気吸引用孔626aと連通する大気吸引用孔626bを通じ、基材吸着用孔616の付近の外気が吸気される。この構成を採用することによって、治具61の支持面6aへ、テープ状基材3が安定的に吸着される。これで位置保持工程であるステップS101が終了する。
加熱装置62の側に吸気機構を設けた理由は、テープ状基材3の仕様変更等が生じた場合、治具61のみを交換すすれば良いようにするためである。すなわち、加熱装置62をそのままの状態にしておいて、治具61のみを交換するだけで各種の仕様に変更でき、治具61へのテープ状基材3の載置の機能は十分に維持されるためである。これによって、電子部品製造装置1は、取り扱い性に優れたものとなる。
(部品有無判断工程:図3のステップS102およびステップS103)
図8(A)は、図5に示す治具61の平面概略図である。図8(B)は、図8(A)のA−A断面図である。光ファイバー611が固定具612によって、空洞を有する治具本体613の光用孔の入口614aに装着される。光ファイバー611から治具本体613内に入ってくる光は、治具61の底面に対して反射面が斜め45°に設置される鏡615で反射して、光用孔の出口614bから真上の方向(図8(B)に示す矢印の方向)へ出て行く。ここで、光用孔の入口614aから光用孔の出口614bまでは、連通した孔となっている。固定具612は、光用孔の入口614aから光が漏れないよう、光用孔の入口614aを塞ぐと共に光ファイバー611を保持するものとなっている。この光の光源には、LED(Light Emitting Diode)を用いている。ここで、LED(図示省略)、治具本体613、光ファイバー611、光用孔の入口614a、光通過部となる光用孔の出口614bおよび鏡615が、発光部の構成要素となる。
図9を用いてカメラ部7について説明する。図9は、本発明の実施の形態に係る電子部品製造装置1のうち、後述する樹脂供給工程(ステップS104)の際に用いる部分を抽出して示した図である。カメラ部7は、不図示のCCD(Charge Coupled Device)が内部に備えられる撮像部71および図示外の撮影レンズを有するレンズ鏡筒72を有する。カメラ部7は、レンズ鏡筒72の部分とシリンジ部4とが共にブラケット11aに対して固定されている。このように、カメラ部7をシリンジ部4と共にブラケット11aに対して固定することで、X軸、すなわちテープ状基材3の搬送方向についての装置の小型化が図られている。また電子部品製造装置1は、4つの樹脂塗布装置1Aを左右方向に配設する構成となっているため、各樹脂塗布装置1AのX軸方向の大きさの小型化を図ることで、電子部品製造装置1全体のX軸方向の大きさについても小型化を図ることができる。
カメラ部7の下側には、リング形状の照明部15が配設されている。この照明部15は、照明手段としての複数のLEDを有し、それらを光源としている。照明部15の中心を貫通する孔15aを通して、カメラ部7が、照明部15の下方からの光を受光できるように、カメラ部7と照明部15は、相互に位置合わせされた状態で、ブラケット11aにカメラ部7が、後述するシリンジ保持部に照明部15がそれぞれ取り付けられている。すなわち、撮影レンズ(不図示)の光軸が、照明部15の孔15aの中心を通るように、カメラ部7と照明部15は相互に位置合わせされている。
テープ状基材3のうち、少なくとも半導体チップ5が設置されるべき領域は、透光性であるから、ガイドレール2にテープ状基材3が載置された状態で、治具61の出口614bから発せられた光が半導体チップ5が設置されるべき領域を透過すれば、半導体チップ5がテープ状基材3の予定された位置へ設置されていないと判断できる(図3のステップS103の「N」へ進む)。逆にその光がその領域を透過しなければ、半導体チップ5がテープ状基材3の予定された位置へ設置されていると判断できる(図3のステップS103の「Y」へ進む)。これで部品有無判断工程であるステップS103が終了する。
部品有無判断工程では、たとえば、図10に示すように、樹脂塗布装置1Aの図1に示す状態から、Y軸方向移動機構10によってY軸方向かつ図10の左方向にカメラ部7を移動させ、治具61の出口614bから発せられた光を受光可能な状態とする。
半導体チップ5の有無の具体的な検出作業は、カメラ部7の撮像範囲内に、半導体チップ5が設置されるべき範囲が含まれていれば行うことができる。すなわち、出口614bからの光をCCDが受光し、カメラ部7がその光を検出することで、半導体チップ5の「無し」を検出する。一方、出口614bからの光をカメラ部7が検出しないとき、カメラ部7は半導体チップ5の「有り」を検出する。「有り」「無し」の検出は、一定以上の光を検出するかしないかで行う。なお、半導体チップ5の有無の検出を半導体チップ5の画像を取り込んで行うようにしても良い。すなわち、半導体チップ5とその周囲のテープ状基材3の実装面を撮像した場合には、半導体チップ5の画像部分と実装面の画像部分とは互いに異なる画像として得られる。たとえば、半導体チップ5の画像部分が実装面の画像部分に対して、輝度の高い画像として得られたり、あるいは、逆に輝度の低い画像として得られる。そして、この輝度情報の違い等に基づいて半導体チップ5の有無を検出することができる。したがって、カメラ部7の撮像範囲内に、半導体チップ5とその周囲の実装面が含まれるようにすることで、半導体チップ5の有無の検出を容易に行うことができる。なお、半導体チップ5の有無は、出口614bからの光とカメラ部7とで行い、その後で行う樹脂塗布箇所の決定の際にカメラ部7の撮影による半導体チップ5の画像を利用するようにしても良い。
(樹脂供給工程:図3のステップS104)
部品有無判断工程によって、半導体チップ5が設置されていると判断した場合には、半導体チップ5に樹脂を供給する樹脂供給工程(ステップS104)を行う。図9に、以下、先に示した図9を参照しながら樹脂供給工程を説明する。
まず、樹脂供給工程を行うには、シリンジ部4のうち樹脂を吐出するノズル41を、半導体チップ5に近づける。そのためには、モータ11を作動し、シリンジ部4を下方へ移動させる。ここで、ブラケット11aは、シリンジ部4に固定される側と反対側が、リードスクリュー11bに対してねじ結合した状態で支持されている。また、ブラケット11aは、案内部11cによってZ軸方向に案内され、またこのZ軸を中心とした回動が生じないように支持されている。したがって、シリンジ部4は、モータ11が駆動されると、リードスクリュー11bにリードされながら、モータ11の駆動方向と駆動量に応じて、上下方向(Z軸方向)に移動する。よって、ブラケット11aと共にノズル41を下方向に移動させることで、ノズル41を、半導体チップ5に近づけることができる。
次に、エアシリンダからの圧縮空気をシリンジ部4のシリンジ42の中に送り込むことによって、シリンジ42中のペースト状の樹脂(ポッティング材)を、ノズル41から吐出して、半導体チップ5に供給する。これで樹脂供給工程が終了する。
なお、シリンジ42を保持するシリンジ保持部43の前側(図9の左方向側)には、アルミニウム材から形成される冷却用の放熱フィン44が備えられている。シリンジ42内のポッティング材は、シリンジ42に圧縮空気が送り込まれること等により温度が上昇する傾向にある。放熱フィン44を設けることにより、シリンジ保持部43に放出されたポッティング材の熱が、シリンジ保持部43の外部に放出され易くなる。シリンジ42内のポッティング材の放熱をスムーズに行うことで、ポッティング材を所定の温度に保つように構成されている。なお、シリンジ保持部43および冷却用の放熱フィン44を、アルミニウム材から形成することで、シリンジ42からシリンジ保持部43の外側への熱の伝導性を高くし、放熱効果を高くしている。さらに、放熱フィン44に電動ファン45を備えることで放熱効果の向上を図っている。
なお、図4に示すように、ガイド部材21bの前方には、各樹脂塗布装置1A毎にそれぞれノズルクリーニング部13とノズル位置補正部14が備えられている。なお、前述のように図4は、テープ状基材3がセットされているガイドレール2、ノズルクリーニング部13およびノズル位置補正部14を上方から見た図である。以下図4を参照しながらノズルクリーニング部13とノズル位置補正部14について説明する。
ノズルクリーニング部13のクリーニング孔13aは、図示外の吸引機に接続され、そのクリーニング孔13aに連通する内部空間は負圧となっている。そのため、クリーニング孔13aにノズル41を対向させると、ノズル41の先端に付着したポッティング材をクリーニング孔13a内に取り込み、払拭することができる。所定時間毎に、あるいは、所定個数のテープ状基材3に対してポッティング材の塗付作業を行う毎に、ノズル41がクリーニング孔13aに対向するように、X軸方向移動機構9およびY軸方向移動機構10によって支持アーム8を移動し、ノズル41に付着したポッティング材を払拭する。これにより、ポッティング材が、テープ状基材3等の意図しない箇所に落ちてしまうことを防止することができる。
ノズル位置補正部14は、予め設定されたポッティング材の所定の塗布位置と、実際の塗付位置との差を求める装置である。ノズル41の先端位置と、CCD(不図示)の撮像面上のターゲット位置(図示省略)を一致させる位置とが設計値通りの位置関係になっている状態では、この位置関係に基づいて支持アーム8を移動することで、ノズル41の位置、すなわちポッティング材の吐出位置を制御することができる。しかしながら、該位置関係が設計値通りになっていない場合には、ポッティング材の吐出位置を、制御通りにすることができない。
ノズル位置補正部14には、該位置関係が設計値通りになっている場合の理想の吐出位置(ターゲット位置)が印されている。したがって、支持アーム8を上記位置関係に基づいて駆動したときのノズル41からのポッティング材の実際の吐出位置と、該理想の吐出位置との差を検出し、この差を支持アーム8の移動の制御に反映することで、該位置関係が設計値通りになっていない場合であっても、ポッティング材の吐出位置を正確に制御することができる。ポッティング材の実際の吐出位置と、該理想の吐出位置との差は、例えば、カメラ部7により、両位置を撮影し、両位置の関係から求めることができる。
(休止工程:図3のステップS105)
部品有無判断工程によって、半導体チップ5が設置されていないと判断した場合には、ステップS104の樹脂供給工程を行わず、モータ11およびエアシリンダを動作させず、それらを休止する。すなわち、図10の状態を維持し、次の半導体チップ5が搬送されてくるのを待つ。これでステップS105の休止工程が終了する。本実施の形態では、図2および図4に示すように4つの電子部品製造装置1各々が、ガイドレール2の上を図示しない搬送機構によって順次搬送されるテープ状基材3の、電子部品となる部分について部品有無判断工程を行う。よって休止工程は、4つの電子部品製造装置1のうち、同時期に実行されるものと実行されないものとがある場合がある。
(加熱工程:図3のステップS106)
以下図3および図6を参照しながら加熱装置62の構成および加熱工程を説明する。加熱装置62は、電気配線621、加熱装置本体622、電気配線621によって給電されたニクロム線等の抵抗体のジュール熱を発する加熱部623、加熱部623の温度を測定するための熱電対624、および温度が過剰に高くなったときに給電を止めるためのヒューズ625を有している。
加熱工程は、テープ状基材3の間欠搬送が開始されると開始され、樹脂塗布が実行されている間、実行されている。すなわち、加熱工程は、搬送工程およびその他の各工程が行われている間中、実行されているものであり、電子部品製造装置1の移動開始と同時に電気配線621へ給電し、図示しないサーモスタットおよび熱電対624によって、加熱装置62の加熱部623の温度を約130℃に維持する工程である。この加熱工程では、加熱装置62および治具61が熱せられ、支持面6aの温度が約100℃に維持される。すると、支持面6aに保持されたテープ状基材3の上の、樹脂供給工程によって供給されたポッティング材が加熱され、熱硬化する。不定期に行われる休止工程にまで加熱工程を行うことによって、加熱装置62による加熱温度を一定に維持し易くなる。加熱工程を、電子部品製造装置1の稼動と同時に開始させるのではなく、位置保持工程(ステップS101)の開始と共にまたは開始に先立ち若しくは開始後に、加熱工程を開始させても良い。また、部品有無判断工程(ステップS102)の開始と共にまたは開始に先立ち若しくは開始後に、加熱工程を開始させるようにしても良い。さらには、加熱工程の終了を、電子部品製造装置1の稼動終了と同時に実行させるのではなく、各樹脂供給工程(または各休止工程)の終了後に一旦終了させ、次の位置保持工程等の開始等と関係付けて再開するようにしても良い。
ここで、図5に示した治具61は、加熱装置62と分離可能とする。また、加熱装置62が有する電気配線621は、治具61と分離している。このような構成とすることで、テープ状基材3の仕様変更等の理由で治具61または加熱装置62を交換する際に、電気配線621の接続部が損傷し難くなる。
また、図5に示すように、治具装置6は、加熱装置62からの熱を治具装置昇降機構12へと伝えるのを抑制する断熱材63および治具61を載置する台座64を有している。断熱材63としては、発泡樹脂成形体等を使用することが好ましい。この断熱効果をさらに実効性あるものとするため、治具装置昇降機構12と断熱材63の間に台座64を配置・固定し、そして台座冷却用パイプ641を台座64の中に配管し、その中にまで冷却した空気または水等の冷媒を循環させている。なお、この加熱装置62および台座64は、設置しないようにしても良い。
以上の各工程を経ることによって、本実施の形態に係る電子部品の製造方法が終了する。この段階でのテープ状基材3は、長いテープのままであり、その面に半導体チップ5が設置されていたり、設置されていない部分が存在するものとなっている。このテープ状基材3は、次に加熱炉(硬化炉)に供給され、完全な樹脂硬化が達成される。テープ状基材3を切断する切断装置によって、テープ状基材3の各々の電子部品または半導体チップ5が設置されていない部分の境目を切断すること(切断工程)で、個々の電子部品を得ることができる。なお、電子部品製造装置1での樹脂塗布と樹脂硬化の後に加熱炉による硬化工程を省略し、すぐに切断工程を実行するようにしても良い。
本発明の実施の形態に係る電子部品製造装置1は、小型化が可能になると共に制御の複雑さを抑制できるものとなる。また、本発明の実施の形態に係る電子部品製造方法では、制御の複雑さを抑制できる。また、休止工程では樹脂供給部が、素子が配置されているはずの位置に近づく動作を行わないため、動力を節約できると共に装置の目視管理がしやすいものとなる。
以上、図1から図10に基づいて、本発明の実施の形態に係る電子部品の製造方法および電子部品製造装置1の構成について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない限り種々変更実施可能である。たとえば、受光部と、光を発する発光部を構成する光ファイバー611の位置関係は、逆にしても良い。このように受光部と発光部の位置関係を逆にしても、発光部から発せられた光がテープ状基材3の透光性の領域を通過して、受光部がその光を受光でき、部品有無判断工程を行うことができることには変わりは無い。具体的には、治具61の中にカメラ部7または受光素子を配置し、ブラケット11aに発光部として機能する光ファイバー611を固定する。なお、本実施の形態に係る樹脂塗布装置1Aのように、加熱装置62によって治具61が加熱される構成の場合は、カメラ部7または受光素子のような精密機器を加熱することを避けるため、本実施の形態に係る樹脂塗布装置1Aの受光部と発光部の位置関係とするのが好ましい。
また、電子部品製造装置1としては、4つの樹脂塗布装置1Aからなる例を示したが、3つ、2つあるいは1つの樹脂塗布装置1Aで構成されるものとしても良い。樹脂塗布装置1Aの数は、電子部品製造規模、製造速度、製造スペースの広さ等にあわせて適宜選択することができる。さらに、電子部品製造装置1として、搬送されるテープ状基材3を使用するものを示したが、既に切断された基材を電子部品製造装置に供給するものとしても良い。
さらに、受光部としてのカメラ部7は、樹脂供給部であるシリンジ部4と一体的に動作する装置であるブラケット11aに配置している。しかし、カメラ部7は、シリンジ部4自身またはシリンジ部4を動作させる装置(例えばモータ11等)、またはシリンジ部4と一体的に動作する装置としての後述する放熱フィン44等に配置しても良い。要するに、発光部から発せられた光がテープ状基材3の透光性の領域を通過して、その光を受光できる位置に受光部が配置されていれば良い。このことは、受光部と発光部の位置関係を逆にした場合でも同様である。
また、発光部を構成する光ファイバー611等を治具61に配置する位置は、治具本体613の空洞内に限らない。たとえば発光部の構成要素の一部または全部は、治具本体613の側面に配置しても良い。このことは、受光部と発光部の位置関係を逆にした場合でも同様である。つまり、受光部の構成要素の一部または全部を、治具本体613の側面等に配置しても良い。さらに治具61は、直方体以外の立体形状、たとえば円柱としても良い。
また、治具本体613に形成されている空洞、光用孔の入口614aおよび光通過部としての光用孔の出口614bの全部または一部は、孔でなくても良い。たとえば光用孔の入口614aおよび光用孔の出口614bには、透光性のレンズ等を設置しても良い。さらに、光用孔の出口614bは、治具本体613の外面に設けられる基材吸着用孔616の中央部分ではなく、他の場所に、光用孔の出口614bを配置する構成としても良い。
さらに、発光部の光源は、LED以外にもランプ、半導体レーザ等の発光素子を用いることができる。また、受光部は、CCD以外の樹脂の塗布位置を検出する画像取り込み用の受光素子、たとえばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等を用いることができる。また、LEDを受光素子として使用しても良い。
上述の電子部品製造装置1では、加熱装置62は、光通過部としての光用孔の出口614bが設置される治具61の外面、すなわち支持面6aとは逆側の面に接するように、かつ治具61と分離可能に備えると共に、加熱装置62が有する電気配線621が、治具61と分離可能に構成されている。しかし加熱装置62は、治具61の支持面6aと隣接する側面に接するように配置されても良い。また加熱装置62は、治具61と分離可能とされず、また、電気配線621を、治具61と分離する構成としていなくても良い。
上述の電子部品製造方法では、樹脂供給工程(図3のステップS104)と休止工程(図3のステップS105)の両工程においては、治具61に接する加熱装置62の加熱によって、テープ状基材3を温める加熱工程が併せて実行されている。しかし、休止工程の際には、加熱工程を行わないこととし、熱エネルギーの節約を図ることができる。
また基材は、テープ状に限らず、当初から個々の電子部品の外形(例えば正方形)の形状とされていても良い。また、テープ状基材3は、半導体チップ5が設置されるべき部分が透光性を有していれば足りる。しかし、テープ状基材3のその他の部分または全体が透光性を有していても良い。また、半導体チップ5が設置されるべき部分以外のテープ状基材3の部分が光を通さなくても良い。たとえば、テープ状基材3の表面には、半導体チップ5と電気接続する他の素子が印刷等されている場合があるが、その印刷物の存在によって、半導体チップ5が設置されるべき部分以外のテープ状基材3の部分が光を通さない構成となる場合がある。また、基材は、COFの他、TABテープその他のテープであってもよい。
さらに、素子は、半導体チップ5以外でも良い。たとえばICチップ、CPU(Central Processing Unit)またはROM(Read-Only Memory)の半導体メモリ等の能動素子、抵抗素子、コンデンサ等の受動素子でもよい。また素子は、いわゆるチップ部品に限らず、スクリーン印刷法またはスパッタリング法等で形成した膜状のものであっても良い。
また、部品有無判断工程(図3のステップS102,S103)において、カメラ部7での撮影によって部品有無判断を行う場合、撮影範囲を、半導体チップ5が実装されている範囲とその周囲が広めに含まれるように設定することで、誤検出を高率で防止できる。すなわち、カメラ部7の撮影範囲をこのように広めに設定することにより、半導体チップ5の有無の検出を行う際に、カメラ部7を半導体チップ5の実装位置に対して設置する位置精度を高くしなくても誤検出を防止することができる。また、カメラ部7を、上述したように、半導体チップ5の有無を判断する受光部として機能するのみならず、半導体チップ5の実装位置精度の検出またはポッティング材塗布位置の検出等、他の検出目的に用いることができる。
加熱装置62は、その加熱温度を、用いるポッティング材の硬化温度等の各種条件にあわせて、適宜変更できる。また、電子部品製造装置1は、樹脂塗布装置1Aの他に、他の装置、たとえばテープ状基材3を供給する装置、テープ状基材3を加熱し硬化させる加熱炉、テープ状基材3を巻き取る装置のいずれか1つ、もしくはいずれの複数または全部を含むものとしても良い。
本発明の実施の形態に係る電子部品製造装置の概略の構成を右側面から見た側面図である。 本発明の実施の形態に係る電子部品製造装置の概略の構成を正面から見た正面図である。 本発明の実施の形態に係る電子部品製造方法の特徴部分のフロー図である。 図1に示す電子部品製造装置のガイドレールならびにその電子部品製造装置によって搬送されるテープ状基材、およびそのテープ状基材に載置された半導体チップ等の概略の構成を示す部分的な平面図である。 図1に示す電子部品製造装置中の治具装置を拡大した側面概略図である。 図5に示した治具装置中の加熱装置を示す図で、(A)は、その加熱装置の平面概略図であり、(B)は、その加熱装置の側面概略図である。 図5に示した治具装置中の治具と加熱装置との関係を示す図で、図6に示した大気吸引用孔が基材吸着用孔まで連通している状態を示す概略図である。 図5に示した治具装置中の治具を示す図で、(A)は、その治具の平面概略図、(B)は、(A)のA−A断面図である。 図1に示す電子部品製造装置の、樹脂供給工程の際の状態を示す図で、樹脂供給工程に用いる主な部分を抽出して示した図である。 図1に示す電子部品製造装置の部品有無判断工程の際の状態を示す、右側面面である。
符号の説明
1 電子部品製造装置
1A 樹脂塗布装置
3 テープ状基材(基材)
4 シリンジ部(樹脂供給部)
5 半導体チップ(素子)
6 治具装置
61 治具
611 光ファイバー(発光部の一部)
613治具本体(発光部の一部)
614a 入口(発光部の一部)
614b 出口(光通過部、発光部の一部)
616 吸着孔
62 加熱装置
621 電気配線
7 カメラ部(受光部)
11 モータ
11a ブラケット(樹脂供給部と一体的に動作する装置)

Claims (7)

  1. 基材の透光性領域上に設置された素子に樹脂を供給する樹脂供給部を有する電子部品製造装置において、
    光を発する発光部と、上記透光性領域を通過した上記発光部からの光を受光可能な受光部と、上記素子に上記樹脂を供給する際に上記基材が載置される治具とを有し、上記発光部または上記受光部のいずれか一方を上記治具に配置し、いずれか他方を上記樹脂供給部または上記樹脂供給部を動作させ、若しくは一体的に動作する装置に配置したことを特徴とする電子部品製造装置。
  2. 前記治具は、中に空洞を有する立体であり、前記治具の前記基材と接する外面には前記発光部からの光が通過する光通過部を有し、
    上記空洞内には、前記発光部または前記受光部の構成要素の全部または一部が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品製造装置。
  3. 前記光通過部は、孔とされると共に、前記治具の前記外面に設けられる前記基材を吸着する吸着用の複数の吸着孔の中央部分に前記孔が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の電子部品製造装置。
  4. 前記発光部の光源は、発光素子とされ、前記受光部は樹脂の塗布位置を検出する画像取り込み用の受光素子とされていることを特徴とする請求項1,2または3のいずれか1項に記載の電子部品製造装置。
  5. 前記治具を加熱する加熱装置を前記光通過部の出口が設置される前記外面とは逆側の面に接するように、かつ前記治具と分離可能に備えると共に、上記加熱装置が有する電気配線は、前記治具と分離していることを特徴とする請求項1,2,3または4のいずれか1項に記載の電子部品製造装置。
  6. 基材が載置される治具とアーム部とを有し、上記基材の透光性領域上に設置された素子の有無の判断を行うことができる電子部品製造装置において、
    光を発する発光部と、上記透光性領域を通過した上記発光部からの光を受光可能な受光部とを有し、
    上記発光部または上記受光部のいずれか一方上記治具に配置され、いずれか他方は上記アーム部に配置され、
    上記治具は、中に空洞を有する立体であり、上記治具の上記基材と接する外面には上記発光部からの光が通過する光通過部を有し、上記空洞内には、上記発光部または上記受光部の構成要素の全部または一部が設置され、
    上記光通過部は、孔とされると共に、上記治具の上記外面に設けられる上記基材を吸着する吸着用の複数の吸着孔の中央部分に上記孔が配置されている、
    ことを特徴とする電子部品製造装置。
  7. 前記発光部の光源は、発光素子とされ、前記受光部は前記素子の塗布位置を検出する画像取り込み用の受光素子とされていることを特徴とする請求項6に記載の電子部品製造装置。
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