JP2009212254A - チップ搭載方法およびチップ搭載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 チップの下面側に接着剤などの粘着物があっても確実に下面認識マークまたは外形シルエットを認識してチップを基板に搭載するチップ搭載方法および搭載装置を提供すること。
【解決手段】 チップ搭載前に前記チップの前記基板への搭載面のサイズよりも小さい支持面を備える搬送ツールで前記チップをチップ保持手段の下側に搬送する工程と、前記チップ保持手段の下面側に前記チップを吸着保持し、前記チップ保持手段の上下に配置した認識手段で前記チップの上面側のアライメントマークと、前記チップの下面側のアライメントマークまたは前記チップの外形シルエットとを認識する工程とを含むチップ搭載方法およびチップ搭載装置を提供する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体チップと回路基板の搭載に関するものであり、とくに上側に位置合わせ用認識マークの付された半導体チップを、下方に配された位置合わせ用認識マークが付された回路基板に位置合わせした後、搭載するチップ搭載方法およびチップ搭載装置に関する。
上側に位置合わせ用の認識マークの付された半導体チップ(以下、チップと呼ぶ)を、下方に配された位置合わせ用認識マークの付された回路基板(以下、基板と呼ぶ)に位置合わせした後、チップを基板に搭載する搭載装置として特許文献1のようなチップ搭載装置が知られている。
特許文献1には図5に示すように、まず、搭載前にチップ2を透明なステージ12上に移載し、チップの上側の認識マークと下側に付された認識マークまたは外形シルエットとをチップの上下に配した認識手段13,14で読み取って記憶している。そして、チップ2を搭載装置のボンディングヘッド6に吸着保持し、基板3を基板保持ステージ8に保持し、チップ2と基板3の間に2視野の認識手段9を挿入する。2視野の認識手段9は、チップ2の下面の認識マークまたは外形シルエットを読み取るとともに、下方に位置する基板3の認識マークを読み取る。
そして、事前に読み取られ記憶されていたチップの上面側認識マークと下面認識マークまたは外形シルエットとの相対位置関係に基づき、上面側認識マークを基準に、チップ2と基板3とのアライメントを行い、位置合わせされたチップ2を基板3に搭載している。
特開2003−142892号公報
このようなチップ搭載装置では、予め基板の搭載位置に熱硬化性の接着剤が塗布された基板が用いられている。チップを保持するボンディングヘッドには、ヒートツールが備えられ、また、基板を保持する基板保持ステージにもヒートツールが備えられている。チップの基板への搭載の際には、両ヒートツールを昇温し、熱硬化性の接着剤を硬化させて、チップの基板への搭載が行われている。
また、チップのボンディングヘッドへの供給は、透明なステージがチップ供給位置とボンディングヘッドの下側を往復し、チップ供給位置で透明ステージ上に供給されたチップをボンディングヘッドでピックアップすることにより行われている。透明なステージは、チップを吸着保持することができるようになっている。
そのため、チップの基板への搭載を繰り返すと、ボンディングヘッドの昇温が繰り返され、この影響がチップを供給搬送している透明なステージにも及ぶようになる。特に、チップの下側面にウエハのダイシング時に用いられたシートの接着剤が残留していると、暖められた透明なステージにチップの下面側が接触するため接着剤が透明なステージにくっついてしまうようになる。
さらにチップの搭載を繰り返すと、接着剤が透明なステージに堆積し下側に配置された認識手段でのチップの下面側の認識マークまたは外形シルエットを正確に認識できなくなる問題が発生する。
また、基板に塗布される熱硬化性の接着剤の代わりに、チップの下面に熱可塑性のダイアタッチフィルム(Die Attach Film)を貼付てチップ搬送する場合も、透明ステージにダイアタッチフィルムの軟化した付着物が堆積する問題が発生する。
また、薄型の半導体装置を製造するために厚みが薄くなったチップを基板に搭載するようになると、透明ステージを用いてチップを搬送する際、チップの反りが発生するようになる。チップの反りにより、透明ステージの上下に配置された認識手段の焦点距離が微妙に変化し、正確に認識マークまたは外形シルエットを認識できなくなる問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑み、チップの下面側に接着剤などの粘着物があっても確実に下面認識マークまたは外形シルエットを認識してチップを基板に搭載するチップ搭載方法および搭載装置を提供することを目的とする。
また、反りのあるチップに対しても良好に認識マーク(以下、アライメントマークと呼ぶ)を認識できるチップ搭載方法およびチップ搭載装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、チップの搭載前に前記チップの上面側のアライメントマークと、前記チップの下面側のアライメントマークまたは前記チップの外形シルエットとを認識し、前記チップの上面側のアライメントマークと下面側のアライメントマークまたは外形シルエットとの相対位置を記憶し、前記チップを基板に搭載する際に、前記チップの下面側のアライメントマークまたは外形シルエットと、前記基板に付されたアライメントマークとを認識し、前記記憶されている相対位置関係に基づいて、前記チップの上面側のアライメントマークを基準に前記基板のアライメントマークとの位置合わせを行い、前記チップを前記基板に搭載するチップ搭載方法において、
チップ搭載前に前記チップの前記基板への搭載面のサイズよりも小さい支持面を備える搬送ツールで前記チップをチップ保持手段の下側に搬送する工程と、
前記チップ保持手段の下面側に前記チップを吸着保持し、前記チップ保持手段の上下に配置した認識手段で前記チップの上面側のアライメントマークと、前記チップの下面側のアライメントマークまたは前記チップの外形シルエットとを認識する工程とを含むことを特徴とするチップ搭載方法である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のチップ搭載方法において、
前記チップ保持手段が透明ステージより構成され、チップ搭載前に前記チップの前記基板への搭載面のサイズよりも小さい支持面を備える搬送ツールで透明ステージの下側に搬送する工程を含むチップ搭載方法である。
請求項3に記載の発明は、チップの搭載前に前記チップの上面側のアライメントマークと、前記チップの下面側のアライメントマークまたは前記チップの外形シルエットとを認識する認識手段を備え、前記チップの上面側のアライメントマークと下面側のアライメントマークまたは外形シルエットとの相対位置を記憶する演算手段を備え、前記チップを基板に搭載する際に、前記チップの下面側のアライメントマークまたは外形シルエットと、前記基板に付されたアライメントマークとを認識する認識手段を備え、前記記憶されている相対位置関係に基づいて、前記チップの上面側のアライメントマークを基準に前記基板のアライメントマークとの位置合わせを行い、前記チップを前記基板に搭載するチップ搭載装置において、
前記チップの搭載前に前記チップが下面側に吸着保持されるチップ保持手段と、前記チップの前記基板への搭載面のサイズよりも小さい支持面を備える搬送ツールとを有するチップ搭載装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のチップ搭載装置において、
前記チップ保持手段が透明ステージで構成されているチップ搭載装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項4のチップ搭載装置において、
前記透明ステージの下面側に前記チップのサイズに合わせた吸着溝もしくは複数の吸着穴が設けられているチップ搭載装置である。
請求項1の発明によれば、チップ保持手段の下面側でチップを吸着保持して、上下に配置した認識手段で画像認識するので、チップの下面側に残っている接着剤がチップ保持手段に貼り付くことがない。そのため、チップの基板への搭載を連続してもチップ保持手段に接着剤が堆積しないので、上下に配置した認識手段の画像認識に誤差がなく高精度の画像認識ができチップの搭載精度を高めることができる。
請求項2の発明によれば、チップが透明ステージにチップ搭載前に載置されるので、反りの発生しているチップでも反りが矯正され、チップが透明ステージに密着した状態で、精度良く画像認識することができる。
請求項3の発明によれば、チップの搭載面よりも小さいサイズの搬送ツールでチップを搬送するので、チップと搬送ツールの接触する面積が少なくですみ、チップの下面側に残っている接着剤の搬送ツールへの張り付きを面積的にも体積的(量的)にも最小限にすることができる。
請求項4の発明によれば、チップ保持手段が透明ステージで構成されているので、チップを透明ステージの吸着面の全体で吸着保持することができ、反りの発生しているチップでも精度良く画像認識することができる。
請求項5の発明によれば、チップのサイズに合わせた吸着溝もしくは複数の吸着穴が設けられているので、反りのあるチップを確実に透明ステージの下面側で吸着保持できる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、背景技術を説明する際に用いた符号について、本実施の形態と同様の部分については同じ符号を用いる。図1は本発明のチップ搭載装置1の側面図である。チップ搭載装置1は、チップトレイ11からチップ2をピックアップしてチップスライダ19に移載するチップ移載部50と、チップ保持手段(例えば、透明ステージ12)の下面側に保持されたチップ2の上面側のアライメントマーク4(図2参照)と下面側のアライメントマーク10または外観シルエットとを認識するチップ外観認識部60と、チップ2を基板3に搭載するチップ搭載部70と、演算手段16とから構成されている。
チップ移載部50は、チップ2とチップトレイ11とコレット17とから構成されている。チップ2は例えば、ICチップ、半導体チップ、光素子、表面実装部品、ウエハなど種類や大きさに関係なく基板と接合される側の全ての形態を示す。コレット17は、チップトレイ11に収納されているチップ2を一つずつ真空吸着保持してピックアップし図1の位置Aに配送されたチップスライダ19に移載する構成となっている。コレット17は上下方向およびガイドレール18に沿って水平方向に移動可能になっている。図1では、コレット17の移動ルートを点線で表記している。
図2に示すように、チップ外観認識部60は、チップ2の上面側のアライメントマーク4を画像認識する認識手段13(以下、第1の認識手段13と呼ぶ。)と、透明ステージ12と、チップスライダ19を水平方向に移動させるチップ搬送手段15と、チップ2の下面側のアライメントマーク10(図1参照)または外形シルエットを画像認識する認識手段14(以下、第2の認識手段14と呼ぶ。)とから構成されている。第1の認識手段13と第2の認識手段14は、例えばCCDカメラ、赤外線カメラ、X線カメラなどで、チップ2のアライメントマーク4および10を認識できる形態を示す。第1の認識手段13と第2の認識手段14は図1に示す位置Bの上下に配置されている。
図2にもどり、チップ搬送手段15は、チップスライダ19とボールねじ20とサーボモータ21とから構成されている。図2では、チップスライダ19の水平方向でチップ移載部50側をX−方向、チップ搭載部70側をX+方向、上下方向をZ方向、X方向およびZ方向に直交する方向をY方向としている。チップスライダ19はボールねじ20とナットを介してX方向(水平方法)に移動可能に連結されており、ボールねじ20に連結されたサーボモータ21の駆動量に応じて図1の位置Aと位置Bと位置Cと位置Dの間を移動し位置決めされるようになっている。また、ボールねじ20とサーボモータ21との代わりに、リニアスケールとリニアモータを用いてチップスライダ19の水平移動を行っても良い。図1では、チップスライダ19を位置Aで実線で表記し、移動後の位置B、Cおよび位置Dでは点線で表記した。また、搬送されるチップ2は点線で表記した。
図2にもどり、チップスライダ19は吸着部25と吸着部25を支えるサポート部24とから構成されている。吸着部25には図示していない吸着穴が設けられており、図示していない吸引ポンプと吸引チューブを経由して連結されている。チップスライダ19の吸着部25は、チップ2の搭載面(下面側)の面積より小さいサイズの支持面積でチップ2を吸着保持できるようになっている。そのため、チップ2の下面に残った接着剤の吸着部25への付着を最小限に抑えることができる。本実施の形態におけるチップスライダ19は、本発明の搬送ツールに対応する。
透明ステージ12はL型の部材で形成された昇降機構23の水平面に組み込まれている。昇降機構23は、透明ステージ12をZ方向に移動可能になっており、チップスライダ19で搬送してきたチップ2を受け取る際に下降し、第1の認識手段13および第2の認識手段14でチップ2を認識する際に所定位置に上昇するようになっている。
透明ステージ12の下面側には図3(A)に示すように、チップ2を吸着保持する吸着穴22と吸着溝26が設けられており、図示していない吸引ポンプと吸引ホースを経由して接続されている。透明ステージ12のチップ2の吸着面はチップサイズに応じて吸着溝26が複数箇所に設けられており、チップ2のサイズに応じて吸着溝26と吸着穴22とが一体で切り替えられチップ2を吸着保持できるようになっている。チップ2のサイズによって一種類の透明ステージ12で対応できない場合は、吸着溝26の構成の違った透明ステージ12と組み換えてチップ2を吸着保持を行うようになっている。
また、吸着溝26の代わりに図3の(B)に示すように複数の吸着穴27を透明ステージ12の下面側に設けて、チップ2のサイズに合わせて複数の吸着穴27の吸着領域を変更できるようにしても良い。
このようなチップの吸着保持を行うことにより、チップ2に反りが発生していても確実に透明ステージ12の下面側でチップ2を吸着保持できるので、上面側のアライメントマーク4と下面側アライメントマーク10または外形シルエットとを正確に画像認識できる。
図1にもどり、チップ搭載部70は、ボンディングヘッド6と基板保持ステージ8とから構成されている。ボンディングヘッド6にはチップ2を吸着保持できるように吸引孔7が備えられており、図示していない吸引ポンプと吸引ホースを介して接続されている。図1ではボンディングヘッド6に吸着保持された状態のチップ2を実線で表記し、位置Cに搬送されたチップ2を点線で表記した。ボンディングヘッド6は上下方向(Z方向)に昇降可能になっている。基板保持ステージ8はX、Yおよび回転方向(θ方向)に移動可能になっている。ボンディングヘッド6の昇降により、チップ2が基板3に対して加圧されるようになっている。また、加圧とともに、ボンディングヘッド6に内蔵されたヒータ(図示略)により加熱も行うことができるようになっている。基板保持ステージ8に保持される基板3は、例えば、樹脂基板、ガラス基板、フイルム基板など種類や大きさに関係なくチップと接合させる全ての形態を示す。また、基板保持ステージ8がXY方向、θ方向に移動する代わりにボンディングヘッド6をXY方向およびθ方向に移動可能にしても良いし、ボンディングヘッド6および基板保持ステージ8の両方が移動可能にしても良い。
ボンディングヘッド6に吸着保持されたチップ2と基板保持ステージ8に保持された基板3の間に、2視野の認識手段9が挿入されチップ2と基板3のアライメントが行われる。基板保持ステージ8への基板3の搬送は、図示していない基板搬送機構(例えば、手動による搬送や、自動機による搬送)で行われるようになっている。
演算手段16は、第1の認識手段13で取り込まれたチップ2の上面側のアライメントマーク4の画像認識のデータと、第2の認識手段14で取り込まれたチップ2の下面側のアライメントマーク10または外形シルエットの画像認識のデータとが入力され、アライメントマーク4に対するアライメントマーク10または外形シルエットとの相対位置関係が計算され記憶される。相対位置関係の計算は、図1の位置Bでチップ2が透明ステージ12の下面側に吸着保持された際に行われる。チップ2の基板3への搭載時は、2視野の認識手段9で取り込まれたチップ2の下面側のアライメントマーク10または外形シルエットの画像認識のデータと、基板3に付されたアライメントマーク5の画像認識のデータとが、演算手段16に入力される。そして、演算手段16に記憶されている相対位置関係のデータに基づいてチップ2の上側面のアライメントマーク4に対する基板3のアライメントマーク5との位置ズレ量が計算される。
また、演算手段16は、チップ移載部50の制御と、チップ搬送手段15の制御と、チップ搭載部70の制御などチップ搭載装置全体の制御を行うようになっている。
次に、図4に示す動作フロチャートを使って本実施の形態のチップ搭載方法を説明する。なお、ステップ1から2はチップ移載部50で行われ、ステップ3から9はチップ外観認識部60で行われ、ステップ10から15はチップ搭載部70で行われるため、図3のフロチャートの左側にそれぞれの動作域を記載した。
まず、チップスライダ19がX−方向に移動し位置Aでチップ2の移載を待機する(ステップS01)。
次に、チップトレイ11に配膳されているチップ2をコレット17がピックアップしチップスライダ19に移載する(ステップS02)。
次に、チップスライダ19がX+方向に移動し位置Bで停止する(ステップS03)。
次に、透明ステージ12が下降しチップスライダ19上のチップ2を透明ステージ12の下面側に吸着保持し、所定位置に上昇する(ステップS04)。
透明ステージ12へのチップ2の受け渡しが完了すると、一旦、チップスライダ19は待機位置Dに移動する(ステップS05)。
次に、透明ステージ12の下面側に吸着保持されたチップ2の上面側アライメントマーク4を位置Bの上方に備えられている第1の認識手段13により画像認識し、チップ2の下面側アライメントマーク10または外形シルエットを第2の認識手段14により画像認識する(ステップS06)。
次に、演算手段16でチップ2の上面側アライメントマーク4と下面側アライメントマーク10または外見シルエットとの相対位置関係を計算し記憶する(ステップS07)。
次に、相対位置関係の記憶が完了すると(ステップS08)、チップスライダ19が待機位置Dから位置Bに移動し、透明ステージ12が下降しチップ2をチップスライダ19に受け渡す(ステップS09)。
チップ2が受け渡されたチップスライダ19は、位置Cに移動する(ステップS10)。
チップスライダ19が位置Cに到着すると、ボンディングヘッド6が下降しチップ2を吸着保持した後、所定位置まで上昇する(ステップS11)。
チップスライダ19はチップの受け渡しが完了すると(ステップS12)、X−方向に移動し位置Aで次のチップ2の移載に備える(ステップS13)。
次に、ボンディングヘッド6と基板3の間に2視野の認識手段9が挿入されチップ2の下面側のアライメントマーク10または外形シルエットと基板3のアライメントマーク5とを画像認識する(ステップS14)。
次に、演算手段16に記憶されているチップ2の上面側アライメントマーク4と下面側アライメントマーク10または外形シルエットとの相対位置関係のデータを用いて、チップ2の上面側のアライメントマーク4を基準に基板3のアライメントマーク5との位置合わせを行う。アライメントが完了すると、2視野の認識手段9が退避し、ボンディングヘッド6が下降し、基板3にチップ2を搭載する(ステップS15)。
次に、チップ2の搭載が完了するとボンディングヘッド6が上昇し、次のチップ2の搭載に備える(ステップS16)。
このように、透明ステージ12の下面側でチップ2を吸着保持して、上下に配置した第1の認識手段13と第2の認識手段14で画像認識するので、チップ2の下面側に残っている接着剤が透明ステージ12に貼り付くことがない。そのため、チップ2の基板3への搭載を連続しても透明ステージ12に接着剤が堆積しないので、上下に配置した第1の認識手段13と第2の認識手段14の画像認識に誤差がなく高精度の画像認識ができチップ2の搭載精度を高めることができる。
また、チップ2の上面側である回路面を透明ステージ12の下面側で吸着保持するので、反りのあるチップ2でも回路面全面で吸着されチップ2の上面側に付されているアライメントマーク4を正確に認識することができる。
また、チップ2の搭載面よりも小さいサイズのチップスライダ19の吸着部25でチップ2を搬送するので、チップ2の下面側に残っている接着剤の吸着部25への張り付きを最小限にすることができる。
なお、本実施の形態では第2の認識手段14と、2視野の認識手段9を個別に設けたが2視野の認識手段9を位置Cと位置Bの間で移動可能にする認識手段移動機構を追加することにより2視野の認識手段9の1台でチップ2の下面側のアライメントマーク10または外形シルエットを認識する様にしても良い。
本実施の形態のチップ搭載装置の要部側面図である。 チップ搬送手段および透明ステージの要部を示す斜視図である。 透明ステージを下面側から見たときの概略図である。 本実施の形態のチップ搭載方法を説明するフロチャートである。 従来のチップ搭載装置の概略斜視図である。
符号の説明
1 チップ搭載装置
2 チップ
3 基板
4 アライメントマーク
5 アライメントマーク
6 ボンディングヘッド
7 吸引孔
8 基板保持ステージ
9 2視野の認識手段
10 アライメントマーク
11 チップトレイ
12 透明ステージ
13 第1の認識手段
14 第2の認識手段
15 チップ搬送手段
16 演算手段
17 コレット
18 ガイドレール
19 チップスライダ
20 ボールねじ
21 サーボモータ
22 吸着穴
23 昇降機構
25 吸着部
26 吸着溝
27 吸着穴
50 チップ移載部
60 チップ外観認識部
70 チップ搭載部

Claims (5)

  1. チップの搭載前に前記チップの上面側のアライメントマークと、前記チップの下面側のアライメントマークまたは前記チップの外形シルエットとを認識し、前記チップの上面側のアライメントマークと下面側のアライメントマークまたは外形シルエットとの相対位置を記憶し、前記チップを基板に搭載する際に、前記チップの下面側のアライメントマークまたは外形シルエットと、前記基板に付されたアライメントマークとを認識し、前記記憶されている相対位置関係に基づいて、前記チップの上面側のアライメントマークを基準に前記基板のアライメントマークとの位置合わせを行い、前記チップを前記基板に搭載するチップ搭載方法において、
    チップ搭載前に前記チップの前記基板への搭載面のサイズよりも小さい支持面を備える搬送ツールで前記チップをチップ保持手段の下側に搬送する工程と、
    前記チップ保持手段の下面側に前記チップを吸着保持し、前記チップ保持手段の上下に配置した認識手段で前記チップの上面側のアライメントマークと、前記チップの下面側のアライメントマークまたは前記チップの外形シルエットとを認識する工程とを含むことを特徴とするチップ搭載方法。
  2. 請求項1に記載のチップ搭載方法において、
    前記チップ保持手段が透明ステージより構成され、チップ搭載前に前記チップの前記基板への搭載面のサイズよりも小さい支持面を備える搬送ツールで透明ステージの下側に搬送する工程を含むチップ搭載方法。
  3. チップの搭載前に前記チップの上面側のアライメントマークと、前記チップの下面側のアライメントマークまたは前記チップの外形シルエットとを認識する認識手段を備え、前記チップの上面側のアライメントマークと下面側のアライメントマークまたは外形シルエットとの相対位置を記憶する演算手段を備え、前記チップを基板に搭載する際に、前記チップの下面側のアライメントマークまたは外形シルエットと、前記基板に付されたアライメントマークとを認識する認識手段を備え、前記記憶されている相対位置関係に基づいて、前記チップの上面側のアライメントマークを基準に前記基板のアライメントマークとの位置合わせを行い、前記チップを前記基板に搭載するチップ搭載装置において、
    前記チップの搭載前に前記チップが下面側に吸着保持されるチップ保持手段と、前記チップの前記基板への搭載面のサイズよりも小さい支持面を備える搬送ツールとを有するチップ搭載装置。
  4. 請求項3に記載のチップ搭載装置において、
    前記チップ保持手段が透明ステージで構成されているチップ搭載装置。
  5. 請求項4のチップ搭載装置において、
    前記透明ステージの下面側に前記チップのサイズに合わせた吸着溝もしくは複数の吸着穴が設けられているチップ搭載装置。
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