JP5132881B2 - ポリウレタン粘着性制振シート及びその製造方法 - Google Patents
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Description
ここで、前記ポリオールと前記イソシアナートとの平均官能基数(F)は、下記式(1)で定義される。
F=(fp×PB/MWp+fi×IB/MWi)/(PB/MWp+IB/MWi)・・・(1)
fp:ポリオールの官能基数
PB:ポリオールの部数(質量部)
MWp:ポリオールの分子量
fi:イソシアナートの官能基数
IB:イソシアナートの部数(質量部)
MWi:イソシアナートの分子量
fp:ポリオールの官能基数
PB:ポリオールの部数(質量部)
MWp:ポリオールの分子量
fi:イソシアナートの官能基数
IB:イソシアナートの部数(質量部)
MWi:イソシアナートの分子量
外観は、発泡しておらず、且つ、−40℃及び80℃で1日放置したのちのポリウレタン粘着性制振シートを白紙に貼り付けたものの色差ΔE*を測定し、ブランクの白紙との差が双方とも10以内のものを合格とした。前記色差ΔE*の測定には、ミノルタ社製分光測色計CM580Dを用いた。
長時間生産性は、ポリウレタン粘着性制振シートの製造に、一定時間空気中に放置し、吸湿させたポリオールを用いることで、製造開始から何時間製造を継続できるかを判断した。1時間以上2時間未満空気中に放置、吸湿させたポリオールを用いたときに発泡し始めれば合格(○)、2時間空気中に放置、吸湿させたポリオールを用いても発泡が見られなければ優秀(◎)とした。
C硬度は、JIS K 7312に準拠して、ショアC硬度計を用いて測定した。
粘着力は、JIS Z 0237に準拠して、1cm幅のポリウレタン粘着性制振シートをガラスに貼り付けたのち、180°ピール力(N/cm)を測定した。
紫外線安定性は、スガ試験機社製強エネルギーキセノンウェザーメータSC700−WAを用いて、ブラックパネル温度63℃にて水スプレーをせず、72時間暴露したのち、C硬度及び色差ΔE*を測定した。硬度差は、暴露前とのC硬度変化値が5未満のものを優秀(◎)、5以上10未満のものを合格(○)、10以上を実用性のないもの(×)とした。色差ΔE*は、白紙に貼り付けた状態で測定し、ブランクの白紙との差が12以内を合格(○)とした。なお、暴露前のポリウレタン粘着性制振シートを白紙に貼り付けたものの色差ΔE*は、略10であることから、暴露による色差ΔE*の上昇が略2以内であれば合格(○)としたことになる。前記色差ΔE*の測定には、ミノルタ社製分光測色計CM580Dを用いた。また、前記C硬度は、JIS K 7312に準拠して、ショアC硬度計を用いて測定した。
ガラス破損性は、厚み1.5mmのガラスにポリウレタン粘着性制振シートを貼り付けたものの下に鉄板を敷き、上部から16Φの鉄球を一定の高さから落下させ、ガラスが破損するか否かで判定した。150cmの高さから落下させてもガラスが破損しないものを○、100〜150cmの高さで破損するものを△、100cm未満の高さで破損するものを×とした。なお、ポリウレタン粘着性制振シートを貼らないガラス単独の場合には、45cmの高さで破損した。
総合評価は、上記すべての物性評価が合格のものを○、一点でも不合格のものは×とした。
ポリオールAに代えてポリオールEを用いたこと、及びイソシアナートAの配合量を273.33部としたこと以外は、実施例1と同様にして、ポリウレタン粘着性制振シートを得た。
ポリオールAに代えてポリオールFを用いたこと、及びイソシアナートAの配合量を390.64部としたこと以外は、実施例1と同様にして、ポリウレタン粘着性制振シートを得た。
ポリオールAに代えてポリオールGを用いたこと、及びイソシアナートAの配合量を1358部としたこと以外は、実施例1と同様にして、ポリウレタン粘着性制振シートを得た。
ポリオールHに代えてポリオールLを用いたこと、及びイソシアナートCの配合量を11.96部としたこと以外は、実施例4と同様にして、ポリウレタン粘着性制振シートを得た。
ポリオールHに代えてポリオールMを用いたこと、及びイソシアナートCの配合量を11.96部としたこと以外は、実施例4と同様にして、ポリウレタン粘着性制振シートを得た。
イソシアナートCの配合量を7.97部としたこと以外は、実施例8と同様にして、ポリウレタン粘着性制振シートを得た。
イソシアナートCの配合量を15.94部としたこと以外は、実施例8と同様にして、ポリウレタン粘着性制振シートを得た。
イソシアナートCの配合量を19.93部としたこと以外は、実施例8と同様にして、ポリウレタン粘着性制振シートを得た。
ポリオールB50部とポリオールD50部とを用いたのに代えてポリオールB100部を用いたこと以外は、実施例11と同様にして、ポリウレタン粘着性制振シートを得た。
ポリオールB50部とポリオールD50部とを用いたのに代えてポリオールN100部を用いたこと、及びイソシアナートCの配合量を8.14部としたこと以外は、実施例11と同様にして、ポリウレタン粘着性制振シートを得た。
ポリオールB50部とポリオールD50部とを用いたのに代えてポリオールA100部を用いたこと、及びイソシアナートC11.94部を用いたのに代えてイソシアナートBを54.63部用いたこと以外は、実施例11と同様にして、ポリウレタン粘着性制振シートを得た。
Claims (9)
- ポリオール、イソシアナート及び触媒を含む原料液を反応硬化して得られるポリウレタン粘着性制振シートであって、前記ポリオールが、分子量が2000以上のポリオキシプロピレンポリオール及び/又は分子量が1000〜3000であり−40℃より高温側に融点が存在しないポリエステルポリオールであり、前記イソシアナートが、脂肪族系イソシアナート及び脂環式イソシアナートの少なくとも一つであり、前記イソシアナートと前記ポリオールとの当量比(NCO/OH×100)が、50〜70の範囲内にあり、前記ポリオールと前記イソシアナートとの平均官能基数(F)が、2〜2.6の範囲内にあるポリウレタン粘着性制振シート。
ここで、前記ポリオールと前記イソシアナートとの平均官能基数(F)は、下記式(1)で定義される。
F=(fp×PB/MWp+fi×IB/MWi)/(PB/MWp+IB/MWi)・・・(1)
fp:ポリオールの官能基数
PB:ポリオールの部数(質量部)
MWp:ポリオールの分子量
fi:イソシアナートの官能基数
IB:イソシアナートの部数(質量部)
MWi:イソシアナートの分子量 - 前記ポリエステルポリオールが、側鎖を有するグリコール構造を含むアジピン酸系エステルである請求項1に記載のポリウレタン粘着性制振シート。
- 前記側鎖を有するグリコール構造が、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,2−プロピレングリコール及びジプロピレングリコールから選択される一つである請求項2に記載のポリウレタン粘着性制振シート。
- 前記ポリエステルポリオールが、側鎖を有するグリコール構造を含み、末端が1級水酸基のアジピン酸系エステルである請求項1に記載のポリウレタン粘着性制振シート。
- C硬度が、40以下である請求項1から4のいずれか一に記載のポリウレタン粘着性制振シート。
- 粘着力が、180°ピール力で0.2〜5N/cmの範囲である請求項1から5のいずれか一に記載のポリウレタン粘着性制振シート。
- 請求項1から6のいずれか一に記載のポリウレタン粘着性制振シートの製造方法であって、第1のフィルム上に前記原料液を塗工した塗工物が反応硬化する前に第2のフィルムを前記塗工物上に被せ、この状態で前記塗工物を反応硬化するポリウレタン粘着性制振シートの製造方法。
- 前記第1のフィルム及び前記第2のフィルムの表面に、剥離処理を施す請求項7に記載のポリウレタン粘着性制振シートの製造方法。
- 前記第1のフィルム及び前記第2のフィルムの表面処理の種類を変えることで、前記第1のフィルム及び前記第2のフィルムのいずれか一方のポリウレタン粘着性制振シートとの接着力を、他方のそれより弱くする請求項8に記載のポリウレタン粘着性制振シートの製造方法。
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